JP2002048881A - 標準電波の複合装置及び複合方法 - Google Patents
標準電波の複合装置及び複合方法Info
- Publication number
- JP2002048881A JP2002048881A JP2000232127A JP2000232127A JP2002048881A JP 2002048881 A JP2002048881 A JP 2002048881A JP 2000232127 A JP2000232127 A JP 2000232127A JP 2000232127 A JP2000232127 A JP 2000232127A JP 2002048881 A JP2002048881 A JP 2002048881A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- combination
- signal
- signals
- pulses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノイズの影響を受けにくい標準電波の複合装
置及び複合方法を提供することにある。 【解決手段】 受信回路は受信した標準電波に含まれる
第１乃至第３の信号を、それぞれに対応するデューティ
を有するパルスに変換する。レベル検出手段１２は、全
てのパルスのレベルが同一となる領域を除く判別領域を
設定し、この判別領域内における各パルスのレベル変化
の組み合わせを検出する。判定手段１４は、レベル変化
の組み合わせから、第１乃至第３の信号の何れを示すパ
ルスであるか判定する。
置及び複合方法を提供することにある。 【解決手段】 受信回路は受信した標準電波に含まれる
第１乃至第３の信号を、それぞれに対応するデューティ
を有するパルスに変換する。レベル検出手段１２は、全
てのパルスのレベルが同一となる領域を除く判別領域を
設定し、この判別領域内における各パルスのレベル変化
の組み合わせを検出する。判定手段１４は、レベル変化
の組み合わせから、第１乃至第３の信号の何れを示すパ
ルスであるか判定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、時刻信号を含む標
準電波（時刻標準電波信号）を受信し、その時刻信号に
基づいて時刻をセットする電波修正時計等において、ノ
イズの影響を受けることなく標準電波に含まれる信号を
判定する標準電波の複合装置及び複合方法に関するもの
である。
準電波（時刻標準電波信号）を受信し、その時刻信号に
基づいて時刻をセットする電波修正時計等において、ノ
イズの影響を受けることなく標準電波に含まれる信号を
判定する標準電波の複合装置及び複合方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】電波修正時計等において時刻を設定する
ために受信する標準電波は、図５（ａ）に示すように、
１秒間に４０ＫＨｚの信号が０．５秒送信されて「１」
を示すデータ信号と、０．８秒送信されて「０」を示す
データ信号と、０．２秒送信されて「Ｐ」（情報の区切
りを示すマーカー）を示すデータ信号を含んでおり、こ
れらが組み合わされて１ｂｉｔ／秒で１分を１フレーム
とする時刻に関する情報を構成している。
ために受信する標準電波は、図５（ａ）に示すように、
１秒間に４０ＫＨｚの信号が０．５秒送信されて「１」
を示すデータ信号と、０．８秒送信されて「０」を示す
データ信号と、０．２秒送信されて「Ｐ」（情報の区切
りを示すマーカー）を示すデータ信号を含んでおり、こ
れらが組み合わされて１ｂｉｔ／秒で１分を１フレーム
とする時刻に関する情報を構成している。
【０００３】従来、この標準電波に含まれている各信号
を判定するには、４０ＫＨｚ信号の送信時間を検出する
ことでデータ信号の種別を判定することを行っていた。
を判定するには、４０ＫＨｚ信号の送信時間を検出する
ことでデータ信号の種別を判定することを行っていた。
【０００４】また、標準電波を１秒間サンプリングし
て、Ｌ，Ｈで示されるサンプリング値のＬ又はＨの数を
数えてデータ信号の種別を判定することを行うものもあ
った。
て、Ｌ，Ｈで示されるサンプリング値のＬ又はＨの数を
数えてデータ信号の種別を判定することを行うものもあ
った。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、各データ信号における４０ＫＨｚ信号の送信時間を
直接又は間接的に検出することにより、各データ信号を
判定していた。このため、標準電波にノイズが混在して
