JP2002052428A - マシニングセンタの工具修正または再生加工方法、およびマシニングセンタ - Google Patents

マシニングセンタの工具修正または再生加工方法、およびマシニングセンタ

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JP2002052428A JP2000242557A JP2000242557A JP2002052428A JP 2002052428 A JP2002052428 A JP 2002052428A JP 2000242557 A JP2000242557 A JP 2000242557A JP 2000242557 A JP2000242557 A JP 2000242557A JP 2002052428 A JP2002052428 A JP 2002052428A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】超硬合金製のエンドミル工具等を、マシニング
センタの主軸に取り付けたまま、研削加工による再生成
形加工を行う。 【解決手段】ワイヤ電極が水平および鉛直方向に変更張
架される走行経路形成手段を内部に有するワイヤ放電加
工槽と、走行経路形成手段にワイヤ電極を供給して回収
するワイヤ電極給排手段とを一体として備え、ワイヤ放
電加工槽を被加工体設置手段に替え主軸直下へ移動配置
させ、走行経路形成手段の一対の位置決めガイド間を走
行するとともに、水平および鉛直軸に対して直角方向に
所定の傾斜角度の姿勢制御が可能な加工部ワイヤ電極と
主軸の工具とを加工液浸漬状態で相対向させ、走行経路
形成手段のワイヤ電極と工具とにワイヤ放電加工源の出
力端子を接続し両者間に数値制御による各軸方向の相対
移動を与えて、ワイヤ放電加工による修正または再生成
形加工と成形面の仕上げ加工とを、工具を主軸に取り付
けた状態で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御工作機械
のマシニングセンタ、特に工具を主軸先端に取り付けた
ままの状態で、該工具を修正成形または再生成形する加
工方法、および前記の修正または再生成形する付属装置
を備えたマシニングセンタに関する。
【0002】
【従来の技術】目的とする工具を取り付けた工具保持具
を選定し、工具交換装置によって工具マガジンから取り
出して主軸に装着し、所定の加工に供され、必要に応じ
て外の工具と工具交換をされながら使用された工具は、
所定の設定した累積使用時間に達するか、光等何等かの
摩耗検出手段により摩耗限度が検出されると、工具マガ
ジンへ戻され、他に予め用意した新しい、または、研磨
等で再生された工具と交換されることになる。
【0003】近時斬種のマシニングセンタは、金型加工
への適用が進み精密加工の要求が強まっている。そし
て、この金型加工の場合、キャビティ等の創成成形加工
になると、一つの被加工体に対する一つの工具による長
時間使用の加工が少なくなく、加工途中で工具が使用限
度に来ることも少なくないのであるが、かかる場合、予
め用意してある工具マガジン中の他の同一の新しい、ま
たは再生工具に交換すると、加工精度が大幅に低下する
ことが少なくないという問題があった。これは、交換さ
れた他の新しい工具または再生工具の、各それ自体の寸
法精度、工具ホルダおよびそれへの取付精度、並びに特
に前記工具ホルダの主軸への取付精度等が一様でないこ
とによる。
【0004】この問題を解決するため、一つには、新し
い工具を工具交換により主軸に取り付けた時点で、その
取り付けをしたままの状態で、取り付けた工具の形状、
寸法、および回転バランス等の測定チェックとその修正
のための加工を実行することが考えられるが、従来は、
そのような対応は困難であるとして、殆ど試されていな
いのが実情である。
【0005】また、前述のもう一つの問題を解決するた
め、摩耗した工具を主軸から取り外すことなく工具の再
研削を行い、加工を長時間中断することなく同種の加工
を連続して行えるようにしたマシニングセンタが提案さ
れている(特開平6−170,704号公報参照)。そ
