JP3628598B2 - 曲げ試験装置及びその試験方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を実装したデバイス実装基板の繰り返し曲げ試験をおこなうための装置とその試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話をはじめとする各種情報伝達用端末機器の短小化が進み、種々の仕様、大きさの基板のあらゆる箇所にデバイス(電子部品)が実装されており、高密度な実装が可能なCSP(Chip Size Package)やBGA(Ball Grid Array)が採用されつつある。CSPは、チップサイズと同等あるいは僅かに大きいパッケージの総称であり、BGAは、外部接続端子に、はんだボールを用いた半導体集積回路のことである。
【0003】
これらCSPやBGAは、従来のプラスチックパッケージ(樹脂封止された、外部接続端子にリードをもつ半導体集積回路)と比較して、外部にはんだボールを用いていることもあり、基板に実装した後の信頼性が重要視されるようになってきた。その実装後の信頼性を確かめるための試験には、熱的ストレスを加える試験、機械的ストレスを加える試験等がある。その機械的ストレスを加える試験の1つとして、繰り返し曲げ試験方法がある。これは、CSPやBGAが実装された情報伝達用端末機器の実使用に則した機械的ストレスの耐性を評価する試験である。
【0004】
図8は、従来の曲げ試験装置を示し、この装置では、CSPやBGA等の電子部品106を評価用に実装した基板107の両端を基板保持部材117によって固定し、基板107の上から上側の荷重用ヘッド111によってストレスを加えるか、あるいは、基板107の下から下側の荷重用ヘッド121によってストレスを加えることにより、電子部品106が基板107から剥離して電気的特性を維持できなくなる限度を求めてその耐性を評価するものである。なお、上方より荷重を作用させる場合、電子部品106に直接荷重を掛けることのないように溝128を施してある。なお、hは変位量を示している。
【0005】
図9は、従来の曲げ試験装置の別の例を示し、この場合、CSPやBGA等の電子部品106を実装した基板107の両端を支持台130上の支持棒129で支持し、上方より荷重用ヘッド111にてストレスを加える方法である。これらの従来技術では、基板107の両端を固定して、両側を同時に曲げ、また、基板107を固定する部材は、所定の位置に固定状態に設けられていたため、試験可能な基板107のサイズは限定されていた。また、CSPやBGA等の電子部品106の実装箇所も基板107の中央部に限定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の試験装置では、評価可能な基板のサイズが限定されているため、携帯電話、デジタルカメラ等の基板では、曲げ試験装置の保持可能なサイズに合致していないことが多く、そのような場合には、基板を保持可能なサイズに切断して評価をおこなっていた。また、基板のサイズが小さすぎる場合には、使用されている基板と同じ材質でサイズの小さなものを別途製作して、これにCSPやBGA等の電子部品106を実装して試験していたが、それが困難な場合には、評価は不可能であった。しかし、上述のように、試験用の基板を別途製作すること自体が大変煩瑣である上に、折角試験をおこなっても、実物とは仕様が異なるため、実使用に則した信頼性の高いデータを得られなかった。
【0007】
また、従来では、上述のように、CSPやBGA等の電子部品106の実装箇所も中央部に限定されていたが、実際には、電子部品106が中央部に実装されている場合は比較的に少なく、実情に則していなかった。なお、電子部品106が中央部に実装されていなければならないのは、以下の理由による。曲げ試験では、デバイス実装基板の両側に荷重を加えるため、最も大きな曲げが生じる中央部に電子部品106が実装されていないと、最も厳しい条件下での評価ができないからである。また、デバイス実装基板の両側に、均等な荷重を作用させる必要があるが、(中央部からのずれの程度によって、電子部品106に作用するストレスが異なるため、)中央部に電子部品106が実装されていないと、左右に均等なストレスを与えることができなくなり、適正な評価をおこなえないからであった。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、基板サイズや電子部品の実装位置の如何にかかわらず、あらゆる仕様のデバイス実装基板に対して適正な耐性評価を与えることができる曲げ試験装置及びその試験方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
