JP2002050750A - 2次元画像読取装置 - Google Patents
2次元画像読取装置Info
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Abstract
に帯電した静電気を適切に放電して、読取誤動作やデバ
イスの破損を大幅に抑制することができる2次元画像読
取装置を提供する。 【解決手段】 2次元画像読取装置は、絶縁性基板19
の一面側にマトリクス状に配列された複数のフォトセン
サ10を有するフォトセンサアレイ100と、該複数の
フォトセンサ10を被覆するように設けられた保護絶縁
膜20上に設けられ、被検出体(指40)が直接載置、
接触するアース電極層23Aと、該前アース電極層23
Aを接地電位に接続する引き出し配線24と、を備えた
構成を有している。
Description
置に関し、特に、複数のフォトセンサをマトリクス状に
配列したフォトセンサアレイ上に、被検出体を接触させ
て、その画像パターンを読み取る2次元画像読取装置に
関する。
の微細な凹凸の形状等を読み取る2次元画像の読取装置
として、光電変換素子(フォトセンサ)をマトリクス状
に配列して構成されるフォトセンサアレイ上に設けられ
た検出面に被検出体を載置、接触させて、被検出体の2
次元画像を読み取る構造のものがある。そして、このよ
うな被検出体が直接検出面に接触する構造を有する2次
元画像読取装置においては、被検出体に帯電した静電気
等による誤動作や破損を抑制するために、様々な手法が
考えられている。
等には、図15(a)、(b)に示すように、面光源2
01の光出射面側に設けられ、複数のフォトセンサ20
2aがマトリクス状に配列されたフォトセンサデバイス
202上に透明導電層203が形成された指紋読取装置
が記載されている。このような指紋読取装置において、
透明導電層203の上面(検出体接触面)203aに接
触された指(被検出体)210に対して、面光源201
から光Lpを照射することにより、指紋の凹凸パターン
に対応してフォトセンサ202aに入射する反射光Lr
に基づいて、明暗情報を検出して指紋画像を生成する。
dium Tin Oxide:酸化インジウム・スズ)等の透明な導
電性材料により形成され、フォトセンサデバイス202
の上面全域に、あるいは、所定の形状パターンを有して
薄膜状に形成されている。このような透明導電層203
の役割は、検出体接触面203aに接触される指210
に帯電した静電気を、図示を省略した接地電位等に放電
することにより、指紋読取装置(2次元画像読取装置)
における読取誤動作やフォトセンサデバイス202の破
損を防止するものである。
たような従来の2次元画像読取装置においては、被検出
体に帯電した静電気を十分かつ確実に放電することがで
きる透明導電層の形成条件等の具体的な構成が未だ確定
されていなかったため、静電気耐圧が十分ではなく、上
記静電気による2次元画像読取装置の読取誤動作や破損
等を確実に防止することができないという問題を有して
いた。したがって、被検出体に帯電した静電気を適切に
放電して2次元画像読取装置の読取誤動作や破損等を良
好に防止することができる具体的な構成や形成条件の確
立が求められていた。
み、フォトセンサデバイスに載置される被検出体に帯電
した静電気を適切に放電して、読取誤動作やデバイスの
破損を大幅に抑制することができる2次元画像読取装置
を提供することを目的とする。
像読取装置は、絶縁性基板の一面側にマトリクス状に配
列された複数のフォトセンサと、該複数のフォトセンサ
を被覆するように設けられた透光性絶縁膜とを有するフ
ォトセンサデバイス上に被検出体を載置して、該被検出
体の画像パターンを読み取る2次元画像読取装置におい
て、前記透光性絶縁膜上に設けられ、前記被検出体が直
接接触する導電層と、前記導電層を所定の電位に接続す
る配線と、を備え、前記導電層のシート抵抗を50Ω/
□以下としたことを特徴とする。
線を介して接地電位等の所定の電位に接続されるととも
に、上記導電層のシート抵抗を50Ω/□以下と設定し
たので、導電層に指(人体)等の被検出体が載置、接触
されると、被検出体に帯電した静電気が低抵抗のシート
抵抗を有する導電層から配線を介して移動し、接地電位
に放電される。これにより、被検出体に帯電した静電気
を十分かつ確実に放電することができるので、フォトセ
ンサデバイスの静電気耐圧を向上させることができ、上
記静電気による2次元画像読取装置の読取誤動作やフォ
トセンサデバイスの破損等を大幅に抑制することができ
る。
料、例えば、酸化インジウム・スズ(ITO)を主体と
する材質により構成されていることが望ましい。これに
