JP2002053437A - 頭髪用化粧料 - Google Patents

頭髪用化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整髪後の髪の艶が自然な状態の毛髪に近い艶
乃至は艶を消した状態の毛髪、すなわちマット(mat )
感の毛髪に整髪でき、しかも見た目にも自然な仕上りに
できる頭髪用化粧料を提供することにある。 【解決手段】 油性成分のポリオキシエチレン付加物、
及びポリスチレン又はスチレン共重合体を含有してなる
ことを特徴とする頭髪用化粧料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頭髪用化粧料に関
し、その目的は、髪にぎらついた独特の艶のない自然な
艶乃至は艶消しの状態を与えると共に、ライトな整髪性
を付与することのできる頭髪用化粧料を提供することに
ある。
【0002】
【従来の技術】人類の毛髪は、他の哺乳動物の毛髪の目
的が皮膚の保護,体温の保持にあるのに対して、そのほ
とんどが退化していて、現在では頭部に中心に残ってい
るだけであり、その役割もむしろ美容上のものといえ
る。かかる美容のためには頭髪の手入れが必要である。
そこで、頭髪の手入れのために、美容の前提としての頭
髪用洗浄剤を始め、育毛剤、頭髪用化粧料、染毛剤等が
市販されている。頭髪用化粧料については、特に美容用
として、整髪、整髪後の髪型の維持、艶の付与を目的と
したものが存在する。
【0003】頭髪用化粧料には、水を含まずに植物油や
ワックス等の油性成分を多量に含む油性整髪料と、水と
油性成分に各種界面活性剤を用いて油中水型又は水中油
型のエマルジョンとした水性整髪料に大別することがで
きる。ヘアオイル、ポマード、コスメチック等に代表さ
れる油性整髪料は、整髪性に優れるという利点を有する
が、反面べたついた使用感、重い使用感、頭髪に与える
ぎらついた不自然な光沢、さらにはシャンプーでは落ち
にくいといった欠点を有していた。これに対して、べた
つき感の少ない頭髪用化粧料として、ジェルやウォータ
ージェル等に代表される水性整髪料がある。この水性の
頭髪用化粧料は、油性整髪料よりもべたつき感が少ない
ためにさっぱりとした使用感があり、さらにはシャンプ
ーで落としやすいという利点を有するが、整髪料の主目
的である整髪性が油性整髪料に比べて弱いといった欠点
があった。
【0004】上述した頭髪用化粧料は、いずれも整髪や
毛髪の保護といった役割に加えて、さらに毛髪に艶を与
えることにも重点が置かれていた。しかし、従来の頭髪
用化粧料により毛髪に与えられた艶は、自然な状態の毛
髪が有する艶と比較して、人工的に髪に艶を付加したよ
うに見え、油っぽくぎらついた不自然な印象を与える場
合が多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年においては、ライ
フスタイルの多様化と共に美容の観点からヘアスタイル
の個性化が進んでおり、従来の頭髪用化粧料のみでは、
市場のニーズに対応しきれなくなってきている。すなわ
ち、整髪料としての頭髪用化粧料は必要とされるが、整
髪時に付随する人工的な油っぽい不自然な艶は敬遠され
がちである。そこで、頭髪用化粧料で整髪したとして
も、整髪後の髪の艶が自然な状態の毛髪に近い艶乃至は
艶を消した状態の毛髪、すなわちマット(mat )感の毛
髪に整髪でき、しかも見た目にも自然な仕上りにできる
頭髪用化粧料が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するためになされたものであって、すなわち、請求項
1に係る発明は、油性成分のポリオキシエチレン付加
物、及びポリスチレン又はスチレン共重合体を含有して
なることを特徴とする頭髪用化粧料に関する。請求項2
に係る発明は、前記油性成分のポリオキシエチレン付加
物が、ポリオキシエチレン還元ラノリン、ポリオキシエ
チレンラノリン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及
びポリオキシエチレンヒマシ油の内の一種以上からなる
ことを特徴とする請求項1に記載の頭髪用化粧料に関す
る。請求項3に係る発明は、前記油性成分のポリオキシ
エチレン付加物に於けるエチレンオキシドの付加モル数
が3〜70であることを特徴とする請求項1又は2に記
載の頭髪用化粧料に関する。請求項4に係る発明は、前
記スチレン共重合体が、アクリル酸アミド・スチレン共
