JP2002054012A - 巻き付け固定用柔軟性バンド - Google Patents

巻き付け固定用柔軟性バンド

Info

Publication number
JP2002054012A
JP2002054012A JP2000233793A JP2000233793A JP2002054012A JP 2002054012 A JP2002054012 A JP 2002054012A JP 2000233793 A JP2000233793 A JP 2000233793A JP 2000233793 A JP2000233793 A JP 2000233793A JP 2002054012 A JP2002054012 A JP 2002054012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
winding
fixing
flexible
stretchable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000233793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Usui
薫 臼井
Masato Nakamura
正人 中村
Yoshikazu Sakamaki
由和 酒巻
Michio Aida
道雄 相田
Yukio Urume
幸夫 潤米
Hisao Kimura
久雄 木村
Hisahiro Momo
寿浩 百々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mycoal Co Ltd
Original Assignee
Mycoal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mycoal Co Ltd filed Critical Mycoal Co Ltd
Priority to JP2000233793A priority Critical patent/JP2002054012A/ja
Publication of JP2002054012A publication Critical patent/JP2002054012A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温体または保冷体を、容易に且つ正確に必
要とする箇所に固定することができ、しかも、薄く、軽
く、柔らかく、風合いが優れ、使い心地が良く、簡単に
取り外すことができる利便性に優れた保温体または保冷
体の柔軟性巻き付け固定用バンドを提供すること。 【解決手段】 厚み、重量、柔らかさ、伸長時の弾性応
力や応力緩和の回復力を限定した柔軟性のバンドに面フ
ァスナーおよび/または粘着剤層からなる固定手段、保
温体または保冷体をその両側に設けられる切り込み等の
空隙やその空隙を渡りかつ長手方向と交わる方向に伸縮
可能な部分を設ける構成にすると共に、前記バンドの一
方または両方の表面に滑り止め構造を設けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用、家庭用、
レジャー用等に供される保温体または保冷体を巻き付け
方式により固定するバンドに関するものである。例え
ば、身体等に保温体又は保冷体を固定する場合、巻き付
けたバンドの任意の所望箇所に自在に固定でき、かつ使
用中もズレず、ずり落ちもせず、使用後も取り外し易
く、肌触りの良い保温体または保冷体を固定するための
巻き付け固定用柔軟性バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、保温体や保冷体を収納するために
収納袋を備えたり、折り込みをつけたりした固定用サポ
ーターや収容するためのポケットを付けた下着類が提案
され、それらを用いて、人体等に対する保温体や保冷体
の装着状態を形成したりしていた。しかし、近年の軽量
化や薄型化等により、装着時の目立ち難さも合わせ要望
されてきたが、従来のこの種の技術にあっては、袋、ポ
ケットや折り込みを装備したり、ギブス効果を狙ったり
したため、軽量化、薄型化が進まず、収納袋、ポケット
や折り込みのない巻き付け固定型で、柔らかく、肌触り
の良い、満足できるものは得られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、柔らかく、肌
触りの良く、軽量、薄型で、装着していることが目立ち
にくく、装着時や使用中にバンドの伸縮性が変わらず、
連続的にバンドの任意の場所に固定でき、ゆるみ、ズ
レ、脱落がなく、使用後は簡単にとれる巻き付け固定型
のバンドが望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するべく創案されたもので、柔らかく、肌感触を良くす
るために、厚みや重量を特定し、バンドの柔らかさをル
ープスティフネステスターにおいて5g以下とした。ま
た、通気性を有し、面ファスナーの雌ファスナーの機能
を持ち、100%長手方向伸長時の応力が500g/2
5mm幅以下、100%長手方向伸長時の応力緩和の回
復力が90%以上のバンド部材並びに固定手段から構成
され、弱い力でも簡単に伸ばせ、肌への感触を良いもの
にした。さらに、ズレや脱落の一つの原因として、装着
時のバンドの部分的な伸び切りが起こり、装着時後、伸
縮性が弱くなるためとの知見を得た。バンドの伸縮性が
不足する場合には、取り付け時に降伏点を超え、回復力
が弱まり、適度の締め付けができず、発熱体やバンドが
ズレたり、脱落するので、これも合わせ防止できるよう
にした。また、関節部を別々の発熱体で挟んで固定し、
関節部の採暖をより効果的にするために、該バンドに空
隙を設け、さらに該空隙を伸縮性基材の少なくとも一端
にまで達する様にした。合わせ、膝等の関節の裏側で基
材の折り重なりが防止でき、確実に固定できるようにし
た。また、ズレや脱落の別の原因として、使用中、膝を
含め脚や腕等はそれらが動くと膝等の太さの変化によ
り、囲繞長さが変化し、伸長力が働き、長手方向に伸び
きりが起こり、締め付け力が弱くなり、それがズレを起
こしている知見を得た。特に、ループスティフネステス
ターにおいて5g以下の柔らかいバンドではギブスのよ
うに外力に逆らって、自分の形状を維持し、囲繞保持で
きる構造にはなっておらず、外力により、容易に変形す
る。囲繞保持を続けるためには、その外力により生じた
歪みをあらゆる方向へ逃がす手段として該バンド本体の
基材に伸びきりが起こらない基材を使用すると共に、該
バンド本体の少なくとも一部に空隙を設けた。該空隙を
横切りかつ該一対の全面発熱体を挟む側の少なくとも一
方側に、長手方向と交わる方向に伸縮可能な部を設け
た。これにより、保温体または保冷体の周辺部で上下左
右の伸縮が可能になり、装着も簡単に密着性良くでき、
空隙部と相俟って、運動中でも膝等の曲げに順応でき、
膝等型のズレや脱落を防止できることになり、この難問
を解決した。また、そのバンドの少なくとも片面の全部
を面ファスナーの雌ファスナ−機能を有する様に形成す
ることにより、無断アジャスタブルの機能を付与した。
このファスナー機構により、少なくとも長手方向に伸縮
可能な領域を引っ張って使用者の脚や腕等に囲繞し、バ
ンドによる最も適切な締め付け状態において、面ファス
ナーの雄ファスナーを前記バンド表面に形成された雌フ
ァスナーの任意の場所に固定することにより、バンドの
柔らかさと相俟って、発熱体を最適な状態で囲繞、固定
でき、使用中動いても、ズレや脱落が起こらないように
した。さらに、バンドの片面または両面の一部または全
部に透湿性滑り止め層を形成する事により、蒸れ等の不
快感を生ぜず、ズレや脱落防止をより強固なものとし
た。ここで、雌ファスナー機能(ループ機能)としては
雄ファスナー(フック)と再封鎖可能な機能であり、該
機能を有する手段であれば何れの手段でも使用できる。
伸縮性とは張力を受けた場合、その張力の方向に、伸長
又は拡大し、その張力を除くと張力が作用する前の寸法
又はその近くに戻るという材料の性質を言う。以上の様
に、上記のような問題点を解決し、肌感触が良く、使用
中にバンドや発熱体のズレや脱落もなく、顕著な温熱効
果を発揮させる無断アジャスタブルなバンドに構成でき
るという知見を得て完成されたものである。即ち、本発
明の巻き付け固定用柔軟性バンドは、請求項1記載の通
り、少なくとも片面が全面に渡って面ファスナーの雌フ
ァスナーの機能を持ち、通気性を有し、保温体または保
冷体を対象物に巻き付け固定するための伸縮性を有する
バンドであって、厚みが5mm以下で、重量が30g以
下で、柔らかさがループスティフネステスターにおいて
5g以下で、100%長手方向伸長時の応力が500g
/25mm幅以下で、100%長手方向伸長時の応力緩
和の回復力が90〜100%で、固定手段を有すること
を特徴とする。また、請求項2記載の巻き付け固定用柔
軟性バンドは、請求項1記載の巻き付け固定用柔軟性バ
ンドにおいて、前記固定手段が、面ファスナーまたは粘
着剤層からなることを特徴とする。また、請求項3記載
の巻き付け固定用柔軟性バンドは、請求項1または2記
載の巻き付け固定用柔軟性バンドにおいて、前記バンド
の少なくとも一部に空隙を設けたことを特徴とする。ま
た、請求項4記載の巻き付け固定用柔軟性バンドは、請
求項3記載の巻き付け固定用柔軟性バンドにおいて、前
記バンドの一部に空隙が2箇所以上設けられ、少なくと
も一箇所の該空隙はバンドの長手方向の末端まで達して
いることを特徴とする。また、請求項5記載の巻き付け
固定用柔軟性バンドは、請求項1または2記載の巻き付
け固定用柔軟性バンドの一対を空隙を隔てて、少なくと
も一箇所で連結し、その連結部が少なくとも長手方向と
交わる方向に伸縮性を有する部材で構成されていること
