JP4658443B2 - 画像入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体が載置される載置面下に配置された画像読取回路を備え、前記被検体を画像読取デバイスで読み取ることによって前記被検体の像を入力する画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
指紋は、個人特有の模様を呈しているため、個人認証をおこなう上で非常に有用な手段であり、近年では指紋を個人認証に適用する指紋認証装置が開発されている。具体的に、指紋認証装置は、画像読取装置で読み取った指紋画像を、予め登録された登録者の指紋画像データと照合することにより個人認証を行うものであり、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の情報機器に搭載されることが検討されている。
【0003】
特許文献1には、指紋認証装置に用いられる二次元画像読取装置について記載されている。この二次元画像読取装置は、複数のフォトセンサが透明基板上に配列されてなるフォトセンサアレイと、フォトセンサアレイの裏面に対向するようにフォトセンサアレイの裏側に配置されたバックライトと、フォトセンサアレイの表面を被覆した透明な電極層と、電極層の電圧の変化を検知する検知部と、を備える。従来の二次元読取装置の動作及び使用方法について説明すると、被験者自体が特有の抵抗と容量とになるので、被験者が電極層上に指を載置すると、指が電極層に接触したことによる特有の電圧変化が検知部によって検知され、検知部による指検知によってバックライトが点灯して指に光を照射し、検知部による指検知によってフォトセンサアレイが画像読み取り動作を行って指の像を読み取る。フォトセンサアレイで読み取られた指の像は、接触面内における指の凹凸による反射光の強度分布で表された指紋画像である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−94040号公報(第4−9頁、図6、図14)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、指の発汗状態は人それぞれ異なり、電極層に指を載置した際に指で電極層を押す力も人それぞれ異なる。指の発汗状態が異なれば、指が電極層に接触したことによる特有の電圧変化も異なり、電極層を押す力が異なれば、指と電極層の接触面積も異なって電極層の電圧変化も異なる。従って、従来の二次元画像読取装置では、発汗状態の個人差によるばらつきや指で押す力のばらつきの許容量を狭くしすぎてしまうと、或る人が指を電極層に載置し、その人の指が検知部によって検知されて指紋画像を読み取ることができても、別の人が指を電極層に載置しても、検知部によってその別の人の指が検知部によって検知されないことがあり、その別の人の指紋画像を読み取ることができないことがある。同じ個人であっても場合によっては指の発汗状態や押す力も異なり、指の指紋画像を読み取れない恐れがある。また許容量を広くすると、指以外のものでも誤認識してしまう可能性があった。さらにこのような微弱な電圧変化は周囲の電磁波等のノイズにより精度の高い検知が困難であった。
【0006】
また、電極層を押す力が弱いと、指の凸部が電極層に密接しないから、指の凸部と凹部との間で反射光の強度差がなくなり、鮮明な指紋画像を読み取れないことがある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、簡易に画像を確実に読み取ることができ、鮮明な画像を読み取ることができる画像入力装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明における画像入力装置は、図1〜図5に示すように、
被検体(例えば、指100)である指の先端から前記先端に最も近い関節までの間が載置される第一載置面(例えば、画像読取回路2の表面32a)下に配置された画像読取回路(例えば、画像読取回路2)と、
前記第一載置面に隣接した第二載置面(圧力センサ50の表面)に、前記先端に最も近い間接から二番目に近い間接までの間が載置されることによって付与された接触領域における圧力分布に基づいて前記被検体である指が前記第二載置面に載置されたことを検知する検知手段(例えば、圧力センサ50、比較回路62)と、
前記先端から前記先端に最も近い関節から二番目に近い間接までの間の指を保持するとともに前記画像読取回路及び前記検知手段にそれぞれ対応する前記第一載置面及び前記第二載置面が開口されている指保持部と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明では、第二載置面に被検体が載置されれば、被検体から第二載置面に圧力が付与されるので、検知手段が第二載置面に付与された接触領域における圧力分布に基づいて被検体の載置を検知するため、被検体が第二載置面に載置していないときに画像読取回路の読み取り動作を停止でき、また被検体が第二載置面に載置したときに迅速に画像読取回路の読み取り動作を停止できるので被検体から第二載置面に載置していないときの消費電力を抑えることができ、読み取り動作を行うために指を載せる以外に特別な動作をする必要がない。従って、被検体が第二載置面に載置されるだけで、被検体の画像を確実に読み取ることができる。
また、従来、被検体の指の発汗状態等に起因して指の載置を検知することができない場合があったが、請求項1に記載の発明では、指が第二載置面に載置されれば、第二載置面に圧力が付与されるので、接触領域における圧力分布に基づいて指の載置を検知手段で確実に検知することができ、指の画像を確実に読み取ることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、図5に示すように、請求項1に記載の画像入力装置において、
前記検知手段が、
