JP2002055522A - 現像ローラおよびこれを用いた現像装置 - Google Patents
現像ローラおよびこれを用いた現像装置Info
- Publication number
- JP2002055522A JP2002055522A JP2001153865A JP2001153865A JP2002055522A JP 2002055522 A JP2002055522 A JP 2002055522A JP 2001153865 A JP2001153865 A JP 2001153865A JP 2001153865 A JP2001153865 A JP 2001153865A JP 2002055522 A JP2002055522 A JP 2002055522A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developing roller
- carbon black
- resin
- resin layer
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
液における分散性と安定性を改善し、被膜時に低い弾性
率と高い導電性を併せ持つ樹脂層を形成し、セット性能
に優れ、均一な高い導電性を有する現像ローラを提供す
ることにある。 【解決手段】 軸芯体11の外周に形成されたゴムを主
成分とする弾性体層12と、少なくとも該弾性体層の外
側に被膜された樹脂層13からなり、該樹脂層に、DB
P吸油量が80〜110ml/100g、DBP吸油量
/窒素比表面積の比が0.012ml/m2以下、揮発
分/窒素比表面積の比が2.0×10-4g/m2以下か
らなるカーボンブラックを含有することを特徴とする現
像ローラ。
Description
ーあるいはファクシミリの受信装置など、電子写真方式
を採用した装置に組み込まれる感光体に接触させて使用
される現像ローラおよびこれを用いた現像装置に関する
ものである。
電子写真装置には、感光体を帯電させたり、静電潜像を
顕像化するため、103〜1010Ωの半導電性領域で
その目的にあった導電性(電気抵抗)を有する弾性ロー
ラが一般に用いられている。たとえば、一成分現像方式
の電子写真装置では、互いに圧接されている現像ローラ
から感光体(ドラム)へ現像剤(トナー)を移動させて
静電潜像を顕像化し、現像が成される。このような電子
写真装置に用いられる弾性ローラは感光体と所定の接触
幅をもって圧接したり、ブレード等によって薄層化され
た現像剤を担持するため、変形しやすく、かつ変形回復
性に優れる必要がある。さらに、これらの弾性ローラに
は画像ムラを発生させないために104〜108Ωの間
で適度かつ均一な導電性を有することが要求される。
種のローラ、特に本発明に係る現像ローラには、導電性
を付与したシリコーンゴム材料からなる弾性体層を軸芯
体の外周に形成したものなどが使用されている。従来の
現像ローラには、その弾性層の特性から以下の欠点があ
る。弾性ゴムを形成した場合、良好な感光体表面への追
従性を得るために低硬度化すると、感光ドラムの汚染が
発生する場合がある。さらに、低硬度化によって、表面
の研磨が困難となり、良好な表面が得られない。
層を設ける手法を用いた場合、導電性粉体を含まない表
面層では全体としての抵抗上昇が著しく、現像ローラと
して機能しない。逆に、導電性粉体を多量に含む表面層
を設けた場合、弾性率が大幅に上昇し、導電性ローラと
して求められるセット性能が得られなくなる。特に、カ
ーボンブラックを添加する場合には低い電気抵抗が得ら
れるが、表面層の弾性率を適切な範囲に制御し難く、十
分なセット性能(変形回復性)が得られず、また、分散
性の度合いにより表面性状や抵抗が大きく変化してしま
う。
トラクチャー(DBP吸油量80ml/100g以下)
のカーボンブラックを用いた導電層が開示されている。
しかし、特開平9−222788号公報で用いられてい
るカーボンブラックでは、導電性を付与する効果が低い
ため、十分な導電性を付与するためにカーボンブラック
の配合量が多くする必要があり、その結果、ゴム組成物
の弾性率が高くなってしまう問題がある。また、DBP
吸油量80ml/100gを超えるカーボンブラックを
用いた場合には、相対的に少量添加となり、被膜用樹脂
溶液における分散性と安定性を得ることが難しく、適切
な導電率に安定的にコントロールすることが困難である
と説明されている。
クチャーとは、カーボンブラック粒子の凝集状態を示す
語である。カーボンブラックは粒子どうしが融着した状
態で存在し、アグリゲートと呼ばれ、概念的にはぶどう
の房に例えられている。このアグリゲートの発達度合い
をストラクチャーといい、ハイ(高)、ノーマル
(中)、ロー(低)に分類される。
した場合の補強性や押出特性、インキ/塗料/樹脂着色
などに使用する場合の分散性、着色力、粘度および導電
性に大きな影響を与える。
るいはファクシミリの受信装置など、電子写真方式を採
用した装置に使用される現像ローラに必要とされる性能
はより高度になっており、高解像度に要求される均一な
導電性、変形回復性が特に課題となっている。そこで、
本発明の目的とするところは、カーボンブラックの添加
された被膜用樹脂溶液における分散性と安定性を改善
し、被膜時に低い弾性率と高い導電性を併せ持つ樹脂層
を形成し、セット性能に優れ、均一な高い導電性を有す
る現像ローラを提供することにある。また、本発明の他
の目的は、このような現像ローラを用いた現像装置を提
供することにある。
を達成するため鋭意研究、検討を重ねてきた。DBP吸
油量が80〜110ml/100g、DBP吸油量/窒
素比表面積の比が0.012ml/m2以下、揮発分/
窒素比表面積の比が2.0×l0−4g/m2以下から
