JP2002048143A - ローラの組合せ及びこの組合せを用いたローラねじ並びに転がり案内装置 - Google Patents

ローラの組合せ及びこの組合せを用いたローラねじ並びに転がり案内装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接するローラが接触するのを防止でき、か
つローラのスキューも防止できるローラの組合せを提供
する。 【解決手段】 ローラ循環路を循環する複数のローラ2
0…の組合せであって、外周面に円周溝23…が形成さ
れた溝付きローラ20a…と外周面に環状リテーナ21
…を有するリテーナ付きローラ20b…とが交互に配置
され、前記環状リテーナ21…は前記溝付きローラ20
a…の前記円周溝23…に噛み合い、前記リテーナ付き
ローラ20b…の円筒面27と前記溝付きローラ20a
の円筒面26との間に隙間Wが開けられる。環状リテー
ナ21は隣の溝付きローラ20aの円周溝23に噛み合
っているので、ローラ20が軸線および進行方向を含む
平面で倒れようとしても、倒れることができない。この
ため、所謂スキューを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラ循環路を転
がり運動する複数のローラの組合せに関し、特にローラ
ねじ又は転がり案内装置のローラ循環路を転がり運動す
るローラの組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ねじ軸とナット部材との間に
ローラを介在したローラねじが知られている。ねじ軸を
ナット部材に対して相対的に回転すると、ナット部材が
ねじ軸の軸線方向に円滑に直線運動する。
【0003】ねじ軸には螺旋状のローラ転走溝が形成さ
れる。一方、ナット部材にはローラ転走溝に対応する螺
旋状の負荷転走溝を含むローラ循環路が形成される。ロ
ーラは、ねじ軸とナット部材との間を、ねじ溝の外周を
回るように転がり運動し、ローラ循環路を循環する。こ
のローラねじにおいて、複数のローラは、隣接するロー
ラの軸線が略平行を保つようにローラ循環路にパラレル
配列されることもあるし、隣接するローラの軸線が直交
するようにクロス配列されることもある。
【0004】ローラ循環路にローラのみを配列した総ロ
ーラのローラねじの場合、隣接するローラが互いに接触
し、金属製のローラ間に生ずる摩擦によって、ローラが
円滑に運動できなくなったり、ローラが損傷したりする
という問題が生じる。
【0005】この問題を解決するために、一連のローラ
を回転・摺動自在に保持し、隣接するローラが接触する
のを防止するリテーナを設けたべアリング用ローラ連結
構造(特開昭63−199919号公報)が知られてい
る。図12はべアリング用ローラ連結構造の平面図を示
し、図13はべアリング用ローラ連結構造の側面図を示
す。
【0006】このベアリング用ローラ連結構造では、ロ
ーラ1…は隣接するローラ1…の軸線が互いに直交する
ようにクロス配列され、複数のローラ1…それぞれの外
周面に円周溝1a…が形成され、この円周溝1a…それ
ぞれに2個の略C形状の連結輪2a,2bが互いに反対
方向を向くように重ねて配置され、連結輪2a,2bの
開放端に折り曲げられた折曲げ軸部3,3,3,3が形
成され、隣接する一対のローラ1,1間に折曲げ軸部3
…を軸支する軸受部4を十文字状に設けた連結体が配置
されている。
【0007】また、一連のローラ1…を回転・摺動自在
に保持し、隣接するローラ1…が接触するのを防止する
リテーナ5を設けたクロスローラ用ローラ(実開平6−
40451号公報参照)も知られている。図14はリテ
ーナ5のみの平面図を示し、図15はリテーナ5にロー
ラ1…を組み込んだ断面図を示す。
【0008】このクロスローラ用ローラでは、ローラ1
…は隣接する一対のローラ1,1の軸線が直交するよう
にクロス配列され、複数のローラ1…それぞれの外周面
の中央に円周溝1a…が形成され、この円周溝1a…に
リテーナ5のC字状の嵌合部6…が嵌められている。リ
テーナ5は、ローラ1…の円周溝1a…に嵌合するC字
状の嵌合部6…と、このC字状の嵌合部6…を直鎖状に
連結する連結部7…とを有し、隣接するC字状の嵌合部
6…は互いに直交している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一連の
ローラを回転・摺動自在に保持する従来のリテーナにあ
っては、リテーナがローラを包み込み、リテーナ内でロ
ーラが自転する構造になっているので、リテーナとロー
ラとの間に僅かな隙間を開けなければならない。この僅
かな隙間によって、ローラがローラの軸線および進行方
向を含む平面で倒れ、所謂スキューを起こし、これによ
