JP2002054149A - コンクリート面の隙間被覆構造 - Google Patents

コンクリート面の隙間被覆構造

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JP2002054149A
JP2002054149A JP2000241030A JP2000241030A JP2002054149A JP 2002054149 A JP2002054149 A JP 2002054149A JP 2000241030 A JP2000241030 A JP 2000241030A JP 2000241030 A JP2000241030 A JP 2000241030A JP 2002054149 A JP2002054149 A JP 2002054149A
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gap
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thick film
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Tadashi Fujioka
忠 藤岡
Takayuki Otsuka
貴之 大塚
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Otsuka Kogyo Co Ltd
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MITSUI KINZOKU TORYO KAGAKU KK
Otsuka Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート面の隙間を塞いだ状態を長期間
に亘って維持することのできるコンクリート面の隙間被
覆構造を提供することである。 【解決手段】 本発明のコンクリート面の隙間被覆構造
は、コンクリート面1の隙間2が亀裂であり、亀裂2に
沿って無溶剤塗料からなる厚膜層3を、亀裂2より幅広
い領域を覆う状態で付着してあることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート面の
隙間、たとえば道路沿いの法面を被覆したコンクリート
の発生した亀裂や、コンクリート水路の継目部分の間隔
を、補修または補強するコンクリート面の隙間被覆構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート面、たとえば道路沿いの法
面を被覆したものの亀裂箇所を補修する場合、従来はタ
ールを亀裂箇所に流し込む手法が用いられていた。流し
込まれたタールは、柔軟性を保った状態のまま固まり、
亀裂箇所の対向面に付着していたが、亀裂箇所の対向面
に付いたホコリや異物のため付着強度は弱かった。ま
た、耐候性が悪いため直ぐに硬くなって柔軟性を失い、
温度変化に伴うコンクリート自体の伸縮によって亀裂幅
が広がると、付着強度の弱さも相俟ってたやすく剥が
れ、亀裂箇所を塞ぐという重大な役割を何等果たせない
単なる一時しのぎの手段でしかなかった。さらに、温度
変化に伴って亀裂幅が極端に狭くなったり広くなったり
する場合には、一段とたやすく剥がれることになった。
【0003】一方、コンクリート水路の場合にも亀裂幅
に相当する継ぎ目部分の間隔が狭くなったり広くなった
りする場合には同じ問題があった。即ち、従来のコンク
リート水路は、多数のU字型や筒型のユニットを水の流
れに沿って一列に並べると共に、温度変化による各ユニ
ットの伸縮を吸収するために各ユニットの間に間隔を開
け、さらに隙間からの漏水を防止するために、伸縮性を
有するパッキンを間隔に充填していた。しかし、温度変
化に伴って間隔が狭くなったり広くなったりする場合に
は、パッキンが押し出され役目を果たせないことになっ
た。特に、大規模のコンクリート水路の場合では上記し
た傾向が顕著だった。
【0004】そこで本発明者は、タールやパッキンを詰
めるという手法を用いずに、隙間を塞ぐことのできる手
法の研究開発を行った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1から7に記載
した本発明は上記実情に鑑みて成されたものであり、そ
の共通の目的は、コンクリート面の隙間を塞いだ状態を
長期間に亘って維持できるコンクリート面の隙間被覆構
造を提供することである。
【0006】請求項1記載の発明の特有の目的は、コン