なるカーボンブラックを、樹脂と共に溶剤に溶かし導電
性組成物溶液を形成することにより、目的とする被膜時
の抵抗値と、溶液における分散性・安定性を得ることが
可能となる。特に、適切に導電率を安定的にコントロー
ルすることが困難であるとされるDBP吸油量(特開平
9−222788)のカーボンブラックについて、粒径
とストラクチャーのバランスを溶液に対し良分散性を示
すように、そして、表面活性(揮発分)を再凝集し難い
ように選択することで、被膜用樹脂溶液における分散性
と安定性を得ることができる。
とを示す。
ラックを用いることで弾性率の上げ幅を小さく押さえ、
積層であるローラにおいて、該層が硬くなることを防
ぎ、他層の性質を十分に引き出し、良好なセット性能
(変形回復性)を得ることを見出し、本発明を成し得た
ものである。つまり、弾性体層にシリコーンゴムなどの
セット性能に優れた材料を用いた場合、そのセット性能
を維持することが可能となる。
外周に形成されたゴムを主成分とする弾性体層と、少な
くとも該弾性体層の外側に被膜された樹脂層からなり、
該樹脂層に、DBP吸油量が80〜110ml/100
g、DBP吸油量/窒素比表面積の比が0.012ml
/m2以下、揮発分/窒素比表面積の比が2.0×l0
−4g/m2以下からなるカーボンブラックを含有する
ことを特徴とする。
持する潜像担持体に対向して当接もしくは圧接した状態
で現像剤を担持する現像ローラを備え、該現像ローラが
上記潜像担持体に現像剤を付与することにより該潜像を
現像剤像として可視化する現像装置において、現像ロー
ラとして、上記現像ローラを用いるものである。
コーンゴムからなることが望ましい。さらに、前記樹脂
層が、主にウレタン樹脂からなることが望ましい。
が、前記樹脂層を形成する樹脂100重量部に対して、
5〜85重量部であるあることが望ましい。さらに、樹
脂層の膜厚が、0.1〜100μmであることが望まし
い。
ように、円柱状または中空円筒状の導電性基体11外周
面に弾性体層12が固定され、この弾性体層12の外周
面に樹脂層13が積層された導電性部材から構成され
る。図2では、この樹脂層が最表面層であるが、弾性体
層12の内周、弾性体層12と樹脂層13の間、または
樹脂層13の外周に、さらに弾性体または樹脂層を1層
以上積層させてもよい。前記導電性基体11は、導電性
部材の電極および支持部材として機能するもので、例え
ばアルミニウム,銅合金,ステンレス鋼等の金属または
合金、クロム,ニッケル等で鍍金処理を施した鉄,合成
樹脂などの導電性の材質で構成される。導電性基体の外
径は通常4〜10mmの範囲にある。
プ幅ないしニップ圧でもって被帯電体表面に押圧して被
帯電体表面を均一に帯電できるよう、適切な硬度および
電気抵抗値を有する。この弾性体層は、ゴム材の成型体
により形成される。上記原料ゴムとしては、従来より導
電性ゴムローラに用いられている種々のゴムを用いるこ
とができる。具体的には、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合ゴム(EPDM)、アクリルニトリル−ブタジ
エンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、天然
ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン−ブ
タジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム、シリコーンゴ
ム、エピクロロヒドリンゴム、NBRの水素化物、多硫
化ゴム、ウレタンゴム等のゴムを単独であるいは2種以
上を混合して用いることができる。
用いることが好ましい。優れたセット性能が得られるか
らである。シリコーンゴムとしては、ポリジメチルシロ
キサン,ポリメチルトリフルオロプロピルシロキサン,
ポリメチルビニルシロキサン,ポリトリフルオロプロピ
ルビニルシロキサン,ポリメチルフェニルシロキサン,
ポリフェニルビニルシロキサン、これらポリシロキサン
の共重合体等が挙げられる。これらのシリコーンゴムの
平均重合度は、3000〜15000の範囲にあること
が好ましい。
導電性充填剤,架橋剤,触媒,分散促進剤等の各種添加
剤が適宜配合される。
ファイト、アルミニウム,銅,錫,ステンレス鋼等の各
種導電性金属または合金、酸化錫,酸化亜鉛,酸化イン
ジウム,酸化チタン,酸化錫一酸化アンチモン固溶体,
酸化錫一酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化
物、これらの導電性材料で被膜された絶縁性物質などの
微粉末を用いることができる。このうち、カーボンブラ
ックが、比較的容易に入手でき良好な帯電性が得られ
る。分散手段としては、ロールニーダー、バンバリーミ
キサー、ボールミル、サンドグラインダー、ペイントシ
ェーカー等を適宜利用すればよい。
して、導電性高分子化合物を使用することも可能であ
る。例えば、ホストポリマーとして、ポリアセチレン、
ポリ(p−フェニレン)、ポリピロール、ポリチオフェ
ン、ポリ(p−フェニレンオキシド)、ポリ(p−フェ
ニレンスルフィド)、ポリ(p−フェレンビニレン)、
ポリ(2,6−ジメチルフェニレンオキサイド)、ポリ
(ビスフェノールAカーボネート)、ポリビニルカルバ
ゾール、ポリジアセチレン、ポリ(N−メチル−4−ビ
ニルピリジン)、ポリアニリン、ポリキノリン、ポリ
(フェニレンエーテルスルフォン)等を使用し、これら
にドーパントとしてAsF5、12、Br2、SO3、
Na、K、ClO4、FeCl3、F、Cl、Br、
I、Krの各イオン、Li、TCNQ等をドープしたも
のが用いられる。
末,乾式シリカ,湿式シリカ,酸化チタン,酸化亜鉛,
アルミノケイ酸,炭酸カルシウム等が挙げられる。架橋
