JP2002048692A - 曲げ試験装置及びその試験方法 - Google Patents

曲げ試験装置及びその試験方法

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JP2002048692A JP2000239054A JP2000239054A JP2002048692A JP 2002048692 A JP2002048692 A JP 2002048692A JP 2000239054 A JP2000239054 A JP 2000239054A JP 2000239054 A JP2000239054 A JP 2000239054A JP 2002048692 A JP2002048692 A JP 2002048692A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板サイズや電子部品の実装位置の如何にかか
わらず、適正な評価をおこなうことができる曲げ試験装
置及びその試験方法を提供する。 【解決手段】電子部品6が実装されたデバイス実装基板
7を固定保持する基板保持部材17と、基板保持部材1
7に固定保持された基板7に対して、進退自在な荷重用
ヘッド11と、装置を作動させるために必要な情報を入
力するための操作パネル部5と、装置の作動状態につい
ての情報を表示するための表示パネルと、を具備した曲
げ試験装置において、基板7の一辺に平行で電子部品6
の実装箇所を通る直線Kと基板7の他辺が交差する箇所
を、基板保持部材17に、固定保持させ、直線Kと直交
する直線L上の、前記実装箇所から他辺の両側に向けて
等しい距離だけ離れた位置の基板7上に、荷重用ヘッド
11によって、それぞれ等しい荷重を作用させるように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を実装し
たデバイス実装基板の繰り返し曲げ試験をおこなうため
の装置とその試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話をはじめとする各種情報
伝達用端末機器の短小化が進み、種々の仕様、大きさの
基板のあらゆる箇所にデバイス(電子部品)が実装され
ており、高密度な実装が可能なCSP(Chip Si
ze Package)やBGA(Ball Grid
Array)が採用されつつある。CSPは、チップ
サイズと同等あるいは僅かに大きいパッケージの総称で
あり、BGAは、外部接続端子に、はんだボールを用い
た半導体集積回路のことである。
【0003】これらCSPやBGAは、従来のプラスチ
ックパッケージ(樹脂封止された、外部接続端子にリー
ドをもつ半導体集積回路)と比較して、外部にはんだボ
ールを用いていることもあり、基板に実装した後の信頼
性が重要視されるようになってきた。その実装後の信頼
性を確かめるための試験には、熱的ストレスを加える試
験、機械的ストレスを加える試験等がある。その機械的
ストレスを加える試験の1つとして、繰り返し曲げ試験
方法がある。これは、CSPやBGAが実装された情報
伝達用端末機器の実使用に則した機械的ストレスの耐性
を評価する試験である。
【0004】図8は、従来の曲げ試験装置を示し、この
装置では、CSPやBGA等の電子部品106を評価用
に実装した基板107の両端を基板保持部材117によ
って固定し、基板107の上から上側の荷重用ヘッド1
11によってストレスを加えるか、あるいは、基板10
7の下から下側の荷重用ヘッド121によってストレス
を加えることにより、電子部品106が基板107から
剥離して電気的特性を維持できなくなる限度を求めてそ
の耐性を評価するものである。なお、上方より荷重を作
用させる場合、電子部品106に直接荷重を掛けること
のないように溝128を施してある。なお、hは変位量
を示している。
【0005】図9は、従来の曲げ試験装置の別の例を示
し、この場合、CSPやBGA等の電子部品106を実
装した基板107の両端を支持台130上の支持棒12
9で支持し、上方より荷重用ヘッド111にてストレス
を加える方法である。これらの従来技術では、基板10
7の両端を固定して、両側を同時に曲げ、また、基板1
