JP2008112213A - Dmxノード装置及びdmxノード装置用のプログラム更新装置 - Google Patents

Dmxノード装置及びdmxノード装置用のプログラム更新装置 Download PDF

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智之 鵜飼
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Abstract

【課題】イーサネットを介し、DMXノード装置のプログラム更新を容易に行う。
【解決手段】DMXノード装置21、22がDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理実現を主内容とする主処理プログラムSPROのバージョン情報をイーサネット23を介して交換し、新しいバージョンのプログラムを備えるDMXノード装置21からの更新可能通知に応えて、DMXノード装置22がプログラムの更新要求情報を送信する。DMXノード装置22はプログラムの配信を受けて、配信されたプログラムへ更新する。
【選択図】図1

Description

この発明は、DMX信号による調光制御を行う装置とイーサネット(登録商標)との間において、DMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信を行うDMXノード装置及び、このDMXノード装置用のプログラム更新を行うプログラム更新装置に関するものである。
従来、スタジオや劇場などの照明器具に対し調光を行うシステムにおいては、DMX信号を用いている。このDMX信号は、米国劇場技術協会(USITT)が規格した演出分野などに用いられるディジタル信号であり、調光制御用の調光信号の規格として用いられているDMX512を指している。DMX512は、スタートビットとストップビットに挟まれたそれぞれが8ビットにより構成されるチャネルが512チャネル多重化された構成を1フレームとする信号であり、上記512チャネルにおける所定の1チャネルが1つの調光器へ調光制御を行う256階調(8ビット)の調光信号とされる。1フレームの開始検出は、ブレーク(BREAK)とスタートコードを検出することにより行われる。また、各調光制御盤に含まれている調光器に対応するチャネルは、上記フレームの開始からスタートビットとストップビットに挟まれたチャネルが幾つ到来したかをカウントして検出する。
上記DMX信号は、調光操作卓や調光制御盤等において用いられるものであるが、調光操作卓や調光制御盤等が複数用いられ、これらを接続する場合にイーサネットが用いられる。そして、イーサネットとDMX信号を用いる調光操作卓や調光制御盤等の装置との間には、信号の変換送受信を主な機能とするDMXノード装置が配置される。
このDMXノード装置に備えられているプログラムは、調光操作卓や調光制御盤等の機能アップ等に応じて適宜変更する必要がある。従来のDMXノード装置においては、内蔵するプログラムを更新するために、ねじ止めされている筐体を開け、パーソナルコンピュータをシリアルケーブルによりDMXノード装置に接続し、専用のアプリケーションを用いて新規プログラムを転送するという処理を行っていた。
上記DMXノード装置としては、可搬タイプのものと固定設置タイプの二通りのものが知られているが、後者の装置では主に調光操作卓に対するDMX入出力端末装置として用いられる。このため、その多くが調光制御盤室や劇場舞台の天井(スノコ)等に設置されるのが通例である。
そこで、DMXノード装置のプログラム更新が必要になったときには、通常は人の立ち入らない調光制御盤室まで赴き、該当装置の蓋を取り外して筐体を開け、パーソナルコンピュータからプログラムを転送する必要があった。
しかしながら、舞台の天井等に設置されている場合においては、プログラムの転送に必要なパーソナルコンピュータの持ち込みが困難である場合があり、舞台の天井等においてノード装置を取り外してフロアまで運び、プログラムを更新して元に戻すという時間と手間の掛かる作業が必要となる。
可搬タイプにおいては、危険な場所での作業や設置場所からの取り外し作業は不必要であるが、該当装置の蓋を取り外して筐体を開け、パーソナルコンピュータからプログラムを転送し、蓋を元通りに戻す作業が必要であるから、台数が多くなれば時間がかかるものであった。
上記に対し、DMXノード装置を用いたものではないが、ネットワークを介して接続される二つの施設のそれぞれにメールサーバを備えさせて監視プログラムの動作を設定するファイルの変更・更新を電子メールにより行うシステムが特許文献1に示されている。
特開2004-206210号公報(0027〜0032、図3、図4)
しかしながら、この手法では、プログラムの動作を設定するファイルの変更・更新に別途の装置(メールサーバ)が必要であり、簡易的なプログラム変更には不向きなものであった。本発明はこのようなDMXノード装置における現状に鑑みてなされたもので、その目的は、イーサネットを介して容易にプログラムの更新が可能なDMXノード装置を提供することである。また、このDMXノード装置用のプログラム更新装置を提供することである。
