JP2002051795A - マンノース含有コプラミール又はパーム核ミールの製造法及びマンノース含有飼料の製造法 - Google Patents

マンノース含有コプラミール又はパーム核ミールの製造法及びマンノース含有飼料の製造法

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克之 向井
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    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コプラミール又はパーム核ミールを原料とし
て、より効率的にマンノース含有コプラミール又はパー
ム核ミール及びマンノース含有飼料の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 有機酸の存在下でコプラミール又はパー
ム核ミールにヘミセルラーゼ溶液を作用させることによ
り、前記コプラミール又はパーム核ミールに含まれるマ
ンナンを加水分解してマンノースを生成させることを特
徴とするマンノース含有コプラミール又はパーム核ミー
ルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンノース含有コ
プラミール又はパーム核ミール及びマンノース含有飼料
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物問題は、社会問題となって久
しく、各方面の努力にもかかわらず解決の糸口はなかな
か見えてこないもどかしさがある。食品加工工場から排
出される食品廃棄物は、原料中の非消化物や不味物を取
り除き、特定の有効成分を取り出して利用した後の残留
物である。これらには、タンパク質、脂肪分、繊維素等
が含まれているので、例えば、ビール粕、豆腐粕、フス
マ、ミカンジュース粕等の食品廃棄物の多くは水分含量
が高いため、保存安全性が悪いという欠点がある。ま
た、ヤシ油抽出残渣の粉砕物であるコプラミールやパー
ム核油抽出残渣の粉砕物であるパーム核ミールも、国内
では一部は飼料として用いられているものの、有効利用
されるには至ってはいない。
【0003】一方、マンノースには、腸管を経由して起
こるサルモネラ等の有害細菌の感染を予防する効果が確
認されており、マンノースを含有する飼料により、家
畜、家禽の有害細菌の感染を抑制することが可能であ
る。WO99/08544国際公開パンフレットには、マンノース
含有コプラミールを鶏に摂取させることにより、サルモ
ネラの腸管接着が阻害されることが報告されている。
【0004】本発明者らは、コプラミール又はパーム核
ミールにヘミセルラーゼを作用させることにより、従来
に比べより安価かつ容易にマンノースを製造する方法を
報告している(特開平11−137288号、特開平1
1−18793号及び特願2000−051355
号)。さらに、コプラミールにヘミセルラーゼ溶液を作
用させ、マンノースを遊離させて得られるマンノース含
有コプラミールがマンノース含有飼料として利用できる
ことも報告している(WO99/08544国際公開パンフレッ
ト)。
【0005】しかし、上述の方法においても、原料や酵
素の特質等を踏まえると更なる改良の余地が有り、より
効率的にマンノースを遊離させることによって、更に安
価かつ簡便な方法でマンノース含有飼料を製造すること
が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コプラミー
ル又はパーム核ミールから、より効率的にマンノースを
遊離させ、マンノース含有コプラミール又はパーム核ミ
ール及びマンノース含有飼料を製造する方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
課題を解決するために鋭意検討の結果、有機酸の存在下
でコプラミール又はパーム核ミールにヘミセルラーゼ溶
液を作用させることで、より効率的にマンノースが遊離
することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明の第一は、有機酸の存在下
でコプラミール又はパーム核ミールにヘミセルラーゼ溶
液を作用させることにより、前記コプラミール又はパー
ム核ミールに含まれるマンナンを加水分解してマンノー
スを生成させることを特徴とするマンノース含有コプラ
ミール又はパーム核ミールの製造方法を要旨とするもの
であり、本発明の第二は、上記のようにして得られるマ
ンノース含有コプラミール又はパーム核ミールを、飼料
に配合することを特徴とするマンノース含有飼料の製造
方法を要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明で用いられるコプラミールとは、ココヤシ果実内部
の核肉を乾燥させて得られるヤシ油原料であるコプラか
らヤシ油を抽出した後の残さ粉砕物であり、マンナンを
はじめとするヘミセルロース、糖脂質及び糖タンパク質
等が含有されている。一方、本発明で用いられるパーム
核ミールとは、アブラヤシの種子のパーム核(Palm Ker
nel)からパーム核油を抽出した後の残さ粉砕物であ
り、コプラミールと同様、マンナンをはじめとするヘミ
セルロース、糖脂質及び糖タンパク質等が含有されてい
る。
【0010】コプラミール又はパーム核ミールに、フレ
ーク(粒径が5mmのものが中心)や、セミフレーク
(粒径が2〜5mm以上のものが中心)を用いても構わ
ない。一方、粒径が100mm以上のものは、内部まで
