JP2002052529A - 合成樹脂材料の混合・注型装置 - Google Patents

合成樹脂材料の混合・注型装置

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JP2002052529A
JP2002052529A JP2000237939A JP2000237939A JP2002052529A JP 2002052529 A JP2002052529 A JP 2002052529A JP 2000237939 A JP2000237939 A JP 2000237939A JP 2000237939 A JP2000237939 A JP 2000237939A JP 2002052529 A JP2002052529 A JP 2002052529A
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mixing
resin material
mixer
synthetic resin
tank
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Hiroaki Tashiro
浩昭 田代
Akira Horimoto
章 堀本
Manabu Taki
学 滝
Minehiko Sakate
峰彦 坂手
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂材料の混合・注型装置への材料毎の
配管、真空配管、加圧配管、熱源配管設備を増設するこ
となく、メンテナンス作業が容易で、生産性を向上させ
ることが可能な合成樹脂材料の混合・ 注型装置を得る。 【解決手段】 樹脂材料を内部に収容する混合タンク、
上記混合タンクに樹脂材料を投入するための樹脂材料投
入口、混合処理後の樹脂材料を払出すための樹脂払出し
管路および樹脂材料払出し口、および混合タンクの内部
に回転自在に取り付けられた樹脂攪拌用の攪拌翼を有す
る混合ミキサに対し、混合タンクを支持する架台にフリ
ーベアを取り付けて走行部とし、外部搬送機構からの駆
動により混合ミキサを自在に移動可能とし、材料投入位
置または材料混合位置、タンク洗浄位置へ混合ミキサを
移動させて材料投入や各種処理を実施するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱硬化性樹脂等
の合成樹脂材料を調合、混合し、さらに成形型に注型す
るための合成樹脂材料の混合・注型装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7は実公平4−25298号公報に記
載された、従来の合成樹脂材料の混合・注型装置を示す
図である。図7において、101は混合タンク、102
は樹脂材料投入口、103は樹脂材料払出し口、104
は樹脂材料を攪拌するための攪拌翼、105は攪拌モー
タ、106は混合タンク101を固定する架台、107
は混合タンク101の内部を減圧するための減圧配管、
108は混合タンク101の内部を加圧するための加圧
配管、109は混合タンク101を加熱するためのジャ
ケット部に熱源(例えば蒸気)を供給するための熱源供
給配管、110は成形型、111は成形型を真空状態に
保つための真空タンクである。
【0003】図7に基づいて動作について説明する。蓋
付きの樹脂材料投入口102を開口して合成樹脂材料で
ある主剤樹脂、充填剤を混合タンク101内部に投入
し、再び樹脂材料投入口102を閉口すると共に攪拌モ
ータ105を駆動させることによって攪拌翼104を所
定時間回転させ、常圧下で均一に混合されるまで攪拌す
る。次に減圧配管107のバルブを開き、混合タンク1
01内を減圧し合成樹脂内の気泡を脱泡しながら所定時
間攪拌し一次混合を完了させる。一次混合完了後、樹脂
材料投入口102を開口して硬化剤を投入し、再び材料
投入口を閉口すると共に減圧配管107のバルブを開
き、減圧下で合成樹脂内の気泡を脱泡しながら所定時間
攪拌し二次混合を完了させる。
【0004】二次混合完了後の注型作業では真空状態の
真空タンク111内に成形型110を配置し、樹脂材料
払出し口103と真空タンク111を接続する。この状
態で加圧配管108のバルブを開き混合タンク101内
を加圧し、樹脂材料払出し口103のバルブを開いて成
形型110に樹脂を注入する。
【0005】なお、樹脂材料投入口102の蓋の開閉、
各材料の混合タンク101内への投入は人為的作業であ
る。また、材料投入前から注型完了の間、混合タンク1
01設置の温度検出センサ(例えば熱電対、図示せず)
の温度データに併せて熱源供給配管109のバルブの開
閉動作を制御し、混合タンク101を所定の温度に保つ
ように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような方
法では合成樹脂材料の混合回数が増えると材料投入にか
かる人為的手段による作業が増大し、作業能率の低下や
生産サイクルのダウンを招く要因になってしまう。また
生産サイクルを増加させようとすれば固定式の混合タン
クを増設することになるが、この場合投入に必要な材料
種毎の配管、真空配管、加圧配管、熱源配管などを、設
置する全ての混合タンク毎に配置する必要が生じ、設備
が複雑になると共にメンテナンス時間が増大するという
問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、人為的手段による作業の削減、生産
効率の向上、生産サイクルの増加、メンテナンス作業時
間の削減を実現するため、材料投入・混合・注型の自動
化を可能としたタンク可動式の合成樹脂材料の混合・注
型装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による合成樹脂
材料の混合・注型装置は、樹脂材料を内部に収容する混
合タンク、上記混合タンクに樹脂材料を投入するための
樹脂材料投入口、混合処理後の樹脂材料を払出すための
樹脂払出し管路および樹脂材料払出し口、および上記混
合タンクの内部に回転自在に取り付けられた樹脂攪拌用
の攪拌翼を有する混合ミキサと、混合処理後の樹脂材料
を成形型に注入する注型機構とを備えた合成樹脂材料の
混合・注型装置であり、上記混合ミキサを外部搬送機構
からの駆動により自在に移動可能とする走行部を備えた
ものである。
【0009】また、この発明による合成樹脂材料の混合
・注型装置は、上記のような構成に加え、樹脂材料投入
口が所定の位置のみで開閉可能となり、混合ミキサの移
動中や、所定の位置以外で開動作しないように動作を制
御する投入口開閉機構を備えたものである。
【0010】さらに、この発明による合成樹脂材料の混
合・注型装置は、上記のような構成に加え、混合タンク
と樹脂材料払出し口との間に位置する樹脂払出し管路が
所定の位置のみで開閉可能となり、混合ミキサの移動中
に開動作しないように動作を制御する樹脂払出し管路開
閉機構を備えたものである。
【0011】また、この発明による合成樹脂材料の混合
・注型装置は、外部に攪拌翼駆動源を設け、攪拌必要時
に所定位置にて攪拌翼と上記攪拌翼駆動源とを接続する
ことにより混合タンク内において上記攪拌翼を駆動させ
樹脂材料の攪拌を行うものである。
【0012】さらに、この発明による合成樹脂材料の混
合・注型装置は、上記のような構成において、攪拌翼と
上記攪拌翼に連結される回転軸との接続部に位置するフ
ランジ外側面が、部分的に下方に向って広がるような傾
斜を持つものである。
【0013】また、この発明による合成樹脂材料の混合
・注型装置は、混合ミキサを外部の搬送台車に移載し、
上記搬送台車を移動させることで上記混合ミキサを移動
させるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による合成樹脂材料の混合・注型装置を側
方から観察した図、図2は合成樹脂材料の混合・注型装
置を構成する混合ミキサの断面図、図3は混合ミキサを
中心とした平面図、図4は樹脂材料投入口を塞ぐための
蓋と、樹脂材料投入口を開閉するための投入口開閉機構
の詳細を示す図、図5は合成樹脂材料の混合・注型装置
を構成する混合ミキサが、材料投入時、各材料払出口に
移動する際の搬送台車に乗っている図、図6は合成樹脂
材料の混合・注型装置の混合ミキサを構成する樹脂材料
収容部である混合タンクが、タンク洗浄時に洗浄配管と
接続されている図をそれぞれ示している。
【0015】図1〜図5において示した符号1は樹脂材
料を収容する混合タンクであり、この混合タンク1内に
おいて樹脂材料が攪拌される。符号2は蓋付きの樹脂材
料投入口、2bは混合タンク1の上部に設けられたタン
ク内観察用の観察用窓、3は樹脂材料払出し口、4は合
成樹脂の攪拌翼である。ここで、混合タンク1は樹脂材
料を容れる容器のみを指すものとし、この混合タンク1
と後述する投入口開閉機構および樹脂払出し管路開閉機
構など混合タンク1に付加的に設けられた構成を含め、
混合タンク1の移動に付随して移動する構成要素を総称
して混合ミキサ1aとする。
【0016】また、符号5は攪拌翼4に連動させて攪拌
を行うための攪拌モータであり、この攪拌モータ5は合
成樹脂材料の混合・ 注型装置の外部に設けられる。符号
6は混合タンク1を支持する架台、7は混合タンク1内
を減圧または加圧する配管に接続される、混合タンク1
の本体側減圧・加圧用メスカプラ(本体側カプラ)であ
り、配管途中に設置のバルブ類の開閉により減圧・加圧
を切替える。本体側カプラ7の下部からは、ホース(図
示せず)が混合タンク1の蓋上に向かって配管されてお
り、混合タンク1内部と通じる状態となっている。9
a、9bは混合タンク1を加熱するためのジャケット部
に熱源(例えば蒸気)を供給する混合タンク1の本体側
熱源投入用メスカプラで一方が供給側、他方が排出側と
なる。熱源投入用メスカプラ9a、9bはホース(図示
せず)にて混合タンク1のジャケット部に配管されてい
る。
【0017】さらに、符号10は成形型、11は成形型
を真空状態に保つための真空タンクであり、これらによ
って注型機構が構成されている。また、12は混合タン
ク1側の本体側カプラ7と嵌まりあうオスカプラ、13
a、13bは混合タンク1側の熱源供給用メスカプラ9
a、9bと嵌まり合うオスカプラであり、位置決めピン
14a、14bをガイドとしてシリンダ15a、15b
によって押込まれる。これらの構成は真空タンク1上に
配置固定されるフレームに取り付けられる。また、符号
16は攪拌翼4の軸とボルトによって締結されている回
転軸でありその軸端にはタンク側歯車17が取付き、攪
拌モータ5の出力軸に設置されているモータ側歯車18
と噛み合い、攪拌モータ5の回転を攪拌翼4に伝達す
る。
【0018】混合タンク1の底部には混合処理後の合成
樹脂を排出したり、混合タンク1内の気密を保持するた
めの払出バルブユニット19(樹脂払出し管路開閉機構
に相当する。)がボルト(図示せず)にて固定されてい
る。払出バルブユニット19の内部には気密保持のシー
ルの役目を果たすテフロン(登録商標)製のピストン弁
20が挿入されており、操作ロッド21の先端に取付け
られている。操作ロッド21には圧縮ばね22によって
常時ピストン弁20を混合タンク1のシール座19aに
押し付ける方向Aに力が掛かっている。 即ち、混合タ
ンク1のピストン弁20が移動中の振動で誤って開閉し
ないよう、かつ混合タンク1内部の機密性が失われない
よう動作が制御されている。また、混合タンク1の内部
の気密性が失われることはない。操作ロッド21のもう
一方の軸端には操作ノブ23が付いており、ここにツメ
24を引掛けた状態でシリンダ25をB方向(A方向と
は逆の方向。)に操作するとピストン弁20を開方向に
動作させることができる。
【0019】さらに、符号26は混合ミキサ1aを自在
に移動可能にするために混合タンク1を支持する架台6
に取り付けられたフリーベア(走行部に相当する。)で
あり、例えばレール27上を移動する際に用いる。真空
タンク11上のレール27は空圧アクチュエータを使用
した昇降式レールであり、真空タンク11と接続する際
に混合ミキサ1aを下降させ注入管33(後述)と気密
接続を行う。混合ミキサ1aの移動は駆動モータ28と
リニアガイド28a、28bとで構成された搬送ユニッ
ト29上に設置されたシリンダ30にて昇降動作する搬
送ピン31を、混合タンク1を支持する架台6に設置さ
れたガイド32の穴に挿入して行う。なお、この例では
図面の手前、奥方向の移動についてのみ説明している
が、搬送ピン31、ガイド32を、図3の平面図の如く
架台6の任意の場所に取付て、かつ本搬送ユニット29
と、シリンダ30でその各々の方向から接続し搬送でき
るようにすることにより、任意の方向に移動可能である
ことは言うまでもない。また、符号33は混合ミキサ1
aの樹脂材料払出し口3と真空タンク11とを接続する
注入管である。
【0020】符号34は樹脂材料投入口2を閉じる蓋で
あり、空圧シリンダにて動作するエアートグルクランプ
35にて開閉する。これらによって投入口開閉機構が構
成されている。エアートグルクランプ35は空圧シリン
ダへのエアーの供給がなくても樹脂材料投入口2の開ま
たは閉の状態を保持することができ、また蓋34と樹脂
材料投入口2の間にはシール材(例えばOリング、図示
せず。)があるため、蓋34が閉じであれば混合タンク
1内の気密性(加圧、減圧に対して)を十分に確保でき
る。即ち、蓋34が混合ミキサ1aの移動中の振動で誤
って開閉しないように動作が制御されている。また、混
合タンク1内の気密性が失われることはない。エアート
グルクランプ35の空圧シリンダのエアー供給口にはメ
スカプラ36a、36bから配管されており、メスカプ
ラ36a、36bとオスカプラ37a、37bを接続し
た状態で電磁弁などを用いたエアー回路の切替で開閉動
作を行なわせることができる。
【0021】さらに、符号38は各材料を投入する際、
材料払出口下部へ混合ミキサ1aを移動させる搬送台車
であり、レール39上で車輪40をモータ41にて駆動
させ位置決めする。位置決めポイント数は材料種類数と
同数である。なお、符号112、113a、113b、
114a、114b、115a、115b、137a、
137bは、図1の符号12、13a、13b、14
a、14b、15a、15b、37a、37bと同名
称、同機能である。また、オスカプラ112、113
a、113b、137a、137b、シリンダ115
a、115bを支持するフレーム42は搬送台車38上
にボルト固定されている。
【0022】次に上記の様に構成された本発明の実施の
形態1における合成樹脂材料の混合・注型装置の動作に
ついて説明する。まず材料投入動作について説明する。
搬送ユニット29上の搬送ピン31を混合タンク1のガ
イド32の穴に挿入し、材料投入部の搬送台車38上ま
で混合タンク1を搬送する。搬送が完了すればシリンダ
115a、115bを下降させ位置決めピン114a、
114b及びオスカプラ112、113a、113b、
137a、137bを嵌め合わせる。 位置決めピン1
14a、114bを混合ミキサ1aに挿入したことによ
り搬送台車38上での混合ミキサ1aの位置ずれを防止
する。位置決めピン114a、114bの挿入完了後、
搬送ピン31をガイド32から抜き去り、搬送台車38
への混合ミキサ1aの移載が完了する。その後、主剤材
料の払出口下部に混合ミキサ1aの樹脂材料投入口2が
一致するように搬送台車38を位置決めする。
【0023】位置決め完了後、樹脂材料投入口2の蓋3
4を開けて所定量材料を払い出す。主剤の払出は市販の
ディスペンサ方式で行う。払出完了で樹脂材料投入口2
を閉じる。次に充填剤の払出を主剤の払出と同様な動作
で行う。このとき、回転軸16と攪拌翼4との接続部に
位置するフランジ外側面の形状が部分的に、下方に向っ
て広がるように斜めに成形されているので、投入された
材料が接続部に溜まるのを防止することができ、また攪
拌翼4に攪拌されかき上げられた材料が接続部に留まり
にくくなっている。従って、接続部に材料が残留するこ
とがなく異物が発生しないため注型品の品質を低下させ
ることがない。投入完了で搬送台車38を原点まで戻
し、搬送ピン31を混合ミキサ1aのガイド32の穴に
挿入する。なお、搬送台車38を用いて混合ミキサ1a
を移動させる以外に、レール27上を混合ミキサ1aに
設けられたフリーベア26を走行させることで移動する
方法もあるが、搬送専用に設けられた搬送台車38を利
用することで、比較的長距離の移動も安定して行うこと
が可能であり、速やかに移動を行うことが可能となる。
【0024】このように本発明では、異なる主剤、充填
材料を投入する場合は混合ミキサ1aが、その主剤、充
填材料の払出し口下部へ移動して行けばよく、混合タン
ク1への材料別の配管を設ける必要はない。材料投入
後、位置決めピン114a、114bを開放し搬送ユニ
ット29で混合可能な位置すなわち攪拌モータ5と混合
ミキサ1aのタンク側歯車17が噛み合う位置(混合ス
テーション)まで搬送する。その位置ではシリンダ15
a、15bを動作させることにより位置決めピン14
a、14b、オスカプラ12、13a、13b、37
a、37bを混合ミキサ1aの位置決め用穴及びメスカ
プラ7、9a、9b、36a、36bに挿入する。
【0025】カプラの接続が完了すると、混合ミキサ1
aに設置の熱電対の情報を基に混合タンク1を一定温度
に保つ為の温調を開始する。温調は熱電対の情報により
蒸気配管途中にあるバルブを開閉し熱源供給用メスカプ
ラ9a、9b、熱源供給用オスカプラ13a、13bを
通して混合タンク1のジャケット部に蒸気を流すことに
より行う。この状態で主剤と充填剤が低真空下で均一に
なるまで攪拌する。次にオスカプラ12に接続されてい
る配管のバルブを真空引き側に切替え混合タンク1の内
部を減圧し合成樹脂内の気泡を脱泡しながら所定時間攪
拌し一次混合を完了する。 一次混合完了後、オスカプ
ラ12に接続されている配管のバルブを大気リーク側に
切替え混合タンク1の内部を大気圧に戻し、シリンダ1
5a、15bを上昇させ位置決めピン14a、14b、
各カプラを開放する。
【0026】次に二次混合動作について説明する。一次
混合が完了した混合ミキサ1aのガイド32の穴に搬送
ユニット29上の搬送ピン31を挿入し、材料投入部の
搬送台車38上まで混合ミキサ1aを搬送する。搬送が
完了すればシリンダ115a、115bを下降させ位置
決めピン114a、114b及びオスカプラ112、1
13a、113b、137a、137bを嵌め合わせ
る。位置決めピン114a、114bを混合ミキサ1a
に挿入したことにより搬送台車38上での混合ミキサ1
aの位置ずれを防止する。 位置決めピン114a、1
14bの挿入完了後、搬送ピン31をガイド32から抜
き去り搬送台車38への混合ミキサ1aの移載が完了す
る。その後、硬化剤材料の払出口下部に混合ミキサ1a
の材料投入口2が一致するように搬送台車38を位置決
めする。
【0027】位置決め完了後、材料投入口2の蓋34を
開けて所定量硬化剤を払い出す。硬化剤の払出しは市販
のディスペンサ方式で行う。硬化材の払出し完了後、樹
脂材料投入口2を閉じ搬送台車38を原点まで戻し、搬
送ピン31を混合ミキサ1aのガイド32の穴に挿入す
る。挿入後、位置決めピン114a、114bを開放し
搬送ユニット29で混合可能な位置すなわち攪拌モータ
5と混合ミキサ1aのタンク側歯車17が噛み合う位置
(混合ステーション)まで搬送する。その位置ではシリ
ンダ15a、15bを動作させることにより位置決めピ
ン14a、14b、オスカプラ12、13a、13b、
37a、37bを混合タンク1の位置決め用穴及びメス
カプラ(本体側カプラ)7、9a、9b、36a、36
bに挿入する。
【0028】カプラの接続が完了すると混合タンク1の
温調を開始する。次にオスカプラ12に接続されている
配管のバルブを真空引き側に切替え混合タンク1の内部
を減圧し合成樹脂内の気泡を脱泡しながら所定時間攪拌
し二次混合を完了する。
【0029】一方、混合処理後の合成樹脂を注入する成
形型10は真空タンク11内に前もって入れておく。ま
た真空タンク11上部には注入管33をセットしてお
き、混合タンク1が真空タンク11位置に到着するとレ
ール27に付属の空圧アクチュエータを動作させ混合ミ
キサ1aの樹脂材料払出し口3と注入管33を接続す
る。真空タンク11と注入管33の間、注入管33と樹
脂材料払出し口3の間には気密性を保持するためのシー
ルがあり、混合タンク1と真空タンク11の間は気密を
保持できる。 そこで真空タンク11内部を減圧状態に
し、所定真空度に到達すればシリンダ25を動作させピ
ストン弁20を開き、成形型10内に混合処理後の合成
樹脂を注入する。
【0030】真空タンク11内の成形型10へ所定量の
合成樹脂の注入が完了すると、真空タンク11内部を大
気圧にまでリークさせる。その後、レール27に付属の
空圧アクチュエータを動作させ混合ミキサ1aの樹脂材
料払出し口3と注入管33を分離する。次に搬送ユニッ
ト29上の搬送ピン31を混合ミキサ1aのガイド32
の穴に挿入し、搬送ユニット29で洗浄可能な位置すな
わち攪拌モータ5と混合ミキサ1aのタンク側歯車17
が噛み合う位置(洗浄ステーション)まで搬送する。
【0031】洗浄ステーションではシリンダ215a、
215bを動作させることにより位置決めピン214
a、214b、オスカプラ212、213a、213
b、237a、237bを混合ミキサ1aの位置決め用
穴及びメスカプラ(本体側カプラ)7、9a、9b、3
6a、36bに挿入する。なお、洗浄ステーションは、
洗浄ポンプ42aと溶剤保管タンク43を具備してい
る。洗浄ステーションでも注入動作時と同様にレール2
27に付属の空圧アクチュエータを動作させ混合ミキサ
1aの樹脂材料払出し口3と洗浄配管44を接続する。
混合タンク1と洗浄配管44の間には気密性を保持する
ためのシールがあり、混合タンク1と洗浄配管44の間
は気密性を保持できる。
【0032】洗浄配管44と混合タンク1との接続後、
洗浄ポンプ42aを起動させ混合タンク1内に溶剤を投
入し、攪拌翼4を回転させて混合タンク1の内壁面に付
着している残存した不要な樹脂の分離、除去を行う。洗
浄完了後、混合ミキサ1aは次の生産の為に材料投入工
程へ向かうか、材料投入指示がなければ待機ステーショ
ン(図示せず)で待機する。
【0033】
【発明の効果】この発明の合成樹脂材料の混合・注型装
置によれば、混合ミキサを外部搬送機構からの駆動によ
り自在に移動可能とする走行部を備えているため、生産
性向上のために混合ミキサの台数を増やした場合におい
ても、投入のための樹脂材料種毎の配管等を増設する必
要がなく、またメンテナンスに必要となる時間の短縮を
図ることが可能である。
【0034】また、この発明の合成樹脂材料の混合・注
型装置によれば、樹脂材料投入口が所定の位置のみで開
閉可能となり、混合ミキサの移動中や、所定の位置以外
で開動作しないように動作を制御する投入口開閉機構を
備えているため、混合ミキサの移動中などにおいて振動
が発生した場合でも、樹脂材料投入口からの混合タンク
内の樹脂材料の漏出を防止することが可能である。
【0035】さらに、この発明の合成樹脂材料の混合・
注型装置によれば、混合タンクと樹脂材料払出し口との
間に位置する樹脂払出し管路が所定の位置のみで開閉可
能となり、混合ミキサの移動中に開動作しないように動
作を制御する樹脂払出し管路開閉機構を備えているた
め、混合ミキサの移動中などにおいて振動が発生した場
合でも、樹脂払出し管路からの混合タンク内の樹脂材料
の漏出を防止することが可能である。
【0036】また、この発明の合成樹脂材料の混合・注
型装置によれば、外部に攪拌翼駆動源を設け、攪拌必要
時に所定位置にて攪拌翼と上記攪拌翼駆動源とを接続す
ることにより混合タンク内において上記攪拌翼を駆動さ
せ樹脂材料の攪拌を行うため、混合ミキサに攪拌翼駆動
源がなくとも樹脂の攪拌が可能であり、混合ミキサを簡
易に軽量に製作でき、またメンテナンス作業も容易とす
ることができる。
【0037】さらに、この発明の合成樹脂材料の混合・
注型装置によれば、攪拌翼と上記攪拌翼に連結される回
転軸との接続部に位置するフランジ外側面が、部分的に
下方に向って広がるような傾斜を持つため、接続部に投
入された樹脂材料が溜まらず、異物の発生を抑制できる
ために、注型品の品質を向上させることができる。
【0038】また、この発明の合成樹脂材料の混合・注
型装置によれば、混合ミキサを外部搬送台車に移載し、
搬送台車を移動させることでも移動が可能であり、比較
的長い移動距離であっても、搬送専用の台車を用いるこ
とで速やかに移動を完了させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の合成樹脂材料の混
合・注型装置を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の合成樹脂材料の混
合・注型装置を構成する混合ミキサを示す断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1の混合ミキサの上面
図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の合成樹脂材料の混
合・注型装置の投入口開閉機構を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の合成樹脂材料の混
合・注型装置の混合ミキサが移動用の搬送台車に載って
いる図である。
【図6】 この発明の実施の形態1の合成樹脂材料の混
合・注型装置の混合タンクの洗浄時の状態を示す図であ
る。
【図7】 従来の技術による合成樹脂材料の混合・注型
装置を示す図である。
【符号の説明】
1a. 混合ミキサ 1. 混合タンク 2. 樹脂材料投入
口 2b. 観察用窓 3. 樹脂材料払出し口 5、205. 攪拌モータ 6.
架台 7. 本体側カプラ 9a、9b. 熱源供給用メスカプラ
10. 成形型 11. 真空タンク 12、112. 減圧・加圧用オスカ
プラ 13a、13b、113a、113b. 熱源供給用オス
カプラ 14a、14b、114a、114b、214a、21
4b. 位置決めピン 15a、15b、25、30、115a、115b、2
15a、215b. シリンダ 16. 回転軸 16a. 接続部傾斜面 17. タンク側
歯車 18. モータ側歯車 19. 払出しバルブユニット 1
9aシール座 20. ピストン弁 21. 操作ロッド 22. 圧縮ばね
23. 操作ノブ 24. ツメ 26. フリーベア 27、39. レール 28a、28b. リニアガイド 29. 搬送ユニット
31. 搬送ピン 32. ガイド 33. 注入管 34. 蓋 35. エアー
トグルクランプ 36a、36b. メスカプラ 37a、37b、137a、137b、212、213
a、213b、237a、237b. オスカプラ 3
8. 搬送台車 40. 車輪 41. モータ 42. フレーム 42a. 洗浄ポンプ 43. 溶剤保管
タンク 44. 洗浄配管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝 学 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 坂手 峰彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4F201 BA01 BC02 BC12 BC15 BK15 BK22 BK25 BK60 BK67

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料を内部に収容する混合タンク、
    上記混合タンクに樹脂材料を投入するための樹脂材料投
    入口、混合処理後の樹脂材料を払出すための樹脂払出し
    管路および樹脂材料払出し口、および上記混合タンクの
    内部に回転自在に取り付けられた樹脂攪拌用の攪拌翼を
    有する混合ミキサと、混合処理後の樹脂材料を成形型に
    注入する注型機構とを備えた合成樹脂材料の混合・注型
    装置において、上記混合ミキサを外部搬送機構からの駆
    動により自在に移動可能とする走行部を備えたことを特
    徴とする合成樹脂材料の混合・注型装置。
  2. 【請求項2】 樹脂材料投入口が所定の位置のみで開閉
    可能となり、混合ミキサの移動中や、所定の位置以外で
    開動作しないように動作を制御する投入口開閉機構を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂材料の
    混合・注型装置。
  3. 【請求項3】 混合タンクと樹脂材料払出し口との間に
    位置する樹脂払出し管路が所定の位置のみで開閉可能と
    なり、混合ミキサの移動中に開動作しないように動作を
    制御する樹脂払出し管路開閉機構を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の合成樹脂材料の混合・注型装置。
  4. 【請求項4】 合成樹脂材料の混合・注型装置の外部に
    攪拌翼駆動源を設け、攪拌必要時に所定位置にて攪拌翼
    と上記攪拌翼駆動源とを接続することにより混合タンク
    内において上記攪拌翼を駆動させ樹脂材料の攪拌を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂材料の混合・
    注型装置。
  5. 【請求項5】 攪拌翼と上記攪拌翼に連結される回転軸
    との接続部に位置するフランジ外側面が、部分的に下方
    に向って広がるような傾斜を持つことを特徴とする請求
    項1または請求項4のいずれか一項記載の合成樹脂材料
    の混合・注型装置。
  6. 【請求項6】 混合ミキサを外部の搬送台車に移載し、
    上記搬送台車を移動させることで上記混合ミキサを移動
    させることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂材料の
    混合・注型装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005019838A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Nippon Leiz Co Ltd 光源装置および光源装置の製造方法
JP2010188576A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Olympus Corp 混練装置
CN117921878A (zh) * 2024-03-21 2024-04-26 上海田强环保科技股份有限公司 聚乙烯塑料成型预处理设备
CN117921878B (zh) * 2024-03-21 2024-05-24 上海田强环保科技股份有限公司 聚乙烯塑料成型预处理设备

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