JP2004336169A - 調光制御システム - Google Patents

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Osamu Iijima
治 飯島
Koji Hoshi
浩司 星
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Abstract

【課題】専用のプログラムや端末を使用することなく、ネットワークに接続される機器の管理を一括して行う。
【解決手段】送信機3及び受信機5は、自己の機器種別を示す機器種別情報を含む認識パケットを送信すると共に他の送信機3及び受信機5からの認識パケットを受信し、何れかの前記送信機3を、ユーザの指示が入力されるマスタ機器として機能させる。マスタ機器は、受信した機器種別情報と、ユーザの指示に従った各送信機3による調光制御信号の合成処理を設定する合成設定情報とを対応づけた受信装置設定管理テーブルを作成し、当該受信装置設定管理テーブルに含まれる合成設定情報を各受信機5に送信して、各受信機5による調光制御信号の合成処理を設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝送プロトコルが異なるネットワーク間でデータ伝送をすることにより、照明装置を制御する調光制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のネットワークを利用した調光システムとしては、調光卓に接続された送信装置により照明制御用標準通信方式に準拠したDMX信号を生成し、当該DMX信号をイーサネット(登録商標)などのLAN(Local Area Network)信号にプロトコル変換をし、受信装置にてLAN信号を受信すると当該LAN信号をDMX信号に変換して照明装置に送信することにより、照明装置の動作を制御するものが知られている(下記の特許文献1、特許文献2参照。)。
【0003】
このような調光システムにおいて、複数の調光卓からの信号を合成してDMX信号を生成するためには、複数の信号を合成するための送信装置に関する情報やDMXチャンネル情報を予め受信装置内に設定しておく必要がある。このように受信装置を設定するためには、受信装置の各DMX信号出力ポートごとに設定する必要があり、従来では各受信装置ごとにユーザにより設定する必要があった。
【0004】
また、従来の調光システムにおいては、ネットワーク上に接続された機器を管理する手法として、送信装置や受信装置を含む調光機器を管理するために専用に作成された例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)等の機器管理プログラムをパーソナルコンピュータにインストールしておき、当該パーソナルコンピュータをネットワークに接続する技術が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−277268号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−289365号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の技術では、複数の調光卓からの信号を合成するために、受信装置ごとにアクセスして設定する必要があったので、システムの規模が大きくなり受信装置の数が多くなるほど、ユーザにとって非常に煩わしい作業となり、受信装置の設定管理が困難となると共に設定ミスが発生しやすくなってしまう。また、ネットワーク上に接続された機器が故障した場合には機器を交換する必要があるが、このときに機器の再設定をする必要がある。更に、機器の再設定をするために、各機器に設定する情報のバックアップをする必要などがあり、システムの保守性にも問題があった。
【0008】
更に、従来の調光システムにおいて、専用の機器管理用プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータをネットワークに接続するものでは、システムの安定性や信頼性において好ましくないという問題があった。また、従来の調光システムにおいては、送信装置及び受信装置の他に、各機器を管理するための専用の端末が必要であり、システムとして複雑且つ高コストとなってしまう。
【0009】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、専用のプログラムや端末を使用することなく、ネットワークに接続される機器の管理を一括して行うことができる調光制御システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る調光制御システムは、調光制御用プロトコルに従った照明装置を制御する調光制御信号を入力して通信用プロトコルに変換して通信データとして送信する複数の送信装置と、複数の送信装置からの通信データを受信し、当該通信データを通信用プロトコルから調光制御用プロトコルに変換し、複数の調光制御信号を合成処理して照明装置に出力する複数の受信装置とを備える。
【0011】
この調光制御システムにおいて、送信装置及び受信装置は、自己の機器種別を示す機器種別情報を含む認識パケットを送信すると共に他の送信装置及び受信装置からの認識パケットを受信し、何れかの送信装置を、ユーザの指示が入力されるマスタ機器として機能させる。
【0012】
このマスタ機器は、受信した認識パケットに含まれる機器種別情報と、ユーザの指示に従った各受信装置による調光制御信号の合成処理を設定する合成設定情報とを対応づけた受信装置設定管理テーブルを作成し、当該受信装置設定管理テーブルに含まれる合成設定情報を各受信装置に送信して、各受信装置による調光制御信号の合成処理を設定する。
【0013】
これにより、調光制御システムによれば、ユーザにより直接受信装置にアクセスなどをすることなく各受信装置の設定を行うことにより、上述の課題を解決する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態〜第12実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
[第1実施形態]
本発明は、例えば図1に示すように構成された調光システムに適用される。
【0016】
[調光システムの構成]
