JP2002052217A - パチンコ遊技機の施錠構造 - Google Patents

パチンコ遊技機の施錠構造

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JP2002052217A JP2000245037A JP2000245037A JP2002052217A JP 2002052217 A JP2002052217 A JP 2002052217A JP 2000245037 A JP2000245037 A JP 2000245037A JP 2000245037 A JP2000245037 A JP 2000245037A JP 2002052217 A JP2002052217 A JP 2002052217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉部の施錠状態を確実に維持することがで
き,開閉部の不意な開放を防止することができるパチン
コ遊技機の施錠構造を提供すること。 【解決手段】 開閉部を前枠に固定するための施錠構造
である。前枠又は上記開閉部の一方には上下方向にスラ
イド可能なフック部2を,他方にはフック部と係合可能
な係合板を設ける。フック部2は,係合板を収納係合す
るための切欠き部20を有し,切欠き部20は,係合板
との係合状態においてその表側面に対面する第1辺部2
1と,その裏側面に対面する第2辺部22と,第1辺部
21と第2辺部22とを結ぶ底辺部23とを有すると共
に底辺部23と反対側に開口部を有する形状を呈してな
る。第2辺部22の少なくとも一部には,スライド方向
と平行な平行部222を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,パチンコ遊技機における,開閉
可能な開閉部を前枠に固定するための施錠構造に関す
る。
【0002】
【従来技術】パチンコ遊技機1は,図8に示すごとく,
遊技盤31を支持する前枠3を外枠32に配設し,さら
に前枠3の前面に開閉可能な開閉部4,5を有してな
る。開閉部としては,1枚あるいは複数枚設ける。多く
の場合には,図8に示すごとく,第1の開閉部としての
打球供給皿4と,第2の開閉部としてのガラス扉枠5の
2つをそれぞれ単独で開閉するように設ける。
【0003】これらの開閉部4,5は,同図に示すごと
く,一方の側端部に図示しないヒンジを設け,これによ
り前枠3に対して回動開閉可能に配設してある。そし
て,パチンコ遊技機1には,上記開閉部におけるヒンジ
を設けた側と反対側の側端部を上記前枠3に固定するた
めの施錠構造が備えられている。
【0004】図9に示すごとく,例えば開閉部4を固定
するための従来の施錠構造9は,前枠3に上下方向にス
ライド可能にフック部92を設け,これを開閉部4に設
けた係合板45に係合させるようになっている。フック
部92は,スプリング27によって係合方向,つまり上
方に付勢されており,切欠き部925に係合板45を収
納係合させて開閉部4の開閉回動を規制する。切欠き部
925は,係合板45の挿入が容易で,かつ係合板との
係合状態を安定化するために,開口部側(上側)が広
く,奥側(下側)が狭い形状に設けてある。具体的に
は,図10に示すごとく,切欠き部925を,第1辺部
926,底辺部927,第2辺部928により構成し,
かつ,第2辺部928を開口側が広がるように傾斜させ
てある。
【0005】
【解決しようとする課題】ところで,従来の施錠構造9
においては,開閉部4に対して,水平方向の力F1又は
上下方向の力F2あるいはこれらを組み合わせた力が作
用した場合に,フック部92と係合板45との係合状態
が解除されて開閉部4が開放されてしまうというトラブ
ルが時々生じる場合があった。即ち,図10に示すごと
く,開閉部4に何らかの力が作用した際に,上記フック
部92がスプリング27の付勢力に抗して徐々に解除方
向(下方)にスライドし,最後には両者の係合状態が解
除されるという事態が発生する場合があった。
【0006】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,開閉部の施錠状態を確実に維持すること
ができ,開閉部の不意な開放を防止することができるパ
チンコ遊技機の施錠構造を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,前枠と,該前枠
に対して開閉可能に配設された開閉部とを有するパチン
コ遊技機において,上記開閉部を上記前枠に固定するた
