JP2004015455A - ネットワーク用コンセント - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークシステムにおいて、機器の通信インタフェースを自動認識する事、及び電力線伝送路の伝送品質監視を行なうこと。
【解決手段】電源コンセントは、無線通信インタフェースと、電力線に重畳して通信可能な電力線通信インタフェースと、電力線の受け口(ジャック)を一体で備え、定期的に信号受信する事で、接続機器を自動認識し、また定期的に電力線通信インタフェースにおいて送受信する事で、伝送路品質監視を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】電源コンセントは、無線通信インタフェースと、電力線に重畳して通信可能な電力線通信インタフェースと、電力線の受け口(ジャック)を一体で備え、定期的に信号受信する事で、接続機器を自動認識し、また定期的に電力線通信インタフェースにおいて送受信する事で、伝送路品質監視を行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビルや家庭などの建物内に敷設された電源ラインの適所に取り付けられ、電力線に搬送波多重して通信可能な電源コンセントに係り、特に、電力線通信機能を有する機器と、無線通信機能を有する機器の両方の接続確認処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭内の機器が、機器同士、または公衆通信網経由で通信機器と通信するホームネットワークシステムが提案されている。この種の従来技術は、特開2002−77191 “通信ネットワーク対応型給電コネクタ”に、述べられている。これは、ネットワーク対応機器と通信可能な二次側コネクタと、屋内に設置した通信サーバと通信可能な一次側コネクタとを、ネットワーク対応機器への給電コネクタと一体で備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記通信ネットワーク対応型給電コネクタは、ネットワーク対応機器側の有線インタフェースが予め既知である必要があり、また、ネットワーク対応機器が無線インタフェースの場合に、機器の追加などを自動認識することができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明、ビルや家庭などの建物内に敷設された電源ラインの適所に取り付けて使用され、無線通信インタフェースと、電力線に重畳して通信可能な電力線通信インタフェースと、からなり、電力線の受け口(ジャック)を一体で備えたネットワークコンセントにおいて、無線通信インタフェースの接続確認処理は、定期的な受信処理と、キャリア検出処理とを用いて行ない、前記電力線通信インタフェースの接続確認処理は、定期的な受信処理と、キャリア検出処理とを用いて行なうことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施例である複合ホームネットワーク用コンセント(以下複合電源コンセント)を示す。図1において、10、101は複合電源コンセント、20はビル内や家庭内の電力線、11、111は電力線に重畳して通信を行なう事ができる電力線通信インタフェース、12、121は無線通信を行なう事ができる無線通信インタフェース、13、131は電源ソケット、14は無線通信インタフェース、15は無線通信インタフェース14を内蔵した家電機器、16は電力線通信インタフェース、17は公衆網と接続して通信可能な通信サーバコンピュータ、18は通信データなどを記憶する記憶装置、21は公衆通信網、22は公衆通信網に接続して通信する携帯電話機
である。
【0006】
以下に、この複合電源コンセント10の動作を説明する。複合電源コンセント10は、通常、無線通信インタフェース12を用いて、接続機器の確認を行なっている。この時、家電機器15が電源ソケット13に接続され、無線通信インタフェース14に電源が投入される。無線通信インタフェース14は、問合せ信号を送信する。無線通信インタフェース12は、この問合せ信号を受信し、これにより、無線通信インタフェース14と通信可能な状態になる。この無線通信インタフェースは、(社)電波産業会 標準規格である、RCR STD−33“小電力データ通信システム/ワイヤレスLANシステム”や、ARIB STD−T66“第二世代小電力データ通信システム/ワイヤレスLANシステム”に準拠した、いわゆるIEEE802.11bシステム(Institute ofElectric and Electronics Engineers)、ブルートゥースシステムなどが適用される。
【0007】
一方、通信サーバコンピュータ17が、電源ソケット131に接続された場合は、電力線通信インタフェース16に電源が投入される。以下同様に、電力線通信インタフェース16は、問い合わせ信号を送信し、電力線通信インタフェース19は、この問合せ信号を受信し、これにより、電力線通信インタフェース16と通信可能な状態になる。
【0008】
