JP2002055847A - デバッグ処理装置及びデバッグ処理方法 - Google Patents

デバッグ処理装置及びデバッグ処理方法

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JP2002055847A
JP2002055847A JP2000238450A JP2000238450A JP2002055847A JP 2002055847 A JP2002055847 A JP 2002055847A JP 2000238450 A JP2000238450 A JP 2000238450A JP 2000238450 A JP2000238450 A JP 2000238450A JP 2002055847 A JP2002055847 A JP 2002055847A
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JP
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lsi
idle state
monitor
monitor program
internal resource
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JP2000238450A
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English (en)
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Tetsuya Okabe
哲也 岡部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタプログラムの起動要求を受けると、ア
プリケーションプログラムの実行を一時的に中断してモ
ニタプログラムを起動する。そのため、LSI1のシス
テム動作に対して少なからず影響を与え、最悪の場合に
はリアルタイム処理を行うことができず、有効なデバッ
グを行うことができない場合がある課題があった。 【解決手段】 LSI11のアイドル状態を検知する
と、LSI11に内蔵されているモニタプログラムを起
動して、LSI11の内部リソースの参照処理を実行す
るようにする。また、LSI11からアボート信号を受
信すると、内部リソースの参照処理を中止させるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CPUやDSP
が内蔵されたLSIのアプリケーションプログラムを検
証するデバッグ処理装置及びデバッグ処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のデバッグ処理装置を示す
構成図であり、図において、1はCPUやDSPが内蔵
されたLSI、2はLSI1が搭載された評価ボード、
3は評価ボード2とシリアル・インタフェースやパラレ
ル・インタフェースを介して接続され、LSI1のアプ
リケーションプログラムを検証するPCやWSなどのホ
ストである。
【0003】次に動作について説明する。LSI1のア
プリケーションプログラムをリアルタイムに動作させな
がら、アプリケーションプログラムを検証する場合、即
ち、アプリケーションプログラムがリアルタイムに動作
しているときのLSI1の内部リソース(RAMやレジ
スタなど)を参照する場合、図11に示すように、アプ
リケーションプログラムの動作中に、設計者がデバッグ
の開始を要求するコマンドをホスト3に入力する。
【0004】ホスト3は上記のコマンドが入力される
と、モニタプログラムの起動要求をLSI1に出力し、
LSI1はモニタプログラムの起動要求を受けると、ア
プリケーションプログラムの実行を一時的に中断してモ
ニタプログラムを起動する。これにより、LSI1の内
部リソースを参照できる状態に移行するので、ホスト3
はLSI1と適宜通信を行うことにより、内部リソース
の格納値を受信して表示する。
【0005】なお、図12はLSI1がモニタプログラ
ムの起動要求を受けない場合と比べて((a)を参
照)、モニタプログラムの起動要求を受けた場合には、
アプリケーションプログラムの実行(図中、システム動
作と表記している)を中断してモニタプログラムを実行
するため、アプリケーションプログラムの処理の終了が
遅れることを示している((b)を参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のデバッグ処理装
置は以上のように構成されているので、モニタプログラ
ムの起動要求を受けると、アプリケーションプログラム
の実行を一時的に中断してモニタプログラムを起動す