めの施錠構造であって,上記前枠又は上記開閉部の一方
には上下方向にスライド可能なフック部を,他方には該
フック部と係合可能な係合板を設け,上記フック部は,
上記係合板を収納係合するための切欠き部を有し,該切
欠き部は,上記係合板との係合状態においてその表側面
に対面する第1辺部と,その裏側面に対面する第2辺部
と,上記第1辺部と上記第2辺部とを結ぶ底辺部とを有
すると共に該底辺部と反対側に開口部を有する形状を呈
してなり,かつ,上記第2辺部の少なくとも一部には,
上記スライド方向と平行な平行部を有することを特徴と
するパチンコ遊技機の施錠構造にある。
【0008】本発明において最も注目すべき点は,上記
フック部の切欠き部において,上記第2辺部の少なくと
も一部に上記平行部を設けたことである。上記平行部
は,後述する実施形態例にも示すように,上記第2辺部
の任意の部分に設けることができる。また,複数箇所に
設けることもできる。もちろん,上記第2辺部全体を平
行部とすることもできる。また,上記フック部と上記係
合板とは,前枠と開閉部のいずれに設けてもよい。ただ
し,開閉部の軽量化,薄肉化等を考慮すれば,上記フッ
ク部を上記前枠に設け,上記係合板を開閉部に設けるこ
とが好ましい。
【0009】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明のパチンコ遊技機の施錠構造においては,上記フ
ック部の上記切欠き部の第2辺部の少なくとも一部に上
記平行部を設けてある。そのため,フック部と係合板と
の係合状態が不意に解除されることを防止することがで
きる。
【0010】即ち,上記第2辺部の上記平行部は,フッ
ク部のスライド方向と平行である。そのため,フック部
の上記平行部に上記係合板が当接して該係合板から力を
受けても,フック部をスプリングに抗して後退させるよ
うな分力が発生しにくい。そのため,上記フック部が後
退しようとしたとしても,上記平行部と上記係合板とが
当接した時点でそのフック部の後退動作を食止めること
ができる。それ故,開閉部に対してこれを開く方向に強
い力が作用したとしても,上記平行部の存在によってフ
ック部と係合板との係合状態が外れることを防止するこ
とができる。
【0011】したがって,本発明によれば,開閉部の施
錠状態を確実に維持することができ,開閉部の不意な開
放を防止することができるパチンコ遊技機の施錠構造を
提供することができる。
【0012】次に,請求項2の発明のように,上記第2
辺部は,上記底辺部近傍に上記係合板の裏側面から離れ
る方向に傾斜した傾斜部を有すると共に,上記開口部近
傍に上記スライド方向と平行な上記平行部を有すること
が好ましい。
【0013】この場合に最も注目すべき点は,上記フッ
ク部の切欠き部において,上記傾斜部と上記平行部とを
組み合わせてなる上記第2辺部を設けることである。そ
して,この場合には,切欠き部への係合板のスムーズな
挿入性を確保しつつ,係合状態が不意に解除されること
を確実に防止することができる。
【0014】即ち,上記第2辺部における傾斜部の存在
は,切欠き部の形状を開口部側が広く奥側が狭い形状を
容易に形成することができる。そのため,切欠き部への
上記係合板の挿入は,比較的広い開口部からスムーズに
挿入され,かつ,挿入完了状態では比較的狭い奥側で安
定した係合状態を得ることができる。
【0015】一方,上記傾斜部の存在は,これに対して
係合板から力が作用した際に上記フック部をスプリング
に抗して後退させる分力を生じさせる。そして,従来な
らば,この分力の作用によってフック部と係合板とが完
全に外れてしまう場合があった。
【0016】しかしながら,本発明では,上記のごと
く,傾斜部よりも開口部側に平行部が存在する。そのた
め,上記傾斜部に沿って上記分フック部が後退した場合
においても,最終的に上記平行部が上記係合板に当接す
る。そして,この当接状態においては,平行部に作用す
る力からフック部を後退させるような分力はほとんど発
生しない。それ故,開閉部に対してこれを開く方向に強
い力が作用したとしても,上記平行部の存在によってフ
ック部と係合板との係合状態が外れることを確実に防止
することができる。
【0017】次に,請求項3の発明は,前枠と,該前枠
に対して開閉可能に配設された第1の開閉部及び第2の
開閉部を有するパチンコ遊技機において,上記第1の開
閉部を上記前枠に固定するための施錠構造であって,上
記前枠には上下方向にスライド可能なフック部を,上記
第1の開閉部には該フック部と係合可能な係合板を設
け,上記フック部には該フック部と一体的に連動する連
動片を設け,一方,上記第2の開閉部には,上記フック
部が上記係合板との係合状態にあると共に上記第2の開
閉部が閉じられている場合に上記連動片と係合して上記
フック部の移動を規制する規制部を設けてなることを特
徴とするパチンコ遊技機の施錠構造にある。
【0018】本発明において最も注目すべき点は,上記
フック部の上記連動片と,上記第2の開閉部に設けた上
記規制部とを係合させて上記フック部の移動を規制する
よう構成したことである。上記連動片と上記規制部との
係合は,例えば後述するピンとピン穴との組み合わせ,
その他の種々の構造により実現することができる。
【0019】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明では,上記第1の開閉部を前枠に対して閉じる際
には,上記フック部と係合板とを係合させる。そして,
その後,上記第2の開閉部を上記前枠に対して閉じる。
このとき,上記フック部には上記連動片が連結されてお
り,上記第2の開閉部には上記規制部が設けられてい
る。そのため,第2の開閉部を閉じることによって,上
記連動片に連なった上記フック部は,上記規制部によっ
て固定されスライド動作が規制される。
【0020】それ故,上記第1の開閉部を施錠する上記
フック部は,上記第2の開閉部を開かない限り上記係合
板との係合状態が外れない。したがって,本発明によれ
ば,第1の開閉部の施錠状態を確実に維持することがで
き,第1の開閉部の不意な開放を防止することができる
パチンコ遊技機の施錠構造を提供することができる。
【0021】次に,請求項4の発明のように,上記連動
片と上記規制部とは,いずれか一方に設けたピンと他方
に設けたピン穴とにより係合可能に構成されていること
が好ましい。上述したように,上記連動片と規制部の構
造は種々の組み合わせが考えられるが,特に上記のよう
にピンとピン穴とした場合には,非常に簡単な構造とす
ることができる。
【0022】また,請求項5の発明のように,上記第1
の開閉部は打球を備蓄する打球供給皿であり,一方,上
記第2の開閉部は,遊技盤に対面するガラスを配したガ
ラス扉枠であることが好ましい。この場合には,上記ガ
ラス扉枠を開かない限り上記打球供給皿の開放ができな
いように構成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるパチンコ遊技機の施錠構造
につき,図1〜図4を用いて説明する。本例のパチンコ
遊技機1の施錠構造10は,前述した図8に示すごと
く,前枠3と,該前枠3に対して開閉可能に配設された
開閉部4とを有するパチンコ遊技機1において,上記開
閉部4を上記前枠3に固定するための施錠構造である。
なお本例における開閉部4は打球供給皿である。上記前
枠3には,上下方向にスライド可能なフック部2を,開
閉部4には,フック部2と係合可能な係合板45を設け
た。
【0024】フック部2は,図3に示すごとく,係合板
45(図1)を収納係合するための切欠き部20を有
し,該切欠き部20は,係合板45との形状状態におい
てその表側面に対面する第1辺部21と,その裏側面に
対面する第2辺部22と,第1辺部21と第2辺部22
とを結ぶ底辺部23とを有すると共に該底辺部23と反
対側に開口部を有する形状を呈している。第2辺部22
は,底辺部23近傍には上記フック部2のスライド方向
から上記係合板45の裏側面から離れる方向に傾斜した
傾斜部221を有すると共に,上記開口部近傍には上記
スライド方向と平行な平行部222を有する。以下,こ
れを詳説する。
【0025】本例におけるフック部2は,図1に示すご
とく,2つで一組となっており,それぞれスライド片2
9に連結されて一体的にスライドするよう構成されてい
る。スライド片29は,前枠3に設けられたピン39
1,392に係合する長穴291,292を有し,これ
らの係合によってスライド状態を実現している。また,
スライド片29に設けられた係止片28と上記前枠3の
ピン391との間にはスプリング27が配設されてい
る。このスプリング27は,スライド片29,即ちフッ
ク部2を上方へ付勢する付勢力を発揮する。
【0026】各フック部2は,スライド片29から90
度折り返され,さらに逆方向に90度折り返されてパチ
ンコ遊技機1の正面側に突出するように設けられてい
る。フック部2は,同図に示すごとく,正面側に向いた
山形状の頭部200を有すると共に,上方に開口した上
記切欠き部20を有する。
【0027】図3に示すごとく,切欠き部20を構成す
る第1辺部21は,スライド方向と平行に設けた。ま
た,底辺部23はスライド方向と垂直に設けた。また,
第2辺部22は,同図に示すごとく,開口部側が広くな
るように傾斜させた傾斜部221とスライド方向と平行
な平行部222とを組み合わせて構成した。なお,同図
に示した破線99は,従来のフック部の形状を示すもの
であり,従来は平行部222が形成されていなかったこ
とを示している。また,本例では,上記平行部222の
長さを2mmに設定したが,開閉部4の上下方向の許容
移動量A(図1参照)以上であれば適宜設計変更可能で
ある。
【0028】また,図1に示すごとく,スライド片29
の上端には,施錠状態を解除する際にフック部2を下方
に押し下げる操作をするための解除片26を設けた。こ
の解除片26は,打球供給皿である開閉部4の上方に回
動可能配設されているガラス扉枠(第2の開閉部)5を
開いた際に前面に剥き出し状態となり,押し下げ操作が
可能となるよう配設されている。
【0029】上記打球供給皿である開閉部4は,図1に
示すごとく,前枠3と対面する位置に上記係合板45を
有している。係合板45は,図2に示すごとく,2つの
フック部2の頭部をそれぞれ挿入できるように2つの貫
通穴450を有し,各貫通穴450の上端縁451が上
記フック部2の切欠き部20に挿入係合するよう設けて
ある。また,貫通穴450の下端部には,内方に折り曲
げ形成した斜板452が設けてある。この斜板452
は,施錠を解除する際に,フック部2の頭部200の下
側斜面202(図3)が当接して開閉部4を前方へ回動
させる補助力を発生するように形成されたものである。
【0030】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例の施錠構造10を有するパチンコ遊技機1において,
開閉部4を開放状態から閉じる際には,まず,上下スラ
イド方向の上端に位置するフック部2の山形状の頭部2
00の上側斜面201(図3)に開閉部4側の係合板4
5における貫通穴450の上端縁451が当接する。こ
の状態で開閉部4を閉じることにより,フック部2はス
プリング26の付勢力に抗して徐々に押し下げられると
共に,上記係合板45が前進して最終的にフック部2の
切欠き部20まで到達する。この時点でフック部2は,
スプリング26の付勢力によって上昇し係合板45を挿
入係合させて,施錠が完了する(図1の状態)。
【0031】ここで,フック部2の切欠き部20は,第
2辺部22に傾斜部221を設けることにより,開口部
側が広がった形状を有している。そのため,上記係合板
45の切欠き部20への進入は非常にスムーズに行われ
る。さらに,フック部2の上昇により係合板45の切欠
き部20への進入が進むにつれて,係合板45は上記傾
斜部221の作用によって前枠3側に引き寄せられ,安
定した係合状態が得られる。
【0032】そして,この状態において,開閉部4に対
してこれを開く方向に力を加えても,不意な開放が起こ
ることを確実に防止することができる。即ち,開閉部4
を開く方向に力が作用した場合には,上記係合板45か
らフック部2の傾斜部221に力が作用し,フック部2
をスプリング26に抗して後退させる方向に分力が発生
する。例えば,図4に示すごとく,付与された力が水平
方向力F1の場合には,その90度方向の分力が,上下
方向の力F2が付与された場合には0度方向の分力がそ
れぞれフック部2を後退させる分力となる。そして,従
来ならば,この作用によってフック部2と係合板45と
が完全に外れてしまう場合があった。
【0033】しかしながら,本例では,上記のごとく,
傾斜部221よりも開口部側に平行部222が存在す
る。そのため,図4に示すごとく,傾斜部221の存在
によって生じた分力によってフック部2が後退した場合
においても,最終的に平行部222が係合板45に当接
する。そして,この当接状態においては,平行部222
に作用する力からフック部2を後退させるような分力は
発生しない。それ故,開閉部4に対してこれを開く方向
に強い力Fが作用したとしても,上記平行部222の存
在によってフック部2と係合板45との係合状態が外れ
ることを確実に防止することができる。それ故,本例の
施錠構造10を有するパチンコ遊技機1においては,開
閉部4の施錠状態を確実に維持することができ,開閉部
4の不意な開放を確実に防止することができる。
【0034】実施形態例2 本例は,図5に示すごとく,実施形態例1の切欠き部2
0の形状を変更した例である。即ち,同図に示すごと
く,本例における切欠き部20は,実施形態例1におけ
る開口部側の平行部222を取り除き,上記底辺部23
と傾斜部221との間に新たにスライド方向と平行な平
行部223を設けた。
【0035】この場合には,フック部2の切欠き部20
に係合板45が奥まで挿入された係合状態において,平
行部223と係合板45とが当接する。そのため,これ
らの間にフック部2をスライドさせる方向の分力が生じ
にくい。それ故,初期の係合状態からフック部2と係合
板45とのずれが生じること自体を最初の状態で起こり
にくくすることができ,施錠状態の安定性を向上させる
ことができる。
【0036】実施形態例3 本例は,図6に示すごとく,実施形態例1の切欠き部2
0の形状を変更した例である。即ち,同図に示すごと
く,本例における切欠き部20は,実施形態例1と2と
を合体させた形状であって,傾斜部221の上下に2つ
の平行部222,223を設けてなる。
【0037】この場合には,実施形態例1と2の作用効
果を兼ね備えたものとなる。即ち,まず実施形態例2と
同様に,初期の係合状態からフック部2と係合板45と
のずれが生じること自体を最初の状態で起こりにくくす
ることができる。さらに,万一,下側の平行部223を
係合板45が乗り越えた場合においても,最終的に上方
の平行部222と係合板45との当接によって,実施形
態例1と同様に両者の係合状態の解除を防止することが
できる。
【0038】実施形態例4 本例のパチンコ遊技機1の施錠構造12も,前述した図
8に示すごとく,前枠3と,該前枠3に対して開閉可能
に配設された打球供給皿としての第1の開閉部4及びガ
ラス扉枠としての第2の開閉部5とを有するパチンコ遊
技機1において,上記第1の開閉部4を上記前枠3に固
定するための施錠構造である。
【0039】前枠3には,上下方向にスライド可能なフ
ック部6を設けた。また,第1の開閉部4には,フック
部6と係合可能な係合板45を設けた。そして,フック
部6には該フック部6と一体的に連動する連動片66を
設け,一方,上記第2の開閉部5には上記フック部6が
係合板45との係合状態にあると共に上記第2の開閉部
5が閉じられている場合に連動片66と係合してフック
部6の移動を規制する規制部56を設けてなる。
【0040】本例のフック部6は,図7に示すごとく,
2つで一組となっており,それぞれスライド片29に連
結されて一体的にスライドするよう構成されている。こ
のスライド片29の構造及び前枠3への配設状態は実施
形態例1のスライド片29と同様である。
【0041】各フック部6の切欠き部60の形状は,実
施形態例1と異なり,従来と同様に設けた。即ち,切欠
き部60を構成する第1辺部61は,スライド方向と平
行に設け,底辺部63はスライド方向と垂直に設けて実
施形態例1と同様としたが,第2辺部62は,同図に示
すごとく,開口部側が広くなるように傾斜させた傾斜部
のみによって構成した。
【0042】また,スライド片29の上端には,実施形
態例1と同様の解除片26を設けた。本例では,この解
除片26を上記連動片66として兼用させた。そして,
この連動片には,ガラス扉枠(第2の開閉部)5に設け
た規制部56としてのピンを挿入可能なピン穴660を
設けた。
【0043】また,本例における打球供給皿である第1
の開閉部4は,図7に示すごとく,実施形態例1と同様
であり,前枠3と対面する位置に上記と同様の係合板4
5を有している。その他は,実施形態例1と同様であ
る。
【0044】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例では,第1の開閉部4を前枠3に対して閉じる際に
は,フック部6と係合板45とを係合させる。そして,
その後,第2の開閉部5を前枠3に対して閉じる。この
とき,フック部6には上記連動片66が連結されてお
り,上記第2の開閉部5には規制部であるピン56が設
けられている。そして,第2の開閉部5を閉じることに
よって,ピン56が連動片66のピン穴660内に挿入
配置される。これにより,連動片66に連なった上記フ
ック部6は,規制部(ピン)56によって固定されスラ
イド動作が規制される。
【0045】それ故,上記第1の開閉部4を施錠するフ
ック部6は,第2の開閉部5を開かない限り係合板45
との係合状態が外れない。したがって,本例において
も,第1の開閉部4の施錠状態を確実に維持することが
でき,第1の開閉部4の不意な開放を防止することがで
きる。
【0046】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,開閉部
の施錠状態を確実に維持することができ,開閉部の不意
な開放を防止することができるパチンコ遊技機の施錠構
造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,パチンコ遊技機の施錠
構造を示す説明図。
【図2】実施形態例1における,係合板の形状を示す説
明図。
【図3】実施形態例1における,フック部の形状を示す
説明図。
【図4】実施形態例1における,切欠き部の平行部によ
る作用効果を示す説明図。
【図5】実施形態例2における,フック部の形状を示す
説明図。
【図6】実施形態例3における,フック部の形状を示す
説明図。
【図7】実施形態例4における,パチンコ遊技機の施錠
構造を示す説明図。
【図8】従来例における,パチンコ遊技機の構造を示す
説明図。
【図9】従来例における,パチンコ遊技機の施錠構造を
示す説明図。
【図10】従来例における,施錠構造の不具合を示す説
明図。
【符号の説明】
1...パチンコ遊技機 10...施錠構造, 2,6...フック部, 20,60...切欠き部, 21,61...第1辺部, 22,62...第2辺部, 221...傾斜部, 222...平行部, 23,63...底辺部, 3...前枠, 4...開閉部(打球供給皿), 5...開閉部(ガラス扉枠),

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠と,該前枠に対して開閉可能に配設
    された開閉部とを有するパチンコ遊技機において,上記
    開閉部を上記前枠に固定するための施錠構造であって,
    上記前枠又は上記開閉部の一方には上下方向にスライド
    可能なフック部を,他方には該フック部と係合可能な係
    合板を設け,上記フック部は,上記係合板を収納係合す
    るための切欠き部を有し,該切欠き部は,上記係合板と
    の係合状態においてその表側面に対面する第1辺部と,
    その裏側面に対面する第2辺部と,上記第1辺部と上記
    第2辺部とを結ぶ底辺部とを有すると共に該底辺部と反
    対側に開口部を有する形状を呈してなり,かつ,上記第
    2辺部の少なくとも一部には,上記スライド方向と平行
    な平行部を有することを特徴とするパチンコ遊技機の施
    錠構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記第2辺部は,上
    記底辺部近傍に上記係合板の裏側面から離れる方向に傾
    斜した傾斜部を有すると共に,上記開口部近傍に上記ス
    ライド方向と平行な上記平行部を有することを特徴とす
    るパチンコ遊技機の施錠構造。
  3. 【請求項3】 前枠と,該前枠に対して開閉可能に配設
    された第1の開閉部及び第2の開閉部を有するパチンコ
    遊技機において,上記第1の開閉部を上記前枠に固定す
    るための施錠構造であって,上記前枠には上下方向にス
    ライド可能なフック部を,上記第1の開閉部には該フッ
    ク部と係合可能な係合板を設け,上記フック部には該フ
    ック部と一体的に連動する連動片を設け,一方,上記第
    2の開閉部には,上記フック部が上記係合板との係合状
    態にあると共に上記第2の開閉部が閉じられている場合
    に上記連動片と係合して上記フック部の移動を規制する
    規制部を設けてなることを特徴とするパチンコ遊技機の
    施錠構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記連動片と上記規
    制部とは,いずれか一方に設けたピンと他方に設けたピ
    ン穴とにより係合可能に構成されていることを特徴とす
    るパチンコ遊技機の施錠構造。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において,上記第1の開
    閉部は打球を備蓄する打球供給皿であり,一方,上記第
    2の開閉部は,遊技盤に対面するガラスを配したガラス
    扉枠であることを特徴とするパチンコ遊技機の施錠構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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