より、導電層上に載置された被検出体に照射され、反射
した光が、上記導電層を良好に透過して各ダブルゲート
型フォトセンサの半導体層11に入射されるので、被検
出体の読取動作における読取感度特性が悪化することが
なく、良好に被検出体の画像パターンを読み取ることが
できる。
抵抗に設定されていることが望ましい。これにより、フ
ォトセンサデバイスの実耐電圧を大幅に高めることがで
き、2次元画像読取装置における読取誤動作の発生や破
損等を良好に防止することができる。ここで、導電層と
して上記ITOを適用した場合には、導電層のシート抵
抗を概ね15〜20Ω/□程度に設定するとともに、配
線の配線抵抗を概ね15Ω以下に設定することがより望
ましい。これにより、導電層(ITO)の膜厚を比較的
薄く形成することができるので、実耐電圧を高めつつ
(概ね−10kV程度)、導電層内における光の大幅な
減衰を抑制して、画像パターンの読取感度特性に優れた
2次元画像読取装置を提供することができる。
所定の形状パターンを有して設けられているものであっ
てもよい。すなわち、導電層を所定の形状パターンを有
する一対の電極層により構成し、一方の電極層を上記構
成に基づいて接地電位に接続し、他方の電極層に所定の
電圧を印加することにより、被検出体に帯電していた静
電気を一方の電極層を介して接地電位に放電することが
できるとともに、他方の電極層に印加された電圧の変化
を検出して指紋読み取り動作を開始することができ、被
検出体の画像パターンの読取動作を自動的に実行制御す
ることができる。
読取装置の実施形態について、詳しく説明する。まず、
本発明に係る2次元画像読取装置に適用して良好なフォ
トセンサの構成について説明する。本発明に係る2次元
画像読取装置に適用されるフォトセンサとしては、CC
D(Charge Coupled Device)等の固体撮像デバイスを
用いることができる。CCDは、周知の通り、フォトダ
イオードや薄膜トランジスタ(TFT:ThinFilm Trans
istor)等のフォトセンサをマトリクス状に配列した構
成を有し、各フォトセンサの受光部に照射された光量に
対応して発生する電子−正孔対の量(電荷量)を、水平
走査回路及び垂直走査回路により検出し、照射光の輝度
を検知するものである。
トセンサシステムにおいては、走査された各フォトセン
サを選択状態にするための選択トランジスタを個別に設
ける必要があるため、検出画素数が増大するにしたがっ
てシステム自体が大型化するという問題を有している。
そこで、近年、このような問題を解決するための構成と
して、フォトセンサ自体にフォトセンス機能と選択トラ
ンジスタ機能とを持たせた、いわゆる、ダブルゲート構
造を有する薄膜トランジスタ(以下、「ダブルゲート型
トランジスタ」という)が開発され、システムの小型
化、及び、画素の高密度化を図る試みがなされている。
そのため、本発明における2次元画像読取装置において
も、このダブルゲート型トランジスタを良好に適用する
ことができる。
に適用されるダブルゲート型トランジスタによるフォト
センサ(以下、「ダブルゲート型フォトセンサ」と記
す)について、図面を参照して説明する。図1は、ダブ
ルゲート型フォトセンサの基本構造を示す概略断面図で
ある。
フォトセンサ10は、励起光(ここでは、可視光)が入
射されると電子−正孔対が生成されるアモルファスシリ
コン等の半導体層(チャネル層)11と、半導体層11
の両端にそれぞれ設けられたn+シリコンからなる不純
物層17、18と、不純物層17、18上に形成された
クロム、クロム合金、アルミ、アルミ合金等から選択さ
れた可視光に対して不透明のドレイン電極12およびソ
ース電極13と、半導体層11の上方(図面上方)にブ
ロック絶縁膜14および上部(トップ)ゲート絶縁膜1
5を介して形成されたITO等の透明導電膜からなり、
可視光に対して透過性を示すトップゲート電極21と、
半導体層11の下方(図面下方)に下部(ボトム)ゲー
ト絶縁膜16を介して形成されたクロム、クロム合金、
アルミ、アルミ合金等の可視光に対して不透明なボトム
ゲート電極22と、を有して構成されている。
ト絶縁膜15、ブロック絶縁膜14、ボトムゲート絶縁
膜16、トップゲート電極21上に設けられる保護絶縁
膜20及びその上のアース電極層(導電層)23Aは、
いずれも半導体層11を励起する可視光に対して透過率
の高い材質、例えば、窒化シリコン、ITO等により構
成されることにより、図面上方から入射する光のみを検
知する構造を有している。
ンサ10は、半導体層11を共通のチャネル領域とし
て、半導体層11、ドレイン電極12、ソース電極1
3、およびトップゲート電極21により形成される上部