【0010】
(1)電子部品が実装されたデバイス実装基板を固定保持する基板保持部材と、前記基板保持部材に固定保持された前記デバイス実装基板に対して、進退自在な荷重用ヘッドと、装置を作動させるために必要な情報を入力するための操作パネル部と、前記装置の作動状態についての情報を表示するための表示パネルと、を具備した曲げ試験装置において、前記デバイス実装基板の一辺に平行で前記電子部品の実装箇所を通る直線と前記基板の他辺が交差する箇所を、前記基板保持部材に、固定保持させ、前記直線と直交する直線上の、前記実装箇所から前記他辺の両側に向けて等しい距離だけ離れた位置の前記基板上に、前記荷重用ヘッドによって、それぞれ等しい荷重を作用させることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、(たとえ電子部品が基板の偏った位置に実装されていても)常に、電子部品の左右に均等なストレスを与えることができ、信頼性の高い適正な評価をおこなうことができる。
【0012】
(2)前記荷重用ヘッドが、相互の間隔を調整可能な一対のシャフトの先端に、設けられていることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、基板のサイズに応じて、シャフトの間隔を調整することにより、荷重用ヘッドを基板の適正な位置に対応させることができる。つまり、基板のサイズの如何を問わず、常に、適正に荷重を作用させることができる。
【0014】
(3)前記荷重用ヘッドが、前記一対のシャフトの先端に、着脱自在に取付られることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、基板のサイズや試験の条件等に応じて、荷重用ヘッドを適切なものと取り替えることができる。
【0016】
(4)前記基板保持部材が、相互の間隔を調整可能な一対の支持部材の先端に、設けられていることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、基板のサイズに応じて、支持部材の間隔を調整することにより、基板を適正な状態で保持することができる。つまり、基板のサイズの如何を問わず、常に、適正な状態に保持することができる。
【0018】
(5)前記基板保持部材が、前記一対の支持部材の先端に、着脱自在に取付られることを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、基板のサイズに応じて、基板保持部材を適切なものと取り替えることができる。
【0020】
(6)電子部品が実装されたデバイス実装基板の曲げ試験方法において、前記デバイス実装基板の一辺に平行で前記電子部品の実装箇所を通る直線と前記基板の他辺が交差する箇所を固定保持し、上記直線と直交する直線上の、前記実装箇所から前記他辺の両側に向けて等しい距離だけ離れた位置の前記基板上に、それぞれ等しい荷重を作用させることを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、(たとえ電子部品が基板の偏った位置に実装されていても)常に、電子部品の左右に均等なストレスを与えることができ、信頼性の高い適正な評価をおこなうことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態に係る曲げ試験装置及びその試験方法について細に説明する。
図1は、曲げ試験装置(以下、装置という)の構成を示し、この装置は、エアシリンダ荷重部1、エア供給回路部2、基板保持機構部3、制御ユニット4、操作パネル部5とで構成されている。
【0023】
エアシリンダ荷重部1では、地上に固定状態に立設されたシリンダ取り付けベース9には、エアシリンダ8が固定され、そのピストン(図示省略)の下部に荷重用ヘッド11が取り付けられており、このエアシリンダ8を作動させることにより、荷重用ヘッド11を上下に動作させて、下方の基板保持機構部3に固定状態に支持された基板(デバイス実装基板)7に荷重を加え、繰り返し曲げ試験を実施することができる。
【0024】
また、そのピストンの上部には、取り付け板12を介して、曲げ量調節ネジ13が取り付けられており、その曲げ量調節ネジ13を操作することにより、荷重用ヘッド11のストローク限度を調節し、基板7の曲げ変形量を調整できるようになっている。