り、ローラ循環路でローラの整列循環が妨げられてしま
うおそれがある。また、この僅かな隙間を形成するため
に、リテーナとローラとの間に潤滑油を含浸する等、様
々な製造上の努力が必要になってしまう。
【0010】そこで、本発明は、隣接するローラが接触
するのを防止でき、かつローラのスキューも防止できる
ローラの組合せ及びこの組合せを用いたローラねじ並び
に転がり案内装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものでない。上記課題を
解決するために、本発明者は、外周面に円周溝が形成さ
れた溝付きローラと、外周面に環状リテーナを有するリ
テーナ付きローラとを交互に配置し、隣接するローラの
外周面が接触するのを防止し、かつローラのスキューも
防止した。
【0012】すなわち、本発明は、ローラ循環路を循環
する複数のローラ(20…)の組合せであって、外周面
に円周溝(23…)が形成された溝付きローラ(20a
…)と、外周面に環状リテーナ(21…)を有するリテ
ーナ付きローラ(20b…)とが交互に配置され、前記
環状リテーナ(21…)は、前記溝付きローラ(20a
…)の前記円周溝(23…)に噛み合い、前記リテーナ
付きローラ(20b…)の円筒面(27)と前記溝付き
ローラ(20a)の円筒面(26)との間に隙間(W)
が開けられることを特徴とするローラの組合せにより、
上述した課題を解決した。
【0013】ここで、環状リテーナはリテーナ付きロー
ラと別体に形成されてもよいし、ローラと一体に形成さ
れてもよい。すなわち、例えば樹脂製の環状リテーナを
金属製のローラに装着することで環状リテーナがローラ
と別体で形成されてもよいし、金属製のローラを加工す
ることで環状リテーナがローラと一体に形成されてもよ
い。
【0014】この発明によれば、隣接する溝付きローラ
の円筒面とリテーナ付きローラの円筒面との間には僅か
な隙間が開けられるので、隣接するローラは円筒面で接
触することなく、リテーナ付きローラの環状リテーナと
溝付きローラの円周溝のみで接触する。したがって、隣
接するローラの円筒面(金属面)が互いに接触するのを
防止することができる。また、リテーナ付きローラの環
状リテーナが隣の溝付きローラの円周溝に噛み合ってい
るので、ローラがローラの軸線および進行方向を含む平
面で倒れようとしても、倒れることができない。このた
め、所謂スキューを防止することができる。
【0015】また、本発明は、前記リテーナ付きローラ
(20b…)は、外周面に円周溝(23…)が形成され
たリテーナ付きローラ本体(24…)を備え、前記環状
リテーナ(21…)は、このリテーナ付きローラ本体
(24…)の円周溝(23…)に組み込まれることを特
徴とする。
【0016】この発明によれば、リテーナ付きローラ本
体を溝付きローラと同一形状にすることができ、これら
のローラの製造が容易になる。
【0017】また、本発明は、前記環状リテーナ(21
…)は、樹脂からなり、前記リテーナ付きローラ本体と
共に回転するように前記リテーナ付きローラ本体(24
…)と一体に成形されることを特徴とする。ここで、リ
テーナ付きローラは、例えばリテーナ付きローラ本体を
インサートして環状リテーナとリテーナ付きローラ本体
を一体に成形するインサート成形法等によって成形され
る。
【0018】この発明によれば、環状リテーナとリテー
ナ付きローラ本体との間に隙間を形成する必要がないの
で、製造が容易になる。また、摩擦力は、環状リテーナ
と環状リテーナが巻かれたリテーナ付きローラ本体との
間で生じることなく、接触面積の少ない、環状リテーナ
のと円周溝との間で生じる。したがって、全体の摩擦力
を低減することができる。
【0019】また、本発明は、螺旋状のローラ転走溝
(11a)を有する軌道軸(11)と、前記ローラ転走
溝(11a)に対応する螺旋状の負荷ローラ転走溝(1
2a)を含むローラ循環路を有して、該軌道軸(11)
に相対運動自在に組みつけられたスライド部材(12)
と、前記ローラ循環路内に配列・収容されて、前記軌道
軸(11)に対する前記スライド部材(12)の相対運
動に併せて循環する複数のローラ(20…)とを備える
ローラねじにおいて、前記ローラ循環路には、外周面に
円周溝(22…)が形成された溝付きローラ(20a
…)と、外周面に環状リテーナ(21…)を有するリテ
ーナ付きローラ(20b…)とが交互に配置され、前記
環状リテーナ(21…)は、前記溝付きローラ(20a
…)の前記円周溝(22…)に噛み合い、前記リテーナ
付きローラ(20b…)の円筒面(27…)と前記溝付
きローラ(20a…)の円筒面(26…)との間に隙間
(W)が開けられ、前記ローラ転走溝(11a)及び前