る。そのため、LSI1のシステム動作に対して少なか
らず影響を与え、最悪の場合にはリアルタイム処理を行
うことができず、有効なデバッグを行うことができない
場合がある課題があった。なお、特開昭63−2190
42号公報には、LSIがアイドル状態にあるときデバ
ッグ処理を行う技術が開示されているが、そのデバッグ
処理中に、外部割り込みが発生しても、そのデバッグ処
理を中止することができないため、LSIのシステム動
作に影響が及ぶことになる。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、LSIのシステム動作に影響を与
えることなく、LSIのアプリケーションプログラムを
検証することができるデバッグ処理装置及びデバッグ処
理方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデバッグ
処理装置は、アイドル状態検知手段がアイドル状態を検
知すると、LSIに内蔵されているモニタプログラムを
起動して、LSIの内部リソースの参照処理を実行する
内部リソース参照手段と、LSIからアボート信号を受
信すると、その内部リソース参照手段の参照処理を中止
させる中止手段とを設けたものである。
【0009】この発明に係るデバッグ処理装置は、ホス
トからデバッガ割込要求信号が出力されているとき、L
SIのアイドル状態を検知すると、LSIに内蔵されて
いるモニタプログラムを起動するプログラム起動手段
と、そのプログラム起動手段によりモニタプログラムが
起動されたのち、レディ状態検知手段がモニタレディ状
態を検知すると、LSIの内部リソースの参照処理を実
行する内部リソース参照手段と、LSIからアボート信
号を受信すると、その内部リソース参照手段の参照処理
を中止させる中止手段とを設けたものである。
【0010】この発明に係るデバッグ処理装置は、LS
Iのプログラムアドレスがブレイクアドレスと一致する
と、LSIに内蔵されているモニタプログラムを起動し
て、所定のメモリ領域に格納されているデータをバッフ
ァ領域に待避するデータ待避手段と、アイドル状態検知
手段がアイドル状態を検知すると、LSIに内蔵されて
いるモニタプログラムを起動して、バッファ領域に待避
されているデータを参照するデータ参照手段とを設けた
ものである。
【0011】この発明に係るデバッグ処理装置は、バッ
ファ領域の空き領域が不足している場合、データ待避手
段がバッファフル信号を出力するようにしたものであ
る。
【0012】この発明に係るデバッグ処理方法は、LS
Iのアイドル状態を検知すると、LSIに内蔵されてい
るモニタプログラムを起動して、LSIの内部リソース
の参照処理を実行する一方、LSIからアボート信号を
受信すると、その内部リソースの参照処理を中止させる
ようにしたものである。
【0013】この発明に係るデバッグ処理方法は、ホス
トからデバッガ割込要求信号が出力されているとき、L
SIのアイドル状態を検知すると、LSIに内蔵されて
いるモニタプログラムを起動し、その後、LSIのモニ
タレディ状態を検知すると、LSIの内部リソースの参
照処理を実行する一方、LSIからアボート信号を受信
すると、その内部リソースの参照処理を中止させるよう
にしたものである。
【0014】この発明に係るデバッグ処理方法は、ブレ
イクアドレスを設定し、LSIのプログラムアドレスが
ブレイクアドレスと一致すると、LSIに内蔵されてい
るモニタプログラムを起動して、所定のメモリ領域に格
納されているデータをバッファ領域に待避する一方、L
SIのアイドル状態を検知すると、LSIに内蔵されて
いるモニタプログラムを起動して、そのバッファ領域に
待避されているデータを参照するようにしたものであ
る。
【0015】この発明に係るデバッグ処理方法は、バッ
ファ領域の空き領域が不足している場合、バッファフル
信号を出力するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるデ
バッグ処理装置を示す構成図であり、図において、11
はデバッグ対象のアプリケーションプログラムを実行す
るLSI、12はLSI11のアプリケーションプログ
ラムを検証するホストであり、ホスト12はLSI11
のアイドル状態を検知するアイドル状態検知手段と、ア
イドル状態を検知すると、LSI11に内蔵されている
モニタプログラムを起動して、LSIの内部リソースの
参照処理を実行する内部リソース参照手段と、LSI1
1からアボート信号を受信すると、内部リソースの参照
処理を中止させる中止手段とを備えている。図3はこの
発明の実施の形態1によるデバッグ処理方法を示すフロ
ーチャートである。
【0017】次に動作について説明する。以下、LSI
11のアプリケーションプログラムをリアルタイムに動