【0025】
エア供給回路部2は、エア方向切替弁15を具備し、制御ユニット4からの制御信号により、エア方向切替弁15を切換動作させつつエアシリンダ8に圧縮エアを供給し、そのピストンを上下に作動させ、上述のように、荷重用ヘッド11を上下に繰り返し動作させる。
【0026】
基板保持機構部3では、地上に所定の高さで支持された一対の基板保持部材17,17が、基板保持用ネジ18,18により基板7を挟持状態に固定保持する。その基板保持部材17は、その内側に基板7をはめ込む溝が形成され、基板保持用ネジ18によって、位置調整・固定自在となっており、基板7のサイズ(幅)に応じてその間隔を調整することにより、どのようなサイズの基板7をもしっかりと挟持固定することができる。かつ、曲げ試験の支点としたい箇所を、CSPやBGA等の電子部品6の実装箇所に応じて、適宜自由に選択して、基板7を固定保持することができる。
【0027】
制御ユニット4は、操作パネル部5からの動作開始信号、動作停止信号およびエアシリンダ荷重部1からのエアシリンダ上限センサ10c、エアシリンダ下限センサ10dからの検出信号に基づいて、エア供給回路部2に指令を送出し、その制御をおこなう。
【0028】
また、制御ユニット4は、デバイス(電子部品)の不良検出リード線20にて基板7と接続され、試験実施中に、デバイス不良(電気的非導通)が発生した時(耐性の限度時点)における荷重付加(曲げ)停止制御もおこなう。
【0029】
一方、操作パネル部5は、装置の動作開始信号、動作停止信号を制御ユニット4に送出し、また、曲げ回数をカウントし、付設の表示パネル(図示省略)にこれを表示する。
【0030】
図2は基板保持機構部3の平面図で、同図から明らかなように、シャフト調整ネジ22を緩めれば、基板保持シャフト用レール23,23の幅(間隔)を調整することができ、これにより、基板保持部材17,17を左右に移動させ、その間隔を調整することができる。
【0031】
従って、基板7のサイズに合わせた位置(間隔)で、そのシャフト調整ネジ22を締め付けて両レール23,23を固定すれば、あらゆるサイズの基板7をしっかりと固定保持することができる。
【0032】
図3は、装置の正面図で、同図から明らかなように、エアシリンダ荷重部1のシャフト部24では、2本のシャフト26,26が、ガイドバー28を介して、エアシリンダ8のピストンに支持されており、各シャフト26の先端に、荷重用ヘッド11が着脱自在に取り付けられている。なお、図3では、図1に示すエア供給回路部2、制御ユニット4、操作パネル部5の図示は省略している。
【0033】
図4は、シャフト部24の拡大図で、図示のように、シャフト26の上部に固定された(貫通孔を有する)支持ヘッド29が、(エアシリンダ8のピストンに固定支持された)ガイドバー28に移動自在に被嵌挿通され、その支持ヘッド29の上部に螺装されたシャフト調整ネジ25の締め付けによって、両シャフト26,26をガイドバー28の任意の位置に固定することができる。従って、基板7のサイズに応じて、両シャフト26,26の間隔、つまり、荷重用ヘッド11,11の間隔を調整することができ、これにより、いかなる仕様の基板7にも柔軟に対処することができる。
【0034】
図5(A)(B)および図6(A)(B)は、基板7と荷重用ヘッド11との対応位置関係を示し、図5(A)(B)は、細長い基板7の中央部に電子部品6が実装されている場合に、荷重用ヘッド11,11の間隔を大として、その両側に均等な荷重を作用させることができることを示している。
【0035】
また、図6(A)(B)では、幅が広い(矩形状の)基板7に電子部品6が偏った位置(中央部ではない位置)に実装されている場合に、荷重用ヘッド11,11の間隔を小として、その電子部品6の両側に均等な荷重を作用させることができることを示している。
【0036】
つまり、図5(B)、図6(B)に示すように、基板(デバイス実装基板)7の一辺に平行で電子部品6の実装箇所を通る直線Kと基板7の他辺が交差する箇所を(基板保持部材17,17で)固定保持し、直線Kと直交する直線L上の、実装箇所から他辺の両側に向けて等しい距離だけ離れた位置の前記基板7上に、(荷重用ヘッド11,11によって)それぞれ等しい荷重を繰り返し作用させることができる。なお、図5(B)および図6(B)は基板7の平面(上から見た状態)を示している。
【0037】