重合体、アクリル酸・アクリル酸アルキル・スチレン共
重合体、スチレン・ビニルピロリドン共重合体、スチレ
ン・イソプレン共重合体、及びアクリル酸・スチレン・
メタクリル酸アンモニウム共重合体の内の一種以上から
なることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の
頭髪用化粧料に関する。請求項5に係る発明は、水を配
合することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載
の頭髪用化粧料に関する。請求項6に係る発明は、低級
アルコールを配合することを特徴とする請求項1乃至5
いずれかに記載の頭髪用化粧料に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る頭髪用化粧料は、必
須成分として、油性成分のポリオキシエチレン付加物、
及びポリスチレン又はスチレン共重合体を含有する。
【0008】本発明に係る頭髪用化粧料の第一の必須成
分は、油性成分のポリオキシエチレン付加物である。
【0009】本発明で用いることのできる油性成分と
は、常温で油状又は固形状で存在する物質をいい、具体
的には油脂、ロウ類、高級脂肪酸、高級アルコール、ス
テロール等を例示することができる。具体的に油脂とし
ては、アボガド油、オリーブ油、カカオ油、つばき油、
ヒマシ油、ヤシ油、モクロウ、或いは硬化ヒマシ油、硬
化ヤシ油、硬化カカオ油等の硬化油等を例示することが
できる。ロウ類としては、カルナウバロウ、キャンデリ
ラロウ、ホホバ油、モンタンロウ、ミツロウ、ラノリ
ン、鯨ロウ、或いは水素添加ラノリン、水素添加ホホバ
油、水素添加カルナウバロウ等の水素添加ロウ等を例示
することができる。高級脂肪酸としては、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン
酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール酸、ウンデシ
レン酸、オキシステアリン酸、ラノリン酸、ラノリン脂
肪酸、或いはイソパルミチン酸、イソステアリン酸、イ
ソトリデカン酸等の合成脂肪酸等を例示することができ
る。高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミ
リスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリ
ルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水素
添加ラノリンアルコール、ヘキシルデカノール、オクチ
ルドデカノール、イソステアリルアルコール等を例示す
ることができる。ステロールとしては、コレステロー
ル、ジヒドロコレステロール、フィトステロール等を例
示することができる。
【0010】本発明に係る頭髪用化粧料では、上記した
油性成分のポリオキシエチレン付加物を用いることがで
きるが、特にヒマシ油、硬化ヒマシ油、ラノリン、還元
ラノリン等のポリオキシエチレン付加物のうち一種以上
を用いるのが好ましい。これらが好ましく用いられる理
由は、毛髪に対する親和性が高く、付着性、湿潤性に富
み、泡水性に優れているからである。
【0011】油性成分に付加するエチレンオキシドの付
加モル数は特に限定されないが、3〜70とすることが
好ましく、5〜50とすることがより望ましい。この理
由は、3未満の付加モル数では、親水性が弱いことから
油性成分のべたつき感が強くなり、逆に70を超える付
加モル数では、親水性が強くなりすぎ、仕上がり感が重
く感じられるために使用感が悪化してしまい、いずれの
場合も好ましくないからである。
【0012】市販のポリオキシエチレンヒマシ油として
は、商品名NIKKOL CO-40TX(40E.O.)(日光ケミ
カルズ社製)、及び商品名EMALEX C-40 (40E.
O.)(日本エマルジョン社製)等が例示できる。ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油としては、商品名NIKKOL H
CO-60 (60E.O.)(日光ケミカルズ社製)、及び
商品名EMALEX HC-50(50E.O.)(日本エマルジョ
ン社製)等が例示できる。ポリオキシエチレンラノリン
としては、商品名NIKKOL TW-30(30E.O.)(日光
ケミカルズ社製)、及び商品名POLYCOL 15(15E.