４０ＫＨｚ信号が乱されると、各データ信号の種別を判
定することができなくなり、標準電波から正確にデータ
を読み取ることができなくなるという課題があった。
は、各データ信号における４０ＫＨｚ信号の送信時間を
直接又は間接的に検出することにより、各データ信号を
判定していた。このため、標準電波にノイズが混在して
４０ＫＨｚ信号が乱されると、各データ信号の種別を判
定することができなくなり、標準電波から正確にデータ
を読み取ることができなくなるという課題があった。
【０００６】特に、標準電波を１秒毎にサンプリングす
るものにおいては、ほぼ同じ間隔で作動するステップモ
ータからのノイズの影響を受け易いという課題もあっ
た。
るものにおいては、ほぼ同じ間隔で作動するステップモ
ータからのノイズの影響を受け易いという課題もあっ
た。
【０００７】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなさ
れたもので、ノイズの影響を受けにくい標準電波の複合
装置及び複合方法を提供するものである。
れたもので、ノイズの影響を受けにくい標準電波の複合
装置及び複合方法を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の標準電波の複合
装置は、少なくともそれぞれ異なる第１乃至第３の信号
を組み合わせてなる時刻信号を含む標準電波を受信し
て、前記第１乃至第３の信号にそれぞれ対応するデュー
ティを有するパルスを出力する受信回路と、前記第１乃
至第３の信号にそれぞれ対応するパルスを比較し、全て
のパルスのレベルが同一となる領域を除く判別領域を設
定し、該判別領域内における各パルスのレベル変化の組
み合わせを検出するレベル検出手段と、該レベル検出手
段が検出したレベル変化の組み合わせから、前記第１乃
至第３の信号の何れを示すパルスであるか判定する判定
手段と、を備えるものである。また、この標準電波の複
合装置は、前記パルスを一定周期でサンプリングし、各
パルスにおける前記判定領域の平均値を算出する平均値
算出手段を備え、該平均値のレベル変化の組み合わせを
前記レベル検出手段が検出するものとなっている。
装置は、少なくともそれぞれ異なる第１乃至第３の信号
を組み合わせてなる時刻信号を含む標準電波を受信し
て、前記第１乃至第３の信号にそれぞれ対応するデュー
ティを有するパルスを出力する受信回路と、前記第１乃
至第３の信号にそれぞれ対応するパルスを比較し、全て
のパルスのレベルが同一となる領域を除く判別領域を設
定し、該判別領域内における各パルスのレベル変化の組
み合わせを検出するレベル検出手段と、該レベル検出手
段が検出したレベル変化の組み合わせから、前記第１乃
至第３の信号の何れを示すパルスであるか判定する判定
手段と、を備えるものである。また、この標準電波の複
合装置は、前記パルスを一定周期でサンプリングし、各
パルスにおける前記判定領域の平均値を算出する平均値
算出手段を備え、該平均値のレベル変化の組み合わせを
前記レベル検出手段が検出するものとなっている。
【０００９】本発明の標準電波の複合方法は、少なくと
もそれぞれ異なる第１乃至第３の信号を組み合わせてな
る時刻信号を含む標準電波を、前記第１乃至第３の信号
にそれぞれ対応するデューティを有するパルスに変換
し、該記第１乃至第３の信号にそれぞれ対応するパルス
を比較し、全てのパルスのレベルが同一となる領域を除
く判別領域を設定し、該判別領域内における各パルスの
レベル変化の組み合わせを検出し、該レベル変化の組み
合わせから、前記第１乃至第３の信号の何れを示すパル
スであるか判定するものである。また、この標準電波の
複合方法は、前記パルスを一定周期でサンプリングし、
各パルスにおける前記判定領域の平均値を算出し、該平
均値のレベル変化の組み合わせを検出して前記第１乃至
第３の信号の何れを示すパルスであるか判定するもので
ある。
もそれぞれ異なる第１乃至第３の信号を組み合わせてな
る時刻信号を含む標準電波を、前記第１乃至第３の信号
にそれぞれ対応するデューティを有するパルスに変換
し、該記第１乃至第３の信号にそれぞれ対応するパルス
を比較し、全てのパルスのレベルが同一となる領域を除
く判別領域を設定し、該判別領域内における各パルスの
レベル変化の組み合わせを検出し、該レベル変化の組み
合わせから、前記第１乃至第３の信号の何れを示すパル
スであるか判定するものである。また、この標準電波の
複合方法は、前記パルスを一定周期でサンプリングし、
各パルスにおける前記判定領域の平均値を算出し、該平