図7(A)(B)は、基板7と荷重用ヘッド11の側面から見た対応関係を示し、図7(A)は、基板7の幅が比較的に広い場合に、それに対応させて比較的に大きなサイズの荷重用ヘッド11をシャフト26に取り付けた場合、図7(B)は、基板7の幅が比較的に狭い場合に、それに対応させて比較的に小さなサイズの荷重用ヘッド11をシャフト26に取り付けた場合、を示している。
【0038】
また、図7(C)は、基板7と荷重用ヘッド11の正面からから見た対応関係を示し、この場合、基板7の片側にのみ荷重を作用させるような曲げ試験が可能であることを示している。なお、荷重用ヘッド11のシャフト26への取り付けは、例えば、ボルト締結や、ねじ込み式、嵌合結合等の着脱自在な結合方法が好ましいが、荷重用ヘッド11がシャフト26の先端に固着されていてもよい。
【0039】
次いで、図1に基づいて、本装置を用いた繰り返し曲げ試験方法について説明する。
まず、エアシリンダ荷重部1の可動部である荷重用ヘッド11が所定の速度で作動するように、エア供給圧力およびスピードコントローラ21a,21bを調整する。そのスピードコントローラ21a,21bは、例えば、弁開度の調整が可能な絞り弁等からなり、その調整は、操作パネル部5からの指示によって制御ユニット4から送出される指令で自動的におこなわせるのが好ましいが、これに限定されることなく、手動でおこなわれてもよい。なお、エア供給圧力は、3.5kg/cm に設定するのが好ましい。
【0040】
次いで、基板保持部材17の基板保持用ネジ18を調整して、両基板保持部材17,17間に基板7を取り付ける。その際に、基板7のCSPやBGA等の電子部品6の実装箇所が曲げ支点となるように、シャフト調節ネジ22を緩め、基板7のサイズに合わせて、シャフト用レール23,23の間隔を調整し、基板保持シャフト(支持部材)19,19を移動させて基板7をセットする。このような調整により、基板7のサイズの如何にかかわらず、また、電子部品6の実装位置の如何にかかわらず、実使用に則した適切な状態で固定状態に保持することができる。
【0041】
また、基板7と制御ユニット4との間には、不良検出用リード線20が接続されており、試験の実施中に、接続抵抗値を連続的にモニタリングする。なお、不良検出システムは、以下のように機能する。すなわち、CSPやBGA内の配線と基板7の配線をリード線20で繋ぐことにより、CSPやBGA内の配線、基板7の配線、CSPやBGAと基板との接合部のいずれかの箇所が断線した場合、これを即座に電気的非導通(このような状態では、電気的特性を発揮できなくなっている)として検出することができる。
【0042】
上述のように基板7を保持した後、シャフト幅調節ネジ25により、2つの荷重用ヘッド11,11の位置を適正な荷重付加位置に調整して固定する。基板7の片側にのみ荷重を作用させる場合には、シャフト幅調節ネジ25を緩めて、一方の荷重用ヘッド11を取り除き、片方の荷重ヘッド11のみで基板7に対して荷重を作用させるようにする。
【0043】
次いで、曲げ量調節ネジ13により、基板7の変位量を概ね3mm程度に設定する。次に、操作パネル部5から曲げ試験開始操作指令を送出する。そうすると、制御ユニット4は、まず、エア方向切替弁15に切替信号を送信し、エア方向切替弁15はエア供給の切替動作を開始する。この切替動作により、エアシリンダ8が作動し、荷重用ヘッド11が基板7に対して繰り返し荷重を付加する。
【0044】
荷重用ヘッド11が基板7に対して荷重を付加した時、エアシリンダ8の下限センサ10dがこれを検知し、0.5秒程度荷重を付加した後、さらに、エア方向切替弁15は、制御ユニット4からの上下動切替指示により、エア供給先が切替られ、荷重用ヘッド11は上昇動作を開始する。
【0045】
その後、荷重用ヘッド11が上端に到達した時には、下限センサ10cがこれを検知し、0.5秒程度待機した後、エア方向切替弁15はエアの供給先を切り替え、再び、荷重付加動作をおこなう。このように、エアの供給先を切り替えることにより、上下に荷重付加動作を繰り返すことができ、基板7の曲げによるストレスの耐久性を確認することができる。
【0046】
繰り返し曲げ動作中に、制御ユニット4は基板7に実装された電子部品6の電気的不良を連続的にチェックし、不良モードとしては、電気的オープン状態を電気的不良とする。電気的オープン状態が発生しなかった場合は、試験を続行し、発生した場合には、直ちに、繰り返し曲げ荷重を停止する。
【0047】
