JP2002050850A - 絶縁被覆電線及びこれを用いたマルチワイヤ配線板 - Google Patents

絶縁被覆電線及びこれを用いたマルチワイヤ配線板

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JP2002050850A
JP2002050850A JP2000234297A JP2000234297A JP2002050850A JP 2002050850 A JP2002050850 A JP 2002050850A JP 2000234297 A JP2000234297 A JP 2000234297A JP 2000234297 A JP2000234297 A JP 2000234297A JP 2002050850 A JP2002050850 A JP 2002050850A
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insulated wire
epoxy resin
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resin
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Eiitsu Shinada
詠逸 品田
Yuichi Shimayama
裕一 島山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイドや剥離の発生がなく高密度化に対応で
きるマルチワイヤ配線板用ワイヤを提供することであ
る。 【解決手段】 導体である芯線と前記芯線を被覆する絶
縁層と、さらに前記絶縁層を被覆する接着層とを有する
マルチワイヤ配線用絶縁被覆電線(ワイヤ)において、
接着層を、Bステージ状態での軟化点を30〜100℃
とし、かつ硬化後のガラス転移点が180℃以上とす
る。また、ワイヤを布線する配線板及びその表面の接着
剤塗膜のガラス転移点を160℃以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁被覆電線とこ
れを用いたマルチワイヤ配線板に関し、特に絶縁被覆電
線の接着層とマルチワイヤ配線板の基板と基板上に形成
する接着剤塗膜に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチワイヤ配線板は、金属電線を用い
たワイヤ配線と印刷配線の特徴を生かすため、ワイヤを
絶縁基板上に布設または、絶縁基板内に埋設して配線し
たワイヤ布線配線板を多層化したものである。ワイヤ布
線配線板は、印刷配線板に較べ機械的に堅牢であり、交
差配線が簡単で自由に行える等の利点を持つ。
【0003】最近のマルチワイヤ配線板は、内層回路を
形成した絶縁基板上に接着剤塗膜を設け、この表面に、
数値制御布線装置を用いて、絶縁被覆電線(以下ワイヤ
と略)を回路形状に這わせると同時に、超音波振動によ
りワイヤを被覆している接着層と基板上の接着剤塗膜と
を加熱溶融することにより基板表面に接着、即ち布線
し、その後、プリプレグをラミネートしてワイヤを固定
した後、スルーホール等を形成し、ホール内をメッキす
ることによって内層回路との層間接続を行っている。な
お、プリプレグとは、ガラス布等の基材に樹脂を含浸さ
せ、半硬化させたシート状材料のことである。
【0004】通常、ワイヤは直径0.08〜0.16m
mの銅線に絶縁層としてポリイミド樹脂が被覆されてお
り、さらにその周囲に布線時の接着力を高めるための接
着層としてフェノキシ系の樹脂が塗布された三重構造を
有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、ますます高密度
化している電子機器にマルチワイヤ配線板を適用するた
めには、従来より配線密度を高くし、スルーホール格子
間隔を狭めていく必要がある。
【0006】しかしながら、基板や基板表面に熱膨張係
数が大きい材料が用いられていると、スルーホールの接
続信頼性が低下する。また、使用されている各種材料の
収縮差があると、ボイドや剥離が発生の原因となる。
【0007】そこで、このような課題に鑑み、本発明の
目的は、ボイドや剥離の発生がなく高密度化に対応でき