して、この先行技術は、複数あるワークテーブルのうち
の少なくとも1つに、砥石を駆動手段によって回転駆動
されるように取り付け、主軸に取り付けた工具の摩耗が
所定量以上進んだ時点で、テーブルとの間に砥石を水平
方向に旋回、上下動、および鉛直方向に回転させる砥石
位置制御手段、を介装させた砥石をワークテーブルごと
移動させ、工具を主軸に取り付けた状態のまま研削加工
するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術の方式に
よると、工具をマシニングセンタの主軸や研削装置に取
り付けたり、取り外したりする手間が掛からず、かつ、
工具は主軸に取り付けたままであるから、取り付け誤差
により、回転振れが発生して回転半径が不均一になる問
題等は回避できるものの、近時使用が広まった先細微細
形状のエンドミル、例えば超硬スクウェアタイプ、超硬
ポールタイプ、超硬テーパタイプ等のエンドミルを微細
に形状精度良く、効率的に再成形仕上げすることには限
界があった。即ち、機械的な切削または研削による修正
または再生加工では、切削または研削抵抗のため、特に
難切削性の超硬合金系のエンドミル工具への適用は難し
かった。
【0007】他方、加工のために高周波で繰り返される
微細放電の放電圧力以外に切削または研削圧力が作用し
ない放電加工を工具の成形または再生ドレッシングに利
用することは知られている(例えば、特開昭63−28
3,861公報、特開平9−225759号公報、同8
−243,927号公報、または同10−512号公報
等参照)が、本発明の目的に適合する工具の修正または
再生成形して仕上げする付属装置を備えたマシニングセ
ンタ、またはマシニングセンタによる切削加工方法は未
だ提案されていない。
【0008】即ち、本発明は、主軸に工具を取り付けた
時点、または取り付けた工具の摩耗が所定量に達したと
き、工具を主軸に取り付けたまま放電加工により、それ
も液中を走行する直線ワイヤ電極によるワイヤ放電加工
により精密にドレス成形および仕上げ加工をするもの
で、特に細径の超硬合金製のエンドミル工具等に適用し
て有効なものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の本発明の目的は、
(1)被加工体設置手段の被加工体を工具を取り付けた
主軸直下の加工テーブル上に配置して、該被加工体を切
削加工するマシニングセンタにおいて、ワイヤ電極が所
定傾斜軸方向に張架される加工部走行経路形成手段を内
部に有するワイヤ放電加工槽と、該走行経路形成手段に
ワイヤ電極を供給して回収するワイヤ電極給排手段とを
一体として備え、前記主軸に工具を取り付けた時点、ま
たは取り付けた工具の摩耗が所定量以上進んだ時点で、
前記ワイヤ放電加工槽を前記被加工体設置手段に替え主
軸直下へ移動配置させ、前記走行経路形成手段の一対の
位置決めガイド間を走行するとともに、水平および鉛直
軸に対して直角方向に所定の傾斜角度の姿勢制御が可能
な加工部ワイヤ電極と前記主軸の工具とを加工液浸漬状
態で相対向させ、前記走行経路形成手段のワイヤ電極と
前記工具とにワイヤ放電加工電源の出力端子を接続し両
者間に数値制御による相対移動を与えて、ワイヤ放電加
工による再生成形加工と該成形加工面の仕上げ加工と
を、前記工具を主軸に取り付けた状態のまま、順次に行
うことを特徴とするマシニングセンタの工具修正または
再生加工方法とすることにより達成される。
【0010】また、前述の本発明の目的は、(2)前記
工具が超硬合金製のエンドミル工具である前記(1)に
記載のマシニングセンタの工具修正または再生加工方法
とすることにより達成される。
【0011】また、前述の本発明の目的は、(3)複数
あるワークテーブルを機械本体前面の工具が取り付けら
れた主軸直下の加工テーブル受け上に交換設置し、前記
主軸を取り付けた加工ヘッドを各テーブルに対し相対的
に直角3軸方向に制御移動させて被加工体を切削加工す
るマシニングセンタにおいて、前記主軸ヘッドは内蔵し
て前記主軸を旋回、割出し制御する旋回、割出し手段を
備え、前記ワークテーブルの一つには、ワイヤ電極を所
定傾斜軸方向に張架するワイヤ電極の走行経路形成手段