剤としては、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベ
ンゾエート、P−クロロベンゾイルパーオキサイド等が
挙げられる。
ら公知のものを広く使用でき、例えば、上述した乾式法
による無水ケイ酸、湿式法による含水ケイ酸、合成ケイ
酸塩等を挙げることができる。弾性体層に含有されるシ
リカ量は、その弾性体層の硬度やその他特性を出すため
に適宜決定すれば良いが、接着性への寄与するために
は、10〜120重量部の範囲が望ましく、20〜80
重量部の範囲が更に好ましい。使用量が10重量部未満
であると、接着性への効果が得られなない。一方、使用
量が120重量部より大きくなると、弾性体層の硬度が
高くなりすぎると共にシリコーンゴムの特性が十分に得
られなくなる。
0Vの直流電圧印加時で103〜1010Ω・cmの範
囲にあることが好ましい。例えば、導電剤としてカーボ
ンブラックを用いる場合は、ゴム材に対して5〜100
重量部配合される。また、弾性体層の厚さは0.5〜
6.0mmの範囲にあればよく、1.0〜5.0mmの
範囲にあることが好ましい。厚さが、0.5mmよりも
厚ければ、均一なニップを確保することが可能である。
一方、厚さを6.0mmより厚くしても、帯電性能の向
上に繋がらないだけでなく、ゴム材の成型コストが上昇
しコスト的に不利である。
特に限定されるものではないが、自己膜補強性、トナー
帯電性等の観点から特にポリアミド樹脂やウレタン樹
脂、またはウレア樹脂等が好ましく用いられる。
ラックをポリウレタンプレポリマー中に配合し、プレポ
リマーを架橋反応させる方法で得たものや、ポリオール
に導電性材料を配合し、このポリオールをワン・ショッ
ト法にてポリイソシアネー卜と反応させる方法で得たも
のなどがあげられる。
れるポリヒドロキシル化合物としては、一般の軟質ポリ
ウレタンフォームやウレタンエラストマー製造に用いら
れるポリオール、例えば、末端にポリヒドロキシル基を
有するポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、及び両者の共重合物であるポリエーテルポリエステ
ルポリオールが挙げられるほか、ポリブタジエンポリオ
ールやポリイソプレンポリオール等のポリオレフィンポ
リオール、ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を重
合させて得られる所謂ポリマーポリオール等の一般的な
ポリオールを使用することができる。また、イソシアネ
ート化合物としては、同様に一般的な軟質ポリウレタン
フォームやウレタンエラストマー製造に使用されるポリ
イソシアネート、即ち、トリレンジイソシアネート(T
DI)、粗製TDI、4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、粗製MDI、炭素数2〜18
の脂肪族ポリイソシアネート、炭素数4〜15の脂環式
ポリイソシアネート及びこれらポリイソシアネートの混
合物や変性物、例えば部分的にポリオール類と反応させ
て得られるプレポリマー等が用いられる。
ソシアネートの混合比率を低くしてもよい。
6・6,6・10,6・12,11,12,12・12
及びそれらのポリアミドの異種モノマー間の重縮合から
得られるポリアミドなどであり、作業性の面からアルコ
ール可溶性のものが好んで用いられている。例えばポリ
アミドの3元共重合体や4元共重合体の分子量を調整し
たもの、またはポリアミド6やポリアミド12をメトキ
シメチル化し、アルコールや水に可溶性としたものがあ
げられる。ウレタン樹脂としてはポリイソシアネートを
含む、1液型や2液型が挙げられ、必要に応じてエポキ
シ樹脂やメラミン樹脂を架橋剤として用いても良い。
他の変性樹脂の1種又は2種以上を混合して用いること
もでき、現像を行うシステムに応じて適宜選択して用い
ることにより、その現像システムに適したトナー帯電量
を得ることができる。
れるカーボンブラックは、ゴムに導電性を付与するため
に配合されるものである。本発明におけるカーボンブラ
ックは、DBP吸油量、DBP吸油量/窒素比表面
積比、揮発分/窒素比表面積比の3種の要素が所定値
を満足するものであれば、特に制限はなく、チャンネル
ブラック、ファーネスブラック等の従来公知の種々のカ
ーボンブラックを使用することができる。
抵抗を103〜1010Ω程度の半導体領域の特定な狭
い範囲に抑える必要が生じるが、この時ケッチェンブラ
ックECやアセチレンブラック等の導電性カーボンを使
用すると、導電性粉末の添加量の僅かなふれや分散不良
で大きく抵抗が変化してしまい、所定の抵抗にコントロ
ールしにくい。そこで、これ等よりもストラクチャーの
発達していない導電性の低いSAF,ISAF,HA
F,MAF,FEF,GPF,SRF等の通常のゴム用
カーボンを使用すると抵抗は安定してくる。ところが、
抵抗を下げる為には大量のカーボンを配合する必要があ
り、ゴムの硬度が高くなってしまう。また、これらのカ
ーボンブラックは、その粒径やストラクチャー、表面性
状によって、溶剤や溶液に対する分散性や安定性が異な
ってくる。
トラクチャーの程度、表面性状の状態が最適化されたカ
ーボンブラックの選定が有効である。また、上記した様
な導電性金属酸化物を用いても、低硬度で半導体領域の
特定な抵抗にコントロールしたゴムを作ることができる
が、カーボンブラックに比ベコストがかなり高価にはな
る点が問題となる。
ボンブラック100g当たりのDBPの吸収量を示して
おり、カーボンブラックのストラクチャーの大小を判断
する指標の1つである。カーボンブラックのストラクチ
ャーはカーボンブラックの単位粒子が鎖状に連係してで
きるものであって、その大きさがカーボンブラックの電
気伝導性を左右する。なお、本発明において、DBP吸
油量は、JISK6221の規定に従って測定したもの