を特徴とする。また、請求項6記載の巻き付け固定用柔
軟性バンドは、請求項1乃至5の何れかに記載の巻き付
け固定用柔軟性バンドにおいて、前記バンドの一部に、
面ファスナーおよび粘着剤層から選ばれた少なくとも一
種からなる保温体または保冷体の取り付け用手段が断続
的に設けられることにより、断続的伸縮性領域が形成さ
れていることを特徴とする。また、請求項7記載の巻き
付け固定用柔軟性バンドは、請求項1乃至6の何れかに
記載の巻き付け固定用柔軟性バンドにおいて、前記バン
ドが複合化伸縮材から構成されたことを特徴とする。ま
た、請求項8記載の巻き付け固定用柔軟性バンドは、請
求項1乃至7の何れかに記載の巻き付け固定用柔軟性バ
ンドにおいて、前記バンドの少なくとも一部に曲線部を
設け、湾曲部に適合自在となるように形成したことを特
徴とする。また、請求項9記載の巻き付け固定用柔軟性
バンドは、請求項1乃至8の何れかに記載の巻き付け固
定用柔軟性バンドにおいて、前記バンドが調整用固定手
段を備えてなることを特徴とする。また、請求項10記
載の巻き付け固定用柔軟性バンドは、請求項1乃至9の
何れかに記載の巻き付け固定用柔軟性バンドにおいて、
前記バンドの表面の少なくとも一箇所に滑り止め構造を
設けたことを特徴とする。また、請求項11記載の巻き
付け固定用柔軟性バンドは、講求項1乃至10の何れか
に記載の巻き付け固定用柔軟性バンドにおいて、前記バ
ンドの表面の少なくとも一箇所に薬物含有層を設けたこ
とを特徴とする。また、請求項12記載の巻き付け固定
用柔軟性バンドは、講求項1乃至11の何れかに記載の
巻き付け固定用柔軟性バンドにおいて、前記バンドの少
なくとも一箇所に文字、図形、記号、模様、写真、絵の
何れか一種以上が設けられていることを特徴とする。ま
た、請求項13記載の巻き付け固定用柔軟性バンドは、
請求項1乃至12の何れかに記載の巻き付け固定用柔軟
性バンドにおいて、前記バンドの少なくとも一部が着色
されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】前記バンドに設けられた空隙は、
切り込み、スリット、2つ以上の基材を対に設けること
等により構成されるが、発熱体が固定できれば、その位
置、長さ、太さ、形等は如何なるものでもよい。
【0006】少なくとも長手方向と交わる方向に伸縮す
る部分は両方向に伸縮するバンド本体で構成してもよ
い。また、長手方向に伸縮する基材又は全面発熱体上に
少なくとも一方向に伸縮する基材を取り付けてもよい。
該少なくとも長手方向と交わる方向に伸縮する基材が空
隙を渡り、長手方向と交わる方向に伸縮できれば接着
(粘着)や融着等で全面接着したりまたは部分的に接着
して取り付けても構わない。またそれらの取り付け角度
は固定機能が維持できればいかなるものでもよい。また
各該基材または全面発熱体をトリミングして、丸みを与
えても構わない。基材を別途取り付ける場合の基材は、
伸縮性基材又は一方向のみに伸縮可能とした基材または
その加工品等が使用できる。
【0007】一方向のみに伸縮可能な基材としては、伸
縮性基材の一部に非伸縮性基材を接着(粘着)や融着等
で設けるか、高分子材料等の非伸縮性基材や一方向のみ
に伸縮可能な基材をメルトコート等で、設け、固化させ
て、非伸縮部を形成し、一方向に伸縮可能な基材として
もよい。また、一方向に伸縮可能な不織布や織物等を用
いてもよい。
【0008】前記バンドの厚みは、5mm以下、好まし
くは3mm以下、より好ましくは2mm以下である。こ
こで、ギャザー付きの場合は伸ばしきった状態での厚み
を言う。
【0009】前記バンドの長さは、固定部に囲繞できる
長さがあれば足りるが、保温体又は保冷体装着箇所に複
数回巻回可能な長さにするのが、保温体又は保冷体の密
着性、固定性の観点から好ましい。伸長して固定する場
合は、通常、10から300%伸長するが、固定できる
範囲であれば、基材の伸長範囲は特に限定されない。
【0010】前記バンドの重量は、30g以下、好まし
くは25g以下、より好ましくは20g以下である。
【0011】前記バンドの柔らかさは、前記バンドの伸
縮性巻き付け用部における、ループスティフネステスタ
ーにおいて、5g以下、好ましくは3g以下、より好ま
しくは2g以下である。こうすることが保温体または保
冷体の密着固定性の観点から好ましい。
【0012】ここで、ループスティフネステスターと
は、試料をループ状に曲げ、自重によってたるみにくい
方向に固定して、そのループの直径方向を押しつぶした
時のつぶし開始時の荷重を測定し、その値をもって柔ら
かさを決めるものである(試料幅25mm)。ここで
は、(株)東洋精機製作所のループスティフネステスタ
ーNo.581を用いて、圧縮速度3.5mm/sec
の条件で測定して前記数値を特定したものである。
【0013】前記バンドの100%長手方向伸長時の応
力は、500g/25mm幅以下、好ましくは50〜4
50g/25mm幅、より好ましくは60〜400g/
25mm幅である。
【0014】前記バンドの100%長手方向伸長時の応
力緩和の回復力は、90〜100%、好ましくは95〜
100%、より好ましくは98〜100%である。90
%に満たないと巻き付け時に一部伸びきり、適格な巻き
締めができなくなり、ゆるみの原因になる。また使用
中、人体の動作等への追従が不十分であり、一部伸びき
り、伸縮性に変化が起こり、ズレや脱落が起こりやす
い。
【0015】前記バンドの100%長手方向伸長時の応
力緩和の回復力(伸長回復率)は、自記記録装置付定速
伸長型引張試験機を用いて、JIS L1015及びL
1096に準じて、試料を試験機に固定して、100%
伸長させる。この状態を10分間保持した後、引張速度
と同様の速度で戻し始めて応力が0になった時の長さZ
(mm)を測定する。元の長さL(mm)に対して下記
式から100%伸長時の伸長回復率(%)を算出する。 100%伸長時の伸長回復力(%)=(2−(Z/
L))×100 ここで、試料固定寸法は150mm、引っ張り速度は3
00mm/minである。なお、上記伸縮弾性不織布の
流れ方向(連続方向)を長手方向とした試料を縦サンプ
ルとした。試料サイズは長さ200mm×幅25mmで
ある。
【0016】前記バンドを構成するバンド基材としての
伸縮性基材は、伸縮性があり上記特性を満足する限り特
に限定されるものではないが、例えば天然ゴム、合成ゴ
ム、エラストマー、伸縮性形状記憶ポリマー等の単品や
これらと非伸縮性素材との混合品、混抄品やこれらの組
み合わせ品から構成される織物、フィルム、スパンデッ
クス糸、糸、紐、平板、リボン、スリットフィルム、発
泡体、不織布、またはこれら同士またはこれらと非伸縮
性のものとの積層等による複合化伸縮材等が一例として
挙げられる。ここで、非伸縮性の長繊維や連続フィラメ
ントをランダムに交絡させ、ランダムに接着や融着させ
て全体として伸縮性を有する等の加工法によるものも上
記伸縮材に含まれる。また、ウレタン糸にナイロン糸等
を巻いて、保護性伸縮性糸としてもよい。
【0017】ここで、エラストマー中でも、熱可塑性を
有する熱可塑性エラストマーは熱融着性を有し、不織布
等との積層体を製造するのに非常に容易であるので望ま
しい。熱融着性の無い素材であれば熱可塑性樹脂を混合
や混抄することにより熱融着性を付与したり、ホットメ
ルト系等の接着剤(含粘着剤)を用いて接着すればよ
い。さらに、伸縮材が非通気性の場合には、熱ピン方
式、エンボス方式等、孔を開ける手段を使い、孔を開け
ることにより、伸縮性や伸長性と通気性を付与したバン
ドとしても構成できる。すなわち、バンド全体として、
伸縮性があればよく、単品でも、伸縮性基材同士または
非伸縮性基材との組み合わせによる複合品でもよい。
【0018】上記合成ゴムとしては、具体的には、例え
ばブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエン、イソプレ
ンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エン−スチレン共重合体、ブチルゴム、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、イソブチレン
−イソプレンゴム、ポリアルキレンスルフィド、シリコ
ーンゴム、ポリ(クロル・トリフルオロエチレン)、フ
ッ化ビニリデン−6−フッ化プロピレン・コポリマー、
ウレタンゴム、プロピレンオキシドゴム、エピクロルヒ
ドリンゴム、アクリル酸エステル−アクリロニトリル・
コポリマー又はアクリル酸エステル−2−クロルエチル
ビニルエーテル・コポリマー等が一例として拳げられ
る。
【0019】又、上記熱可塑性エラストマーとしては、
具体的には、例えばオレフィン系エラストマー、ウレタ
ン系エラストマー又はエステル系エラストマー、スチレ
ン系エラストマー、アミド系エラストマー、塩ビエラス
トマー、シンジオタクチックポリ(1,2−ブタジエ
ン)、ポリ(トランス−1,4−イソプレン)、シリコ
ーン系エラストマー等が一例として拳げられる。
【0020】上記オレフィン系エラストマーとしては、
エチレン−プロピレン・コポリマー、エチレン−プロピ
レン−ジエン・ターポリマー、クロロスルホン化ポリエ
チレン、塩素化ポリエチレン又はエチレン−酢酸ビニル
・コポリマー等が一例として拳げられる。中でも、シク
ロペンタジエニル錯体、即ちメタロセン触媒を用いて形
成されたエチレン−α−オレフィンが特に好ましい。α
−オレフィンとしては1−ヘキセン、1−オクテン、1
−ヘプテン、4−メチルペンテン−1等が特に好まし
い。
【0021】ウレタン系エラストマーとしてはウレタン
結合を有するブロックとポリカーボネート系ポリオー
ル、又はエーテル系ポリオール、又はポリエーテル・ポ
リエステル系ポリオール、又はカプロラクトン系ポリエ
ステルブロックとからなるウレタン系エラストマーが一