を内部に有するワイヤ放電加工槽と、前記走行するワイ
ヤ電極を供給し回収するワイヤ電極給排手段とを取り付
けて設け、そして、前記走行経路形成手段には加工部ワ
イヤ電極を形成する前記傾斜軸方向に間隔を置いて対向
し得る一対の位置決めガイド装置が設けられ、該位置決
めガイド装置には、前記主軸下端に取り付けられた工具
に対して、前記加工部ワイヤ電極が水平および鉛直軸に
対し所定の傾斜角度の姿勢を取り得るように、傾斜角度
位置制御手段が設けられ、さらに、前記主軸に工具を取
り付けた時点、または取り付けた工具の摩耗が所定量以
上に達したとき、前記ワイヤ放電加工槽を主軸直下に移
動配置させる交換配置手段と、加工部ワイヤ電極と工具
とが加工液浸漬状態で相対向する両者間にワイヤ放電加
工電源を接続する電源接続手段と、前記ワイヤ電極と工
具間の放電加工を前記相対移動手段と旋回、割出し手段
および傾斜角度位置制御手段を制御しつつ行わせる制御
装置を設けたマシニングセンタとすることにより達成さ
れる。
【0012】また、前述の本発明の目的は、(4)前記
加工部ワイヤ電極の傾斜角度位置制御手段が、前記走行
経路形成手段の一対のガイド装置の一方または両方の保
持手段に対する少なくとも鉛直軸を含む2軸以上の位置
調整、制御が可能なステージが設けられている前記
(3)に記載のマシニングセンタとすることにより達成
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面を参
照して説明する。図1は本発明マシニングセンタの機械
本機部分の概略構成説明用正面図、また図2は、工具の
修正または再生成形加工用のワイヤ放電加工槽部分の平
面図である。
【0014】図に於いて、1は加工機本体のベッド、2
はベッド上の基台、3は前記ベッド1または基台2に対
し水平直角2軸方向に相対的に制御送り可能に設けられ
たコラム4に、鉛直(Z軸)方向に加工送りおよび位置
決めする図示しない送り駆動機構を介して搭載された加
工ヘッド、5は前記加工ヘッド3に保持された主軸、6
は前記主軸5の回転駆動モータ、7は前記主軸5の軸の
廻りの制御回転および割出しする旋回割出し手段で、前
記主軸5の下端には、エンドミルやドリル等の工具8を
取り付けた工具ホルダ9が、工具保持装置10により着
脱可能に取り付けられる。上記の加工ヘッド3が、コラ
ム4に対して鉛直方向に加工送りおよび位置決めする送
り駆動機構は、前記加工ヘッド3と主軸5間の取り付け
保持部に設けられた構成のものであっても良い。
【0015】前記基台2上の加工ヘッド3の直下の位置
には、被加工体11Aを位置決めして取り付けたワーク
テーブル12Aが、他の被加工体11Bを位置決めして
取り付けられたオートパレットチェンジャ等の補助テー
ブル受け14B上にあるワークテーブル12Bと交換し
て設置される加工テーブル受け13が設けられている。
また図示の場合には、前記基台2上に補助テーブル受け
14B、14C、14Dが、左右の水平一軸方向に並ん
で設けられたオートパレットチェンジャ等の構成となっ
ているが、機械本体の前面に前記加工ヘッド3を略中心
として半円状に配された複数の補助テーブル受け14
B、14C、14D、…上に配設されるワークテーブル
12B、12C、12D、…のうちのひとつのワークテ
ーブルを、機械本体の中央前面に配された加工テーブル
の受け13上に送り込む一方、加工テーブル受け13上
のワークテーブル12Aを逆に明きの補助テーブル受け
上に移し替える構成のものであっても良い。
【0016】図1に示すように、前記1つの補助テ−ブ
ル受け14D上のワークテーブル12Dには、ワイヤ放
電加工を加工液浸漬状態で行うワイヤ放電加工槽15
が、該ワイヤ放電加工槽15内のワイヤ電極走行経路形
成手段17にワイヤ電極18を供給して回収するワイヤ
電極給排装置16が一体に結合して設けられ、被加工体
11A、11B、…を設置したワークテーブル12A,
12B、…に替え、前記ワークテーブル12Dを加工テ
ーブル受け13上に移設して、主軸5の下端に取り付け
たエンドミル等の工具8が、主軸5または加工ヘッド3
の下降送り位置決めにより、ワイヤ放電加工槽15内の
