JP2002051069A - ゲートウェイ装置 - Google Patents

ゲートウェイ装置

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JP2002051069A
JP2002051069A JP2000238016A JP2000238016A JP2002051069A JP 2002051069 A JP2002051069 A JP 2002051069A JP 2000238016 A JP2000238016 A JP 2000238016A JP 2000238016 A JP2000238016 A JP 2000238016A JP 2002051069 A JP2002051069 A JP 2002051069A
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terminal electronic
address
communication
gateway device
electronic device
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JP2000238016A
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English (en)
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Koji Ban
弘司 伴
Toshinori Fukunaga
利徳 福永
Masahiro Yoshizawa
正浩 吉澤
Nobuhiro Shimoyama
展弘 下山
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はホームネットワークのようなLAN
システムに利用されるゲートウェイ装置において通信回
線の確保やセキュリティの確保に関するオペレータの操
作を容易にすることを目的とする。 【解決手段】 複数の端末電子機器のそれぞれについて
予め割り当てられた少なくともアドレス情報を通信制御
情報として記憶する携帯可搬データ担体20と、携帯可
搬データ担体20が読み取り可能な位置に存在する場合
にそれに記憶された情報を読み出すデータ読み取り手段
12と、データ読み取り手段12が携帯可搬データ担体
20からのデータ読み取りが可能になったことを検出す
ると、携帯可搬データ担体20から通信制御情報を読み
出し、それに含まれるアドレス情報を用いて自局と各端
末電子機器との間で通信回線を確立するための要求信号
を自局のアドレス情報とともに各端末電子機器に対して
送出する通信制御手段11とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN(ローカル
エリアネットワーク)に接続された複数の端末電子機器
及び外部のネットワークとの間でそれぞれ通信を行い通
信を中継するゲートウェイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネット技術の急激な普及
拡大と技術革新によって、家庭内の家電製品についても
インターネットとのインターフェースを付加することが
盛んに検討されている。特に、IPv6と称される技術
の採用により従来よりも桁数を多くしたIP(インター
ネットプロトコル)アドレスが用いられるようになる
と、ネットワークアドレスのリソース上では各々の家電
製品がそれぞれ固有のIPアドレスを持つことも可能に
なる。従って、様々な家電製品のホームネットワーク化
が進むと目されている。
【0003】ホームネットワークは、通信可能なエリア
が宅内に限定されたある種のLANであると考えること
ができる。この種のホームネットワークにおいては、物
理的な通信回線として電灯線,有線,電波,赤外線など
様々な通信媒体を利用することが想定されている。利用
する通信媒体が変わると、通信のプロトコルなどを変更
する必要が生じる可能性が高い。従って、この種のホー
ムネットワークでは通信を中継する際にプロトコルを変
換する必要もあり、比較的複雑なネットワークシステム
になる。
【0004】また、ホームネットワークをインターネッ
トのような外部のネットワークと接続可能にするのが望
ましい。しかし、インターネットからホームネットワー
クに接続された各家電製品に対するアクセスについて
は、十分に安全性を確保しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般の家電
製品にはパーソナルコンピュータのキーボードのような
入力デバイスや様々な情報を表示可能な汎用の表示装置
が備わっていないため、複雑な情報を一般の家電製品か
ら入力するのは困難である。
【0006】しかしながら、ホームネットワークに家電
製品を接続する場合には、それぞれの家電製品について
ネットワークに関する情報を入力したり、セキュリティ
に関する情報を入力しなければならない。また、仮に家
電製品にキーボードや汎用の表示装置を接続したとして
も、ネットワークに関する情報を入力したり、セキュリ
ティに関する情報を入力するためには専門的な知識を必
要とするので、一般のユーザにとっては非常に煩雑で面
倒な作業が必要になる。
【0007】本発明は、ホームネットワークのようなL
ANシステムに利用されるゲートウェイ装置において、
通信回線の確保やセキュリティの確保に関するオペレー
タの操作を容易にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のゲートウェイ
装置は、所定のローカルエリアネットワークに接続され
た複数の端末電子機器及び外部のネットワークとの間で
それぞれ通信を行う機能を有し、通信データを受信する
とその通信データに含まれている送信先のアドレスに基
づいて該当する端末電子機器もしくは外部のネットワー
クに対して前記通信データを中継するかもしくは新たな
データを送信するゲートウェイ装置であって、前記複数
の端末電子機器のそれぞれについて予め割り当てられた
少なくともアドレス情報を通信制御情報として記憶する
携帯可搬データ担体と、前記携帯可搬データ担体が読み
取り可能な位置に存在する場合に、それに記憶された情
報を読み出すデータ読み取り手段と、前記データ読み取