前記第二載置面に付与された圧力分布を検知する圧力センサ(例えば、圧力センサ50)と、
前記圧力センサで検知された圧力分布に基づいた圧力レベルを載置状態と未載置状態とに仕切る閾値に対して比較し、前記閾値を超えた場合に、前記画像読取回路に画像読み取り動作を行わせるためのトリガ信号を出力する比較手段(例えば、比較回路62)と、を備えることを特徴とする。
【0011】
被検体が載置面に載置されると、被検体から載置面に圧力が付与されるが、被検体から載置面に付与される圧力が小さいと、被検体と載置面との接触面積が小さくなり、仮に画像読取回路で画像を読み取ったものとしても鮮明な画像を読み取ることができない。ところが、請求項3に記載の発明では、被検体から載置面に付与された圧力を示す検知信号のレベルが閾値以上にならないと、比較手段がトリガ信号を出力しないで画像読取回路が画像読み取り動作を行わないから、そのような不鮮明な画像を読み取ることがない。そして、被検体から載置面に付与された圧力を示す検知信号のレベルが閾値を越えれば、比較手段がトリガ信号を出力し、画像読取回路が画像読み取り動作を行うから、被検体と載置面との接触面積が大きい場合に画像読取回路で画像を読み取るため、鮮明な画像を確実に読み取ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像入力装置において、
前記被検体が前記第二載置面に付与した圧力分布に応じて、前記被検体である指に光を照射する光源の明るさを調整する調節手段(例えば、調節回路102)を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明では、被検体による第二載置面に対する圧力に基づいて、光源の光照射強度が調節されるため、被検体と第二載置面との接触面積に適した強度の光が被検体に入射する。従って、被検体による接触圧がどのような場合でも、被検体の画像を鮮明に読み取ることができる。
【0013】
前記画像読取回路は、光学式センサを有することを特徴とする。
【0014】
前記光学式センサは、マトリクス状に配列された複数のダブルゲート型トランジスタを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を用いて本発明の具体的な態様について説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
【0016】
〔第一の実施の形態〕
図1は、本発明の画像入力装置が適用された指紋読取装置1を示した平面図であり、図2(a)及び図2(b)は、それぞれ指が載置されていない状態及び指が載置されている状態を図1の破断線B−Bで破断して示した断面図である。図3は、図1の破断線C−Cで破断して示した断面図である。
【0017】
指紋読取装置1は、表面32aに載置された指100の反射光の光量や強度を電気信号に変換することによって指100の指紋画像を読み取るとともに、光学式センサである固体撮像デバイスとそのドライバが一体となった画像読取回路2と、画像読取回路2からの電気信号を検知することによって指100の指紋画像を取得する駆動回路10と、画像読取回路2の表面32aに載置された指100に向けて光を照射する光照射手段と、指100が画像読取回路2の表面32aに接することによって発生した圧力を検知するフィルム型の圧力センサ50と、指100を画像読取回路2及び圧力センサ50内の所定位置に保持するための指保持部16と、を具備する。
【0018】
まず、光照射手段について説明する。光照射手段は、光を発するLED、冷陰極蛍光管といった光源14と、光源14から発せられた光を画像読取回路2に導いて画像読取回路2を通じて被検体である指100に光を照射するための導光板15と、を備える。導光板15は、略平板状であり、光源14に対向した側面及び画像読取回路2の裏面に対向した表面を除き光反射材で覆われている。光源14からの光が導光板15にて面拡散して、導光板15の表面から面放射した光が画像読取回路2の裏面に均等に照射されるようになっている。なお、導光板15と光源14の代わりに、有機EL素子といった面発光素子を画像読取回路2の裏面に対向するように設けても良い。
【0019】
次に、図1〜図4を用いて画像読取回路2について説明する。図4(a)は、画像読取回路2の一画素を示した平面図であり、図4(b)は、図4(a)の破断線A−Aで破断して示した断面図である。
【0020】
画像読取回路2は、略平板状の透明基板17と、透明基板17の一方の面上にn行m列(n、mともに整数である。)のマトリクス状に配列された複数のダブルゲート型トランジスタ(以下、DG−Trという。)20,20,…と、DG−Tr20,20,…が配列された画像入力領域8の周囲であって透明基板17上に形成されたトップゲートドライバ11、ボトムゲートドライバ12及びドレインドライバ13と、ドライバ11,12,13並びにDG−Tr20,20,…を被覆する保護絶縁膜31と、保護絶縁膜31上に成膜された放電用導電膜32と、を備える。
【0021】
透明基板17は、光に対して透過性(以下、単に透光性という。)を有するとともに絶縁性を有し、石英ガラス等といったガラス基板又はポリカーボネート等といったプラスチック基板である。この透明基板17が、画像読取回路2の裏面を成しており、この透明基板17に導光板15が対向している。
【0022】
それぞれのDG−Tr20は、画素となる光電変換素子である。それぞれのDG−Tr20は、透明基板17上に形成されたボトムゲート電極21と、ボトムゲート電極21上に形成された層間絶縁膜22と、ボトムゲート電極21と層間絶縁膜22を挟むとともにボトムゲート電極21に対向した半導体膜23と、半導体膜23の中央部上に形成されたチャネル保護膜24と、半導体膜23の両端部上に互いに離間して形成された不純物半導体膜25,26と、不純物半導体膜25上に形成されたソース電極27と、不純物半導体膜26上に形成されたドレイン電極28と、ソース電極27及びドレイン電極28上に形成された層間絶縁膜29と、半導体膜23と層間絶縁膜29及びチャネル保護膜24を挟むとともに半導体膜23に対向したトップゲート電極30と、を具備する。