本発明に係るDMXノード装置は、DMX信号による調光制御を行う装置とイーサネットとの間においてDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理実現を主内容とする主処理プログラムと;主処理プログラムのバージョン情報をイーサネットを介して送信するバージョン情報送信手段と;イーサネットを介してバージョンが新しい装置から送られる更新可能通知に応じて、プログラムの更新要求情報を送信する更新要求送信手段と;イーサネットを介してプログラムの配信を受けて、主処理プログラムを配信されたプログラムへ更新するプログラム更新手段と;を具備することを特徴とする。
ここに、DMX信号による調光制御を行う装置とは、調光操作卓や調光制御盤等の各種機器が含まれる。イーサネットは、有線によるネットワーク及び無線によるネットワークを許容する。プログラムは、DMX信号による調光制御を行う装置とイーサネットとの間においてDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理実現を主内容とするもので、これ以外にDMXノード装置が備えるべき全てのプログラムやデータファイルなどを含むものである。バージョン情報は、これ以外に送信元アドレスは当然として、ノード装置の機能情報等と共に送信され得るものである。
本発明に係るDMXノード装置は、イーサネットを介してバージョン情報を受信し、主処理プログラムのバージョン情報と比較しバージョンの新旧を検出して、自装置に保持された主処理プログラムのバージョンが新しい場合にプログラムの更新可能を旧バージョンの装置へ通知する更新可能通知手段と;イーサネットを介してプログラムの更新要求情報を受信し、主処理プログラムを要求元装置へ配信するプログラム配信手段と;を更に具備することを特徴としている。
本発明に係るDMXノード装置は、プログラムが複数のブロックに分けられており、ブロック番号情報を用いて処理を行うことを特徴とする。
本発明に係るDMXノード装置は、更新可能通知手段及びプログラム配信手段の稼働・非稼働を制御する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラム更新装置は、DMX信号による調光制御を行う装置とイーサネットとの間においてDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理実現を主内容とする主処理プログラムと;主処理プログラムのバージョン情報をイーサネットを介して送信するバージョン情報送信手段と;イーサネットを介してバージョン情報を受信し、主処理プログラムのバージョン情報と比較しバージョンの新旧を検出して、自装置に保持された主処理プログラムのバージョンが新しい場合にプログラムの更新可能を旧バージョンの装置へ通知する更新要求送信手段と;イーサネットを介してプログラムの更新要求情報を受信し、主処理プログラムを要求元装置へ配信するプログラム配信手段と;を具備することを特徴とする。
プログラム更新装置は、パーソナルコンピュータにより実現可能である。プログラム更新装置は、調光操作卓に備えさせることを許容する。
本発明に係るDMXノード装置は、既設イーサネット経由においてプログラムの更新に係る情報を送受するので、DMXノード装置毎の筐体について開閉等の作業が不要であり、現状の設置状態にてバージョンが新しい装置から送られる更新可能通知に応じて、プログラムの更新要求情報を送信するだけで、プログラムの配信を受けて更新を行うことが可能である。
本発明に係るDMXノード装置は、イーサネットを介してバージョン情報を受信し、主処理プログラムのバージョン情報と比較しバージョンの新旧を検出して、自装置に保持された主処理プログラムのバージョンが新しい場合にプログラムの更新可能を旧バージョンの装置へ通知する更新可能通知手段と、イーサネットを介してプログラムの更新要求情報を受信し、主処理プログラムを要求元装置へ配信するプログラム配信手段を備えるので、自装置が新バージョンのプログラムを配信する処理が可能であり、この装置を起点にしてシステム内の旧バージョンのプログラムを更新可能である。
本発明に係るDMXノード装置は、プログラムが複数のブロックに分けられており、ブロック番号情報を用いて処理を行うので、プログラムの更新管理を行い易く、プログラムの配信がブロック単位で行われ、調光制御信号のトラフィックを妨げることを回避可能であるという利点がある。
本発明に係るDMXノード装置は、更新可能通知手段及びプログラム配信手段の稼働・非稼働を制御する手段を備えるので、調光制御の真っ直中などにおいて、プログラム更新のための処理を停止させることもでき、調光制御の妨げとならないときにプログラム更新を行うことが可能である。
本発明に係るプログラム更新装置は、DMX信号による調光制御を行う装置とイーサネットとの間においてDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理実現を主内容とする主処理プログラムと、主処理プログラムのバージョン情報をイーサネットを介して送信するバージョン情報送信手段と、イーサネットを介してバージョン情報を受信し、主処理プログラムのバージョン情報と比較しバージョンの新旧を検出して、自装置に保持された主処理プログラムのバージョンが新しい場合にプログラムの更新可能を旧バージョンの装置へ通知する更新要求送信手段と、イーサネットを介してプログラムの更新要求情報を受信し、主処理プログラムを要求元装置へ配信するプログラム配信手段とを備えているので、イーサネットを介してDMXノード装置に接続して、新バージョンのプログラムを配信する処理が可能であり、調光システムの調光操作卓などから或いはパーソナルコンピュータに、この装置を備えさせプログラム更新を適切に行うことが可能である。
以下添付図面を参照して、本発明に係るDMXノード装置及びプログラム更新装置の実施例を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1に、実施例に係るDMXノード装置を用いて構成した調光システムの一例に係るブロック図を示す。この調光システムでは、DMX信号により調光に関する指示及びモニタを行う調光操作卓11と、DMX信号により調光に関する指示を受けると共にモニタ情報の送出を行う調光制御盤12とが備えられている。
調光制御盤12には、複数の照明負荷13−1〜13−nが接続されており、調光制御盤12は受け取ったDMX信号による調光信号に基づいて照明負荷13−1〜13−nの所要の照明負荷に与える電源電力対して調光制御を行う。
調光操作卓11はDMXノード装置21に接続され、調光制御盤12はDMXノード装置22に接続されている。DMXノード装置21とDMXノード装置22との間はイーサネット23により接続されている。DMXノード装置21とDMXノード装置22とは、同一の構成であり、DMX信号による調光制御を行う装置(調光操作卓11、調光制御盤12)とイーサネット23との間においてDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理を行うものである。
DMXノード装置21とDMXノード装置22とは、図2に示されるように構成されている。DMXノード装置21(22)は、CPU(中央処理装置)を有する制御部31を備え、この制御部31に、DMXインタフェース32、イーサネットインタフェース33、メモリ部34〜36、LED37、スイッチ38が接続されている。DMXインタフェース32は、DMX信号の送受信を行うものであり、イーサネットインタフェース33は、イーサネット23に採用されたプロトコルに応じて情報の送受を行うものである。
メモリ部34は、例えばRAMにより構成され、ワーキングメモリとして用いられる。メモリ部35は、例えばフラッシュメモリなどにより構成され、主処理プログラムSPROが格納されている。主処理プログラムSPROは、DMX信号による調光制御を行う装置(調光操作卓11、調光制御盤12)とイーサネット23との間においてDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理実現を主内容とするプログラムである。
メモリ部36には、プログラム更新を行うためのプログラムが格納されており、制御部31は、このメモリ部36に格納されたプログラムによる処理によって図3に示されるように、バージョン情報送信手段41、更新要求送信手段42、プログラム更新手段43、更新可能通知手段51、プログラム配信手段52として機能する。
バージョン情報送信手段41は、主処理プログラムSPROのバージョン情報をイーサネット23を介して送信するものである。バージョン情報は、当該メモリ部36或いはメモリ部35に備えられている。バージョン情報は、これ以外に送信元アドレスは当然として、ノード装置31、32の機能情報等と共に送信され得る。更新要求送信手段42は、イーサネット23を介してバージョンが新しい装置から送られる更新可能通知に応じて、プログラムの更新要求情報を送信するものである。プログラム更新手段43は、イーサネット23を介してプログラムの配信を受けて、自装置に保持されている主処理プログラムSPROを配信されたプログラムへ更新するものである。
また、更新可能通知手段51は、イーサネット23を介してバージョン情報を受信し、自装置に保持されている主処理プログラムSPROのバージョン情報と比較しバージョンの新旧を検出して、自装置に保持された主処理プログラムSPROのバージョンが新しい場合にプログラムの更新可能を旧バージョンの装置へ通知するものである。プログラム配信手段52は、イーサネット23を介してプログラムの更新要求情報を受信し、自装置に保持されている主処理プログラムSPROを要求元装置へ配信するものである。
上記の更新可能通知手段51、プログラム配信手段52は他装置のプログラムを更新する場合に起動されるもので、後に述べるプログラム更新装置に備えられる。そして、スイッチ38がオンの場合にのみ起動され、オフの場合には起動されない。このようにスイッチ38は、更新可能通知手段51及びプログラム配信手段52の稼働・非稼働を制御する手段を構成する。また、LED37は、制御部31により当該装置の動作状態表示に用いられる。