記負荷ローラ転走溝(12a)の少なくとも一方には、
前記環状リテーナ(21…)を案内する案内溝(14,
14,17,17)が形成されることを特徴とするロー
ラねじにより、上述した課題を解決した。
【0020】この発明によれば、隣接する溝付きローラ
の円筒面とリテーナ付きローラの円筒面との間には僅か
な隙間が開けられるので、隣接するローラは円筒面で接
触することなく、リテーナ付きローラの環状リテーナと
溝付きローラの円周溝のみで接触する。したがって、隣
接するローラの円筒面(金属面)が接触するのを防止す
ることができる。また、リテーナ付きローラの環状リテ
ーナが隣の溝付きローラの円周溝に噛み合っているの
で、ローラがローラの軸線および進行方向を含む平面で
倒れようとしても、倒れることができない。このため、
所謂スキューを防止することができる。さらに、環状リ
テーナが案内溝で案内されているので、ローラの倒れ、
スキューをより防止することができる。
【0021】また、本発明は、長手方向に延びるローラ
転走面(31a,31a)を有する軌道軸(31)と、
前記ローラ転走面(31a,31a)に対応する負荷ロ
ーラ転走面(34a,34a)を含むローラ循環路を有
して、該軌道軸(31)に相対運動自在に組み付けられ
たスライド部材(32)と、前記ローラ循環路内に配列
・収容されて、前記軌道軸(31)に対する前記スライ
ド部材(32)の相対運動に併せて循環する複数のロー
ラ(36…)と、を備える転がり案内装置において、前
記ローラ循環路には、外周面に円周溝(38…)が形成
された溝付きローラ(36b…)と、外周面に環状リテ
ーナ(37…)を有するリテーナ付きローラ(36a
…)とが交互に配置され、前記環状リテーナ(37…)
は、前記溝付きローラ(36b…)の前記円周溝(38
…)に噛み合い、前記リテーナ付きローラ(36a…)
の円筒面と前記溝付きローラ(36b…)の円筒面との
間に隙間が開けられ、前記ローラ転走面(31a,31
a)及び前記負荷ローラ転走面(34a,34a)の少
なくとも一方には、前記環状リテーナ(37…)を案内
する案内溝(42…)が形成されることを特徴とする転
がり案内装置により、上述した課題を解決した。
【0022】この発明によれば、上述の理由により、隣
接するローラが接触するのを防止でき、かつローラのス
キューも防止できる。
【0023】また、本発明は、ローラ循環路を循環する
複数のローラの組合せであって、前記複数のローラそれ
ぞれは、外周面に環状リテーナ(21…)を有するリテ
ーナ付きローラ(20b…)から構成され、隣り合う前
記リテーナ付きローラ(20b…)の円筒面(27,2
7)の間には、隙間(W)が開けられ、前記環状リテー
ナ(21…)は、樹脂からなり、前記リテーナ付きロー
ラ(20b…)と共に回転するように前記リテーナ付き
ローラ(20b…)と一体に成形され、前記ローラ循環
路を構成する壁面(28)には、前記環状リテーナ(2
1…)を案内する案内溝(29)が形成されることを特
徴とするローラの組合せにより、上述した課題を解決し
た。
【0024】この発明によれば、隣接するリテーナ付き
ローラの間には僅かな隙間が開けられるので、隣接する
リテーナ付きローラは円筒面で接触することなく、環状
リテーナの外周面のみで接触する。したがって、隣接す
るリテーナ付きローラの円筒面(金属面)が接触するの
を防止することができる。また、環状リテーナが案内溝
で案内されているので、リテーナ付きローラの倒れ、ス
キューを防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
におけるローラの組合せを適用したローラねじを示す。
このローラねじは、外周面に螺旋状のローラ転走溝11
aが形成されたねじ軸11(軌道軸)と、内周面に該ロ
ーラ転走溝11aに対応する螺旋状の負荷転走溝12a
を含むローラ循環路が形成されて該ねじ軸11に相対運
動自在に組みつけられたナット部材12(スライド部
材)と、前記ローラ循環路内に配列・収容されて、前記
ねじ軸11に対するナット部材12の相対運動に併せて
循環する複数のローラとを備える。ねじ軸11のローラ
転走溝11aとナット部材12の負荷転走溝12aとの
間で上記ローラ循環路の負荷転走路が構成される。ナッ
ト部材12はリターンパイプ13を具備している。この
リターンパイプ13によって、該負荷転走路の一端と他
端とを連通する無負荷戻し通路が形成される。ねじ軸1
1のナット部材12に対する相対的な回転に伴なって、
ローラがローラ転走溝11aと負荷転走溝12aとの間
を転がり運動し、また、ナット部材12がねじ軸11に
対して直線運動する。
【0026】図2は、上記ローラねじを軸線方向で切断