07を固定する部材は、所定の位置に固定状態に設けら
れていたため、試験可能な基板107のサイズは限定さ
れていた。また、CSPやBGA等の電子部品106の
実装箇所も基板107の中央部に限定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
試験装置では、評価可能な基板のサイズが限定されてい
るため、携帯電話、デジタルカメラ等の基板では、曲げ
試験装置の保持可能なサイズに合致していないことが多
く、そのような場合には、基板を保持可能なサイズに切
断して評価をおこなっていた。また、基板のサイズが小
さすぎる場合には、使用されている基板と同じ材質でサ
イズの小さなものを別途製作して、これにCSPやBG
A等の電子部品106を実装して試験していたが、それ
が困難な場合には、評価は不可能であった。しかし、上
述のように、試験用の基板を別途製作すること自体が大
変煩瑣である上に、折角試験をおこなっても、実物とは
仕様が異なるため、実使用に則した信頼性の高いデータ
を得られなかった。
【0007】また、従来では、上述のように、CSPや
BGA等の電子部品106の実装箇所も中央部に限定さ
れていたが、実際には、電子部品106が中央部に実装
されている場合は比較的に少なく、実情に則していなか
った。なお、電子部品106が中央部に実装されていな
ければならないのは、以下の理由による。曲げ試験で
は、デバイス実装基板の両側に荷重を加えるため、最も
大きな曲げが生じる中央部に電子部品106が実装され
ていないと、最も厳しい条件下での評価ができないから
である。また、デバイス実装基板の両側に、均等な荷重
を作用させる必要があるが、(中央部からのずれの程度
によって、電子部品106に作用するストレスが異なる
ため、)中央部に電子部品106が実装されていない
と、左右に均等なストレスを与えることができなくな
り、適正な評価をおこなえないからであった。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、基板サイズや電子部品の実装位置の如何にかかわら
ず、あらゆる仕様のデバイス実装基板に対して適正な耐
性評価を与えることができる曲げ試験装置及びその試験
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0010】(1)電子部品が実装されたデバイス実装
基板を固定保持する基板保持部材と、前記基板保持部材
に固定保持された前記デバイス実装基板に対して、進退
自在な荷重用ヘッドと、装置を作動させるために必要な
情報を入力するための操作パネル部と、前記装置の作動
状態についての情報を表示するための表示パネルと、を
具備した曲げ試験装置において、前記デバイス実装基板
の一辺に平行で前記電子部品の実装箇所を通る直線と前
記基板の他辺が交差する箇所を、前記基板保持部材に、
固定保持させ、前記直線と直交する直線上の、前記実装
箇所から前記他辺の両側に向けて等しい距離だけ離れた
位置の前記基板上に、前記荷重用ヘッドによって、それ
ぞれ等しい荷重を作用させることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、(たとえ電子部品が基
板の偏った位置に実装されていても)常に、電子部品の
左右に均等なストレスを与えることができ、信頼性の高
い適正な評価をおこなうことができる。
【0012】(2)前記荷重用ヘッドが、相互の間隔を
調整可能な一対のシャフトの先端に、設けられているこ
とを特徴とする。
【0013】この構成によれば、基板のサイズに応じ
て、シャフトの間隔を調整することにより、荷重用ヘッ
ドを基板の適正な位置に対応させることができる。つま
り、基板のサイズの如何を問わず、常に、適正に荷重を
作用させることができる。
【0014】(3)前記荷重用ヘッドが、前記一対のシ
ャフトの先端に、着脱自在に取付られることを特徴とす
る。
【0015】この構成によれば、基板のサイズや試験の
条件等に応じて、荷重用ヘッドを適切なものと取り替え
ることができる。
【0016】(4)前記基板保持部材が、相互の間隔を
調整可能な一対の支持部材の先端に、設けられているこ
とを特徴とする。