である。
BP吸油量は80〜110ml/100gの範囲にある
のが適当である。カーボンブラックのDBP吸油量が1
10ml/100g以下であれば、ストラクチャー構造
を必要以上に増加させることがないために、導電性ゴム
ローラの弾性率を低く保つことが可能である。また、カ
ーボンブラックのDBP吸油量が、80ml/100g
以上であれば、ゴムに充分な導電性を付与できる。
吸油量は、85ml/100g以上、105ml/10
0g以下であることが望ましい。
均粒径は、特に制限はないが、溶液における分散性と安
定性の点から、DBP吸油量/窒素比表面積比により制
限される。窒素比表面積は、1g当たりに吸着する窒素
量を示しており、カーボンブラックの比表面積、言い換
えれば粒径を示している。DBP吸油量/窒素比表面積
の比は、カーボンブラックの表面積当たりの吸油量を示
し、ストラクチャーの発達度合いを示す指標であり、こ
の比が大きいほど、樹脂層の補強効果が大きく、また樹
脂層の導電性を高める。
2SA)は、ASTM−D3037−78「窒素吸着に
よるカーボンブラック表面積処理標準法」の方法Cの規
定に従って測定したものである。本発明に用いられるカ
ーボンブラックのDBP吸油量/窒素比表面積の比は
0.012ml/m2以下が適当である。
12ml/m2以下であれば、樹脂の硬度を必要以上に
高くすることなく、ゴムに導電性を付与することが可能
であり、また、粒径に対するストラクチャーが高くなら
ず、凝集体の分散性も充分に確保できる。さらに好適に
は、DBP吸油量/窒素比表面積の比が0.0115m
l/m2以下の場合である。
ラック表面に存在するカルボキシキル基、水酸基、キノ
ン基などの官能基量を示しており、カーボンブラックの
分散性、および溶剤における安定性や再凝集のし易さな
どに影響する。なお、本発明において、揮発分は、JI
S K6221の規定に従って測定したものである。
発分/窒素比表面積の比が2.0×l0−4g/m2以
下にあるのが適当である。カーボンブラックの揮発分/
窒素比表面積の比が2.0×l0−4g/m2以下であ
れば、溶剤中での再凝集を抑制し、均一な被膜が得られ
易い。さらに、被膜時に凝集塊が存在しにくくなり、現
像口一ラとしての使用時に、リークの発生を抑制するこ
とが可能となる。
比表面積の比が1.6×l0‐4g/m2以下であるこ
とが好適である。カーボンブラックの配合量は、使用す
るカーボンブラックの種類によって異なるために特に限
定されないが、通常、樹脂100重量部に対して5〜8
5重量部、好ましくは10〜70重量部の範囲におい
て、導電性ゴムローラに要求される導電性および硬度に
応じて適宜設定される。
下であれば、ゴムローラの導電性及び硬度が高くなりす
ぎることはない。さらに、樹脂層内での分布の均一性が
上がるため、導電性の均一性も向上する。一方、カーボ
ンブラックの配合量が5重量部以上であれば、実用上許
容できるレベルの導電性を確保することができる。さら
に、添加したカーボンブラックを十分パーコレートする
ことが可能となり、導電性を安定させることができる。
調整するために、上記カーボンブラックのほかに、本発
明の効果に影響を及ぼさない範囲で金属酸化物やグラフ
ァイト等を配合してもよい。導電剤としては、弾性体層
に含有させる導電剤としてあげたものを用いることがで
きる。
のために、樹脂層13にアミノ基を有するシランカップ
リング剤を添加してもよい。シランカップリング剤とし
ては、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、メチルアミノエトキシプロピルジア
ルコキシシラン等があげられる。
使用量は、その用途や樹脂の種類、カップリング剤の種
類、加熱条件等に応じて適宜決定すれば良い。樹脂層1
3を弾性体層12表面に付与する手段としては、上記カ
ーボンブラックを分散させた樹脂溶液(導電性塗料)を
弾性体層12に塗布する方法が有効に採用される。この
樹脂溶液中の樹脂成分濃度は特に制限はなく、必要とす
る膜厚に応じ、適宜調整すればよいが、溶液におけるカ
ーボンブラックの分散性や安定性から、樹脂成分濃度は
10%以上であることが好ましい。樹脂溶液を調整する
ための溶剤は、上記樹脂を溶解することができるもので
あればいずれのものでもよく、例えばメタノール,エタ
ノール,イソプロパノールなどの低級アルコール、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類、シクロヘキサン、トル
エン、キシレンなどが好ましく用いられる。特に塗布後
の乾燥工程によって良好な成膜性を得るためには、これ
らの混合溶媒を用いることことが好適である。また、こ
の樹脂溶液には、カーボンブラックの分散安定性をさら
に向上させる目的で、分散剤を添加しても良い。塗布の
手法としては、上記樹脂溶液を調整した後、スプレー
法、ロールコーター法、ディッピング法などにより行う
ことができる。例えば、ディッピングによる方法は、弾
性体層12を形成したローラを上記濃度の樹脂溶液に通
常室温で5秒〜3分、好ましくは10秒〜30秒浸漬
し、これを引き上げ乾燥する方法を採用することができ
る。なお、スプレー法を採用する場合、樹脂溶液中の樹
脂濃度をディッピング法よりも高く設定することがで
き、例えば、30%以上の濃度に調整したものを使用す
ることも可能である。いずれにおいても、所望の膜厚が
得られるよう最適な樹脂濃度・塗布法・塗布条件を設定
すれば良い。なお、この樹脂層13の厚さは特に制限さ
れず、適宜選定し得るが、好ましくは0.1〜100μ
m、より好ましくは1〜30μmとすることができる。
この場合、本発明では、樹脂層13を上記特定のカーボ
ンブラックを配合した樹脂で形成するようにしたことに
より、導電層13の導電性を維持したまま低弾性率化が