以上のように構成されたDMXノード装置21(32)では、図4〜図7のフローチャートに対応するプログラムにより上記各手段を実現するので、このフローチャートに基づき動作を説明する。DMXノード装置21(32)が立ち上げられてから所定時間の周期となると(S11)、LED37を点灯すると共に所定時間(ここでは10秒)のタイマを起動し、自装置のステータスを通知するため、主処理プログラムSPROのバージョン情報を含んだ「ステータス通知」をイーサネット23を介してブロードキャストする(S12:バージョン情報送信手段)。
S12に続いて、他の装置からのバージョン情報を含んだ「ステータス通知」の到来を監視し(S13)、他装置からの更新可能通知の到来を待ち(S14)、タイマのタイムアップを検出する(S15)。ステップS15において、タイマがタイムアップすると、LED37を消灯してステップS11へ戻る(S16)。
ステップS13において、「ステータス通知」が到来すると、スイッチ38がオンであることを確認して(S17)、オンである場合には、到来した「ステータス通知」からバージョン情報を取り出し、自装置の主処理プログラムSPROのバージョン情報と新旧を比較し(S18)、新しいか否かを判定する(S19:更新可能通知手段51)。判定の結果、新しい場合にはLED37を点滅させて例えば10秒間のタイマを起動し(S20)、他装置からの更新可能通知の到来を待ち(S21)、他装置から更新可能通知が到来しなければ、タイマのタイムアップを検出する(S22)。ステップS22において、タイマがタイムアップすると、プログラムの更新可能通知を「ステータス通知」に含まれているアドレスを用いて当該旧バージョンの装置へ送信する(S23:更新可能通知手段51)。このステップS22を有するため、バージョン情報の新しい他の装置から更新可能通知がされた場合には、自装置よりバージョン情報の旧い他の装置に対するプログラム更新処理を行わないので、無駄なプログラム更新処理を回避できる。
ここに、プログラムの更新可能通知には、更新可能なプログラムのバージョン情報及び更新に係るプログラムの識別情報が含まれているので、これを記憶する。本実施例では、プログラムがブロック(1300byte)に分割されていることを前提として、ブロック番号(例えば、111番から113番のように最初と最後の番号、或いは111番。112番、113番のように番号全て、更には、111番から3ブロックのように最初の番号と総数)をプログラムの識別情報とする。ステップS23における更新可能通知の送信後には、他の装置からプログラムの更新要求情報が到来するかを監視する(S24)。
ステップS14或いはS21において、他装置から更新可能通知が到来すると、当該更新可能通知に応じて、プログラムの更新要求情報を更新可能通知に付加されている送信元アドレスを用いて送信する(S25:更新要求送信手段42)。更新要求情報には、少なくともブロック番号を含ませる。ステップS25に続いて、更新に係るプログラムの配信を待ち(S26)、配信があると更新に係るプログラムを受け取りメモリ部34(RAM)へ格納し(S27:プログラム更新手段43)、受信したプログラムのブロック番号に基づき全て受信したかを確認して(S28)、ステップS25からステップS27を繰り返す。全てのブロックが受信できると、フラッシュメモリであるメモリ部35へプログラムを格納して、システムを再起動して(S29:プログラム更新手段43)エンドとなる。
ステップS24において、プログラムの更新要求情報が到来すると、スイッチ38のオンを確認して(S31)、オフである場合にはLED37を消灯させて(S32)エンドとなる。ステップS31においてスイッチ38のオンが検出できると、LED37に対しプログラム配信を示す所定のパターンで点滅させる制御を行い、配信処理時間のタイマを起動して、該当プログラムをブロック番号と共に要求元へ返送する(S33:プログラム配信手段52)。この機能により、LED37の点滅が生じない場合に、複数台のDMXノード装置が設置されているシステムにおいて、全てのDMXノード装置が最新のプログラムに更新されていることを確認することができる。
ステップS33において返信を行った後には、更にプログラムの更新要求情報の到来を監視し(S34)、更新要求情報の到来によりステップS31へ戻って処理を行い、更新要求情報の到来がなければ配信処理時間のタイマがタイムアップしたことを検出して(S35)、エンドとなる。このようにして、プログラムバージョンに差異のあるDMXノード装置が設けられている調光システムにおいても、適切に最新のバージョンのプログラムへの更新が可能である。また、DMXノード装置を本来のDMX信号送受信装置として使用するとき、スイッチ38を操作してプログラム更新を行わぬようにでき、DMX調光信号送受信機能が一時停止するなどの不具合を防止することが可能であり、DMXノード装置における本来の使用に支障が起こらないときにプログラム更新を行うことができる。