【0017】この構成によれば、基板のサイズに応じ
て、支持部材の間隔を調整することにより、基板を適正
な状態で保持することができる。つまり、基板のサイズ
の如何を問わず、常に、適正な状態に保持することがで
きる。
【0018】(5)前記基板保持部材が、前記一対の支
持部材の先端に、着脱自在に取付られることを特徴とす
る。
【0019】この構成によれば、基板のサイズに応じ
て、基板保持部材を適切なものと取り替えることができ
る。
【0020】(6)電子部品が実装されたデバイス実装
基板の曲げ試験方法において、前記デバイス実装基板の
一辺に平行で前記電子部品の実装箇所を通る直線と前記
基板の他辺が交差する箇所を固定保持し、上記直線と直
交する直線上の、前記実装箇所から前記他辺の両側に向
けて等しい距離だけ離れた位置の前記基板上に、それぞ
れ等しい荷重を作用させることを特徴とする。
【0021】この構成によれば、(たとえ電子部品が基
板の偏った位置に実装されていても)常に、電子部品の
左右に均等なストレスを与えることができ、信頼性の高
い適正な評価をおこなうことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態に係
る曲げ試験装置及びその試験方法について細に説明す
る。図1は、曲げ試験装置(以下、装置という)の構成
を示し、この装置は、エアシリンダ荷重部1、エア供給
回路部2、基板保持機構部3、制御ユニット4、操作パ
ネル部5とで構成されている。
【0023】エアシリンダ荷重部1では、地上に固定状
態に立設されたシリンダ取り付けベース9には、エアシ
リンダ8が固定され、そのピストン(図示省略)の下部
に荷重用ヘッド11が取り付けられており、このエアシ
リンダ8を作動させることにより、荷重用ヘッド11を
上下に動作させて、下方の基板保持機構部3に固定状態
に支持された基板(デバイス実装基板)7に荷重を加
え、繰り返し曲げ試験を実施することができる。
【0024】また、そのピストンの上部には、取り付け
板12を介して、曲げ量調節ネジ13が取り付けられて
おり、その曲げ量調節ネジ13を操作することにより、
荷重用ヘッド11のストローク限度を調節し、基板7の
曲げ変形量を調整できるようになっている。
【0025】エア供給回路部2は、エア方向切替弁15
を具備し、制御ユニット4からの制御信号により、エア
方向切替弁15を切換動作させつつエアシリンダ8に圧
縮エアを供給し、そのピストンを上下に作動させ、上述
のように、荷重用ヘッド11を上下に繰り返し動作させ
る。
【0026】基板保持機構部3では、地上に所定の高さ
で支持された一対の基板保持部材17,17が、基板保
持用ネジ18,18により基板7を挟持状態に固定保持
する。その基板保持部材17は、その内側に基板7をは
め込む溝が形成され、基板保持用ネジ18によって、位
置調整・固定自在となっており、基板7のサイズ(幅)
に応じてその間隔を調整することにより、どのようなサ
イズの基板7をもしっかりと挟持固定することができ
る。かつ、曲げ試験の支点としたい箇所を、CSPやB
GA等の電子部品6の実装箇所に応じて、適宜自由に選
択して、基板7を固定保持することができる。
【0027】制御ユニット4は、操作パネル部5からの
動作開始信号、動作停止信号およびエアシリンダ荷重部
1からのエアシリンダ上限センサ10c、エアシリンダ
下限センサ10dからの検出信号に基づいて、エア供給
回路部2に指令を送出し、その制御をおこなう。
【0028】また、制御ユニット4は、デバイス(電子
部品)の不良検出リード線20にて基板7と接続され、
試験実施中に、デバイス不良(電気的非導通)が発生し
た時(耐性の限度時点)における荷重付加(曲げ)停止
制御もおこなう。
【0029】一方、操作パネル部5は、装置の動作開始
信号、動作停止信号を制御ユニット4に送出し、また、
曲げ回数をカウントし、付設の表示パネル(図示省略)
にこれを表示する。
【0030】図2は基板保持機構部3の平面図で、同図
から明らかなように、シャフト調整ネジ22を緩めれ
ば、基板保持シャフト用レール23,23の幅(間隔)
を調整することができ、これにより、基板保持部材1
7,17を左右に移動させ、その間隔を調整することが