MOSトランジスタと、半導体層11、ドレイン電極1
2、ソース電極13およびボトムゲート電極22により
形成される下部MOSトランジスタと、からなる2つの
MOSトランジスタを組み合わせた構造が、ガラス基板
等の透明な絶縁性基板19上に形成されている。そし
て、このようなダブルゲート型フォトセンサ10は、一
般に、図1(b)に示すような等価回路により表され
る。ここで、TGはトップゲート端子、BGはボトムゲ
ート端子、Sはソース端子、Dはドレイン端子である。
ンサを2次元配列して構成されるフォトセンサアレイ
(フォトセンサデバイス)を備えたフォトセンサシステ
ムについて、図面を参照して簡単に説明する。図2は、
ダブルゲート型フォトセンサを2次元配列して構成され
るフォトセンサアレイを備えたフォトセンサシステムの
概略構成図である。
は、大別して、多数のダブルゲート型フォトセンサ10
を、例えば、n行×m列のマトリクス状に配列したフォ
トセンサアレイ100と、各ダブルゲート型フォトセン
サ10のトップゲート端子TG(トップゲート電極2
1)およびボトムゲート端子BG(ボトムゲート電極2
2)を各々行方向に接続して伸延するトップゲートライ
ン101およびボトムゲートライン102と、各ダブル
ゲート型フォトセンサ10のドレイン端子D(ドレイン
電極12)を列方向に接続したドレインライン103
と、ソース端子S(ソース電極13)を列方向に接続し
たソースライン104と、トップゲートライン101に
接続されたトップゲートドライバ110と、ボトムゲー
トライン102に接続されたボトムゲートドライバ12
0と、ドレインライン103に接続されたコラムスイッ
チ132、プリチャージスイッチ133、アンプ134
からなるドレインドライバ(出力回路部)130と、を
有して構成されている。
ップゲート電極21とともに、ITO等の透明導電膜で
一体的に形成され、ボトムゲートライン102、ドレイ
ンライン103並びにソースライン104は、それぞれ
ボトムゲート電極22、ドレイン電極12、ソース電極
13と同一の励起光に不透明な材料で一体的に形成され
ている。また、ソースライン104は、接地電位に接続
されている。なお、図2において、φtgおよびφbgは、
それぞれリセットパルスφT1、φT2、…φTi、…
φTn、および、読み出しパルスφB1、φB2、…φ
Bi、…φBnを生成するための制御信号、φpgは、プ
リチャージ電圧Vpgを印加するタイミングを制御するプ
リチャージ信号である。
ライバ110からトップゲートライン101を介して、
トップゲート端子TGに電圧を印加することにより、フ
ォトセンス機能が実現され、ボトムゲートドライバ11
2からボトムゲートライン102を介して、ボトムゲー
ト端子BGに電圧を印加し、ドレインライン103を介
して検出信号をトレインドライバ130に取り込んでシ
リアルデータ又はパラレルデータとして出力(Vout)
することにより、選択読み出し機能が実現される。
駆動制御方法について、図面を参照して説明する。図3
は、フォトセンサシステムの駆動制御方法の一例を示す
タイミングチャートであり、図4は、ダブルゲート型フ
ォトセンサの動作概念図であり、図5は、フォトセンサ
システムの出力電圧の光応答特性を示す図である。ここ
では、上述したダブルゲート型フォトセンサおよびフォ
トセンサシステムの構成(図1、図2)を適宜参照して
説明する。
4(a)に示すように、i番目の行のトップゲートライ
ン101にパルス電圧(リセットパルス;例えばVtg=
+15Vのハイレベル)φTiを印加して、各ダブルゲ
ート型フォトセンサ10の半導体層11、および、ブロ
ック絶縁膜14における半導体層11との界面近傍に蓄
積されているキャリア(ここでは、正孔)を放出する
(リセット期間Treset)。
4(b)に示すように、トップゲートライン101にロ
ーレベル(例えばVtg=−15V)のバイアス電圧φT
iを印加することにより、リセット動作を終了し、キャ
リヤ蓄積動作による光蓄積期間Taがスタートする。光
蓄積期間Taにおいては、トップゲート電極側から入射
した光量に応じて半導体層11の入射有効領域、すなわ
ち、キャリア発生領域で生成された電子−正孔対が生成
され、半導体層11、および、ブロック絶縁膜14にお
ける半導体層11との界面近傍、すなわちチャネル領域
周辺に正孔が蓄積される。
3、図4(c)に示すように、光蓄積期間Taに並行し
て、プリチャージ信号φpgに基づいてドレインライン1
03に所定の電圧(プリチャージ電圧)Vpgを印加し、
ドレイン電極12に電荷を保持させる(プリチャージ期
間Tprch)。次いで、読み出し動作においては、図3、
図4(d)に示すように、プリチャージ期間Tprchを経
過した後、ボトムゲートライン102にハイレベル(例
えばVbg=+10V)のバイアス電圧(読み出し選択信
号;以下、読み出しパルスという)φBiを印加するこ
とにより、ダブルゲート型フォトセンサ10をON状態
にする(読み出し期間Tread)。
チャネル領域に蓄積されたキャリア(正孔)が逆極性の
トップゲート端子TGに印加されたVtg(−15V)を
緩和する方向に働くため、ボトムゲート端子BGのVbg
によりnチャネルが形成され、ドレイン電流に応じてド
レインライン103のドレインライン電圧VDは、図5
(a)に示すように、プリチャージ電圧Vpgから時間の
経過とともに徐々に低下する傾向を示す。
状態が暗状態で、チャネル領域にキャリヤ(正孔)が蓄
積されていない場合には、図4(e)、図5(a)に示
すように、トップゲート端子TGに負バイアスをかける
ことによって、ボトムゲート端子BGの正バイアスが打
ち消され、ダブルゲート型フォトセンサ10はOFF状
態となり、ドレイン電圧、すなわち、ドレインライン1
03の電圧VDが、ほぼそのまま保持されることにな
る。
4(d)、図5(a)に示すように、チャネル領域に入
射光量に応じたキャリヤ(正孔)が捕獲されているた
め、トップゲート端子TGの負バイアスを打ち消すよう
に作用し、この打ち消された分だけボトムゲート端子B
Gの正バイアスによって、ダブルゲート型フォトセンサ
10はON状態となる。そして、この入射光量に応じた
ON抵抗に従って、ドレインライン103の電圧VD
は、低下することになる。
ドレインライン103の電圧VDの変化傾向は、トップ
ゲート端子TGへのリセットパルスφTiの印加による
リセット動作の終了時点から、ボトムゲート端子BGに
読み出しパルスφBiが印加されるまでの時間(光蓄積
期間Ta)に受光した光量に深く関連し、蓄積されたキ
ャリアが少ない場合には緩やかに低下する傾向を示し、
また、蓄積されたキャリアが多い場合には急峻に低下す
る傾向を示す。そのため、読み出し期間Treadがスター
トして、所定の時間経過後のドレインライン103の電
圧VDを検出することにより、あるいは、所定のしきい
値電圧を基準にして、その電圧に至るまでの時間を検出
することにより、照射光の光量が換算される。
クルとして、i+1番目の行のダブルゲート型フォトセ
ンサ10にも同等の処理手順を繰り返すことにより、ダ
ブルゲート型フォトセンサ10を2次元のセンサシステ
ムとして動作させることができる。なお、図3に示した
タイミングチャートにおいて、プリチャージ期間Tprch
の経過後、図4(f)、(g)に示すように、ボトムゲ
ートライン102にローレベル(例えばVbg=0V)を
印加した状態を継続すると、ダブルゲート型フォトセン
サ10はOFF状態を持続し、図5(b)に示すよう
に、ドレインライン103の電圧VDは、プリチャージ
電圧Vpgを保持する。このように、ボトムゲートライン
102への電圧の印加状態により、ダブルゲート型フォ
トセンサ10の読み出し状態を選択する選択機能が実現
される。
テムを適用した2次元画像読取装置(指紋読取装置)の
要部断面図である。なお、ここでは、説明及び図示の都
合上、フォトセンサシステムの断面部分を表すハッチン
グを省略する。図6に示すように、指紋等の2次元画像
を読み取る画像読取装置においては、ダブルゲート型フ
ォトセンサ10が形成されたガラス基板(絶縁性基板)
19下方側に設けられたバックライト(面光源)30か
ら照射光Laを入射させ、この照射光Laがダブルゲー
ト型フォトセンサ10(詳しくは、ボトムゲート電極2
2、ドレイン電極12、ソース電極13)の形成領域を
除く、透明な絶縁性基板19と絶縁膜15、16、20
を透過して、透明なアース電極層23A上の検出体接触
面20aに載置された指(被検出体)40に照射され
る。
においては、指40の皮膚表層41の半透明層が、フォ
トセンサアレイ100の最上層に形成された層(アース
電極層23A)に接触することにより、アース電極層2
3Aと皮膚表層41との間の界面に屈折率の低い空気層
がなくなる。ここで、皮膚表層41の厚さは、650n
mより厚いため、指紋42の凸部42aにおいて内部に
入射された光Laは、皮膚表層41内を散乱、反射しな
がら伝搬する。伝搬された光Lbの一部は、透明なアー
ス電極層23A、透明な絶縁膜20、15、14及びト
ップゲート電極21を透過してダブルゲート型フォトセ
ンサ10の半導体層11に励起光として入射される。こ
のように、指40の凸部42aに対応する位置に配置さ
れたダブルゲート型フォトセンサ10の半導体層11に