均値のレベル変化の組み合わせを検出して前記第１乃至
第３の信号の何れを示すパルスであるか判定するもので
ある。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の標準電波の複合方法にお
いては、標準電波に含まれるマーカーＰ，“１”，
“０”を示す第１乃至第３の信号を、それぞれに対応す
るデューティを有するパルスに変換する。この変換時に
はノイズも含まれる。
いては、標準電波に含まれるマーカーＰ，“１”，
“０”を示す第１乃至第３の信号を、それぞれに対応す
るデューティを有するパルスに変換する。この変換時に
はノイズも含まれる。
【００１１】そして、この第１乃至第３の信号にそれぞ
れ対応するパルスを比較して、各パルスの発生から１秒
までの間にいずれかのパルスがレベル変化する時点を境
としてそれぞれ対応する複数の領域（実施例では４つ）
を設定する。更に、それぞれ対応する領域の中で、全て
のパルスのレベルが同一となる領域を除いて複数の判別
領域（実施例では２つ）を設定する。
れ対応するパルスを比較して、各パルスの発生から１秒
までの間にいずれかのパルスがレベル変化する時点を境
としてそれぞれ対応する複数の領域（実施例では４つ）
を設定する。更に、それぞれ対応する領域の中で、全て
のパルスのレベルが同一となる領域を除いて複数の判別
領域（実施例では２つ）を設定する。
【００１２】上記判別領域においては、全てのパルスが
同一レベルになることはないため、この判別領域内にお
ける各パルスのレベル変化の組み合わせから個々のパル
スを判定することが可能となる。特に、判定できない組
み合わせとなった場合には、ノイズによる影響を受けて
いる可能性が高いため、その時点の標準電波から読み込
んだデータ信号を廃棄すれば、不正確なデータを読み込
むことがなくなる。
同一レベルになることはないため、この判別領域内にお
ける各パルスのレベル変化の組み合わせから個々のパル
スを判定することが可能となる。特に、判定できない組
み合わせとなった場合には、ノイズによる影響を受けて
いる可能性が高いため、その時点の標準電波から読み込
んだデータ信号を廃棄すれば、不正確なデータを読み込
むことがなくなる。
【００１３】また、第１乃至第３の信号にそれぞれ対応
するパルスを一定周期でサンプリングし、得られたサン
プリング値から各判定領域におけるレベルの平均値を算
出し、その平均値のレベル変化の組み合わせから信号の
種別を判定している。このように平均値を求めることに
より、ノイズによるわずかなパルスのレベル変化を取り
除くことが可能となる。
するパルスを一定周期でサンプリングし、得られたサン
プリング値から各判定領域におけるレベルの平均値を算
出し、その平均値のレベル変化の組み合わせから信号の
種別を判定している。このように平均値を求めることに
より、ノイズによるわずかなパルスのレベル変化を取り
除くことが可能となる。
【００１４】一方、上記複合方法に基づく複合装置にお
いては、受信回路が受信した標準電波に含まれる第１乃
至第３の信号を、それぞれに対応するデューティを有す
るパルスに変換する。そして、レベル検出手段にて、第
１乃至第３の信号にそれぞれ対応するパルスを比較し、
全てのパルスのレベルが同一となる領域を除く判別領域
を設定し、この判別領域内における各パルスのレベル変
化の組み合わせを検出する。判定手段は、このレベル検
出手段が検出したレベル変化の組み合わせから、第１乃
至第３の信号の何れを示すパルスであるか判定する。
いては、受信回路が受信した標準電波に含まれる第１乃
至第３の信号を、それぞれに対応するデューティを有す
るパルスに変換する。そして、レベル検出手段にて、第
１乃至第３の信号にそれぞれ対応するパルスを比較し、
全てのパルスのレベルが同一となる領域を除く判別領域
を設定し、この判別領域内における各パルスのレベル変
化の組み合わせを検出する。判定手段は、このレベル検
出手段が検出したレベル変化の組み合わせから、第１乃
至第３の信号の何れを示すパルスであるか判定する。
【００１５】また、平均値算出手段を設け、この平均値
算出手段によりパルスを一定周期でサンプリングし、各
パルスにおける判定領域の平均値を算出して、平均値の
レベル変化の組み合わせを検出するようにしている。
算出手段によりパルスを一定周期でサンプリングし、各
パルスにおける判定領域の平均値を算出して、平均値の
レベル変化の組み合わせを検出するようにしている。
【００１６】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の実施例を電波修
