JP2002050660A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2002050660A
JP2002050660A JP2000232587A JP2000232587A JP2002050660A JP 2002050660 A JP2002050660 A JP 2002050660A JP 2000232587 A JP2000232587 A JP 2000232587A JP 2000232587 A JP2000232587 A JP 2000232587A JP 2002050660 A JP2002050660 A JP 2002050660A
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tape carrier
carrier substrate
tape
resin
device hole
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JP2000232587A
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Tsuyoshi Miyazaki
強 宮崎
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
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Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 急激な温度変化などによって発生するテープ
キャリアの反りによるストレスの集中を緩和し、レジン
クラックなどを大幅に低減する。 【解決手段】 半導体装置1に設けられたテープキャリ
ア基板4主面のデバイスホール7の周辺部には、該デバ
イスホール7を囲むように額縁状の補強枠9が形成され
ている。この補強枠9は銅などの金属からなり、銅箔パ
ターンによって配線リード5と同様に形成されている。
補強枠9によって、樹脂10を硬化させるベーク時、あ
るいはベーク終了後の冷却時に発生するテープキャリア
基板4の反りにより加わるストレスを該デバイスホール
7の4辺全体で受け止めることができ、樹脂10のクラ
ックなどを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の信頼
性の向上技術に関し、特に、テープ形BGA(Ball
Grid Array)、TCP(Tape Car
rier Package)などにおけるパッケージク
ラックの防止に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、放
熱板が設けられた低熱抵抗パッケージからなるテープ形
BGA半導体装置は、ボンディング工程において半導体
チップに形成されたボンディングパッドとテープキャリ
ア基板に形成されたインナリードとが、ギャングボンデ
ィングなどにより接続される。そして、後工程である封
止工程において、テープキャリア基板のデバイスホー
ル、およびその周辺部に、エポキシ系樹脂に石英粒子な
どのフィラーを混入させた液状の樹脂を塗布した後、ベ
ーキング装置などによって加熱することにより樹脂を硬
化させている。
【0003】なお、この種の半導体装置について詳しく
述べてある例としては、平成10年7月27日、株式会
社プレスジャーナル発行、「’99半導体組立・検査技
術」P17〜P20があり、この文献には、各種のBG
A形半導体装置における構成などが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なテープ形BGAにおける樹脂封止技術では、次のよう
な問題点があることが本発明者により見い出された。
【0005】すなわち、樹脂封止工程における加熱時、
あるいは加熱が終了し、ベーキング装置から出された冷
却時の半導体装置では、急激な温度変動によってテープ
キャリアの樹脂テープや配線パターンなどの熱膨張係数
の違いからテープキャリアに反りが生じてしまう。
【0006】このテープキャリアに発生する反りによ
り、配線パターンが形成されていないデバイスホールの
コーナ部にストレスが集中してしまい、封止した樹脂に
クラックが発生してしまうという問題がある。
【0007】本発明の目的は、急激な温度変化などによ
って発生するテープキャリアの反りによるストレスの集
中を緩和し、レジンクラックなどを大幅に低減すること
のできる半導体装置およびその製造方法を提供すること
にある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明の半導体装置は、テープ
状の絶縁フィルムの裏面にリード配線が形成されたキャ
リア基板の中央部に形成されたデバイスホールの周辺部
に額縁状の補強枠を備えたものである。
【0011】また、本発明の半導体装置は、テープ状の
絶縁フィルムの裏面にリード配線が形成されたキャリア
基板主面におけるデバイスホールの周辺部に金属からな
る額縁状の補強枠を備えたものである。