光が入射されて生成されるキャリヤ(正孔)が蓄積され
ることにより、上述した一連の駆動制御方法にしたがっ
て、指40の画像パターンを明暗情報として読み取るこ
とができる。
照射された光Laは、アース電極層23Aの指紋検出面
20aと空気層との間の界面を通過し、空気層の先の指
に到達して皮膚表層41内で散乱するが、指40の皮膚
表層41は空気より屈折率が高いため、ある角度で界面
に入射された皮膚表層41内の光Lcは空気層に抜けに
くく凹部42bに対応する位置に配置されたダブルゲー
ト型フォトセンサ10の半導体層11への入射が抑制さ
れる。なお、以下に示す実施形態においては、フォトセ
ンサとして上述したダブルゲート型フォトセンサを適用
した場合について説明するが、本発明は、これに限定さ
れるものではなく、フォトダイオードやTFT等を良好
に適用することができることはいうまでもない。
ついて、具体的な実施の形態を示して説明する。なお、
以下に示す実施形態においては、フォトセンサとして、
上述したダブルゲート型フォトセンサを適用した場合に
ついて説明する。図7は、本発明に係る2次元画像読取
装置を指紋読取装置に適用した場合の一実施形態を示す
概略構成図である。なお、上述した構成(図1、図6)
と同等の構成については、同一の符号を付して、その説
明を簡略化する。
形態に係る2次元画像読取装置は、上述した構成を有す
るダブルゲート型フォトセンサ10を複数個、ガラス基
板19上にマトリクス状に配列して形成されたフォトセ
ンサアレイ(フォトセンサデバイス)100と、少なく
とも複数のダブルゲート型フォトセンサ10が配置され
たアレイ領域の全域を被覆して形成された保護絶縁膜
(透光性絶縁膜)20の上面に形成されたアース電極層
(導電層)23Aと、該アース電極層23Aを接地電位
(所定の電位)に接続する引き出し配線(配線)24
と、フォトセンサアレイ100の背面側(図面下方側)
に配置され、フォトセンサアレイ100の上面側(アー
ス電極層23Aの上面)に接触された指(被検出体)4
0に均一な光を照射する面光源30と、を有して構成さ
れている。
るアース電極層23Aは、各ダブルゲート型フォトセン
サ10の半導体層11を励起する可視光に対して透過率
(光透過性)が高く、かつ、導電性が高く低抵抗の材
質、例えば、上述したITOや酸化スズ(SnO2)や
インジウム及び亜鉛の酸化物等により構成され、そのシ
ート抵抗が概ね50Ω/□以下になるように、膜厚等が
設定されている。一方、引き出し配線24は、アース電
極層23Aを接地電位に接続して、後述するように、ア
ース電極層23Aに接触された指(又は、人体)40に
帯電した静電気を良好に放電することができる低抵抗の
配線材料、例えば、リード線や金属層により構成され、
その配線抵抗(挿入抵抗)24aが、アース電極層23
Aのシート抵抗よりも小さい、概ね40Ω以下になるよ
うに配線断面積等が設定されている。
アース電極層23Aに被検出体、すなわち、指40が載
置、接触されると、指(人体)40に帯電した静電気
が、低抵抗のシート抵抗を有するアース電極層23Aか
ら、より低抵抗の配線抵抗24aを有する引き出し配線
24に移動し、接地電位に放電される。これにより、指
40に帯電した静電気を十分かつ確実に放電することが
できるので、フォトセンサアレイ100の静電気耐圧を
向上させることができ、上記静電気による2次元画像読
取装置(指紋読取装置)の読取誤動作やフォトセンサア
レイ100の破損等を大幅に抑制することができる。
置によれば、アース電極層23AとしてITO等の透明
な導電性材料を適用していることにより、アース電極層
23A上に載置された指40に照射され、散乱、反射し
た光が良好に各ダブルゲート型フォトセンサ10の半導
体層11に入射されることになるので、指(被検出体)
40の読取動作における読取感度特性が悪化することが
なく、良好に被検出体の画像パターン(指紋)を読み取
ることができる。
装置に適用されるアース電極層23A及び引き出し配線
24について、具体的に説明する。上述したように、本
実施形態に適用されるアース電極層23Aのシート抵抗
及び引き出し配線24の配線抵抗24aは、いずれも低
抵抗(概ね数十Ω程度)であって、かつ、アース電極層
23Aのシート抵抗(50Ω/□以下)よりも引き出し
配線24の配線抵抗(40Ω以下)24aの方が小さく
設定された構成を有している。このような構成につい
て、アース電極層23Aを構成するITO層をリード線
を介して接地電位に接続した実験モデルを用いて、IT
O層のシート抵抗とリード線の配線抵抗又はフォトセン
サアレイの実耐電圧との関係について検証する。