可能となり、現像ローラとしてのセット性能を改善する
ことができるものである。
く、JIS−A硬度が40°以下であれば、一般に被帯
電体とのニップ均一性が非常に良好である。
とで、とりわけ、弾性体層にシリコーンゴム、樹脂層に
ウレタン樹脂を使用した系に本発明の条件を満たすカー
ボンブラックを添加することにより大きな効果が得られ
る。その効果である被膜用樹脂溶液におけるカーボンブ
ラックの分散性と安定性、被膜時の低い弾性率と高い導
電性は、以下に起因するものと推測される。一般的に、
カーボンブラックをゴムなどにバンバリーやロールを用
いてい配合する場合には、粒径が小さく、ストラクチャ
ーが低いものほど分散し難い。分散に関してはつまり大
粒径、高ストラクチャーのものが好んで使われる。しか
し、樹脂溶液へ添加する場合には、カーボンブラック凝
集体を分散に寄与するせん断力がほとんどかからないた
め、ストラクチャーによらず分散させるのはかなり困難
である。その中でも粒径とストラクチャーのバランスを
適切な範囲にすることで凝集体の物理的な保持力を下
げ、併せて表面の化学特性を低くし化学的な結合力も下
げることで、該溶液中への添加において、ほぐれやすく
分散が容易、かつ再凝集し難い状態を形成する。高スト
ラクチャーのカーボンブラックに比べ、高部数充填が可
能で、均一な溶液を形成する効果もある。つまり被膜時
の膜厚の均一さ、電気抵抗の均一さに有利に働く。
弾性率上昇を抑え、かつ効率よく高い導電性を付与する
ことが出来る。表面活性の低いカーボンブラックは補強
性も低く、より弾性率を抑えられるうえ、高い分散性が
導電性にも有利に働く。これは、カーボンブラックが等
量添加されていても、分散性が良好な方が導電性は高く
なるためである。
トラクチャー、表面性状の相互のバランスによって、被
膜用樹脂溶液における力一ボンブラックの分散性と安定
性、被膜時の低い弾性率と高い導電性のすべてを両立
し、このような樹脂層を形成することで、セット性能に
優れ、均一な高い導電性を有する現像ローラを得られ
る。
成装置の概略構成を示す断面図である。
A方向に回転し、感光ドラム21を帯電処理するための
帯電装置22によって一様に帯電され、感光ドラム21
に静電潜像を書き込む露光手段であるレーザー光23に
より、その表面に静電潜像が形成される。上記静電潜像
は、感光ドラム21に対して近接配置され、画像形成装
置本体に対し着脱可能なプロセスカートリッジ(図示せ
ず)に保持される現像装置24によって現像剤たるトナ
ーを付与されることにより現像され、トナー像として可
視化される。
る反転現像を行っている。可視化された感光ドラム21
上のトナー像は、転写ローラ29によって記録媒体であ
る紙33に転写される。トナー像を転写された紙33
は、定着装置32により定着処理され、装置外に排紙さ
れプリント動作が終了する。
残存した転写残トナーはクリーニングブレード30によ
り掻き取られ廃トナー容器31に収納され、クリーニン
グされた感光ドラム21は上述作用を繰り返し行う。
性トナー28を収容した現像装置34と、現像容器34
内の長手方向に延在する開口部に位置し感光ドラム21
と対向設置された現像剤担持体としての現像ローラ25
とを備え、感光ドラム21上の静電潜像を現像して可視
化するようになっている。
接幅をもって接触している。現像装置24においては、
弾性ローラ26が、現像容器34内で、弾性ブレード2
7の現像ローラ25表面との当接部に対し現像ローラ2
5回転方向上流側に当接され、かつ、回転可能に支持さ
れている。
状スポンジ構造や芯金上にレーヨン、ナイロン等の繊維
を植毛したファーブラシ構造のものが、現像ローラ25
へのトナー28供給および未現像トナーの剥ぎ取りの点
から好ましい。本実施形態においては、芯金上にポリウ
レタンフォームを設けた直径16mmの弾性ローラ26
を用いた。
する当接幅としては、1〜8mmが有効であり、また、
現像ローラ25に対してその当接部において相対速度を
もたせることが好ましく、本実施形態においては、当接
幅を3mmに設定し、弾性ローラ26の周速として現像
動作時に50mm/s(現像ローラ25との相対速度は
130mm/s)となるように駆動手段(図示せず)に
より所定タイミングで回転駆動させている。
US製の芯金にニッケルメッキを施し、さらに接着剤を
塗布、焼付けしたものを用いた。ついで、軸芯体11を
金型に配置し、液状シリコーンゴム材料(25℃におけ
る粘度が10000Pa・sの末端ビニル基封鎖の直鎖
状ポリジメチルシロキサン40重量%と、25℃におけ
る粘度が35Pa・sであり1つのビニル基を有する分
岐ポリシロキサンセグメントと、二官能性のジメチルシ
ロキサンを約200個連続して有する直鎖状オイルセグ
メントとからなるブロックポリマー60重量%とからな
るポリシロキサン混合物に、架橋剤として1分子中にケ
イ素結合水素原子を2個以上有したオルガノシロキサン
と白金系触媒を加え、無機微粉体である耐熱性付与剤と
してシリカ粉体を0.1重量%、導電性付与剤としてカ
ーボンフブラックを30重量%、混合した付加型シリコ
ーンゴム組成物)を金型内に形成されたキャビティに注
入した。続いて、金型を加熱してシリコーンゴムを加硫
硬化し、冷却した後に脱型することで、弾性体層12を
軸芯体11の外周に設けた。
30、日本ポリウレタン製)の固形分10%となるよう
調整したメチルエチルケトンを主溶媒とする混合溶液
に、さらにカーボンブラック(商品名:トーカブラック
#7360SB、東海カーボン製)を、樹脂成分に対し
16重量部添加し十分に攪拌したものをディップ液とし
た。この液中に弾性体層12が設けられた軸芯体11を
浸漬してコーティングした後、引き上げて乾燥させ、1
00℃にて2時間加熱処理することで、樹脂層13を弾
性体層12の外周に設けた。このようにして本実施例1