した断面を示す。ねじ軸11の外周面には、所定のリー
ドを有するローラ転走溝11aが形成されている。ロー
ラ転走溝11aは断面V字状で、その傾斜壁面のなす角
度は略90度に設定される。このローラ転走溝11aの
壁面13a又は13bをローラ20が転がり運動する。
ローラ転走溝の壁面13a及び13bの少なくとも一方
には、ローラ転走溝11aに沿ってリテーナ付きローラ
の環状リテーナ(詳細は後述する)を案内する断面円弧
状の案内溝14,14が形成される。この案内溝14,
14は、環状リテーナとの干渉を避けるように、環状リ
テーナの幅Wよりも僅かに広く、しかも環状リテーナの
高さよりも僅かに深く形成される。
【0027】ナット部材12は、ねじ軸11に隙間をも
って嵌められる。ナット部材12は、略円筒状をなし、
その端部に案内対象と結合するためのフランジ15を備
える。ナット部材12の内周面には、ねじ軸11のリー
ドと等しいリードを有する螺旋状の負荷転走溝12aが
形成される。この負荷転走溝12aも断面V字状で、負
荷転走溝12aの傾斜壁面のなす角度も略90度に設定
される。負荷転走溝12aの壁面16aまたは壁面16
bをローラが転がり運動する。対向する負荷転走溝12
aとローラ転走溝11aとの間に、断面略正方形の負荷
転走路が形成される。負荷転走溝12aの壁面16a及
び16bの少なくとも一方には、負荷転走溝12aに沿
ってリテーナ付きローラの環状リテーナを案内する断面
円弧状の案内溝17,17が形成される。この案内溝1
7,17は、環状リテーナとの干渉を避けるように、環
状リテーナの幅Wよりも僅かに広く、しかも環状リテー
ナの高さよりも僅かに深く形成される。図1に示すよう
に、ナット部材12には、リターンパイプ13の両側が
挿入されるリターンパイプ嵌合穴が開けられる。このリ
ターンパイプ嵌合穴は、負荷転走溝12a内まで延び
る。リターンパイプ13は、パイプ押さえ18によって
ナット部材12に固定されている。
【0028】図3は、ローラ循環路の負荷転走路を転動
するローラを示す。ナット部材12の負荷転走溝12a
とねじ軸11のローラ転走溝11aとの間の負荷転走路
には、複数のローラ20…が配列・収容される。ローラ
20…は、円筒形でその側面形状が略正方形である。ロ
ーラ20…は、負荷転走路の対辺となる壁面13aと壁
面16aの間、あるいは壁面13bと壁面16bとの間
を転がり運動する。ローラ20…の外径は、壁面間の距
離とほぼ同一寸法とされ、ローラ20の軸線方向の長さ
は壁面間の距離よりも若干小さい寸法とされる。なお、
ローラ20には予圧をかけてもよいし、かけなくてもよ
い。複数のローラ20…は、隣接するローラ20…の軸
線が略平行を保つようにパラレル配列されることもある
し、隣接するローラ20…の軸線が略直交するようにク
ロス配列されることもある。この実施形態では、複数の
ローラ20…は隣接するローラ20…の軸線が略平行を
保つようにパラレル配列されている。
【0029】また、複数のローラ20…は、外周面に円
周溝22…が形成された溝付きローラ20a…と、外周
面に環状リテーナ21…を設けたリテーナ付きローラ2
0b…とが交互に配置された構成となっていている。円
周溝22…は、断面円弧状で溝付きローラ20aの外周
面の高さ方向における略中央に1周形成される。環状リ
テーナ21…は、円周溝22…の断面形状に形状が合わ
せられた断面円弧状に形成される。断面円弧状のリテー
ナ付きローラ20b…の環状リテーナ21…は、隣り合
う溝付きローラ20a…の円周溝22…に噛み合う。
【0030】リテーナ付きローラ20b…それぞれは、
外周面に円周溝23が形成されたリテーナ付きローラ本
体24と、このリテーナ付きローラ本体24の円周溝2
3に組み込まれた環状リテーナ21とから構成される。
環状リテーナ21は、リテーナ付きローラ本体24の外
周面から突出する。そして、環状リテーナ21は、合成
樹脂からなり、リテーナ付きローラ本体24と共に回転
するようにリテーナ付きローラ本体24と一体に成形さ
れる。このリテーナ付きローラ20bは、リテーナ付き
ローラ本体24を金型内にインサートし、環状リテーナ
21とリテーナ付きローラ本体24を一体に射出成形す
る所謂インサート成形法等によって成形される。
【0031】図4及び図5は、ローラ循環路の負荷転走
路を転動するローラの変形例を示す。この変形例では、
ローラ25…にはテーパのついたテーパコロが用いられ
る。テーパコロの円錐の頂点Qは、ねじ軸11の中心線
上に位置する。これにより、負荷転走溝12aとローラ
転走溝11aとの間を、テーパコロがすべることなく転
がり運動する。
【0032】図6は、ローラ20,25を構成する溝付
