JP2007214706A - 重畳通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】優先度の高いアプリケーションや、送信先IPアドレスの体系にバランスよく信号チャネルを割り当てることを可能とした重畳通信技術を提供することを目的とする。
【解決手段】重畳通信端末において、通信を利用するアプリケーションが実行されると、送信データからIPパケットが生成される(ステップS11)。IPパケットの送信先IPアドレスがIPアドレス管理テーブルに登録されているか否かチェックし(ステップS12)、登録されている場合には、テーブルに登録されているパラメータを用いて信号チャネル定数を算出する(ステップS13)。登録されていない場合には、デフォルトの信号チャネルが設定される(ステップS14)。そして、算出された信号チャネルに基づいて変調された通信信号が生成され(ステップS15)、通信信号が電力搬送波に重畳されて送出される(ステップS16)。
【選択図】図3

Description

本発明は、重畳通信を行う通信端末に関するものであり、詳しくは、重畳させる信号のチャネル設定技術に関する。
1つの回線に伝送データを多重化する様々な多重通信技術が用いられている。たとえば、FDM(周波数分割多重)やTDM(時分割多重)、CDM(符号分割多重)などの技術が用いられている。
また、データを多重化させるインフラとして、従来から電力線が用いられている。いわゆる電力線搬送通信(Power Line Communications)と呼ばれる技術である。電力線搬送通信は、オフィス内や家屋内に配線された電力線を利用することで、効率的にネットワークを構築することができるというメリットがある。
下記特許文献1は、通信路や通信相手先の通信状態に応じて、伝送方式を選択するシステムに関するものである。このシステムでは、送信先のアドレスに対応して、伝送方式と通信状態情報をデータベースに登録している。そして、端末が通信を行う際には、登録された通信状態を参照して、通信状態の良い伝送方式を選択するようにしている。
特開2004−248181号公報
通信端末では、通信を利用した様々なアプリケーションプログラムが実行される。アプリケーションプログラムは、ユニキャストや、マルチキャスト、ブロードキャストなどを利用して、通信回線に接続された他の端末と通信処理を行う。また、ユニキャストであれば、特定の通信端末と頻繁に重要な通信処理を実行する場合などがある。あるいは、テレビ会議システムなどにおいては、マルチキャストを利用することで、回線に与える負担を小さくしながら、重要な業務を円滑に進めるようにしている。
しかし、信号の多重化には限界がある。ユニキャストで特定の端末と重要度の高い通信処理を実行しようとした場合に、空き信号チャネルが確保できない場合もある。マルチキャストを利用したアプリケーションを実行しようとした場合にも、通信回線の信号チャネルに空きがなければ、待ち時間が発生することになる。あるいは通信エラーが発生することになる。たとえば、あまり重要でないブロードキャスト通信が多数発生し、回線を圧迫している場合などに、マルチキャストを利用した重要なアプリケーションが動作しないという問題が発生する。
上記特許文献1では、送信先ごとに最適な通信方式を決定しようとするものである。しかし、この技術においても、アプリケーションの重要度については考慮されていない。つまり、送信先に対応した最適な通信方式が決定するものであり、基本的には、先に発生した通信が空き信号チャネルを利用するという考え方である。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、優先度の高いアプリケーションに、バランスよく信号チャネルを割り当てることを可能とした重畳通信技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、IPパケットを伝送媒体に重畳させて送信する端末であって、送信先IPアドレスに対応した信号チャネルが設定される管理テーブルと、通信アプリケーションによるIPパケットの送信時、前記管理テーブルを参照することにより、前記通信アプリケーションが送信するIPパケットの送信先に応じて信号チャネルを決定する手段と、決定された信号チャネルでIPパケットを前記伝送媒体に重畳させて送信する手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の重畳通信端末において、前記管理テーブルは、送信先IPアドレスのアドレス体系に対応して信号チャネルが設定されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の重畳通信端末において、前記管理テーブルには、ユニキャスト用IPアドレス、マルチキャスト用IPアドレスおよびブロードキャスト用IPアドレスのうち少なくとも2つ以上のアドレス体系について信号チャネルが設定されることを特徴とする。