その際(電気的オープン状態が発生した場合)、回数カウントアップ信号を操作パネル部5に送信し、表示パネルはその時の曲げ回数を表示する。つまり、その回数カウントアップ信号が操作パネル部5に送信された時点が、その荷重条件下での基板7の曲げによるストレスの耐久性の限度である。
【0048】
以上のように、本装置によれば、基板7のサイズや電子部品6の実装位置の如何にかかわらず、あらゆる仕様のデバイス実装基板7に対して、繰り返し曲げ試験をおこなうことができ、別途、試験片を作成する必要がなく、実使用に則した耐性についての信頼性の高いデータを得ることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明は、以下のような効果を奏する。
【0050】
請求項1によれば、常に、電子部品の左右に均等なストレスを与えることができ、信頼性の高い適正な評価をおこなうことができる。
【0051】
請求項2によれば、基板のサイズに応じて、シャフトの間隔を調整することにより、荷重用ヘッドを基板の適正な位置に対応させることができ、基板のサイズの如何を問わず、常に、適正に荷重を作用させることができる。
【0052】
請求項3によれば、基板のサイズや試験の条件等に応じて、荷重用ヘッドを適切なものと取り替えることができる。
【0053】
請求項4によれば、基板のサイズに応じて、支持部材の間隔を調整することにより、常に、適正な状態に保持することができる。
【0054】
請求項5によれば、基板のサイズに応じて、基板保持部材を適切なものと取り替えることができる。
【0055】
請求項6によれば、常に、電子部品の左右に均等なストレスを与えることができ、信頼性の高い適正な評価をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る曲げ試験装置の構成を説明するための側面図である。
【図2】同基板保持機構部の平面図である。
【図3】同曲げ試験装置の正面図である。
【図4】同シャフト部の正面図である。
【図5】同シャフト部の説明図である。
【図6】同シャフト部の説明図である。
【図7】同基板と荷重用ヘッドの対応関係の説明図である。
【図8】従来の曲げ試験装置の一例を示す構成図である。
【図9】従来の曲げ試験装置の他の例を示す構成図である。
【符号の説明】
5−操作パネル部
6−電子部品
7−基板
11−荷重用ヘッド
17−基板保持部材
19−支持部材
26−シャフト
K,L−直線

Claims (6)

  1. 電子部品が実装されたデバイス実装基板を固定保持する基板保持部材と、
    前記基板保持部材に固定保持された前記デバイス実装基板に対して、進退自在な荷重用ヘッドと、
    装置を作動させるために必要な情報を入力するための操作パネル部と、
    前記装置の作動状態についての情報を表示するための表示パネルと、
    を具備した曲げ試験装置において、
    前記デバイス実装基板の一辺に平行で前記電子部品の実装箇所を通る直線と前記基板の他辺が交差する箇所を、前記基板保持部材に、固定保持させ、
    前記直線と直交する直線上の、前記実装箇所から前記他辺の両側に向けて等しい距離だけ離れた位置の前記基板上に、前記荷重用ヘッドによって、それぞれ等しい荷重を作用させることを特徴とする曲げ試験装置。
  2. 前記荷重用ヘッドが、相互の間隔を調整可能な一対のシャフトの先端に、設けられていることを特徴とする請求項1に記載の曲げ試験装置。
  3. 前記荷重用ヘッドが、前記一対のシャフトの先端に、着脱自在に取付られることを特徴とする請求項2に記載の曲げ試験装置。
  4. 前記基板保持部材が、相互の間隔を調整可能な一対の支持部材の先端に、設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の曲げ試験装置。
  5. 前記基板保持部材が、前記一対の支持部材の先端に、着脱自在に取付られることを特徴とする請求項4に記載の曲げ試験装置。
  6. 電子部品が実装されたデバイス実装基板の曲げ試験方法において、前記デバイス実装基板の一辺に平行で前記電子部品の実装箇所を通る直線と前記基板の他辺が交差する箇所を固定保持し、上記直線と直交する直線上の、前記実装箇所から前記他辺の両側に向けて等しい距離だけ離れた位置の前記基板上に、それぞれ等しい荷重を作用させることを特徴とする曲げ試験方法。
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