作させながら、アプリケーションプログラムを検証する
場合について説明するが、多くのリアルタイムシステム
の場合、図2に示すように、各処理の間に、割り込み等
のイベント発生の待ち時間があるため、LSI11がア
イドル状態になる。LSI11がアイドル状態にあると
き、LSI11に内蔵されているモニタプログラムを起
動して、LSIの内部リソースの参照処理を実施して
も、LSI11のアプリケーションプログラムを中断さ
せることがないため、LSI11のシステム動作に与え
る影響を極小化することができる。
【0018】まず、設計者からデバッグの開始を要求す
るコマンドを受けると(ステップST1)、ホスト12
はLSI11から出力されるアイドル状態信号を監視し
(ステップST2)、LSI11がアイドル状態になる
と、LSI11に対してデバッガ割り込みをアサートし
て、LSI11に内蔵されているモニタプログラムを起
動する(ステップST3)。
【0019】ホスト12はモニタプログラムを起動する
と、内部リソースの参照命令(読み出し命令)をLSI
11に発行することにより(ステップST4)、内部リ
ソースの格納値の読み出しを実行し(ステップST
9)、その読み出しが終了すると(ステップST5)、
内部リソースの格納値を表示する(ステップST6)。
【0020】また、ホスト12はLSI11から出力さ
れるアボート信号を監視し(ステップST7)、LSI
11が何らかの外部割り込みを受けることによりアボー
ト信号をアサートすると、エラーメッセージを出力し
て、内部リソースの参照処理を終了する(ステップST
8)。
【0021】なお、LSI11は外部割り込みを受ける
と、内部リソースの参照処理を中止して、迅速にシステ
ム動作に復帰する必要があるが、これは以下のようにし
て実現する。図4に示すように、ホスト12がモニタプ
ログラムを起動すると、コンテキスト(例えば、レジス
タ)の待避を実行し、その後、外部割り込み時の飛び先
アドレス(割り込みベクタ)をアボート処理ルーチンに
変更して、外部割り込みを許可する。
【0022】アボート処理ルーチンでは、外部割り込み
ハンドラからの戻り先アドレスBPCを、モニタプログ
ラムの最後のコンテキストを復帰する部分に書き換える
とともに、I/Oポートからアボートしたことを通知す
るアボート信号をホスト12に出力した後、外部割り込
みハンドラの先頭にジャンプする。これにより、モニタ
プログラムの実行中に、外部割り込みが発生した場合、
アボート処理ルーチンに引き続き、割り込みハンドラに
処理が移り、割り込み処理を行う。外部割り込み処理が
終了した後は、モニタプログラムの実行を再開するので
はなく、最低限の処理(コンテキストの復帰)を行っ
て、通常のシステム動作に復帰する。
【0023】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、LSI11のアイドル状態を検知すると、L
SI11に内蔵されているモニタプログラムを起動し
て、LSI11の内部リソースの参照処理を実行するよ
うに構成したので、LSI11のシステム動作に影響を
与えることなく、LSI11のアプリケーションプログ
ラムを検証することができる効果を奏する。また、LS
I11からアボート信号を受信すると、内部リソースの
参照処理を中止させるように構成したので、外部割り込
みの発生時においても、LSI11のシステム動作に影
響を与えずに済む効果がある。
【0024】なお、LSI11とホスト12間の通信イ
ンタフェースは、シリアルI/O、パラレルI/O、J
TAGなどの通信方式が考えられるが、何れの通信方式
を用いてもよい。
【0025】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2によるデバッグ処理装置を示す構成図であり、図に
おいて、21はデバッグ対象のアプリケーションプログ
ラムを実行するプロセッサコア22を有するLSI、2
2はプロセッサコア、23はホスト24がデバッガ割り
込みをアサートしているとき、プロセッサコア22のア
イドル状態を検知すると、LSI21に内蔵されている
モニタプログラムを起動する論理回路(プログラム起動
手段)である。
【0026】24はLSI21のアプリケーションプロ
グラムを検証するホストであり、ホスト24はプロセッ
サコア22のモニタレディ状態を検知するレディ状態検
知手段と、モニタプログラムが起動されたのち、モニタ
レディ状態を検知すると、LSI21の内部リソースの
参照処理を実行する内部リソース参照手段と、プロセッ
サコア22からアボート信号を受信すると、その参照処
理を中止する中止手段とを備えている。図6はこの発明
の実施の形態2によるデバッグ処理方法を示すフローチ
ャートである。