例として挙げられる。特にこれらから形成されるポリウ
レタンフィルムは非多孔質で透湿性を持ち、伸縮性も合
わせ持つ特徴がある。
【0022】エステル系エラストマーとしては芳香族ポ
リエステルを有するブロックと脂肪族ポリエステル又は
脂肪族ポリエーテルを有するブロックとからなるエステ
ル系エラストマーが一例として挙げられる。
【0023】伸縮性記憶形状ポリマーとしてはポリイソ
プレン系、スチレン−ブタジエン系等共重合ポリマー、
ポリウレタン系、ポリマーアロイ系等が一例として挙げ
られる。
【0024】伸縮性基材は上記何れでもよいが、100
%伸長時の伸長回復率の関係から、上記天然ゴム、合成
ゴム、ウレタン系エラストマー、伸縮性記憶形状ポリマ
ー、エチレン−α−オレフィン及びこれらを含む複合品
が好ましい。
【0025】非伸縮性基材としては上記伸縮性基材以外
のものを云う。基材を構成する素材の一例として、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体鹸化物又はエチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリカーボネート、芳香族或いは脂肪族のポリ
アミド、ポリスルホン、ポリビニルアルコール、ポリア
クリロニトリル、塩化ビニル−塩化ビニリデン系樹脂、
ポリイミド、塩酸ゴム、ポリフェニレン、芳香族或いは
脂防族のポリアミド、ポリスルホン、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリロ二トリル、塩化ビニル−塩化ビニリ
デン系樹脂、ポリイミド、塩酸ゴム、ポリフェニレンオ
キサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイ
ミド、エポキシ樹脂、ポリアミノビスマレイミド、ポリ
アセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテ
ルサルフオン、ポリアリレート、ポリオキシベンジル等
の高分子材料や紙、パルプ、繊維、綿等の天然材料また
はこれらの組合せによる織物、織布、不織布、フィル
ム、シート、発泡シート等が挙げられる。また、伸縮性
基材に接着剤等を設けたり、2軸延伸するなどした、伸
縮性のないものや実質上伸縮性のないものも伸縮性のな
い基材に含まれる。又これらは単独、或いは2種以上を
積層して用いることができる。
【0026】伸縮性基材及び非伸縮性基材は透明、不透
明、着色、無着色等如何なるものでもよい。
【0027】前記複合化伸縮材としては前記伸縮性基材
を含み、該使用基材と形態、性状、種類等の何れかを異
にする基材との組み合わせにより全体として伸縮性を有
する基材である。例えば、以下のようなものが挙げられ
る。 1)伸縮性フィルムを使用した一例として、ウレタン系
エラストマー等の伸縮性フィルムを伸長状態にして、少
なくともその片側に不織布(ナイロン製等)を接着また
は融着し、伸長された状態を解除することにより伸縮性
を付与したバンドとして構成できる。伸長時に不織布を
エンボスや熱ピン方式等で接着または融着し、同時にウ
レタン系エラストマーフィルム等の伸縮性基材に孔を開
け、伸縮性と通気性を付与したバンドにすることもでき
る。ここで、該不織布の代わりにポリエチレンフィルム
等の樹脂フィルムと不織布をラミネートしたものを使用
してもよい。また、該樹脂フィルムやウレタン系エラス
トマーフィルム等の伸縮性基材に予め孔を開けたものを
使用し、伸縮性と通気性を付与したバンドにすることも
できる。
【0028】2)伸縮性基材として、ホットメルト接着
剤(又は粘着剤)付きの糸状伸縮基材(0.5mmφの
糸状ウレタン、0.8mmφの糸状アクリロニトリル・
ブタジエンゴム等)を一定間隔(5mm間隔等)に複数
本並べそれらを長手方向に100%以上伸長し、その位
置で固定し、その上に片面に不織布を積層したポリエチ
レンフィルム等の樹脂フィルムからなる基材を該樹脂フ
ィルムと該伸縮基材が向かい合う様に置き、該樹脂フィ
ルムと該伸縮基材を断続的に接着(又は粘着)した。そ
の後、伸長を解放し、元に戻す。元に戻すことにより、
不織布がつぼまり、ひだがより、面ファスナーの雄ファ
スナーとのかかりが良くなる。
【0029】3)不織布の厚さをある間隔(例えば2m
m間隔)で変えることにより、伸縮性の不織布からなる
保持基材を作り、該不織布を伸ばし固定する。一方、該
伸縮性の不織布からなる保持基材の伸長解除時の長さの
伸縮性基材である接着剤付きポリウレタン糸等の伸縮性
糸を該伸長された保持材と同じ長さに伸長し、該伸長固
定された保持材とある間隔(例えば2mm間隔)で点熱
接着する。熱接着後、伸長を解除し、ひだの少ない伸縮
性のバンド基材とする。なお、粘着剤を使用し、点圧着
で作成してもよい。
【0030】4)短冊状にした不織布を複数本並べ、そ
の上にメルトブロー法等でSIS等のホットメルト系粘
着剤を蜘蛛の巣状に塗布し、該不織布と交差するよう
に、伸長状態の複数本からなるベアのウレタン糸等の糸
状伸縮基材を置き、その上に短冊状にした不織布を置
き、テフロン(登録商標)加工された熱ロールで加熱圧
着した後に、伸長状態を解除し、伸縮性のバンド基材と
する。
【0031】5)伸縮性を有する碁盤目状(網状)シー
トと碁盤目状シートの少なくとも片面側にカードウエブ
(繊維積層体の前駆体)を積層した後、高圧水流等によ
り各々を交絡させ、ランダムに接着や融着することによ
り一体化することにより伸縮部を形成する。ここで、碁
盤目状のネット状シートはエチレン−α−オレフィン等
の熱可塑性エラストマー等の弾性素材から製造された弾
性糸や該フィルムをスリットして得られる細帯状の弾性
体を少なくとも経糸又は緯糸に使い、配列させ、交点を
熱融着や接着剤を使用した接着等の方法により接合する
ことにより、伸縮性のバンド基材を得る。繊維積層体を
構成する繊維としては、ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリアミド、コットン、レーヨン等が一例として挙
げられる。弾性体糸から上記碁盤目状のシートは特開昭
49−118963号公報、特開昭49−62771号
公報等に開示されている方法により製造できるが、上記
碁盤目状のシート作成例としては前記伸縮性基材や非伸
縮性基材に用いられる素材を単軸押出機とサーキュラー
ネットダイを使いの所定のストランド径、ピッチを持つ
円筒状のネットを作成し、それを切り開いて、ある一定
の方向で、一定の幅、長さで切断して作成されることが
一例として挙げられる。さらに、これを融点より低い一
定の温度で加熱し、伸長し、そのままの状態で、室温迄
冷却し、張力を解除したものをシートとして使用しても
よい。この加熱伸長処理品は加熱伸長処理温度未満の温
度範囲では伸縮性が殆どないので、このシートに不織布
を貼る等の加工をした後に、加熱伸長処理温度を超える
温度で、十数秒間保持後、もとの伸縮性を発揮させるこ
とができる。網状の線材の断面形状は円、楕円、三角、
四角、六角等何れでもよく、又捻線のように複数の線材
でもよい。その径は0.01〜5.0mmであることが
望ましく、総て均一である必要はない。また、網状のメ
ッシュは伸長される方向の幅は0.1から15mm、そ
の直角方向の幅が0.1から15mmであることが望ま
しい。また、網状の開口形状は四角に限らず、略円形等
であってもよい。また網状の線材のクロス点は接着して
もよいし、編み物状にクロス掛けでもよい。更に、網状
シートのみかけ厚さ(線材の重なりや変形による生ず
る)は0.5から5.0mm程度が望ましい。また、そ
の成型物を融点より低い温度で、伸長方向に伸長し、張
力をかけたまま冷却して張力を解除し、伸長方向の5%
歪み引張応力は伸長前のみかけ5%歪引張応力の5〜4
0倍程度を持ち、そのままの形状を維持させてもよい。
【0032】6)2層のカーディット熱融合された熱可
塑性樹脂(例えば、ポリプロピレン)不織布とその間に
挟まれたネット状の伸縮性シートとからなり、不織布と
ネット状伸縮状シート間に感圧ホットメルト接着剤がス
パイラル塗布法により0.31〜0.93mg/cm
のレベルで塗布されている。この3層構造体は引っ張り
ゼロの下で伸縮性ネット状シートを用いて組み立て、組
み立てられた3層構造は各一定間隔(例えば2mmの間
隔)を以って組み合わされた1対のリングロール間に通
され、細かいスケールで不織布に切れ目を入れる。また
は伸縮性ネット状シートを用いて組み立てたられた後
に、全面発熱体の設けられる領域の部分は全面圧着し、
断続的伸縮性を有する領域または非伸縮性を有する領域
にした後、組み立てられた3層構造は各2mmの間隔を
以って組み合わされた1対のリングロール間に通され、
該加工部を除き、細かいスケールで不織布に切れ目を入
れる。使用時は切れ目の入った不織布付きネット状伸縮
性シートを引き伸ばし、使用する。
【0033】7)非伸縮性基材の所要箇所に設けられた
ひだ付き部上にペースト状または液状のゴム材が帯状に
接着、固化し、伸縮性のバンド基材とする。
【0034】以上の例が一例として挙げられるが、該伸
縮基材や非伸縮性基材の大きさ、幅、太さ、数、数密度
等は複合化伸縮基材が形成でき、前記巻き付け固定用柔
軟性バンドの条件を満たせば如何なるものでもよい。
尚、接着には粘着も含有する。
【0035】また、前記バンドへの素材加工時の接着
(粘着を含む)はホットメルト接着剤(又は粘着剤)を
利用したり、融着(加圧溶融、超音波溶融等)する等の
処理を単独又はそれらを組み合わせる公知の方法で行わ
れる。該基材間の接着や融着等は部分的又は全面的に行
っても良し、該基材が一対一の場合でも、一つの基材が
他種の基材で挟まれている場合でも行うことができる
が、風合い等から基材の伸縮性を阻害しないように、接
着は間欠的に行うことが好ましい。例えば接着剤の塗布