正時計を例に説明する。図１は本発明の一実施例に係る
電波修正時計の概略構成を示すブロック図、図２はその
要部の機能説明図、図３は判定領域を示すタイムチャー
ト、図４は判定領域のレベル変化の組み合わせを示す説
明図、図５は標準電波及びそれを変換したパルス信号の
状態を示すタイムチャートである。
正時計を例に説明する。図１は本発明の一実施例に係る
電波修正時計の概略構成を示すブロック図、図２はその
要部の機能説明図、図３は判定領域を示すタイムチャー
ト、図４は判定領域のレベル変化の組み合わせを示す説
明図、図５は標準電波及びそれを変換したパルス信号の
状態を示すタイムチャートである。
【００１７】２は受信回路であり、受信アンテナ４を介
して時刻信号を含む標準電波を受信し、所定の信号処理
を行って時刻信号としてのパルス信号を出力するもので
ある。
して時刻信号を含む標準電波を受信し、所定の信号処理
を行って時刻信号としてのパルス信号を出力するもので
ある。
【００１８】前述したようにこの標準電波は、図５
（ａ）に示すように、１秒間に４０ＫＨｚの信号が０．
５秒送信されるとデータ“１”を示し、０．８秒送信さ
れるとデータ“０”を示し、０．２秒送信されるとマー
カー“Ｐ”を示すように設定されており、これらが組み
合わされて１ｂｉｔ／秒で１分を１フレームとする時刻
に関する情報を構成している。
（ａ）に示すように、１秒間に４０ＫＨｚの信号が０．
５秒送信されるとデータ“１”を示し、０．８秒送信さ
れるとデータ“０”を示し、０．２秒送信されるとマー
カー“Ｐ”を示すように設定されており、これらが組み
合わされて１ｂｉｔ／秒で１分を１フレームとする時刻
に関する情報を構成している。
【００１９】受信回路２は、上記標準電波を受信して４
０ＫＨｚの信号の有無に応じたデューティを有するパル
ス信号（図５（ｂ））を出力する。このパルス信号は、
図５（ｂ）に示すように、電波信号に４０ＫＨｚの信号
が発生するとＬレベルに立ち下がるように設定されてい
るため、その立ち下がりから次の立ち下がり（４０ＫＨ
ｚ信号の発生から次の４０ＫＨｚ信号の発生）までの間
隔が１秒となる。
０ＫＨｚの信号の有無に応じたデューティを有するパル
ス信号（図５（ｂ））を出力する。このパルス信号は、
図５（ｂ）に示すように、電波信号に４０ＫＨｚの信号
が発生するとＬレベルに立ち下がるように設定されてい
るため、その立ち下がりから次の立ち下がり（４０ＫＨ
ｚ信号の発生から次の４０ＫＨｚ信号の発生）までの間
隔が１秒となる。
【００２０】一方、標準電波の受信状態が悪い場合、受
信回路２は電波信号の４０ＫＨｚ信号を正確に処理する
ことができなくなり、例えばノイズが多いと４０ＫＨｚ
信号の有無とは無関係にレベル変化する（図５（ｃ））
ことになり、このパルスのデューティからは各データ信
号の判別ができなくなる。
信回路２は電波信号の４０ＫＨｚ信号を正確に処理する
ことができなくなり、例えばノイズが多いと４０ＫＨｚ
信号の有無とは無関係にレベル変化する（図５（ｃ））
ことになり、このパルスのデューティからは各データ信
号の判別ができなくなる。
【００２１】図１において、６はマイコンからなる制御
部であり、受信回路２からのパルス信号を入力して標準
電波中のデータ信号を読み取って時刻の設定を行うもの
である。
部であり、受信回路２からのパルス信号を入力して標準
電波中のデータ信号を読み取って時刻の設定を行うもの
である。
【００２２】８は表示装置であり、時刻をアナログ表示
する指針とその駆動機構等を有している。
する指針とその駆動機構等を有している。
【００２３】前述した制御部６の要部は図２に示すよう
な機能構成となっている。平均値算出手段１０は、受信
回路２からのパルス信号を一定周期（パルス信号の発生
周期より高い周波数、例えば３２Ｈｚに基づく周期）で
サンプリングし、一定秒間における平均値を算出するも
のである。これにより、ノイズによりパルス信号にわず
かなレベル変化が生じたとしても、ノイズによる影響を
除去することがてできる。
な機能構成となっている。平均値算出手段１０は、受信
回路２からのパルス信号を一定周期（パルス信号の発生
周期より高い周波数、例えば３２Ｈｚに基づく周期）で
サンプリングし、一定秒間における平均値を算出するも
のである。これにより、ノイズによりパルス信号にわず
かなレベル変化が生じたとしても、ノイズによる影響を
除去することがてできる。
【００２４】レベル検出手段１２は、“Ｐ”，“１”，
“０”の信号にそれぞれ対応するパルスを比較し、全て
のパルスのレベルが同一となる領域を除く判別領域を設