この調光システムは、複数の調光卓1A、調光卓1B、調光卓1C、調光卓1D(以下、総称するときには単に「調光卓1」と呼ぶ。)がユーザに操作され、ユーザの操作に応じた信号をDMX信号線2、送信機3A、送信機3B、送信機3C及び送信機3D(以下、総称するときには単に「送信機3」と呼ぶ。)、LAN(Local Area Network)信号線4、受信機5A、受信機5B、受信機5C、受信機5D、受信機5E、受信機5F及び5G(以下、総称するときには単に「受信機5」と呼ぶ。)、DMX信号線6を介して照明装置7に送信する。これに応じて、調光システムでは、調光卓1の操作に応じて照明装置7を制御することにより、各照明装置7の点灯、消灯、明るさ等を制御する。
【0017】
また、この調光システムは、イーサネット(登録商標)等の通信プロトコルに従ったLANパケットを伝送するLAN信号線4に接続され、送信機3及び受信機5の設定を一括管理する設定管理用端末8を備える。
【0018】
調光卓1は、各照明装置7の制御内容や状態などを表示するためのモニタ、ユーザに操作される操作部を備え、操作内容に従って調光制御信号を生成する。具体的には、調光卓1は、操作部としてスイッチやフェーダなどを備え、これらのスイッチやフェーダなどが操作されることにより、照明制御における標準規格であるDMX規格に従ったDMX信号を生成して送信機3に出力する。
【0019】
この調光卓1により生成されるDMX信号は、照明装置7の動作種類を示すコマンド情報、コマンド情報により示される動作種類を行うときの程度を示す調光制御情報とが格納されている。具体的には、コマンド情報は点灯動作、消灯動作、明るさ調整動作、明るさ調整動作における明るさの調整程度を示す。また、このDMX信号は、シリアルデータとして伝送され、各照明装置7のコマンド情報及び調光制御情報がチャンネル番号別のDMXチャンネルに格納される。
【0020】
送信機3は、調光卓1からDMX信号を入力すると、当該DMX信号をLAN信号線4を介して受信機5にて受信可能なLAN規格に従ったLANパケットにプロトコル変換する。すなわち、送信機3は、LAN規格に従ってブロードキャストアドレス又はシステム共通のマルチキャストアドレスを含むヘッダ情報等をDMX信号に付加することにより、LANパケットを生成する。そして、送信機3は、LANパケットをLAN信号線4に送出することで、各受信機5にDMX信号を含むLANパケットを送信する。
【0021】
受信機5は、LANパケットに含まれるヘッダ情報内のアドレスを認識することで、LAN信号線4からのLANパケットを受信する。そして、受信機5は、LANパケットからDMX信号を取り出すことにより、LAN形式の信号をDMX形式のDMX信号に変換して、DMX信号線6を介して照明装置7にDMX信号を出力する。このとき、受信機5では、予めユーザにより設定された合成設定情報に従って、自身が接続された照明装置7へのDMX信号を選択し、当該選択したDMX信号を各DMXチャンネルに格納することによりDMX信号線6に送出するDMX信号を合成する。
【0022】
これにより、照明装置7では、受信機5からのDMX信号から、自身に設定されたDMXチャンネルに相当するコマンド情報及び調光制御情報を取り出し、当該取り出したコマンド情報及び調光制御情報に従った動作をする。
【0023】
このように構成された調光システムでは、例えば調光卓1AからDMX信号Aを送信し、調光卓1BからDMX信号Bを送信し、調光卓1CからDMX信号Cを送信し、調光卓1DからDMX信号Dを送信した場合、送信機3AではDMX信号AとDMX信号Bとを含むLANパケットをLAN信号線4に送出すると共に、送信機3BではDMX信号CとDMX信号Dとを含むLANパケットをLAN信号線4に送出する。これにより、LAN信号線4では、DMX信号A〜DMX信号Dが全てブロードキャストされた状態となり、全受信機5A〜5GにDMX信号A〜DMX信号Dが送信されることになる。
【0024】
そして、各受信機5A〜受信機5Gでは、自己に設定された合成設定情報に従って、照明装置7に送信するDMX信号を合成する。ここで、受信機5A及び受信機5EはDMX信号Aのみ含むDMX信号を照明装置7に送信し、受信機5BはDMX信号B、DMX信号Aを合成したDMX信号を照明装置7に送信し、受信機5C及び受信機5FはDMX信号D、DMX信号Cを合成したDMX信号を照明装置7に送信し、受信機5DはDMX信号D、DMX信号C、DMX信号B、DMX信号Aを合成したDMX信号を照明装置7に送信し、受信機5GはDMX信号Bのみを含むDMX信号を送信する。
【0025】
以下に、上述したような動作をする受信機5及び送信機3の各構成例について説明する。
【0026】
[送信機3の構成例]
つぎに、上述したように構成された調光システムにおける送信機3の構成例について説明する。
【0027】
この送信機3は、図2に示すように、調光卓1からDMX信号線2を介してDMX信号が送られると、DMXプロトコル変換部11によりLANパケットに変換して、当該LANパケットをLAN通信部12によりLAN信号線4に送出する。
【0028】
また、この送信機3は、調光システムの動作時において、調光システムを構成する他の機器に対して自己の機器種別を通知するための認識パケットをLAN通信部12に送ることで、当該LAN通信部12に認識パケットを送信させる認識パケット送信部13を備える。この認識パケット送信部13は、例えば定期的に認識パケットをLAN通信部12に送ることで、他の機器に定期的に認識パケットを送信する。
【0029】
この認識パケットは、LAN形式に従ったパケット構造となっており、例えば図3に示すように、パケット種類を示す情報が格納されるコード領域21、例えばIP(Internet Protocol)アドレスが格納されるアドレス領域22、機器種別情報が格納される機器種別領域23、名称情報が格納される名称領域24を有するパケット構造となっている。本例において、認識パケット送信部13は、コード領域21に認識パケットであることを示すパケット識別情報(0×01)を格納し、アドレス領域22に自己のIPアドレス情報(133.254.180.3)を格納し、機器種別領域23に送信機であることを示す機器種別情報を格納し、名称領域24にユーザにより与えられた自己の名称を示す名称情報を格納する。また、この認識パケットは、送信先アドレスとして、調光システムを構成する全機器を送信先とするブロードキャストアドレスが付加される。
【0030】
更にまた、この送信機3は、調光システムを構成する他の送信機3や受信機5からの認識パケットをLAN通信部12を介して受信する認識パケット受信部14を更に備える。ここで、LAN通信部12は、コード領域21を参照して受信したLANパケットが認識パケットであることを認識した場合には、当該認識パケットを認識パケット受信部14に出力する。認識パケット受信部14では、認識パケットを受信すると、IPアドレス情報、機器種別情報及び名称情報を取り出して送信機・受信機管理テーブル記憶部15に出力する。