の場合、バンドの長手方向に線状に筋塗りする等の部分
連続的か、または、網状、ドット状等の間欠的に接着剤
等を設け、両部材を接着することが推奨される。基材が
柔らかく、風合いが保たれれば全面接着や全面融融着で
もよい。
【0036】伸縮性基材の幅はバンドとして使用できれ
ば、如何なる物でもよい。平板伸縮性基材の場合、前記
フィルムと同様に、孔をあけて、透湿性を持たせればよ
いし、また一例として、複合化伸縮性基材も含め、糸状
伸縮性基材の場合、その太さは制限はないが、風合いや
外観上より好ましくは0.05から3mmφ、より好ま
しくは0.1から2mmφ、さらに好ましくは0.15
から1mmφである。また、その配設本数は断面積や収
集力を勘案して好ましくは1〜10本/cm、さらに好
ましくは2から8本/cmである。1本/cm未満では
フィット性に欠け、ギャザーのピッチが大きすぎ、外観
も悪くなる。10本/cmを越えると伸長応力が大きす
ぎ不適である。
【0037】前記不織布としては不織布、伸縮性不織布
等があるがそれらの素材としてはパルプ、麻、綿、レー
ヨン、アセテートなどの植物繊維、あるいはポリエチレ
ンなどを原料とした合成パルプ、およびポリエチレン、
ポリプロピレン、プロピレンやエチレンを主体とする共
重合体、プロピレン−エチレン−ブテン三元ランダム共
重合体等の自己接合型を狙ったポリオレフィン系、ナイ
ロン6等のポリアミド系、ポリエチレンテレフタレート
等のポリエステル系、などの熱可塑性高分子物質の単繊
維及び複合繊維、さらにこれらの混合繊維、さらにセル
ロース繊維パルプ等を混合したものが用いられる。該不
織布は短繊維不織布、長繊維不織布、連続フィラメント
不織布でも使用可能であるが、機械的性質の点から長繊
維不織布や連続フィラメント不織布が好ましい。
【0038】例えば不織布としては、長繊維または連続
フィラメントを静電気や乱気流を利用してランダムに交
絡させてコンベア上に体積させ、ウェブをつくり、これ
をヒートエンボス等にてボンディングする方法によって
作られる通気性かつ透湿性の不織布が一例として挙げら
れる。この不織布に使用される長繊維または連続フィラ
メントはポリエチレンテレフタレートの様なポリエステ
ル、ポリエチレンやポリプロピレンの様なポリオレフィ
ン、ナイロンの様なポリアミド、パルプ及びそれらの混
合物を含む群から選択される長繊維や連続フィラメント
で、それらの長さは10mm以上、好ましくは20mm
以上であり、特にポリエチレン繊維やその連続フィラメ
ントを使ったものや、ポリエステルテレフタレート繊維
と他の熱融着性繊維との組み合わせが好ましい。繊維間
の結合により開口部的な空間が生じ、この開口部により
素材自信に伸縮性がなくても繊維方向と異なる方向に対
しては、見かけの伸縮性が発現し、繊維方向への伸長で
は繊維素材自体が伸長された引っ張り弾性率により伸縮
性が発生するに対し、開口部の変形による伸縮は伸長さ
れた成形物(不織布)の曲げ弾性率が働くために生ずる
歪引張応力により発現されるものである。したがって、
曲げ弾性が強い場合は伸縮性が生ずるし、弱い場合は伸
長性という発現になる。このような形状の伸縮材は面形
状で伸縮ができるため、薄型伸縮材として好適である。
一方向に大きくした開口形状ものにすれば一方向へ伸縮
性のある基材とする事ができる。この開口形状は三角、
四角、円、楕円等いずれでもよくその大きさも不織布と
して使用できるものであれば、如何なるものでもよい。
図35にその原理を示す様に、結合点31を中心とした
角度を変化させることにより、全体として伸縮できる。
繊維32方向の縦、横に伸縮のほかに、開口部がそれ以
外の方向への伸長又は伸縮(成形物の曲げ弾性が大きい
場合)することができ、着装時の歪みをいろいろな方向
で吸収できる。
【0039】また、伸縮性不織布としては下記のものが
一例として挙げられる。 1.熱可塑性エラストマーを直接シート法にて繊維状に
加工して得られる弾性繊維から製造される不織布。 2.結晶性ポリプロピレンと融点100〜150℃の熱
可塑性樹脂とから構成される弾性複合繊維からなる不織
布。 3.結晶性ポリプロピレン(ハードエラスティク成分)
と熱可塑性エラストマーから構成される伸縮性弾性複合
繊維からなる伸縮弾性不織布。 4.ウレタン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー
の繊維または連続フィラメントから製造される不織布。
【0040】前記不織布及び伸縮性不織布の坪量は、好
ましくは5〜200g/m、より好ましくは15〜8
0g/mである。5g/m未満では不織布の目が粗
すぎたり、回復力が小さく不十分となる場合があり、2
00g/mを越えるとサーマルボンド法での不織布形
成が難しくなり、コスト高になる。
【0041】前記不織布及び伸縮性不織布の0.5g/
cm加重下における厚さは、好ましくは0.05から
5mmであり、さらに好ましくは0.2〜2mmであ
る。0.05mmに満たないと繊維密度が高くなり、伸
縮特性が不十分となる場合があり、5mmを越えると違
和感を与える。
【0042】前記不織布及び伸縮性不織布を形成する繊
維又は連続フィラメントの径は、好ましくは5〜40μ
mであり、さらに好ましくは5〜30μm、より好まし
くは8〜20μmである。40μmを越えるとこれで作
成された不織布の風合いが悪化する。
【0043】前記バンドの通気度は、ガーレー法におい
て、好ましくは1,000秒/100cc以下、より好
ましくは500秒/100cc以下、さらに好ましくは
100秒/100cc以下である。1,000秒/10
0ccを越えると蒸れ等の不快感が強くなる。
【0044】また、前記バンドを構成する、人体の皮膚
に対する側のフィルム、或いは、シートには汗等の分泌
物、傷口からの体液を吸収する能力乃至吸水性を備える
ようにしてもよいし、予め水分等を含ませて、皮膚に水
分等を補給できるようにしてもよい。具体的には、例え
ば、通気性を有するフィルム、或いは、シートの内側に
吸水性を有する紙、織布、不織布、或いは、発泡シート
を積層したもの、通気性を有するフィルム、或いは、シ
ートの内側に、保水剤を散布、或いは、積層したもの、
通気性を有するフィルム、或いは、シートの内側に吸水
性ポリマーやベントナイト等の保水剤を担持させた紙、
織布、不織布、或いは、発泡シートを積層したもの等が
一例として挙げられる。
【0045】少なくとも長手方向と交わる方向に伸縮す
る部分は両方向に伸縮するバンドで構成してもよい。ま
た、長手方向に伸縮する基材又は発熱体上に少なくとも
一方向に伸縮する基材を取り付けてもよい。該少なくと
も長手方向と交わる方向に伸縮する基材が空隙を渡り、
長手方向と交わる方向に伸縮できれば接着(含粘着)又
は融着等で全面固着したりまたは部分的に固着して取り
付けても構わない。またそれらの取り付け角度は固定機
能が維持できればいかなるものでもよい。また各該基材
または発熱体をトリミングして、丸みを与えても構わな
い。基材を別途取り付ける場合の基材は伸縮性基材又は
一方向のみに伸縮可能とした基材またはその加工品等が
使用できる。
【0046】前記バンドの固定手段も、特に限定される
ものではないが、バンドの固定手段としては、所望の箇
所での簡単な固定を可能とする意味で、面ファスナーま
たは粘着剤層の使用が好ましい。
【0047】尚、バンド本来の固定手段とは別に設けら
れた、調整用の固定手段により、一旦仮着したバンド
を、その後、より適切な締め付けカによる固定状態に調
整できる。このような調整用の固定手段は、特に限定さ
れるものではないが、前記バンドの固定手段として一般
的に採用されている、粘着剤、鍵ホック、ホツクボタ
ン、ベルクロ等の面ファスナー、マグネット等、任意に
使用できる。所望の箇所での簡単な固定を可能とするこ
とができる点で、面ファスナーや粘着剤層の使用が好ま
しい。尚、面ファスナーと粘着剤層との組み合わせで調
整用固定手段を構成しても構わない。
【0048】また、この調整用の固定手段が粘着剤層で
形成されている場合、はじめに該粘着剤層を巻き付け対
象物に貼り付け、位置決めをした後、該バンドカイロ全
体を取り付けてもよい。
【0049】前記バンドに設けられる面ファスナーの雄
ファスナーは、粘着、接着、融着、縫い込み等の任意の
固着手段によって、バンドの適当な場所に固着すればよ
い。
【0050】ここで、面ファスナーとは、マジックテー
プ、マジックファスナー、ベルクロ(ファスナー)、フッ
クアンドループテープ等の商品名で知られているもの
で、雌ファスナーであるループと該雌ファスナー締結し
得る雄ファスナーであるフックとの組み合わせで締結機
能を有するものである。前記ループ機能を有するものと
して、不織布や、毛羽立ち、わなを有する糸の織布等が
あるが、バンドを形成する芯材の表面にこれらループ機
能(雌ファスナー機能)を有するものを被覆してもよい
が、これ自体でバンドを構成してもよい。雄ファスナー
部材であるフック部材は特に制限はないが、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂やポリア
ミド、ポリエステル等から形成されたものが一例として
挙げられる。フックの形状は特に限定されるものではな
いが、断面がI字型、逆L字型、逆J字型、いわゆるき
のこ型等の形状のフックがループに引っかかり易く、か
つ肌に極度の刺激感を与えない点で好ましい。なお、フ
ックがファスニングテープの全面積に粘着されていても
よく、更にテープ基体を省略してフックのみで、ファス
ニングテープとして使用してもよい。
【0051】粘着剤層の粘着剤としては粘着力で発熱体
及びバンドを所要部に固定できる固定能力を有するもの
であれば、エマルジョン型、溶剤型やホットメルト型で
あろうと、いかなるものでもよいが、一例として粘着剤
としては酢酸ビニル系粘着剤、ポリビニルアルコール系