O.)(クローダ社製)等が例示できる。ポリオキシエ
チレン還元ラノリンとしては、商品名NIKKOL BW-30(3
0E.O.)(日光ケミカルズ社製)、及び商品名POLY
COL WH-150(15E.O.)(クローダ社製)等を例示
することができる。
【0013】本発明に用いられる油性成分のポリオキシ
エチレン付加物の配合量は特に限定されないが、頭髪化
粧料全体中0.5〜40.0重量%とすることが好まし
く、1.0〜20.0重量%とすることがより望まし
い。この配合量が好ましい理由は、0.5重量%未満の
配合量では、整髪力が弱く整髪することができないうえ
に、自然な仕上りの艶にすることができず、逆に40.
0重量%を超えて配合したとしても、整髪力及び艶とも
に大幅な改善が見られないうえ、仕上がり感が重くなる
という問題が生じるからである。
【0014】本発明に係る頭髪用化粧料の第二の必須成
分は、ポリスチレン又はスチレン共重合体である。本発
明で用いられるポリスチレン又はスチレン共重合体の数
平均分子量は,特に限定されないが、数平均分子量が
1,000〜1,000,000であることが好まし
く、2,000〜500,000とすることがより望ま
しい。上記の数平均分子量がより望ましく用いられる理
由は、数平均分子量が1,000未満では、皮膜形成能
力がなく自然の艶乃至は艶消しにすることができず、逆
に1,000,000を超えると、皮膜が硬すぎ、頭髪
に塗布した際にごわつき感が現れるために使用感が悪化
するからである。
【0015】本発明で用いられるスチレン共重合体のス
チレンと共重合するモノマーは、特に限定されない。具
体的にスチレンと共重合するモノマーとしては、以下の
一種以上を用いることができる。すなわち、アクリル
酸、アクリル酸アミド、アクリル酸エステル、アクリル
酸ブチル等のアクリル酸アルキル、メタクリル酸、メタ
クリル酸エステル、メタクリル酸アミド、メタクリル酸
ブチル等のメタクリル酸アルキル、ビニルピロリドン、
イソプレン、シリコーン、酢酸ビニル等である。特に、
アクリル酸、アクリル酸アミド、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル等が好ましい。これらが好ましく
用いられる理由は、スチレンとの共重合が良く安定した
共重合体が得られるからである。
【0016】本発明で用いられるポリスチレン又はスチ
レン共重合体の配合量は、特に限定されないが、頭髪用
化粧料中0.5〜30.0重量%とすることが好まし
く、より望ましくは、1.0〜20.0重量%とすると
よい。この理由は、0.5重量%未満の配合量では、自
然の艶乃至は艶消しにする効果が充分には発揮されず、
逆に30.0重量%を超えて配合したとしても、自然な
艶乃至は艶消しが望めないうえに、頭髪に使用した時に
フレーキングを起こすために、いずれの場合にも好まし
くないからである。
【0017】本発明で用いられるポリスチレンとして
は、商品名Nanospheres 100 Hydrophilic (Exsymol 社
製)、及び商品名Styrene MC White(一丸ファルコ社
製)等を例示することができる。
【0018】本発明で用いられるスチレン共重合体とし
て、アクリル酸アミド・スチレン共重合体としては、商
品名ヨドゾール GH-52(日本NSC社製)、及び商品名
Lytron 318)(Morton International社製)等を例示す
ることができる。アクリル酸・アクリル酸アルキル・ス
チレン共重合体としては、商品名ヨドゾール GH-41(日
本NSC社製)等を例示することができる。スチレン・
ビニルピロリドン共重合体としては、商品名Antara 430
(ISP 社製)、及び商品名Polectron 430 (ISP 社製)
等を例示することができる。スチレン・イソプレン共重
合体としては、商品名Kraton D-116(Shell 社製)等を
例示することができる。アクリル酸・スチレン・メタク
リル酸アンモニウム共重合体としては、商品名Syntran
5002(Inter polymer 社製)を例示することができる。