【0031】
送信機・受信機管理テーブル記憶部15では、IPアドレス情報、機器種別情報及び名称情報を入力すると、当該各情報を対応づけて内部の記憶部に記憶する。これにより、送信機・受信機管理テーブル記憶部15では、調光システムを構成する全送信機3についての情報を記憶した送信機管理テーブル及び調光システムを構成する全受信機5についての情報を記憶した受信機管理テーブルを作成する。
【0032】
この送信機管理テーブル及び受信機管理テーブルは、設定管理用端末8と接続された合成設定作成ユーザインターフェース部16に読み込まれる。ここで、設定管理用端末8は、内部にWebページを閲覧するブラウザ機能を有しており、調光システムを管理するユーザによる操作に応じて調光システムを構成する全機器についての情報を表示するコマンドを送信機3に送信する。
【0033】
これに応じて、合成設定作成ユーザインターフェース部16は、送信機・受信機管理テーブル記憶部15に記憶された送信機管理テーブル及び受信機管理テーブルを読み出し、Webページとして設定管理用端末8でリスト表示可能な表示データを作成して設定管理用端末8に送る。これにより、設定管理用端末8では、調光システムを構成する全機器についての情報が閲覧可能となる。
【0034】
また、設定管理用端末8では、送信機管理テーブル及び受信機管理テーブルの情報をリスト表示した状態において、各受信機5の合成設定を指定する操作がなされると、当該操作に応じたコマンド(合成設定コマンド)を合成設定作成ユーザインターフェース部16に送信する。これに応じて、合成設定作成ユーザインターフェース部16では、合成設定コマンドを受信機合成テーブル記憶部17に送る。
【0035】
受信機合成テーブル記憶部17では、合成設定コマンドが送られると、当該合成設定コマンドによる合成設定内容を各受信機5ごとの合成設定情報として記憶する。この受信機合成テーブル記憶部17では、各受信機5A〜5Gについての合成設定コマンドに応じて、全受信機5の合成設定情報を保存することになる。
【0036】
具体的には、送信機・受信機管理テーブル記憶部15は、以前に受信した認識パケットに含まれる各送信機3、受信機5の情報から、図4(A)及び図4(B)に示すような送信機管理テーブル及び受信機管理テーブルを作成する。そして、合成設定作成ユーザインターフェース部16では、合成設定情報の設定対象となる受信機5Aが指定されたことに応じて、図4(C)に示すように、受信機5Aから出力するDMX信号を設定するための出力設定画面を設定管理用端末8に閲覧させる。この出力設定画面では、照明装置7に出力するDMX信号の送信元となる送信機3の名称、受信機5Aから照明装置7に出力するDMX信号のチャンネル番号、入力ポート、送信元となる送信機3からのDMX信号から取り出すチャンネル番号を示す入力チャンネルの設定が可能となっている。
【0037】
これにより、受信機合成テーブル記憶部17は、各受信機5ごとに、送信機3の名称情報、出力チャンネル情報、入力ポート情報、入力チャンネル情報を合成設定情報として記憶する。
【0038】
このように記憶された各受信機5の合成設定情報は、受信機設定情報送信部18に読み込まれる。この受信機設定情報送信部18は、各受信機5について合成設定をするに際して、受信機合成テーブル記憶部17から各受信機5の合成設定情報を読み出し、当該合成設定情報に対応した受信機5のアドレス情報を付加したLANパケットをLAN通信部12に送る。これにより、送信機3では、合成設定情報を各受信機5に送ることで、各受信機5の合成処理を設定する。
【0039】
更にまた、この調光システムは、複数の送信機3が存在する場合に、何れか一つの送信機3が設定管理用端末8との間で通信をして受信機5の合成処理の設定を可能とするマスタ機器として機能する。このため、送信機3は、認識パケット受信部14、送信機・受信機管理テーブル記憶部15、合成設定作成ユーザインターフェース部16、受信機合成テーブル記憶部17及び受信機設定情報送信部18を動作させるためのマスター動作設定部19を備える。
【0040】
このマスター動作設定部19は、例えば調光システムの起動時において、自身がマスタ機器であって各受信機5の合成処理を設定する権限を有することを示す認識パケットを他の送信機3に送信する。これにより、調光システムでは、何れか一つの送信機3がマスタ機器として機能し、他の送信機3がマスタ機器としての機能(認識パケット受信部14、送信機・受信機管理テーブル記憶部15、合成設定作成ユーザインターフェース部16、受信機合成テーブル記憶部17、受信機設定情報送信部18)を停止する状態となる。
【0041】
[受信機5の構成例]
つぎに、上述したように構成された調光システムにおける受信機5の構成例について説明する。
【0042】
受信機5は、図5に示すように、LAN信号線4と接続されたLAN通信部31によりDMX信号を含むLANパケットを受信すると、DMXプロトコル変換部32によりLANパケットからDMX信号を取り出して、DMX合成部33に出力する。これにより、受信機5では、DMXプロトコル変換部32によってLANパケットをDMX信号にプロトコル変換をして、DMX合成部33からDMX信号線6を介してDMX信号を照明装置7に送る。
【0043】
ここで、受信機5は、自己を識別するための認識パケットを認識パケット送信部34からLAN通信部31に送ることで、当該認識パケットを定期的に送信する。ここで、受信機5から送信する認識パケットは、図3にて示したパケット構造と同様となっている。
【0044】
また、受信機5は、送信機3で設定された合成設定情報をLAN通信部31により受信する。LAN通信部31では、送信されたLANパケットに合成設定情報が含まれることを認識すると、LANパケットから合成設定情報を取り出して合成設定テーブル記憶部35に記憶する。
【0045】
これにより、DMX合成部33では、複数のDMX信号を合成するに際して、合成設定情報に含まれる送信機名称情報にて識別される送信機3からのDMX信号を選択し、当該選択したDMX信号から入力チャンネル情報にて識別されるチャンネル番号の信号を取り出し、当該取り出した信号を合成出力チャンネル情報にて示されるチャンネル番号としたDMX信号を生成する。すなわち、DMX合成部33では、チャンネル番号の組み替えを行うことにより、複数の送信機3から異なるDMX信号を受信した場合でも、合成設定情報に従ってシリアルデータであるDMX信号を合成して生成することができる。
【0046】