【0023】
透明基板17上には、ボトムゲート電極21がDG−Tr20ごとにマトリクス状となって形成されている。また、透明基板17上には横方向に延在するn本のボトムゲートライン41,41,…が形成されており、横方向に配列された同一行の各DG−Tr20のボトムゲート電極21は共通のボトムゲートライン41と一体となって形成されている。ボトムゲート電極21及びボトムゲートライン41は、導電性及び遮光性を有し、例えばクロム、クロム合金、アルミ若しくはアルミ合金又はこれらの合金からなる。
【0024】
ボトムゲート電極21及びボトムゲートライン41上には、全てのDG−Tr20,20,…に共通した層間絶縁膜22が形成されている。層間絶縁膜22は、絶縁性及び透光性を有し、例えば窒化シリコン又は酸化シリコンからなる。
【0025】
層間絶縁膜22上には、半導体膜23がDG−Tr20ごとに形成されている。半導体膜23は、平面視して略矩形状を呈しており、アモルファスシリコン又はポリシリコンで形成された層である。半導体膜23上には、チャネル保護膜24が形成されている。チャネル保護膜24は、パターニングに用いられるエッチャントから半導体膜23の界面を保護する機能を有し、絶縁性及び透光性を有し、例えば窒化シリコン又は酸化シリコンからなる。半導体膜23に光が入射すると、入射した光量に従った量の電子−正孔対がチャネル保護膜24と半導体膜23との界面付近を中心に発生するようになっている。この場合、半導体膜23側にはキャリアとして正孔が発生し、チャネル保護膜24側には電子が発生する。
【0026】
半導体膜23の一端部上には、不純物半導体膜25が一部チャネル保護膜24に重なるようにして形成されており、半導体膜23の他端部上には、不純物半導体膜26が一部チャネル保護膜24に重なるようにして形成されている。不純物半導体膜25,26は、DG−Tr20ごとにパターニングされている。不純物半導体膜25,26は、n型の不純物イオンを含むアモルファスシリコン(n+シリコン)からなる。
【0027】
不純物半導体膜25上には、DG−Tr20ごとにパターニングされたソース電極27が形成されている。不純物半導体膜26上には、DG−Tr20ごとにパターニングされたドレイン電極28が形成されている。また、縦方向に延在するm本のソースライン42,42,…及びドレインライン43,43,…が層間絶縁膜22上に形成されており、縦方向に配列された同一列の各DG−Tr20のソース電極27は共通のソースライン42と一体に形成されており、縦方向に配列された同一列の各DG−Tr20のドレイン電極28は共通のドレインライン43と一体に形成されている。ソース電極27、ドレイン電極28、ソースライン42及びドレインライン43は、導電性及び遮光性を有しており、例えばクロム、クロム合金、アルミ若しくはアルミ合金又はこれらの合金からなる。
【0028】
全てのDG−Tr20,20,…のチャネル保護膜24、ソース電極27及びドレイン電極28並びにソースライン42,42,…及びドレインライン43,43,…上には、全てのDG−Tr20,20,…に共通した層間絶縁膜29が形成されている。層間絶縁膜29は、絶縁性及び透光性を有し、例えば窒化シリコン又は酸化シリコンからなる。
【0029】
層間絶縁膜29上には、DG−Tr20ごとにパターニングされたトップゲート電極30が形成されている。また、層間絶縁膜29上には横方向に延在するn本のトップゲートライン44が形成されており、横方向に配列された同一行の各DG−Tr20のトップゲート電極30は共通のトップゲートライン44と一体に形成されている。トップゲート電極30及びトップゲートライン44は、導電性及び透光性を有した導電体であり、例えば、酸化インジウム、酸化亜鉛若しくは酸化スズ又はこれらのうちの少なくとも一つを含む混合物(例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム)で形成されている。
以上のように構成されたDG−Tr20は、半導体膜23を受光部とした光電変換素子である。
【0030】
全てのDG−Tr20,20,…のトップゲート電極30及びトップゲートライン44,44,…上には、共通の保護絶縁膜31がトップゲート電極30及びトップゲートライン44に接するようにして形成されている。保護絶縁膜31は、絶縁性及び透光性を有し、窒化シリコン又は酸化シリコンからなる。
【0031】
保護絶縁膜31上には、放電用導電膜32が一面に形成されている。放電用導電膜32は、導電性及び透光性を有し、例えば、酸化インジウム、酸化亜鉛若しくは酸化スズ又はこれらのうちの少なくとも一つを含む混合物(例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム)で形成されている。放電用導電膜32は、接地されて0〔V〕に保たれており、指100に帯電した電荷を放電することによってDG−Tr20,20,…の静電破壊を防止するものである。放電用導電膜32の表面32aは、画像読取回路2の表面を成しており、指100が載置される載置面である。
【0032】
以上の画像読取回路2において、導光板15から透明基板17に入射した光は、ボトムゲート電極21で遮蔽されて、半導体膜23に直接入射しないようになっている。また、DG−Tr20,20,…の間ではボトムゲート電極21が形成されていないから、導光板15から透明基板17に入射した光がDG−Tr20,20,…の間を透過して画像読取回路2の表面から外部へ出射するようになっている。
【0033】