粘着剤、ポリビニルアセタール系粘着剤、塩化ビニル系
粘着剤、アクリル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、ポリ
工チレン系粘着剤、セルロース系粘着剤、クロロプレン
(ネオプレン)系粘着剤、ニトリルゴム系粘着剤、ポリ
サルファイド系粘着剤、ブチルゴム系粘着剤、シリコー
ンゴム系粘着剤、スチレンエラストマー系粘着剤(例え
ば、SIS、SBS、SEBS(SBSの水素添加タイ
プ)、SIPS(SISの水素添加タイプ)など)等が
一例として挙げられる。
【0052】本発明の通気性を持つ滑り止め層は滑り止
め剤をバンド基材の上に全面設けた後、孔を複数個あ
け、通気性を保ってもよいし、滑り止め剤を繊維化して
形成した多孔質性樹脂をバンド基材上に設けてもよい
し、セパレーター上の多孔性弱粘着層をバンド基材の表
面に移着してもよいし、直接、バンド基材の表面上にメ
ルトブロー法等で蜘蛛の巣状に設けてもよい。また、印
刷したり、粒状の弱粘着性物質または軟質塩化ビニル樹
脂を均一に分散し、熱を加えて、定着せしめて、多数の
突起からなる物としてもよいし、エラストマーの溶液ま
たは分散液あるいはプラスチゾルを水玉模様に散布した
ものも使用できる。また、摩擦のあるフィルム等を貼り
合せて滑り止め層としてもよい。滑り止め層はバンド基
材上に全面的に設けてもあるいは部分的に設けてもよ
い。さらにロール等で、熱及びまたは圧力をかけて、滑
り止め剤とバンド基材との密着性を向上させてよい。ま
た、滑り止め剤はホットメルト系、溶剤系、エマルジョ
ン等いずれでも使用できる。
【0053】本発明の滑り止め層により、巻き付け固定
した発熱体のズレや脱落を防止でき、発熱体を常に所定
の場所に密着固定しておける。このような滑り止め層
は、バンド基材上に設けられた状態で、摩擦係数が好ま
しくは20〜80°であり、より好ましく30から70
°、さらに好ましく40〜60°である。摩擦係数が2
0°未満であると滑り止め層としての役目をはたせな
い。80°を越えると滑り止めとしては十分に役目を果
たすが、皮膚等への密着が良すぎて、バンドを剥がす時
や身体を動かした時に痛い等との不快惑が伴う。透湿性
はガーレー法による透湿度が好ましくは1,000秒/
100cc以下、より好ましくは500秒/100cc
以下、さらに好ましくは100秒/100cc以下であ
る。1,000秒/100ccを越えると蒸れ等の不快
感が強くなる。
【0054】摩擦係数はJISP8147の傾斜方法に
準ずる方法で滑り傾斜測定装置を用いた測定した。ここ
で滑り傾斜測定装置は水準器を取り付けた固定台に平行
になるような、ちょうつがいで取り付けた傾斜板を持
つ。該傾斜板に試料(幅100mm、長さ200mm)
を固定し、その試料上端の上におもり(幅60mm、長
さ100mm、質量400g)を置き、毎秒1°の速度
で傾斜角度を上げ、おもりが滑り始めたときの傾斜角を
読み取った。ギャザー付きの基材は伸びきった状態で、
固定し、その摩擦係数を測定した。
【0055】滑り止め層を形成する方法をさらに以下に
説明する。 1)蜘蛛の巣状に形成する場合、メルトブロー方式によ
り弱粘着性物質を直接、バンド基材の上に蜘蛛の巣状散
布用ノズルを使って散布することにより、蜘蛛の巣状の
弱粘着層を不織布やフィルムからなる通気性バンド上に
設けることができる。さらに熱ロールで熱圧着処理をし
てもよい。 2)転写による多孔性樹脂で形成する場合、セパレータ
ー上に、メルトブロー方式やカーテンスプレー方式など
により弱粘着性物質を繊維化して不織布状ないし絡まり
繊維状に堆積させて、孔の微細性や均等分布性に優れ通
気性や弱粘着力の偏りが少なくてその平均性に優れる多
孔性の弱粘着層を容易に形成することができ、その多孔
性弱粘着層を不繊布やフィルムからなる通気性のバンド
上に転写により設ける。 3)バンド基材の表面に樹脂やエラストマーの溶液又は
分散液、あるいはプラスチゾルを一様に塗布、乾燥後、
孔を複数個開ける。または線状や模様状に塗布し、乾燥
する。以下、一様に塗布等する場合は最終的に孔を開け
て通気性を確保する。 4)バンド基材の表面にホツトメルトタイプの樹脂材料
をホツトメルトコーティング法により一様にまたは模様
状に塗布する。 5)バンド基材の表面に熱溶融性樹脂を押出しラミネー
トとする。 6)バンド基材の表面に発泡性の樹脂組成物を一様にま
たは模様状に塗布または含侵させ、ついで発泡させて樹
脂の発泡層による凹凸のある表面を形成する。 7)バンド基材の表面に摩擦のある合成樹脂フィルムを
ラミネートする。尚、各樹脂材料を模様状に塗布するに
はグラビアコーターなどが使用できる。また、ホットメ
ルト樹脂や軟質塩化ビニル樹脂などの場合、粒状のもの
をバンド基材の表面に均一に散布したのち、熱を加えて
定着せしめることによって、バンド基材の表面に多数の
突通を形成することもできる。
【0056】滑り止め剤としては滑り止め層での摩擦係
数が20〜80°であれば、溶剤系、ホットメルト系、
エマルジョン系等いかなるものも使用できるが、特に、
弱粘性物質が好ましく、ホットメルト系、エマルジョン
系が好ましい。
【0057】好ましく用いうる弱粘着性物質の例として
は、SIS、SBS、SEBS、SIPSの如きスチレ
ン系エラストマー、アクリル酸系やメタクリル酸系のア
ルキルエステルを成分とするアクリル系エラストマー、
ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体の如きオレフィン系
エラストマー、ウレタン系エラストマーなどが一例とし
て挙げられる。またその他の滑り止め剤として、軟質塩
化ビニル系樹脂、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴ
ム、また、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体の加水分解物、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂などのホットメルト
樹脂、あるいはタック性を弱めたエチレン−メチルメタ
クリレート共重合体(EMMA)、発泡性の樹脂親成物
としての水や低沸点中性液などを発泡とするポリウレタ
ン樹脂組成物、アクリル系樹脂(たとえばビニリデンク
ロライド−アクリロニトリル共重合体などの熱硬化性ア
クリル樹脂など)などの樹脂のコアに発泡剤(イソブタ
ンなどの揮発性溶剤)を含有させたカプセルをバインダ
ー樹脂と混合したものが挙げられる。これらは単数で又
は2種以上をブレンドして用い得る。また水系エマルジ
ョンとして使用してもよい。
【0058】ちなみに、スチレン系エラストマーにオレ
フィン系エラストマーを加えることで、タックや強度を
調節することができる。なお弱粘着性物質の調整に際し
ては、必要に応じタツキフアイヤー、軟化剤、老化防止
剤などの適宜な添加剤を配合することができる。
【0059】本発明において、基材等の連結に用いられ
る接着剤(粘着剤)としては連結できるものであれば如
何なるものでもよいが、前記粘着剤の外に、ホットメル
ト接着剤及びスチレン・ブタジエン共重合体、アクリル
酸エステル共重合体、酢酸ビニル・エチレン・オレフィ
ン共重合体、石油樹脂、コールドグルー等の接着成分を
含む接着剤が一例として挙げられる。
【0060】薬物含有層は、薬物が保持できるものであ
ればいかなるものでもよいが、一般に、保水剤、結合
剤、粘着剤や樹脂等から構成されるバインダーに薬効成
分を含有させて構成される。バインダーとしては薬効成
分を含有し、支持体や発熱体等固定維持できるものであ
ればよいが、前記高分子材料、前記天然ゴム、前記合成
ゴム、前記熱可塑性エラストマー、前記弱粘着性粘着
剤、ジェル等が一例として挙げられる。薬物含有層の薬
物とは、ペパーミントやラベンダー油等の香料、ショー
ガエキス、漢方薬、サリチル酸やインドメタシン等の経
皮吸収性薬剤等が挙げられるが、薬効のある物質であれ
ばいかなるものでもよい。
【0061】また、前記バンドの所望の位置に、文字、
模様等を印刷等で施したり、一部または全部を着色した
り、色の異なる物を貼り合わせたりすることは任意であ
る。
【0062】使用前に固定用柔軟性バンドの他の部分へ
の損傷を防ぐため、面ファスナーの雄ファスナーや保温
体または保冷体の取り付け用断続的伸縮性領域を剥離紙
や粘着フィルム等の保護膜でカバーしておき、また、粘
着剤層を剥離紙等の保護膜でカバーしておき、使用時に
取り外すようにしてもよい。
【0063】前記保温体又は保冷体は特に制限はなく、
一般に使われている保温体や保冷体が使用できる。例え
ば保温体としては従来公知の空気の存在によって発熱す
る部材で、金属粉を使用した発熱剤からなる発熱体であ
る化学カイロが一例として挙げられる。
【0064】
【実施例】以下、図面を用いて、本発明保温体又は保冷
体用無断アジャスタブルな巻き付け固定用柔軟性バンド
の実施例に付き、詳細に説明する。ただし、この説明に
記載されている構成部品の形状、大きさ、材質、数、そ
の位置などは特定的な記載がない限りは本発明の範囲を
それらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明
例にすぎない。
【0065】(実施例1)ここで、図1は本発明巻き付
け固定用柔軟性バンド1の一例を示す平面図、図2は同
側面図である。図中2は、300秒/100ccの通気
度を有した、厚み1mm×長さ500mm×幅50mm
の不織布製バンドである。100%伸長時の応力は30
0g/25mm幅、100%伸長時の回復率は95%
で、雄ファスナー付きバンドの重量は6gであった。ま
た、柔らかさを示すループスティフネスは1.2gであ
った。この伸縮性のある透湿性不織布製バンド2は、長
手方向に伸長させた状態で微孔を形成されたポリウレタ
ンエラストマーフィルムの両面に不繊布を融着すること