できる。
【0031】従って、基板7のサイズに合わせた位置
(間隔)で、そのシャフト調整ネジ22を締め付けて両
レール23,23を固定すれば、あらゆるサイズの基板
7をしっかりと固定保持することができる。
【0032】図3は、装置の正面図で、同図から明らか
なように、エアシリンダ荷重部1のシャフト部24で
は、2本のシャフト26,26が、ガイドバー28を介
して、エアシリンダ8のピストンに支持されており、各
シャフト26の先端に、荷重用ヘッド11が着脱自在に
取り付けられている。なお、図3では、図1に示すエア
供給回路部2、制御ユニット4、操作パネル部5の図示
は省略している。
【0033】図4は、シャフト部24の拡大図で、図示
のように、シャフト26の上部に固定された(貫通孔を
有する)支持ヘッド29が、(エアシリンダ8のピスト
ンに固定支持された)ガイドバー28に移動自在に被嵌
挿通され、その支持ヘッド29の上部に螺装されたシャ
フト調整ネジ25の締め付けによって、両シャフト2
6,26をガイドバー28の任意の位置に固定すること
ができる。従って、基板7のサイズに応じて、両シャフ
ト26,26の間隔、つまり、荷重用ヘッド11,11
の間隔を調整することができ、これにより、いかなる仕
様の基板7にも柔軟に対処することができる。
【0034】図5(A)(B)および図6(A)(B)
は、基板7と荷重用ヘッド11との対応位置関係を示
し、図5(A)(B)は、細長い基板7の中央部に電子
部品6が実装されている場合に、荷重用ヘッド11,1
1の間隔を大として、その両側に均等な荷重を作用させ
ることができることを示している。
【0035】また、図6(A)(B)では、幅が広い
(矩形状の)基板7に電子部品6が偏った位置(中央部
ではない位置)に実装されている場合に、荷重用ヘッド
11,11の間隔を小として、その電子部品6の両側に
均等な荷重を作用させることができることを示してい
る。
【0036】つまり、図5(B)、図6(B)に示すよ
うに、基板(デバイス実装基板)7の一辺に平行で電子
部品6の実装箇所を通る直線Kと基板7の他辺が交差す
る箇所を(基板保持部材17,17で)固定保持し、直
線Kと直交する直線L上の、実装箇所から他辺の両側に
向けて等しい距離だけ離れた位置の前記基板7上に、
(荷重用ヘッド11,11によって)それぞれ等しい荷
重を繰り返し作用させることができる。なお、図5
(B)および図6(B)は基板7の平面(上から見た状
態)を示している。
【0037】図7(A)(B)は、基板7と荷重用ヘッ
ド11の側面から見た対応関係を示し、図7(A)は、
基板7の幅が比較的に広い場合に、それに対応させて比
較的に大きなサイズの荷重用ヘッド11をシャフト26
に取り付けた場合、図7(B)は、基板7の幅が比較的
に狭い場合に、それに対応させて比較的に小さなサイズ
の荷重用ヘッド11をシャフト26に取り付けた場合、
を示している。
【0038】また、図7(C)は、基板7と荷重用ヘッ
ド11の正面からから見た対応関係を示し、この場合、
基板7の片側にのみ荷重を作用させるような曲げ試験が
可能であることを示している。なお、荷重用ヘッド11
のシャフト26への取り付けは、例えば、ボルト締結
や、ねじ込み式、嵌合結合等の着脱自在な結合方法が好
ましいが、荷重用ヘッド11がシャフト26の先端に固
着されていてもよい。
【0039】次いで、図1に基づいて、本装置を用いた
繰り返し曲げ試験方法について説明する。まず、エアシ
リンダ荷重部1の可動部である荷重用ヘッド11が所定
の速度で作動するように、エア供給圧力およびスピード
コントローラ21a,21bを調整する。そのスピード
コントローラ21a,21bは、例えば、弁開度の調整
が可能な絞り弁等からなり、その調整は、操作パネル部
5からの指示によって制御ユニット4から送出される指
令で自動的におこなわせるのが好ましいが、これに限定
されることなく、手動でおこなわれてもよい。なお、エ
ア供給圧力は、3.5kg/cm2 に設定するのが好ま
しい。
【0040】次いで、基板保持部材17の基板保持用ネ
ジ18を調整して、両基板保持部材17,17間に基板
7を取り付ける。その際に、基板7のCSPやBGA等
の電子部品6の実装箇所が曲げ支点となるように、シャ