る絶縁被覆電線およびこれを用いたマルチワイヤ配線板
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチワイヤ配
線用絶縁被覆電線の特徴は、芯線とこれを被覆する絶縁
層と、さらにこの絶縁層を被覆する接着層とを有するマ
ルチワイヤ配線用絶縁被覆電線であって、その接着層
が、Bステージ状態で軟化点が30〜100℃の範囲と
なる条件で塗工され、かつ、硬化後のガラス転移点が1
80℃以上のものであることである。なお、Bステージ
とは、樹脂の加熱半硬化状態をいう。
【0009】上記特徴によれば、接着層のBステージ状
態での軟化点を30〜100℃に調整することにより、
絶縁被覆電線のボビンに巻きつけた電線同士の付着を防
止するとともに、絶縁被覆電線を布線するときには超音
波加熱による溶融接着を可能とする。よって、絶縁被覆
電線の布線性を犠牲にすることなく、しかも接着層の硬
化後のガラス転移点を180℃以上にすることで、マル
チワイヤ配線板の耐熱性を向上させることができる。
【0010】上記特徴を有するマルチワイヤ配線用絶縁
被覆電線において、接着層は、ポリアミドイミド樹脂成
分と、熱硬化性成分とを含有することが好ましい。ま
た、接着層は、ポリアミドイミド樹脂成分を100重量
部に対し、熱硬化性成分を10〜150重量部含んでい
てもよい。
【0011】なお、上記ポリアミドイミド樹脂は、芳香
族環を3個以上有するジアミンと無水トリメリット酸と
を反応させて得られる(式1)で示される芳香族ジイミ
ドジカルボン酸、又は(式2)で示される芳香族ジイソ
シアネートとを反応させて得られる芳香族ポリアミドイ
ミド樹脂であってもよい。
【0012】
【化6】 なお、上記(式1)において、R1は、次式Iで示され
る。
【0013】
【化7】 さらに、上記式Iにおいて、Xは、以下の式Ia〜Ih
から選択されるいずれかの式であり、
【化8】 上記芳香族ジイソシアネートは、次の(式2)で示され
る。
【0014】
【化9】 なお、上記(式2)において、R2は、以下の式IIa〜
IIeから選択されるいずれかの式である。
【0015】
【化10】 また、本発明のマルチワイヤ配線板の特徴は、内層回路
が形成された基板と、基板表面に形成された接着剤塗膜
と、接着剤塗膜上に接着固定された絶縁被覆電線とを有
する構造において、絶縁被覆電線として、上記特徴を有
する絶縁被覆電線を用いたことを特徴とする。耐熱性に
強く、剥離やボイドの発生を抑制できるマルチワイヤ配
線板を提供できる。
【0016】なお、上記特徴を有するマルチワイヤ配線
板において、基板と、その上に設けた接着剤塗膜のガラ
ス転移点をともに160℃以上としてもよい。この場合
は、ガラス転移点の相違による剥離やボイドの発生をよ
り確実に抑制し、耐熱性の高いマルチワイヤ配線板を提
供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0018】本発明の実施の形態に係るマルチワイヤ配
線基板は、使用するワイヤ(絶縁被覆電線)が、導体で
ある芯線とこれを被覆する絶縁層と、さらにその周囲を
被覆する接着層から構成され、特にその接着層が、Bス
テージ状態で軟化点が30〜100℃の範囲になる条件
で塗工したものであり、かつ、この接着層の硬化後のガ
ラス転移点を180℃以上としたものである。
【0019】ワイヤの芯線は、銅、または、銅の表面を
錫、銀、ニッケル等で被覆したものや、銅とその他の金
属で成形された合金線や複合線等を用いることができ
る。また、芯線の大きさには制限はないが、例えば直径
は0.04〜0.16mm程度を用いることができる。
【0020】芯線の周囲に被覆する絶縁層としては、特
に限定はないが、ボリイミド樹脂等絶縁材の塗布層を用
いることができる。
【0021】さらにこの絶縁層の周囲を被覆する接着層
は、後述するように、複数の樹脂を配合したワニスを作
り、これを絶縁層上にコーティングし、焼付炉で熱処理
を行うことにより形成する。この段階で、接着層は半硬
化の状態、即ちBステージの状態にあり、このときの接
着層の軟化点を30〜100℃に調整する。100℃よ
り高くすると、ワイヤを布線する際に従来の超音波加熱
型の布線機を用いた場合に十分な溶融ができず、剥がれ