【0019】本発明に係る頭髪用化粧料には所望により
水を配合することができる。配合される水は、一般には
精製水であり、その配合量は各化粧品原料の配合量に合
わせて適量を配合すればよいが、頭髪用化粧料中1.0
〜90.0重量%とすることが好ましいく、より好まし
くは50.0から90.0重量%である。上記の配合量
が好ましいとされる理由は、1.0重量%未満では自然
な艶乃至は艶消し状態を得ることができないうえに、整
髪力が弱く整髪できず、逆に90.0重量%を超えて配
合すると、乾燥性が損なわれ、かつべたつき感が悪化す
るという悪影響を与えるからである。
【0020】本発明に係る頭髪用化粧料には、乾燥性の
向上の目的で低級アルコールを配合することも可能であ
る。本発明で用いられる低級アルコールとは、化粧料に
配合されるものであれば特に限定されないが、具体的に
は、エタノール、イソプロパノール等の炭素数5以下の
一価アルコールを例示することができる。
【0021】低級アルコールの配合量は、特に限定され
ないが、頭髪用化粧料全体中1.0〜99.0重量%と
することが好ましく、より好ましくは、5.0〜40.
0重量%とするとよい。この理由は、1.0重量%未満
の配合量では、乾燥性の向上という低級アルコール添加
の効果が得られず、逆に99.0重量%を超えて配合す
ると、その他必須成分の配合量が少なくなりすぎ、目的
の効果が得られなくなるため、いずれの場合も好ましく
ないからである。
【0022】本発明に係る頭髪用化粧料は、その安定性
を損なわない範囲であれば上記に記した成分の他、水溶
性高分子、多価アルコール、紫外線吸収剤、香料、防腐
剤、着色料、キレート剤、抗菌剤、保湿剤、清涼剤、ビ
タミン類、植物抽出液、pH調整剤、或いは界面活性剤
等を目的に応じて配合しても良い。
【0023】本発明に係る頭髪用化粧料としては、種々
の剤型に適用することができ、具体的には、ヘアフォー
ム、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアクリーム、ヘアブ
ロー等の剤型に好ましく用いることができる。
【0024】本発明に係る頭髪用化粧料をヘアフォーム
剤等のエアゾール剤として用いる場合、噴射剤を配合す
ることで作成することができる。噴射剤としては、化粧
品に配合されるものであれば特に限定されないが、具体
的には、プロパン、ブタン等の炭素数4以下の低沸点の
炭化水素、ジメチルエーテル等の低沸点エーテル、及び
液化石油ガスなどを例示することができる。
【0025】噴射剤の配合量は、特に限定されないが、
エアゾール容器の内容量を100重量%とした場合、
1.0〜30.0重量%とすることが好ましく、より好
ましくは3.0〜20.0重量%とするとよい。上記配
合量とする理由は、1.0重量%未満の配合量では、エ
アゾール容器内の原液を最後まで噴射させることができ
ず、逆に30.0重量%を超えて配合したとしても、エ
アゾール容器内の原液を最後まで噴射させる以上の効果
はないうえ、フォームとしての泡の安定性を損なうとい
う問題があるからである。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、後記表中の数値は配合量であり、その単位は重量%
である。 (試料作成方法)後記表1及び表2に記した組成に液化
石油ガス10.0重量%(20℃,圧力0.39MP
a)を加えて、実施例1〜9及び比較例1〜7の各試料
を調製した。すなわち、噴射剤を除く各成分を略均一に
分散させた溶液をエアゾール用容器に充填した。エアゾ
ール用バルブにより容器をクリンチした後、噴射剤をス
テムより規定量充填し、ステムに適したボタンを装着し
て試料サンプルとした。 (使用商品名)表1及び表2中のポリオキシ還元ラノリ
ンとしては、商品名POLYCOL WH-150(15E.O.)
(クローダ社製)を用い、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油としては、商品名EMALEX HC-50(50E.O.)