本発明の重畳通信端末は、通信アプリケーションによるIPパケットの送信時、通信アプリケーションが送信するIPパケットの送信先に応じて信号チャネルを決定する。これにより、アプリケーションごとに信号チャネルを確保しておくことが可能である。たとえば、重要なアプリケーションに信号チャネルを予約しておくといった運用が可能である。また、重要でない通信に信号チャネルが圧迫され、重要なアプリケーションが動作しないといった問題を解決することが可能である。
また、ユニキャスト用IPアドレス、マルチキャスト用IPアドレスおよびブロードキャスト用IPアドレスなど、アドレス体系について信号チャネルが設定される。これにより、たとえば、不必要なブロードキャスト通信によって、帯域が圧迫され、重要なアプリケーションがマルチキャストを利用できないといった問題を解決することが可能である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る重畳通信端末10の機能ブロック図である。重畳通信端末10は、電力線5に接続されており、この電力線5にIPパケットを重畳して送受信する通信端末である。たとえば、オフィスの既設の電力線網を利用し、この電力線網に重畳通信端末10を接続することで、ネットワーク構築に係る負担を大幅に小さくすることが可能である。
重畳通信端末10が備えるアプリケーション制御部11は、重畳通信端末10において実行されるアプリケーションプログラムの通信処理に関わる処理部である。したがって、アプリケーション制御部11は、CPU上で実行されるアプリケーションプログラムの機能の一部である。重畳通信端末10は、一般のパーソナルコンピュータなどと同様に、CPUやRAM、ハードディスクなどを備えており、ハードディスク等に格納されている各種のアプリケーションプログラムを実行することが可能である。
そして、この重畳通信端末10において実行されるアプリケーションプログラムには、ローカルでのみ動作するものも存在するが、通信処理を利用するものも存在する。たとえば、テレビ会議システム用のアプリケーションプログラムであれば、他の多数の端末との間で映像や音声のデータを送受信しながらアプリケーションを実行する。あるいは、WEBブラウザであれば、指定されたWEBサーバからWEBコンテンツをダウンロードする。
重畳通信端末10は、図に示すように、IPパケットの送信に関わる処理部として、IPパケット送信部12、送信信号チャネル制御部13、通信信号生成部14、重畳通信制御部15を備えている。また、IPパケットの受信に関わる処理部として、重畳通信制御部15、受信信号チャネル制御部16、通信信号解析部17、IPパケット受信部18を備えている。
IPパケット送信部12は、アプリケーション制御部11が作成した送信データからIPパケットを作成する処理部である。送信信号チャネル制御部13は、アプリケーション制御部11の制御に従って、送信するIPパケットを多重化する信号チャネルを制御する処理部である。通信信号生成部14は、送信信号チャネル制御部13により設定された信号チャネルに合わせてIPパケットを変調し、電力搬送波に重畳させる通信信号を生成する処理部である。
重畳通信制御部15は、通信信号生成部14において生成された通信信号を、電力搬送波に重畳させて電力線5に出力する処理と、電力搬送波に重畳されている通信信号を受信して重畳波から通信信号を分離して取り出す処理を行う。
受信信号チャネル制御部16は、重畳通信制御部15により取り出された通信信号の信号チャネルに応じて通信信号を復調する処理部である。通信信号解析部17は、復調された通信信号から、プロトコル情報やデータ長、誤り符号などを取得し、通信信号を解析する。IPパケット受信部18は、通信信号解析部17による通信信号の解析結果に応じてIPパケットを復元して受信する処理部である。
通信信号管理部19は、IPアドレス管理テーブル20に対するデータの読み出し処理や更新処理を行う。表1は、IPアドレス管理テーブル20の登録内容の一例を示すものである。
Figure 2007214706
IPアドレス管理テーブル20は、「送信先」、「グループ」、「信号チャネル」の3つのフィールドからなる。「送信先」フィールドは、アプリケーションプログラムが通信を行う際に、その送信先として指定されるIPアドレスの体系(あるいはIPアドレスの分類と呼んでもよい。)である。たとえば、アプリケーションプログラムが特定の通信端末に対してIPパケットを送信する場合には、「送信先」は、ユニキャストの分類となる。アプリケーションプログラムが特定のグループの複数の通信端末に対してIPパケットを送信する場合には、「送信先」は、マルチキャストの分類となる。アプリケーションプログラムが全ての通信端末に対してIPパケットを送信する場合には、「送信先」は、ブロードキャストの分類となる。また、「送信先」として、その他が登録されているが、これは、デフォルトの分類である。
「グループ」フィールドは、マルチキャストとブロードキャストにおいて、具体的なグループを特定するフィールドである。この例では、マルチキャストとしてIPアドレスが「224.0.1.1」あるいは「224.0.1.2」が登録されている。また、ブロードキャストとしてIPアドレスが「255.255.255.255」、「192.168.1.255」あるいは「192.168.2.255」が登録されている。
図2は、マルチキャストのIPアドレスの体系を示す図である。マルチキャストは上位4ビットが「1110」のクラスDのアドレスである。クラスDで指定可能なIPアドレスの範囲は、「224.0.1.0」〜「239.255.255.255」である。表1では、この範囲の中から2つのマルチキャスト用のグループIPアドレスが登録されている。たとえば、テレビ会議システム用のアプリケーションプログラムが、マルチキャストアドレス「224.0.1.1」によってIPパケット(映像、音声等)を送信する複数の端末を設定している。また、受信側の端末においても、マルチキャストアドレス「224.0.1.1」が指定されたIPパケットを受信するよう設定されている。
また、ブロードキャストの中で、「255.255.255.255」は、全ての端末にIPパケットを送信するためのIPアドレスである。「192.168.1.255」は、ネットワークアドレス「192.168.1.0」(ホストアドレスが下位8ビット)の全ての端末にIPパケットを送信するIPアドレスであり、「192.168.2.255」は、ネットワークアドレス「192.168.2.0」(ホストアドレスが下位8ビット)の全ての端末にIPパケットを送信するIPアドレスである。
そして、「信号チャネル」フィールドには、各分類あるいは各グループに対応する信号チャネルが登録されている。ここでは、信号チャネルは、信号チャネルパラメータxと、関数fを用いて表すようにしているが、実際は、IPアドレス管理テーブル20には、信号チャネルパラメータxが登録されている。
多重化方式には、様々な方法がある。たとえば、FDM(周波数分割多重)やTDM(時分割多重)、CDM(符号分割多重)などが存在する。多重化方式としてFDMを利用する場合には、信号チャネル定数f(x)は、多重化する信号に割り当てられる周波数帯域であり、TDMであれば、信号チャネル定数f(x)は多重化する信号に割り当てられるタイムスロットであり、CDMであれば、信号チャネル定数f(x)は、拡散符号である。
そして、表1で示した例であれば、ユニキャストの場合には、信号チャネル定数f(u)が設定され、マルチキャストの場合には、信号チャネル定数f(a),f(b)が設定され、ブロードキャストの場合には、信号チャネル定数f(z),f(c),f(d)が設定されている。また、その他(デフォルト)の信号チャネル定数としてf(0)が設定されている。
通信信号管理部19は、このようなIPアドレス管理テーブル20を管理している。そして、このIPアドレス管理テーブル20は、電力線5に接続されている他の重畳通信端末10においても同じ内容のテーブルが管理されるようになっている。たとえば、サーバにおいてマスタとなるIPアドレス管理テーブル20を管理し、それらを定期的に参照することで、全ての重畳通信端末10が同一内容のIPアドレス管理テーブル20を管理するようにしてもよい。
以上の如く構成された重畳通信端末10における通信信号の生成および信号チャネルの設定処理の流れについて説明する。
図3は、アプリケーションプログラムによりデータパケットを送信するときのフローチャートである。アプリケーションプログラムが起動し、アプリケーション制御部11により送信データが作成されると、この送信データに基づいてIPパケット送信部12が、IPパケットを生成する(ステップS11)。
次に、アプリケーション制御部11は、アプリケーションプログラムが送信データをどのようなIPアドレスに送信するかの送信先に関する情報を通信信号管理部19に与える。通信信号管理部19は、与えられた送信先の情報に基づいて、IPアドレス管理テーブル20を検索し、検索結果をアプリケーション制御部11に与える。
検索の結果、アプリケーションプログラムによるIPパケットの送信先が、IPアドレス管理テーブル20に登録されている場合(ステップS12でYES)には、アプリケーション制御部11は、IPアドレス管理テーブル20に登録されている信号チャネルのパラメータxを送信信号チャネル制御部13に与える。送信信号チャネル制御部13は、与えられた信号チャネルのパラメータxと関数fを用いて信号チャネル定数f(x)を算出する(ステップS13)。一方、アドレス管理テーブル20に登録されていない場合(ステップS12でNO)には、アプリケーション制御部11は、信号チャネルのパレメータ「0」を送信信号チャネル制御部13に与える。送信信号チャネル制御部13は、与えられた信号チャネルのパラメータ「0」と関数fを用いてデフォルトの信号チャネル定数f(0)を算出する(ステップS14)。
送信信号チャネル制御部13により信号チャネル定数f(x)が算出されると、通信信号生成部14が、この信号チャネル定数f(x)に応じて、IPパケットデータを変調して通信信号を生成する(ステップS15)。そして、重畳通信制御部15は、通信信号生成部14により生成された通信信号を、信号チャネル定数f(x)で指定される信号チャネルに多重化させて送出するのである(ステップS16)。
このように、アプリケーションプログラムがIPパケットを送信する場合には、送信先のIPアドレスがIPアドレス管理テーブル20に登録されているかどうかをチェックし、登録されている場合には、予約されている信号チャネルを使用するようにしている。また、登録されていない場合には、予約されているデフォルトの信号チャネルを使用するようにしている。たとえば、マルチキャストで登録されていないグループIPアドレスが指定された場合などには、デフォルトの信号チャネルが使用される。
図4は、IPパケットを受信するための信号チャネルの設定フローチャートである。アプリケーション制御部11は、通信信号管理部19によるIPアドレス管理テーブル20の変更処理が行われたか否かをチェックし(ステップS21)、変更が行われている場合には、IPアドレス管理テーブル20の変更あるいは新規に追加されたレコードを参照する。そして、変更あるいは新規に追加された送信先に関する信号チャネルパラメータxに基づいて信号チャネル定数f(x)を算出する(ステップS22)。
そして、IPアドレス管理テーブル20の変更内容がレコードの新規追加であるか否かをチェックし(ステップS23)、新規追加である場合には、受信信号チャネル制御部16が、算出された信号チャネル定数f(x)に対応した信号チャネル検出部を起動する(ステップS24)。これにより、受信信号チャネル制御部16は、IPアドレス管理テーブル20に新規に追加されたレコードに対応する通信信号を復調することが可能となる。つまり、信号チャネル検出部が、新規に追加された信号チャネルに多重化されている通信信号を復調可能なフィルタを動作可能な状態とする。
一方、IPアドレス管理テーブル20の変更内容がレコードの新規追加でない場合、つまり、登録されていたレコードの変更である場合(ステップS23でNO)には、受信信号チャネル制御部16が、既に起動している信号チャネル検出部を、算出された信号チャネル定数f(x)に対応した信号チャネル検出部として再設定する(ステップS25)。これにより、受信信号チャネル制御部16は、IPアドレス管理テーブル20において変更されたレコードに対応する通信信号を復調することが可能となる。
次に、図5を参照しながらアプリケーションプログラムの起動と連動した受信チャネルの設定処理の流れを説明する。重畳通信端末10において、通信処理を行うアプリケーションプログラムが起動する(ステップS31)。そして、アプリケーション制御部11は、このアプリケーションプログラムが通信処理に使用するIPアドレスあるいはIPアドレス体系がIPアドレス管理テーブル20に登録されているか否かをチェックし(ステップS32)、登録されている場合には、IPアドレス管理テーブル20から、信号チャネルパラメータxを取得し、そのパラメータに基づいて信号チャネル定数f(x)を算出する(ステップS33)。そして、受信信号チャネル制御部16が、算出した信号チャネル定数f(x)に対応した信号チャネル検出部を起動する(ステップS36)。これにより、アプリケーションプログラムは、重畳通信により受信した通信信号を復調可能となる。
一方、アプリケーション制御部11は、このアプリケーションプログラムが通信処理に使用するIPアドレスあるいはIPアドレス体系がIPアドレス管理テーブル20に登録されていない場合(ステップS32でNO)には、デフォルトのパラメータ「0」に基づいて信号チャネル定数f(0)を算出する(ステップS34)。そして、受信信号チャネル制御部16は、算出したデフォルトの信号チャネル定数f(0)に対応した信号チャネル検出部が既に起動しているか否かをチェックし(ステップS35)、起動していない場合には、算出した信号チャネル定数f(0)に対応したデフォルトの信号チャネル検出部を起動する(ステップS36)。これにより、アプリケーションプログラムは、重畳通信により受信した通信信号を復調可能となる。既に、デフォルトの信号チャネル検出部が起動している場合(ステップS35でYES)には、処理を終了する。
たとえば、アプリケーションプログラムがテレビ会議システム用のアプリケーションであるとする。この会議に参加する各重畳通信端末10においてテレビ会議用のアプリケーションプログラムが起動すると、各重畳通信端末10では、他の端末から映像や音声を含むマルチキャストのIPパケットを受信することになる。したがって、受信端末として動作するために、各重畳通信端末10では、図5で示した処理を実行することで、アプリケーションに対応した信号チャネル検出部を起動し、受信の準備を整えるのである。
このように、本実施の形態の重畳通信端末10は、アプリケーションプログラムによって決定されたIPアドレスあるいはIPアドレスの体系に基づいて、電力線搬送通信を行う信号チャネルが決定される。そして、このIPアドレスあるいはIPアドレス体系と信号チャネルの対応関係をIPアドレス管理テーブル20によってあらかじめ予約している。これにより、たとえば、電力線搬送通信を行っている多数の端末10により、多数のユニキャスト通信が行われたために、マルチキャスト通信を行うための空き信号チャネルがないという状況を回避することが可能である。あるいは、ブロードキャスト通信によって帯域が圧迫され、重要なアプリケーションが実行エラーとなるといった問題を解決することが可能である。
上記のように、マルチキャストは、たとえば、ビデオ会議や監視システムなどの音声や映像を配信するアプリケーションなどに使用される。もし、他のユニキャスト通信やブロードキャスト通信によって帯域が占有されていると、これらアプリケーションがスムーズに動作しないことになる。この点、本実施の形態の重畳通信端末10を利用した重畳通信システムにおいては、マルチキャスト、ブロードキャストなどIPアドレスあるいはIPアドレス体系に対応して信号チャネルがあらかじめ予約されている。したがって、マルチキャストを利用するアプリケーションなどを快適に実行することが可能である。
また、アプリケーションプログラムによっては、ユニキャスト通信とマルチキャスト通信あるいはブロードキャスト通信を混在させて利用するものがある。このようなアプリケーションを実行する上でも、各IPアドレス体系に対応した信号チャネルが予約されていることにより、アプリケーションを快適に実行させることが可能である。
表1に示すように、本実施の形態においては、IPアドレス管理テーブル20に、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト全てのIPアドレス体系を登録するようにしたが、これは一例である。これらのうちの一部(ユニキャストとマルチキャストなど)のIPアドレスを登録するようにしてもよい。たとえば、ユニキャストとして帯域を確保したい複数の端末を登録するようにしてもよい。
本実施の形態に係る重畳通信端末の機能ブロック図である。 マルチキャストに使用されるIPアドレスのアドレス体系を示す図である。 IPパケットを送信するときの信号チャネルの設定処理フローチャートである。 IPアドレス管理テーブルが変更されたときの受信設定フローチャートである。 アプリケーションが起動されたときの受信設定フローチャートである。
符号の説明
5 電力線
10 重畳通信端末
20 IPアドレス管理テーブル

Claims (3)

  1. IPパケットを伝送媒体に重畳させて送信する端末であって、
    送信先IPアドレスに対応した信号チャネルが設定される管理テーブルと、
    通信アプリケーションによるIPパケットの送信時、前記管理テーブルを参照することにより、前記通信アプリケーションが送信するIPパケットの送信先に応じて信号チャネルを決定する手段と、
    決定された信号チャネルでIPパケットを前記伝送媒体に重畳させて送信する手段と、
    を備えることを特徴とする重畳通信端末。
  2. 請求項1に記載の重畳通信端末において、
    前記管理テーブルは、送信先IPアドレスのアドレス体系に対応して信号チャネルが設定されることを特徴とする重畳通信端末。
  3. 請求項2に記載の重畳通信端末において、
    前記管理テーブルには、ユニキャスト用IPアドレス、マルチキャスト用IPアドレスおよびブロードキャスト用IPアドレスのうち少なくとも2つ以上のアドレス体系について信号チャネルが設定されることを特徴とする重畳通信端末。
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