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した調光システムによれば、マスタとして機能する送信機3に設定管理用端末8がアクセスすることにより、合成設定情報の設定入力を行うのみでシステムを構成する受信機5の合成処理を設定をして、照明装置7の動作を設定することができる。したがって、この調光システムによれば、DMX規格のような調光専用のプログラムや端末を使用することなく、システムに接続される受信機5の管理を容易に一括して行うことができ、安価なシステムを構成することができる。
【0047】
[第2実施形態]
つぎに、第2実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0048】
第2実施形態に係る調光システムを構成する受信機5は、図6に示すように、照明装置7にDMX信号を出力する出力ポートが2つ設けられている点で、第1実施形態に係る調光システムの受信機5とは異なる。すなわち、この受信機5は、2つのDMX信号線6A、DMX信号線6Bと接続されて異なるDMX信号を送出することで、各DMX信号線6A、6Bのそれぞれに接続された照明装置7を動作させる。
【0049】
このような受信機5では、自己に2つの出力ポートが設けられていることを認識しており、図7に示すような認識パケットを認識パケット送信部34からLAN通信部31に送る。この認識パケットは、コード領域21〜名称領域24に続いて、出力ポート数情報を格納する出力ポート数領域25が設けられている。そして、この受信機5では、出力ポート数領域25に「2」を格納した認識パケットを定期的に配信することにより、マスタ機器として機能する送信機3にその旨を通知する。
【0050】
このような認識パケットを受信する送信機3は、図8に示すように、送信機3の各出力ポートごとに合成設定情報を記憶する受信機合成テーブル記憶部42を備え、合成設定作成ユーザインターフェース部16により各出力ポートについての合成処理の設定をユーザに促す画面を表示させる。これにより、送信機3では、受信機5に設けられている各出力ポートごとに合成設定情報を設定して、各合成設定情報によりDMX合成部33の合成処理を制御することが可能となる。
【0051】
[第3実施形態]
つぎに、第3実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0052】
第3実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図9に示すように、マスター動作設定部19にディップスイッチ51を接続し、当該ディップスイッチ51をユーザに操作させることにより、複数の送信機3のうちの何れかの送信機3をマスタ機器として機能させることを特徴とする。
【0053】
このような送信機3は、ディップスイッチ51が操作されてマスタ機器とされると共に、その他の送信機3は、ディップスイッチ51が操作されてマスタ機器に制御されるスレーブ機器として機能するように設定される。各送信機3では、マスター動作設定部19によりディップスイッチ51の操作状態を検出することにより、自身がマスタ機器として機能するか、スレーブ機器として機能するかを判定する。
【0054】
このような第3実施形態に係る調光システムによれば、ユーザにより任意の送信機3をマスタ機器に設定し、当該マスタ機器となった送信機3に受信機5の合成設定を行うことにより、システムを構成する全機器について簡単に設定を一括して行うことができる。
【0055】
[第4実施形態]
つぎに、第4実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0056】
第4実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図10に示すように、マスター動作設定部19にWebサーバ61を接続し、当該Webサーバ61と設定管理用端末8とをネットワーク接続した点で、上述した実施形態に係る調光システムとは異なる。
【0057】
このような送信機3では、Webサーバ61と設定管理用端末8とが通信をすることにより、設定管理用端末8からWebサーバ61に、送信機3をマスタ機器として機能させるコマンド(マスタ設定コマンド)の送信を可能とする。
【0058】
そして、送信機3では、Webサーバ61によりマスタ設定コマンドを受信すると、当該マスタ設定コマンドをマスター動作設定部19に送ることにより、認識パケット受信部14、送信機・受信機管理テーブル記憶部15、合成設定作成ユーザインターフェース部16、受信機合成テーブル記憶部17及び受信機設定情報送信部18を動作させる。また、他の送信機3では、Webサーバ61からマスタ設定コマンドが送られないので、認識パケット受信部14、送信機・受信機管理テーブル記憶部15、合成設定作成ユーザインターフェース部16、受信機合成テーブル記憶部17及び受信機設定情報送信部18を動作させない。
【0059】
このような第4実施形態に係る調光システムによれば、Webブラウザを実装した設定管理用端末8をユーザが操作するだけで、ユーザにより任意の送信機3をマスタ機器に設定し、当該マスタ機器となった送信機3に受信機5の合成設定を行うことにより、システムを構成する全機器について簡単に設定を一括して行うことができる。
【0060】
[第5実施形態]
つぎに、第5実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0061】
第5実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図11に示すように、送信機3に、受信する認識パケットを監視するマスター検出部71、複数のマスタ機器が存在することを検出する構成異常通知部72を備える点で、上述した実施形態に係る調光システムとは異なる。
【0062】
この送信機3では、調光システムが起動している時、システムを構成する他の送信機3や受信機5から定期的に受信する認識パケットが認識パケット受信部14に送られると、当該認識パケットに格納された機器種別情報や名称情報などを検出する。これにより、送信機3では、自身がマスタ機器となっている状態において、他の送信機3がマスタ機器となっているか否かを監視する。そして、送信機3では、自身の他のマスタ機器となっている送信機3を検出すると、その旨を示す情報を構成異常通知部72に送る。
【0063】
構成異常通知部72では、自身がマスタ機器となっている状態において、マスター検出部71から他の送信機3がマスタ機器となっていることを示す情報が送られると、その旨をユーザに通知する。
【0064】
このような調光システムによれば、第3実施形態や第4実施形態のようにディップスイッチ51やWebサーバ61を利用してユーザの操作に応じてマスタ機器を決定した場合に、ユーザの操作ミスなどによって複数の送信機3がマスタ機器に設定された場合であっても、ユーザに通知してマスタ機器の再設定を促すことができ、システムの信頼性を向上させることができる。
