JP2002048090A - 長軸ポンプ構造 - Google Patents

長軸ポンプ構造

Info

Publication number
JP2002048090A
JP2002048090A JP2000238549A JP2000238549A JP2002048090A JP 2002048090 A JP2002048090 A JP 2002048090A JP 2000238549 A JP2000238549 A JP 2000238549A JP 2000238549 A JP2000238549 A JP 2000238549A JP 2002048090 A JP2002048090 A JP 2002048090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
hollow
long
hollow shaft
pump structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000238549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4201964B2 (ja
Inventor
Yasuharu Yamamoto
康晴 山本
Hitoshi Tatsuta
等 立田
You Konishi
揚 小西
Yuya Tsutsui
勇哉 筒井
Takeshi Okubo
剛 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000238549A priority Critical patent/JP4201964B2/ja
Publication of JP2002048090A publication Critical patent/JP2002048090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4201964B2 publication Critical patent/JP4201964B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長軸ポンプ構造に関し、軸を中空化して軽量
とし軸の撓みを小さくし、曲げ応力を低減する。 【解決手段】 中空軸10は一端が図示省略のジャーナ
ル軸受とスラスト軸受で、先端部がジャーナル軸受33
で支持され、先端のインペラ31を回転させる。中空軸
10は10a,10b,10cの3本をボルト6、ナッ
ト7で周囲を複数個所締め付けて連結される。接合部の
フランジ3a,3bの周囲にはリング状カバー4が同カ
バーのカバー取付フランジ5にボルト6を挿通すること
により両フランジ3a,3bと共に固定され、周囲に流
れる水流の乱れを防止する。長軸横型ポンプの軸を中空
化することにより軸の撓みを小さくし、発生する曲げ応
力を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長軸ポンプ構造に関
し、回転軸の重量を軽減し、軸の撓み量を抑えて軸に発
生する曲げ応力を低減する構造としたものである。
【0002】
【従来の技術】ポンプの構造上、性能上、等の制約によ
り途中に軸受が設置できない軸受スパンの大きい長軸横
型ポンプが適用される場合があり、このようなポンプで
は回転軸が長く、自重により軸に発生する曲げ応力が増
大するため軸は中実で剛性の高い構造となっている。
【0003】図6は上記の長軸ポンプの一例であり、長
軸構造のポンプである。駆動軸30は一端がモータ36
に連結されて回転駆動され、先端のインペラ31を回転
させる。32は水の流出するディフューザ固定ガイドで
ありディフューザ先端部38を支持すると共に水路出口
を形成している。駆動軸30一端の駆動側は、ラジアル
軸受34、スラスト軸受35で支持され、他端の先端側
はラジアル軸受33で支持されている。このラジアル軸
受33は出口ディフューザ部に固定ガイド32を介して
固定される。
【0004】駆動軸30は、この例では中実の軸で長尺
であり、途中には軸受支持のない構造であり、一端が基
礎部40へラジアル軸受34、スラスト軸受35で支持
され、先端部がラジアル軸受33により支持され、モー
タ36により回転駆動される。
【0005】上記の長軸ポンプにおいて、水は水路ケー
シング39を通って図中矢印で示すように吸い込まれ、
駆動軸30の周囲を通り、インペラ31で加圧されてデ
ィフューザ先端部38より流出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の長
軸ポンプ構造では、途中に軸受が設置できない軸受スパ
ンの長軸横型ポンプが要求される場合があり、このよう
な長軸横型ポンプにおいては、軸も強度を保つために中
実構造としており自重も大きくなっている。従って自重
により軸が撓み、図7に示す軸受間のスパンが30m程
度の軸では中央部の撓みは100mm程度にもなり、軸に
発生する曲げ応力が増大し、最悪の場合には軸が折れる
ような事態も発生する。
【0007】そこで本発明は、長軸で軸受スパンの大き
な軸を中空化することにより軸の自重を軽減させ、軸の
撓み量を小さくして発生する曲げ応力を低減するように
した長軸ポンプ構造を提供することを課題としてなされ
たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために、次の(1)〜(6)の手段を提供する。
【0009】(1)横向きに配置され先端部にインペラ
が取付けられ、後端が駆動装置に連結されると共に、両
側が軸受で支持される回転軸を有する長軸ポンプ構造に
おいて、前記回転軸は中空形状の軸であることを特徴と
する長軸ポンプ構造。
【0010】(2)前記中空軸は複数本の中空軸片を接
合して構成され、各中空軸片は端部に形成されたフラン
ジ同志を接しボルト結合されることを特徴とする(1)
記載の長軸ポンプ構造。
【0011】(3)前記各中空軸片の接合部周囲にはリ
ング状カバーが取付けられており、同リング状カバーの
取付けは同カバーに形成されたフランジと前記中空軸片
のフランジと共に前記ボルトで締め付けられることを特
徴とする(3)記載の長軸ポンプ構造。
【0012】(4)横向きに配置されて両側の固定部へ
取付けられた内軸と、同内軸の周囲に取付けられた少な
くとも1個のジャーナル軸受と、前記内軸が中心に挿通
された中空形状で前記ジャーナル軸受で内壁周囲が回転
自在に支持されると共に、インペラが取付けられる先端
部外周囲が前方ジャーナル軸受で支持される中空軸とを
備えてなることを特徴とする長軸ポンプ構造。
【0013】(5)横向きに配置され先端部にインペラ
が取付けられ、後端が駆動装置に連結されると共に、両
側が軸受で支持される回転軸を有する長軸ポンプ構造に
おいて、前記回転軸は中空形状の軸であり、同中空軸の
中心に挿通され同中空軸と一体的に回転する芯棒を備え
てなり、同芯棒は一端部を押圧又は引っ張ることにより
前記中空の回転軸に軸方向の張力を与える構成であるこ
とを特徴とする長軸ポンプ構造。
【0014】(6)前記回転軸の中空形状の内壁周囲の
全長に亘って複数の縦リブが設けられていることを特徴
とする請求項1又は4記載の長軸ポンプ構造。
【0015】本発明の(1)においては、長軸ポンプの
軸が中空軸となっており、従来の中実の軸よりも自重が
軽減され軸の撓み量が小さくなり、発生する曲げ応力を
低減させることができる。又、軸を中空化することによ
り自重が小さくなるので軸径を中実の軸径よりも太くす
ることができ、曲げ応力は外表面で最大となるので、中
空化による強度低下は小さく問題とはならない。
【0016】本発明の(2)では、中空軸は複数の中空
軸片をボルトで接合した構造であり、上記(1)の発明
の効果に加えて、製作が容易となり、長軸のものを一体
加工する場合と比べ、広い場所を必要としない。又、補
修、取替え等も容易となる利点を有する。
【0017】本発明の(3)では、中空軸片の接合部に
はリング状カバーで覆われているので、軸周囲に沿って
流れる水流の乱れを防止することができ、上記(1)の
発明の信頼性を一層向上することができる。
【0018】本発明の(4)においては、軸は中空形状
であるので、上記(1)の発明と同様に軸の自重が軽量
となり、軸の自重による撓みが小さくなり、曲げ応力を
低減させることができる。又、内軸が両側の固定部へ固
定されているので、その外側にジャーナル軸受を介して
支持される中空軸の撓みも抑えられ、曲げ応力の発生を
より小さくすることが可能になる。
【0019】本発明の(5)では、芯棒に張力又は圧縮
力を加えることにより芯棒に加わる力が中空軸を軸方向
に引っ張るように作用する。これにより中空軸が撓もう
とすると、中空軸を直線状に引き戻そうとする力が作用
し、撓みが抑えられる。又、本発明の(6)においては
中空軸内壁面に縦リブが設けられているので回転軸の強
度が増し、曲げに対してより一層強くなるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る長軸ポンプ構造を示し、(a)は長
軸ポンプの駆動軸の側面図、(b)は(a)におけるA
部拡大詳細図である。図1(a)において、10は中空
軸であり、図6に示す駆動軸30に相当する軸であり、
中空としたために軸径を大きくし、10a,10b,1
0cの3本の軸を接合して構成されている。軸10aと
軸10bとは、それぞれ端部1aと1bとが接合され、
軸10bと10cとは端部2aと2bとが接合され、1
本の中空軸を構成している。その他の構成は図6に示す
従来例と同じであるので説明は省略する。
【0021】図1(b)は、軸10aと10bとの接合
部を示し、軸10aの端部1aと10bの端部1bには
小径部を形成することにより、それぞれ周方向にフラン
ジ3aと3bとが形成され、これらフランジ3aと3b
の面は互いに接合して周囲の複数個所でボルト6とナッ
ト7で締め付けられて連結される。フランジ3aと3b
の外周囲は軸10a,10bの外周囲よりも小径となっ
ており、周囲には円環状のリング状カバー4が装着さ
れ、リング状カバー4の外表面と軸10a,10b外表
面とで同一の軸外周面が形成されている。
【0022】リング状カバー4にはボルト6締結の位置
に一体的にカバー取付フランジ5が形成されており、こ
のカバー取付フランジ5にはボルト6が挿通されて軸1
0a,10bのフランジ3a,3bと共にボルト6、ナ
ット7で締め付けられて、リング状カバー4は軸10
a,10bに固定されている。
【0023】上記構成の実施の第1形態の長軸ポンプ構
造においては、従来の中実の駆動軸30に代えて、軸を
中空化した中空軸10とし、この中空軸10は10a,
10b,10cの3本の中空軸にそれぞれフランジ3
a,3bを設けてボルト結合とし、結合部には、フラン
ジ3a,3bを形成すべく軸径を小さくし、その結果形
成された円周状の凹部を覆うリング状カバー4を設けた
構成とする。このような中空軸10の採用により、長軸
のポンプ駆動軸が軽くなって自重が低減され、撓み量も
小さくなるので曲げ応力の発生を低減させることができ
る。なお、発生する撓み量は、本発明の中空軸では従来
の中実の軸30の場合に発生していた撓み量よりも軽減
される。
【0024】又、水張り時には中空軸10には浮力が生
じ、中水での重量が更に軽減され、撓み量を小さくする
ことができる。更に、分割構造であるので製作が容易と
なり、長軸のものと一体的に製造する場合と比べ広大な
場所も必要とせず、分割部分の同時製作が可能となる。
又、更に、分割部分の接合部はリング状のカバー4で覆
われているので軸周囲に流れる水流の乱れも発生しな
い。なお、上記の実施の第1形態においては、中空軸1
0を3分割する例で説明したが、分割数は3分割でなく
ても良く、必要に応じて分割数を決定すれば良いもので
ある。
【0025】図2は本発明の実施の第2形態に係る長軸
ポンプの軸の断面図である。図において、20は駆動軸
であり、図1のものと同じく径を従来よりも大きくし、
中空軸として形成され回転駆動されて先端のインペラ3
1を回転させる構造である。21は内軸であり、固定側
の壁41と43との間に張力用ナット23と24とで張
力をかけて固定されている。22はジャーナル軸受であ
り、内軸21に所定間隔で複数個所に取付けられ、その
外周囲で駆動軸20を内側から回転自在に支持してい
る。
【0026】又、駆動軸20は先端部において外周囲が
ジャーナル軸受27で支持されている。ジャーナル軸受
27は先端部28を介してディフューザに固定されてい
る。25はモータであり、伝達歯車26により、その回
転を駆動軸20へ伝達する。28,29は油シール部で
あり、内軸21へ取付けられ、両端部をシールし、図示
していないが潤滑油をジャーナル軸受22へ供給し、
又、回収する通路が設けられる。
【0027】上記の実施の第2形態においては、固定側
の壁41と43との間に静撓み量を抑えるために引張力
を加え固定された内軸の周囲のジャーナル軸受22で駆
動軸20の内側を支持し、外周側のジャーナル軸受27
で中空の駆動軸20の外側が支持され、内軸の外周囲に
回転駆動されて駆動軸20先端に取付けられたインペラ
31を回転させる構成とする。このような駆動軸の構成
により、駆動軸20が軽量となり、軸の自重による撓み
が小さくなり、軸の曲げ応力の発生を低減することがで
きる。又、内軸21の引張力によっても内軸21の撓み
が抑えられるので、その外周に支持された駆動軸20の
撓みも抑えられることになる。
【0028】なお、上記に説明した実施の第1,第2形
態においては、長軸の途中に軸受が設置できない軸受ス
パンの長い長軸の横型ポンプの例で説明したが、中空軸
で長軸のポンプとしては軸の軽量化を目的として縦型の
ポンプにも適用でき、軸の軽量化と振動防止、等の効果
が得られるものである。
【0029】図3は本発明の実施の第3形態に係る長軸
ポンプ構造の断面図である。図において、60は中空軸
であり、モータ69により回転駆動される。61は中空
軸60に取付けられたインペラ、62は芯棒であり中
空、中実のいずれでも良く、中空軸60内の中心に挿通
され、両端において端板65,67で固定される。63
は補強であり芯棒62を複数個所において中空軸60内
壁に固定するものである。64は中空軸60を回転可能
に支持する軸受である。66は固定側のガイドベーン、
68は中空軸60の端部に設けられ、芯棒62を圧縮す
ると共に、中空軸に張力を与えるためのものである。そ
の他のポンプの作用は従来例で説明した通りであり、説
明は省略する。
【0030】上記構成の実施の第3形態において、ボル
ト68により芯棒62に圧縮力を与えると、中空軸60
は引っ張られて張力が与えられ、中空軸62が自重で撓
もうとすると、軸を直線状に引き戻そうとする力が作用
し、撓みが抑えられる。芯棒62は圧縮力が与えられる
ので、座屈を防止するために複数個所に補強63を配置
し、曲げを拘束するようにしている。このような構造の
実施の第4形態においても、中空軸であるので軸の自重
が小さくなり、又、軸の撓みは、芯棒62を圧縮すると
共に中空軸に張力を与えることにより確実に抑えること
ができる。
【0031】図4は本発明の実施の第4形態に係る長軸
ポンプ構造を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)
におけるB−B断面図である。図において、70は中空
軸であり、(b)図に示すように、外筒70aと内筒7
0bとからなり、内、外筒70a,70b間は90度間
隔に縦リブ74が全長に亘って設けられている。
【0032】71は中空軸70に取り付けられたインペ
ラ、72は中空軸70を軸受73に回転自在に支持する
支持軸である。なお、他端の駆動部と軸受は図示省略し
ているが従来と同様の構造であり、特に説明は省略す
る。74は端板であり、ガイドベーン75が取り付けら
れたケースを固定する。その他の水路やポンプの作用は
図6で説明した従来例と同じであるので説明は省略す
る。
【0033】本実施の第4形態においては、中空軸内壁
面に縦リブ74を円周方向に均等に4個設け、内側の内
筒70bと外側の外筒70aとを連結した構成であり、
本実施の第4形態においても、実施の第1形態と同じ作
用、効果を奏すると共に、更に、中空軸の断面係数を高
くし、曲げが防止され、一層信頼性が向上するものであ
る。
【0034】図5は本発明の実施の第5形態に係る長軸
ポンプ構造の断面図である。図において、80は中空軸
であり、一端が軸受84で回転自在に支持され他端でモ
ータ69により回転駆動される。中空軸80内には複数
個所に中空軸引張部材87が固定され、中心部は引張棒
82が移動自在に挿通されている。引張棒82には一端
に頭83が取付けられ、途中の中空軸引張部材87に当
接する位置にも頭83が形成され、又、他端には端板8
9を介して外部に突出し、ナット88で中空軸80の端
部へ固定されている。なお、81はインペラ、85は中
空軸80の端板86は固定側のガイドベーンである。
又、ポンプとしての作用は従来例で説明した内容と同じ
であり、説明は省略する。
【0035】上記に説明の実施の第5形態においては、
図3の例では芯棒に圧縮力が作用したが、芯棒に相当す
る引張棒82には張力が働くようにしたものであり、そ
の他の作用は図3の実施の第3形態のものと同じであ
る。即ち、ナット88を締めると、引張棒82は引っ張
られるが、頭83で中空軸引張部材87を図中右側へ押
すことにより、中空軸80は引っ張られることになり、
図3に示す例と同様の作用、効果を奏し、中空軸の撓み
を確実に抑えることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の長軸ポンプ構造は、(1)横向
きに配置され先端部にインペラが取付けられ、後端が駆
動装置に連結されると共に、両側が軸受で支持される回
転軸を有する長軸ポンプ構造において、前記回転軸は中
空形状の軸であることを特徴としている。
【0037】このような構造により、従来の中実の軸よ
りも自重が軽減され軸の撓み量が小さくなり、発生する
曲げ応力を低減させることができる。又、軸を中空化す
ることにより自重が小さくなるので軸径を中実の軸径よ
りも太くすることができ、曲げ応力は外表面で最大とな
るので、中空化による強度低下は小さく問題とはならな
い。
【0038】本発明の(2)では、中空軸は複数の中空
軸片をボルトで接合した構造であり、上記(1)の発明
の効果に加えて、製作が容易となり、長軸のものを一体
加工する場合と比べ、広い場所を必要としない。又、補
修、取替え等も容易となる利点を有する。
【0039】本発明の(3)では、中空軸片の接合部に
はリング状カバーで覆われているので、軸周囲に沿って
流れる水流の乱れを防止することができ、上記(1)の
発明の信頼性を一層向上することができる。
【0040】本発明の(4)の長軸ポンプ構造は、横向
きに配置されて両側の固定部へ取付けられた内軸と、同
内軸の周囲に取付けられた少なくとも1個のジャーナル
軸受と、前記内軸が中心に挿通された中空形状で前記ジ
ャーナル軸受で内壁周囲が回転自在に支持されると共
に、インペラが取付けられる先端部外周囲が前方ジャー
ナル軸受で支持される中空軸とを備えてなることを特徴
としている。
【0041】このような構造により、上記(1)の発明
と同様に軸の自重が軽量となり、軸の自重による撓みが
小さくなり、曲げ応力を低減させることができる。又、
内軸が両側の固定部へ固定されているので、その外側に
ジャーナル軸受を介して支持される中空軸の撓みも抑え
られ、曲げ応力の発生をより小さくすることが可能にな
る。
【0042】本発明の長軸ポンプ構造は、又、(5)横
向きに配置され先端部にインペラが取付けられ、後端が
駆動装置に連結されると共に、両側が軸受で支持される
回転軸を有する長軸ポンプ構造において、前記回転軸は
中空形状の軸であり、同中空軸の中心に挿通され同中空
軸と一体的に回転する芯棒を備えてなり、同芯棒は一端
部を押圧又は引っ張ることにより前記中空の回転軸に軸
方向の張力を与える構成であることを特徴としている。
【0043】このような構成により、芯棒に張力又は圧
縮力を加えることにより芯棒に加わる力が中空軸を軸方
向に引っ張るように作用する。これにより中空軸が撓も
うとすると、中空軸を直線状に引き戻そうとする力が作
用し、撓みが抑えられる。又、本発明の(6)において
は中空軸内壁面に縦リブが設けられているので回転軸の
強度が増し、曲げに対してより一層強くなるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る長軸ポンプ構造
の軸を示し、(a)は軸の全体を示す側面図、(b)は
(a)におけるA部拡大図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る長軸ポンプの軸
の断面図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係る長軸ポンプ構造
の断面図である。
【図4】本発明の実施の第4形態に係る長軸ポンプ構造
の中空軸断面図である。
【図5】本発明の実施の第5形態に係る長軸ポンプ構造
の断面図である。
【図6】従来の長軸ポンプの断面図である。
【符号の説明】
1a,1b,2a,2b 端部 3a,3b フランジ 4 リング状カバー 5 カバー取付フランジ 6 ボルト 7 ナット 10,50,60,70 中空軸 20 駆動軸 21 内軸 22,27 ジャーナル軸受 23,24 張力用ナット 25 モータ 26 伝達歯車 28,29 シール部 52 支持軸 62 芯棒 82 引張棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 揚 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 筒井 勇哉 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 大久保 剛 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 3H022 AA01 BA06 CA01 CA13 DA16 DA19 3J033 AA01 BA02 BA04 BA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横向きに配置され先端部にインペラが取
    付けられ、後端が駆動装置に連結されると共に、両側が
    軸受で支持される回転軸を有する長軸ポンプ構造におい
    て、前記回転軸は中空形状の軸であることを特徴とする
    長軸ポンプ構造。
  2. 【請求項2】 前記中空軸は複数本の中空軸片を接合し
    て構成され、各中空軸片は端部に形成されたフランジ同
    志を接しボルト結合されることを特徴とする請求項1記
    載の長軸ポンプ構造。
  3. 【請求項3】 前記各中空軸片の接合部周囲にはリング
    状カバーが取付けられており、同リング状カバーの取付
    けは同カバーに形成されたフランジと前記中空軸片のフ
    ランジと共に前記ボルトで締め付けられることを特徴と
    する請求項3記載の長軸ポンプ構造。
  4. 【請求項4】 横向きに配置されて両側の固定部へ取付
    けられた内軸と、同内軸の周囲に取付けられた少なくと
    も1個のジャーナル軸受と、前記内軸が中心に挿通され
    た中空形状で前記ジャーナル軸受で内壁周囲が回転自在
    に支持されると共に、インペラが取付けられる先端部外
    周囲が前方ジャーナル軸受で支持される中空軸とを備え
    てなることを特徴とする長軸ポンプ構造。
  5. 【請求項5】 横向きに配置され先端部にインペラが取
    付けられ、後端が駆動装置に連結されると共に、両側が
    軸受で支持される回転軸を有する長軸ポンプ構造におい
    て、前記回転軸は中空形状の軸であり、同中空軸の中心
    に挿通され同中空軸と一体的に回転する芯棒を備えてな
    り、同芯棒は一端部を押圧又は引っ張ることにより前記
    中空の回転軸に軸方向の張力を与える構成であることを
    特徴とする長軸ポンプ構造。
  6. 【請求項6】 前記回転軸の中空形状の内壁周囲の全長
    に亘って複数の縦リブが設けられていることを特徴とす
    る請求項1又は4記載の長軸ポンプ構造。
JP2000238549A 2000-08-07 2000-08-07 長軸ポンプ構造 Expired - Lifetime JP4201964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000238549A JP4201964B2 (ja) 2000-08-07 2000-08-07 長軸ポンプ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000238549A JP4201964B2 (ja) 2000-08-07 2000-08-07 長軸ポンプ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002048090A true JP2002048090A (ja) 2002-02-15
JP4201964B2 JP4201964B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=18730236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000238549A Expired - Lifetime JP4201964B2 (ja) 2000-08-07 2000-08-07 長軸ポンプ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4201964B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007537850A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 ハルトマン,ルドルフ 生物学的廃棄物の嫌気性発酵のための方法及び発酵装置
JP2008528260A (ja) * 2005-01-26 2008-07-31 コンポガス、アクチェンゲゼルシャフト 撹拌機を備えた発酵槽
KR101195197B1 (ko) 2006-10-23 2012-10-29 주식회사 센트랄디티에스 차량 추진축의 강도 보강 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007537850A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 ハルトマン,ルドルフ 生物学的廃棄物の嫌気性発酵のための方法及び発酵装置
JP2008528260A (ja) * 2005-01-26 2008-07-31 コンポガス、アクチェンゲゼルシャフト 撹拌機を備えた発酵槽
KR101195197B1 (ko) 2006-10-23 2012-10-29 주식회사 센트랄디티에스 차량 추진축의 강도 보강 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4201964B2 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100252683B1 (ko) 강판제 펌프케이싱과 이 펌프케이싱을 구비한 전주류형 펌프
AU594515B2 (en) Mounting mechanism for compressor in automotive air conditioning system
EP0726397B1 (en) Pump having an improved flow passage
CA2663751C (en) Access cover for pressurized connector spool
US7549205B2 (en) Assembly and method for pre-stressing a magnetic coupling canister
JP2012520410A (ja) 遊星歯車列による一対の二重反転プロペラ用の駆動機構
AU2017358848B2 (en) Eccentric screw pump
JP4580919B2 (ja) 蠕動ポンプ
US5975840A (en) Pitot tube pump having axial-stabilizing construction
JP2002048090A (ja) 長軸ポンプ構造
JP6222784B2 (ja) 継手
JP5927262B2 (ja) 一体型トルク伝達/回転シール用のシステムおよび方法
RU2540039C2 (ru) Узел двигателя и способ установки такого узла
CN103711843A (zh) 中空波动齿轮单元
EP0778418B1 (en) Rotary pump
US7367787B2 (en) Pumping unit for a liquid medium
JP2886412B2 (ja) 板金製ポンプケーシング及び該ポンプケーシングを備えた全周流型ポンプ
JP7368301B2 (ja) サクションパッキンおよびこれを備えるポンプ
CN220415679U (zh) 便于维护的螺杆泵
JP2023066900A (ja) 作業機器電動駆動装置
EP1272761B1 (en) Centrifugal pump with a bearing arrangement
WO2020084990A1 (ja) 動力伝達装置のハウジング部材
JPH0713434U (ja) 大型撹拌機用ロータリジョイント
JPH02112698A (ja) 渦巻ポンプ
JP2005003161A (ja) トルクコンバータ付きトランスミッションの構造及びこれを備えた産業車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081008

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4201964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term