【0012】さらに、本発明の半導体装置は、テープ状
の絶縁フィルムの裏面にリード配線が形成されたキャリ
ア基板主面におけるデバイスホールの周辺部、または該
テープキャリア基板裏面におけるデバイスホールの周辺
部のいずれかに、絶縁性樹脂からなる額縁状の補強枠を
備えたものである。
【0013】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
主面におけるデバイスホールの周辺部に金属からなる額
縁状の補強枠が接着されたテープキャリア基板が繰り返
し形成されたテープキャリアを準備する工程と、該テー
プキャリア基板に形成された基板電極に対応するチップ
電極が形成された半導体チップを準備する工程と、テー
プキャリア基板のデバイスホールに半導体チップを搭載
し、テープキャリア基板の基板電極と半導体チップのチ
ップ電極とを接続する工程と、テープキャリア基板のデ
バイスホール、ならびにその周辺部に樹脂を塗布して封
止し、該テープキャリア基板を加熱して樹脂を硬化させ
る工程とを有するものである。
【0014】さらに、本発明の半導体装置の製造方法
は、主面、または裏面のいずれかにおけるデバイスホー
ルの周辺部に、絶縁性樹脂からなる額縁状の補強枠が接
着されたテープキャリア基板が繰り返し形成されたテー
プキャリアを準備する工程と、該テープキャリア基板に
形成された基板電極に対応するチップ電極が形成された
半導体チップを準備する工程と、テープキャリア基板の
デバイスホールに半導体チップを搭載し、テープキャリ
ア基板の基板電極と半導体チップのチップ電極とを接続
する工程と、テープキャリア基板のデバイスホール、な
らびにその周辺部に樹脂を塗布して封止し、テープキャ
リア基板を加熱して樹脂を硬化させる工程とを有するも
のである。
【0015】以上のことにより、テープキャリア基板の
反りなどによってデバイスホールのコーナ部に集中する
ストレスを緩和し、樹脂のクラックなどを防止すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による半導体装置の断面図、図2(a)は、本発
明の実施の形態1による半導体装置に用いられるテープ
キャリア基板の上面図、(b)は、テープキャリア基板
の断面図、図3〜5は、本発明の実施の形態1による半
導体装置における製造工程の説明図である。
【0018】本実施の形態1において、表面実装形パッ
ケージの一種である半導体装置1は、フェイスダウン構
造の低熱抵抗パッケージからなるテープBGAである。
半導体装置1には、図1に示すように、銅などからなる
板状の放熱板2が設けられている。この放熱板2には、
半導体チップ3、およびテープキャリア基板4が接着材
を介して接着されている。
【0019】テープキャリア基板4はテープ状のフレキ
シブル配線基板であり、たとえば、ポリイミドなどの絶
縁テープフィルム(絶縁フィルム)4aの裏面に接着材
を介してサーキット状に配線された信号配線パターンで
ある配線リード5、および円形の電極6が形成されてい
る。
【0020】配線リード5の一方の先端部には、電極6
がそれぞれ接続されている。これら電極6以外のテープ
キャリア基板4の裏面には、ソルダーレジスト8が形成
されている。
【0021】配線リード5における他方の先端部はイン
ナリード(基板電極)5aとなり、該インナリード5a
は、テープキャリア基板4の中央部に位置するデバイス
ホール7の4辺から突出するように設けられている。
【0022】デバイスホール7には、半導体チップ3が
搭載されており、該デバイスホイール7から突出したイ
ンナリード5aには半導体チップ3に設けられたボンデ
ィングパッド(チップ電極)3aが接続されている。
【0023】また、テープキャリア基板4の主面、すな
わち、絶縁テープフィルム4a上におけるデバイスホー
ル7の周辺部には、図2(a)、(b)に示すように、
該デバイスホール7を囲むように額縁状の補強枠9が形
成されている。この補強枠9は、たとえば銅などの金属
からなり、銅箔パターンによって配線リード5と同様に
形成されている。
【0024】テープキャリア基板4のデバイスホール
7、ならびにその周辺部には、図1に示すように、エポ
キシなどの樹脂10が塗布され、インナリード5a、お
よび半導体チップ3の側面、主面などが封止されてい
る。
【0025】電極6には、バンプ11がそれぞれ形成さ
れている。これらバンプ11は、球状のはんだである、
いわゆるはんだボールからなり、半導体装置1の外部引
き出し用リードの代わりとなって、電子部品などを実装
するプリント配線基板などに実装される。
【0026】次に、本実施の形態における半導体装置1
の製造工程について、図1、図2、ならびに図3〜図5
の製造工程の説明図を用いて説明する。
【0027】まず、デバイスホール7の周辺部に、該デ
バイスホール7を囲むように、額縁状に補強枠9が形成
されたテープキャリア基板4が繰り返し連続して形成さ
れたテープキャリアと、テープキャリア基板4に搭載す
る半導体チップ3とをそれぞれ準備する。
【0028】そして、図3に示すように、テープキャリ
アにおけるテープキャリア基板4上に半導体チップ3を