【0065】
[第6実施形態]
つぎに、第6実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0066】
第6実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図12に示すように、送信機3にプライオリティ検出部81及びプライオリティ設定部82を設け、設定された優先度(プライオリティ)に応じて何れかの送信機3をマスタ機器として機能させることを特徴とする。
【0067】
このような調光システムにおける各送信機3では、ユーザにより、プライオリティ設定部82にマスタ機器となるためのプライオリティが設定される。ここで、ユーザによるプライオリティの設定手法としては、上述したようにディップスイッチ51やWebサーバ61により行っても良い。
【0068】
そして、この調光システムでは、例えばシステムの起動時において、認識パケット送信部13からプライオリティ情報を含む認識パケットを定期的に送信する。この認識パケットは、図13に示すように、コード領域21〜名称領域24に続いて、プライオリティ情報を格納するプライオリティ格納領域26が設けられている。
【0069】
これにより、各送信機3では、各マスター動作設定部19により、他の送信機3のプライオリティを認識して、自身よりもプライオリティが高い送信機3が存在しないときには自身がマスタ機器となり、自身よりもプライオリティが高い送信機3が存在するときには自身がスレーブ機器となる。すなわち、この調光システムでは、ユーザにより設定されたプライオリティが最も高い送信機3がマスタ機器として動作することが許可される。
【0070】
具体的には、マスタ機器として機能する送信機3は、調光システムが起動しているときに、他の送信機3から送られる認識パケットを認識パケット受信部14にて受信すると、マスター検出部71により自身以外の送信機3がマスタ機器として機能しているか否かを判定する。
【0071】
そして、プライオリティ検出部81では、自身以外にマスタ機器として機能している送信機3が存在すると判定した場合には、プライオリティ設定部82に設定されている自身のプライオリティ情報と、他の送信機3のプライオリティ情報とを比較して、何れかのプライオリティが高いかを判定する。プライオリティ検出部81では、自身のプライオリティ情報が他の送信機3のプライオリティ情報よりも高い場合には、マスター動作設定部19にマスタ機器としての動作を継続させ、自身のプライオリティ情報が他の送信機3のプライオリティ情報よりも低い場合には、マスター動作設定部19にマスタ機器としての動作を停止させる。
【0072】
このような第6実施形態に係る調光システムによれば、ユーザによるマスタ機器の設定に誤りがあった場合であっても、各送信機3間でプライオリティ情報を含む認識パケットを定期的に送信することにより、自動的に何れかの送信機3をマスタ機器として機能させてシステム全体を正常に動作させることができ、システムの信頼性を向上させることができる。
【0073】
[第7実施形態]
つぎに、第7実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0074】
第7実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図14に示すように、送信機3にIP最下位バイト比較部91を設け、各送信機3に付与されたIPアドレスに応じて何れかの送信機3をマスタ機器として機能させることを特徴とする。
【0075】
この調光システムでは、上述したように、認識パケット送信部13からIPアドレス情報を含む認識パケットを定期的に送信している。これにより、各送信機3では、マスター検出部71により各送信機3のIPアドレス情報を認識している。そして、調光システムでは、各送信機3により、IPアドレスの最下位バイトが最も低い送信機3をマスタ機器として機能させる。
【0076】
このような調光システムにおいて、送信機3では、自身がマスタ機器として機能しているときに、マスター検出部71により他の送信機3がマスタ機器として機能しているか否かを判定する。
【0077】
そして、マスター検出部71により自身以外にマスタ機器として機能している送信機3が存在すると判定した場合には、IP最下位バイト比較部91は、自身のIPアドレス情報の最下位バイトと、他の送信機3のIPアドレス情報の最下位バイトとを比較して、何れかのIPアドレスの最下位バイトが低いかを判定する。IP最下位バイト比較部91では、自身のIPアドレスの最下位バイトが他の送信機3のIPアドレスの最下位バイトよりも低い場合には、マスター動作設定部19にマスタ機器としての動作を継続させ、自身のIPアドレスの最下位バイトが他の送信機3のIPアドレスの最下位バイトよりも高い場合には、マスター動作設定部19にマスタ機器としての動作を停止させる。
【0078】
このような第7実施形態に係る調光システムによれば、ユーザによるマスタ機器の設定に誤りがあった場合であっても、各送信機3間でIPアドレスを含む認識パケットを定期的に送信することにより、自動的に何れかの送信機3をマスタ機器として機能させてシステム全体を正常に動作させることができ、システムの信頼性を向上させることができる。
【0079】
[第8実施形態]
つぎに、第8実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0080】
第8実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図15に示すように、合成設定作成ユーザインターフェース部16及び受信機合成テーブル記憶部17に接続された同時設定部101を設けた点で、上述した実施形態に係る調光システムとは異なる。
【0081】
すなわち、この調光システムでは、合成設定作成ユーザインターフェース部16により各受信機5についての合成設定コマンドを受信したことに応じて受信機合成テーブル記憶部17に各受信機5ごとの合成設定情報を記憶させる処理のみならず、設定管理用端末8からの合成設定コマンドを合成設定作成ユーザインターフェース部16により受信したことに応じて、同時設定部101により同時に複数の合成設定情報を生成する。
【0082】
このとき、同時設定部101では、送信機・受信機管理テーブル記憶部15に記憶されている全受信機5に関する情報を設定管理用端末8にリスト表示させて、同じ合成設定情報を設定する複数の受信機5の選択を促す。これにより、同時設定部101は、複数の受信機5の合成設定情報を同時に設定するように選択させることができる。