クリート面の隙間が亀裂であり、しかも亀裂が俗にヘア
ークラックと呼ばれる、幅の非常に狭いひび割れ程度の
場合に適したコンクリート面の隙間被覆構造を提供する
ことである。
【0007】請求項2記載の発明の特有の目的は、亀裂
幅が指が入る程度の場合に適したコンクリート面の隙間
被覆構造を提供することである。
【0008】請求項3記載の発明の特有の目的は、亀裂
幅が手の甲の厚み程度の場合に適したコンクリート面の
隙間被覆構造を提供することである。
【0009】請求項4記載の発明の特有の目的は、亀裂
幅が非常に狭いひび割れ程度から手の甲の厚み程度の場
合に適したコンクリート面の隙間被覆構造を提供するこ
とである。
【0010】請求項5記載の発明の特有の目的は、請求
項3記載の発明の目的に加えて、補修強度が一段と向上
したコンクリート面の隙間被覆構造を提供することであ
る。
【0011】請求項6記載の発明の特有の目的は、亀裂
幅が手の甲の厚みより広い場合に適したコンクリート面
の隙間被覆構造を提供することである。
【0012】請求項7記載の発明の特有の目的は、隙間
が予め設けた間隔や亀裂であり、コンクリート自体の伸
縮により隙間の幅が極端に広くなったり狭くなったりす
るものにも対応したコンクリート面の隙間被覆構造を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンクリート面の隙間が亀裂であり、該亀裂に沿って無
溶剤塗料からなる厚膜層を、亀裂より幅広い領域を覆う
状態で付着してあることを特徴とする。
【0014】亀裂に沿って塗った無溶剤塗料は粘度が高
いため、亀裂幅が非常に狭いひび割れ程度の場合には、
乾燥固化して厚膜層になる間に、タレて隙間の内部に入
ることはないので、上記した構造で補修できる。また、
無溶剤塗料からなる厚膜層は、表面が平滑で、耐候性、
耐摩耗性、耐水性、および非透水性に優れ、引っ張り強
度が高く、柔軟で弾力性があり比熱が大きいという特徴
を有する。厚膜層は、亀裂幅の真上部分を中心にして左
右両側がコンクリート面に付着し、真上部分が付着して
ない状態となっている。亀裂幅が僅かに拡がった場合に
は、左右両側部分が付着した状態を維持しつつ、真上部
分が弾力性によって伸びることとなり、亀裂を塞ぐ状態
が確実に保たれる。厚膜層は、コンクリート面という清
掃しやすい箇所に付着するので、清掃して異物を除去し
た状態での付着が可能となり、付着強度が強い。
【0015】亀裂幅が指が入る程度の場合に補修するに
は、亀裂に沿って塗った無溶剤塗料が乾燥固化する間に
隙間の内部に自然と少量タレて入るので、請求項2記載
の発明のように、請求項1記載の発明において、さら
に、前記厚膜層の一部を亀裂の内部に充填してあれば良
い。
【0016】亀裂幅が手の甲の厚み程度の場合に補修す
るには、無溶剤塗料だけで亀裂の内部を充填すると、タ
レる量が大量となり、材料費や作業効率の点から非現実
的であるので、請求項3記載の発明のように、請求項1
記載の発明において、さらに、前記厚膜層の一部を亀裂
の内部の入り口に側に充填してあると共に、詰込み物を
亀裂の内部の奥側に充填してあれば良い。このようにす
れば、塗料のタレる量を少量にでき、作業効率も向上す
る。
【0017】上記した3つの発明は特定の亀裂幅に適し
た構造であったが、亀裂幅が非常に小さなひび割れ程度
から手の甲の厚み程度の場合に、全く同一構造で補修す
るには、請求項4記載の発明のように、請求項1記載の
発明において、さらに、厚膜層の内部に厚膜層より幅狭
の遮蔽テープを、亀裂を塞ぐ状態で設けてあれば良い。
遮蔽テープによって亀裂の内部に塗料がタレないように
なる。また、厚膜層が遮蔽テープより幅広いので、厚膜
層とコンクリート面との付着面積が確保してある。
【0018】上記した発明に用いた厚膜層には、亀裂を
塞ぐことだけでなく、亀裂を連結して亀裂幅が広がらな
いように予防する役割もあり、請求項4記載の発明に比
べて、連結強度を一段と向上させるには、請求項5記載
の発明のように、請求項4記載の発明において、さら
に、厚膜層の内部には、遮蔽テープよりコンクリート面
から離れた箇所に、補強テープを亀裂に沿って有すれば
良い。補強テープによって、連結強度の向上がもたらさ
れる。
【0019】亀裂幅が手の甲の厚みより広い場合には、
請求項3記載の発明のように亀裂の内部に詰込み物を充
填しようとしても、詰込み物が亀裂幅の間に挟まり難く
なったり、或いは挟まらなくなるので、補修作業が困難
となる。そこで、請求項6記載の発明のように、請求項
1記載の発明において、さらに、厚膜層の内部に補強テ