により、伸長性と通気性を与えるように形成されたもの
である。そして、バンド2の両表面には不織布による面
ファスナーの雌ファスナー2aがその全面に渡り形成さ
れている。尚、図中3はバンド2の他端側の裏面に接着
剤3aを介して設けられたバンドの固定用手段としての
面ファスナーの雄ファスナーを示し、この雄ファスナー
3をバンド2の表面全面に形成された雌ファスナー2a
の任意位置に付着させることにより、最も適当な締め付
け力でバンド2を用いて発熱体を任意の場所に固定でき
るようにした。次に、通気性袋体内に鉄粉を主成分とす
る発熱剤を収容した発熱体を腕に置きその上から該バン
ドを巻き付け、該発熱体を該バンドで2重に巻き付けた
後、該バンドの雄ファスナーをバンドの雌ファスナーに
固定して該発熱体を身体に取り付けた。動きながら使用
実験をしたところ、バンド及び発熱体はズレ落ちること
はなかった。
【0066】(比較例1)実施例1のウレタン系エラス
トマーフィルムをポリエチレンエラストマーに変えたこ
と以外は実施例1と同じバンドを作成した。該バンドは
100%伸長時の応力が300g/25mm、100%
伸長時の回復率が50%であった。実施例1と同様にし
て、腕に同様の発熱体を置きその上から該バンドを巻き
付け、実施例1と同様になるようにした後、該バンドの
雄ファスナーをバンドの雌ファスナーに固定して該発熱
体を身体に取り付けた。動きながら使用実験をしたとこ
ろ、本バンド及び該発熱体はズレ落ちた。
【0067】(実施例2)図3及び図4は他の実施例を
示すもので、前記実施例1のバンド2の伸縮性基材を変
えて、ポリオキシエチレン含有率が17〜70%である
非多孔質透湿性ウレタン系エラストマーフィルムの両面
に不織布を設けた透湿性500秒/100ccのシート
をバンド本体に使用し、その表面側にバンドの調整用の
固定部材としての雄ファスナー4を接着剤4aを介して
設け、バンド2を被着体に仮着した後、調整用の雄ファ
スナー4をバンド2の両表面全面に形成された雌ファス
ナ2aの任意の位置に付着させることにより仮止めを
し、さらにより適当な締め付け力でバンド2を用いて保
温体または保冷体を任意の場所にしっかりと固定できる
ようにした。このバンドは厚み1mm×長さ500mm
×幅50mm、重量5g、100%伸長時の応力は30
0g/25mm幅、100%伸長時の回復率は92%、
であった。また柔らかさはループスティフネステスター
で1.2gであった。
【0068】(実施例3)図5及び図6は更なる他の実
施例を示すもので、実施例1のものとは、バンド本体2
の他端に曲線部2bを設け、少なくとも一部に曲線部を
持つ保温体または保冷体に適用できるようにしたところ
が異なり、被着体の湾曲部にも適合自在に形成した。
【0069】(実施例4)図7及び図8は更なる他の実
施例を示すもので、実施例1のものとは、固定用手段と
して面ファスナーの雄ファスナーの代わりに、アクリル
系粘着剤からなる縦4cm×横3cmの粘着剤層6を示
し、その表面に剥離紙7を添着し、使用時にはこの剥離
紙7を剥がし、粘着剤層6によってバンド本体2を任意
の場所で固定できるようにした。
【0070】(実施例5)ここで、図9は実施例1のバ
ンド本体の端部に空隙10を設けたもので、空隙を挟ん
だバンド本体部に保温体や保冷体を設け使用する。図1
0は発熱体8を該発熱体上に設けられた粘着剤層8aを
介してバンドに取り付けた時の使用状態を示す斜視図で
ある。
【0071】(実施例6)図11は他の実施例を示すも
ので、前記実施例9のバンド本体2の表面側にバンド本
体の調整用の固定部材としての雄ファスナー9を接着剤
を介して設け、さらに、別に長手方向の一端に達する空
隙10を設け、バンドの一端を2つに分け、それぞれの
端に固定部材としての雄ファスナー3、4を設け、さら
に、雄ファスナー3、4の設けられた側のバンド本体の
表面に弱粘着性のSISからなる滑り止め層5を設け
た。雄ファスナー3の設けられたバンド21を用いて、
該バンドを被着体に巻き付け、該バンドの裏面全面に形
成された雌ファスナー2aの任意の位置を雄ファスナー
9に付着させた後、さらに雌ファスナー21a機能を持
ったバンド21を巻き付け、固定部材である雄ファスナ
ー3でしっかりと固定できる。次に雌ファスナー22a
機能を持ったバンド22を用いて同様にして固定させる
ことにより、適切な締め付け力でバンド21、22を用
いて保温体または保冷体を任意の場所に固定できるよう
にした。図12は一対の保温体または保冷体が設けられ
る空隙及びその周辺XII−XII部の断面図である。
保温体または保冷体は雄ファスナー9の周辺部で、空隙
10、10を挟み、その両側に設けて使用する。
【0072】(実施例7)図13は他の実施例を示す平
面図で、前記実施例1のバンド素材を、ポリエチレンの
両面に不織布2cを熱融着にて設けたものを素材にし
て、0.3mm径の紐状ウレタン11に接着剤11aを
点付けしたものを4mm間隔にならべ、長手方向に12
0%伸長させ、該紐状ウレタンの両面に該素材を点接着
した後に、解放する事により作成した伸縮性のあるバン
ド素材に変え、実施例5の切り込み(空隙10)を一端
に達するまで延長し、2つに切り離し、雄ファスナー
3、4をそれぞれに設けたものである。図14は該バン
ドXIV−XIV部の断面図である。
【0073】(実施例8)図15は更なる他の実施例を
示すもので、保温体または保冷体を設ける予定部分に接
着剤30aを介した剥離紙付き粘着剤層又は雄ファスナ
ー30を取り付け手段として設け、その周辺部を非伸縮
性の基材とし、空隙10を設け、その空隙10を渡り、
保温体または保冷体を設ける部分の両側に長手方向と交
わる方向に伸縮可能な基材12、14を非伸縮性の基材
と重なる部分の空隙10の反対の基材端から1/3の領
域を接着部12a、14aを介して接着し、さらにその
一方側の該接着領域上に固定部である雄ファスナー部3
と4を、接着剤3aで接着し、他方側に長手方向に伸縮
可能な素材23、24を接着剤23aにて接着し、設け
た。図16はその長手方向の断面図(XVI−XVI)
を示す。
【0074】(実施例9)図17は更なる他の実施例を
示すもので、保温体または保冷体を設ける非伸縮性部分
2d、2dを空隙10を挟んで置き、空隙10を渡り、
長手方向と交わる方向に伸縮性を有する基材12、14
を実施例8と同様にして設け、さらに、その端に長さの
異なる長手方向に伸縮性基材23、24をその両側に設
けた。長手方向と交わる方向に伸縮性基材12、14上
に固定用雄ファスナー3、3、4、4を実施例8と同様
にして接着剤にて設けた。空隙10を挟んで非伸縮性部
分が長手方向に伸縮可能な状態にした。
【0075】(実施例10)図18は更なる他の実施例
を示す平面図で、保温体または保冷体を設ける部分に曲
部2bを持たせ、保温体または保冷体を設ける部分周辺
部に長手方向と交わる方向に伸縮可能な基材12、1
4、雄ファスナー13及び雌ファスナー機能を持つ長手
方向に伸縮可能なバンド2、21に雄ファスナー3、4
を設けたものを熱融着にて設けた一対の全面発熱体から
なるバンドカイロである。尚、長手方向と交わる方向に
伸縮可能な基材と全面発熱体のシール部との熱融着15
は該基材の空隙10と反対側の端部から中央の空隙まで
の1/3部のみ行った。
【0076】(実施例11)図19は更なる他の実施例
を示す平面図で、保温体又は保冷体を設ける非伸縮性部
分2d、2dを空隙10を挟んで置き、空隙10を渡
り、長手方向と交わる方向に伸縮性を有し、狭角60°
のくの字形伸縮性基材25、25を設け、さらにその非
伸縮性部の片端に長手方向に伸縮性を有する基材2、2
1を粘着部15、15を介して設けた。
【0077】(実施例12)図20は更なる他の実施例
を示す平面図で、長手方向と交わる方向に伸縮をする基
材12に長手方向に伸縮する基材を10°の角度で組み
合わせて取り付け(2、21)(2、21)、さらに、
長手方向方向に伸縮する基材2、21、2、21をトリ
ミングして角に丸みをつけたものである。
【0078】(実施例13)図21において、バンド本
体は不織布/伸縮弾性部材/不織布により構成され、解
放時にギャザーが形成されており、該伸縮弾性部材が点
接着で不織布に結合された部分である伸縮部19と結合
されていない部分である非伸縮部18とから構成され
る。ここで、保温体または保冷体が設けられる予定であ
り、糸状伸縮材と不織布が結合されていない部分29に
は糸ゴムが存在していても、存在していなくてもよく、
非伸縮部18を形成している。また、調整用固定手段で
ある雄ファスナー13、13も設けてある。図22はそ
の断面図(XXII−XXII)を図23はその平面断
面図(XXIII−XXIII)を示す。図24はバン
ド本体を長手方向と垂直な面において切断した横断面図
(XXIV−XXIV)を示し、一枚の帯状シートの幅
方向の中央部を折れ線として2枚に折り曲げ、折れ線側
の所定領域に長手方向伸縮弾性部材11を伸長状態で帯
状シートの間に挟み、向かい合った帯状シートを点接合
による点粘着部16を形成して伸縮弾性領域を形成して
いる。また2枚に折り曲げた折れ線の反対側の端及びほ
ぼ中央部は線状粘着部17にて長手方向に沿って帯状に
接合されている。図25は伸縮弾性部材が解放され、ギ
ャザーが形成されている伸縮性部の部分断面図(XXV
−XXV)である。その後、保冷体を化学カイロにかえ
て、実施例1と同様な試験を行い、同様な結果を得た。
フィット性の向上等、着用者が快適に着用するには固定
体の全周にギャザーが存在していることが好ましいこと
から不織布と伸縮弾性部材でギャザー付きを構成するこ
とが望ましい。このバンドは厚み1.2mm×長さ50
0mm×幅60mm、重量20g、100%伸長時の応
力は80g、100%伸長時の回復率は100%であっ
た。また柔らかさはループスティフネステスターで0.