きローラ20a…の円筒面とリテーナ付きローラ20b
…の円筒面との間に形成される隙間Wを示す。この図に
示すように、溝付きローラ20a…の円筒面(外周面に
おける円周溝22が形成された以外の部分)とリテーナ
付きローラ20b…の円筒面(外周面における環状リテ
ーナが形成された以外の部分)との間には隙間Wが開け
られている。
【0033】ねじ軸11が回転されると、ローラ20…
は荷重を受けながら負荷転走路内をねじ軸11の周方向
に転がる。ねじ軸11の外周を転がるローラ20…は、
リターンパイプ13で掬い上げられる。掬い上げられた
ローラ20…は、リターンパイプ13内を通過する。そ
して、ローラ20…は、数ピッチ間隔を隔てて、再び負
荷転走路に戻される。ねじ軸11の回転方向を反転する
と、各ローラ20…はこの逆の経路を辿って循環する。
なお、ねじ軸11を固定側として、ナット部材12を回
転させる場合も同様に循環する。
【0034】ローラ20…が荷重を受けながら負荷転走
路内転がるとき、ローラ20…における、ねじ軸11の
内周側と外周側とで速度差が生じ、ローラ20…がロー
ラ20…の軸線と進行方向を含む平面で倒れようとし、
ローラ20…のスキューが発生する。しかし、本発明に
よれば、図7に示すように、リテーナ付きローラ20b
…の環状リテーナ21…が隣の溝付きローラ20a…の
円周溝22…に噛み合っているので、ローラ20…がロ
ーラ20…の軸線および進行方向を含む平面で倒れよう
としても、倒れることができない。このため、所謂スキ
ューを防止することができる。さらに、環状リテーナ2
1…は案内溝14,14,17,17で案内されている
ので、ローラ20…の倒れ、スキューをより防止するこ
とができる。
【0035】また、図6に示すように、隣接する溝付き
ローラ20a…の円筒面26…とリテーナ付きローラ2
0b…の円筒面27…との間には僅かな隙間Wが開けら
れているので、隣接するローラ20…は円筒面26…,
27…で接触することなく、リテーナ付きローラ20b
…の環状リテーナ21…と溝付きローラ20a…の円周
溝22…のみで接触する。したがって、隣接するローラ
20…の円筒面26…,27…(金属面)が互いに接触
するのを防止することができる。
【0036】ところで、本ローラねじの例では、ねじ軸
11のローラ転走溝11aを転がるローラ20を、リタ
ーンパイプ13で掬い上げ数巻き分戻したが、他に、ロ
ーラ20を掬い上げるデフレクタをナット部材12に設
ける構成が挙げられる。すなわち、ねじ軸11のローラ
転走溝11a上を転走してきたローラ20をこのデフレ
クタによって該ローラ転走溝11aから離脱させ、ねじ
軸11の外径部を飛び越えて1リード前のローラ転走溝
11aに戻してもよい。また、図示はしないが、ナット
部材12を、負荷転走溝が形成されたナット本体と、該
ナット本体の両端に装着される側蓋とで構成し、このナ
ット本体にローラの戻し通路を形成し、両側蓋に該負荷
転走溝、及び該戻し通路を互いに連通する連通路を形成
したいわゆる側蓋タイプのローラねじも採用し得る。
【0037】図8ないし図10は、本発明の第1の実施
形態におけるローラの組合せを適用した転がり案内装置
としてのリニアガイドを示すものである。このリニアガ
イドは、ベッドまたはサドル等の固定部上でテーブル等
の可動体を案内する周知のリニアガイドで、固定部上に
配設されると共に長手方向に沿って転動体転走面として
のローラ転走面31aが形成された案内レール31(軌
道軸)と、案内レール31のローラ転走面31aに対応
する負荷転走面を含むローラ循環路(転動体循環路)が
形成されて該案内レール31に相対運動自在に組みつけ
られた移動ブロック(スライド部材)32と、ローラ循
環路内に配列収容されて、案内レール31に対する移動
ブロック32の相対運動に併せて循環する複数のローラ
36…とを備える。複数のローラ36…は、ローラ循環
路内に隣り合うローラ36…の軸線が略平行を保つよう
に配列収容されている。複数のローラ36…の無限循環
に伴い、可動体を支持した移動ブロック32が案内レー
ル31に沿って直線運動する。
【0038】案内レール31は、細長く延ばされ、断面
略四角形状をなす。案内レール31の左右両側面には、
長手方向の全長にわたってローラ36…が転がる際の軌
道になるローラ転走面31aが形成される。なお、図示
の案内レール31は直線状であるが、曲線状のレールが
使用されることもある。ローラ転走面31aの条数は左
右で2条設けられているが、その条数はリニアガイドの
用途等に応じて種々変更され得る。
【0039】移動ブロック32は、移動体本体34とそ
の両端に配置される一対の側蓋35とを相互に組み合わ
せて概略構成される。移動体本体34には、ローラ転走