画像読取回路2のドライバについて説明する。図1に示すように、ソースライン42,42,…は、一定電圧に保たれており、例えば接地されて0〔V〕に保たれている。ボトムゲートライン41,41,…はボトムゲートドライバ12の出力に接続されている。トップゲートライン44,44,…は、トップゲートドライバ11の出力に接続されている。
【0034】
トップゲートドライバ11は、シフトレジスタであり、1行目のトップゲートライン44からn行目のトップゲートライン44の順(n行目に達したら必要に応じて1行目に戻る。)にリセットパルスを出力するようになっている。リセットパルスが或るトップゲートライン44に出力されている時には、そのトップゲートライン44が、半導体膜23及びチャネル保護膜24に蓄積された正孔を除去するようなハイレベルのリセット電位となり、リセットパルスが或るトップゲートライン44に出力されていない時には、そのトップゲートライン44並びにそれに接続されたトップゲート電極30が、半導体膜23に入射した光によって生成された電子−正孔対のうち正孔を保持するようなローレベルのキャリア蓄積電位となる。
【0035】
ボトムゲートドライバ12は、シフトレジスタであり、一行目のボトムゲートライン41からn行目のボトムゲートライン41の順(n行目に達したら必要に応じて1行目に戻る。)にハイレベルのリードパルスを出力するようになっている。リードパルスが或るボトムゲートライン41に出力されている時には、そのボトムゲートライン41並びにそれに接続されたボトムゲート電極21は、半導体膜23にチャネルが形成されるような読取電位となり、チャネルの領域の大きさは半導体膜23に入射した光の量に依存する。
【0036】
トップゲートドライバ11がi行目(iは1〜nの何れかの整数。)のトップゲートライン44にリセットパルスを出力してから、ボトムゲートドライバ12がi行目のボトムゲートライン41にリードパルスを出力するように、トップゲートドライバ11及びボトムゲートドライバ12は出力信号をシフトするようになっている。
【0037】
ドレインドライバ13は、リセットパルスが出力されてからリードパルスが出力されるまでの間に、全てのドレインライン43,43,…に所定レベル(ハイレベル)のプリチャージパルスを出力するようになっている。更に、ドレインドライバ13は、プリチャージパルスの出力後にドレインライン43,43,…の電圧を増幅して、駆動回路10に出力するようになっている。
【0038】
次に、駆動回路10について説明する。
駆動回路10は、ボトムゲートドライバ12に制御信号Bcntを出力することでボトムゲートドライバ12に適宜リードパルスを出力させ、トップゲートドライバ11に制御信号Tcntを出力することでトップゲートドライバ11に適宜リセットパルスを出力させ、ドレインドライバ13に制御信号Dcntを出力することでドレインドライバ13に適宜プリチャージパルスを出力させる。また、駆動回路10は、リードパルスが出力されてから所定時間経過後のドレインライン43,43,…の電圧を検出することによって、又はリードパルスが出力されてからドレインライン43,43,…の電圧が所定閾値電圧に至るまでの時間を検出することによって、指100の指紋画像を取得するようになっている。
【0039】
次に、圧力センサ50について説明する。
図2(a)に示すように、圧力センサ50は、透明基板17上に形成された互いに平行となって行方向に延在した複数の電極線51,51,…と、複数の電極線51,51,…間に設けられた電極線51より高いスペーサ53,53,…と、互いに平行となって列方向に延在した複数の電極線52,52,…が裏面に形成された可撓性のシート材55と、シート材55の周囲を覆い、透明基板17とシート材55とを接合するシール54と、を備え、複数の電極線52,52,…はスペーサ53により複数の電極線51,51,…と離間し、また平面視して電極線51に電極線52が直交するように且つ電極線51と電極線52とが対向するように、シート材55と透明基板17を貼り合わせた構成となっている。スペーサ53,53,…は、シート材55の裏面における複数の電極線52,52,…間に設けられるように配置してもよい。また指で圧力センサ50繰り返し押し続けた後に、押されていない状態で複数の電極線51,51,…と複数の電極線52,52,…とが離間できる程度の十分な復元力があればスペーサ53は必ずしも必要としない。
【0040】
圧力センサ50の電極線51及び電極線52の少なくとも一方には、後述する検知用駆動回路61から電圧が出力され、図2(b)に示すように、指100が画像読取回路2上及び圧力センサ50上に載置されると、指の加圧力によりシート材55が撓み、これにともない電極線52が撓んで電極線51と接触する。このとき、電極線51及び電極線52は導通するために、電極線51及び電極線52を流れる電流や電極線51及び電極線52の少なくとも一方の電圧や抵抗値等の電気的特性が変化する。この電気的特性の変化を検知用駆動回路61が読み取ることで指が載置されたと判断し、画像読取回路2の読取り動作を開始させる。
【0041】
圧力センサ50は電極線51及び電極線52の少なくとも一方の表面に感圧性インク層を設けてもよい。この場合、電極線51に電極線52との交差部において感圧性インク層が重なるように配置されている。電極線51及び電極線52間の電気抵抗は、感圧性インク層に付与された圧力に依存し、圧力の大きさが変化すると電気抵抗等が変化する特性となっている。この圧力センサ50では、電極線51と電極線52との交差部における電気抵抗等によってその交差部の圧力を検知することができる。また、圧力センサ50は、平面視すると交差部がマトリクス状に配列されているから、それぞれの交差部の電極線51又は電極線52の電気的特性の変化を検知用駆動回路61が測定することによって面内の圧力分布を検知することができるとともに面内全体の圧力を検知することができる。
【0042】