9gであった。
【0079】(実施例14)実施例13の不織布を2
枚、向かい合って配置し、その間に実施例13の糸状伸
縮材を配置し、点接着代わりに全面接着を用いた以外は
実施例13と同様にし、バンドを作成した。図26は断
面図を、図27は平面断面図(XXVII−XXVI
I)を示す。
【0080】(実施例15)図28は他の実施例を示す
もので、複合化伸縮材から作られたバンドである。該複
合化伸縮材は伸縮性を有する碁盤目状のネット状シート
26とネット状シートの少なくとも片面側にポリエチレ
ン製のカードウエブ(繊維積層体の前駆体)26aを積
層した後、高圧水流等により各々を交絡させ、ランダム
に融着することにより一体化することにより伸縮材とし
たものである。ここで、碁盤目状のネット状シートはス
チレン−ブタジエン共重合樹脂を単軸押出機とサーキュ
ラーネットダイを使い、円筒状のネットを作り、これを
切り開きネット状シート26とした。図29は発熱体収
容部の断面図(XXIX−XXIX)である。図30は
その平面断面図(XXX−XXX)で、不織布付きネッ
ト状シートからなる伸縮材を示す。図31にバンドの断
面図(XXXI−XXXI)を示す。このバンドは厚み
1.5mm×長さ500mm×幅60mm、重量25
g、100%伸長時の応力は100g、100%伸長時
の回復率は100%、であった。また柔らかさはループ
スティフネステスターで1.3gであった。
【0081】(実施例16)図32及び図33は更なる
他の実施例の平面図、断面図(XXXIII−XXXI
II)を示すもので、実施例1の発熱体が設けられた面
と反対側のバンド面に、弱粘着性の粘着剤に薬剤を含ま
せて形成した薬剤含有層27を設け薬剤を使用する温熱
治療を行えるようにした。尚、図中28は薬剤含有層2
7を保護するための剥離紙を示す。
【0082】(実施例17)図34は保温体または保冷
体を取り付ける手段を断続的に取り付けその取り付け領
域を断続伸縮性領域とした場合のパターンを示す。面フ
ァスナーや粘着剤層が取り付け手段として使用される。
【0083】図34は断続的伸縮性領域20を例示した
ものである。即ち、少なくとも一方向に伸縮性を有する
部分20aと非伸縮性を有する部分20bのパターンの
一例を示したものである。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明では従来の重
厚な袋付き固定用サポーターに代え、厚みが5mm以
下、重量が30g以下、柔らかさがループスティフネス
テスターにおいて、5g以下にして、なおかつ少なくと
も片面全部を面ファスナーの雌ファスナー機能を持つ不
織布から構成し、100%伸長時の応力が500g/2
5mm幅以下、100%伸長時の応力緩和率が90%以
上の柔軟な材質で形成された、軽量化バンド上に、面フ
ァスナーや粘着剤層等からなる固定手段、空隙、その空
隙の周辺に長手方向と交わる方向に伸縮する部分や弱粘
着性の滑り止め層を設けることにより、次に列挙する特
有の効果を有する無断アジャスタブルで、軽量なバンド
を得ることができる。 (1)軽く、肌触りが良く、機構が単純化してあるた
め、バンドの任意の場所で固定できるので、保温体や保
冷体が最適な状態で取り付けられるためズレや脱落がな
い。 (2)バンドの伸長時の応力、回復率の範囲を制限した
ことにより、感触の良い使用感が得られた。 (3)柔軟なバンドで固定するため、肘や膝等の関節部
さらに肩や腕等の人体における湾曲部や伸縮部更に屈伸
部に追従して密着し、また、使用中に突つ張り感や違和
感がないので、使用感が良好であり、しかも使用中身体
を動かしても、ズレやズレ落ちがなく、更に、人体との
密着性が良好であるから、優れた温熱効果や患部の治療
効果が得られる。 (4)空隙を挟んで保温体や保冷体を取り付けられるこ
とにより確実に、屈曲部を周辺から温め、保温できる
し、保冷ができる。 (5)保温体や保冷体を挟む様に空隙を渡り、かつ少な
くとも長手方向と交わる方向に伸縮性を有する部分を設
けることにより、動作時のズレや脱落がより確実に防止
できる。 (6)摩擦力の範囲を制限した通気性滑り止め層によ
り、蒸れず、皮膚へ痛みがなく、しっかりと固定され、
ズレや脱落の防止がより強化され、長時間、安心して使
用できる。 (7)粘着剤等の固着用の刺激物質が直接皮膚に固着し
ないので、長時間、何回も同じ箇所に固定しても、固定と
脱着やその繰り返しからくる皮膚障害がなく、長時間、安
心して使用できる。使用後、取り外す時も痛みを伴わな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明バンドの一実施例の平面図
【図2】 同側面図
【図3】 本発明バンドの他の実施例の平面図
【図4】 同側面図
【図5】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図6】 同側面図
【図7】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図8】 同側面図
【図9】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図10】 同使用状態を示す斜視図
【図11】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図12】 同XII−XIIの断面図
【図13】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図14】 同XIV−XIVの断面図
【図15】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図16】 同XVI−XVIの断面図
【図17】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図18】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図19】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図20】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図21】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図22】 同XXII−XXIIの断面図
【図23】 同XXIII−XXIIIの平面断面図
【図24】 同XXIV−XXIVの平面断面図
【図25】 同解放時の伸縮部における部分断面図(X
XV−XXV)
【図26】 本発明バンドの更なる他の実施例の断面図
【図27】 同XXVII−XXVIIの断面図
【図28】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図29】 同XXIX−XXIXの断面図
【図30】 同XXX−XXXの平面断面図
【図31】 同XXXI−XXXIの断面図
【図32】 本発明バンドの更なる他の実施例の平面図
【図33】 同XXXIII−XXXIIIの断面図
【図34】 (1)〜(6)本発明バンドの断続的伸縮
部領域の一実施例の平面図
【図35】 本発明バンドの構造的伸縮性基材の一伸縮
原理図
【符号の説明】
1 バンド本体 2 バンド 2a 雌ファスナー 2b 曲線部 2c 不織布 2d 伸縮性のない部分 3 雄ファスナー 3a 接着(粘着)剤 4 雄ファスナー 4a 接着(粘着)剤 5 滑り止め層 6 粘着剤層 7 剥離紙 8 発熱体 8a 粘着剤層 9 雄ファスナー 10 空隙 11 ゴム状糸 11a 接着(粘着)剤 12 長手方向と交わる方向に伸縮可能な基材 12a 接着(融着)部 13 雄ファスナー 14 長手方向と交わる方向に伸縮可能な基材 14a 接着(融着)部 15 接着(粘着)部又は融着部 16 点接着(粘着)部又は点融着部 17 線状接着(粘着)部又は線状融着部 18 非伸縮部 19 伸縮部 20 断続的伸縮性領域 20a 伸縮性を有する部分 20b 非伸縮性を有する部分 21 バンド 21a 雌ファスナー 22 バンド 22a 雌ファスナー 23 伸縮性を有する基材 23a 接着(粘着)剤 24 伸縮性を有する基材 25 長手方向と交わる方向に伸縮性を有し、狭角
60°のくの字形伸縮性基材 26 メッシュ状シート伸縮材 26a 不織布 27 薬剤含有層 28 剥離紙 29 保温体または保冷体の設置予定領域 30 剥離紙付き粘着剤層又は雄ファスナー 30a 接着(粘着)剤 31 結合点 32 繊維または連続フィラメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 7/08 334 A61F 7/08 334T 7/10 330 7/10 330R 330P 13/00 355 13/00 355S 355Z 13/02 340 13/02 340 360 360 (72)発明者 酒巻 由和 栃木県栃木市皆川城内町388 マイコール 株式会社内 (72)発明者 相田 道雄 栃木県栃木市皆川城内町388 マイコール 株式会社内 (72)発明者 潤米 幸夫 栃木県栃木市皆川城内町388 マイコール 株式会社内 (72)発明者 木村 久雄 栃木県栃木市皆川城内町388 マイコール 株式会社内 (72)発明者 百々 寿浩 栃木県栃木市皆川城内町388 マイコール 株式会社内 Fターム(参考) 3B011 AB08 AB11 AC01 AC17 AC18 4C099 AA05 CA19 EA08 GA02 GA03 LA01 LA11 LA14 NA02 TA04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面が全面に渡って面ファス
    ナーの雌ファスナーの機能を持ち、通気性を有し、保温
    体または保冷体を対象物に巻き付け固定するための伸縮
    性を有するバンドであって、厚みが5mm以下で、重量
    が30g以下で、柔らかさがループスティフネステスタ
    ーにおいて5g以下で、100%長手方向伸長時の応力
    が500g/25mm幅以下で、100%長手方向伸長
    時の応力緩和の回復力が90〜100%で、固定手段を
    有することを特徴とする巻き付け固定用柔軟性バンド。
  2. 【請求項2】 前記固定手段が、面ファスナーまたは粘
    着剤層からなることを特徴とする請求項1記載の巻き付
    け固定用柔軟性バンド。
  3. 【請求項3】 前記バンドの少なくとも一部に空隙を設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の巻き付け
    固定用柔軟性バンド。
  4. 【請求項4】 前記バンドの一部に空隙が2箇所以上設
    けられ、少なくとも一箇所の該空隙はバンドの長手方向
    の末端まで達していることを特徴とする請求項3記載の
    巻き付け固定用柔軟性バンド。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の巻き付け固定用
    柔軟性バンドの一対を空隙を隔てて、少なくとも一箇所
    で連結し、その連結部が少なくとも長手方向と交わる方
    向に伸縮性を有する部材で構成されていることを特徴と
    する巻き付け固定用柔軟性バンド。
  6. 【請求項6】 前記バンドの一部に、面ファスナーおよ
    び粘着剤層から選ばれた少なくとも一種からなる保温体
    または保冷体の取り付け用手段が断続的に設けられるこ
    とにより、断続的伸縮性領域が形成されていることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の巻き付け固定
    用柔軟性バンド。
  7. 【請求項7】 前記バンドが複合化伸縮材から構成され
    たことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の巻
    き付け固定用柔軟性バンド。
  8. 【請求項8】 前記バンドの少なくとも一部に曲線部を