面31aにそれぞれ対向する2条の負荷転走面34aが
設けられている。負荷転走面34a及びローラ転走面3
1aの組み合わせにより、案内レール31と移動ブロッ
ク32との間に左右2条の負荷転走路Cが形成される。
さらに、移動体本体34には、各負荷転走路Cと平行し
て延びる2本の戻し通路Dと、各戻し通路Dと負荷転走
路Cとを結ぶ方向転換路とが設けられている。負荷転走
路C及び戻し通路Dと、それらを結ぶ一対の方向転換路
との組み合わせによって1つのローラ循環路が構成され
る。
【0040】図9に示すように、移動体本体34は、本
体ブロック39と型成形体40…とを備えている。本体
ブロック39は、移動ブロック32に対する荷重に耐え
うるよう鋼等にて構成された高剛性の構造体であり、そ
の上面には本装置による案内対象を固定するためのねじ
穴が形成される。型成形体40…は、本体ブロック39
が設置された金型内に溶融樹脂を射出する、いわゆるイ
ンサート成形法により本体ブロック39と一体に成形さ
れたり、本体ブロック39とは別体で成形された後、本
体ブロック39に組み込まれたりする。
【0041】上述した負荷転走面34a…は本体ブロッ
ク39に形成されている。これに対して戻し通路Dは、
型成形体40に形成されている。本体ブロック39には
負荷転走面34aと平行に延びる2つの貫通孔が形成さ
れ、それらの貫通孔には型成形体40が組み込まれてい
る。図10に示すように、型成形体40には、ローラ3
6…を戻す戻し通路D、及びその戻し通路Dにおいてリ
テーナ付きローラ36aの環状リテーナ37との干渉を
避ける案内溝41が形成されている。また、本体ブロッ
ク39には、負荷転走面34aに沿って環状リテーナ3
7を案内する案内溝42が形成されている。この案内溝
42は、環状リテーナ37…との干渉を避けるように、
環状リテーナ37の幅よりも僅かに広く、しかも環状リ
テーナ37の突出面よりも僅かに深く形成される。この
案内溝42がリテーナ付きローラ36aを案内する。
【0042】ローラ転走面31aと負荷転走面34aと
の間に配列・収容されるローラ36…は、円筒形でその
側面形状が長方形である。複数のローラ36…は、隣接
するローラ36…の軸線が略平行を保つようにパラレル
配列される。
【0043】複数のローラ36…は、外周面に円周溝3
8…が形成された溝付きローラ36a…と、外周面に環
状リテーナ37…を設けたリテーナ付きローラ36b…
とが交互に配置された構成となっていている。円周溝3
8…は、断面円弧状で溝付きローラ36aの外周面の高
さ方向における略中央に1周形成される。環状リテーナ
37…は、円周溝38…の断面形状に形状が合わせられ
た断面円弧状に形成される。断面円弧状のリテーナ付き
ローラ36b…の環状リテーナ37…は、隣り合う溝付
きローラ36a…の円周溝38…に噛み合う。
【0044】移動ブロック32が案内レール31に沿っ
て移動するのに伴って、ローラ36…は、移動ブロック
32からの負荷を受けつつ負荷転走路Cをその一端から
他端まで転走し、その後、一方の方向転換路に掬い上げ
られて戻し通路Dへ導かれ、さらに反対側の方向転換路
を介して負荷転走路Cの一端に戻される。ローラ36…
の循環中にローラ36…がローラ36…の軸線と進行方
向を含む平面で倒れようとし、ローラ36…のスキュー
が発生する。しかし、本発明によれば、リテーナ付きロ
ーラ36b…の環状リテーナ37…が隣の溝付きローラ
36a…の円周溝38…に噛み合っているので、ローラ
36…がローラ36…の軸線および進行方向を含む平面
で倒れようとしても、倒れることができない。このた
め、所謂スキューを防止することができる。さらに、環
状リテーナ37…は案内溝42…で案内されているの
で、ローラ36…の倒れ、スキューをより防止すること
ができる。
【0045】また、溝付きローラ36a…の円筒面(外
周面における円周溝38が形成された以外の部分)とリ
テーナ付きローラ36b…の円筒面(外周面における環
状リテーナ37が形成された以外の部分)との間には隙
間Wが開けられている。このため、隣接するローラ36
…は円筒面で接触することなく、リテーナ付きローラ3
6b…の環状リテーナ37…と溝付きローラ36a…の
円周溝38…のみで接触する。したがって、隣接するロ
ーラ36…の円筒面(金属面)が互いに接触するのを防
止することができる。
【0046】なお、本実施例では、移動ブロック32と
案内レール31との相対運動が直線的になされるが、相
対運動が曲線的になされる構成の案内装置にも本発明は
適用可能であり、且つ、好適である。
【0047】また、本発明のローラ用リテーナは、転が
り案内装置としてのローラスプラインにも適用すること
ができ、また、ローラを使用するものであれば旋回軸受
(クロスローラベアリング)等の軸受にも適用すること
ができる。
【0048】図11は、本発明の第2の実施形態におけ
るローラの組合せを示す。この実施形態では、複数のロ
ーラそれぞれは、第1の実施形態におけるローラと異な
り、外周面に環状リテーナを設けたリテーナ付きローラ
20b…から構成される。このリテーナ付きローラ20
b…の構成は、上記第1の実施形態におけるリテーナ付
きローラ20b…と同一なので同一の符号を附して詳し
い説明は省略する。環状リテーナ21…は、樹脂からな
り、リテーナ付きローラ20b…と共に回転するように
リテーナ付きローラ20b…と一体に成形される。ま
た、隣り合う一対のリテーナ付きローラ20b,20b
の円筒面27,27の間には、隙間Wが開けられる。ロ
ーラ循環路を構成する壁面28には、環状リテーナ21
…を案内する案内溝29が形成されている。
【0049】この第2の実施形態のローラの組合せによ
れば、隣接するリテーナ付きローラ21b…の間には僅
かな隙間が開けられるので、隣接するリテーナ付きロー
ラ21b,21bは円筒面27,27で接触することな
く、環状リテーナ21…の外周面のみで接触する。した
がって、隣接するリテーナ付きローラ20b,20bの
円筒面27,27(金属面)が接触するのを防止するこ
とができる。また、環状リテーナ21…が案内溝29で
案内されているので、リテーナ付きローラ21b…の倒
れ、スキューを防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外周面に円周溝が形成された溝付きローラと外周面に環
状リテーナを設けたリテーナ付きローラとが交互に配置
され、前記リテーナ付きローラの前記環状リテーナは、
前記溝付きローラの前記円周溝に噛み合い、前記リテー
ナ付きローラの円筒面と前記溝付きローラの円筒面との
間に隙間が開けられるので、隣接するローラは円筒面で
接触することなく、リテーナ付きローラの環状リテーナ
と溝付きローラの円周溝のみで接触する。したがって、
隣接するローラの円筒面(金属面)が互いに接触するの
を防止することができる。また、リテーナ付きローラの
環状リテーナが隣の溝付きローラの円周溝に噛み合って
いるので、ローラがローラの軸線および進行方向を含む
平面で倒れようとしても、倒れることができない。この
ため、所謂スキューを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のローラの組合せを適
用したローラねじを示す斜視図。
【図2】上記ローラねじの軸線方向の断面図。
【図3】上記ローラねじのローラ循環路中を循環するロ
ーラを示す図。
【図4】ローラ循環路に配列されるローラの他の例を示
す断面図。
【図5】ローラ循環路中を循環する上記図4のローラを
示す図。
【図6】ローラ間に開けられる隙間を示す図。
【図7】ローラのスキューの防止を示す概念図。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるローラの組み
合わせを適用した転がり案内装置を示す側面図。
【図9】上記転がり案内装置を示す正面図(一部断面図
を含む)。
【図10】図9の負荷転走路及び無負荷戻し通路の拡大
図。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるローラの組
合せを示す正面図。
【図12】従来のべアリング用ローラ連結構造を示す平
面図。
【図13】図12における従来のべアリング用ローラ連
結構造を示す側面図。
【図14】従来のクロスローラ用ローラのリテーナを示
す平面図。
【図15】図14におけるリテーナにローラを組み込ん
だ従来のクロスローラ用ローラの断面図。
【符号の説明】
11a ローラ転走溝 11 ねじ軸 12 ナット部材 12a 負荷転走溝 14,17,29 案内溝 20,36 ローラ 20a 溝付きローラ 20b リテーナ付きローラ 21,37 環状リテーナ 22,23,38,41,42 円周溝 24 リテーナ付きローラ本体 26,27 円筒面 31 案内レール 31a ローラ転走面 32 移動ブロック 36a リテーナ付きローラ 36b 溝付きローラ
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月16日(2000.8.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図12】
【図8】
【図11】
【図13】