【0027】まず、設計者からデバッグの開始を要求す
るコマンドを受けると(ステップST11)、ホスト2
4はLSI21に対してデバッガ割り込みをアサートす
る(ステップST12)。LSI21の論理回路23
は、プロセッサコア22から出力されるアイドル状態信
号を監視し、ホスト24がデバッガ割り込みをアサート
しているとき、プロセッサコア22のアイドル状態を検
知すると、LSI21に内蔵されているモニタプログラ
ムの起動指令をプロッセサコア22に出力する。
【0028】ホスト24は、LSI21に対してデバッ
ガ割り込みをアサートすると、LSI21のプロセッサ
コア22から出力されるモニタレディ信号を監視し(ス
テップST13)、プロセッサコア22がモニタレディ
状態になると、内部リソースの参照命令(読み出し命
令)をLSI21のプロセッサコア22に発行すること
により(ステップST14)、内部リソースの格納値の
読み出しを実行し(ステップST19)、その読み出し
が終了すると(ステップST15)、内部リソースの格
納値を表示する(ステップST16)。
【0029】また、ホスト24は、上記実施の形態1と
同様に、LSI21のプロセッサコア22から出力され
るアボート信号を監視し(ステップST17)、プロセ
ッサコア22が何らかの外部割り込みを受けることによ
りアボート信号をアサートすると、エラーメッセージを
出力して、内部リソースの参照処理を終了する(ステッ
プST18)。
【0030】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、ホスト24がデバッガ割り込みをアサートし
ているとき、プロセッサコア22のアイドル状態を検知
すると、LSI21に内蔵されているモニタプログラム
を起動し、その後、プロセッサコア22のモニタレディ
状態を検知すると、LSI21の内部リソースの参照処
理を実行するように構成したので、LSI21のシステ
ム動作に影響を与えることなく、LSI21のアプリケ
ーションプログラムを検証することができる効果を奏す
る。また、LSI21からアボート信号を受信すると、
内部リソースの参照処理を中止させるように構成したの
で、外部割り込みの発生時においても、LSI21のシ
ステム動作に影響を与えずに済む効果がある。
【0031】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3によるデバッグ処理装置を示す構成図であり、図に
おいて、31はLSI、32はホスト38により設定さ
れた命令ブレイクアドレスを格納する命令ブレイクアド
レスレジスタ、33はプロセッサコア37のプログラム
カウンタ値を格納するプログラムカウンタレジスタ、3
4は命令ブレイクアドレスレジスタ32に格納されてい
る命令ブレイクアドレスとプログラムカウンタレジスタ
33に格納されているプログラムカウンタ値を比較し、
両者が一致するとアドレス一致信号を出力する比較器で
ある。
【0032】35は比較器34からアドレス一致信号を
受けると、LSI31に内蔵されているモニタプログラ
ムの起動指令をプロセッサコア37に出力するデバッガ
割り込み制御部、36はデバッガ割り込み制御部35に
対する割り込み要因等を格納するデバッガ制御レジス
タ、37はデバッガ割り込み制御部35からモニタプロ
グラムの起動指令を受けると、所定のメモリ領域に格納
されているデータをバッファ領域に待避させるプロセッ
サコアである。なお、命令ブレイクアドレスレジスタ3
2、プログラムカウンタレジスタ33、比較器34、デ
バッガ割り込み制御部35及びプロセッサコア37から
データ待避手段が構成されている。
【0033】38はLSI31のアプリケーションプロ
グラムを検証するホストであり、ホスト38はブレイク
アドレスを設定するアドレス設定手段と、LSI31の
アイドル状態を検知するアイドル状態検知手段と、アイ
ドル状態を検知すると、LSI31に内蔵されているモ
ニタプログラムを起動させて、バッファ領域に待避され
ているデータを参照するデータ参照手段とを備えてい
る。図8はシステム動作を開始する前の前処理を示すフ
ローチャート、図9はこの発明の実施の形態3によるデ
バッグ処理方法を示すフローチャートである。
【0034】次に動作について説明する。まず、ホスト
38は、システム動作を開始する前に、命令ブレイクア
ドレスを設定して、その命令ブレイクアドレスを命令ブ
レイクアドレスレジスタ32に格納するとともに(ステ
ップST21)、比較器34がアドレス一致信号を出力
したとき、データを待避するためのモニタプログラムの
起動許可を示すブレイク許可ビットをイネーブルする
(ステップST22)。即ち、デバッガ制御レジスタ3
6に格納されているブレイク許可ビットをイネーブルし