搭載し、半導体チップ3に形成されたボンディングパッ
ド3aとテープキャリア基板4に形成されたインナリー
ド5aとを、一括熱圧着ボンディング、いわゆるギャン
グボンディングなどにより接続する。
【0029】その後、テープキャリア基板4のデバイス
ホール7、ならびにその周辺部に液状の樹脂10を塗布
し、図4に示すように、インナリード5a、半導体チッ
プ3の側面および主面などを封止する。
【0030】樹脂10が塗布されたテープキャリア基板
4は、該樹脂10を硬化させるためにベークされる。こ
のベーク時、あるいはベーク終了後のベーク装置から取
り出された冷却時に、テープキャリア基板4は、絶縁テ
ープフィルム4aや配線リード5などの熱膨張係数の違
いから反りが発生してしまい、配線リード5が形成され
ていないデバイスホール7の各々のコーナ部にストレス
が集中してしまうことになる。
【0031】しかし、デバイスホール7の周辺部に設け
た補強枠9によって、デバイスホール7の4辺全体でス
トレスを受け止めることができるようになり、樹脂10
のクラックなどを防止することができる。
【0032】また、補強枠9によってデバイスホール7
周辺部を補強でき、テープキャリア基板4それ自体の剛
性が高くなり、半導体チップ3に加わるストレスを小さ
くすることができるので、該半導体チップ3を保護する
ことができる。
【0033】ベークによって樹脂10が硬化すると、図
5に示すように、半導体チップ3の裏面、およびテープ
キャリア基板4の主面に接着材を介して放熱板2が接着
される。
【0034】そして、テープキャリア基板4の電極6
に、たとえば、蒸着法などによってバンプ11を形成
し、テープキャリアを個片切断して、図1に示すような
半導体装置1が製造される。
【0035】それにより、本実施の形態1においては、
デバイスホール7の周辺部に補強枠9を形成することに
よって、テープキャリア基板4の反りなどによってデバ
イスホール7のコーナ部に集中するストレスを緩和し、
樹脂10のクラックなどを防止することができるので、
半導体装置1の不良を大幅に低減することができる。
【0036】また、テープキャリア基板4の剛性を向上
させ、半導体チップ3にかかる応力を小さくすることが
できるので、該半導体チップ3を保護することもでき
る。
【0037】さらに、本実施の形態1では、銅箔パター
ンからなる補強枠9をテープキャリア基板4主面の絶縁
テープフィルム4aに形成した半導体装置1について記
載したが、たとえば、図6に示す半導体装置1aのよう
に、テープキャリア基板4の裏面側に、たとえば、ポリ
イミドなどの絶縁性の樹脂テープによって構成した額縁
状の補強枠9aを形成するようにしてもよい。
【0038】この場合、補強枠9aは、絶縁テープフィ
ルム4aの裏面に形成された配線リード5上に接着材な
どによって貼り付けられている。そして、配線リード5
が形成され、補強枠9aが貼り付けられたテープキャリ
ア基板4の裏面には、ソルダーレジスト8が形成されて
いる。
【0039】補強枠9aを配線リード5上に貼り付けた
後、ソルダーレジスト8を形成することによって、該補
強枠9aを剥がれにくくすることができる。
【0040】それにより、デバイスホール7のコーナ部
に集中するストレスを緩和し、半導体装置1aの不良を
大幅に低減することができる。さらに、補強枠9aを絶
縁性の樹脂テープによって形成することにより、半導体
装置1aの生産性を向上させ、コストを小さくすること
ができる。
【0041】また、絶縁性の樹脂テープからなる補強枠
9aは、ソルダーレジスト8を形成した後に貼り付けた
り、あるいは補強枠9(図1)と同様にテープキャリア
基板4の主面におけるデバイスホール7の周辺部に該デ
バイスホール7を囲むように貼り付けるようにしてもよ
い。
【0042】(実施の形態2)図7は、本発明の実施の
形態2による半導体装置の断面図である。
【0043】本実施の形態2において、半導体装置1b
は、表面実装形パッケージの一種であるTCPからな
る。半導体装置1bには、テープキャリア基板12が設
けられている。
【0044】テープキャリア基板12は、たとえば、ポ
リイミドからなる絶縁テープフィルム(絶縁フィルム)
13の主面に配線パターンである銅箔の配線リード14
が形成されている。
【0045】テープキャリア基板12の中央部には、デ
バイスホール15が設けられている。このデバイスホー
ル15に突き出した配線リード14がインナリード(基
板電極)14aとなり、該デバイスホール15に位置す
る半導体チップ16のボンディングパッド(チップ電
極)16aと電気的に接続される。
【0046】テープキャリア基板12の配線リード14
は延在して外部回路と接続するアウタリード14bとな
っている。このアウタリード14bが、半導体装置1b
の外部引き出し用リードとなって、電子部品などを実装
するプリント配線基板などに実装される。
【0047】また、テープキャリア基板12の主面にお
いて、インナリード14a、およびアウタリード14b
以外の配線リード14には、ソルダーレジスト17が形
成されている。
【0048】テープキャリア基板12の裏面側には、前