による配線不良が発生しやすくなる。即ち、良好な布線
性を得ることができない。一方、30℃より低くする
と、ボビン等に巻き付けたワイヤ同士が付着しボビンか
らうまくワイヤを引き出せず、やはり布線そのものを行
うことができない。
【0022】また、ワイヤが配線基板上に布線された
後、ワイヤの接着層は、再度熱処理を施し、基板表面に
予め形成されている接着剤塗膜とともに硬化させるが、
本実施の形態では、この硬化後のワイヤの接着層のガラ
ス転移点を180℃以上とすることにより、ワイヤおよ
びマルチワイヤ配線板の耐熱性を向上させている。な
お、接着層のガラス転移点は、200℃以上であればさ
らに好ましい。
【0023】本実施の形態に係るワイヤの接着層の組成
は、ポリアミドイミド樹脂と熱硬化性成分とから成る。
ポリアミドイミド樹脂と熱硬化性成分との重量比は、ポ
リアミドイミド樹脂100重量部に対して、熱硬化性成
分10〜150重量部であることが好ましく、10重量
部未満であると、それぞれの樹脂が硬化できず耐熱性が
低く、また、150重量部を越えると相溶性が低下し、
撹拌時にゲル化する。
【0024】以下、具体的な接着層の組成について説明
する。
【0025】まず、ポリアミドイミド樹脂としては、芳
香族環を3個以上有するジアミンと無水トリメリット酸
とを反応させて得られる芳香族ジイミドジカルボン酸
(式1)と芳香族ジイソシアネート(式2)とを反応さ
せて得られる芳香族ポリアミドイミド樹脂、または、芳
香族ジイミドジカルボン酸として、2,2−ビス〔4−
{4−(5−ヒドロキシカルボニル−1,3−ジオン−
イソインドリノ)フェノキシ}フェニル〕プロパンと、
芳香族ジイソシアネートとして、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネートとを反応して得られる芳香族ポ
リアミドイミド樹脂を使用することが好ましい。
【0026】上記芳香族ジイミドジカルボン酸は次の
(式1)で示される。
【0027】
【化11】 なお、上記(式1)において、R1は、次式Iで表すこ
とができる。
【0028】
【化12】 さらに、上記式Iにおいて、Xは、次式Ia〜Ihで表
すいずれかのものを用いることができる。
【0029】
【化13】 また、上記芳香族ジイソシアネートは、次の(式2)で
示される。
【0030】
【化14】 なお、上記(式2)において、R2は、次式IIa〜IIe
で表すいずれかのものを用いることができる。
【0031】
【化15】 芳香族環を3個以上有するジアミンとしては、2,2−
ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ス
ルホン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕スルホン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパン、ビス〔4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、4,4−
ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、
1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4
−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン等を挙げるこ
とができる。
【0032】また、芳香族環を3個以上有するジアミン
として、アミノ変性シリコーンオイルを用いても良く、
X−22−161AS(信越化学工業株式会社製、商品
名)、X−22−161A(信越化学工業株式会社製、
商品名)、X−22−161B(信越化学工業株式会社
製、商品名)、BY16−853(東レダウコーニング
シリコーン株式会社製、商品名)、BY16−853B
(東レダウコーニングシリコーン株式会社製、商品名)
等を単独またはこれらを組み合わせて用いることができ
る。
【0033】また、芳香族ジイソシアネートとして、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−
トリレンジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイ
ソシアネート、2,4−トリレンダイマー等を単独でま
たは組み合わせて用いることができる。
【0034】熱硬化性成分には、ポリアミドイミド樹脂
と反応する2個以上のグリシジル基を持つエポキシ樹脂
とエポキシ樹脂の硬化剤、もしくは、ポリアミドイミド
樹脂と反応する2個以上のグリシジル基を持つエポキシ
樹脂とエポキシ樹脂の硬化促進剤、もしくは、ポリアミ
ドイミド樹脂と反応する2個以上のグリシジル基を持つ
エポキシ樹脂とエポキシ樹脂の硬化剤とエポキシ樹脂の
硬化促進剤を用いることが好ましい。
【0035】エポキシ樹脂と硬化剤を用いることで、ポ
リアミドイミド樹脂とエポキシ樹脂の付加反応、及びエ
ポキシ樹脂と硬化剤の反応により架橋させることができ
る。また、エポキシ樹脂とその硬化促進剤を用いること
で、ポリアミドイミド樹脂とエポキシ樹脂の挿入反応に
より架橋させることもできる。
【0036】エポキシ樹脂は、室温で固形でも液状でも
良いが、液状であることが好ましい。
【0037】市販のものとしては、固形のエポキシ樹脂
としては、YD907(東都化成株式会社製、商品
名)、YDCN704S(東都化成株式会社製、商品
名)、YDPN172(東都化成株式会社製、商品
名)、Ep1001(油化シェルエポキシ株式会社製、
商品名)、Ep1010(油化シェルエポキシ株式会社
製、商品名)、Ep180S70(油化シェルエポキシ
株式会社製、商品名)、ESA019(ダウケミカル工
業株式会社製、商品名)、DEN438(ダウケミカル
工業株式会社製、商品名)、ESCN195(住友化学
工業株式会社製、商品名)、EOCN1020(日本化
薬株式会社製、商品名)、等が使用できる。
【0038】また、液状のエポキシ樹脂としては、YD
128(東都化成株式会社製、商品名)、YD8125
(東都化成株式会社製、商品名)、YDF170(東都
化成株式会社製、商品名)、YDF2004(東都化成
株式会社製、商品名)、Ep815(油化シェルエポキ
シ株式会社製、商品名)、Ep828(油化シェルエポ
キシ株式会社製、商品名)、Ep152(油化シェルエ
ポキシ株式会社製、商品名)、DEN431(ダウケミ
カル工業株式会社製、商品名)、DEN438(ダウケ
ミカル工業株式会社製、商品名)、EX−821(ナゼ
カ化成株式会社製、商品名)、EX−512(ナゼカ化
成株式会社製、商品名)、EX−313(ナゼカ化成株
式会社製、商品名)等を単独または組み合わせて用いる
ことができる。
【0039】エポキシ樹脂の硬化剤または硬化促進剤
は、液状のエポキシ樹脂と架橋反応するもの、または、
硬化を促進させるものであればどのようなものでも良
く、例えば、アミン類、多官能フェノール類、酸無水物
類、イミダゾール類、イソシアネート類等が使用でき
る。
【0040】アミン類としては、ジシアンジアミド、ジ
アミノジフェニルメタン、グアニル尿素等があり、多官
能フェノール類としては、ヒドロキノン、レゾルシノー
ル、ビスフェノールA及びハロゲン化合物、さらに、こ
れにアルデヒドとの縮合物であるノボラック、レゾール
類があり、さらに、酸無水物としては、無水フタル酸、
ヘキサヒドロ無水フタル酸、ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸等があり、イミダゾール類としては、アルキル基
置換イミダゾール、ベンズイミダゾール等があり、イソ
シアネート類としては、トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、さらにこれらのイソシアネートをフェノール
類でマスクしたマスクイソシアネート等があり、これら
を単独または組み合わせて使用できる。
【0041】この他に、接着層組成として、必要に応じ
てバイアホールまたはスルーホール内壁等のめっき密着
性を上げること、及び、アディティブ法で配線板を製造
するために、無電解めっき用触媒を加えることもでき
る。
【0042】なお、ワイヤの接着層を形成するために
は、上述する組成物を有機溶媒中で混合して接着層用ワ
ニスを作り、これを芯線を被覆する絶縁層の表面にコー
ティングする。ワニスの作製に用いる有機溶媒として