フト調節ネジ22を緩め、基板7のサイズに合わせて、
シャフト用レール23,23の間隔を調整し、基板保持
シャフト(支持部材)19,19を移動させて基板7を
セットする。このような調整により、基板7のサイズの
如何にかかわらず、また、電子部品6の実装位置の如何
にかかわらず、実使用に則した適切な状態で固定状態に
保持することができる。
【0041】また、基板7と制御ユニット4との間に
は、不良検出用リード線20が接続されており、試験の
実施中に、接続抵抗値を連続的にモニタリングする。な
お、不良検出システムは、以下のように機能する。すな
わち、CSPやBGA内の配線と基板7の配線をリード
線20で繋ぐことにより、CSPやBGA内の配線、基
板7の配線、CSPやBGAと基板との接合部のいずれ
かの箇所が断線した場合、これを即座に電気的非導通
(このような状態では、電気的特性を発揮できなくなっ
ている)として検出することができる。
【0042】上述のように基板7を保持した後、シャフ
ト幅調節ネジ25により、2つの荷重用ヘッド11,1
1の位置を適正な荷重付加位置に調整して固定する。基
板7の片側にのみ荷重を作用させる場合には、シャフト
幅調節ネジ25を緩めて、一方の荷重用ヘッド11を取
り除き、片方の荷重ヘッド11のみで基板7に対して荷
重を作用させるようにする。
【0043】次いで、曲げ量調節ネジ13により、基板
7の変位量を概ね3mm程度に設定する。次に、操作パ
ネル部5から曲げ試験開始操作指令を送出する。そうす
ると、制御ユニット4は、まず、エア方向切替弁15に
切替信号を送信し、エア方向切替弁15はエア供給の切
替動作を開始する。この切替動作により、エアシリンダ
8が作動し、荷重用ヘッド11が基板7に対して繰り返
し荷重を付加する。
【0044】荷重用ヘッド11が基板7に対して荷重を
付加した時、エアシリンダ8の下限センサ10dがこれ
を検知し、0.5秒程度荷重を付加した後、さらに、エ
ア方向切替弁15は、制御ユニット4からの上下動切替
指示により、エア供給先が切替られ、荷重用ヘッド11
は上昇動作を開始する。
【0045】その後、荷重用ヘッド11が上端に到達し
た時には、下限センサ10cがこれを検知し、0.5秒
程度待機した後、エア方向切替弁15はエアの供給先を
切り替え、再び、荷重付加動作をおこなう。このよう
に、エアの供給先を切り替えることにより、上下に荷重
付加動作を繰り返すことができ、基板7の曲げによるス
トレスの耐久性を確認することができる。
【0046】繰り返し曲げ動作中に、制御ユニット4は
基板7に実装された電子部品6の電気的不良を連続的に
チェックし、不良モードとしては、電気的オープン状態
を電気的不良とする。電気的オープン状態が発生しなか
った場合は、試験を続行し、発生した場合には、直ち
に、繰り返し曲げ荷重を停止する。
【0047】その際(電気的オープン状態が発生した場
合)、回数カウントアップ信号を操作パネル部5に送信
し、表示パネルはその時の曲げ回数を表示する。つま
り、その回数カウントアップ信号が操作パネル部5に送
信された時点が、その荷重条件下での基板7の曲げによ
るストレスの耐久性の限度である。
【0048】以上のように、本装置によれば、基板7の
サイズや電子部品6の実装位置の如何にかかわらず、あ
らゆる仕様のデバイス実装基板7に対して、繰り返し曲
げ試験をおこなうことができ、別途、試験片を作成する
必要がなく、実使用に則した耐性についての信頼性の高
いデータを得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように構成される本発明は、以下
のような効果を奏する。
【0050】請求項1によれば、常に、電子部品の左右
に均等なストレスを与えることができ、信頼性の高い適
正な評価をおこなうことができる。
【0051】請求項2によれば、基板のサイズに応じ
て、シャフトの間隔を調整することにより、荷重用ヘッ
ドを基板の適正な位置に対応させることができ、基板の
サイズの如何を問わず、常に、適正に荷重を作用させる
ことができる。
【0052】請求項3によれば、基板のサイズや試験の
条件等に応じて、荷重用ヘッドを適切なものと取り替え
ることができる。