記実施の形態1と同様にデバイスホール15を囲むよう
に額縁状の補強枠9cが形成されている。補強枠9c
は、金属からなり、たとえば、配線リード14と同様の
銅箔パターンによって形成されている。
【0049】テープキャリア基板12のデバイスホール
15、ならびにその周辺部には、エポキシなどの樹脂1
8が塗布され、インナリード14a、半導体チップ16
の側面、および主面などが封止されている。
【0050】次に、半導体装置1bの製造工程について
説明する。
【0051】まず、デバイスホール15の周辺部に、額
縁状に補強枠9cが形成されたテープキャリア基板12
が繰り返し連続して形成されたテープキャリアと、テー
プキャリア基板12に搭載する半導体チップ16とをそ
れぞれ準備する。
【0052】テープキャリアにおけるテープキャリア基
板12上に半導体チップ16を搭載し、該半導体チップ
16のボンディングパッド16aとテープキャリア基板
12のインナリード14aとを、ギャングボンディング
などにより接続する。
【0053】その後、テープキャリア基板12、デバイ
スホール15、ならびにその周辺部に液状の樹脂18を
塗布して、インナリード14a、および半導体チップ1
6の側面や主面などを封止する。
【0054】そして、テープキャリア基板12は、樹脂
18を硬化させるためにベークされる。このベーク時、
あるいはベーク終了後の冷却時に、テープキャリア基板
12の絶縁テープフィルム13や配線リード14などの
熱膨張係数の違いからテープキャリア基板12に反りが
発生する。
【0055】この反りによってデバイスホール15の各
々のコーナ部にストレスが集中してしまうことになる
が、該デバイスホール15の周辺部に設けた補強枠9c
によってデバイスホール15の4辺全体でストレスを受
け止めることができるようになり、樹脂18のクラック
などを防止することができる。
【0056】また、補強枠9cによって、テープキャリ
ア基板12の剛性を高くすることができるので、該テー
プキャリア基板12の反り量を低減し、半導体チップ1
6に加わるストレスを小さくすることができる。
【0057】そして、樹脂18が硬化した後、テープキ
ャリアを個片切断して半導体装置1bが製造される。
【0058】それにより、本実施の形態によれば、デバ
イスホール15の周辺部に補強枠9cを形成することに
よって、テープキャリア基板12の反りなどによるデバ
イスホール15のコーナ部へのストレスを緩和し、樹脂
18のクラックなどを防止することができるので、半導
体装置1bの不良を大幅に低減することができる。
【0059】また、補強枠9cを形成することによっ
て、半導体チップ16にかかる応力も小さくすることが
できるので、該半導体チップ16を保護することができ
る。
【0060】さらに、本実施の形態2においても、銅箔
パターンからなる補強枠9cをテープキャリア基板12
裏面の絶縁テープフィルム13に形成した場合について
記載したが、たとえば、図8に示すTCP形の半導体装
置1cのように、テープキャリア基板12の主面側に額
縁状の補強枠9dを形成するようにしてもよい。
【0061】ここで、補強枠9dは、たとえば、ポリイ
ミドなどの絶縁性の樹脂テープによって構成されてい
る。補強枠9dは絶縁テープフィルム13の主面に形成
された配線リード14上に接着材などによって貼り付け
られている。
【0062】そして、補強枠9dが貼り付けられたテー
プキャリア基板12の主面にソルダーレジスト17を形
成する。補強枠9dを配線リード5上に貼り付けた後、
ソルダーレジスト17を形成することによって、該補強
枠9dを剥がれにくくすることができる。
【0063】それによっても、デバイスホール15の周
辺部に補強枠9dを形成することによって、デバイスホ
ール15のコーナ部に集中するストレスを緩和し、半導
体装置1cの不良を大幅に低減することができる。
【0064】さらに、補強枠9dを絶縁性の樹脂テープ
によって形成することにより、半導体装置1cの生産性
を向上させ、コストを小さくすることができる。
【0065】また、絶縁性の樹脂テープからなる補強枠
9dは、ソルダーレジスト17を形成した後に貼り付け
たり、あるいは補強枠9c(図7)と同様にテープキャ
リア基板12の裏面におけるデバイスホール15の周辺
部に該デバイスホール15を囲むように貼り付けるよう
にしてもよい。
【0066】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0067】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0068】(1)本発明によれば、デバイスホールの
周辺部に補強枠を形成することによって、テープキャリ
ア基板の反りなどによってデバイスホールのコーナ部に
集中するストレスを緩和し、樹脂のクラックなどを防止
することができる。
【0069】(2)また、本発明では、補強枠によって
テープキャリア基板それ自体の剛性を高くすることがで
きるので、半導体チップに加わる応力も小さくでき、該
半導体チップを保護することもできる。
【0070】(3)さらに、本発明においては、上記