以上のような処理を行うDMXノード装置21、22において、DMXノード装置21の主処理プログラムSPROがDMXノード装置22の主処理プログラムSPROよりも新バージョンの場合において、DMXノード装置21とDMXノード装置22の間において行われる通信シーケンスを図8に示す。このシーケンスにおいては、DMXノード装置22から「ステータス通知」が送られ(SD11)、これを受けたDMXノード装置21が自装置の主処理プログラムSPROのバージョンが新しいため、更新可能通知を送信している(SD12)。
更新可能通知を受けたDMXノード装置22は、ブロック番号を指定して更新要求情報をDMXノード装置21へ送り(SD13)、DMXノード装置21は対応するプログラム(ブロック)を返送する(SD14)。次に、DMXノード装置22は、ブロック番号(番号2)を指定して更新要求情報をDMXノード装置21へ送ったが(SD15)、1秒(タイムアップ時間)経過しても返送がないため、ブロック番号(番号2)を指定して更新要求情報を何度かDMXノード装置21を送ったことを示す(SD15A〜15B)。そして、総ブロック数が受信されるまで、処理が繰り返され(SD16)、総ブロック数分のプログラムが受信される(SD17)と、旧バージョンへ新バージョンを上書きして、リセットスタートする。
上記のシステムでは、DMXノード装置21とDMXノード装置22とをイーサネット23により接続したものであったが、DMXノード装置とイーサネットの部分のみを示す図9の如くに、ハブ61を介して新バージョンのプログラムを有するDMXノード装置21と、旧バージョンのプログラムを有するDMXノード装置22−1〜22−mとをイーサネット23、23−1〜23−mにより接続し、m個のDMXノード装置22−1〜22−mに対する処理が行われ得るように構成されている。
既に説明した通り、更新可能通知手段51、プログラム配信手段52並びに新バージョンのプログラムNEWPROと、バージョン情報送信手段41を備えた図10に示す装置は、プログラム更新を行うプログラム更新装置60を構成する。このプログラム更新装置60は、図4、図5、図7のフローチャートに対応するプログラムを実行する。
上記プログラム更新装置60を図11に示すように、パーソナルコンピュータ71へ組み込み、当該パーソナルコンピュータ71を旧バージョンのプログラムを有するDMXノード装置22とイーサネット72を介して接続し、DMXノード装置22に対するプログラム更新処理が行われる構成としても良い。また、図9におけるDMXノード装置21に代えて上記パーソナルコンピュータ71を適用して、図12に示すように、m個のDMXノード装置に対するプログラム更新処理をパーソナルコンピュータ71から行い得るように構成することもできる。
また、図13に示すように、上記プログラム更新装置60を調光操作卓11Aへ組み込み、調光操作卓11Aと旧バージョンのプログラムを有するDMXノード装置22とを、イーサネット72を介して接続し、DMXノード装置22に対するプログラム更新処理を調光操作卓11Aから行い得る構成としても良い。また、図9におけるDMXノード装置21に代えて上記調光操作卓11Aを適用して、図14に示すように、m個のDMXノード装置22−1〜22−mに対するプログラム更新処理を調光操作卓11Aから行い得るように構成することもできる。
以上の各構成によって、1台、もしくは複数台のDMXノード装置を、調光操作卓11AのDMX信号入出力端末として使用しているシステムにおいて、調光操作卓11Aに設けられたプログラム更新装置60のプログラム更新を行うだけで、DMXノード装置に対してプログラム更新を行うことができ、作業時間を短縮できる。調光操作卓11AにLED37を設けることにより、調光操作卓11Aにイーサネットを介して接続されている全てのDMXノード装置が最新のプログラムに更新されているかを確認することができる。
以上の通り、DMXノード装置はイーサネット接続端子を備えているので、シリアル端子を外部に設ける必要が無い利点がある。そして、高所などに設置されているDMXノード装置に対しても、設置した状態のまま、プログラム更新を行うことができ、取り外しや再設置の時間を省くことができ、作業時間を短縮できる。複数台のDMXノード装置が設置されているLANにおいて、既にプログラムを更新したDMXノード装置を接続することで、既存DMXノード装置のプログラム更新を行うことが可能である。そして、複数台のDMXノード装置が設けられた調光システムにおいて、プログラムを更新したDMXノード装置が1台あれば、これを使用してプログラムを更新でき、作業人員の派遣を省くことができ、作業にかかる費用を削減できる。