図1に示すように、平面視して(画像読取回路2の表面32aに向かって見て)、圧力センサ50と画像読取回路2は互いに異なった位置に配置されている。詳細には、圧力センサ50は画像読取回路2に隣接するように配置されており、圧力センサ50の表面が画像読取回路2の表面32aと同一平面となっており、圧力センサ50の表面も、指先100が載置される載置面である。
【0043】
次に、指保持部16について説明する。
指保持部16には、指の先端から指の第二関節までの指形状に開口した開口部16aが形成されており、DG−Tr20,20,…が配列された画像入力領域8並びに電極線51と電極線52との交差部が配列された圧力検知領域が開口部に露出するように、指保持部16が画像読取回路2の表面32a及び圧力センサ50の表面に取り付けられている。指の末節に対応する指保持部16の開口部が画像入力領域8に配される。
【0044】
次に、指紋読取装置1の回路構成について図5を用いて説明する。
図5に示すように、指紋読取装置1は、画像読取回路2、駆動回路10及び圧力センサ50に加えて、検知用駆動回路61と、比較回路62と、CPU63と、RAM64と、ROM65と、記憶部66と、を備える。
【0045】
検知用駆動回路61は、圧力センサ50を駆動して圧力センサ50の電極線51及び電極線52の少なくとも一方に出力した信号の電気的特性の変化を入力し、圧力センサ50によって検知された面内の全体の圧力のレベルを示す検知信号を比較回路62に出力するようになっている。また、検知用駆動回路61は、圧力センサ50によって検知された圧力分布を表す圧力分布データをCPU63に出力するようになっている。
【0046】
比較回路62は、検知用駆動回路61から検知信号を入力し、指載置状態と指未載置状態とに仕切る閾値に対して検知信号のレベルを比較し、検知信号のレベルが閾値を越えた場合にトリガ信号を駆動回路10に出力するようになっている。
圧力センサ50の表面に付与された圧力によって画像読取回路2の表面32aに指100が載置されたことを検知する検知手段は、以上の圧力センサ50と、検知用駆動回路61と、比較回路62とから構成される。
【0047】
駆動回路10は、比較回路62からトリガ信号を入力した場合に、まず光源14を発光させる信号を出力し、光源14を発光させるようになっている。また、駆動回路10は、光源14の発光後にボトムゲートドライバ12に制御信号Bcntを出力し、トップゲートドライバ11に制御信号Tcntを出力し、更にドレインドライバ13に制御信号群Dcntを出力するようになっている。これにより、画像読取回路2が動作を開始する。画像読取回路2が動作することによって指100の指紋画像が駆動回路10で取得されるが、その指紋画像のデータをCPU63に出力するようになっている。
【0048】
記憶部66には、登録者ごとに指の末節の登録指紋画像データが格納されている。また、記憶部66は、登録指紋画像データを格納する領域以外に、種々のデータを格納したデータ格納領域を有し、データ格納領域は、特定領域と通常領域とからなる。この登録画像データは、指紋から抽出された複数の特徴点の相対的位置を表したデータでもよく、画像そのものでもよい。
【0049】
ROM65には、CPU63にとって実行可能なプログラムが格納されている。CPU63は、RAM64を作業領域として、ROM65に格納されたプログラムに従って、駆動回路10から指紋画像データを入力したり、検知用駆動回路61から圧力分布データを入力したり、入力した圧力分布データによって圧力センサ50の表面に載置されたものが指の中節とみなせるか否かを判定したり、圧力センサ50の表面に載置されたものが指の中節とみなせる場合には、駆動回路10から入力した指紋画像データを記憶部66に格納された登録指紋画像データと比較することによって指紋画像データが登録指紋画像データに一致するとみなせるか否かを判定したりするようになっている。更に、CPU63は、指紋画像データが登録指紋画像データに一致するとみなした場合にはシークレットモードを始動し、指紋画像データが登録指紋画像データに一致するとみなさなかった場合には通常モードを始動するようになっている。
【0050】
本実施形態の指紋読取装置1の動作及び使用方法について説明する。
圧力センサ50の表面に何も接していないときには、圧力センサ50によって検知された面内の全体の圧力を表す検知信号のレベルが閾値以下であるため、比較回路62から駆動回路10にトリガ信号が出力されない。
【0051】
一方、被験者が指100の末節を放電用導電膜32の表面32aに載置するとともに、指100の中節を圧力センサ50の表面に載置すると、光源14が発光し、導光板15で発した光が画像読取回路2を介して指100に入射し、指100で反射した反射光がDG−Tr20,20,…の半導体膜23に入射する。DG−Tr20,20,…の半導体膜23に入射した反射光の面内強度分布は、指100の凹凸に応じており、表面32aに密接した指100の凸部で反射した反射光は、高強度で半導体膜23に入射するが、表面32aから離れた指100の凹部で反射した反射光は、乱反射等によって低強度で半導体膜23に入射するか、殆ど半導体膜23に入射しない。
【0052】
ここで、圧力センサ50に指100の中節が載置されているため、指100から圧力センサ50に圧力が付与され、圧力センサ50によって検知された面内の全体の圧力を表す検知信号のレベルが閾値を越える。このため、比較回路62からトリガ信号が駆動回路10に出力される。
【0053】
比較回路62からトリガ信号を入力した駆動回路10は、ボトムゲートドライバ12に制御信号Bcntを出力し、トップゲートドライバ11に制御信号Tcntを出力し、更にドレインドライバ13に制御信号Dcntを出力する。そして、ドライバ11,12,13が動作し、DG−Tr20,20,…に入射した反射光の強度や光量に応じた電気信号がドレインドライバ13を介して駆動回路10に転送され、駆動回路10によって電気信号のレベルを検知することによって指先100の指紋画像データが取得され、指紋画像データがCPU63に出力される。