酵素溶液が浸透しない可能性があるので好ましくない。
【0011】ヘミセルラーゼとは、植物細胞壁において
セルロースと結合して存在する多糖であるヘミセルロー
スに対して作用する酵素のことであり、本発明に用いら
れるヘミセルラーゼとしては、コプラミール又はパーム
核ミールに作用してマンノースを遊離する酵素であれば
特に限定されるものでなく、マンナナーゼ(マンナー
ゼ)、マンノシダーゼ等のヘミセルラーゼが挙げられ
る。このような酵素の由来としては、枯草菌(Baci
llus subtilis)、糸状菌(Asperg
illus aculeatus、A.awamor
i、A.niger,A.usamii、Humico
la insolens、Trichoderma h
arzianum、T.koningi、T.long
ibrachiatum、T.viride)、担子菌
(Corticium、Pycnoporus coc
cineus)等が挙げられるが、Aspergill
us由来の酵素が好適である。その中でも特にAspe
rgillus niger由来のマンナナーゼが好ま
しい。
【0012】これらのヘミセルラーゼは上記の菌株を培
養した培養上清もしくは菌体中に生産されるが、これら
のヘミセルラーゼを含有するいかなる画分を使用しても
よい。また、必要に応じてこれらのヘミセルラーゼを含
有する画分を常法により精製あるいは部分精製したもの
を使用してもよい。
【0013】また、セルロシンHC100、セルロシン
HC、セルロシンTP25、セルロシンGM5(以上阪
急バイオインダストリー株式会社製)、スミチームA
C、スミチームAC−L、スミチームACH(以上新日
本化学工業株式会社製)、ガマナーゼ(ノボノルディス
クインダストリー社製)、セルラーゼY−NC(ヤクル
ト株式会社製)、ビガラーゼ(洛東化成株式会社製)、
ヘミセルラーゼアマノ(アマノ製薬株式会社製)、GO
DO−BAM(合同酒精株式会社製)等の市販の酵素も
使用することができる。
【0014】コプラミールまたはパーム核ミールに作用
させるヘミセルラーゼの量としては、コプラミール1g
当り1〜1000ユニットさらに好ましくは10〜50
0ユニットが適当である。
【0015】反応におけるヘミセルラーゼ溶液の量とし
ては、コプラミール又はパーム核ミールに対して質量比
で5倍量以下であることが好ましく、さらに0.5〜3
倍量、特に0.7〜1.5倍量であることが好ましい。
ヘミセルラーゼ溶液の量が5倍量より多いと、コプラミ
ール又はパーム核ミールに雑菌等が繁殖しやすくなるた
め、そのまま飼料として用いるには不向きとなり、ま
た、0.5倍量より少ないと、ヘミセルラーゼ溶液が均
一に接触しないため、マンノースの遊離量があまり多く
ならず好ましくない。
【0016】本発明においては有機酸の存在下で酵素反
応を行うものであるが、本発明に用いられる有機酸とし
ては、特に限定されるものではなく、プロピオン酸、蟻
酸、酢酸、乳酸、フマル酸、クエン酸等を用いることが
できる。
【0017】反応系への有機酸の添加量は、最終的にコ
プラミール又はパーム核ミールとヘミセルラーゼ溶液の
混合物が酵素の至適pHとなる量とするとよく、pH2
〜7、好ましくはpH2.5〜7、更に好ましくはpH
3〜6となる量とするのがよい。
【0018】有機酸の存在下でコプラミール又はパーム
核ミールにヘミセルラーゼ溶液を作用させるには、コプ
ラミール又はパーム核ミール、ヘミセルラーゼ溶液及び
有機酸を混合することを要する。これらの混合方法は特
に限定されるものではないが、酵素を失活させないため
に、コプラミール又はパーム核ミールと有機酸を混合し
た後に酵素溶液を混合する、あるいはコプラミール又は
パーム核ミールとヘミセルラーゼ溶液を混合した後に有
機酸を混合するとよい。
【0019】コプラミール又はパーム核ミールにヘミセ
ルラーゼを作用させる条件としては、通常の酵素反応に
用いられる条件であれば特に問題はない。反応温度とし
ては、酵素が失活しない温度であって、腐敗を防止する
ために微生物が増殖しにくい温度とすることが望まし
い。具体的には、20〜90℃、好ましくは40〜80
℃、さらに好ましくは50〜75℃がよい。反応時間は
使用するコプラミール又はパーム核ミールの量、酵素の
量及び遊離させるマンノースの量等によって違いはある
が、通常3時間から48時間の間に設定することが作業
上好ましい。
【0020】このようにして有機酸の存在下でコプラミ
ール又はパーム核ミールにヘミセルラーゼ溶液を作用さ
せることによって、コプラミール又はパーム核ミール中
のマンナンがより効率的に分解されてマンノースが生成
する。
【0021】このようにして製造したマンノース含有コ
プラミール又はパーム核ミールを乾燥させて水分含量を
5〜20重量%程度、さらに好ましくは5〜13重量%
とすることが好ましい。水分含量が20重量%よりも高
くなると、腐敗が起こりやすくなるために好ましくな
い。
【0022】乾燥方法としては、真空乾燥機、真空撹拌
乾燥機、箱型乾燥機、ドラム乾燥機、フラッシュドライ
ヤー、流動層乾燥機等を用いて乾燥させればよい。乾燥
温度は雑菌の生育を抑えるため、また、マンノースを分
解させないために60〜130℃、好ましくは70〜1
20℃がよい。
【0023】このようにして得られたマンノース含有コ
プラミール又はパーム核ミールは、そのまま飼料として
もよいが、その他の飼料に配合することでマンノース含
有飼料とすることができる。配合飼料に、マンノース含
有コプラミール又はパーム核ミールを添加する場合、添
加後の飼料中のマンノース含有量が0.0005〜0.
3質量%となる量、通常、配合飼料に対してマンノース
含有コプラミール又はパーム核ミールを0.005〜2
質量%、好ましくは0.005〜1質量%添加すること
が望ましい。添加量は通常有効性と経済性の観点で決め
ればよい。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 実施例1 セルロシンGM5(阪急バイオインダストリー株式会社
製マンナナーゼ,力価10,000ユニット/g)60
gを60℃の温水20Lに懸濁し、ヘミセルラーゼ溶液
を調整した。次に、タンク(縦54cm、横54cm、
高さ50cm)にコプラミール20Kg(脂肪分10重
量%,水分7.2重量%)(カーギル社製)およびヘミ
セルラーゼ溶液20Lを投入した後、均一となるように
混合し、さらにクエン酸をヘミセルラーゼ・コプラミー
ル混合物がpH3.0となるまで添加し、再度混合し
た。このタンクを、60℃で24時間放置した後、流動
層乾燥機にて120℃で0.5時間乾燥し、マンノース
含有コプラミールを得た。これを水に懸濁して糖成分を
水に溶解させた後、糖成分を高速液体カラムクロマトグ
ラフィーにより定量した。分析用カラムはバイオラッド
社製アミネックスHPX−87Pを用い、カラム温度は
85℃、流速0.6ml/minとした。糖の検出は示
差屈折計を用い、標準品の定量値からマンノースの含有
量を求めた。その結果、サンプル1Kg中に188gの
マンノースが蓄積していた。また、サンプル中の水分含
量を常圧加熱乾燥法によって測定した結果、7.9%で
あった。
【0025】比較例1 セルロシンGM5(阪急バイオインダストリー株式会社
製マンナナーゼ,力価10,000ユニット/g)60
gを60℃の温水20Lに懸濁し、ヘミセルラーゼ溶液
を調整した。次に、タンク(縦54cm、横54cm、
高さ50cm)にコプラミール20Kg(水分7.2重
量%)とヘミセルラーゼ溶液20Lを投入した後、均一
となるように混合し、さらに塩酸をヘミセルラーゼ・コ
プラミール混合物がpH3.0となるまで添加し、再度
混合した。このタンクを、60℃で24時間放置した
後、流動層乾燥機にて120℃で0.5時間乾燥し、マ
ンノース含有コプラミールを得た。この飼料中の糖を実
施例1と同様にして定量した結果、サンプル1Kg中に
110gのマンノースが蓄積していた。また、水分含量
は、7.6%であった。この結果から、塩酸を添加した
場合(比較例1)には、有機酸であるクエン酸を添加し
た場合(実施例1)に比べ、マンノースの遊離量が少な
いことが分かる。
【0026】比較例2 セルロシンGM5(阪急バイオインダストリー株式会社
製マンナナーゼ,力価10,000ユニット/g)60
gを60℃の温水20Lに懸濁し、ヘミセルラーゼ溶液
を調整した。次に、タンク(縦54cm、横54cm、
高さ50cm)にコプラミール20Kg(水分7.2重
量%)とヘミセルラーゼ溶液20Lを投入した後、均一
となるように混合した。このタンクを、60℃で24時
間放置した後、流動層乾燥機にて120℃で0.5時間
乾燥し、マンノース含有コプラミールを得た。この飼料
中の糖を実施例1と同様にして定量した結果、サンプル
1Kg中に97gのマンノースが蓄積していた。また、
水分含量は、7.5%であった。この結果から、ヘミセ
ルラーゼ・コプラミール混合物のみの反応では、有機酸
存在下での反応である実施例1に比べ、マンノースの遊
離量が少ないことが分かる。
【0027】実施例2 スミチームAC−L(新日本化学工業株式会社製,力価
1,500ユニット/g)260gを60℃の温水20
Lに懸濁し、ヘミセルラーゼ溶液を調整した。次に、タ
ンク(縦54cm、横54cm、高さ50cm)にパー
ム核ミール20Kg(水分7.5重量%)を投入した
後、蟻酸をpH3.0となるまで添加し混合し、その
後、上記ヘミセルラーゼ溶液20Lを添加し、再度混合
した。このタンクを、60℃で24時間放置した後、流
動層乾燥機にて120℃で0.5時間乾燥し、マンノー