り手段が前記携帯可搬データ担体からのデータ読み取り
が可能になったことを検出すると、前記携帯可搬データ
担体から通信制御情報を読み出し、前記通信制御情報に
含まれるアドレス情報を用いて、自局と各端末電子機器
との間で通信回線を確立するための要求信号を自局のア
ドレス情報とともに各端末電子機器に対して送出する通
信制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項1においては、ゲートウェイ装置か
ら独立して持ち運び可能な携帯可搬データ担体(例えば
ICカード)を通信制御情報の記憶装置として用いる。
この携帯可搬データ担体には、各端末電子機器に予め割
り当てられたアドレス情報などを通信制御情報として記
憶しておく。
【0010】ゲートウェイ装置に設けたデータ読み取り
手段は、前記携帯可搬データ担体が読み取り可能な所定
位置に配置された場合に、前記携帯可搬データ担体から
通信制御情報を読み出す。そして、前記通信制御手段は
読み出した通信制御情報に含まれるアドレス情報を用い
て、自局(ゲートウェイ装置)と各端末電子機器との間
で通信回線を確立するための要求信号を自局のアドレス
情報とともに各端末電子機器に対して送出する。
【0011】つまり、ゲートウェイ装置が各端末電子機
器に送出する要求信号には、宛先の端末電子機器を表す
アドレス情報とゲートウェイ装置を表すアドレス情報と
が含まれる。例えばホームネットワークの場合を想定す
ると、ローカルエリアネットワークには端末電子機器と
して電話,パーソナルコンピュータ,FAX,テレビ,
ラジオ,エアコン,電子レンジ調理器,お風呂,電気炊
飯器などを接続することができる。各々の端末電子機器
には予め何らかのアドレス情報が割り当てられる。
【0012】ゲートウェイ装置は各端末電子機器に予め
割り当てられたアドレス情報を前記携帯可搬データ担体
から取得するので、それぞれの端末電子機器に対して自
動的に要求信号を送ることができる。各々の端末電子機
器は、ゲートウェイ装置から入力される前記要求信号に
含まれている通信制御情報を利用して、端末電子機器と
ゲートウェイ装置との間の通信回線を所定の状態で確保
することができる。すなわち、通信回線の状態は予め携
帯可搬データ担体に記憶された内容により定まる。
【0013】例えば、その後の通信に用いる端末電子機
器のアドレス情報,通信に用いる変調方式,符号化方
式,通信速度などを携帯可搬データ担体に記憶された内
容に従って自動的に変更することができる。
【0014】また、ゲートウェイ装置が送出する要求信
号にはゲートウェイ装置のアドレス情報が含まれている
ので、要求信号を受信した端末電子機器は、ゲートウェ
イ装置のアドレス情報を取得し、そのアドレス情報で示
される宛先に情報を送信することができる。つまり、ゲ
ートウェイ装置と端末電子機器との間で双方向の通信回
線を確立できる。
【0015】もしも、宛先の端末電子機器のアドレス情
報を事前に入手できない場合には、目的の端末電子機器
からの応答を得るために、ゲートウェイ装置から不特定
多数の端末電子機器に対して要求信号を送信しなければ
ならない。その場合、多数の端末電子機器から出力され
る信号の衝突を避けるために、衝突防止の特別なプロト
コルを実行しなければならず、通信制御のアルゴリズム
が煩雑になるのは避けられない。
【0016】しかし、請求項1では通信回線の確立に必
要な通信制御情報を予め携帯可搬データ担体に記憶して
おくことにより、オペレータの入力操作を省略すること
ができるし、複雑な通信プロトコルを実行する必要もな
い。請求項2は、請求項1のゲートウェイ装置におい
て、前記携帯可搬データ担体を、不揮発性メモリを含む
集積回路を実装したチップモジュールとして構成したこ
とを特徴とする。
【0017】携帯可搬データ担体としては磁気媒体,バ
ーコード,光メモリ,光磁気メモリなどを用いることが
可能であるが、不揮発性メモリを含む集積回路を実装し
たチップモジュールとして構成するのが望ましい。すな
わち、電気的に制御するためのインタフェースの構成を
単純化できるし、操作性もよい。このようなチップモジ
ュールは、いわゆる「ISO/IEC 7816」に定
義されたICカードのようなカード形状に実装したもの
でもよいし、ICチップをプラスチックなどで封止実装
したICモジュールでもよい。
【0018】請求項3は、請求項1のゲートウェイ装置
において、自局と各端末電子機器との間で通信回線を確
立する際に、もしくはその後で、予め端末電子機器が保
持している第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを
端末電子機器に割り当てるとともに、前記第2のアドレ
スを割り当てた後は、前記端末電子機器との通信の際に
前記第2のアドレスを用いるアドレス変更手段を設けた
ことを特徴とする。
【0019】請求項3においては、ゲートウェイ装置の
アドレス変更手段の制御により端末電子機器に新しいア
ドレス(第2のアドレス)を割り当てることができる。
例えば、インターネットなどの広域ネットワーク上で有
効なIPアドレスをそれぞれの端末電子機器に予め固定
的に割り当てて販売した場合、そのIPアドレスを知り
うる人であれば誰であってもインターネット上からホー
ムネットワークに接続された他人の端末電子機器にアク
セスし、情報を入手することができる。
【0020】例えば、端末電子機器に割り当てられたI
Pアドレスが端末電子機器を製造したメーカの顧客管理
情報などを経由して何らかの原因で漏洩した場合、その
端末電子機器は悪意のある人によって外部から不正にア
クセスされる可能性があり、端末電子機器の所有者のプ
ライバシーが侵される危険性がある。請求項3では、端
末電子機器の所有者が実際にシステムを利用する際に、
第2のアドレスを広域ネットワーク上で有効なIPアド
レスとして割り当てることができるので、メーカが端末
電子機器に固定的に割り当てるアドレス(第1のアドレ
ス)についてはローカルエリアネットワーク上のみで有
効なアドレスとすることができる。このため、広域ネッ
トワーク上で有効なIPアドレスが悪意のある人に漏洩
する可能性が小さくなり、プライバシーの問題を回避で
きる。
【0021】請求項4は、請求項3のゲートウェイ装置
において、前記携帯可搬データ担体に予め記憶している
情報を前記第2のアドレスとして端末電子機器に割り当
