JP2002051444A - 電力ケーブル用受金物 - Google Patents

電力ケーブル用受金物

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JP2002051444A
JP2002051444A JP2000230733A JP2000230733A JP2002051444A JP 2002051444 A JP2002051444 A JP 2002051444A JP 2000230733 A JP2000230733 A JP 2000230733A JP 2000230733 A JP2000230733 A JP 2000230733A JP 2002051444 A JP2002051444 A JP 2002051444A
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JP
Japan
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transmission line
receiving portion
power cable
longitudinal direction
rod
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JP2000230733A
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English (en)
Inventor
Yoichi Sumida
洋一 隅田
Daisuke Shimohiro
大輔 下廣
Kiyoshi Hakoda
清 箱田
Shuji Mayama
修二 真山
Takayoshi Mori
孝義 森
Fumiaki Ishiyama
文昭 石山
Hisashi Nagata
尚志 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Nasu Denki Tekko Co Ltd
Original Assignee
Asahi Tec Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Nasu Denki Tekko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 堅固な電力ケーブル用受金物を提供する。 【解決手段】 洞道に垂直方向に設けられた取付金具に
取付けられる基部1と、前記基部に取付けられた水平方
向に伸びた棒状部10と、前記棒状部の上面に設けら
れ、かつ、その棒状部の長手方向と直交する方向に設け
られた送電線を載置する凹部21aを有する受部21と
からなる。凹部の表面には、その凹部に載置される送電
線の長手方向と直交する方向の複数の溝条が設けられ
て、拘束力を増している。また凹部の表面は、その凹部
に載置される送電線の長手方向に沿う円弧に形成され、
縦スネーク布設がしやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洞道に布設される
地中線を支持するための電力ケーブル用受金物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電力ケーブル用受金物
は、洞道の側壁の所定間隔毎に、例えば1〜5m毎に垂
直方向に取付金具を設け、この取付金具に電力ケーブル
用受金物を取付けるようにしている。そして、この電力
ケーブル用受金物にトラフを載置し、そのトラフに地中
線を蛇行させて布設するようにしている。
【0003】しかし、このトラフを用いる地中線の布設
は、電力ケーブル用受金物の他にトラフを必要としてコ
スト高になることから、さらに、トラフの取付工事を必
要とすることから、電力ケーブル用受金物に直接送電線
(地中線)を載置して布設することが行われるようにな
ってきている。
【0004】電力ケーブル用受金物に直接送電線を布設
するときに用いられる電力ケーブル用受金物としては、
洞道に垂直方向に設けられる取付金具に取付けられる基
部と、この基部から水平方向に伸びる棒状の支持部と、
この支持部上に設けられ、送電線を載置する凹部を有す
る受部とから構成され、これらが鋳物により一体的に作
られているものが存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の鋳物からなる電力ケーブル用受金物は、部品点数が
少なく低コストに製造することができるという特長があ
るが、製品検査に多くの時間を必要とする欠点があっ
た。すなわち、鋳物からなる電力ケーブル用受金物は、
取付金具に取付けられる基部と支持部とが一体的にでき
ているため、基部と支持部との付け根部分に亀裂が発生
していないか等の念入りな検査をする必要があった。ま
た、支持部に載置された送電線を結束する紐の掛る部分
がないため、紐が緩んでしまうおそれがあり、さらに、
支持部の上面が滑らかなため、送電線が滑りやすい欠点
があった。加えて、支持部の上面が水平なため、縦スネ
ークに屈曲している送電線の形状と一致せず、送電線に
過度の負担をかける欠点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、検査が容易
で、かつ、堅固で、しかも、送電線を載置しやすい電力