【0083】
これにより、調光システムでは、例えば複数の受信機5について同一の合成設定情報とする場合であっても、各受信機5毎に合成設定コマンドの入力を設定管理用端末8に促すような手間を省くことができ、合成設定情報の設定を効率的に行うことができる。
【0084】
[第9実施形態]
つぎに、第9実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0085】
第9実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図16に示すように、受信機合成テーブル記憶部17に各受信機5の合成設定情報111を記憶することに加えて、当該各合成設定情報111に対応してバージョンを表す管理番号情報112を記憶し、更に管理番号情報112を管理する管理番号比較部113を備えた点で、上述した実施形態に係る調光システムとは異なる。
【0086】
本例において、管理番号情報112は、合成設定情報111のバージョン、すなわち合成設定情報111が最新の情報であるか否かを示す情報である。そして、合成設定作成ユーザインターフェース部16では、合成設定情報111を設定するに際して、合成設定情報111と共に、管理番号情報112を付加して受信機合成テーブル記憶部17に記憶させる。
【0087】
また、この調光システムでは、各受信機5に合成設定情報111を送るに際して、合成設定情報111に対応した管理番号情報112も併せて送信することにより、受信機5に管理番号情報112を記憶させておく。ここで、受信機合成テーブル記憶部17及び合成設定テーブル記憶部35には、合成設定情報111を格納する記憶領域に加えて、管理番号情報112を格納する記憶領域を別個に設けておく。
【0088】
このような送信機3では、マスタ機器として機能している場合に、受信機5から図17に示すような認識パケットを受信する。この認識パケットには、コード領域21〜名称領域24に続いて管理番号情報112を格納する管理番号領域27が設けられている。
【0089】
そして、送信機3の管理番号比較部113では、認識パケット受信部14にて受信した認識パケットに含まれる管理番号情報112と、受信機合成テーブル記憶部17に記憶されている管理番号情報112とを比較して、各受信機5に記憶されている合成設定情報111が最新の情報であるか否かを判定する。そして、管理番号比較部113では、最新の合成設定情報111が記憶されていない受信機5が存在する場合には、当該受信機5に最新の合成設定情報111及び管理番号情報112を送信するように受信機設定情報送信部18を制御する。
【0090】
したがって、この調光システムによれば、各受信機5の合成設定情報111を常に最新の情報に更新することができ、ユーザによる受信機5の設定を更に容易とすることができる。
【0091】
[第10実施形態]
つぎに、第10実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0092】
第10実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図18に示すように、送信機3に、受信機合成テーブル記憶部17に記憶されている合成設定情報を他の送信機3との間で通信する受信機合成テーブル通信部121を備える点で、上述の実施形態に係る調光システムとは異なる。
【0093】
この送信機3では、マスタ機器として機能している場合に、受信機合成テーブル通信部121により、受信機合成テーブル記憶部17に記憶された全受信機5の合成設定情報を、LAN通信部12から他の全送信機3に定期的に送信する。
【0094】
これに対し、マスタ機器として機能していない送信機3では、マスタ機器として機能する送信機3からの全受信機5の合成設定情報を、LAN通信部12を介して受信機合成テーブル通信部121により定期的に受信する。そして、マスタ機器として機能していない送信機3では、定期的に受信機合成テーブル記憶部17に記憶させている合成設定情報を更新することになる。
【0095】
このような調光システムによれば、マスタ機器として機能していない送信機3に定期的に合成設定情報の更新をさせているので、マスタ機器として機能する送信機3が故障等により使用不可となっても、他の送信機3をマスタ機器として機能させることにより、マスタ機器として機能していた送信機3が使用不可となる直前の状態にて各照明装置7の制御を継続させることができる。
【0096】
[第11実施形態]
つぎに、第11実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0097】
第11実施形態に係る調光システムは、送信機3の構成を図19に示すように、送信機3に、マスター送信機監視部131、マスター送信機故障判定部132を備える点で、上述した実施形態に係る調光システムとは異なる。
【0098】
このような送信機3は、自身がマスタ機器として機能していない場合に、マスタ機器として機能する送信機3からの認識パケットを認識パケット受信部14ににより受信すると、マスター送信機監視部131により、マスタ機器として機能する送信機3が動作しているかを監視する。
【0099】
そして、マスター送信機故障判定部132では、マスター送信機監視部131により監視している認識パケットが、定期的に受信されていないか否かを判定することにより、マスタ機器として機能する送信機3が故障していないか否かを判定する。マスター送信機故障判定部132では、マスタ機器として機能する送信機3が故障していると判定した場合には、マスター動作設定部19に新たなマスタ機器を設定する動作をさせる。
【0100】
具体的には、送信機3は、図20に示すように、プライオリティ設定部82を設けると共に、各送信機3のプライオリティを比較するプライオリティ比較部141をマスター送信機故障判定部132と接続して設ける。これにより、送信機3では、マスター送信機故障判定部132によりマスタ機器の故障を検出すると、プライオリティ比較部141により、プライオリティが最も高い送信機3をマスタ機器とする処理をする。
【0101】
更に、送信機3は、図21に示すように、マスター送信機故障判定部132にIP最下位バイト比較部91を接続し、マスタ機器に故障が発生した場合に、IPアドレスの最下位バイトが最も低い送信機3をマスタ機器とする処理をする。
【0102】
ここで、各送信機3には、受信機合成テーブル通信部121が設けられており、何れかの送信機3がマスタ機器となっても、システムをマスタ機器として機能していた送信機3が故障する直前の状態とすることができる。