ープを、その中間部が亀裂の内部に向かって落ち込んだ
状態で設け、落ち込み部分に厚膜層の一部が充填してあ
れば良い。このようにすれば、補強テープの両側がコン
クリート面に付着しているので、中間部が亀裂を覆う状
態となり、中間部に塗った塗料も隙間の内部にタレるこ
とがない。
【0020】隙間が亀裂、または予め設けた間隔である
場合には、請求項7記載の発明のようにコンクリート面
には隙間を基準にして左右に、第一被覆部材と、第二被
覆部材をそれぞれ固着し、第一被覆部材には、第二被覆
部材に向かって開口する係合溝を備え、第二被覆部材に
は、係合溝にスライド可能に収納される係合片を備え、
係合溝と係合片の間に粘性材を充填してあればよい。
【0021】このようにすれば、隙間が極端に広くなっ
たり狭くなったりする場合にでも、係合溝内部で係合片
がスライドして対応できる。また、粘性材であるので、
水で流れ落ちることも起きにくい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のコンクリート面の隙間被
覆構造を図面に基づいて以下に説明するが、始めにコン
クリート面の隙間が亀裂である場合について、最後に、
隙間が予め設けられた間隔である場合について述べる
【0023】まず、亀裂幅が非常に小さなひび割れ程度
の場合に適した本発明の二つの例を順番に述べる。本発
明の第一例は図1に示すように、コンクリート面1の亀
裂2より幅広い領域に沿って厚膜層3を付着した構造で
ある。
【0024】厚膜層3は材料として無溶剤塗料、たとえ
ばポリウレタン樹脂(ポリウレア樹脂を含む)、エポキ
シ樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂系などの溶剤
を含まないものを用いる。具体的には三井金属塗料化学
株式会社より製造販売している商品名「ミゼロンS−1
00/A−1000(以下、ミゼロンと呼ぶ)」を使用
する。これは溶剤をまったく含有しないポリウレタン樹
脂を主成分とする塗料液と、変成イソシアネート樹脂か
らなる硬化剤との2液型塗料で、塗料液に対する硬化剤
の混合率を2:1〜4:1の割合で配合したものであ
る。塗料液の組成成分は、ポリオール樹脂40〜60
%、着色顔料30〜40%、体質顔料2〜10%、添加
剤5〜15%からなり、硬化剤の組成は変成イソシアネ
ート樹脂100%である。ミゼロンは、ピンホール、ブ
リスター、クラックが発生することなく速やかに乾燥固
化するので、ミゼロンの厚膜層3は、表面が平滑で、耐
候性、耐摩耗性、耐水性、および非透水性に優れ、引っ
張り強度が高く、柔軟で弾力性があり比熱が大きいとい
う特徴を有する。この為、流水能力が高く、雪が殆ど付
着しないものである。なお、厚膜層3は、厚み:1〜2
mm、幅10〜20cmである。
【0025】第一例の施工手順を図9に基づいて説明す
る。まず、(イ)図に示すようにコンクリート面1を亀
裂2に沿って清掃する。次に、(ロ)図に示すように亀
裂2を中心として、その左右(図面上、上下)両側にマ
スキングテープ4を亀裂2の長手方向に沿って、それぞ
れ略平行に貼る。続いて、(ハ)図に示すように、一対
のマスキングテープ4,4で囲まれた範囲内に無溶剤塗
料をスプレーガン5で吹き付ける。無溶剤塗料が乾燥し
た後に、(ニ)図に示すようにマスキングテープ4,4
を剥がせば、(ホ)図に示すように厚膜層3の形が整
い、完成する。
【0026】また、本発明の第二例は図5に示すよう
に、厚膜層3を有することに加え、厚膜層3の内部のコ
ンクリート面側に遮蔽テープ6を、亀裂2より少し幅広
い領域を覆う状態で設け、遮蔽テープ6より少し上側
に、遮蔽テープ6と同等幅の補強テープ7を、コンクリ
ート面1と略平行な状態に設けたものである。施工手順
としては、清掃およびマスキングした後に、遮蔽テープ
6を亀裂箇所を覆う状態で付着し、遮蔽テープ6の上に
無溶剤塗料を接着剤として0.5mm程度塗り、その上
から補強テープ7を貼り、最後に無溶剤塗料を0.5m
m〜1.0mmだけ塗って、乾燥したことを確認してか
ら、マスキングテープ4を剥がし、形を整えて完成す
る。
【0027】遮蔽テープ6は、塗料が亀裂2の内部にタ
レるのを阻止するもので、具体的にはガムテープを用
い、幅を5cm〜10cmとする。また、補強テープ7
は引張り強度が厚膜層3以上の素材、具体的にはナイロ
ンやビニルなどの合成繊維や、ガラス繊維、炭素繊維を
用い、平面形状に限らず網目形状であっても良い。な
お、幅を5cm〜10cmとする。