は、溶解性が得られるものであればどのようなものでも
よく、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルフォキシド、N−メチル−2−ピロリビ
ン、γ−ブチロラクトン、スルホラン、シクロヘキサノ
ン、トルエン等があり、これらは、単独または組み合わ
せて使用できる。
【0043】また、本実施の形態に係るマルチワイヤ配
線板は、上記本実施の形態に係るワイヤを基板表面に布
線することにより、導体回路が形成されるものである
が、この導体回路が形成される基板と、それらの表面に
設けた接着剤塗膜として共にガラス転移点が160℃以
上の材料を用いた点に特徴がある。
【0044】まず、ガラス転移点が160℃以上である
材料の基板としては、例えば絶縁基板であるガラス布ポ
リイミド樹脂両面銅張積層板MCL−I−671(日立
化成工業株式会社製、商品名)、ガラス布エポキシ樹脂
両面銅張積層板MCL−E−679(日立化成工業株式
会社製、商品名)、BTレンジ系の両面銅張積層板(三
菱瓦斯化学株式会社製)等があり、ガラス転移点が16
0℃以上である接着剤塗膜としては、分子量が80,0
00以上であるポリアミドイミド樹脂100重量部に対
し、エポキシ樹脂などの熱硬化成分を10〜150重量
部の範囲であるポリアミドイミド樹脂系接着シート等が
ある。
【0045】
【実施例1】以下、本実施の形態に沿って、15個のマ
ルチワイヤ配線板サンプルを作製した。以下、この実施
例で用いた作製条件について、各工程ごとに説明する。
【0046】<1、ポリアミドイミド樹脂の合成>ワイ
ヤの接着層の主成分であるポリアミドイミド樹脂を以下
の方法で合成した。 環流冷却器を連結したコック付き
25mlの水分定量受器、温度計、攪拌機を備えた1リ
ットルのセパラブルフラスコに芳香族環を3個以上有す
るジアミンとして、2,2−ビス−〔4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル〕プロパン123.2g(0.3
mol)、無水トリメリット酸115.3g(0,6m
ol)、溶媒としてNMP(N−メチル−2−ピロリド
ン)716gを仕込み、80℃で30分撹拌した。さら
に、水と共沸可能な芳香族炭化水素としてトルエン14
3gを投入し、温度を160℃まで上げ、2時間還流さ
せた。水分定量受器に水が約10.8ml以上溜まって
いること、水の留出が見られなくなっていることを確認
し、水分定量受器に溜まっている水を除去しながら、約
190℃まで温度を上げて、トルエンを除去した。その
後、溶液を室温に戻し、芳香族ジイソシアネートとし
て、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート7
5.1g(0.3mol)を投入し、190℃で2時間
反応させた。反応終了後、ポリアミドイミド樹脂(以下
PAIと略す)のNMP溶液樹脂を得た。
【0047】<2、ワイヤの接着層用ワニスの作製>有
機溶媒に、ベースポリマとして上述した方法で作製した
ポリアミドイミド樹脂を加え、さらに熱硬化成分として
エポキシ樹脂と、その硬化剤であるフェノール樹脂また
エポキシ樹脂の硬化促進剤のいずれかもしくはその両方
を表1に示す配合比で加え、15種類の接着層用のワニ
スを作製した。
【0048】<3、ワイヤ(絶縁被覆電線)の作製>直
径0.08mmの電気用軟銅線にトレニース#2000
(東レ株式会社製、商品名)を炉長3mの焼付炉で、炉
温300℃、焼付速度20m/分で、約10μmの厚さ
に塗布し、絶縁層を形成した。
【0049】さらに、絶縁層の上に、炉長2mの焼付炉
で表1に示す配合比で作った各種接着層用ワニスを、約
10μの厚さに塗布し、Bステージ状態(半硬化状態)
の軟化点が30℃〜100℃の範囲になる条件で接着層
を形成し、ワイヤを得た。
【0050】なお、表1中に、炉温度と軟化点の関係を
示す。190℃の炉温度では、軟化点が室温に近いため
ワイヤ同士が接着し測定そのものが不能であった。21
0℃の炉温度においては、塗工後のBステージ状態での
軟化点を約34℃〜80℃の範囲にできた。一方炉温度
が240℃になると、Bステージ状態での軟化点は10
0℃を超えてしまった。よって、実施例のサンプルは、
炉温度210℃で作製した。