    設け、湾曲部に適合自在となるように形成したことを特
    徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の巻き付け固定
    用柔軟性バンド。
  9. 【請求項9】 前記バンドが調整用固定手段を備えてな
    ることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の巻
    き付け固定用柔軟性バンド。
  10. 【請求項10】 前記バンドの表面の少なくとも一箇所
    に滑り止め構造を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    9の何れかに記載の巻き付け固定用柔軟性バンド。
  11. 【請求項11】 前記バンドの表面の少なくとも一箇所
    に薬物含有層を設けたことを特徴とする講求項1乃至1
    0の何れかに記載の巻き付け固定用柔軟性バンド。
  12. 【請求項12】 前記バンドの少なくとも一箇所に文
    字、図形、記号、模様、写真、絵の何れか一種以上が設
    けられていることを特徴とする講求項1乃至11の何れ
    かに記載の巻き付け固定用柔軟性バンド。
  13. 【請求項13】 前記バンドの少なくとも一部が着色さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに
    記載の巻き付け固定用柔軟性バンド。
JP2000233793A 2000-08-02 2000-08-02 巻き付け固定用柔軟性バンド Withdrawn JP2002054012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000233793A JP2002054012A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 巻き付け固定用柔軟性バンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000233793A JP2002054012A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 巻き付け固定用柔軟性バンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002054012A true JP2002054012A (ja) 2002-02-19

Family

ID=18726263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000233793A Withdrawn JP2002054012A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 巻き付け固定用柔軟性バンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002054012A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006501379A (ja) * 2002-10-01 2006-01-12 ネルコアー ピューリタン ベネット インコーポレイテッド 張力インジケータ付きヘッドバンド
WO2006009031A1 (ja) * 2004-07-20 2006-01-26 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha 伸縮性不織布および伸縮性複合不織布
JP2007202931A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Japan Vilene Co Ltd 外用貼付薬用補助具
JPWO2006006656A1 (ja) * 2004-07-14 2008-05-01 マイコール株式会社 発熱体
JPWO2006006664A1 (ja) * 2004-07-14 2008-05-01 マイコール株式会社 可撓性発熱体
JP2009034482A (ja) * 2007-07-12 2009-02-19 Momo Hisahiro 発熱体及び発熱体の製造方法
JP2012012758A (ja) * 2010-06-04 2012-01-19 Kuraray Kuraflex Co Ltd 高伸度伸縮性不織布
JP4910070B1 (ja) * 2010-12-10 2012-04-04 剛廣 安藤 通気帯
JP2013085580A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Unitika Ltd パッド付き止血帯
JP2014057783A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Kao Corp 温熱用具
JP2014079293A (ja) * 2012-10-13 2014-05-08 Unitika Ltd 貼り替え用止血パッド
JP2015150404A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 英理子 桂島 対象物を挟む幅と力を自在に調整可能な挟み留め具
JP2016036668A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 有限会社東洋物療研究所 皮膚伸長テープ及びリラックス方法
JP2017113449A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 喜隆 小村 長尺物の締め付け具及び長尺物の締め付け方法
JP2019024927A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 ミナト医科学株式会社 物理療法機器
JP2021069495A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社タカギ・パックス 椅子用身体固定バンド

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006501379A (ja) * 2002-10-01 2006-01-12 ネルコアー ピューリタン ベネット インコーポレイテッド 張力インジケータ付きヘッドバンド
JPWO2006006656A1 (ja) * 2004-07-14 2008-05-01 マイコール株式会社 発熱体
JPWO2006006664A1 (ja) * 2004-07-14 2008-05-01 マイコール株式会社 可撓性発熱体
JP4490971B2 (ja) * 2004-07-14 2010-06-30 マイコール株式会社 発熱体
WO2006009031A1 (ja) * 2004-07-20 2006-01-26 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha 伸縮性不織布および伸縮性複合不織布
JP2007202931A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Japan Vilene Co Ltd 外用貼付薬用補助具
JP2009034482A (ja) * 2007-07-12 2009-02-19 Momo Hisahiro 発熱体及び発熱体の製造方法
JP2012012758A (ja) * 2010-06-04 2012-01-19 Kuraray Kuraflex Co Ltd 高伸度伸縮性不織布
JP4910070B1 (ja) * 2010-12-10 2012-04-04 剛廣 安藤 通気帯
JP2013085580A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Unitika Ltd パッド付き止血帯
JP2014057783A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Kao Corp 温熱用具
JP2014079293A (ja) * 2012-10-13 2014-05-08 Unitika Ltd 貼り替え用止血パッド
JP2015150404A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 英理子 桂島 対象物を挟む幅と力を自在に調整可能な挟み留め具
JP2016036668A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 有限会社東洋物療研究所 皮膚伸長テープ及びリラックス方法
JP2017113449A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 喜隆 小村 長尺物の締め付け具及び長尺物の締め付け方法
JP2019024927A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 ミナト医科学株式会社 物理療法機器
JP2021069495A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社タカギ・パックス 椅子用身体固定バンド
JP7265261B2 (ja) 2019-10-29 2023-04-26 株式会社タカギ・パックス 椅子用身体固定バンド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002054012A (ja) 巻き付け固定用柔軟性バンド
US4525407A (en) Elastic composites
KR100733432B1 (ko) 천공된 절취선이 있는 기저귀 파스너
KR100360523B1 (ko) 탄성과 보온성이 우수한 일회용 바디랩
JP2818223B2 (ja) 医療用伸縮布
WO2016121975A1 (ja) 吸収性物品及びその製造方法
JP2008154998A (ja) 紙おむつ
JP5964477B1 (ja) 吸収性物品
JPH11508783A (ja) ダイヤモンド形状の熱素子パターンと滑り止め手段とを備えた伸縮性背当てラップ
TW200824658A (en) Absorptive article
JPH11508784A (ja) 伸縮性膝当てラップ
JPWO2012140875A1 (ja) 発熱体
KR20040000488A (ko) 음순간 패드
WO2008041639A1 (fr) Couche en papier, procédé destiné à former une partie extensible d'un article absorbant, et dispositif destiné à former la partie extensible
JP2004129878A (ja) 使い捨てオムツ
JP4405057B2 (ja) Td方向にのみ伸縮性を有する弾性複合体を使用したバンドカイロ
JP2002045387A (ja) バンドカイロ
JP3693156B2 (ja) 管状体固定具
JP5524792B2 (ja) 吸収性物品及びその製造方法
JP4093783B2 (ja) パンツ型の使い捨て着用物品
JP5352283B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ
JP2002045386A (ja) バンドカイロ
JP5722973B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ及びその製造方法
JP2587309Y2 (ja) 紙おむつホルダー
JP2008018110A (ja) 粘着面が二重の貼付用温熱体構造物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071002