定し、この判別領域内における各パルスのレベル変化の
組み合わせを検出するものである。即ち、図３に示すよ
うに、“Ｐ”，“１”，“０”の信号にそれぞれ対応す
るパルスを比較し、各パルスの発生から１秒までの間に
いずれかのパルスがレベル変化する時点を境としてそれ
ぞれ対応する４つの領域Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄを設定する。こ
の領域Ａ（０〜０．２秒），Ｂ（０．２〜０．５秒），
Ｃ（０．５〜０．８秒），Ｄ（０．８〜１秒）の中で、
領域Ａ，Ｄにおいては何れのパルスもレベルが同一とな
っているため、この領域での各信号の判別が困難であ
り、この領域を除く他の領域Ｂ，Ｃを判別領域と設定す
る。
“０”の信号にそれぞれ対応するパルスを比較し、全て
のパルスのレベルが同一となる領域を除く判別領域を設
定し、この判別領域内における各パルスのレベル変化の
組み合わせを検出するものである。即ち、図３に示すよ
うに、“Ｐ”，“１”，“０”の信号にそれぞれ対応す
るパルスを比較し、各パルスの発生から１秒までの間に
いずれかのパルスがレベル変化する時点を境としてそれ
ぞれ対応する４つの領域Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄを設定する。こ
の領域Ａ（０〜０．２秒），Ｂ（０．２〜０．５秒），
Ｃ（０．５〜０．８秒），Ｄ（０．８〜１秒）の中で、
領域Ａ，Ｄにおいては何れのパルスもレベルが同一とな
っているため、この領域での各信号の判別が困難であ
り、この領域を除く他の領域Ｂ，Ｃを判別領域と設定す
る。
【００２５】この判別領域Ｂ，Ｃにおけるレベル変化の
状態と各パルスとの対応は、図４に示すようになる。判
定手段１４は、この図４に示す判別領域Ｂ，Ｃのレベル
変化の組み合わせから信号の種別を判定する。即ち、こ
の判別領域Ｂ，Ｃのレベル変化が「００」であればデー
タ“０”、「０１」であればデータ“１”、「１１」で
あればデータ“Ｐ”を示すことになる。そして、この判
別領域Ｂ，Ｃのレベル変化が「１０」であると、この組
み合わせに対応するデータ信号が存在しないため、ノイ
ズによる影響の可能性が高く、この組み合わせの場合に
はＮＧとしてデータを読み込まないようにする。
状態と各パルスとの対応は、図４に示すようになる。判
定手段１４は、この図４に示す判別領域Ｂ，Ｃのレベル
変化の組み合わせから信号の種別を判定する。即ち、こ
の判別領域Ｂ，Ｃのレベル変化が「００」であればデー
タ“０”、「０１」であればデータ“１”、「１１」で
あればデータ“Ｐ”を示すことになる。そして、この判
別領域Ｂ，Ｃのレベル変化が「１０」であると、この組
み合わせに対応するデータ信号が存在しないため、ノイ
ズによる影響の可能性が高く、この組み合わせの場合に
はＮＧとしてデータを読み込まないようにする。
【００２６】上記のようにしてパルス信号中のデータ信
号の種別を判定することにより、ノイズによる影響を取
り除き、正確にデータを読み込むことができる。このた
め、正確なデータに基づいて時刻を設定することができ
るようになる。
号の種別を判定することにより、ノイズによる影響を取
り除き、正確にデータを読み込むことができる。このた
め、正確なデータに基づいて時刻を設定することができ
るようになる。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、標準電波を受信して得
たノイズを含むパルス信号を、各データ信号の判別が可
能な判別領域を設定して、その判別領域のレベル変化か
らデータ信号の種別を判定しているので、ノイズの影響
を受けた信号を取り除くことができる。
たノイズを含むパルス信号を、各データ信号の判別が可
能な判別領域を設定して、その判別領域のレベル変化か
らデータ信号の種別を判定しているので、ノイズの影響
を受けた信号を取り除くことができる。
【００２８】また、サンプリングして平均化した値で判
別領域の値を設定しているので、ノイズによるわずかな
パルス信号のレベル変化を取り除くことができ、より正
確なデータを入力することができる。
別領域の値を設定しているので、ノイズによるわずかな
パルス信号のレベル変化を取り除くことができ、より正
確なデータを入力することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る電波修正時計の概略構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図２】図１に示す制御部の機能説明図である。