適用されるITO層等のシート抵抗と実耐電圧との関係
を示す実験結果であり、図9は、ITO層の膜厚とシー
ト抵抗との関係を示すテーブルであり、図10は、本実
施形態に係る引き出し配線の配線抵抗と実耐電圧との関
係を示す実験結果であり、図11は、本実施形態に係る
接地電位への放電時の接地抵抗と実耐電圧との関係を示
す実験結果であり、図12は、本実施形態に係るアース
電極層に適用されるITO層のシート抵抗と引き出し配
線の配線抵抗との関係を示す実験結果である。なお、接
地抵抗は、アース電極層23Aのシート抵抗による成分
と引き出し配線24の配線抵抗24aによる成分からな
り、図8のITO層では、指40が接触する位置から接
地に至るまでの抵抗を全て35〜37Ωの範囲内に統一
した。実耐電圧は、アース電極層上に静電気ガンで強電
界を発生させ、図2に示す回路の一部もしくは全部が正
常に機能しなくなったときのものと定義する。
層としてITO層を適用した場合のシート抵抗と実耐電
圧との関係は、図8に示すように、接地までの抵抗をほ
ぼ統一したにもかかわらず、概ねシート抵抗が高い(4
5〜50Ω/□)ほど実耐電圧の絶対値が低く(−5〜
−7kV)、これに対して、シート抵抗が低い(15〜
30Ω/□)ほど実耐電圧の絶対値が高くなる(−8〜
−9kV)傾向が観測された。
を行うと、アース電極層としてシート抵抗が比較的低い
(20〜30Ω/□程度)カーボンペースト、銅テープ
を適用した場合には、実耐電圧が−10kV未満とな
り、実耐電圧の絶対値が10kV以上より大きくなるこ
とから、シート抵抗が低いほど、実耐電圧の絶対値が高
くなることが判明した。なお、指の接触による放電電圧
の絶対値は、概ね3〜4kVなので、絶対値が5kV以
上であれば良好に機能できる。
層の膜厚、酸素の存在比を変化させることにより制御さ
れる。ITO層の膜厚とシート抵抗との関係は、概ね図
9に示すような対応関係を有している。したがって、上
述したように実耐電圧を高めるためにシート抵抗を概ね
15〜20Ω/□程度に低く設定するためには、膜厚を
1500〜2000Å程度に形成する必要がある。な
お、ITO層は透明な導電性材料により構成されている
が、ITOといえども層内での光の吸収、散乱による減
衰が生じるので、低いシート抵抗を実現するためにIT
O層の膜厚を無条件に厚くすると、被検出体(指)の画
像パターンの読取感度特性を悪化させることになるた
め、ITO層の膜厚の設定には自ずと限界が生じる。
し配線となるリード線の配線抵抗と実耐電圧との関係
は、図10に示すように、接地までの抵抗をほぼ統一し
たにもかかわらず、アース電極層としてITO層を適用
し、そのシート抵抗を略同等(20〜30Ω/□)に設
定した場合、配線抵抗が低いほど実耐電圧の絶対値が高
く(−9kV以上)、配線抵抗が高いほど実耐電圧の絶
対値が低く(−8kV以下)なる傾向が観測された。一
方、配線抵抗をゼロに設定した場合(接地までの配線が
ない状態)、シート抵抗が高い(45〜50Ω/□)ほ
ど実耐電圧の絶対値が低く(−5〜−7kV程度)、シ
ート抵抗が低い(20〜30Ω/□)ほど実耐電圧の絶
対値が高く(概ね−10kV程度)なる傾向が観測され
た。
めて低い(3Ω/□程度)銅テープを適用した場合に
は、配線抵抗に関係なく実耐電圧は常時一定であって、
−10kV以上と絶対値が極めて高くなることが観測さ
れた。したがって、シート抵抗が3Ω/□以下であれ
ば、配線抵抗が0〜68Ωの間では、配線抵抗の影響は
みられなかった。これにより、実耐電圧は、配線抵抗よ
りもシート抵抗に大きく依存することが判明し、アース
電極層のシート抵抗が同等に設定されている場合には、
配線抵抗が低いほど、実耐電圧の絶対値は高くなること
が判明した。
電位への放電時の接地抵抗と実耐電圧との関係は、図1
1に示すように、アース電極層としてITO層を適用
し、リード線の配線抵抗をゼロに設定した場合、接地抵
抗に関係なく実耐電圧は常時一定であって、−5kV程
度になることが観測された。すなわち、ITO層面上に
電圧を印加する位置を変えてアース電極層による抵抗を
変位させても、実耐電圧に影響がなかった。
を行うと、アース電極層としてシート抵抗が比較的低い
(20〜30Ω程度)カーボンペーストを適用した場合
においても、カーボンペースト層面上の電圧を印加する
位置を変えても、接地抵抗に関係なく実耐電圧が常時一
定であって、−10kV程度になることが観測された。
これにより、実耐電圧は、接地抵抗、すなわち、アース
電極層となるITO層の放電点の位置による影響を受け
ないことが判明した。
証結果より、シート抵抗と配線抵抗の関係は、図12に
示すように表され、比較的高い実耐電圧の絶対値(例え