通信サーバコンピュータ17は、携帯電話機22の識別情報として、IPアドレス(Internet Protocol)を送信する事により、公衆通信網21を経由し、携帯電話機22と通信可能である。従って、この状態において、家電機器15から、順に、複合電源コンセント10、電力線20、複合電源コンセント101、通信サーバコンピュータ17と接続され、公衆通信網21を経由して、携帯電話機22へ送信できる。携帯電話機22からも、家電機器15に割り当てられたIPアドレスを用いる事で、逆の経路により、家電機器15へ送信できる。ここで、公衆通信網21がインターネット網とし、識別符号をIPアドレスとしたが、電話網など他の公衆通信網と、その識別符号であっても構わない。
【0009】
次に、家電機器15と、複合電源コンセント10との間で伝送される信号を時間軸上に図示した、図2を用いて、前記動作を詳細に説明する。図2において、50は複合電源コンセント10が行なっている定期受信、52はその受信間隔、54はデコード処理、55送信フレーム作成処理、56は応答信号送信、51はキャリア検出処理、53は無線インタフェース問合せ信号送信である。複合電源コンセント10は、通常、定められた受信間隔52(間隔=5sec)で、定期的に定期受信50(受信期間=5msec)を行なっている。一方、家電機器15は、電源ソケット13に接続されて電源投入されると、無線通信インタフェース14を起動し、キャリア検出処理51を行なう。送信されているキャリアを検出しなかったら、無線インタフェース問合せ信号53(送信期間=6sec)を送信する。この無線インタフェース問合せ信号53は、家電機器15に割り当てられた、識別のための符号(IPアドレス)、接続を要求するコマンド等を含む信号である。
【0010】
複合電源コンセント10は、受信間隔52が、送信期間より短いため、必ずこの無線インタフェース問合せ信号53を受信できる。そして、受信信号をデコードして、家電機器15のIPアドレスを得て、内部に記憶するため、複合電源コンセント10へ、家電機器15から送信が可能になる。
【0011】
次に、複合電源コンセント10は同様に、キャリア検出処理51でキャリアが存在しない事を確認し、応答信号56を家電機器15へ送信する。応答信号56は、複合電源コンセント10に割り当てられた、識別のための符号(IPアドレス)、IPアドレス登録を完了したことを示すレスポンス(ACK:Acknowledgement)等を含む信号である。家電機器15は、応答信号56から、複合電源コンセント10のIPアドレスを得て記憶し、以後、複合電源コンセント10に対して、送信が可能になる。
【0012】
次に、複合電源コンセント10の内部構成を示す、図3を用いて、複合電源コンセントの動作を詳細に説明する。図3において、46は端子、30は電力線と内部回路を結合する結合回路、32は電力線に重畳されている信号を復調する有線復調部、33は受信した信号を処理し、また送信する信号を生成する有線通信処理部、31は有線通信処理部33で生成した送信信号を変調する有線変調部、37は結合回路の出力から電力線に重畳されている搬送波を検出する搬送波検出部、34は電力線及び無線回線で送受信した情報を記録する記憶部、45は無線回線への送信信号を生成し、また受信した信号を処理する無線通信処理部、43は送信信号を変調する変調部、41は無線通信に用いる高周波信号を送信する無線送信部、40は無線通信に用いるアンテナ、42は高周波信号を受信する無線受信部、44は受信信号を復調する復調部である。
【0013】
前記のように、家電機器15は、複合電源コンセント10や、通信サーバコンピュータ17を経由し、携帯電話機22へ信号送信可能である。この動作を説明する。 家電機器15は、無線通信インタフェース14を起動し、送信データを、複合電源コンセントのIPアドレスを付加して、複合電源コンセント10へ送信する。この時、携帯電話機22のIPアドレスは、送信データに含まれる。
【0014】
複合電源コンセント10は、通常、無線受信部42を起動しておくため、家電機器15の送信信号を検出できる。制御部35は、送信信号を検出したら、復調部44、無線通信処理部45を起動し、受信信号を復調し、得た受信データを解析する。この時必要に応じて、受信データを記憶部34に記憶する。解析の結果得た、データの送り先(この場合は携帯電話機22)に応じて、無線送信部41や、有線通信処理部33を起動する。
【0015】
この場合は、得た携帯電話機22のIPアドレスは、事前に記憶部34に登録してあるIPアドレスではないため、通信サーバコンピュータ17へ送信する。具体的には、有線通信処理部33を起動し、送信データに、携帯電話機22のIPアドレスを付加した送信フレームを作成し、有線変調部31を起動し、変調を行ない、結合回路30を用いて、電力線に重畳する。通信サーバ17は、この信号を受信し、受信データを解析して、携帯電話機22のIPアドレスを得る。 そして、公衆通信網21に対して、送信データを、携帯電話機22のIPアドレスを付加して送信する。以上のように動作するため、家電機器15から、複合電源コンセント10を経由して、携帯電話機22へ送信が可能となる。携帯電話機22から、家電機器15への送信も、同様な動作により可能である。