本発明の実施例に係るDMXノード装置を用いて構成した調光システムを示す図。 本発明の実施例に係るDMXノード装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係るDMXノード装置の要部構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係るDMXノード装置の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の実施例に係るDMXノード装置の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の実施例に係るDMXノード装置の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の実施例に係るDMXノード装置の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の実施例に係る二つのDMXノード装置間において、プログラム更新を行う場合に行われる通信シーケンスを示す図。 本発明の実施例に係る一つのDMXノード装置と複数のDMXノード装置間においてプログラム更新を行い得る接続関係を示す図。 本発明の実施例に係るプログラム更新装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係るプログラム更新装置をパーソナルコンピュータに実装して、パーソナルコンピュータから一つのDMXノード装置間においてプログラム更新を行い得る接続関係を示す図。 本発明の実施例に係るプログラム更新装置をパーソナルコンピュータに実装して、パーソナルコンピュータから複数のDMXノード装置間においてプログラム更新を行い得る接続関係を示す図。 本発明の実施例に係るプログラム更新装置を調光操作卓に実装して、パーソナルコンピュータから一つのDMXノード装置間においてプログラム更新を行い得る接続関係を示す図。 本発明の実施例に係るプログラム更新装置を調光操作卓に実装して、パーソナルコンピュータから複数のDMXノード装置間においてプログラム更新を行い得る接続関係を示す図。
符号の説明
11、11A 調光操作卓
12 調光制御盤
13−1〜13−n 照明負荷
21、22 DMXノード装置
22−1〜22−m DMXノード装置
23 イーサネット
31 制御部
32 DMXインタフェース
33 イーサネットインタフェース
34〜36 メモリ部
37 LED
38 スイッチ
41 バージョン情報送信手段
42 更新要求送信手段
43 プログラム更新手段
51 更新可能通知手段
52 プログラム配信手段
60 プログラム更新装置
71 パーソナルコンピュータ

Claims (5)

  1. DMX信号による調光制御を行う装置とイーサネットとの間においてDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理実現を主内容とする主処理プログラムと;
    主処理プログラムのバージョン情報をイーサネットを介して送信するバージョン情報送信手段と;
    イーサネットを介してバージョンが新しい装置から送られる更新可能通知に応じて、プログラムの更新要求情報を送信する更新要求送信手段と;
    イーサネットを介してプログラムの配信を受けて、主処理プログラムを配信されたプログラムへ更新するプログラム更新手段と;
    を具備することを特徴とするDMXノード装置。
  2. イーサネットを介してバージョン情報を受信し、主処理プログラムのバージョン情報と比較しバージョンの新旧を検出して、自装置に保持された主処理プログラムのバージョンが新しい場合にプログラムの更新可能を旧バージョンの装置へ通知する更新可能通知手段と;
    イーサネットを介してプログラムの更新要求情報を受信し、主処理プログラムを要求元装置へ配信するプログラム配信手段と;
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のDMXノード装置。
  3. プログラムが複数のブロックに分けられており、ブロック番号情報を用いて処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のDMXノード装置。
  4. 更新可能通知手段及びプログラム配信手段の稼働・非稼働を制御する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のDMXノード装置。
  5. DMX信号による調光制御を行う装置とイーサネットとの間においてDMX信号とイーサネット信号との相互変換及び送受信の処理実現を主内容とする主処理プログラムと;
    主処理プログラムのバージョン情報をイーサネットを介して送信するバージョン情報送信手段と;
    イーサネットを介してバージョン情報を受信し、主処理プログラムのバージョン情報と比較しバージョンの新旧を検出して、自装置に保持された主処理プログラムのバージョンが新しい場合にプログラムの更新可能を旧バージョンの装置へ通知する更新要求送信手段と;
    イーサネットを介してプログラムの更新要求情報を受信し、主処理プログラムを要求元装置へ配信するプログラム配信手段と;
    を具備することを特徴とするDMXノード装置用のプログラム更新装置。
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