てることを特徴とする。請求項4においては、第2のア
ドレスが携帯可搬データ担体に予め記憶されているの
で、端末電子機器に新しいアドレスを割り当てる際にオ
ペレータが格別な入力操作を行う必要がなく、アドレス
を憶えておく必要もないので操作が簡単になる。
【0022】請求項5は、請求項3又は請求項4のゲー
トウェイ装置において、広域なネットワーク上で利用可
能なインターネットプロトコルアドレスを前記第2のア
ドレスとして用いることを特徴とする。請求項5におい
ては、ゲートウェイ装置の制御により端末電子機器に前
記第2のアドレスを割り当てることにより、インターネ
ットなどを介してローカルエリアネットワークの外側か
ら端末電子機器にアクセスすることが可能になる。
【0023】請求項6は、請求項1のゲートウェイ装置
において、前記ローカルエリアネットワークとして互い
に種類の異なる複数の物理回線を利用するとともに、前
記携帯可搬データ担体には、前記複数の端末電子機器の
それぞれについて、利用する物理回線に関する変調方
式,符号化速度及び通信速度の少なくとも1つを表す情
報を保持することを特徴とする。
【0024】家庭においては、電話,パーソナルコンピ
ュータ,FAXなどの一般的な端末装置だけでなく、テ
レビ,ラジオ,エアコン,電子レンジ調理器,お風呂,
電気炊飯器など様々な家電製品がネットワークで接続さ
れる可能性がある。また、様々な家電製品を接続する場
合、信号の伝送媒体としては電灯線,電波,専用線,赤
外線などが利用される可能性がある。
【0025】請求項6においては、複数種類の物理回線
を利用することを想定している。また、利用する端末電
子機器毎に利用する物理回線に関する変調方式,符号化
速度,通信速度などの情報を携帯可搬データ担体に保持
しているので、物理回線毎に望ましい通信条件で通信回
線を確立することができる。請求項7は、請求項1のゲ
ートウェイ装置において、前記携帯可搬データ担体を脱
着自在に支持するスロット状の支持機構を前記データ読
み取り手段に設けたことを特徴とする。
【0026】前記データ読み取り手段は、携帯可搬デー
タ担体との間で通信を行い携帯可搬データ担体に保持さ
れた情報を読み取る必要がある。例えば、赤外線や電波
を用いて通信を行う場合には非接触で携帯可搬データ担
体から情報を読み取ることができる。しかし、非接触の
通信手段を用いる場合には、操作者の意志とは無関係
に、携帯可搬データ担体をゲートウェイ装置に接近させ
ただけでもデータ読み取り手段が情報の読取を開始する
可能性もある。
【0027】請求項7においては、スロット状の支持機
構に携帯可搬データ担体を装着することによりデータ読
み取り手段が携帯可搬データ担体からの情報の読取を開
始する。従って、操作者の意志とは無関係にゲートウェ
イ装置が動作するのを防止することができ、携帯可搬デ
ータ担体の管理も容易になる。請求項8は、請求項1の
ゲートウェイ装置において、自局と各端末電子機器との
間で通信回線を確立した後で前記データ読み取り手段が
前記携帯可搬データ担体の離脱を検出すると、自局と各
端末電子機器との間で確立された通信回線を無効にする
回線切断手段を設けたことを特徴とする。
【0028】請求項8においては、操作者が前記データ
読み取り手段の読取不可能な位置まで携帯可搬データ担
体を移動すると、回線切断手段の制御により切断などの
手続きが行われ通信回線が無効化される。従って、ネッ
トワークを利用する必要がないときには、携帯可搬デー
タ担体をゲートウェイ装置から取り外すだけで、例えば
外部のネットワークから各端末電子機器に対するアクセ
スを禁止したり、各端末電子機器から外部のネットワー
クに対するアクセスを禁止することができる。
【0029】なお、通信回線を無効化する際には、携帯
可搬データ担体から読み取られた通信制御情報をゲート
ウェイ装置のメモリ上から自動的に消去するのが望まし
い。請求項9は、請求項1のゲートウェイ装置におい
て、外部のネットワークから前記ローカルエリアネット
ワークに接続された端末電子機器に対するアクセスに対
して通信の可否を制御するアクセス権制御手段を設けた
ことを特徴とする。
【0030】ローカルエリアネットワークに接続された
端末電子機器から外部のネットワークに対するアクセス
については常に可能なことが望ましい。しかし、外部の
ネットワークから端末電子機器に対するアクセスが望ま
しいか否かはそのときの状況に応じて異なる。外部のネ
ットワークから端末電子機器にアクセスすることによ
り、例えば高齢者や要介護者などの生活状況を離れた場
所からモニタリングして介護に役立てることができる。
しかし、介護とは無関係の状況においては、生活状況を
第三者がモニタリングすることによりプライバシーが侵
される心配がある。
【0031】請求項9においては、アクセス権制御手段
が通信の可否を制御するので、状況に応じて、外部のネ
ットワークから端末電子機器に対するアクセスを許可し
たり禁止することができる。請求項10は、請求項9の
ゲートウェイ装置において、前記携帯可搬データ担体に
保持された情報を、前記アクセス権制御手段がアクセス
権の判断のために参照することを特徴とする。
【0032】請求項10においては、アクセス権に関す
る許可や禁止の情報を携帯可搬データ担体に保存してお
くことにより、携帯可搬データ担体をゲートウェイ装置
に装着するだけで予め定めたアクセス権をゲートウェイ
装置に割り当てることができるのでアクセス権を決定す
るための入力手続きが簡素化される。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明のゲートウェイ装置の1つ
の実施の形態について図1〜図6を参照して説明する。
この形態は全ての請求項に対応する。
【0034】図1はこの形態のゲートウェイ装置の構成
を示すブロック図である。図2はこの形態のゲートウェ
イ装置の外観を示す斜視図である。図3はホームネット
ワークの構成例を示すブロック図である。図4はこの形
態のゲートウェイ装置の動作を示すフローチャートであ
る。図5はこの形態の端末電子機器の動作を示すフロー
チャートである。図6は通信に用いる信号フレームの構
成例を示す模式図である。
【0035】この形態では、請求項1の複数の端末電子
機器はFAX付電話機41,テレビコントローラ42,
風呂用湯沸かし器コントローラ43,パーソナルコンピ