(1)、(2)により、半導体装置の封止不良などを大
幅に低減し、半導体装置の製造歩留まりを向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による半導体装置の断面
図である。
【図2】(a)は、本発明の実施の形態1による半導体
装置に用いられるテープキャリア基板の上面図、(b)
は、テープキャリア基板の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1による半導体装置におけ
る製造工程の説明図である。
【図4】図3に続く半導体装置の製造工程の説明図であ
る。
【図5】図4に続く半導体装置の製造工程の説明図であ
る。
【図6】本発明の他の実施の形態による半導体装置の一
例を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2による半導体装置の断面
図である。
【図8】本発明の他の実施の形態による半導体装置の他
の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1〜1c 半導体装置 2 放熱板 3 半導体チップ 3a ボンディングパッド(チップ電極) 4 テープキャリア基板 4a 絶縁テープフィルム(絶縁フィルム) 5 配線リード 5a インナリード(基板電極) 6 電極 7 デバイスホール 8 ソルダーレジスト 9〜9d 補強枠 10 樹脂 11 バンプ 12 テープキャリア基板 13 絶縁テープフィルム(絶縁フィルム) 14 配線リード 14a インナリード(基板電極) 14b アウタリード 15 デバイスホール 16 半導体チップ 16a ボンディングパッド(チップ電極) 17 ソルダーレジスト 18 樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の絶縁フィルムの裏面にリード
    配線が形成されたテープキャリア基板の中央部に形成さ
    れたデバイスホールに半導体チップが搭載された半導体
    装置であって、前記キャリア基板に形成されたデバイス
    ホール周辺に額縁状の補強枠を備えたことを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 テープ状の絶縁フィルムの裏面にリード
    配線が形成されたテープキャリア基板の中央部に形成さ
    れたデバイスホールに半導体チップが搭載された半導体
    装置であって、前記テープキャリア基板主面における前
    記デバイスホールの周辺部に、金属からなる額縁状の補
    強枠を備えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 テープ状の絶縁フィルムの裏面にリード
    配線が形成されたテープキャリア基板の中央部に形成さ
    れたデバイスホールに半導体チップが搭載された半導体
    装置であって、前記テープキャリア基板主面における前
    記デバイスホールの周辺部、または前記テープキャリア
    基板裏面における前記デバイスホールの周辺部のいずれ
    かに、絶縁性樹脂からなる額縁状の補強枠を備えたこと
    を特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 主面におけるデバイスホールの周辺部
    に、金属からなる額縁状の補強枠が接着されたテープキ
    ャリア基板が繰り返し形成されたテープキャリアを準備
    する工程と、 前記テープキャリア基板に形成された基板電極に対応す
    るチップ電極が形成された半導体チップを準備する工程
    と、 前記テープキャリア基板のデバイスホールに前記半導体
    チップを搭載し、前記テープキャリア基板の基板電極と
    前記半導体チップのチップ電極とを接続する工程と、 前記テープキャリア基板のデバイスホール、ならびにそ
    の周辺部に樹脂を塗布して封止し、前記テープキャリア
    基板を加熱して前記樹脂を硬化させる工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 主面、または裏面のいずれかにおけるデ
    バイスホールの周辺部に、絶縁性樹脂からなる額縁状の
    補強枠が接着されたテープキャリア基板が繰り返し形成
    されたテープキャリアを準備する工程と、 前記テープキャリア基板に形成された基板電極に対応す
    るチップ電極が形成された半導体チップを準備する工程
    と、 前記テープキャリア基板のデバイスホールに前記半導体
    チップを搭載し、前記テープキャリア基板の基板電極と
    前記半導体チップのチップ電極とを接続する工程と、 前記テープキャリア基板のデバイスホール、ならびにそ
    の周辺部に樹脂を塗布して封止し、前記テープキャリア
    基板を加熱して前記樹脂を硬化させる工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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