の現像ローラを得た。
加部数を下記に変更した。 商品名:#32(三菱化学製)14重量部 それ以外は実施例1と同様にして現像ローラを得た。
加部数を下記に変更した。 商品名:Printex60(Degussa製)12
重量部 それ以外は実施例1と同様にして現像ローラを得た。
加部数を下記に変更した。 商品名:Ravenl040(Columbian C
hemicals Company製)14重量部 それ以外は実施例1と同様にして現像ローラを得た。
加部数を下記に変更した。 商品名:旭#70(旭カーボン製)16重量部 それ以外は実施例1と同様にして現像ローラを得た。
加部数を下記に変更した。 商品名:#52(三菱化学製)14重量部 それ以外は実施例1と同様にして現像ローラを得た。
加部数を下記に変更した。 商品名:VulcanXC−72(Cabot製)5重
量部 それ以外は実施例1と同様にして現像ローラを得た。
加部数を下記に変更した。 商品名:ケッチェンブラックEC600JD(ケッチェ
ンブラックインターナショナル製)3重量部 それ以外は実施例1と同様にして現像ローラを得た。
分散性・安定性、被膜の弾性率、ローラの電気抵抗とセ
ット性能、画像ムラの評価を行った。その結果を表1に
示した。
加量は、弾性率が高くなりすぎない範囲(概ねModu
lus at 100%(100%伸長時の弾性率)が
6MPa程度)で、ローラの電気抵抗が106Ω以下に
なるように調整した。比較例1,2,3は、弾性率を基
準に添加量を調整した。
分散性が得られるまでの時間(平衡状態に達する時間)
と、十分に分散された状態での目視による凝集体の有
無、被膜後の表面粗さや抵抗のバラツキ、そして静置後
の沈殿や再凝集化発生の有無などを総合的に判断した。
短時間で分散し安定性も良好なものを◎、分散に時間を
要するが安定性はよく特に問題がないものを○、分散は
するが安定性に劣るものを△、十分な分散状態が得られ
ないものを×とした。実施例1〜3、比較例3はいずれ
も良好な結果が得られている。それに対し、比較例2は
溶液の放置後沈殿が生じ安定性に問題があった。比較例
1,4,5は、安定した分散状態を得ることが出来なか
った。
体に対し、各1kgの荷重をかけた状態で2週間、ガラ
ス面に放置した後、物理的な変形量を測定して判断し
た。計測上ほとんど変形が見られないものを◎、やや変
形が見られるものを○、変形があり画像へ影響するもの
を△、変形が大きく画像不良となるものを×とした。実
施例1〜3、比較例1,5ではいずれも良好な結果が得
られているのに対し、比較例3,4では変形が確認さ
れ、比較例2ではさらに大きな変形が見られた。このセ
ット性能の結果は、弾性率の値と相関し、Modulu
s at 100%の値が5MPa以下は良好で、高く
なるにつれ悪化している。
示す画像形成装置の現像ローラとして使用して画像上の
問題有無にて判断した。画像が良好なものを◎、問題が
ないものを○、やや濃度ムラが確認されるものを△、色
抜けや明らかな不良箇所のあるものを×とした。実施例
1では画像良好で、実施例2,3でも、画像上の問題は
なかった。比較例3,5ではやや濃淡が確認され、比較
例1,2,4では画像不良が確認された。
溶液における分散性・安定性、セット性能、画像いずれ
にも問題はなかった。その中でも実施例1は、特に良好
な結果が得られている。
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できるものを含む。因に、上述では、ディッピン
グ法による塗布の例で示したが、スプレー法やロールコ
ーター法、または他の方法で塗布するものでも良い。
ンからなる樹脂層のみからなる現像ローラで説明した
が、必要に応じてこの他にさらに弾性層または樹脂層を
設けてもよい。
たゴムを主成分とする弾性体層と、少なくとも該弾性体
層の外側に被膜された樹脂層からなり、該樹脂層に、D
BP吸油量が80〜110ml/100g、DBP吸油
量/窒素比表面積の比が0.012ml/m2以下、揮
発分/窒素比表面積の比が2.0×l0−4g/m2以
下からなるカーボンブラックを含有することを特徴とす
る現像ローラは、カーボンブラックの添加された被膜用
樹脂溶液における分散性と安定性を改善し、被膜時に低
い弾性率と高い導電性を併せ持つ樹脂層を形成し、セッ
ト性能に優れ、均一な高い導電性を有する現像ローラを
提供することにある。
あって、その斜視図である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 軸芯体の外周面に2層以上が形成された
現像ローラであって、ゴムを主成分とする弾性体層と、
少なくとも該弾性体層の外側に被膜された樹脂層からな
り、該樹脂層が、DBP吸油量が80〜110ml/1
00g、DBP吸油量/窒素比表面積の比が0.012
ml/m2以下及び揮発分/窒素比表面積の比が2.0
×l0−4g/m2以下であるカーボンブラックを含有
することを特徴とする現像ローラ。 - 【請求項2】 前記ゴムを主成分とする弾性体層が、主
にシリコーンゴムからなる請求項1に記載の現像ロー
ラ。 - 【請求項3】 前記樹脂層が、主にウレタン樹脂からな
る請求項1に記載の現像ローラ。 - 【請求項4】 弾性体層の厚さが、0.5〜6.0mm
であることを特徴とする請求項1に記載の現像ローラ。 - 【請求項5】 カーボンブラックのDBP吸油量が85
〜105ml/100gの範囲にあることを特徴とする
請求項1に記載の現像ローラ。 - 【請求項6】 カーボンブラックのDBP吸油量/窒素
比表面積の比が0.0115ml/m2以下であること
を特徴とする請求項1に記載の現像ローラ。 - 【請求項7】 カーボンブラックの揮発分/窒素比表面
積の比が1.6×l0−4g/m2以下であることを特
徴とする請求項1に記載の現像ローラ。 - 【請求項8】 前記カーボンブラックが、前記樹脂層を
形成する樹脂100重量部に対して、5〜85重量部で
ある請求項1記載の現像ローラ。 - 【請求項9】 前記樹脂層の膜厚が、0.1〜100μ
mである請求項1記載の現像ローラ。 - 【請求項10】 潜像を担持する潜像担持体に対向して
当接もしくは圧接した状態で現像剤を担持する現像ロー
ラを備え、該現像ローラが上記潜像担持体に現像剤を付
与することにより該潜像を現像剤像として可視化する現
像装置において、現像ローラが請求項1〜9に記載され
た現像ローラのいずれか1つであることを特徴とする現
像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153865A JP3984801B2 (ja) | 2000-05-23 | 2001-05-23 | 現像ローラおよびこれを用いた現像装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-151700 | 2000-05-23 | ||
JP2000151700 | 2000-05-23 | ||
JP2001153865A JP3984801B2 (ja) | 2000-05-23 | 2001-05-23 | 現像ローラおよびこれを用いた現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002055522A true JP2002055522A (ja) | 2002-02-20 |
JP3984801B2 JP3984801B2 (ja) | 2007-10-03 |
Family
ID=26592413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001153865A Expired - Lifetime JP3984801B2 (ja) | 2000-05-23 | 2001-05-23 | 現像ローラおよびこれを用いた現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3984801B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007025594A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Canon Inc | 現像剤担持体および現像装置 |
JP2007052350A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Canon Inc | 現像装置 |
JP2007098895A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Daiso Co Ltd | 半導電性ゴムローラー用積層体 |
JP2008076615A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法 |
JP2008176134A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Canon Inc | 再生弾性ローラーの製造方法、再生現像ローラー、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
CN100495239C (zh) * | 2005-07-21 | 2009-06-03 | 佳能株式会社 | 显影剂承载体及显影装置 |
CN100589039C (zh) * | 2006-12-27 | 2010-02-10 | 佳能化成株式会社 | 导电橡胶辊和转印辊 |
US7925193B2 (en) | 2007-09-19 | 2011-04-12 | Ricoh Company, Ltd. | Rotary member, developing device, and image forming apparatus |
WO2013031206A1 (en) * | 2011-09-01 | 2013-03-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Conductive member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic apparatus |
-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001153865A patent/JP3984801B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007025594A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Canon Inc | 現像剤担持体および現像装置 |
CN100495239C (zh) * | 2005-07-21 | 2009-06-03 | 佳能株式会社 | 显影剂承载体及显影装置 |
JP2007052350A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Canon Inc | 現像装置 |
JP2007098895A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Daiso Co Ltd | 半導電性ゴムローラー用積層体 |
JP2008076615A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法 |