ュータ44に対応する。また、請求項1の携帯可搬デー
タ担体,データ読み取り手段及び通信制御手段はそれぞ
れICモジュール20,ICモジュールインタフェース
12及び通信制御部11として具体化されている。
【0036】また、請求項3のアドレス変更手段はステ
ップS17,S21に対応する。請求項7のスロット状
の支持機構はスロット51に対応する。請求項8の回線
切断手段はステップS23,S24に対応する。請求項
9のアクセス権制御手段はステップS16,S19に対
応する。この形態では、図3に示すようなホームネット
ワークの制御に利用可能なゲートウェイ装置を想定して
いる。
【0037】図3の例では、家庭内のローカルエリアネ
ットワーク(ホームネットワーク)に接続される端末電
子機器として、FAX付電話機41,テレビコントロー
ラ42,風呂用湯沸かし器コントローラ43及びパーソ
ナルコンピュータ44が設けてある。もちろん、エアコ
ン,電子レンジ調理器,電気炊飯器などの端末電子機器
を更に接続することもできる。
【0038】FAX付電話機41は、電波を通信媒体と
する通信回線を介してゲートウェイ装置10との間で通
信を行うことが可能である。テレビコントローラ42
は、赤外線を通信媒体とする通信回線を介してゲートウ
ェイ装置10との間で通信を行うことができる。
【0039】また、風呂用湯沸かし器コントローラ43
は、電灯線(商用電源の電気配線)を通信媒体とする通
信回線を介してゲートウェイ装置10との間で通信を行
うことが可能である。パーソナルコンピュータ44は、
専用線を通信媒体とする通信回線を介してゲートウェイ
装置10との間で通信を行うことができる。また、ゲー
トウェイ装置10はISDN回線31を介してインター
ネット32と接続されている。なお、この例では外部の
ネットワークとしてISDN回線31だけをゲートウェ
イ装置10に接続してあるが、一般の電話回線,携帯電
話の回線,ケーブル回線などをゲートウェイ装置10に
接続してもよい。
【0040】ゲートウェイ装置10は、ローカルエリア
ネットワークに接続された各端末電子機器との間で通信
回線を確保したり、各端末電子機器についてインターネ
ット32との間の通信に関するアクセス権を管理した
り、複数の端末電子機器の間ならびにインターネット3
2上の端末と各端末電子機器との間の通信に関する中継
動作を行う。
【0041】図1に示すように、ゲートウェイ装置10
の内部には通信制御部11,ICモジュールインタフェ
ース12,通信インタフェース13,ターミナルアダプ
タ14,操作ボード15,無線通信インタフェース1
6,赤外線通信インタフェース17,電灯線通信インタ
フェース18及び専用線通信インタフェース19が備わ
っている。
【0042】通信制御部11は、制御用のコンピュータ
であり、マイクロプロセッサ,ROM,RAM,入出力
回路などを備えている。ICモジュールインタフェース
12,通信インタフェース13,操作ボード15,無線
通信インタフェース16,赤外線通信インタフェース1
7,電灯線通信インタフェース18及び専用線通信イン
タフェース19は通信制御部11と接続されている。
【0043】ICモジュールインタフェース12は、予
め用意されたICモジュール20が図2に示すスロット
51に装着された場合に、ICモジュール20に対して
データの読み書きを行うためのインタフェース回路であ
る。ICモジュール20は、シングルチップの集積回路
を小型のプラスチックモジュールに実装して構成したも
のである。このICモジュール20は、図2に示すよう
に一般のICカードに比べて多少厚みの大きい直方体の
形状をなしているため、ICカードと同様に利用者が携
帯し持ち運ぶことができる。
【0044】ICモジュール20を構成する集積回路の
チップ上には、不揮発性メモリ,CPU,ROM,RA
M,入出力回路などが搭載されている。ICモジュール
20は接触型であり、ICモジュール20の側面には、
外部の回路と接続するための電気接点が設けてある。I
Cモジュール20に内蔵される不揮発性メモリには、様
々な情報が保持される。具体的には、各々の端末電子機
器について、利用可能な伝送路の種類,予め割り当てら
れたローカルアドレス,予め割り当てられたグローバル
アドレス,変調方式,伝送速度,符号化の種類,外部ネ
ットワークとの間の通信の可否(アクセス権),機器の
名称,機器の製造年月日,機器のシリアル番号,機器の
サービスに関する連絡先,機器の廃棄時の処理に関する
情報などがICモジュール20に保持される。
【0045】利用可能な伝送路の種類は、例えば図3に
示す電波,赤外線,電灯線,専用線のいずれを通信に利
用できるかを表す。ローカルアドレスは、ホームネット
ワークの中でのみ有効なアドレス情報である。ローカル
アドレスについては、例えば装置メーカにおいて機器の
種類毎に異なる値を割り当てればよい。グローバルアド
レスは、インターネットなどの広域ネットワーク上で有
効なIPアドレスに相当する。端末電子機器がローカル
アドレスを用いて通信する場合には通信の範囲は家庭内
に限定されるが、グローバルアドレスを用いて通信する
場合には家庭内の端末電子機器とインターネット上の端
末との間で直接通信することも可能になる。
【0046】図2の例では、ゲートウェイ装置10に8
つのスロット51が設けてある。ICモジュール20
は、いずれかのスロット51に挿入して固定することが
できる。各スロット51の側面には、ICモジュール2
0の電気接点と対向する位置に、ICモジュールインタ
フェース12の電気接点が設けてある。従って、ICモ
ジュール20をいずれかのスロット51に挿入するとI
Cモジュール20がICモジュールインタフェース12
と接続されるため、ICモジュールインタフェース12
はICモジュール20に対してデータの読み書きができ
る状態になる。
【0047】ゲートウェイ装置10に装着されたICモ
ジュール20については、メカニカルなボタン操作によ
りスロット51から引き抜くことができる。ICモジュ
ール20をスロット51から引き抜くと、ICモジュー
ル20がICモジュールインタフェース12から離脱す
るので、ICモジュールインタフェース12はICモジ
ュール20に対してデータの読み書きができなくなる。
【0048】操作ボード15には、図2に示すインジケ
ータ52,スイッチ53,電源スイッチ54及び液晶表