【0028】次に、亀裂幅が指が入る程度の場合に適し
た本発明の二つの例を述べる。本発明の第三例は図2に
示すように、コンクリート面1に厚膜層3を、亀裂2よ
り幅広い領域に沿って形成したことに加え、厚膜層3の
一部が亀裂の内部に充填されているものである。また、
本発明の第四例は図6に示すように、前記した第二例と
同一の構造で、遮蔽テープ6の幅の中間部が亀裂2の内
部に向かって露出し、左右側部のみがコンクリート面に
付着している。
【0029】続いて、亀裂幅が手の甲の厚み程度の場合
に適した本発明の二つの例を順番に述べる。本発明の第
五例は図3に示すように、亀裂2の内部の奥側に、詰込
み物8として布切れを押し込んで底を形成し、亀裂2の
内部の入り口側、ならびに亀裂2より幅広い領域に沿っ
て、厚膜層3を形成したものである。本発明の第六例
は、図7に示すように第二例と同一の構造で、遮蔽テー
プ6の幅の中間部が亀裂2の内部に向かって露出する幅
が一段と広くなっている。
【0030】次に、亀裂幅が手の甲の厚みより広い場合
に適した本発明を述べる。本発明の第七例は図4に示す
ように、亀裂2より幅広い領域に沿って設けた厚膜層3
の内部に備わる補強テープ7を、その左右側部がコンク
リート面1に付着し且つ中間部が亀裂の内部に落ち込ん
でU字状にたわむ状態に設け、落ち込んだ部分の上側に
厚膜層3の一部を充填してあるものである。ここで用い
る補強テープ7は、遮蔽テープの役割を兼ねているの
で、平面形状に限られる。なお、施工は、補強テープ7
の左右両側部をコンクリート面1に付着させた後に、塗
料を塗る手順で行われる。
【0031】本発明の第八例は、隙間が予め設けられた
間隔である場合、たとえばU字型や暗渠に代表される筒
型のユニット9を一列に設けると共に各ユニット9の間
に間隔2を設ける場合に適したものである。図8に示す
ように、コンクリート面1には間隔2を基準にして左側
に第一被覆部材10の左側部分を、接着剤またはアンカ
ーボルトによって固着し、第一被覆部材10の右側部分
を間隔2を越えてコンクリート面1の右側に達するまで
延長するとともに、右側の端面をコ字型に開口し、その
開口部分を係合溝11となし、一方、コンクリート面1
の右側には、第二被覆部材12の右側部分を固着し、第
二被覆部材12の左側部分を係合溝11に収納される係
合片13となし、係合溝11と係合片13の間にグリー
スやシリコンなどの粘性材14を充填したものである。
第一被覆部材10および第二被覆部材12にはミゼロ
ン、プラスチック、アルミ等の金属を素材とする板状の
ものを用いるが、内部に補強テープを有するものであっ
てもよい。なお、紫外線の当たらない所に用いれば、製
品寿命を延長するのに望ましい。
【0032】
【発明の効果】請求項1から6に記載した本発明のコン
クリート面の隙間被覆構造は、隙間が亀裂の場合に適
し、コンクリート面の亀裂に沿って無溶剤塗料からなる
厚膜層を、亀裂より幅広い領域を覆う状態で付着してあ
る構造なので、厚膜層の耐久性に優れた特性を巧みに利
用することによって、亀裂を塞いだ良好な状態を長期間
に亘って維持することができる。また、厚膜層が有する
非透水性に優れた特性によって、亀裂内に水が溜まるこ
ともなく、しかも、引張り強度の高さによって亀裂箇所
を連結しているので、亀裂幅の拡大を予防できる。
【0033】請求項1記載の発明であれば、亀裂幅が非
常に狭い場合に補修できる。請求項2記載の発明であれ
ば、亀裂幅が指が入る程度の場合に補修できる。請求項
3記載の発明であれば、亀裂幅が手の甲がぴったり入る
程度の場合に補修できる。また、請求項1〜3記載の発
明は、亀裂幅が拡大しても、ある程度までは厚膜層が追
従して伸びるので、亀裂箇所を塞いだ状態を維持でき
る。
【0034】請求項4記載の発明は、遮蔽テープで亀裂
箇所を塞ぎ、厚膜層になる原料の無溶剤塗料が亀裂箇所
の内部にタレない構造なので、亀裂幅が非常に狭い程度
から手の甲の厚み程度まで補修できる。
【0035】請求項5記載の発明は、補強テープを厚膜
層の内部に備えているので、連結強度の向上がもたらさ
れ、ひいては補修強度の向上に繋がる。
【0036】請求項6記載の発明であれば、亀裂幅が手
の甲の厚みより広い場合に補修できる。また、補強テー
プを亀裂箇所の内部に落ち込ませているので、亀裂幅が
拡がって、厚膜層が切れてしまっても、落ち込ませた部
分がコンクリート面と面一になる状態までは亀裂箇所を
塞いだ状態を維持できる。
【0037】請求項7記載の発明は、隙間が亀裂や予め
設けられた間隔である場合に適しており、係合溝と係合