走行経路形成手段17によって充填加工液中に浸漬形成
された後述加工部ワイヤ電極18Aと相対向してワイヤ
放電加工が実行可能な状態と為される。
【0017】ワイヤ放電加工槽15内のワイヤ電極走行
経路形成手段17は、前記加工部ワイヤ電極18Aを形
成するための一対の位置決めガイド装置19および20
が、前記水平2軸の1軸と平行に、所望の間隔を置いて
各高さおよび水平方向位置調整装置付きステージ21お
よび22を介して設けられ、さらに、該一対の位置決め
ガイド装置19および20の前者ガイド装置19に対す
る前記給排装置16の供給部側からの供給ワイヤ電極案
内プーリ23、後者ガイド装置20より下流に配置され
ワイヤ電極を給排装置16側へ折り返し案内する折り返
しプーリ24A、24Bおよび該折り返されたワイヤ電
極18を給排装置16の回収部側への案内プーリ25と
によって構成されている。
【0018】前記位置決めガイド装置19および20を
取り付け保持するステージ21および22の両方のうち
少なくとも一方、または両方に分担させて、ガイド装置
19および/または20の高さおよび水平2軸方向の位
置調整手段21V、および21HX、21HYと、その
自動測定検出手段付き駆動手段21VM、および21H
XM、21HYMが設けられ、各ガイド装置19および
20間の加工部ワイヤ電極18Aを前記水平または鉛直
軸に対し直角方向に所定の傾斜角度傾斜した姿勢を任意
の角度に調整設定した状態でのワイヤ放電加工、または
プログラム等に応じ連続的に変更制御しながらワイヤ放
電加工を進めさせることができる。
【0019】そして、上記一対のガイド装置19、20
間の加工部ワイヤ電極18Aは、後述するように、主軸
5に取り付けられたままの被加工体工具8に対する修正
または再生加工の態様の関係から、水平を始めとして、
殆ど鉛直に立ったに近い状態にまで、傾斜角度を変更調
整設定できる構成にしておく必要がある。このため本発
明では、例えば、ガイド装置19側の低位位置に対し、
他方のガイド装置20側が高位位置に位置し得、かつ両
者が一鉛直軸上で上下に位置するに近い近接設置もし得
るように、高さ位置と近接移動の移動機構22Aが、図
示では詳細は省略されているが、ステージ22に対して
設けられているものである。また、前記一対のガイド装
置19、20は、加工部ワイヤ電極18Aの軸線上にお
いて相対向するのが、ワイヤ電極18の送り移動や位置
決め精度上、あるいは加工液噴射をするのに望ましく、
従って、図示では省略されているが、各ガイド装置1
9、20は、適宜の首振り調節機構等を介して保持され
ている。
【0020】また、前記一対のガイド装置19および2
0間の加工部ワイヤ電極18Aは、加工槽15の加工液
給排手段26による加工液の充填により、加工液面下所
定深さの加工液中において工具8と相対向してワイヤ放
電加工を実行することができ、このため加工液中に導電
性粉末を混入した粉末混入加工液中放電加工として、例
えば、特開平10−512号公報に記載のような回転切
削工具の切刃に改質層を形成する表面処理の放電加工を
適用して実行することができる。
【0021】前記ワイヤ電極18の給排装置16は、図
1の場合、ワイヤ電極の供給部側のみが示されていて、
16Aはワイヤ電極貯蔵ボビン、16Bは張力形成用ブ
レーキプーリ、16Cはボビン16A引き出しワイヤ電
極を張力変動なくブレーキプーリ16Bに送り出す送り
制御プーリ、16Dは同サーボプーリ、また16Eは加
工槽15への案内プーリであり、図示しない回収部側
は、加工槽15の排出案内プーリ25からのワイヤ電極
18を適宜案内等して設定された条件の一定速度で引き
取る引取りローラ、そして引き取られたワイヤ電極を巻
き取る巻き取りボビン、巻き取らずに回収する回収バケ
ットまたは、所定の長さに切断して回収するバケット、
または、所定の長さに切断して回収する切断装置とその
回収バケット等が設けられているものである。
【0022】なお、ワイヤ放電加工用の加工用パルス電
源およびCNC等の加工送りその他の制御装置は、図示
が省略されているのであって、加工部ワイヤ電極18A
の位置決め案内が内設されているガイド装置19、20