示部55が設けてある。各インジケータ52は各スロッ
ト51の状態を表示するために利用される。スイッチ5
3は様々な入力操作に利用される。液晶表示部55には
文字列などの情報を表示することができる。ICモジュ
ール20は、各端末電気機器に対するゲートウェイ装置
10の動作状態を予め定めた状態に初期化するために利
用される。すなわち、ゲートウェイ装置10はスロット
51に装着されたICモジュール20から読み取った情
報に基づいて各端末電気機器に対する動作を初期化す
る。
【0049】通信制御部11は、ゲートウェイ装置10
の動作を制御するために図4に示す処理を実行する。ま
た、各端末電子機器は、ゲートウェイ装置10からの命
令に従って図5に示す処理を実行する。図4及び図5を
参照して各ステップの動作について以下に説明する。図
4のステップS10では、ICモジュールインタフェー
ス12の状態を調べていずれかのスロット51に対して
ICモジュール20が装着されたか否かを識別する。I
Cモジュール20が装着されたことを検出するとステッ
プS11に進む。
【0050】ステップS11では、スロット51に装着
されたICモジュール20から通信制御に必要な情報を
読み出す。通信制御に必要な情報としては、利用可能な
伝送路の種類,ローカルアドレス,グローバルアドレ
ス,変調方式,伝送速度,符号化の種類及びアクセス権
がある。次のステップS12では、スロット51に装着
されたICモジュール20に予め対応付けられた端末電
子機器に対して通信要求命令を送信する。この通信要求
命令は、例えば図6に示す信号フレームFR1を用いて
送信される。
【0051】信号フレームFR1の送信に利用する伝送
路は、ステップS11でICモジュール20から読み込
んだ利用可能な伝送路の種類の内容により特定される、
信号フレームFR1には、図6に示すように送信先アド
レスD11,ゲートウェイアドレスD12,命令コード
種別D13及びエラー検出コードD14が含まれてい
る。
【0052】ステップS12で送出する信号フレームF
R1の送信先アドレスD11には、ステップS11でI
Cモジュール20から読み込んだ端末電子機器のローカ
ルアドレスが割り当てられる。ゲートウェイアドレスD
12は、予めゲートウェイ装置10に割り当てられた固
有のアドレス情報である。命令コード種別D13には、
通信要求命令を表すコードが割り当てられる。エラー検
出コードD14は、信号フレームFR1におけるビット
エラーを検出するための情報である。
【0053】ゲートウェイ装置10がステップS12で
送出した通信要求命令の宛先の端末電子機器において
は、通信要求命令を受信すると図5のステップS31か
らS32に進んで応答(1)をゲートウェイ装置10に
対して送信する。応答(1)は、例えば図6に示す信号
フレームFR2を用いて送信される。この信号フレーム
FR2には、ゲートウェイアドレスD21,送信元アド
レスD22,命令コード種別D23,ステータス情報D
24及びエラー検出コードD25が含まれている。
【0054】信号フレームFR2においてその信号の宛
先を示すゲートウェイアドレスD21は、ステップS1
2でゲートウェイ装置10が送出した信号フレームFR
1のゲートウェイアドレスD12と同じものである。信
号フレームFR2における送信元アドレスD22は、そ
の端末電子機器に割り当てられたアドレス情報であり、
電源投入直後の初期状態においてはホームネットワーク
上のみで有効なローカルアドレスが送信元アドレスD2
2になる。このローカルアドレスは、ステップS12で
ゲートウェイ装置10が送出した信号フレームFR1の
送信先アドレスD11と同じものである。
【0055】信号フレームFR2における命令コード種
別D23は、信号フレームFR1k通信要求命令に対す
る応答であることを意味する情報である。また、ステー
タス情報D24は通信要求命令を受信した端末電子機器
が通信可能な状態か否かを表す情報である。エラー検出
コードD25は信号フレームFR2におけるビットエラ
ーを検出するための情報である。
【0056】端末電子機器が応答(1)の信号フレーム
FR2において通信可能であることを示す情報をステー
タス情報D24としてゲートウェイ装置10に送信した
場合には、ゲートウェイ装置10は正常な応答を検出し
たものとみなしてステップS12からS14に進む。こ
の場合、ゲートウェイ装置10は特定の端末電子機器と
の間で通信が可能であることを利用者に通知するため
に、所定のメッセージを液晶表示部55に表示する。
【0057】また、ゲートウェイ装置10は端末電子機
器からの正常な応答を検出しない場合には、必要に応じ
てリトライを行う。所定回数のリトライを行ったにも拘
わらず端末電子機器からの正常な応答を検出できない場
合には、ステップS12からS13を通って異常終了す
る。
【0058】ステップS14においては、ゲートウェイ
装置10は端末電子機器に対して通信制御情報を含む信
号フレームFR3を送信する。信号フレームFR3に
は、図6に示すように送信先アドレスD31,ゲートウ
ェイアドレスD32,命令コード種別D33,通信制御
情報D34及びエラー検出コードD35が含まれてい
る。信号フレームFR3の送信先アドレスD31及びゲ
ートウェイアドレスD32は、信号フレームFR1の送
信先アドレスD11及びゲートウェイアドレスD12と
同じである。命令コード種別D33は通信条件の設定を
意味する情報である。
【0059】通信制御情報D34には、ステップS11
でICモジュール20から読み込んだ変調方式,伝送速
度及び符号化の種類からなるプロトコルの情報と、利用
可能な伝送路の種類(通信経路)の情報とが含まれてい
る。端末電子機器は、通信制御情報D34を含むゲート
ウェイ装置10からの信号フレームFR3を受信する
と、図5のステップS33からS34の処理に進む。ス
テップS34では、信号フレームFR3の通信制御情報
D34について通信条件の確認を行う。すなわち、端末
電子機器が実際に使用するプロトコル及び利用可能な伝
送路の種類が通信制御情報D34の内容と一致するか否
かを確認する。この確認の結果を応答(2)としてゲー
トウェイ装置10に送信する。
【0060】応答(2)は図6の信号フレームFR4に
より送信される。信号フレームFR4には、ゲートウェ
イアドレスD41,送信元アドレスD42,ステータス