【0051】<4、接着剤塗膜付き基板の作製>ガラス
布ポリイミド樹脂両面銅張積層板MCL−I−671
(日立化成工業株式会社製、商品名)の銅箔表面に必要
な形状にエッチングレジストを形成し、不要な箇所の銅
箔を化学エッチング液を噴射して、エッチング除去する
サブクラフト法を用いて導体パターンを形成した。
【0052】次いで、ガラス布ポリイミド樹脂プリプレ
グGIA−671(日立化成工業株式会社製、商品名)
を該基板の両面に加熱プレスにより硬化させアンダーレ
イ層を形成した。
【0053】その後、接着剤塗膜として、ポリアミドイ
ミド樹脂系接着シートを該基板の両面に加熱プレスで接
着させた。なお、このポリアミドイミド樹脂系接着シー
トは、芳香族ポリアミドイミド樹脂の分子量が約10
0,000のもの100重量部に、エポキシ樹脂である
ESCN195(住友化学工業株式会社製、商品名)を
21.3重量部、フェノール樹脂であるH400(明和
化成工業株式会社製、商品名)を11.5重量部混合
し、厚さ50μmのテトロンフィルムHSL−50(帝
人株式会社製、商品名)の上に、膜厚が50μmとなる
ように、塗布し、Bステージ状態となるように、100
℃で10分間乾燥して作製した。この接着シート(接着
剤塗膜)のガラス転移点(Tg)は240℃であった。
【0054】なお、加熱プレスの代わりにホットロール
ラミネータで接着させることもできる。
【0055】<5、布線工程>接着剤を塗膜した基板上
に、上述の方法で作製したワイヤを布線装置を用いて、
超音波加熱を行いながら布線した。即ち、布線データに
従って配線基板を設置したテーブルおよびワイヤの供給
部を備える架台をそれぞれX方向、Y方向に駆動し、配
線パターン形状にワイヤを配線基板上に這わせていくと
ともに、ワイヤの供給部先端にあるスタイラスの超音波
振動によって配線基板上の接着剤塗膜とワイヤの接着層
とを活性化し、ワイヤを配線基板上に接着固定(布線)
した。
【0056】<6、接着剤塗膜硬化工程>ワイヤを基板
上に布線した後、ポリエチレンシートをクッション材と
して、170℃、30分、20kgf/cmの条件で
配線基板を加熱プレスした。さらに、180℃、120
分の熱処理を行い配線基板上の接着剤塗膜とワイヤの接
着層を硬化させた。
【0057】表1に硬化後のワイヤの接着層のガラス転
移点(Tg)の値を示した。作製した試料のガラス転移
点は185℃〜217℃であり、いずれも180℃以上
であった。
【0058】<7、多層化工程>配線基板上の接着剤塗
膜およびワイヤの接着層を硬化させた配線基板4枚を、
ガラス布ポリイミドプリプレグGIA−671を介し
て、または、最外層にガラス布ポリイミドプリプレグG
IA−671を介して18μmの銅箔を加熱プレスによ
り、硬化させ、一体化し、多層構造の積層板を形成し
た。
【0059】<8、穴あけ、回路形成工程>積層板のバ
イヤホール、スルーホール形成箇所に制御式レーザ穴あ
け機やドリル等を用いて穴をあけた。穴のクリーニング
等の前処理を行い、スミア等を除去した後、無電解銅め
っき液に浸漬し、各穴を約30μmの厚さにめっきを行
い内層回路との電気的接続を行った後、エッチング法に
より表面回路を形成し、8層布線構造マルチワイヤ配線
板を作製した。
【0060】<耐熱性試験>以上の工程を経て作製した
8層布線構造マルチワイヤ配線板を130℃で2時間乾
燥して水分を除去した後、288℃のはんだ浴上に10
秒浮かべ、室温まで冷却し、これを5回繰り返した後、
観察した。
【0061】その結果、いずれのサンプルもボイドの発
生や剥離はなく、良好な耐熱性を示すことが確認され
た。
【0062】
【実施例2】上述する接着剤塗膜付き基板の作製工程に
おいて、両面銅張積層板として、ガラス布エポキシ樹脂
両面銅張積層板MCL−I−679(日立化成工業株式
会社製、商品名)を用い、プリプレグとしてガラス布エ
ポキシプリプレグGEA−679(日立化成工業株式会
社製、商品名)を用いた以外は、実施例1と同様な条件
で15種類の8層布線構造マルチワイヤ配線板を作製し
た。
【0063】この場合も、作製した8層布線構造マルチ
ワイヤ配線板を130℃で2時間乾燥して水分を除去し
た後、288℃のはんだ浴上に10秒浮かべ、室温まで
冷却し、これを5回繰り返したが、いずれのサンプルも