に、図示しない給電子に電源線を接続するリード線19
A、20Aのみが図示されている。また、ここに示すマ
シニングセンタには、図示では省略されているが、工具
8の形状、寸法、回転バランス、摩耗量あるいは欠損を
検知する各種の測定、および摩耗検出器が設けられてお
り、この検出器によって工具8が所定値以上寸法ずれや
摩耗していると検知すると、当該マシニングセンタを制
御する制御手段に所定の信号が送られ、後述するように
摩耗等した工具8は、主軸5下端に取り付けられたまま
の状態で、傾斜姿勢の変更制御が自在なワイヤ電極を工
具とするワイヤ放電加工により、修正または再生成形加
工および該成形加工面に対するワイヤ放電加工条件を切
換変更した仕上げ加工が順次に行なわれる。
【0023】前記ワイヤ放電加工による修正または再生
成形加工および成形面の仕上げ加工に供される工具8と
しては、回転形の各種エンドミルやドリル等が好ましい
が、高硬度のために機械的に難削性であるとともに主軸
5下端に取り付けられたままの加工である所から保持状
態等からして機械的な切削または研削加工の困難な、ま
た焼結体のため脆性が大きく靭性が低いWC−Co合金
系等の超硬合金製工具、特に用途範囲広く、連続使用に
適し、使用量の多い超硬スクウェアタイプ、超硬ボール
タイプ、超硬テーパタイプ、超硬テーパボールタイプ、
または超硬ラジアスタイプ等のエンドミル工具に適用し
て利点多く有効である。
【0024】次に、上述の構成のマシニングセンタにお
ける工具の修正または再生加工装置を用いた修正または
再生成形加工、および該成形面の仕上げ加工方法につい
て説明する。加工テーブル受け13上のワークテーブル
12Aに取り付けられた被加工体11Aに対し、一つの
工具8あるいは必要に応じて順次工具8を交換しながら
所定の加工を行うが、主軸に新しい工具8を交換により
取り付けたとき、加工途中で工具8が所定値以上摩耗し
たとき、または比較的軽度の欠損等が生じたことを、図
示せぬ検出器からマシニングセンタを制御する制御手段
へ所定の信号が送られる。そして、主軸5に取り付けら
れている工具8に対して以下のようなワイヤ放電加工に
よる修正または再生成形および成形面の仕上げ加工が自
動的に行われることになる。
【0025】図示しない自動パレットチェンジャ等が作
動し、加工中の被加工体11Aが取り付けられているワ
ークテーブル12Aを、図示しない空の補助テーブル受
け14Aに移送する。次いで空の状態となった加工テー
ブル受け13上に、ワイヤ電極給排手段16が一体とな
っているワイヤ放電加工用のワイヤ電極走行経路形成手
段を内部に有するワイヤ放電加工槽15が取り付けられ
ているワークテーブル12Dを移送して設置する。な
お、図1中の図示では、上記ワークテーブル12Dが、
他のワークテーブル12A、12B、…に対し長尺に記
載されているが、これはワークテーブル12D上の設置
物を詳細に記載するためであって、実物としては、ワー
クテーブル12Dは他とワークテーブル12A、12B
と同寸か、同寸でなくても加工テーブル受け13上に設
置可能な寸法、形状に構成してある。
【0026】一対のガイド装置19、20間の加工部ワ
イヤ電極18Aの長さ、水平に対する高さ位置、および
傾斜角度、主軸5または加工ヘッド3の加工による摩耗
工具8の設置位置、および該工具8の軸の加工部ワイヤ
電極18Aに対する水平直角2軸平面上の相対位置等
は、ワイヤ放電加工の制御装置およびマシニングセンタ
の制御装置の一方または両方に分担して予め入力されて
おり、該制御装置等から連係等して発せられる信号によ
りワイヤ放電加工槽15には加工液が所定液位まで満た
され、ワイヤ電極18は前述図示しない引取り装置とブ
レーキプーリ16B間で張力を掛けられ加工部ワイヤ電
極18Aが形成され、さらに前記ワイヤ電極18と工具
8間に、前者には位置決めガイド手段と加工液ノズルを
も兼用することがあるガイド装置19、20内の給電子
を介し、また、後者には主軸5を介する主軸給電手段5
Aを介してワイヤ放電加工源に接続され、ワイヤ放電加
工による工具8の修正または再生成形加工が開始される
ことになる。
【0027】図3乃至図6は、修正または再生成形加工