【図３】判定領域を示すタイムチャートである。
【図４】判定領域のレベル変化の組み合わせを示す説明
図である。
図である。
【図５】（ａ）標準電波の波形と４０ＫＨｚ信号の発生
タイミングを示すタイムチャート、（ｂ）受信状態が良
いときの受信回路の出力信号のタイムチャート、（ｃ）
ノイズが多いときの受信回路の出力信号の一例を示すタ
イムチャートである。
タイミングを示すタイムチャート、（ｂ）受信状態が良
いときの受信回路の出力信号のタイムチャート、（ｃ）
ノイズが多いときの受信回路の出力信号の一例を示すタ
イムチャートである。
２ 受信回路 ６ 制御部 ８ 表示装置 １０ 平均値算出手段 １２ レベル検出手段 １４ 判定手段
【手続補正書】
【提出日】平成１２年８月１７日（２０００．８．１
７）
７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
Claims (4)
- 【請求項１】 少なくともそれぞれ異なる第１乃至第３
の信号を組み合わせてなる時刻信号を含む標準電波を受
信して、前記第１乃至第３の信号にそれぞれ対応するデ
ューティを有するパルスを出力する受信回路と、 前記第１乃至第３の信号にそれぞれ対応するパルスを比
較し、全てのパルスのレベルが同一となる領域を除く判
別領域を設定し、該判別領域内における各パルスのレベ
ル変化の組み合わせを検出するレベル検出手段と、 該レベル検出手段が検出したレベル変化の組み合わせか
ら、前記第１乃至第３の信号の何れを示すパルスである
か判定する判定手段と、を備えることを特徴とする標準
電波の複合装置。 - 【請求項２】 前記パルスを一定周期でサンプリング
し、各パルスにおける前記判定領域の平均値を算出する
平均値算出手段を備え、該平均値のレベル変化の組み合
わせを前記レベル検出手段が検出することを特徴とする
請求項１記載の標準電波の複合装置。 - 【請求項３】 少なくともそれぞれ異なる第１乃至第３
の信号を組み合わせてなる時刻信号を含む標準電波を、
前記第１乃至第３の信号にそれぞれ対応するデューティ
を有するパルスに変換し、 該記第１乃至第３の信号にそれぞれ対応するパルスを比
較し、全てのパルスのレベルが同一となる領域を除く判
別領域を設定し、 該判別領域内における各パルスのレベル変化の組み合わ
せを検出し、 該レベル変化の組み合わせから、前記第１乃至第３の信
号の何れを示すパルスであるか判定することを特徴とす
る標準電波の複合方法。 - 【請求項４】 前記パルスを一定周期でサンプリング
し、各パルスにおける前記判定領域の平均値を算出し、
該平均値のレベル変化の組み合わせを検出して前記第１
乃至第３の信号の何れを示すパルスであるか判定するこ
とを特徴とする請求項１記載の標準電波の複合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000232127A JP2002048881A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 標準電波の複合装置及び複合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000232127A JP2002048881A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 標準電波の複合装置及び複合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002048881A true JP2002048881A (ja) | 2002-02-15 |
Family
ID=18724860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000232127A Pending JP2002048881A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 標準電波の複合装置及び複合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002048881A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005055439A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-03-03 | Atmel Germany Gmbh | 電波時計 |