情報D43及びエラー検出コードD44が含まれてい
る。通信条件の確認の結果がステータス情報D43の内
容に反映される。ゲートウェイ装置10は、ステップS
14で端末電子機器から受信した応答(2)のステータ
ス情報D43の内容から通信可能か否かを識別し、通信
可能であれば正常な応答を検出したものとみなしてステ
ップS16に進む。
【0061】また、ゲートウェイ装置10は端末電子機
器からの正常な応答を検出しない場合には、必要に応じ
てリトライを行う。所定回数のリトライを行ったにも拘
わらず端末電子機器からの正常な応答を検出できない場
合には、ステップS14からS15を通って異常終了す
る。図4のステップS16においては、ゲートウェイ装
置10の通信制御部11はステップS11でICモジュ
ール20から読み込んだアクセス権の情報を参照し、通
信相手の端末電子機器に対する外部アクセスが許可され
ているか否かを識別する。外部アクセスが許可されてい
る場合には、ステップS16からS17に進む。
【0062】ステップS17では、ゲートウェイ装置1
0は端末電子機器に対して信号フレームFR5をアドレ
ス変更命令として送信する。この信号フレームFR5に
は、送信先アドレスD51,ゲートウェイアドレスD5
2,命令コード種別D53,機器アドレス情報D54及
びエラー検出コードD55が含まれている。信号フレー
ムFR5の送信先アドレスD51及びゲートウェイアド
レスD52は、信号フレームFR1の送信先アドレスD
11及びゲートウェイアドレスD12と同一である。
【0063】命令コード種別D53は、当該端末電子機
器に対して新しいアドレスを割り当てることを意味す
る。機器アドレス情報D54は、当該端末電子機器に割
り当てられる新しいアドレスの内容である。ステップS
17においては、ステップS11でICモジュール20
から読み込んだグローバルアドレスを機器アドレス情報
D54として送信する。
【0064】端末電子機器は、ゲートウェイ装置10か
らのアドレス変更命令を受信すると図5のステップS3
5からS36の処理に進む。ステップS36では、端末
電子機器は自局アドレスの変更を行う。すなわち、受信
した機器アドレス情報D54を自局アドレスとして保持
するとともに、それ以降の通信で利用する。また、端末
電子機器は自局アドレスの変更を行った後で応答(3)
をゲートウェイ装置10に対して送信する。応答(3)
は信号フレームFR4を用いて送信することができる。
但し、端末電子機器が自局アドレスの変更を行った場合
には送信元アドレスD42の内容には変更後のアドレス
(グローバルアドレス)が割り当てられる。
【0065】ゲートウェイ装置10は、ステップS17
でアドレス変更命令を送信した後で端末電子機器からの
応答(3)を待つ。応答(3)の送信元アドレスD42
がゲートウェイ装置10の割り当てた新しいアドレスと
一致する場合には正常な応答を検出したものとみなして
ステップS19に進む。この場合、ゲートウェイ装置1
0は外部のネットワークとの間の通信チャネルが確立さ
れたことを利用者に通知するために、所定のメッセージ
を液晶表示部55に表示する。
【0066】また、ゲートウェイ装置10は端末電子機
器からの正常な応答を検出しない場合には、必要に応じ
てリトライを行う。所定回数のリトライを行ったにも拘
わらず端末電子機器からの正常な応答を検出できない場
合には、ステップS17からS18を通って異常終了す
る。ゲートウェイ装置10に接続された各々の端末電子
機器のアクセス権については、この例ではスイッチ53
の操作により変更することができる。すなわち、端末電
子機器と外部ネットワーク(インターネット)との間の
通信を許可したり、許可を取り消したりすることができ
る。
【0067】ステップS19では、スイッチ53の操作
によるアクセス権の変更指示が入力されたか否かを識別
する。アクセス権の変更指示が入力された場合にはステ
ップS20に進む。ステップS20では、変更後のアク
セス権の情報をICモジュール20の不揮発性メモリに
記憶する。ステップS21では、ステップS17と同様
に、アドレス変更命令を端末電子機器に対して送信し、
端末電子機器から正常な応答を受信した場合にはステッ
プS23に進む。
【0068】なお、外部ネットワークに対するアクセス
を禁止する場合には、ステップS21で送信するアドレ
ス変更命令において、機器アドレス情報D54をローカ
ルアドレスに変更するか、あるいは初期状態のローカル
アドレスに戻すための命令コードを送信すればよい。ス
テップS23では、ICモジュールインタフェース12
を介してICモジュール20の接続状態を監視し、IC
モジュール20がスロット51から離脱したか否かを識
別する。ICモジュール20の離脱を検出した場合に
は、ステップS23からS24に進む。
【0069】ステップS24では、ゲートウェイ装置1
0は端末電子機器に対して通信終了命令を送信する。端
末電子機器は、ゲートウェイ装置10からの通信終了命
令を受信するとゲートウェイ装置10との間の通信が終
了したことを認識し、応答(4)をゲートウェイ装置1
0に送信する。
【0070】ゲートウェイ装置10は、ステップS24
で通信終了命令を送信した後で端末電子機器からの正常
な応答(4)を検出すると、ステップS26に進んで前
記端末電子機器との間の通信回線を切断する。従って、
利用者がICモジュール20をスロット51から取り出
すと、ゲートウェイ装置10と端末電子機器との間で確
立された通信回線は無効化される。
【0071】なお、利用者がICモジュール20をスロ
ット51から取り出した場合には、そのICモジュール
20から読み出した情報をゲートウェイ装置10上から
消去したり無効化するのが望ましい。図4に示された処
理の他に、ゲートウェイ装置10は、それに接続された
家庭内の複数の端末電子機器の間の通信に関する中継
や、家庭内の各端末電子機器とインターネット32に接
続された端末との間の通信に関する中継を行う。
【0072】中継の際には、送信元の端末が接続された
通信回線と送信先の端末が接続された通信回線との間に
違いがある場合には、必要に応じて変復調方式,符号化
方式などの変換を行う。もちろん、外部アクセスが許可
されていない端末電子機器については、インターネット
32に接続された端末との間の通信はできない。実際に