【0054】
また、圧力センサ50に指100の中節が載置されているため、CPU63は、入力した圧力分布データによって圧力センサ50の表面に載置されたものが指の中節と認識する。そして、CPU63は、入力した指紋画像データが記憶部66の登録指紋画像データに一致するとみなせるか否かを判定する。そして、CPU63は、指紋画像データが登録指紋画像データに一致するとみなした場合には、シークレットモードを始動する。シークレットモードとは、CPU63が記憶部66の特定領域及び通常領域にアクセスすることができるモードである。一方、CPU63は、指紋画像データが登録指紋画像データに一致するとみなさなかった場合には、通常モードを始動する。通常モードは、CPU63が記憶部66の通常領域にアクセスすることができ且つ特定領域にアクセスすることができないモードである。
【0055】
本実施形態の効果について説明する。
図2(b)に示すように、画像読取回路2の表面に指100が載置されるのにともない圧力センサ50の表面にも指100の中節が載置されて指100から圧力センサ50に圧力が付与され、指100が画像読取回路2の表面32aに載置されたことの検知が圧力センサ50及び比較回路62によって確実に行われ、画像読取回路2による画像読み取りも確実に行われる。従って、指100が画像読取回路2の表面32a及び圧力センサ50の表面に載置されるだけで、指紋画像を確実に読み取ることができる。
また、指100と圧力センサ50の表面との接触圧力が閾値より小さいと、指100の凸部が画像読取回路2の表面32aに十分に密接しないので、指紋画像が不鮮明になる恐れがあるが、指100から圧力センサ50の表面に付与された圧力を示す検知信号のレベルが閾値以上にならないと、画像読取回路2が画像読み取り動作を行わないから、圧力センサ50が指100が押していると判断している程度の押圧力であれば画像読取回路2が鮮明な指紋画像として確実に読み取ることができ、充分押していないために読み取った指紋画像データが不鮮明な状態であるといったことがない。
また、比較回路62における閾値のレベルを調整すれば、指100と圧力センサ50の表面との接触圧力が適切になった場合にのみ画像読取回路2が画像読み取り動作を行うようにすることができる。このようにすることで、動作が行われないことを確認した被験者は指100を画像読取回路2及び圧力センサ50に強く押すことで鮮明な指紋画像データを確実に読み取ることができる。
【0056】
〔第二の実施の形態〕
次に、図6〜図8に示されるように、第一実施形態の指紋読取装置1とは別の指紋読取装置101について説明する。
【0057】
第二実施形態では、導光板15は画像読取回路2に重なっており、画像読取回路2の裏面に向いた導光板15の表面が画像読取回路2の裏面に当接している。
【0058】
また、上記第一実施形態では圧力センサ50の表面が画像読取回路2の表面32aと同一平面となっていたが、第二実施形態では圧力センサ50が導光板15に重なって圧力センサ50の表面が導光板15の裏面に当接している。つまり、指紋読取装置101は、下から順に圧力センサ50、導光板15、画像読取回路2の順に積み重ねられて構成されている。そのため、画像読取回路2の表面32aに付与された圧力が圧力センサ50にも付与され、圧力センサ50が画像読取回路2の表面32aの圧力を検知できるようになっている。圧力センサ50は、基板56上に形成された互いに平行となって行方向に延在した複数の電極線51,51,…と、互いに平行となって列方向に延在した複数の電極線52,52,…が裏面に形成された可撓性のシート材55と、シート材55の周囲を覆い、基板56とシート材55とを接合するシール54と、を備え、複数の電極線52,52,…は複数の電極線51,51,…と離間し、また平面視して電極線51に電極線52が直交するように且つ電極線51と電極線52とが対向するように、シート材55と基板56を貼り合わせた構成となっている。また、電極線51及び電極線52の少なくとも一方の表面に感圧性インク層を設けてもよい。この場合、電極線51に電極線52との交差部において感圧性インク層が重なるように配置されている。電極線51及び電極線52間の電気抵抗は、感圧性インク層に付与された圧力に依存し、圧力の大きさが変化すると電気抵抗等が変化する特性となっている。この圧力センサ50では、電極線51と電極線52との交差部における電気抵抗等によってその交差部の圧力を検知することができる。
【0059】
また、第二実施形態の指紋読取装置101は、図5に示された回路構成に加えて、図8に示すように光源14の発光強度を調節する調節回路102を有する。
ここで、検知用駆動回路61は、圧力センサ50によって検知された面内の全体の圧力のレベルを示す検知信号を比較回路62に出力するようになっている。比較回路62は、圧力レベルが指と認識される許容範囲内であると、トリガ信号の代わりにその圧力レベルの圧力情報信号を駆動回路10に出力する。駆動回路10は、圧力情報信号の圧力レベルに応じて調整回路102に光源14の発光階調信号を出力する。調節回路102は発光階調信号にしたがった明るさで光源14を発光させる。つまり、調節回路102は、圧力レベルにしたがって光源14を発光開始させるとともに圧力レベルに基づいて光源14に供給する電力のレベルを調節し、光源14の発光強度を調節するようになっている。また、駆動回路10は、光源14の発光後にボトムゲートドライバ12に制御信号Bcntを出力することでボトムゲートドライバ12に適宜リードパルスを出力させ、トップゲートドライバ11に制御信号Tcntを出力することでトップゲートドライバ11に適宜リセットパルスを出力させ、ドレインドライバ13に制御信号Dcntを出力することでドレインドライバ13に適宜プリチャージパルスを出力させるようになっている。ここで、駆動回路10は、比較回路62からの圧力情報信号の圧力レベルが許容範囲内で且つ低い(押圧力が小さい)と、光源14の発光輝度が低くなるような発光階調信号を調節回路102に出力し、比較回路62からの圧力情報信号の圧力レベルが許容範囲内で且つ高い(押圧力が大きい)と、光源14の発光輝度が高くなるような発光階調信号を調節回路102に出力するように設定されている。
【0060】
指紋読取装置101の構成要素は、以上のように説明したことを除いては指紋読取装置1の構成要素と同様であり、画像読取回路2、圧力センサ50、検知用駆動回路61、CPU63、RAM64、ROM65及び記憶部66についての詳細な説明は省略する。
【0061】
次に、指紋読取装置101の動作及び使用方法について説明する。
図6(a)に示すように、画像読取回路2の表面32aに何も接していないときには、検知用駆動回路61から比較回路62に出力されている検知信号の圧力レベルが低く、比較回路62から駆動回路10に圧力情報信号が出力されないので、駆動回路10は調節回路102を介して光源14を発光させない。
【0062】
一方、図6(b)及び図7に示すように、被験者が指100の末節を放電用導電膜32の表面32aに載置すると、指100から画像読取回路2を介して圧力センサ50に圧力が付与される。検知用駆動回路61から比較回路62に出力されている検知信号の圧力レベルが高いので、比較回路62は検知信号の圧力レベルにしたがって指が載置されているとの認識情報及びどの程度の押圧力であるかの情報を含んだ圧力情報信号を駆動回路10に出力する。駆動回路10は、圧力情報信号に応じて調節回路102に発光階調信号を出力する。調節回路102はこの発光階調信号によって光源14を所定の明るさで発光させる。ここで、調節回路102は、発光階調信号での情報に基づいて、つまり画像読取回路2の表面32aでの押圧力が低い又は低くなるにつれて光源14の発光強度を高くするように調節する。なお、検知用駆動回路61から調節回路102に出力される検知信号が、放電用導電膜32に何も載置されていない時のレベル以下になったら、つまり、圧力センサ50に圧力が付与されていない時のレベル以下になったら、調節回路102は光源14を消灯させる。
【0063】
光源14が発光すると、導光板15から画像読取回路2を介して指100に光が入射し、指100で反射した反射光がDG−Tr20,20,…の半導体膜23に入射する。DG−Tr20,20,…の半導体膜23に入射した反射光の面内強度分布は、指100の凹凸に応じている。
【0064】
駆動回路10は、発光階調信号を出力して光源14を発光させてから画像読取回路2のドライバ11,12,13に制御信号を出力する。そして、ドライバ11,12,13によって画像読取回路2内のDG−Tr20,20,…に入射した反射光の強度に応じた電気信号がドレインドライバ13を介して駆動回路10に転送され、駆動回路10によって電気信号のレベルを検知することによって指先100の指紋画像が取得され、指紋画像データがCPU63に出力される。そして、CPU63は、入力した指紋画像データが記憶部66の登録指紋画像データに一致するとみなせる否かを判定する。そして、指紋画像データが登録指紋画像データに一致するとみなせる場合には、CPU63がシークレットモードを始動し、指紋画像データが登録指紋画像データに一致するとみなせない場合には、CPU63が通常モードを始動する。
【0065】
本実施形態の効果について説明する。
指100による圧力が小さい又は小さくなるにつれて、指100の凸部と表面32aとの接触面積が小さくなり、指100の凸部が表面32aに密接しないことによって凸部の反射光が低強度で半導体膜23に入射する恐れがある。しかしながら、指100による圧力が小さくなるにつれて光源14の発光強度が高くなるから、指100に入射する光も強くなり、指100の凸部が表面32aに密接していなくても、凸部の反射光が光強度で半導体膜23に入射する。
また、指100による圧力が大きい場合に仮に光源14の発光強度が強かったとしたら、指100の凹部の反射光も高強度で半導体膜23に入射してしまい、DG−Tr20,20,…の半導体膜23に入射した反射光の面内強度分布がほぼ均一となって明るくなってしまう。しかしながら、指100による圧力が高くなるにつれて光源14の発光強度が低くなるから、そのような問題も生じない。
従って、本実施形態では、指100による圧力がどのような場合でも、画像読取回路2で指100の指紋画像を鮮明に読み取ることができる。
また、第二実施形態の指紋読取装置101も第一実施形態の指紋読取装置1と同様の効果を奏する。
そしてこのような画像入力装置は、ドアの個人認証システムやパソコン等のアクセス制限のための固体識別画像入力装置として応用することができ、特に携帯電話、ノートパソコンやPDAのような小型で消費電力やサイズに制限のある携帯機器に特に有効である。
【0066】
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0067】
上記各実施形態では、指100を読み取りしているが、指100に限らずその他様々な被検体を放電用導電膜32の表面32aに押し付けて読み取りしても良い。被検体を放電用導電膜32の表面32aに押し当てれば、被検体の表面に描写された模様(文字、数字、絵等を含む意である。)を画像読取回路2で読み取りできたり、被検体の表面の凹凸により定義されたパターンを画像読取回路2で読み取りできたりする。
上記各実施形態では、被検体が載置される載置面を放電用導電膜32の表面32aとしたが、放電用導電膜32上に設けられた絶縁膜の表面であってもよく、また放電用導電膜32を設けなくてもよい。
上記第二実施形態における画像読取回路2の下方に圧力センサ50が設けられた構造の指紋読取装置101は、必ずしも図8のような調整回路102を設けなくてもよく、図5に示す回路構成であってもよい。そして第一実施形態における画像読取回路2と重ならないように配置された圧力センサ50が設けられた構造の指紋読取装置1は、必ずしも図5のような回路構成でなくてもよく、図8に示す回路構成を有していてもよい。