| JP2009250623A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Casio Comput Co Ltd | 時刻取得装置、および、電波時計 |
| JP2010002210A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Casio Comput Co Ltd | タイムコード判別装置および電波時計 |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000232127A patent/JP2002048881A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005055439A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-03-03 | Atmel Germany Gmbh | 電波時計 |
| JP2009250623A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Casio Comput Co Ltd | 時刻取得装置、および、電波時計 |
| JP4506865B2 (ja) * | 2008-04-01 | 2010-07-21 | カシオ計算機株式会社 | 時刻取得装置、および、電波時計 |
| JP2010002210A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Casio Comput Co Ltd | タイムコード判別装置および電波時計 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4276113B2 (ja) | 標準電波受信時刻装置及びタイムコード信号の復号化方法 | |
| DE60217859D1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zur Detektierung von Tonsignalen | |
| JP2002048881A (ja) | 標準電波の複合装置及び複合方法 | |
| US8472284B2 (en) | Radio controlled timepiece | |
| JPH06237231A (ja) | 波形識別装置 | |
| JP2002296374A (ja) | 時刻情報取得方法、時刻情報取得装置および電波修正時計 | |
| JPH07151875A (ja) | 電波修正時計 | |
| JP3523159B2 (ja) | 電波修正時計及びその秒信号検出方法 | |
| US3939689A (en) | Method and apparatus for distinguishing aperiodic noise input signals from periodic input signals during measurement | |
| JP3452817B2 (ja) | 漏水音探知識別用信号検出装置 | |
| JPH0823312A (ja) | 信号処理装置 | |
| JP4390554B2 (ja) | コード判定方法及びコード判定装置 | |
| JP4108528B2 (ja) | 標準電波による正分検出方法及び電波修正時計 | |
| JP2611172B2 (ja) | 目標識別装置 | |
| JP3130803B2 (ja) | リモートコントロール信号受信装置 | |
| JP2923979B2 (ja) | 周波数検出回路 | |
| JPH0746100A (ja) | パルスデューティ検出回路 | |
| JP2001245023A (ja) | トーン信号検出装置 | |
| JP2776325B2 (ja) | デューティ計測回路 | |
| JP2002006066A (ja) | 電波修正時計 | |
| JP2006337048A (ja) | 電波時計 | |
| JPS62128247A (ja) | デイジタル信号判別回路 | |
| JPH1051371A (ja) | 無線呼出信号モニタ装置 | |
| JPH04258062A (ja) | Ｆｓｋ変復調回路 | |
| JP2004153693A (ja) | フレーム同期方法および装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040929 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |