JP2002051967A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002051967A
JP2002051967A JP2000244340A JP2000244340A JP2002051967A JP 2002051967 A JP2002051967 A JP 2002051967A JP 2000244340 A JP2000244340 A JP 2000244340A JP 2000244340 A JP2000244340 A JP 2000244340A JP 2002051967 A JP2002051967 A JP 2002051967A
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JP
Japan
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endoscope
treatment
laparoscope
insertion portion
body cavity
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000244340A
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English (en)
Inventor
Osamu Kobayashi
理 小林
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡の挿入部14に反射防止処理を施すこと
によって、異状光源の発生を防止するとともに、体腔内
の損傷を防止する内視鏡を提供する 【解決手段】本発明が適用された腹腔鏡10は、挿入部
14に反射防止処理が施されている。例えば、先端部1
6は光沢ニッケルめっき、黒クロムめっきを施した後、
その上にフッ素樹脂がコーティングされる。また、硬性
部18は、バフ研磨した後にチタンコーティングされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腹腔鏡、胸腔鏡等
のように、経皮的に体腔内に挿入する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】腹腔鏡は、挿入部を経皮的に体腔内に挿
入するため、経口的に挿入する内視鏡よりも高いレベル
の消毒を必要とする。そこで、従来の腹腔鏡は、消毒を
確実に行うため、内視鏡挿入部の表面に鏡面加工を施し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この腹腔鏡を用いた手
術において、レーザーメスや高周波ワイヤ等の処置具を
体腔内に挿入して処置部を処置すると、処置部から強い
光が発生することがある。このとき、内視鏡挿入部が鏡
面加工されていると、処置部からの光が内視鏡挿入部の
表面で反射し、異状光源が形成される。異状光源が形成
されると、処置具の影が処置部にかかって処置部が見え
なくなったり、処置部の凹凸などの表面構造を見誤るお
それがあった。
【0004】また、内視鏡挿入部が鏡面加工されている
と、レーザー光線が誤って内視鏡挿入部にあたった際に
このレーザー光線が内視鏡挿入部で反射し、体腔内を損
傷するおそれがあった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、内視鏡挿入部における光の反射を防止すること
により、異状光源の発生を防止するとともに、体腔内の
損傷を防止する内視鏡を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、内視鏡挿入部を経皮的に体腔内に挿入する
内視鏡において、前記内視鏡挿入部に反射防止処理を施
したことを特徴としている。
【0007】本発明によれば、内視鏡挿入部に反射防止
処理を施したので、処置部で光が発生した光やレーザー
光線が内視鏡挿入部に当たっても、その光や光線は反射
しない。したがって、異常光源が発生して病変部の構造
を見誤ったり、レーザーが反射して体腔内を損傷するこ
とを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る内視鏡の好ましい実施の形態について詳説する。
【0009】図1に示すように、本発明が適用された腹
腔鏡10は、手元操作部12と、この手元操作部12に
基端部が接続された挿入部14とを有している。
【0010】挿入部14は、被検者の体腔内に挿入され
る部分であり、先端部16及び硬性部18から構成され
る。先端部16の先端面には、図示しない観察窓、照射
窓、送気・送水ノズルが設けられている。
【0011】手元操作部12には、送気・送水ボタン2
2、観察像操作用のリモートスイッチ24、26が並設
されている。この送気・送水ボタン22を操作すると、
前記送気・送水ノズルから観察窓に空気或いは水が噴射
される。また、リモートスイッチ24、26を操作する
と、観察窓から得た観察像を静止・静止解除、或いは録
画・録画停止できる。
【0012】また、手元操作部12には、LG(ライト
ガイド)軟性部28を介してLG(ライトガイド)コネ
クタ30が連結されている。LGコネクタ30には、図
示しないプロセッサの光源装置に接続されるライトガイ
ド棒32が設けられ、さらにLGコネクタ30には可撓
管34を介して電気コネクタ36が接続されている。な
お、図1の符号38は、電気コネクタ36のキャップで
あり、電気コネクタ36を防水する。
【0013】前記挿入部14には、光線を直線的に反射
することを防止するため、入射光を拡散したり、反射光
を減衰させる反射防止処理が施されている。反射防止処
理としては、表面をめっきや蒸着等、金属の被膜を被覆
する方法、表面に梨地処理を施す方法、樹脂やゴム等の
非金属材で表面を被覆する方法、表面を黒色等の艶消し
塗装する方法があり、素材によって適宜選択する。例え
ば、挿入部14の先端部16には、光沢ニッケルめっき
を施した後、黒クロムめっきを施し、その上にフッ素樹
脂をコーティングする。光沢ニッケルめっき、黒クロム
めっきは、黒色無電解ニッケルめっきに置き換えてもよ
い。
【0014】一方、硬性部18には、バフ研磨後、蒸着
等の手段によりチタンコーティングを施して、反射防止
処理する。或いは、硬性部18にブラスト処理や化学エ
ッチング処理を行うことによって梨地処理を施してもよ
い。これにより、硬性部18の表面に微細な凹凸が形成
され、光線の直線的な反射を防止できる。なお、梨地処
理の方法は、上述した方法に限定されず、例えば、十数
μmのアルミナ塗料と鋳物ラップによってラッピングし
てもよい。
【0015】次に上記の如く構成された腹腔鏡10の作
用について図2に基づいて説明する。
【0016】腹腔鏡10を使用する場合、まず、トラカ
ール40の内針(不図示)をトラカール40の外套管4
2内に挿入して患者の体皮から刺入する。次に、前記内
針を、観察や治療等が行われる体腔内に進入させて抜き
取った後、外套管42の先端から体腔内にCO2 ガスを
導入して体腔を膨張させ、外套管42内に腹腔鏡10の
挿入部14を挿入する。この後、挿入部14の先端を患
部の方向に向けることにより手術を開始する。
【0017】そして、腹腔鏡10とは別の位置から処置
具44を体腔内に挿入し、処置部を処置する。このと
き、処置具44としてレーザーメスや高周波スネア等を
用いると、処置部において強い光が発生することがあ
る。この光が挿入部14にあたって反射すると、異状光
源となって、処置部に処置具44の影が発生したり、処
置部の凹凸構造を見誤る原因となる。
【0018】本実施の形態の腹腔鏡10は、挿入部14
に反射防止処理が施されているので、処置部で光が発生
しても、その光は挿入部14で反射しない。したがっ
て、異状光源を形成しないので、常に鮮明な観察像を得
ることができる。
【0019】また、レーザーメス等を使用した際にレー
ザー光線が誤って挿入部14にあたっても、挿入部14
がそのレーザー光線を反射しないので、処置部以外の部
分がレーザー光線によって損傷することがない。
【0020】なお、本発明は、挿入部を経皮的に体腔内
に挿入する内視鏡において適用することができ、例え
ば、胸腔鏡にも適用できる。
【0021】また、本発明は、図3に示すように、挿入
部14に湾曲部52を有する腹腔鏡50にも適用でき
る。図3の腹腔鏡50は、先端部16と硬性部18との
間に湾曲部52が形成されており、手元操作部12に設
けられた一対の湾曲操作用ノブ54、54を回動させる
ことにより湾曲部52が遠隔的に湾曲操作され、前記先
端部12が所望の方向に向けられる。
【0022】湾曲部52は、図4に示すように、ゴム材
56によって被覆されている。ゴム材56は、黒色のも
のが使用され、両端には金属製のリング58、58が外
嵌されている。リング58は、前述の硬性部18のよう
にチタンコーティングされ、反射防止処理が施されてい
る。或いは梨地処理、前記先端部16のように光沢ニッ
ケルめっき、黒クロムめっきを施した後、フッ素樹脂を
コーティングしてもよい。これにより、腹腔鏡50は、
挿入部14全体が反射防止処理され、異状光源の発生
や、反射光による体腔内の損傷を防止できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
によれば、内視鏡挿入部に反射防止処理を施したので、
処置部で発生した光やレーザー光線が内視鏡挿入部に当
たっても反射せず、異常光源の発生やレーザー光線によ
る体腔内の損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された腹腔鏡の全体構造を示す斜
視図
【図2】図1に示した腹腔鏡の作用を示す説明図
【図3】挿入部に湾曲部を有する腹腔鏡の全体構造を示
す斜視図
【図4】図3に示した挿入部を示す平面図
【符号の説明】
10…腹腔鏡、12…手元操作部、14…挿入部、16
…先端部、18…硬性部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡挿入部を経皮的に体腔内に挿入す
    る内視鏡において、 前記内視鏡挿入部に反射防止処理を施したことを特徴と
    する内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記反射防止処理は、めっき処理後にフ
    ッ素樹脂コートで被覆したことを特徴とする請求項1記
    載の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記反射防止処理は、チタンコーティン
    グであることを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
  4. 【請求項4】 前記反射防止処理は、梨地加工処理、或
    いは艶消し塗装処理であることを特徴とする請求項1記
    載の内視鏡。
JP2000244340A 2000-08-11 2000-08-11 内視鏡 Pending JP2002051967A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015159779A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 オリンパス株式会社 内視鏡及び処置具

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