【0103】
したがって、この調光システムによれば、マスタ機器が故障した場合であっても、何れかの送信機3が新たなマスタ機器となることにより、システムの信頼性を更に向上させることができる。
【0104】
[第12実施形態]
つぎに、第12実施形態に係る調光システムについて説明する。なお、以下の説明では、上述した説明と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0105】
第12実施形態に係る調光システムは、送信機3及び受信機5にグループアドレスを設定する図示しないグループアドレス設定部を備える点で、上述の実施形態に係る調光システムとは異なる。
【0106】
このグループアドレス設定部は、例えば複数の調光システムが存在する場合に、各調光システムごとにグループアドレスを設定する。すなわち、このグループアドレスは、調光システムごとに異なるマルチキャストアドレスとなるように設定される。そして、送信機3及び受信機5は、調光システムで共通したグループアドレスを宛先アドレスとして付加したLANパケットを送受信することにより、DMX信号を含むLANパケットや、認識パケットを送受信する。
【0107】
このような第12実施形態に係る調光システムによれば、同一のグループアドレスが付与された調光システム内ではLANパケットをブロードキャストすることになるが、異なるグループアドレスの調光システムにはLANパケットを送信しないようにすることができる。
【0108】
したがって、この調光システムによれば、異なる調光システムがネットワーク上で接続されて混在した場合であっても、通信トラフィックによる影響を受けず、マスタ機器として機能する送信機3をグループアドレスで区分して管理することができる。
【0109】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0110】
【発明の効果】
本発明に係る調光制御システムによれば、受信装置ごとの合成設定情報をマスタ機器により管理し、ユーザの指示によって各受信装置の合成処理を制御することができるので、直接ユーザが操作する端末が各受信装置にアクセスして合成設定をする必要が無い。したがって、この調光制御システムによれば、受信装置の合成設定をするための専用のプログラムや端末を使用することなく、ネットワークに接続される機器の管理を一括して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した調光システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した第1実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した第1実施形態に係る調光システムにおける認識パケットの構造を示す図である。
【図4】本発明を適用した第1実施形態に係る調光システムにおいて、ユーザによる受信機の合成設定情報の設定について説明するための図である。
【図5】本発明を適用した第1実施形態に係る調光システムにおける受信機の構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用した第2実施形態に係る調光システムにおける受信機の構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明を適用した第2実施形態に係る調光システムにおいて、受信機から送信される認識パケットの構造を示す図である。
【図8】本発明を適用した第2実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明を適用した第3実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明を適用した第4実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明を適用した第5実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図12】本発明を適用した第6実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図13】本発明を適用した第6実施形態に係る調光システムにおける認識パケットの構造を示す図である。
【図14】本発明を適用した第7実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図15】本発明を適用した第8実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図16】本発明を適用した第9実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図17】本発明を適用した第9実施形態に係る調光システムにおける認識パケットの構造を示す図である。
【図18】本発明を適用した第10実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図19】本発明を適用した第11実施形態に係る調光システムにおける送信機の構成例を示すブロック図である。
【図20】本発明を適用した第11実施形態に係る調光システムにおける送信機の他の構成例を示すブロック図である。
【図21】本発明を適用した第11実施形態に係る調光システムにおける送信機の更に他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 調光卓
2 DMX信号線
3 送信機
4 LAN信号線
5 受信機
6 DMX信号線
7 照明装置
8 設定管理用端末
11,32 DMXプロトコル変換部
12,31 LAN通信部
13,34 認識パケット送信部
14 認識パケット受信部
15 送信機・受信機管理テーブル記憶部
16 合成設定作成ユーザインターフェース部
17 受信機合成テーブル記憶部
18 受信機設定情報送信部
21 コード領域
22 アドレス領域
23 機器種別領域
24 名称領域
25 出力ポート数領域
26 プライオリティ格納領域
27 管理番号領域
33,41 DMX合成部
35 合成設定テーブル記憶部
51 ディップスイッチ
61 Webサーバ
71 マスター検出部
72 構成異常通知部
81 プライオリティ検出部
82 プライオリティ設定部
91 IP最下位バイト比較部
101 同時設定部
111 合成設定情報
112 管理番号情報
113 管理番号比較部
121 受信機合成テーブル通信部
131 マスター送信機監視部
132 マスター送信機故障判定部
141 プライオリティ比較部