【0053】請求項4によれば、基板のサイズに応じ
て、支持部材の間隔を調整することにより、常に、適正
な状態に保持することができる。
【0054】請求項5によれば、基板のサイズに応じ
て、基板保持部材を適切なものと取り替えることができ
る。
【0055】請求項6によれば、常に、電子部品の左右
に均等なストレスを与えることができ、信頼性の高い適
正な評価をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る曲げ試験装置の構成
を説明するための側面図である。
【図2】同基板保持機構部の平面図である。
【図3】同曲げ試験装置の正面図である。
【図4】同シャフト部の正面図である。
【図5】同シャフト部の説明図である。
【図6】同シャフト部の説明図である。
【図7】同基板と荷重用ヘッドの対応関係の説明図であ
る。
【図8】従来の曲げ試験装置の一例を示す構成図であ
る。
【図9】従来の曲げ試験装置の他の例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
5−操作パネル部 6−電子部品 7−基板 11−荷重用ヘッド 17−基板保持部材 19−支持部材 26−シャフト K,L−直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山地 泰久 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2G061 AA07 AB05 CB16 DA01 DA07 EA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品が実装されたデバイス実装基板
    を固定保持する基板保持部材と、 前記基板保持部材に固定保持された前記デバイス実装基
    板に対して、進退自在な荷重用ヘッドと、 装置を作動させるために必要な情報を入力するための操
    作パネル部と、 前記装置の作動状態についての情報を表示するための表
    示パネルと、を具備した曲げ試験装置において、 前記デバイス実装基板の一辺に平行で前記電子部品の実
    装箇所を通る直線と前記基板の他辺が交差する箇所を、
    前記基板保持部材に、固定保持させ、 前記直線と直交する直線上の、前記実装箇所から前記他
    辺の両側に向けて等しい距離だけ離れた位置の前記基板
    上に、前記荷重用ヘッドによって、それぞれ等しい荷重
    を作用させることを特徴とする曲げ試験装置。
  2. 【請求項2】 前記荷重用ヘッドが、相互の間隔を調整
    可能な一対のシャフトの先端に、設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の曲げ試験装置。
  3. 【請求項3】 前記荷重用ヘッドが、前記一対のシャフ
    トの先端に、着脱自在に取付られることを特徴とする請
    求項2に記載の曲げ試験装置。
  4. 【請求項4】 前記基板保持部材が、相互の間隔を調整
    可能な一対の支持部材の先端に、設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の曲げ試
    験装置。
  5. 【請求項5】 前記基板保持部材が、前記一対の支持部
    材の先端に、着脱自在に取付られることを特徴とする請
    求項4に記載の曲げ試験装置。
  6. 【請求項6】 電子部品が実装されたデバイス実装基板
    の曲げ試験方法において、前記デバイス実装基板の一辺
    に平行で前記電子部品の実装箇所を通る直線と前記基板
    の他辺が交差する箇所を固定保持し、上記直線と直交す
    る直線上の、前記実装箇所から前記他辺の両側に向けて
    等しい距離だけ離れた位置の前記基板上に、それぞれ等
    しい荷重を作用させることを特徴とする曲げ試験方法。
JP2000239054A 2000-08-07 2000-08-07 曲げ試験装置及びその試験方法 Expired - Fee Related JP3628598B2 (ja)

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