ス含有パーム核ミールを得た。これに含まれる糖を実施
例1と同様にして定量した結果、サンプル1Kg中に2
78gのマンノースが蓄積していた。また、水分含量
は、7.4%であった。
【0028】比較例3 スミチームAC−L(新日本化学工業株式会社製,力価
1,500ユニット/g)260gを60℃の温水20
Lに懸濁し、ヘミセルラーゼ溶液を調整した。次に、タ
ンク(縦54cm、横54cm、高さ50cm)にパー
ム核ミール20Kg(水分7.5重量%)を投入した
後、硫酸をpH3.0となるまで添加し混合し、その
後、上記ヘミセルラーゼ溶液20Lを添加し、再度混合
した。このタンクを、60℃で24時間放置した後、流
動層乾燥機にて120℃で0.5時間乾燥し、マンノー
ス含有パーム核ミールを得た。これに含まれる糖を実施
例1と同様にして定量した結果、サンプル1Kg中に1
98gのマンノースが蓄積していた。また、水分含量
は、7.1%であった。この結果から、有機酸である蟻
酸存在下での反応の場合(実施例2)の方が硫酸存在下
での反応の場合(比較例3)に比べ、マンノースの遊離
量が高くなることが確認できた。
【0029】実施例3 スミチームAC−L(新日本化学工業株式会社製,力価
1,500ユニット/g)260gを60℃の温水20
Lに懸濁し、ヘミセルラーゼ溶液を調整した。次に、タ
ンク(縦54cm、横54cm、高さ50cm)にコプ
ラミール20Kg(水分7.2重量%)(Ampol社
製)を投入した後、酢酸をpH3.0となるまで添加し
混合し、その後、上記ヘミセルラーゼ溶液20Lを添加
し、再度混合した。このタンクを、60℃で24時間放
置した後、流動層乾燥機にて120℃で0.5時間乾燥
し、マンノース含有コプラミールを得た。これに含まれ
る糖を実施例1と同様にして定量した結果、サンプル1
Kg中に315gのマンノースが蓄積していた。また、
水分含量は、6.9%であった。
【0030】比較例4 スミチームAC−L(新日本化学工業株式会社製,力価
1,500ユニット/g)260gを60℃の温水20
Lに懸濁し、ヘミセルラーゼ溶液を調整した。次に、タ
ンク(縦54cm、横54cm、高さ50cm)にコプ
ラミール20Kg(水分7.2重量%)(Ampol社
製)を投入した後、硫酸をpH3.0となるまで添加し
混合し、その後、上記ヘミセルラーゼ溶液20Lを添加
し、再度混合した。このタンクを、60℃で24時間放
置した後、流動層乾燥機にて120℃で0.5時間乾燥
し、マンノース含有コプラミールを得た。これに含まれ
る糖を実施例1と同様にして定量した結果、サンプル1
Kg中に223gのマンノースが蓄積していた。また、
水分含量は、7.4%であった。この結果から、酢酸存
在下での反応(実施例3)の方が硫酸存在下での反応
(比較例4)に比べ、マンノースの遊離量が高くなるこ
とが確認できた。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、コプラミール又はパー
ム核ミールを原料としてより効率的にマンノース含有コ
プラミール又はパーム核ミール及びマンノース含有飼料
を製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機酸の存在下でコプラミール又はパー
    ム核ミールにヘミセルラーゼ溶液を作用させることによ
    り、前記コプラミール又はパーム核ミールに含まれるマ
    ンナンを加水分解してマンノースを生成させることを特
    徴とするマンノース含有コプラミール又はパーム核ミー
    ルの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1で得られるマンノース含有コプ
    ラミール又はパーム核ミールを、飼料に配合することを
    特徴とするマンノース含有飼料の製造方法。
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