ば、概ね−5kV以上)を実現するためには、アース電
極層のシート抵抗を概ね50Ω/□以下に設定するとと
もに、引き出し配線の配線抵抗を概ね40Ω以下に設定
することが望ましく、より高い実耐電圧の絶対値(概ね
−10kV程度)を実現しつつ、画像パターンの読取感
度特性を良好に維持するためには、アース電極層のシー
ト抵抗を概ね15〜20Ω/□程度に設定するととも
に、配線層の挿入抵抗を概ね15Ω以下に設定すること
が望ましいことが判明した。
ね15〜20Ω程度に設定するために必要なITO層の
膜厚は、概ね1500〜2000Å程度(図9、図12
参照)と比較的薄い膜厚でよいので、上述したようなI
TO層内における光の大幅な減衰を抑制して、被検出体
の画像パターン(指紋)を高い読取感度特性で読み取る
ことができるとともに、スループットが良好で、被検出
体に帯電した静電気を良好に放電して実耐電圧を高める
ことができ、フォトセンサアレイへの電気的な影響を抑
制して、2次元画像読取装置における読取誤動作の発生
や破損等を防止することができる。
トセンサアレイのアレイ領域全域を被覆する単一のアー
ス電極層23Aを設けた構成を示したが、本発明に係る
2次元画像読取装置は、これに限定されるものではな
く、アース電極層を所定の形状パターンを有する一対の
電極層により構成したものであってもよい。以下、その
具体例について説明する。図13、図14は、本発明に
係る2次元画像読取装置における他の実施形態を示す概
略構成図である。ここでは、上述した実施形態と同等の
構成については、同一の符号を付して、その説明を省略
または簡略化する。
は、フォトセンサアレイ100上に形成されるアース電
極が、アレイ領域を2分するように、僅かな間隙を介し
て互いに離間する一対の方形の電極層23a、23bに
より構成され、例えば、一方の電極層23aが引き出し
配線(配線抵抗24aを含む)24を介して接地電位に
電気的に接続されるとともに、他方の電極層23bが所
定の直流電圧を印加する電源25に接続されている。ま
た、他方の電極層23bには上記印加された電圧の変化
を検出する検出部26が接続されている。検出部26
は、指の接触特有の電圧の変化を検知すると、フォトセ
ンサシステムの駆動を開始する。
おいては、フォトセンサアレイ100上に形成されるア
ース電極が、図面左右方向に櫛歯形状を有し、僅かな間
隙を介して櫛歯が交互に入り組むように配置された一対
の電極層23c、23dにより構成され、例えば、一方
の電極層23cが引き出し配線(配線抵抗24aを含
む)24を介して接地電位に電気的に接続されるととも
に、他方の電極層23dが所定の直流電圧を印加する電
源25に接続されている。また、他方の電極層23bに
は上記印加された電圧の変化を検出する検出部26が接
続されている。
23cは、上述した実施形態に示した構成と同様に、例
えば、ITO等の透明な導電性材料により、概ね50Ω
以下のシート抵抗を有するように膜厚が設定されるとと
もに、引き出し配線24は、電極層23a、23cのシ
ート抵抗よりも小さい、概ね40Ω程度の配線抵抗24
aを有するように設定されている。
a、23b又は23c、23dに跨って指40等の被検
出体が載置されると、指(人体)40に帯電していた電
荷が放電されるとともに、電極層23a、23b又は2
3c、23d間が短絡することにより生じる電圧変化を
検出し、フォトセンサアレイ100上への指40の載置
の有無を判断して、図2に示したトップゲートドライバ
110、ボトムゲートドライバ120、ドレインドライ
バ130の各動作を制御する制御信号を出力するととも
に、指40に対して図6に示した面光源30から光La
を照射するスイッチ機能を有している。
置において、被検出体(たとえば、指)を、アース電極
層を構成する一対の電極層23a、23b又は23c、
23dの各々に同時に接触するように載置することによ
り、被検出体に帯電していた静電気が、低抵抗の一方の
電極層23a、23c及びより低抵抗の引き出し配線2
4を介して接地電位に放電されるとともに、検出部26
により被検出体の接触状態が検出されて、図3に示した
一連の駆動制御方法に基づいて、被検出体の画像パター
ン(指紋)の読取動作が自動的に実行制御される。した
がって、上述した実施形態と同様に、指(人体)40に
帯電した静電気を良好に放電して、2次元画像読取装置
の読取誤動作やフォトセンサデバイス100の破損の発
生を抑制し、静電気耐圧を高めることができるととも
に、画像読取動作を被検出体の載置により自動的に実行
する2次元画像読取装置を提供することができる。
配線を介して接地電位等の所定の電位に接続されるとと
もに、前記配線の配線抵抗が上記導電層のシート抵抗よ
りも小さく設定されているので、導電層に指(人体)等
の被検出体が載置、接触されると、被検出体に帯電した
静電気が低抵抗のシート抵抗を有する導電層から接地電
位に放電される。これにより、被検出体に帯電した静電
気を十分かつ確実に放電することができるので、フォト
センサデバイスの静電気耐圧を向上させることができ、
上記静電気による2次元画像読取装置の読取誤動作やフ
ォトセンサデバイスの破損等を大幅に抑制することがで
きる。
料、例えば、酸化インジウム・スズ(ITO)を主体と
する材質により構成されていることが望ましい。これに
より、導電層上に載置された被検出体に照射され、反射
した光が、上記導電層を良好に透過して各ダブルゲート
型フォトセンサの半導体層11に入射されるので、被検
出体の読取動作における読取感度特性が悪化することが
なく、良好に被検出体の画像パターンを読み取ることが
できる。
抵抗に設定されていることが望ましい。これにより、フ
ォトセンサデバイスの実耐電圧を大幅に高めることがで
き、2次元画像読取装置における読取誤動作の発生や破
損等を良好に防止することができる。ここで、導電層と
して上記ITOを適用した場合には、導電層のシート抵
抗を概ね15〜20Ω/□程度に設定するとともに、配
線の配線抵抗を概ね15Ω以下に設定することがより望
ましい。これにより、導電層(ITO)の膜厚を比較的
薄く形成することができるので、実耐電圧を高めつつ、
導電層内における光の大幅な減衰を抑制して、画像パタ
ーンの読取感度特性に優れた2次元画像読取装置を提供
することができる。
所定の形状パターンを有して設けられているものであっ
てもよい。すなわち、導電層を所定の形状パターンを有
する一対の電極層により構成し、一方の電極層を上記構
成に基づいて接地電位に接続し、他方の電極層に所定の
電圧を印加することにより、被検出体に帯電していた静
電気を一方の電極層を介して接地電位に放電することが
できるとともに、他方の電極層に印加された電圧の変化
を検出して指紋読み取り動作を開始することができ、被
検出体の画像パターンの読取動作を自動的に実行制御す
ることができる。
概略断面図である。
構成されるフォトセンサアレイを備えたフォトセンサシ
ステムの概略構成図である。
示すタイミングチャートである。
る。
を示す図である。
ンサシステムを適用した2次元画像読取装置の要部断面
図である。
施形態を示す概略構成図である。
TO層のシート抵抗と実耐電圧との関係を示す実験結果
である。
ーブルである。
実耐電圧との関係を示す実験結果である。
抵抗と実耐電圧との関係を示す実験結果である。
ITO層のシート抵抗と引き出し配線の配線抵抗との関
係を示す実験結果である。
の実施形態を示す概略構成図である。
らに他の実施形態を示す概略構成図である。
紋読取装置の概略構成図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁性基板の一面側にマトリクス状に配
列された複数のフォトセンサと、該複数のフォトセンサ
を被覆するように設けられた透光性絶縁膜とを有するフ
ォトセンサデバイス上に被検出体を載置して、該被検出
体の画像パターンを読み取る2次元画像読取装置におい
て、 前記透光性絶縁膜上に設けられ、前記被検出体が直接接
触する導電層と、 前記導電層を所定の電位に接続する配線と、 を備え、 前記導電層のシート抵抗を50Ω/□以下としたことを
特徴とする2次元画像読取装置。 - 【請求項2】 前記導電層は、光透過性を有する導電性
材料により構成されていることを特徴とする請求項1に
記載の2次元画像読取装置。 - 【請求項3】 前記導電層は、酸化インジウム・スズを
主体とする材質を有していることを特徴とする請求項1
又は2に記載の2次元画像読取装置。 - 【請求項4】 前記配線は、接地電位に接続されている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の2
次元画像読取装置。 - 【請求項5】 前記配線は、概ね40Ω以下の配線抵抗
に設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載の2次元画像読取装置。 - 【請求項6】 前記導電層は、前記透光性絶縁膜上に複
数の所定の形状パターンを有して設けられていることを
特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の2次元画
像読取装置。
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