て、データの待避処理を伴うデバッガ割り込みの発生を
許可する。
【0035】そして、ホスト38は、待避するデータが
格納されているメモリのアドレスと、待避するデータの
ワード数をデバッガ制御レジスタ36に格納する(ステ
ップST23)。
【0036】上記のようにして前処理が行われると、L
SI31の比較器34は、命令ブレイクアドレスレジス
タ32に格納されている命令ブレイクアドレスとプログ
ラムカウンタレジスタ33に格納されているプログラム
カウンタ値の比較処理を開始し、両者が一致するとアド
レス一致信号を出力する。デバッガ割り込み制御部35
は、上記のようにしてブレイク許可ビットがイネーブル
されている状態のとき、比較器34からアドレス一致信
号を受けると、LSI31に内蔵されているモニタプロ
グラムの起動指令をプロセッサコア37に出力する。
【0037】プロセッサコア37は、デバッガ割り込み
制御部35からモニタプログラムの起動指令を受ける
と、前処理で設定されたアドレスのメモリに格納されて
いるデータをバッファ領域(図示せず)に待避させる。
そして、プロセッサコア37は、データの待避が完了す
ると、データの待避が完了したことを示すデータレディ
信号をアサートする。ただし、バッファ領域の空き領域
が不足している場合には、バッファフル信号をアサート
する。
【0038】ホスト38は、前処理が完了すると、LS
I31のプロセッサコア37から出力されるデータレデ
ィ信号を監視する(ステップST31)。そして、プロ
セッサコア37がデータレディ状態になると、さらに、
プロセッサコア37から出力されるアイドル信号を監視
し(ステップST32)、プロセッサコア37がアイド
ル状態になると、プロセッサコア37から出力されるバ
ッファフル信号を監視する(ステップST33)。
【0039】ホスト38は、バッファフル信号がアサー
トされている場合には、データの待避が行われていない
ので、エラーメッセージを出力して処理を終了する(ス
テップST34)。一方、バッファフル信号がアサート
されていない場合には、データの待避が正常に行われて
いるので、データの読み出しを指示する外部デバッガ割
り込みをアサートする(ステップST35)。
【0040】デバッガ割り込み制御部35は、ホスト3
8からデータの読み出しを指示する外部デバッガ割り込
みを受けると、LSI31に内蔵されているモニタプロ
グラムの起動指令をプロセッサコア37に出力し、デー
タの転送指令をプロセッサコア37に出力する(ステッ
プST36)。プロセッサコア37は、モニタプログラ
ムの起動後、データの転送指令を受けると、バッファ領
域に待避されているデータをホスト38に転送する。こ
れにより、ホスト38は、バッファ領域に待避されてい
るデータを受信して(ステップST37)、そのデータ
を表示する(ステップST38)。
【0041】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、ブレイクアドレスを設定し、LSI31のプ
ログラムアドレスがブレイクアドレスと一致すると、L
SI31に内蔵されているモニタプログラムを起動し
て、所定のメモリ領域に格納されているデータをバッフ
ァ領域に待避する一方、LSI31のアイドル状態を検
知すると、LSI31に内蔵されているモニタプログラ
ムを起動して、そのバッファ領域に待避されているデー
タを参照するように構成したので、LSI31のシステ
ム動作に影響を与えることなく、LSI31の内部リソ
ースを確認することができる効果を奏する。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、アイ
ドル状態検知手段がアイドル状態を検知すると、LSI
に内蔵されているモニタプログラムを起動して、LSI
の内部リソースの参照処理を実行する内部リソース参照
手段を設けるように構成したので、LSIのシステム動
作に影響を与えることなく、LSIのアプリケーション
プログラムを検証することができる効果がある。また、
LSIからアボート信号を受信すると、内部リソース参
照手段の参照処理を中止させる中止手段を設けるように
構成したので、外部割り込みの発生時においても、LS
Iのシステム動作に影響を与えずに済む効果がある。
【0043】この発明によれば、ホストからデバッガ割
込要求信号が出力されているとき、LSIのアイドル状
態を検知すると、LSIに内蔵されているモニタプログ
ラムを起動するプログラム起動手段と、そのプログラム
起動手段によりモニタプログラムが起動されたのち、レ
ディ状態検知手段がモニタレディ状態を検知すると、L
SIの内部リソースの参照処理を実行する内部リソース
参照手段とを設けるように構成したので、LSIのシス
テム動作に影響を与えることなく、LSIのアプリケー
ションプログラムを検証することができる効果がある。
また、LSIからアボート信号を受信すると、内部リソ
ース参照手段の参照処理を中止させる中止手段を設ける
ように構成したので、外部割り込みの発生時において
も、LSIのシステム動作に影響を与えずに済む効果が
ある。
【0044】この発明によれば、LSIのプログラムア
ドレスがブレイクアドレスと一致すると、LSIに内蔵
されているモニタプログラムを起動して、所定のメモリ
領域に格納されているデータをバッファ領域に待避する
データ待避手段と、アイドル状態検知手段がアイドル状
態を検知すると、LSIに内蔵されているモニタプログ
ラムを起動して、バッファ領域に待避されているデータ
を参照するデータ参照手段とを設けるように構成したの
で、LSIのシステム動作に影響を与えることなく、L
SIの内部リソースを確認することができる効果があ
る。
【0045】この発明によれば、バッファ領域の空き領
域が不足している場合、データ待避手段がバッファフル
信号を出力するように構成したので、ホストがデータの
待避が行えなかったことを認識して、エラーメッセージ
を出力することができる効果がある。
【0046】この発明によれば、LSIのアイドル状態
を検知すると、LSIに内蔵されているモニタプログラ
ムを起動して、LSIの内部リソースの参照処理を実行
するように構成したので、LSIのシステム動作に影響
を与えることなく、LSIのアプリケーションプログラ
ムを検証することができる効果がある。また、LSIか
らアボート信号を受信すると、内部リソースの参照処理
を中止させるように構成したので、外部割り込みの発生
時においても、LSIのシステム動作に影響を与えずに
済む効果がある。
【0047】この発明によれば、ホストからデバッガ割
込要求信号が出力されているとき、LSIのアイドル状
態を検知すると、LSIに内蔵されているモニタプログ
ラムを起動し、その後、LSIのモニタレディ状態を検
知すると、LSIの内部リソースの参照処理を実行する
ように構成したので、LSIのシステム動作に影響を与
えることなく、LSIのアプリケーションプログラムを
検証することができる効果がある。また、LSIからア
ボート信号を受信すると、内部リソースの参照処理を中
止させるように構成したので、外部割り込みの発生時に
おいても、LSIのシステム動作に影響を与えずに済む
効果がある。
【0048】この発明によれば、ブレイクアドレスを設
定し、LSIのプログラムアドレスがブレイクアドレス
と一致すると、LSIに内蔵されているモニタプログラ
ムを起動して、所定のメモリ領域に格納されているデー
タをバッファ領域に待避する一方、LSIのアイドル状
態を検知すると、LSIに内蔵されているモニタプログ
ラムを起動して、そのバッファ領域に待避されているデ
ータを参照するように構成したので、LSIのシステム
動作に影響を与えることなく、LSIの内部リソースを
確認することができる効果がある。
【0049】この発明によれば、バッファ領域の空き領
域が不足している場合、バッファフル信号を出力するよ
うに構成したので、ホストがデータの待避が行えなかっ
たことを認識して、エラーメッセージを出力することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデバッグ処理
装置を示す構成図である。
【図2】 LSIの状態変化を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるデバッグ処理
方法を示すフローチャートである。
【図4】 外部割り込み発生時におけるモニタプログラ
ムの実行中断を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるデバッグ処理
装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2によるデバッグ処理
方法を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3によるデバッグ処理
装置を示す構成図である。
【図8】 システム動作を開始する前の前処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3によるデバッグ処理
方法を示すフローチャートである。
【図10】 従来のデバッグ処理装置を示す構成図であ
る。
【図11】 従来のデバッグ処理装置の動作を示す説明
図である。
【図12】 LSIの状態変化を示す説明図である。
【符号の説明】
11 LSI、12 ホスト(アイドル状態検知手段、
内部リソース参照手段、中止手段)、21 LSI、2
2 プロセッサコア、23 論理回路(プログラム起動
手段)、24 ホスト(レディ状態検知手段、内部リソ
ース参照手段、中止手段)、31 LSI、32 命令
ブレイクアドレスレジスタ(データ待避手段)、33
プログラムカウンタレジスタ(データ待避手段)、34
比較器(データ待避手段)、35 デバッガ割り込み
制御部(データ待避手段)、36デバッガ制御レジス
タ、37 プロセッサコア(データ待避手段)、38
ホスト(アドレス設定手段、アイドル状態検知手段、デ
ータ参照手段)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSIのアイドル状態を検知するアイド
    ル状態検知手段と、上記アイドル状態検知手段がアイド
    ル状態を検知すると、上記LSIに内蔵されているモニ
    タプログラムを起動して、上記LSIの内部リソースの
    参照処理を実行する内部リソース参照手段と、上記LS
    Iからアボート信号を受信すると、上記内部リソース参
    照手段の参照処理を中止させる中止手段とを備えたデバ
    ッグ処理装置。
  2. 【請求項2】 ホストからデバッガ割込要求信号が出力
    されているとき、LSIのアイドル状態を検知すると、
    上記LSIに内蔵されているモニタプログラムを起動す
    るプログラム起動手段と、LSIのモニタレディ状態を
    検知するレディ状態検知手段と、上記プログラム起動手
    段によりモニタプログラムが起動されたのち、上記レデ
    ィ状態検知手段がモニタレディ状態を検知すると、上記
    LSIの内部リソースの参照処理を実行する内部リソー
    ス参照手段と、上記LSIからアボート信号を受信する
    と、上記内部リソース参照手段の参照処理を中止させる
    中止手段とを備えたデバッグ処理装置。
  3. 【請求項3】 ブレイクアドレスを設定するアドレス設
    定手段と、LSIのプログラムアドレスが当該ブレイク
    アドレスと一致すると、上記LSIに内蔵されているモ
    ニタプログラムを起動して、所定のメモリ領域に格納さ
    れているデータをバッファ領域に待避するデータ待避手
    段と、上記LSIのアイドル状態を検知するアイドル状
    態検知手段と、上記アイドル状態検知手段がアイドル状
    態を検知すると、上記LSIに内蔵されているモニタプ
    ログラムを起動して、上記バッファ領域に待避されてい
    るデータを参照するデータ参照手段とを備えたデバッグ
    処理装置。
  4. 【請求項4】 データ待避手段は、バッファ領域の空き
    領域が不足している場合には、バッファフル信号を出力
    することを特徴とする請求項3記載のデバッグ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 LSIのアイドル状態を検知すると、上
    記LSIに内蔵されているモニタプログラムを起動し
    て、上記LSIの内部リソースの参照処理を実行する一
    方、上記LSIからアボート信号を受信すると、上記内
    部リソースの参照処理を中止させるデバッグ処理方法。
  6. 【請求項6】 ホストからデバッガ割込要求信号が出力
    されているとき、LSIのアイドル状態を検知すると、
    上記LSIに内蔵されているモニタプログラムを起動
    し、その後、LSIのモニタレディ状態を検知すると、
    上記LSIの内部リソースの参照処理を実行する一方、
    上記LSIからアボート信号を受信すると、上記内部リ
    ソースの参照処理を中止させるデバッグ処理方法。
  7. 【請求項7】 ブレイクアドレスを設定し、LSIのプ
    ログラムアドレスが当該ブレイクアドレスと一致する
    と、上記LSIに内蔵されているモニタプログラムを起
    動して、所定のメモリ領域に格納されているデータをバ
    ッファ領域に待避する一方、上記LSIのアイドル状態
    を検知すると、上記LSIに内蔵されているモニタプロ
    グラムを起動して、上記バッファ領域に待避されている
    データを参照するデバッグ処理方法。
  8. 【請求項8】 バッファ領域の空き領域が不足している
    場合には、バッファフル信号を出力することを特徴とす
    る請求項7記載のデバッグ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009175960A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Panasonic Corp 仮想マルチプロセッサシステム

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