Claims (14)

  1. 調光制御用プロトコルに従った照明装置を制御する調光制御信号を入力して通信用プロトコルに変換して通信データとして送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置からの通信データを受信し、当該通信データを通信用プロトコルから調光制御用プロトコルに変換し、複数の調光制御信号を合成処理して照明装置に出力する複数の受信装置とを備える調光制御システムであって、
    前記送信装置及び前記受信装置は、自己の機器種別を示す機器種別情報を含む認識パケットを送信すると共に他の送信装置及び受信装置からの前記認識パケットを受信し、
    何れかの前記送信装置は、ユーザの指示が入力されるマスタ機器として機能し、
    前記マスタ機器は、受信した前記認識パケットに含まれる機器種別情報と、ユーザの指示に従った前記各受信装置による調光制御信号の合成処理を設定する合成設定情報とを対応づけた受信装置設定管理テーブルを作成し、当該受信装置設定管理テーブルに含まれる合成設定情報を前記各受信装置に送信して、前記各受信装置による調光制御信号の合成処理を設定することを特徴とする調光制御システム。
  2. 前記受信装置は、前記調光制御信号を出力する出力ポート数情報を格納する出力ポート数格納領域を有する認識パケットを送信し、
    前記マスタ機器は、前記受信装置から受信した認識パケットに含まれる出力ポート数情報から、前記受信装置に複数の出力ポートが設けられていると判定した場合には、出力ポートごとの前記合成設定情報を含む受信装置設定管理テーブルを作成することを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  3. 前記送信装置は、ユーザに操作される操作入力手段を備え、当該操作入力手段の操作に応じて前記マスタ機器として機能することを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  4. 前記送信装置は、ユーザが操作する端末からの情報を入力する通信手段を備え、当該通信手段からマスタ機器として機能することを指示するコマンドを入力することを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  5. 前記マスタ機器は、他の送信装置からの認識パケットに含まれる機器種別情報に基づいてマスタ機器として機能している他の送信装置を検出する検出手段と、当該検出手段により他の送信装置がマスタ機器として機能している場合に異常をユーザに通知する異常通知手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  6. 前記送信装置は、前記マスタ機器として機能する優先度を示す優先度情報を格納する優先度格納領域を有する認識パケットを送受信し、
    前記優先度情報を設定する優先度設定手段と、他の送信装置の優先度と前記優先度設定手段により設定された優先度とを比較する優先度比較手段とを備え、
    最も優先度が高い送信装置をマスタ機器として機能させることを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  7. 前記送信装置は、他の送信装置に付与されたアドレス情報の最下位バイトと、自己のアドレス情報の最下位バイトとを比較するアドレス比較手段を備え、
    最もアドレス情報の最下位バイトが小さい送信装置をマスタ機器として機能させることを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  8. 前記送信装置は、複数の受信装置の合成設定情報を同時に設定する同時設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  9. 前記認識パケットに合成設定情報の管理番号情報を格納する管理番号領域を設け、
    前記マスタ機器は、前記管理番号情報と合成設定情報を対応づけた受信装置設定管理テーブルを作成し、前記受信装置は、合成設定情報と共に管理番号情報を記憶し、
    前記マスタ機器は、前記受信装置に記憶されている管理番号と、前記受信装置設定管理テーブルに含まれる管理番号とを比較して、前記受信装置に記憶されている管理番号が前記受信装置設定管理テーブルに含まれる管理番号よりも古い場合に、合成設定情報を前記受信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  10. 前記マスタ機器は、前記受信装置設定管理テーブルを定期的に他の送信装置に送信し、他の送信装置は、受信した前記受信装置設定管理テーブルを記憶し、
    前記マスタ機器が使用不可となった場合に、他の送信装置をマスタ機器として機能させることを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  11. 前記送信装置は、前記マスタ機器からの認識パケットを受信して前記マスタ機器の状態を監視し、前記マスタ機器が故障したと判定した場合に、マスタ機器として機能する処理又は前記マスタ機器が故障したことをユーザに通知して前記マスタ機器の変更を促す処理をすることを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  12. 前記送信装置は、前記マスタ機器として機能する優先度を示す優先度情報を格納する優先度格納領域を有する認識パケットを送受信し、
    優先度情報を設定する優先度設定手段と、他の送信装置の優先度と前記優先度設定手段により設定された優先度とを比較する優先度比較手段とを備え、
    前記マスタ機器が故障したと判定した場合に、最も優先度が高い送信装置をマスタ機器として機能させることを特徴とする請求項11に記載の調光制御システム。
  13. 前記送信装置は、他の送信装置に付与されたアドレス情報の最下位バイトと、自己のアドレス情報の最下位バイトとを比較するアドレス比較手段を備え、
    前記マスタ機器が故障したと判定した場合に、最もアドレス情報の最下位バイトが小さい送信装置をマスタ機器として機能させることを特徴とする請求項11に記載の調光制御システム。
  14. 前記送信装置及び前記受信装置は、他の一部の前記送信装置及び前記受信装置との間で設定されたグループアドレスを保持し、当該グループアドレスを宛先アドレスとして通信をすることを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
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