CN100589039C (zh) * | 2006-12-27 | 2010-02-10 | 佳能化成株式会社 | 导电橡胶辊和转印辊 |
JP2008176134A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Canon Inc | 再生弾性ローラーの製造方法、再生現像ローラー、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US7925193B2 (en) | 2007-09-19 | 2011-04-12 | Ricoh Company, Ltd. | Rotary member, developing device, and image forming apparatus |
WO2013031206A1 (en) * | 2011-09-01 | 2013-03-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Conductive member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic apparatus |
JP2013054105A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Canon Inc | 導電性部材、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
US9164416B2 (en) | 2011-09-01 | 2015-10-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Conductive member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3984801B2 (ja) | 2007-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6393243B1 (en) | Developing roller and developing device using the same | |
EP2169476B1 (en) | Developing roller, developing roller production method, process cartridge, and electrophotographic apparatus | |
WO2012001881A1 (ja) | 導電部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
JP4745793B2 (ja) | 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP3984801B2 (ja) | 現像ローラおよびこれを用いた現像装置 | |
JP3832057B2 (ja) | 現像ローラの製造方法 | |
JP4313988B2 (ja) | 現像ローラの製造方法 | |
JPH1017718A (ja) | 半導電性エラストマー部材及びその製法 | |
JP5049548B2 (ja) | 現像ローラー、現像装置及び画像形成装置 | |
JP3560080B2 (ja) | 導電部材及びこれを用いた電子写真装置 | |
JP4208765B2 (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2006058671A (ja) | 現像ローラおよび該現像ローラを用いたプロセスカートリッジ | |
JP2001323160A (ja) | 導電性部材 | |
JP2004037669A (ja) | 現像ローラおよびこれを用いた現像装置 | |
JP5552389B2 (ja) | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP2002116638A (ja) | 導電性ローラ | |
JP5814660B2 (ja) | 帯電部材およびその製造方法 | |
JP2002286024A (ja) | 弾性ローラ | |
JP2007108320A (ja) | 現像ローラ及びその製造方法、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP3147003B2 (ja) | 現像ローラ及び現像装置 | |
JP4596900B2 (ja) | 半導電性ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP4194533B2 (ja) | 現像ローラ及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2005300707A (ja) | 半導電性ローラ製造方法、半導電性ローラ及びこれを用いた現像装置 | |
JPH09269648A (ja) | 現像ローラの製造方法 | |
JP2001034088A (ja) | 導電性シリコーンゴムローラー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070703 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070709 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3984801 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713 Year of fee payment: 6 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |