JP3171838B2 - レーザ光の照射装置 - Google Patents

レーザ光の照射装置

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JP3171838B2
JP3171838B2 JP16902889A JP16902889A JP3171838B2 JP 3171838 B2 JP3171838 B2 JP 3171838B2 JP 16902889 A JP16902889 A JP 16902889A JP 16902889 A JP16902889 A JP 16902889A JP 3171838 B2 JP3171838 B2 JP 3171838B2
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則雄 大工園
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株式会社エス・エル・ティ・ジャパン
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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  • Laser Surgery Devices (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、人体や動物(本発明において一括して動物
ともいう)にレーザ光を照射して手術を行うためのレー
ザ光の照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、動物組織にレーザ光を照射してその組織の切
開、蒸散または温熱治療が外科的にまたは内科的に行わ
れている。
【0003】 この場合、最近では、光ファイバーの前方にいわゆる
コンタクトプローブと称されるプローブを配置し、光フ
ァイバーにより伝達されたレーザ光をプローブを通し、
プローブを動物組織に接触させながら、その先端から出
射させる接触方式が採用されている。
【0004】 この接触方式が有利なのは、プローブが組織と接触し
ているので、施術者にとって位置決めを正確に行い易い
とともに、レーザ光の出射エネルギーを発生装置側で予
め設定しておけば、常に同一の照射エネルギーを以て組
織にレーザ光が入射するなどの利点があるからである。
【0005】 一方、手術の途中で、レーザ光の照射を開始したり、
照射を停止する必要が頻繁にある。この場合、従来は、
施術者がフットスイッチをオンオフし、レーザ光の発生
装置でのレーザ光の発生およびその停止を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、フットスイッチによる場合には、手元に専ら
集中して手術を行っている施術者にとって手の動作と足
の動作が一致せず、きわめて操作性が悪い。また、施従
者が位置を変えるときには、フットスイッチも位置変え
せねばならず、迅速の手術を行い難い。
【0007】 そこで、本発明の主たる目的は、操作性に優れたレー
ザ光の照射装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、レーザ光の発生装置と、このレーザ光の
発生装置と光学的に連結されたレーザ光の導路を保持し
施術者が把持するハンドピースとを備えた装置におい
て、 前記ハンドピースに、押し下げられているときにのみ
オンとなり且つ押し下げを解放すると非押し下げ状態に
自動復帰してオフとなるスイッチを設け、 このスイッチとレーザ光の発生装置とを接続し、 前記スイッチが押し下げられているときにのみ前記レ
ーザ光の導路への伝達がなされ、スイッチの押し下げを
解放すると、スイッチが非押し下げ状態に自動復帰して
オフとなり、前記レーザ光の導路への伝達が停止される
ように構成したことで解決できる。
【0009】
【作用】
本発明では、ハンドピースにスイッチを設けてレーザ
光の照射のオンオフを行うようにしたので、施術者にと
って専ら手元のみに注意を払えばよく操作性に優れ、正
確な手術を行うことができる。
【0010】 また、患者に対しての手術方向や立つ位置を変えると
きにおいて、フットスイッチをその都度移動させる必要
がなく、迅速な手術を行うことができる。
【0011】
【実施例】
以下本発明を図面に示す実施例によりさらに詳説す
る。 なお、第1図に対して、第2図のものは概念図である
のに対して、第3図は正確にその要部が図示されてい
る。
【0012】 1はレーザ光の発生装置で、レーザ光の発生器2を内
蔵し、その前方にはシャッター3が設けられている。4
はハンドピースで、ハンドル筒41内に筒状のホルダー42
が設けられ、このホルダー42の先端には、コネクター42
を介してコンタクトプローブ5が取付けられている。
【0013】 さらに、ホルダー42内には、光ファイバー6が同心状
に配設され、レーザ光発生装置1に光学的接続器7を介
して光学的に接続されている。
【0014】 かかるレーザ光の照射装置において、レーザ光発生器
2からのレーザ光がシャッター3の部分を通って、接続
器7の入射球71から光ファイバー6の基端に入射され
る。光ファイバー6に入射されたレーザ光はその先端か
ら出射し、プローブ5の基端から入射し、その先端部か
ら対象の組織に照射される。このとき、必要により接続
器7の冷却媒体供給口72から、冷却媒体たとえば水また
は空気が保護チューブ8と光ファイバー6との間隙に供
給され、さらにコネクター42を抜けて光ファイバー6の
先端を冷却および洗浄しながら外部に排出されるように
なっている。
【0015】 一方、前記ハンドピース4の、施術者の親指先端が当
たる位置にスイッチ9が設けられており、このスイッチ
9はレーザ光発生装置1と電気的に接続されている。す
なわち、スイッチ9には電気導線10が接続され、この導
線10はハンドル筒42の透孔42aに設けられた絶縁シール4
3を通ってハンドル筒42内に入り、このハンドル筒42お
よび保護チューブ8の内部において光ファイバー6との
間隙を通って基部側に延在し、保護チューブ8の途中に
おいて分岐された分岐保護チューブ11を通って、カップ
ラー12に至り、さらにこのカップラー12と連結される受
け端子13、導線14およびレーザ光発生装置1に接続され
るコネクター15によりレーザ光発生装置1に接続されて
いる。コネクター15のレーザ光発生装置1への接続によ
り、スイッチ9は電磁シャッター3と電気的に接続され
る。前記、分岐保護チューブ8の分岐部には絶縁シール
16が配設されている。
【0016】 かくして、いま施術者がレーザ光をプローブ5先端か
ら対象組織に照射したいときは、スイッチ9を押し下
げ、オンとすることによって、電磁シャッター3はレー
ザ光の道路を解放する。スイッチ9の押し下げを継続し
ている過程においては、レーザ光の道路は開放されたま
までレーザ光の出射が続行される。また手術の途中でレ
ーザ光の照射を停止したいときは、スイッチ9の押し下
げを解放し、スイッチ9を非押し下げ状態に自動復帰さ
せて、電磁シャッター3を動作させ、レーザ光の道路を
閉じる。
【0017】 このように本発明では、スイッチ9を押し下げている
過程においてのみレーザ光が出射し、スイッチ9の押し
下げを離すとスイッチ9が非押し下げ状態への自動復帰
によりオフとなるようにすることで、施術者による誤操
作の防止を図っている。すなわち、たとえば一旦スイッ
チ9をオンし、その後スイッチ9から指を離しても電磁
シャッター3が解放しているようにすると、誤って対象
部位以外にレーザ光を照射させてしまう虞れがある。し
かるに本発明によれば、指を離したときにはスイッチ9
が自動復帰によりオフとなるので、誤って対象部位以外
にレーザ光を照射させてしまう虞れが殆どない。
【0018】 本発明においては、スイッチ9のオンオフが電磁シャ
ッター3のオンオフ(実施例ではシャッター3の解放・
閉止)を行うようにしてあるが、必要ならば、レーザ光
発生器または発生装置そのものを停止するようにしても
よい。さらに、スイッチ9のオンオフにより、基本的に
レーザ光の道路が開閉すればよいのであるから、電磁シ
ャッター3以外の手段により開閉するようにしてもよ
い。ただし、これらの場合にも本発明に従ってスイッチ
9を押し下げている過程においてのみオンとなりレーザ
光が出射し、スイッチ9の押し下げを離すとスイッチ9
が非押し下げ状態への自動復帰によりオフとなるように
するのはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、操作性に優れ、かつ
誤照射を防止できるなどの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置例の全体図である。
【図2】 その概念的要部詳細縦断面図である。
【図3】 第1図の要部を正確に図示した縦断面図である。
【符号の説明】
1……レーザ光発生装置、2……レーザ光発生器、3…
…電磁シャッター、4……ハンドピース、5……コンタ
クトプローブ、6……光ファイバー、8……保護チュー
ブ、9……スイッチ、10……電気導線。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光の発生装置と、このレーザ光の発
    生装置と光学的に連結されたレーザ光の導路を保持し施
    術者が把持するハンドピースとを備えた装置において、 前記ハンドピースに、押し下げられているときにのみオ
    ンとなり且つ押し下げを解放すると非押し下げ状態に自
    動復帰してオフとなるスイッチを設け、 このスイッチとレーザ光の発生装置とを接続し、 前記スイッチが押し下げられているときにのみ前記レー
    ザ光の導路への伝達がなされ、スイッチの押し下げを解
    放すると、スイッチが非押し下げ状態に自動復帰してオ
    フとなり、前記レーザ光の導路への伝達が停止されるよ
    うに構成したことを特徴とするレーザ光の照射装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチのオンオフにより、レーザ光
    発生器と光ファイバーの基端との間に配置されたシャッ
    ターを開閉するようにした請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】ホルダー内に光ファイバーが内蔵され、こ
    の光ファイバーの前方にプローブが配設され、これら光
    ファイバーおよびプローブをホルダーにより保持してハ
    ンドピースを構成し、前記プローブは動物組織に直接接
    触して施術が行われるものである請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】ホルダー内に光ファイバーが内蔵され、こ
    の光ファイバーはホルダー外部において保護チューブに
    内蔵され、前記スイッチとレーザ光の発生装置とは、導
    線により電気的に接続され、その電気導線が、ホルダー
    と光ファイバーとの間隙と、および保護チューブと光フ
    ァイバーとの間隙とを通って前記レーザ光の発生装置に
    接続されている請求項1記載の装置。
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