すべきエンドミル工具の具体例を夫々側面図と刃先先端
正面図で示したもので、図3は超硬スクウェアタイプの
刃数1、ねじれ角12゜のサーフェイスカッタ、図4は
同じく超硬スクウェアタイプの刃数2、ねじれ角30゜
の汎用性にとんだ2枚刃標準タイプのもの、図5は超硬
テーパタイプの刃数2、ねじれ角40゜のロング刃エン
ドミドル、図6は超硬ボールタイプの刃数2、ねじれ角
30゜のロングネックボールエンドミドルである。
【0028】本発明のワイヤ放電加工槽15のワイヤ電
極走行経路形成手段17によれば、一対の位置決めガイ
ド装置19、20間の加工部ワイヤ電極18Aを、水平
軸上の張架走行状態から、殆ど鉛直に近い状態までの傾
斜角度の姿勢制御が行える所から、工具8先端の水平切
り成形、円柱またはテーパ円柱側面のすくい面やねじれ
溝面、および外周切り刃逃げ面等の成形加工を、またさ
らに回転バランス取りの除去加工等を工具8軸と加工部
ワイヤ電極18A軸とを所定の角度で交叉させた状態
で、両者間の相対的な水平2軸送り、工具8の軸の廻り
の制御旋回と鉛直軸方向の送り、あるいはさらに、加工
部ワイヤ電極18Aの傾斜角度の姿勢制御とを組み合わ
せた予めの作成プログラムにより前記修正また再生のた
めの成形加工と成形面の仕上げ加工を切削や研削抵抗が
無い状態で行うことが出来る。
【0029】もっとも、図6のような先端ボールの基部
部位に、凹所や凹溝のあるボールエンドミルの場合は、
直線状の加工部ワイヤ電極18Aでは当該部位の加工を
するすることは出来ない。かかる場合には、前記加工部
ワイヤ電極18Aを中央部等を途中で切断し、ガイド装
置19からワイヤ電極を送り出しながら先端を工具8側
周面と相対向させて前記凹溝部等の放電加工をすること
が考えられるが、必要ならば、水平方向軸送り可能な棒
状電極を首振り可能に保持させて設けたものを付属装置
として設けておいても良い。
【0030】工具8のワイヤ放電加工による修正または
再生成形加工と、該成形面の仕上げ加工が終了すると、
ワイヤ放電加工槽15が取り付けられているワークテー
ブル12Dは加工テーブル受け13から外されて、元の
補助テーブル受け14Dに戻され、加工途中であった被
加工体11Aを取り付けているワークテーブル12A、
または他の加工すべき所望の被加工体が取り付けられて
いるワークテーブルを加工テーブル受け13上に移送
し、被加工体に対して再び所定の加工を再開する。
【0031】
【発明の効果】このように、本発明によれば、摩耗工具
の取り外し、取り付け、位置出しの手間を要せず、修正
または再生加工に要する時間を大幅短縮でき、工具は主
軸に取り付けたままであるから、直ぐにもとの切削加工
に復帰することができ、切削精度の低下が生じない。ま
た、本発明の工具に対する修正または再生成形加工およ
び成形面の仕上げ加工は、ワイヤ放電加工による切削ま
たは研削抵抗のない加工方式で、かつ対超硬合金が加工
可能な加工方式であるから、超硬合金製の工具を主軸に
取り付けたままで、精度低下無く修正または再生成形加
工と、成形面の仕上げ加工とをすることができ、マシニ
ングセンタの使用効率を格段に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明マシニングセンタの機械本機部分の概略
構成説明用正面図。
【図2】工具を再生成形加工するワイヤ放電加工部分の
平面図。
【図3】一工具の側面図と刃先先端正面図。
【図4】他の工具の側面図と刃先先端正面図。
【図5】また、他の工具の側面図と刃先先端正面図。
【図6】さらに他の工具の側面図と刃先先端正面図。
【符号の説明】
1, ベッド 2, 基台 3, 加工ヘッド 4, コラム 5, 主軸 6, 回転モータ 7, 旋回、割出し手段 8, 工具 9, 工具ホルダ 10, 工具保持装置 11A,11B, 被加工体 12A,12B,12C,12D, ワークテーブル 13, 加工テーブル受け 14B,14C,14D, 補助テーブル受け 15, ワイヤ放電加工槽 16, ワイヤ電極給排装置 17, 走行経路形成手段 18, ワイヤ電極 18A, 加工部ワイヤ電極 19,20, ガイド装置 21,22, ステージ 22A, 移動機構 23,24,24B,25, プーリ 26, 加工液給排手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工体設置手段の被加工体を工具を取
    り付けた主軸直下の加工テーブル上に配置して、該被加
    工体を切削加工するマシニングセンタにおいて、ワイヤ
    電極が所定傾斜軸方向に張架される加工部走行経路形成
    手段を内部に有するワイヤ放電加工槽と、該走行経路形
    成手段にワイヤ電極を供給して回収するワイヤ電極給排
    手段とを一体として備え、前記主軸に工具を取り付けた
    時点、または取り付けた工具の摩耗が所定量以上進んだ
    時点で、前記ワイヤ放電加工槽を前記被加工体設置手段
    に替え主軸直下へ移動配置させ、前記走行経路形成手段
    の一対の位置決めガイド間を走行するとともに、水平お
    よび鉛直軸に対して直角方向に所定の傾斜角度の姿勢制
    御が可能な加工部ワイヤ電極と前記主軸の工具とを加工
    液浸漬状態で相対向させ、前記走行経路形成手段のワイ
    ヤ電極と前記工具とにワイヤ放電加工電源の出力端子を
    接続し両者間に数値制御による相対移動を与えて、ワイ
    ヤ放電加工による成形加工と該成形加工面の仕上げ加工
    とを、前記工具を主軸に取り付けた状態のまま、順次に
    行うことを特徴とするマシニングセンタの工具修正また
    は再生加工方法。
  2. 【請求項2】 前記工具が超硬合金製のエンドミル工具
    であることを特徴とする請求項1に記載のマシニングセ
    ンタの工具修正または再生加工方法。
  3. 【請求項3】 複数あるワークテーブルを機械本体前面
    の工具が取り付けられた主軸直下の加工テーブル受け上
    に交換設置し、前記主軸を取り付けた加工ヘッドを各テ
    ーブルに対し相対的に直角3軸方向に制御移動させて被
    加工体を切削加工するマシニングセンタにおいて、前記
    主軸ヘッドは内蔵して前記主軸を旋回、割出し制御する
    旋回、割出し手段を備え、前記ワークテーブルの一つに
    は、ワイヤ電極を所定傾斜軸方向に張架するワイヤ電極
    の走行経路形成手段を内部に有するワイヤ放電加工槽
    と、前記走行するワイヤ電極を供給し回収するワイヤ電
    極給排手段とを取り付けて設け、そして、前記走行経路
    形成手段には加工部ワイヤ電極を形成する前記傾斜軸方
    向に間隔を置いて対向し得る一対の位置決めガイド装置
    が設けられ、該位置決めガイド装置には、前記主軸下端
    に取り付けられた工具に対して、前記加工部ワイヤ電極
    が水平および鉛直軸に対し所定の傾斜角度の姿勢を取り
    得るように、傾斜角度位置制御手段が設けられ、さら
    に、前記主軸に工具を取り付けた時点、または取り付け
    た工具の摩耗が所定量以上に達したとき、前記ワイヤ放
    電加工槽を主軸直下に移動配置させる交換配置手段と、
    加工部ワイヤ電極と工具とが加工液浸漬状態で相対向す
    る両者間にワイヤ放電加工電源を接続する電源接続手段
    と、前記ワイヤ電極と工具間の放電加工を前記相対移動
    手段と旋回、割出し手段および傾斜角度位置制御手段を
    制御しつつ行わせる制御装置を設けたことを特徴とする
    マシニングセンタ。
  4. 【請求項4】 前記加工部ワイヤ電極の傾斜角度位置制
    御手段が、前記走行経路形成手段の一対のガイド装置の
    一方または両方の保持手段に対する少なくとも鉛直軸を
    含む2軸以上の位置調整、制御が可能なステージが設け
    られているものであることを特徴とするマシニングセン
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100574083B1 (ko) 2004-05-31 2006-04-27 주식회사 대산정밀 3차원 마이크로 방전 가공 장치
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