【図14】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 25/22 F16H 25/22 L Z (72)発明者 丸山 修 東京都品川区西五反田3丁目11番6号 テ イエチケー株式会社内 (72)発明者 木村 詩乃 東京都品川区西五反田3丁目11番6号 テ イエチケー株式会社内 (72)発明者 廣川 忠 山口県厚狭郡山陽町山野井1173 テイエチ ケー株式会社山口工場内 Fターム(参考) 3J101 AA13 AA26 AA33 AA42 AA52 AA65 AA72 BA04 BA11 BA20 EA31 FA02 FA31 GA60 3J104 AA02 AA25 AA27 AA33 AA57 AA65 AA69 AA75 AA77 AA78 BA01 BA05 BA13 BA15 BA16 BA25 CA13 DA06 DA09 DA13 EA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ循環路を循環する複数のローラの
    組合せであって、 外周面に円周溝が形成された溝付きローラと、外周面に
    環状リテーナを有するリテーナ付きローラとが交互に配
    置され、 前記環状リテーナは、前記溝付きローラの前記円周溝に
    噛み合い、 前記リテーナ付きローラの円筒面と前記溝付きローラの
    円筒面との間に隙間が開けられることを特徴とするロー
    ラの組合せ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナ付きローラは、外周面に円
    周溝が形成されたリテーナ付きローラ本体を備え、 前記環状リテーナは、このリテーナ付きローラ本体の円
    周溝に組み込まれることを特徴とする請求項1に記載の
    ローラの組合せ。
  3. 【請求項3】 前記環状リテーナは、樹脂からなり、前
    記リテーナ付きローラ本体と共に回転するように前記リ
    テーナ付きローラ本体と一体に成形されることを特徴と
    する請求項2に記載のローラの組合せ。
  4. 【請求項4】 螺旋状のローラ転走溝を有する軌道軸
    と、前記ローラ転走溝に対応する螺旋状の負荷ローラ転
    走溝を含むローラ循環路を有して、該軌道軸に相対運動
    自在に組みつけられたスライド部材と、前記ローラ循環
    路内に配列・収容されて、前記軌道軸に対する前記スラ
    イド部材の相対運動に併せて循環する複数のローラとを
    備えるローラねじにおいて、 前記ローラ循環路には、外周面に円周溝が形成された溝
    付きローラと、外周面に環状リテーナを有するリテーナ
    付きローラとが交互に配置され、 前記環状リテーナは、前記溝付きローラの前記円周溝に
    噛み合い、 前記リテーナ付きローラの円筒面と前記溝付きローラの
    円筒面との間に隙間が開けられ、 前記ローラ転走溝及び前記負荷ローラ転走溝の少なくと
    も一方には、前記環状リテーナを案内する案内溝が形成
    されることを特徴とするローラねじ。
  5. 【請求項5】 長手方向に延びるローラ転走面を有する
    軌道軸と、前記ローラ転走面に対応する負荷ローラ転走
    面を含むローラ循環路を有して、該軌道軸に相対運動自
    在に組み付けられたスライド部材と、前記ローラ循環路
    内に配列・収容されて、前記軌道軸に対する前記スライ
    ド部材の相対運動に併せて循環する複数のローラと、を
    備える転がり案内装置において、 前記ローラ循環路には、外周面に円周溝が形成された溝
    付きローラと、外周面に環状リテーナを有するリテーナ
    付きローラとが交互に配置され、 前記環状リテーナは、前記溝付きローラの前記円周溝に
    噛み合い、 前記リテーナ付きローラの円筒面と前記溝付きローラの
    円筒面との間に隙間が開けられ、 前記ローラ転走面及び前記負荷ローラ転走面の少なくと
    も一方には、前記環状リテーナを案内する案内溝が形成
    されることを特徴とする転がり案内装置。
  6. 【請求項6】 ローラ循環路を循環する複数のローラの
    組合せであって、 前記複数のローラそれぞれは、外周面に環状リテーナを
    有するリテーナ付きローラから構成され、 隣り合う前記リテーナ付きローラの円筒面の間には、隙
    間が開けられ、 前記環状リテーナは、樹脂からなり、前記リテーナ付き
    ローラと共に回転するように前記リテーナ付きローラと
    一体に成形され、 前記ローラ循環路を構成する壁面には、前記環状リテー
    ナを案内する案内溝が形成されることを特徴とするロー
    ラの組合せ。
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