ケーブル用受金物を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電力ケーブ
ル用受金物は、上記目的を達成するために、洞道に垂直
方向に設けられた取付金具に取付けられる基部と、前記
基部に取付けられた水平方向に伸びた棒状部と、その棒
状部の上面に設けられ、かつ、その棒状部の長手方向と
直交する方向に設けられた送電線を載置する凹部を有す
る受部と、を組合わせてなることを特徴としている。ま
た、前記受部には、その受部の凹部に載置された送電線
を支えるクリートを支持する孔、及び受部の凹部に載置
された送電線を縛り付ける紐が掛る窪み又は孔を設けた
ことを特徴としている。さらに、前記受部の凹部の表面
には、その凹部に載置される送電線の長手方向と直交す
る方向の複数の溝条が設けられていることを特徴として
いる。そして、前記受部の凹部の表面は、その凹部に載
置される送電線の長手方向に沿う円弧に形成され、その
中央部分の円弧の半径は、両側の円弧の半径より大きく
形成されていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る受金
具aの平面図、図2はその正面図、図3はその右側面図
である。
【0009】受金具aは、図示しない洞道の側壁に設け
られた垂直状の取付金具bに図示しないボルト・ナット
により取付けられる基部1(図3では省略)と、その基
部1に設けられた挿入口2に一端部が挿入され、他端部
側が水平方向に伸びた中空の角柱からなる棒状部(腕
金)10と、その棒状部10の水平方向に伸びた上面に
設けられ、かつ、その棒状部10の長手方向と直交する
方向に設けられた受部(受皿)20とからなり、その受
部20の上面には、送電線(後述するL1 ,L2 ,L3
参照)を載置する2つの凹部21a,21bが設けられ
ている。
【0010】基部1と棒状部10との結合は、棒状部1
0が基部1の挿入口2に挿入されたときに両者を貫通す
る複数(図示の例では4個)の孔にリベット3,3…を
挿入して行われ、それらリベット打ちの際に、棒状部1
0の内側には、リベット3が挿入されるスペーサ4が設
けられて、基部1と棒状部10との結合部分の変形が防
止されるように構成されている。
【0011】棒状部10に対する受部20の取付けは、
棒状部10に載置された受部20がその棒状部10の両
側を跨ぐように設けられるとともに、その跨いだ部分を
ボルト22,22…でねじ止めして行われるように構成
されている。
【0012】図中、22a,22bは、凹部21a,2
1bの両側のフレームにそれぞれ設けられた孔であっ
て、後述するクリートを取付けるために使用され、ま
た、図中、23,23…は、受部20の凹部21a,2
1bと反対側の補強片に設けられた下に開放した窪み
で、後述する紐がかかりやすいように設けられている。
なお、この窪みの代わりに孔とすることもできる。
【0013】凹部21a,21bの中央部分の上面に
は、載置される送電線の長手方向と直交する方向に複数
の溝条24,24…が設けられているとともに、その上
面は、送電線の長手方向に沿って円弧が形成されてい
る。
【0014】図4は、図1のA−A線拡大断面図に当
り、上述の溝条24と円弧の状態を分りやすいようにす
るために、誇張して示した説明図である。すなわち、凹
部21a,21bの上面は、円弧に形成されているとと
もに、その中央部分には、溝条24,24…が形成さ
れ、しかも、その中央部分の円弧が両側の円弧よりも半
径が大きくなるように決められている(R1 ,R2 参
照)。したがって、凹部21a,21b上に載置された
送電線(後述するL1 ,L2 参照)は、溝条24,24
…により滑りを防止して安定させることができ、また、
円弧により送電線の縦スネークによるダメージを防止す
ることができる。
【0015】図5〜図7は、上記構成の受部20にクリ
ート30をセットした状態を示したもので、図5はその
平面図、図6はその正面図、図7はその右側面図であ
る。
【0016】クリート30は、凹部21a,21bに載
置された送電線L1 ,L2 、及びこれら送電線L1 ,L
2 の上にスペーサ40を介して載置された送電線L3 を
受部20に固定するもので、受部20に設けられた孔2
2a,22bにボルト・ナット31a,31bを用いて
取付けられるように構成されている。このボルト・ナッ
ト31a,31bには、コイルばね32が設けられてい
て、クリート30が、常時、送電線L1 〜L3 を受部2
0に押圧できるように構成されている。
【0017】図8及び図9は、上記構成の受部10に載
置された送電線L1 〜L3 を紐40で受部20に結束し
て固定したもので、図8は、その平面図、図9は、その
正面図である。この紐40の結束に際しては、紐40が
受部20に設けられた窪み23,23…にかかり、紐4
0を安定させることができる。
【0018】この紐40を用いた受金具aと上述したク
リート30を用いた受金具aとの配置関係は、紐40を
用いた受金具aが複数個、例えば、5個連続したときに
1個のクリート30を用いた受金具aが配設される。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る受金具は、洞道に垂直方向
に設けられた取付金具に取付けられる基部と、前記基部