【0016】
次に、本発明の第2実施例を説明する。図4は、第2実施例を示す図である。
図4のように、電力線通信インタフェース162を内蔵する家電機器152が電源ソケット132に接続された場合、第1実施例のように、家電機器152と、携帯電話機22とは、複合電源コンセント102、電力線20、通信サーバコンピュータ17、公衆通信網21を経由して、通信可能となる。
【0017】
次に、本発明の第3実施例を説明する。図5は、第3実施例を示す図である。
各複合電源コンセントには、家電機器や通信サーバコンピュータは接続されていない。この状態で、複合電源コンセント10は、定期的に、電力線通信インタフェース11を起動し、複合電源コンセント101、及び102に対し、接続確認を要求する信号を送信する。複合電源コンセント101、及び102は、接続確認要求信号を受信したら、正常受信した事を示すレスポンス(ACK)に、自IPアドレスを付加して、複合電源コンセント10に送信する。このように動作する事で、電力線20が重畳信号の伝送路として、伝送品質が保たれている事が確認できる。その状態であれば、電力線、または無線通信インタフェース対応家電機器を購入後すぐに接続するだけで、通信可能となる。 例えば、住宅メーカや、不動産業者は、このようなコンセントを建売住宅に設置すれば、住宅として付加価値が増す。
【0018】
次に、本発明の第4実施例を説明する。図6は、第4実施例である、アダプタ型複合電源コンセントを示す図である。図6において、60はアダプタ型複合電源コンセント、61は電力線通信インタフェース及び無線通信インタフェース部である。 第1〜第3実施例では、複合電源コンセントの形状は述べていないが、アダプタ型複合電源コンセント60は、プラグと、ソケットとを有する電源アダプタ型構造である。この構造をとる事により、通常の電源コンセントが設置されている、ビルや家庭内においても、本発明を容易に適用できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、家電機器は、電力線通信インタフェースを内蔵するか、無線通信インタフェースを内蔵するかによらずに、電源ソケットに接続するだけで、通信可能となり、また、ビルや、家庭内電力線の、重畳信号伝送路としての品質監視が可能となるため、ビルや住宅の、付加価値を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における電源コンセントを示す図である。
【図2】本発明の第1実施例における電源コンセントで伝送される信号を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例における電源コンセントの内部構成を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例における電源コンセントを示す図である。
【図5】本発明の第3実施例における電源コンセントを示す図である。
【図6】本発明の第4実施例における電源コンセントを示す図である。
【符号の説明】
10、101:複合電源コンセント、20:電力線、
11、16、111:電力線通信インタフェース、
12、14、121:無線通信インタフェース、
13、131:電源ソケット、15:家電機器、
17:通信サーバコンピュータ、18:記憶装置、21:公衆通信網、
22:携帯電話機。
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビルや家庭などの建物内に敷設された電源ラインの適所に取り付けられ、電力線に搬送波多重して通信可能な電源コンセントに係り、特に、電力線通信機能を有する機器と、無線通信機能を有する機器の両方の接続確認処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭内の機器が、機器同士、または公衆通信網経由で通信機器と通信するホームネットワークシステムが提案されている。この種の従来技術は、特開2002−77191 “通信ネットワーク対応型給電コネクタ”に、述べられている。これは、ネットワーク対応機器と通信可能な二次側コネクタと、屋内に設置した通信サーバと通信可能な一次側コネクタとを、ネットワーク対応機器への給電コネクタと一体で備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記通信ネットワーク対応型給電コネクタは、ネットワーク対応機器側の有線インタフェースが予め既知である必要があり、また、ネットワーク対応機器が無線インタフェースの場合に、機器の追加などを自動認識することができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明、ビルや家庭などの建物内に敷設された電源ラインの適所に取り付けて使用され、無線通信インタフェースと、電力線に重畳して通信可能な電力線通信インタフェースと、からなり、電力線の受け口(ジャック)を一体で備えたネットワークコンセントにおいて、無線通信インタフェースの接続確認処理は、定期的な受信処理と、キャリア検出処理とを用いて行ない、前記電力線通信インタフェースの接続確認処理は、定期的な受信処理と、キャリア検出処理とを用いて行なうことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施例である複合ホームネットワーク用コンセント(以下複合電源コンセント)を示す。図1において、10、101は複合電源コンセント、20はビル内や家庭内の電力線、11、111は電力線に重畳して通信を行なう事ができる電力線通信インタフェース、12、121は無線通信を行なう事ができる無線通信インタフェース、13、131は電源ソケット、14は無線通信インタフェース、15は無線通信インタフェース14を内蔵した家電機器、16は電力線通信インタフェース、17は公衆網と接続して通信可能な通信サーバコンピュータ、18は通信データなどを記憶する記憶装置、21は公衆通信網、22は公衆通信網に接続して通信する携帯電話機
である。
【0006】
以下に、この複合電源コンセント10の動作を説明する。複合電源コンセント10は、通常、無線通信インタフェース12を用いて、接続機器の確認を行なっている。この時、家電機器15が電源ソケット13に接続され、無線通信インタフェース14に電源が投入される。無線通信インタフェース14は、問合せ信号を送信する。無線通信インタフェース12は、この問合せ信号を受信し、これにより、無線通信インタフェース14と通信可能な状態になる。この無線通信インタフェースは、(社)電波産業会 標準規格である、RCR STD−33“小電力データ通信システム/ワイヤレスLANシステム”や、ARIB STD−T66“第二世代小電力データ通信システム/ワイヤレスLANシステム”に準拠した、いわゆるIEEE802.11bシステム(Institute ofElectric and Electronics Engineers)、ブルートゥースシステムなどが適用される。
【0007】
一方、通信サーバコンピュータ17が、電源ソケット131に接続された場合は、電力線通信インタフェース16に電源が投入される。以下同様に、電力線通信インタフェース16は、問い合わせ信号を送信し、電力線通信インタフェース19は、この問合せ信号を受信し、これにより、電力線通信インタフェース16と通信可能な状態になる。
【0008】
通信サーバコンピュータ17は、携帯電話機22の識別情報として、IPアドレス(Internet Protocol)を送信する事により、公衆通信網21を経由し、携帯電話機22と通信可能である。従って、この状態において、家電機器15から、順に、複合電源コンセント10、電力線20、複合電源コンセント101、通信サーバコンピュータ17と接続され、公衆通信網21を経由して、携帯電話機22へ送信できる。携帯電話機22からも、家電機器15に割り当てられたIPアドレスを用いる事で、逆の経路により、家電機器15へ送信できる。ここで、公衆通信網21がインターネット網とし、識別符号をIPアドレスとしたが、電話網など他の公衆通信網と、その識別符号であっても構わない。
【0009】
次に、家電機器15と、複合電源コンセント10との間で伝送される信号を時間軸上に図示した、図2を用いて、前記動作を詳細に説明する。図2において、50は複合電源コンセント10が行なっている定期受信、52はその受信間隔、54はデコード処理、55送信フレーム作成処理、56は応答信号送信、51はキャリア検出処理、53は無線インタフェース問合せ信号送信である。複合電源コンセント10は、通常、定められた受信間隔52(間隔=5sec)で、定期的に定期受信50(受信期間=5msec)を行なっている。一方、家電機器15は、電源ソケット13に接続されて電源投入されると、無線通信インタフェース14を起動し、キャリア検出処理51を行なう。送信されているキャリアを検出しなかったら、無線インタフェース問合せ信号53(送信期間=6sec)を送信する。この無線インタフェース問合せ信号53は、家電機器15に割り当てられた、識別のための符号(IPアドレス)、接続を要求するコマンド等を含む信号である。
【0010】
複合電源コンセント10は、受信間隔52が、送信期間より短いため、必ずこの無線インタフェース問合せ信号53を受信できる。そして、受信信号をデコードして、家電機器15のIPアドレスを得て、内部に記憶するため、複合電源コンセント10へ、家電機器15から送信が可能になる。
【0011】
次に、複合電源コンセント10は同様に、キャリア検出処理51でキャリアが存在しない事を確認し、応答信号56を家電機器15へ送信する。応答信号56は、複合電源コンセント10に割り当てられた、識別のための符号(IPアドレス)、IPアドレス登録を完了したことを示すレスポンス(ACK:Acknowledgement)等を含む信号である。家電機器15は、応答信号56から、複合電源コンセント10のIPアドレスを得て記憶し、以後、複合電源コンセント10に対して、送信が可能になる。
【0012】
次に、複合電源コンセント10の内部構成を示す、図3を用いて、複合電源コンセントの動作を詳細に説明する。図3において、46は端子、30は電力線と内部回路を結合する結合回路、32は電力線に重畳されている信号を復調する有線復調部、33は受信した信号を処理し、また送信する信号を生成する有線通信処理部、31は有線通信処理部33で生成した送信信号を変調する有線変調部、37は結合回路の出力から電力線に重畳されている搬送波を検出する搬送波検出部、34は電力線及び無線回線で送受信した情報を記録する記憶部、45は無線回線への送信信号を生成し、また受信した信号を処理する無線通信処理部、43は送信信号を変調する変調部、41は無線通信に用いる高周波信号を送信する無線送信部、40は無線通信に用いるアンテナ、42は高周波信号を受信する無線受信部、44は受信信号を復調する復調部である。
【0013】
前記のように、家電機器15は、複合電源コンセント10や、通信サーバコンピュータ17を経由し、携帯電話機22へ信号送信可能である。この動作を説明する。 家電機器15は、無線通信インタフェース14を起動し、送信データを、複合電源コンセントのIPアドレスを付加して、複合電源コンセント10へ送信する。この時、携帯電話機22のIPアドレスは、送信データに含まれる。
【0014】
複合電源コンセント10は、通常、無線受信部42を起動しておくため、家電機器15の送信信号を検出できる。制御部35は、送信信号を検出したら、復調部44、無線通信処理部45を起動し、受信信号を復調し、得た受信データを解析する。この時必要に応じて、受信データを記憶部34に記憶する。解析の結果得た、データの送り先(この場合は携帯電話機22)に応じて、無線送信部41や、有線通信処理部33を起動する。
【0015】
この場合は、得た携帯電話機22のIPアドレスは、事前に記憶部34に登録してあるIPアドレスではないため、通信サーバコンピュータ17へ送信する。具体的には、有線通信処理部33を起動し、送信データに、携帯電話機22のIPアドレスを付加した送信フレームを作成し、有線変調部31を起動し、変調を行ない、結合回路30を用いて、電力線に重畳する。通信サーバ17は、この信号を受信し、受信データを解析して、携帯電話機22のIPアドレスを得る。 そして、公衆通信網21に対して、送信データを、携帯電話機22のIPアドレスを付加して送信する。以上のように動作するため、家電機器15から、複合電源コンセント10を経由して、携帯電話機22へ送信が可能となる。携帯電話機22から、家電機器15への送信も、同様な動作により可能である。
【0016】
次に、本発明の第2実施例を説明する。図4は、第2実施例を示す図である。
図4のように、電力線通信インタフェース162を内蔵する家電機器152が電源ソケット132に接続された場合、第1実施例のように、家電機器152と、携帯電話機22とは、複合電源コンセント102、電力線20、通信サーバコンピュータ17、公衆通信網21を経由して、通信可能となる。
【0017】
次に、本発明の第3実施例を説明する。図5は、第3実施例を示す図である。
各複合電源コンセントには、家電機器や通信サーバコンピュータは接続されていない。この状態で、複合電源コンセント10は、定期的に、電力線通信インタフェース11を起動し、複合電源コンセント101、及び102に対し、接続確認を要求する信号を送信する。複合電源コンセント101、及び102は、接続確認要求信号を受信したら、正常受信した事を示すレスポンス(ACK)に、自IPアドレスを付加して、複合電源コンセント10に送信する。このように動作する事で、電力線20が重畳信号の伝送路として、伝送品質が保たれている事が確認できる。その状態であれば、電力線、または無線通信インタフェース対応家電機器を購入後すぐに接続するだけで、通信可能となる。 例えば、住宅メーカや、不動産業者は、このようなコンセントを建売住宅に設置すれば、住宅として付加価値が増す。
【0018】
次に、本発明の第4実施例を説明する。図6は、第4実施例である、アダプタ型複合電源コンセントを示す図である。図6において、60はアダプタ型複合電源コンセント、61は電力線通信インタフェース及び無線通信インタフェース部である。 第1〜第3実施例では、複合電源コンセントの形状は述べていないが、アダプタ型複合電源コンセント60は、プラグと、ソケットとを有する電源アダプタ型構造である。この構造をとる事により、通常の電源コンセントが設置されている、ビルや家庭内においても、本発明を容易に適用できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、家電機器は、電力線通信インタフェースを内蔵するか、無線通信インタフェースを内蔵するかによらずに、電源ソケットに接続するだけで、通信可能となり、また、ビルや、家庭内電力線の、重畳信号伝送路としての品質監視が可能となるため、ビルや住宅の、付加価値を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における電源コンセントを示す図である。
【図2】本発明の第1実施例における電源コンセントで伝送される信号を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例における電源コンセントの内部構成を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例における電源コンセントを示す図である。
【図5】本発明の第3実施例における電源コンセントを示す図である。
【図6】本発明の第4実施例における電源コンセントを示す図である。
【符号の説明】
10、101:複合電源コンセント、20:電力線、
11、16、111:電力線通信インタフェース、
12、14、121:無線通信インタフェース、
13、131:電源ソケット、15:家電機器、
17:通信サーバコンピュータ、18:記憶装置、21:公衆通信網、
22:携帯電話機。
Claims (6)
- ビルや家庭などの建物内に敷設された電力線の適所に取り付けて使用され、無線通信インタフェースと、前記電力線に重畳して通信可能な電力線通信インタフェースと、からなり、前記電力線の受け口を一体で備えたことを特徴とするネットワーク用コンセント。
- ビルや家庭などの建物内に敷設された電力線の適所に取り付けて使用され、無線通信インタフェースと、前記電力線に重畳して通信可能な電力線通信インタフェースと、からなり、前記電力線の受け口を一体で備えたネットワーク用コンセントにおいて、前記無線通信インタフェースの接続確認処理は、定期的な受信処理と、キャリア検出処理とを用いて行なうことを特徴とするネットワーク用コンセント。
- ビルや家庭などの建物内に敷設された電力線の適所に取り付けて使用され、無線通信インタフェースと、前記電力線に重畳して通信可能な電力線通信インタフェースと、からなり、前記電力線の受け口(ジャック)を一体で備えたネットワーク用コンセントにおいて、前記無線通信インタフェースの接続確認処理は、定期的な受信処理と、キャリア検出処理とを用いて行ない、前記電力線通信インタフェースの接続確認処理は、定期的な受信処理と、キャリア検出処理とを用いて行なうことを特徴とするネットワーク用コンセント。
- ビルや家庭などの建物内に敷設された電力線の適所に取り付けて使用され、無線通信インタフェースと、前記電力線に重畳して通信可能な電力線通信インタフェースと、からなり、前記電力線の受け口(ジャック)を一体で備えたネットワーク用コンセントにおいて、他の機器からの受信は、前記電力線に接続された機器に優先付けされた順番に従って、送信要求確認を行なって、要求のあった機器から受信し、他の機器への送信は、機器の識別符号を付加して選択的に送信することを特徴とするネットワーク用コンセント。
- 請求項1から3記載のネットワーク用コンセントであって、前記複合ネットワークコンセント間で、定期的に信号を送受信することを特徴とするネットワーク用コンセント。
- 請求項1から4記載のネットワークコンセントであって、プラグと、ソケットとを有するアダプタ型であることを特徴とするネットワークコンセント。
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JP2004015455A true JP2004015455A (ja) | 2004-01-15 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006050524A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-02-16 | Mitsubishi Electric Corp | ネットワーク装置 |
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GB2450904A (en) * | 2007-07-11 | 2009-01-14 | En Twyn Ltd | Wall socket faceplate with additional port |
US8040235B2 (en) | 2005-04-08 | 2011-10-18 | Panasonic Corporation | Relay apparatus and electric appliance |
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WO2017034545A1 (en) * | 2015-08-24 | 2017-03-02 | Hewlett Packard Enterprise Development Lp | Power delivery monitor and control with an uninterruptible power supply |
-
2002
- 2002-06-07 JP JP2002166459A patent/JP2004015455A/ja active Pending
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