片の間には粘性材が充填してあるので、隙間が大幅に広
がったり狭くなってりしても、係合溝内部で係合片がス
ライドすることになり、隙間を塞いだ状態を維持でき、
しかも。係合溝と係合片の間に粘性材を充填してあるの
で、水密をも維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一例を示す断面図である。
【図2】本発明の第三例を示す断面図である。
【図3】本発明の第五例を示す断面図である。
【図4】本発明の第七例を示す断面図である。
【図5】本発明の第二例を示す断面図である。
【図6】本発明の第四例を示す断面図である。
【図7】本発明の第六例を示す断面図である。
【図8】本発明の第八例を示す断面図である。
【図9】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)本発明の第一
例の施工手順を示す図面である。
【符号の説明】
1 コンクリート面 2 隙間(亀裂、間隔) 3 厚膜層 6 遮蔽テープ 7 補強テープ 10 第一被覆部材 11 係合溝 12 第二被覆部材 13 係合片 14 粘性材
フロントページの続き Fターム(参考) 2D044 DC03 2D053 AA14 AD03 2E001 DA01 EA02 FA18 FA29 GA01 GA10 GA12 HB04 HD01 HD03 HD06 HD08 JA22 JA29 JD04 KA01 KA02 LA00 LA04 MA02 MA04 MA06 MA15 2E176 AA01 BB11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート面(1)の隙間(2)が亀
    裂であり、該亀裂(2)に沿って無溶剤塗料からなる厚
    膜層(3)を、亀裂(2)より幅広い領域を覆う状態で
    付着してあることを特徴とするコンクリート面の隙間被
    覆構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート面の隙間被
    覆構造において、さらに、前記厚膜層(3)の一部を亀
    裂(2)の内部に充填してあることを特徴とするコンク
    リート面の隙間被覆構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンクリート面の隙間被
    覆構造において、さらに、前記厚膜層(3)の一部を亀
    裂(2)の内部の入り口側に充填してあると共に、詰込
    み物(8)を亀裂(2)の内部の奥側に充填してあるこ
    とを特徴とするコンクリート面の隙間被覆構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のコンクリート面の隙間被
    覆構造において、さらに、厚膜層(3)の内部に厚膜層
    (3)より幅狭の遮蔽テープ(6)を、亀裂(2)を塞
    ぐ状態で設けてあることを特徴とするコンクリート面の
    隙間被覆構造。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のコンクリート面の隙間被
    覆構造において、さらに、厚膜層(3)の内部には、遮
    蔽テープ(6)よりコンクリート面(1)から離れた箇
    所に、補強テープ(7)を亀裂(2)に沿って有するこ
    とを特徴とするコンクリート面の隙間被覆構造。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコンクリート面の隙間被
    覆構造において、さらに、厚膜層(3)の内部に補強テ
    ープ(7)を、その中間部が亀裂(2)の内部に向かっ
    て落ち込んだ状態で設け、落ち込み部分に厚膜層(3)
    の一部が充填してあることを特徴とするコンクリート面
    の隙間被覆構造。
  7. 【請求項7】 コンクリート面には隙間(2)を基準に
    して左右に、第一被覆部材(10)と、第二被覆部材
    (12)をそれぞれ固着し、第一被覆部材(10)に
    は、第二被覆部材(12)に向かって開口する係合溝
    (11)を備え、第二被覆部材(12)には、係合溝
    (11)にスライド可能に収納される係合片(13)を
    備え、係合溝(11)と係合片(13)の間に粘性材
    (14)を充填してあることを特徴とするコンクリート
    面の隙間被覆構造。
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