ボイドの発生や剥離はなく、良好な耐熱性を示した。
【0064】
【参考例1】表1に示す各種接着層用ワニスをワイヤに
塗工する際に、炉温190℃または240℃で約10μ
の厚さに塗布した。これ以外の条件は、実施例1〜15
と同様の条件で8層布線構造マルチワイヤ配線板を作製
した。即ち、炉温度190℃で塗工したワイヤの接着層
の軟化点は、30℃未満で室温に近い温度であり、炉温
度240℃で塗工したワイヤの接着層は、いずれも10
0℃を超える軟化点であった。
【0065】炉温度190℃で接着層を塗工したワイヤ
は、電線同士が互いに付着し、ワイヤを巻きとったボビ
ンから、ワイヤをうまく剥がすことができず、実用でき
なかった。また、炉温240℃で接着層を塗工したワイ
ヤは、ワイヤの接着層の軟化点が高すぎて、布線時に、
従来の超音波振動条件では接着層が溶融せず、接着剤塗
膜に接着固定できず、良好な布線性が得られなかった。
【0066】
【参考例2】表2に示すように、成分および配合比の異
なる5種の接着層用ワニスを作製し、炉温210℃で約
10μの厚さにワイヤ表面に塗工した。これ以外の条件
は、上述する実施例1と同様の条件を用いて8層布線構
造マルチワイヤ配線板を作製した。
【0067】表2に示すように、ワイヤ上の接着層のB
ステージ状態の軟化点は31℃〜70℃であるが、硬化
後のガラス転移点は、163℃〜175℃の範囲であ
り、180℃未満であった。
【0068】実施例1および2と同じ条件で耐熱性試験
を行った結果、ボイドが発生した。
【0069】
【参考例3】配線基板表面に塗布する接着剤塗膜とし
て、ガラス転移温度(Tg)が160℃未満のAS−U
01(日立化成工業株式会社製、商品名)を用いた以外
は実施例1と同じ条件で、8層布線構造マルチワイヤ配
線板を作製した。
【0070】実施例1および2と同じ条件で耐熱性試験
を行った結果、ボイドが発生した。
【0071】以上に示す、実施例1、2および参考例
1、2、3の耐熱試験結果より、ワイヤの接着層は、B
ステージ状態で、軟化点が30〜100℃となるように
塗工され、硬化後のガラス転移点を180℃以上とする
ことにより、ワイヤの布線性を良好に維持できるととも
に、ボイドや剥離がなく耐熱性の高い、ワイヤを提供で
きることがわかる。また、配線基板およびその表面に塗
布する接着剤塗膜として、ガラス転移温度が160℃以
上の材料を用いることにより、配線基板においてもボイ
ドの発生を抑制できる。ワイヤの接着層および配線基板
表面の接着剤塗膜をともに高いガラス転移温度にするこ
とにより、ガラス転移点の違いによる収縮差に起因する
ボイドや剥離の発生を抑制できる。
【0072】以上、実施の形態に従って、本発明のマル
チワイヤ配線板およびこれに用いるワイヤについて説明
したが、本発明は、上記実施の形態の記載に限定される
ものではなく、種々の改良、改変が可能なことは当業者
に明らかである。
【0073】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ワイヤの接着層のBステージ状態での軟化点および
硬化後のガラス転移温度を一定範囲に調整することによ
り、良好な布線性と耐熱性を合わせ持つワイヤを提供で
きる。また、このようなワイヤを用いたマルチワイヤ配
線板は、布線性、耐熱性ともに良好でより信頼性の高い
配線板を提供できる。
【0074】また、マルチ配線板表面の接着剤塗膜のガ
ラス転移点を調整することにより、より確実に良好な耐
熱性を有し、高密度化に見合う信頼性の高いマルチワイ
ヤ配線板を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るワイヤの接着層用ワニ
スの条件を示す図表である。
【図2】参考例2に係るワイヤの接着層用ワニスの条件
を示す図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 59/62 C08G 59/62 // C09J 163/00 C09J 163/00 179/08 179/08 B Fターム(参考) 4J036 AD08 AF08 DB22 DC40 DC42 FB08 FB14 JA08 4J040 EB032 EC002 EH031 HC24 KA16 KA17 LA02 LA08 NA19 5E343 AA18 BB68 DD65