(日本エマルジョン社製)を用いた。ポリスチレンとし
ては、商品名Styrene MC White(一丸ファルコ社製)を
用いた。アクリル酸アミド・スチレン共重合体として
は、商品名ヨドゾール GH-52(日本NSC社製)を用
い、アクリル酸・アクリル酸アルキル・スチレン共重合
体としては、商品名ヨドゾール GH-41(日本NSC社
製)を用いた。
【0027】(試験例1;艶の評価)実施例1〜9及び
比較例1〜7で得た各試料を、25℃の条件下で、10
cm、1gの毛束に各々0.1gづつ塗布した。各試料
の艶を以下の評価基準にしたがって、5名の専門パネラ
ーの官能評価により評価し、その評点の平均値により行
った。実施例1〜9の結果を後記表1に、比較例1〜7
の結果を表2にそれぞれ示す。 <評価基準> ○:変化がない乃至は艶が消える △:ややギラギラした艶がでる ×:ギラギラした艶がでる
【0028】(試験例2;仕上り評価)実施例1〜9及
び比較例1〜7で得た各試料を、25℃の条件下で、1
0cm1gの毛束に各々0.1gづつ塗布した。各試料
の仕上り(風合い)を以下の評価基準にしたがって、5
名の専門パネラーの官能評価により評価し、その評点の
平均値により行った。実施例1〜9の結果を後記表1
に、比較例1〜7の結果を表2にそれぞれ示す。 <評価基準> ○:自然な仕上り(ライト感のある風合い) △:やや重い仕上り ×:重い仕上がり
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】表1及び表2の結果から、本発明に係る頭
髪用化粧料は、髪にぎらついた人工的な艶を与えず、自
然な艶乃至は艶消しの状態を与えると共に、自然な仕上
りに整髪できることが分かる。
【0032】以下、本発明に係る頭髪用化粧料の処方例
を示す。尚、後記表中の数値は配合量であり、その単位
は重量%である。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】
【0038】
【表8】
【0039】
【表9】
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係る頭髪用
化粧料は、油性成分のポリオキシエチレン付加物、及び
ポリスチレン又はスチレン共重合体を含有してなるもの
であるから、髪にぎらついた人工的な艶を与えず、自然
な艶乃至は艶消しの状態を与えると共に、自然な仕上り
に整髪することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椿原 操 大阪市中央区十二軒町5番12号 株式会社 マンダム中央研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB051 AC022 AC072 AC101 AC102 AC122 AC182 AC431 AC432 AC442 AC482 AC542 AC692 AD021 AD022 AD042 AD071 AD072 AD091 AD092 AD152 AD511 AD512 CC31 CC32 DD08 DD22 DD23 DD27 DD31 DD41 EE06 EE07 EE28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油性成分のポリオキシエチレン付加物、
    及びポリスチレン又はスチレン共重合体を含有してなる
    ことを特徴とする頭髪用化粧料。
  2. 【請求項2】 前記油性成分のポリオキシエチレン付加
    物が、ポリオキシエチレン還元ラノリン、ポリオキシエ
    チレンラノリン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及
    びポリオキシエチレンヒマシ油の内の一種以上からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の頭髪用化粧料。
  3. 【請求項3】 前記油性成分のポリオキシエチレン付加
    物に於けるエチレンオキシドの付加モル数が3〜70で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の頭髪用化
    粧料。
  4. 【請求項4】 前記スチレン共重合体が、アクリル酸ア
    ミド・スチレン共重合体、アクリル酸・アクリル酸アル
    キル・スチレン共重合体、スチレン・ビニルピロリドン
    共重合体、スチレン・イソプレン共重合体、及びアクリ
    ル酸・スチレン・メタクリル酸アンモニウム共重合体の
    内の一種以上からなることを特徴とする請求項1乃至3
    いずれかに記載の頭髪用化粧料。
  5. 【請求項5】 水を配合することを特徴とする請求項1
    乃至4いずれかに記載の頭髪用化粧料。
  6. 【請求項6】 低級アルコールを配合することを特徴と
    する請求項1乃至5いずれかに記載の頭髪用化粧料。
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