は、外部アクセスが許可された端末電子機器について
は、アドレスとしてグローバルアドレスが割り当てられ
るのでインターネット32上の端末との間で通信するこ
とができる。しかし、外部アクセスが許可されていない
端末電子機器については、アドレスとしてローカルアド
レスが割り当てられるのでインターネット32上の端末
との間で通信することはできない。
【0073】この例では、ゲートウェイ装置10と各端
末電子機器との間で確立した通信回線については、IC
モジュール20をスロット51に差し込んだ状態にある
間は継続的に有効であるため、通信の無駄がなく有用で
ある。しかも、ICモジュール20を紛失する可能性が
小さくなり管理が容易になる。なお、この例ではゲート
ウェイ装置10を外部のネットワークと接続するために
単一のISDN回線31を利用しているが、一般の電話
回線,携帯電話回線,PHS電話回線,ケーブル回線な
どを利用してもよいし、複数種類の回線をゲートウェイ
装置10に接続しておけば、利用者が必要に応じて利用
する物理回線を選択することもできる。
【0074】なお、図4の例ではスロット51にICモ
ジュール20が差し込まれると自動的に通信回線を確立
するように制御しているが、通信回線を確立する前に利
用者に確認を求めるように処理を変更してもよい。な
お、ゲートウェイ装置10と家庭内の各端末電子機器と
の間及び外部ネットワークとの間の通信については、プ
ロトコルとしてTCP/IPを利用すればよい。但し、
ゲートウェイ装置10と家庭内の各端末電子機器との間
の通信については簡便な専用のプロトコルを用意した方
が間違いが生じにくく通信制御部11の構成も簡略化で
きる。
【0075】なお、ICモジュール20に対してはそれ
を装着すべきスロット51の番号あるいは実際にICモ
ジュール20が装着されたスロット51の番号を表す情
報を書き込んでもよい。なお、この例ではゲートウェイ
装置10に対する入力操作をスイッチ53で行う場合を
想定したが、パーソナルコンピュータなどの制御装置を
ゲートウェイ装置10に接続すれば、パーソナルコンピ
ュータからゲートウェイ装置10に対して指示を与える
ことができる。
【0076】なお、この例では通信制御に利用する様々
な情報をICモジュール20上の不揮発性メモリに保持
しているが、アクセス権のように変更の可能性がある情
報については、ゲートウェイ装置10上の不揮発性メモ
リに情報を保持しておいてもよい。この例では、各端末
電子機器の情報を保持するICモジュール20をスロッ
ト51に差し込むだけで、ゲートウェイ装置10と端末
電子機器との間の通信回線を確立し、ローカルエリアネ
ットワーク上における通信及び外部のネットワークとの
間の通信を可能にすることができる。従って、端末電子
機器をネットワークに接続する作業が極めて容易にな
る。
【0077】また、各端末電子機器のアドレス情報をI
Cモジュール20から直接入手することができるので、
ゲートウェイ装置10は端末電子機器のアドレスを特定
するために不特定多数の端末電子機器に対して問い合わ
せを行う必要がない。なお、端末電子機器のプロトコル
を予め規格化しておく場合には、必ずしもプロトコル情
報をICモジュール20に保持しておく必要はない。し
かし、プロトコル情報をICモジュール20に保持して
おけば、通信回線を確立する際に間違いの有無を確認で
きるし、複数のプロトコルが存在する場合には最適なプ
ロトコルを選択することができる。また、将来的なバー
ジョンアップへの対応やオプション条件の選択も可能に
なるため、運用形態の融通性が向上する。
【0078】なお、ゲートウェイ装置10に接続された
複数の端末電子機器に同一のローカルアドレスが割り当
てられていた場合には、新たなローカルアドレスを割り
当てることにより通信回線の衝突を避けることができ
る。なお、グローバルアドレスはグローバルなネットワ
ークにおいて一意に定まる値であるので、端末電子機器
にグローバルアドレスを割り当てた場合には、衝突の問
題は発生しない。
【0079】なお、ゲートウェイ装置10にはローカル
エリア内の回線を単純に接続するモードを備えるのが望
ましい。このようなモードは、例えば電話の接続を行っ
たり、画像通信などのアナログデータをストリーム的に
伝送する際に有用である。例えば、無線宅内電話を使用
する場合、そのアドレス情報を保持するICモジュール
20をゲートウェイ装置10のスロット51に装着する
ことにより、無線宅内電話を子機のようにゲートウェイ
装置10に登録し、無線宅内電話からゲートウェイ装置
10を介して電話回線などに接続することができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、携帯可搬データ担体を
用いることにより、ホームネットワークなどに接続可能
な様々な端末電子機器を極めて簡単な操作で通信回線に
接続することができる。従って、家庭内で様々なディジ
タル家電製品,無線電話,パーソナルコンピュータなど
をインターネットなどの外部ネットワークに接続する際
に操作を単純化できる。また、様々な端末電子機器に対
する外部からのアクセスに対してアクセス権をゲートウ
ェイ装置で管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のゲートウェイ装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施の形態のゲートウェイ装置の外観を示す斜
視図である。
【図3】ホームネットワークの構成例を示すブロック図
である。
【図4】実施の形態のゲートウェイ装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】実施の形態の端末電子機器の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】通信に用いる信号フレームの構成例を示す模式
図である。
【符号の説明】