に取付けられた水平方向に伸びた棒状部と、その棒状部
の上面に設けられ、かつ、その棒状部の長手方向と直交
する方向に設けられた送電線を載置する凹部を有する受
部とを組合わせてなるので、堅固な受金具とすることが
できる。また、前記受部に、その受部の凹部に載置され
た送電線を支えるクリートを支持する孔、及び受部の凹
部に載置された送電線を縛り付ける紐が掛る窪み又は孔
を設けたときは、一つの種類の受部でクリート又は紐を
容易に取付けることができる。さらに、前記受部の凹部
の表面に、その凹部に載置される送電線の長手方向と直
交する方向の複数の溝条を設けたときは、受部に対する
送電線のすべりを防止して、送電線を安全に受部に載置
することができる。そして、前記受部の凹部の表面をそ
の凹部に載置される送電線の長手方向に沿う円弧に形成
され、その中央部分の円弧の半径を、両側の円弧の半径
より大きく形成したときは、送電線の縦スネークに対応
して送電線を支持することができ、送電線に対するダメ
ージを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る受金具の平面図で
ある。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】凹部の説明図である。
【図5】受部に載置された送電線をクリートを用いて固
定したときの平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】受部に載置された送電線を紐を用いて固定した
ときの平面図である。
【図9】図8の正面図である。
【符号の説明】
a 受金具 1 基部 2 挿入口 3 リベット 10 棒状部 20 受部 21a,21b 凹部 22a,22b 孔 23 窪み 24 溝条 30 クリート 40 紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000225201 那須電機鉄工株式会社 東京都新宿区新宿1丁目1番14号 (72)発明者 隅田 洋一 愛知県名古屋市熱田区横田2丁目3番24号 中部電力株式会社中央送変電建設所内 (72)発明者 下廣 大輔 愛知県名古屋市熱田区横田2丁目3番24号 中部電力株式会社中央送変電建設所内 (72)発明者 箱田 清 愛知県名古屋市熱田区横田2丁目3番24号 中部電力株式会社中央送変電建設所内 (72)発明者 真山 修二 大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号 住友電気工業株式会社内 (72)発明者 森 孝義 静岡県小笠郡菊川町堀之内547番地の1 旭テック株式会社内 (72)発明者 石山 文昭 静岡県小笠郡菊川町堀之内547番地の1 旭テック株式会社内 (72)発明者 永田 尚志 東京都新宿区新宿1丁目1番14号 那須電 機鉄工株式会社内 Fターム(参考) 5G369 AA10 BA05 CA01 CB01 CB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洞道に垂直方向に設けられた取付金具に
    取付けられる基部と、 前記基部に取付けられた水平方向に伸びた棒状部と、 前記棒状部の上面に設けられ、かつ、その棒状部の長手
    方向と直交する方向に設けられた送電線を載置する凹部
    を有する受部と、 を組合わせてなることを特徴とする電力ケーブル用受金
    物。
  2. 【請求項2】 前記受部には、その受部の凹部に載置さ
    れた送電線を支えるクリートを支持する孔、及び受部の
    凹部に載置された送電線を縛り付ける紐が掛る窪み又は
    孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の電力ケーブ
    ル用受金物。
  3. 【請求項3】 前記受部の凹部の表面には、その凹部に
    載置される送電線の長手方向と直交する方向の複数の溝
    条が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の電力ケーブル用受金物。
  4. 【請求項4】 前記受部の凹部の表面は、その凹部に載
    置される送電線の長手方向に沿う円弧に形成され、その
    中央部分の円弧の半径は、両側の円弧の半径より大きく
    形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちの
    いずれか1に記載の電力ケーブル用受金物。
JP2000230733A 2000-07-31 2000-07-31 電力ケーブル用受金物 Pending JP2002051444A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106345937A (zh) * 2016-10-11 2017-01-25 国网山东省电力公司商河县供电公司 一种电力电缆多方向可调式弯线器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106345937A (zh) * 2016-10-11 2017-01-25 国网山东省电力公司商河县供电公司 一种电力电缆多方向可调式弯线器

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