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体である芯線と、前記芯線を被覆する
    絶縁層と、さらに前記絶縁層を被覆する接着層とを有す
    るマルチワイヤ配線板用の絶縁被覆電線であって、 前記接着層は、Bステージ状態で軟化点が30〜100
    ℃の範囲となる条件で塗工され、かつ、硬化後のガラス
    転移点が180℃以上であることを特徴とする絶縁被覆
    電線。
  2. 【請求項2】 前記接着層は、 ポリアミドイミド樹脂成分と、熱硬化性成分とを含有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の絶縁被覆電線。
  3. 【請求項3】 前記接着層は、 前記ポリアミドイミド樹脂成分を100重量部に対し、
    前記熱硬化性成分を10〜150重量部含むことを特徴
    とする請求項2に記載の絶縁被覆電線。
  4. 【請求項4】 前記ポリアミドイミド樹脂が、 芳香族環を3個以上有するジアミンと無水トリメリット
    酸とを反応させて得られる芳香族ジイミドジカルボン
    酸、又は、芳香族ジイソシアネートとを反応させて得ら
    れる芳香族ポリアミドイミド樹脂であることを特徴と
    し、 前記芳香族ジイミドジカルボン酸は、次の(式1)で示
    され、 【化1】 R1は、次式Iで示され、 【化2】 X1は、以下の式Ia〜Ihから選択されるいずれかの
    式で示され、 【化3】 上記芳香族ジイソシアネートは、次の(式2)で示さ
    れ、 【化4】 R2は、以下の式IIa〜IIeから選択されるいずれかの
    式である、 【化5】 請求項2または3に記載の絶縁被覆電線。
  5. 【請求項5】 前記ポリアミドイミド樹脂は、 芳香族ジイミドジカルボン酸が、2,2−ビス〔4−
    {4−(5−ヒドロキシカルボニル−1,3−ジオン−
    イソインドリノ)フェノキシ}フェニル〕プロパンであ
    り、 芳香族ジイソシアネートが、4,4’−ジフェニルメタ
    ンジイソシアネートとを反応して得られる芳香族ポリア
    ミドイミド樹脂であることを特徴とする請求項4に記載
    の絶縁被覆電線。
  6. 【請求項6】 前記熱硬化性成分が、 2個以上のグリシジル基を持つエポキシ樹脂と、前記エ
    ポキシ樹脂の硬化剤とを含有することを特徴とする請求
    項2〜5のいずれかに記載の絶縁被覆電線。
  7. 【請求項7】 前記熱硬化性成分が、 2個以上のグリシジル基を持つエポキシ樹脂と、前記エ
    ポキシ樹脂の硬化促進剤とを含有することを特徴とする
    請求項2〜5のいずれかに記載の絶縁被覆電線。
  8. 【請求項8】 前記熱硬化性成分が、 2個以上のグリシジル基を持つエポキシ樹脂、前記エポ
    キシ樹脂の硬化剤、および前記エポキシ樹脂の硬化促進
    剤を含有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか
    に記載の絶縁被覆電線。
  9. 【請求項9】 前記エポキシ樹脂の硬化剤が、水酸基を
    有するフェノール樹脂であることを特徴とする請求項6
    又は8に記載の絶縁被覆電線。
  10. 【請求項10】 前記エポキシ樹脂の硬化促進剤が、ア
    ルキル基置換イミダゾールであることを特徴とする請求
    項7又は8に記載の絶縁被覆電線。
  11. 【請求項11】 内層回路が形成された基板と、前記基
    板表面に形成された接着剤塗膜と、前記接着剤塗膜上に
    接着固定された絶縁被覆電線とを有するマルチワイヤ配
    線板において、 前記絶縁被覆電線として、請求項1〜10のいずれかに
    記載の絶縁被覆電線を用いたことを特徴とするマルチワ
    イヤ配線板。
  12. 【請求項12】 前記基板と、前記接着剤塗膜のガラス
    転移点がともに160℃以上であることを特徴とする請
    求項11に記載のマルチワイヤ配線板。
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