10 ゲートウェイ装置 11 通信制御部 12 ICモジュールインタフェース 13 通信インタフェース 14 ターミナルアダプタ 15 操作ボード 16 無線通信インタフェース 17 赤外線通信インタフェース 18 電灯線通信インタフェース 19 専用線通信インタフェース 20 ICモジュール 31 ISDN回線 32 インターネット 41 FAX付電話機 42 テレビコントローラ 43 風呂用湯沸かし器コントローラ 44 パーソナルコンピュータ 51 スロット 52 インジケータ 53 スイッチ 54 電源スイッチ 55 液晶表示部 FR1,FR2,FR3,FR4 信号フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/16 H04L 13/00 305C H04Q 9/00 301 307A 321 (72)発明者 吉澤 正浩 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 下山 展弘 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5C064 BA01 BB05 BC14 BC16 BC20 BD01 BD07 BD13 5K033 AA09 BA01 CB08 DA06 DB12 DB14 DB18 EC01 EC03 5K034 AA18 CC01 DD03 FF01 FF04 GG04 HH63 MM39 NN04 NN22 5K048 AA15 BA12 DC07 EB01 GC02 5K101 KK11 LL01 LL05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のローカルエリアネットワークに接
    続された複数の端末電子機器及び外部のネットワークと
    の間でそれぞれ通信を行う機能を有し、通信データを受
    信するとその通信データに含まれている送信先のアドレ
    スに基づいて該当する端末電子機器もしくは外部のネッ
    トワークに対して前記通信データを中継するかもしくは
    新たなデータを送信するゲートウェイ装置であって、 前記複数の端末電子機器のそれぞれについて予め割り当
    てられた少なくともアドレス情報を通信制御情報として
    記憶する携帯可搬データ担体と、 前記携帯可搬データ担体が読み取り可能な位置に存在す
    る場合に、それに記憶された情報を読み出すデータ読み
    取り手段と、 前記データ読み取り手段が前記携帯可搬データ担体から
    のデータ読み取りが可能になったことを検出すると、前
    記携帯可搬データ担体から通信制御情報を読み出し、前
    記通信制御情報に含まれるアドレス情報を用いて、自局
    と各端末電子機器との間で通信回線を確立するための要
    求信号を自局のアドレス情報とともに各端末電子機器に
    対して送出する通信制御手段とを設けたことを特徴とす
    るゲートウェイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のゲートウェイ装置において、
    前記携帯可搬データ担体を、不揮発性メモリを含む集積
    回路を実装したチップモジュールとして構成したことを
    特徴とするゲートウェイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のゲートウェイ装置において、
    自局と各端末電子機器との間で通信回線を確立する際
    に、もしくはその後で、予め端末電子機器が保持してい
    る第1のアドレスとは異なる第2のアドレスを端末電子
    機器に割り当てるとともに、前記第2のアドレスを割り
    当てた後は、前記端末電子機器との通信の際に前記第2
    のアドレスを用いるアドレス変更手段を設けたことを特
    徴とするゲートウェイ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のゲートウェイ装置において、
    前記携帯可搬データ担体に予め記憶している情報を前記
    第2のアドレスとして端末電子機器に割り当てることを
    特徴とするゲートウェイ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4のゲートウェイ装
    置において、広域なネットワーク上で利用可能なインタ
    ーネットプロトコルアドレスを前記第2のアドレスとし
    て用いることを特徴とするゲートウェイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1のゲートウェイ装置において、
    前記ローカルエリアネットワークとして互いに種類の異
    なる複数の物理回線を利用するとともに、前記携帯可搬
    データ担体には、前記複数の端末電子機器のそれぞれに
    ついて、利用する物理回線に関する変調方式,符号化速
    度及び通信速度の少なくとも1つを表す情報を保持する
    ことを特徴とするゲートウェイ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1のゲートウェイ装置において、
    前記携帯可搬データ担体を脱着自在に支持するスロット
    状の支持機構を前記データ読み取り手段に設けたことを
    特徴とするゲートウェイ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1のゲートウェイ装置において、
    自局と各端末電子機器との間で通信回線を確立した後で
    前記データ読み取り手段が前記携帯可搬データ担体の離
    脱を検出すると、自局と各端末電子機器との間で確立さ
    れた通信回線を無効にする回線切断手段を設けたことを
    特徴とするゲートウェイ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1のゲートウェイ装置において、
    外部のネットワークから前記ローカルエリアネットワー
    クに接続された端末電子機器に対するアクセスに対して
    通信の可否を制御するアクセス権制御手段を設けたこと
    を特徴とするゲートウェイ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9のゲートウェイ装置におい
    て、前記携帯可搬データ担体に保持された情報を、前記
    アクセス権制御手段がアクセス権の判断のために参照す
    ることを特徴とするゲートウェイ装置。
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