【0068】
また、上各記実施形態では、光電変換素子としてDG−Tr20,20,…を用いた画像読取回路2を例にして説明したが、光電変換素子としてフォトダイオードを用いた画像読取回路に本発明を適用しても良い。フォトダイオードを用いた画像読取回路としては、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサがある。
【0069】
CCDイメージセンサにおいては、フォトダイオードが基板上にマトリクス状となって画素ごとに形成されており、それぞれのフォトダイオードの周囲には、フォトダイオードで光電変換された電気信号を転送するための垂直CCD、水平CCDが形成されている。
【0070】
CMOSイメージセンサにおいては、フォトダイオードが基板上にマトリクス状となって画素ごとに形成されており、それぞれのフォトダイオードの周囲にはフォトダイオードで光電変換された電気信号を増幅するための画素回路が設けられている。
また、上記の光学式センサのみに限らず静電容量式の接触型センサで指紋等の画像を読み取るようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、被検体が第二載置面に載置されるだけで、被検体の画像を確実に読み取ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、被検体から第二載置面に付与された圧力を示す検知信号のレベルが閾値を越えれば、比較手段がトリガ信号を出力し、画像読取回路が読み取り動作を行うから、被検体と第二載置面との接触面積が大きい場合に選択的に画像読取回路で読み取るため、鮮明な画像を確実に読み取ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、被検体から第二載置面に付与された圧力がどのような場合でも、被検体の画像を鮮明に読み取ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された指紋読取装置を示した平面図である。
【図2】図2(a)は、指が載置されていない状態を図1の破断線B−Bで破断して示した断面図であり、図2(b)は、指が載置されている状態を図1の破断線B−Bで破断して示した断面図である。
【図3】上記指紋読取装置に備わった画像読取回路を破断して示した断面図である。
【図4】図4(a)は上記画像読取回路の一画素を示した平面図であり、図4(b)はA−A断面の断面図である。
【図5】上記指紋読取装置の回路構成を示したブロック図である。
【図6】図6(a)は、上記指紋読取装置とは別の指紋読取に指が載置されていない状態を示した断面図であり、図6(b)は、指が載置されている状態を示した断面図である。
【図7】図6に示された指紋読取装置を破断して示した断面図である。
【図8】図7に示された指紋読取装置の回路構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1、101 指紋読取装置(画像入力装置)
2 画像読取回路
10 駆動回路(駆動手段)
14 光源(光照射手段)
15 導光板(光照射手段)
32a 画像読取回路の表面(載置面)
50 圧力センサ(検知手段)
62 比較回路(検知手段、比較手段)
100 指先(被検体)
102 調節回路(調節手段)

Claims (7)

  1. 被検体である指の先端から前記先端に最も近い関節までの間が載置される第一載置面下に配置された画像読取回路と、
    前記第一載置面に隣接した第二載置面に、前記先端に最も近い間接から二番目に近い間接までの間が載置されることによって付与された接触領域における圧力分布に基づいて前記被検体である指が前記第二載置面に載置されたことを検知する検知手段と、
    前記先端から前記先端に最も近い関節から二番目に近い間接までの間の指を保持するとともに前記画像読取回路及び前記検知手段にそれぞれ対応する前記第一載置面及び前記第二載置面が開口されている指保持部と、
    を備えることを特徴とする画像入力装置。
  2. 前記被検体である指が前記第二載置面に載置されたことを前記検知手段によって検知された場合に前記画像読取回路に画像読み取り動作を行わせる駆動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 前記検知手段が、
    前記第二載置面に付与された圧力分布を検知する圧力センサと、
    前記圧力センサで検知された圧力分布に基づいた圧力レベルを載置状態と未載置状態とに仕切る閾値に対して比較し、前記閾値を超えた場合に、前記画像読取回路に画像読み取り動作を行わせるためのトリガ信号を出力する比較手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  4. 前記トリガ信号に基づいて前記被検体である指を照らす光源を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像入力装置。
  5. 前記被検体である指が前記第二載置面に付与した圧力分布に応じて、前記被検体である指に光を照射するための光源の明るさを調整する調節手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  6. 前記画像読取回路は、光学式センサを有することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の画像入力装置。
  7. 前記光学式センサは、マトリクス状に配列された複数のダブルゲート型トランジスタを有することを特徴とする請求項6に記載の画像入力装置。
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