JP2002046987A - 車椅子の段差解消機 - Google Patents

車椅子の段差解消機

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JP2002046987A
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Tetsuo Takahashi
哲郎 高橋
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昭夫 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子のリフタとしても機能する段差解消機
に関し、段差解消機自体は駆動源を持たず、軽量コンパ
クトで車椅子用の脚立として用いることも可能な装置に
関する。車椅子を使用する下肢障害者が日常的な行動の
中で遭遇する不便を合理的に解消するための多目的に簡
便に使用することが可能な段差解消機を提供する。 【解決手段】 車椅子を搭載する台板に車椅子の駆動車
輪を支持する平行な2個のフリクションローラを軸支
し、このフリクションローラの回転を減速機、好ましく
はウォーム歯車を含む減速機で減速して、台板の昇降機
構を動作させる。昇降機構としてはパンタグラフ機構が
適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下肢障害者が車
椅子に搭乗したまま段差を乗り越えることを可能にする
段差解消機に関するもので、段差のある部分に設置し
て、乗り入れた車椅子を昇降させるリフタとして機能す
る段差解消機に関し、段差解消機自体は駆動源を持た
ず、軽量コンパクトで車椅子用の脚立として用いること
も可能な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車椅子を利用する下肢障害者にとって最
も大きな障害のひとつは、通路に存在する段差である。
このような段差は建物の入口、特に住居の出入口に存在
し、玄関の土間と床の間やテラスと庭の間に存在する。
扉や引き戸の敷居のような低い段差であれば、スロープ
を設置することによって容易に段差を解消できる。多数
の人が利用する建物の階間の移動は、エレベータを利用
することによって可能である。日常的な移動で最も障害
になるのは、住居と屋外のとの間にある段差である。こ
の部分に通常存在する段差は、段差を解消するスロープ
を設けるほどのスペースを周囲に有していない。車椅子
自体に段差を乗り越える機能を備えさせる構造が種々提
案されているが、住居の出入口にある段差は、そのよう
な構造で乗り越えることができる高さより遥かに高い。
そこでこのような部分にはリフト型の、すなわち乗り入
れた車椅子を段差の上面と下面との間で昇降させる構造
の段差解消機を用いる必要がある。
【0003】この種の段差解消機は、より高い安全性と
周囲に不細工なガイドフレームが設けられていないこと
と、下降位置をできるだけ設置床面に近くすることとが
要求されるけれども、機構的には物流システムで用いら
れるリフタ(昇降機)と大きな相違はない。従って、こ
の種の段差解消機の構造としては、種々の構造が可能で
あり、モータを駆動源としてボールねじ、パンタグラ
フ、チェンなどの機構を用いてパレットを昇降させる段
差解消機が実現可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のリフト型の段差
解消機は、昇降駆動源として電動機を用いており、定位
置に設置されることを前提とした頑丈で重い装置であ
る。住居の玄関で定置して使用するのであればこれでよ
いが、例えば裏口や庭に出る縁側などにも設けたいとな
ると、複数台の段差解消機を設置しなければならない。
例えば、押入や戸棚の高い所にある物を取ろうとするこ
とを考えて、そのような部分にもリフタを設置しておく
ことは、現実的ではない。
【0005】健常者によってもトラックの荷台に上がる
ようなときには、移動の障害となる高い段差が存在する
し、手の届かない高い所にあるものは、取ることができ
ない。このような場合に健常者は脚立を用いる。脚立は
人を持ち上げてくれないから、自分の足で脚立の上に登
らなければならないけれども、軽くて持ち運びが便利
で、どこにでも臨時的に簡易に設置できることが大きな
有用性をもたらしている
【0006】この発明は、車椅子を使用する下肢障害者
が日常的な行動の中で遭遇する不便を合理的に解消する
ための多目的に簡便に使用することが可能な段差解消機
を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、車椅子を
搭載する台板2に車椅子の駆動車輪を支持する平行な2
個のフリクションローラ13を軸支し、このフリクショ
ンローラの回転を減速機、好ましくはウォーム歯車を含
む減速機で減速して、台板2の昇降機構を動作させるこ
とにより、上記課題を解決している。昇降機構として
は、従来種々の構造が公知であるが、駆動部材がガイド
部材を兼ねているため装置を軽量化でき、かつ不格好な
ガイドフレームを設ける必要がないことから、パンタグ
ラフ機構を用いるのが好ましい。
【0008】台板2の下降端の高さは、台板上への車椅
子の乗り入れを容易にするために、できるだけ装置の設
置床面近くにすべきである。しかし、台板を低い位置ま
で降下させると、一般的なパンタグラフの取付構造では
台板を下降させたときに、パンタグラフが平坦な形状と
なって、台板を上昇させるのに非常に大きな力が必要と
なり、更には摩擦抵抗が大きくなって、上昇動作を行な
うことができなくなるという問題が生ずる。これを解消
するため、この発明では、パンタグラフ機構と台板とを
繋ぐ枢着点20、21を、台板2より高い位置に設け
て、台板が下降端に達したときでもパンタグラフ機構の
X字形形状が維持されるようにしている。
【0009】好ましい実施態様においては、パンタグラ
フ機構24は、台板2の左右外側に配置され、フリクシ
ョンローラ13の回転がウォームホイール18によって
車椅子進行方向のボールねじ17に伝達され、このボー
ルねじによりパンタグラフ機構に連結したナット部材2
3を前後方向に駆動するようにしている。
【0010】装置は軽量化を図るために、枠構造好まし
くは中空材を用いた枠構造とし、車椅子を載置する台板
も車椅子の車輪が進入する両側部分にのみ設ける構造が
好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図4に示す実施
例を参照して、この発明の段差解消機の好ましい形態に
つて説明する。図1は実施例の側面図、図2は平面図、
図3、図4は図1のA、B矢視図を示す。図示実施例の
段差解消機は、ベース枠1と車椅子の車輪を支える台板
2を両側に備えた昇降枠3と、ベース枠と昇降枠の左右
両辺を上下に連結するX字形パンタグラフ機構と、その
駆動機構とで構成されている。ベース枠1は中空材、好
ましくはアルミニウム中空材で格子枠状に形成され、そ
の左右後端に第1パンタグラフリンク4の下端がピン5
で枢支されている。ベース枠1の左右両側辺のボールス
プラインのスプライン軸6が前後方向に架設されてお
り、このスプライン軸に嵌合するスライドブロック7に
第2パンタグラフリンク8の下端がピン9で枢支されて
いる。第1パンタグラフリンク4と第2パンタグラフリ
ンク8とは、両者の中間点をセンタピン10で枢着され
てX字形を形成している。
【0012】昇降枠3は左右に配置した前後方向に細長
い台板2を連結材11で一体に連結した構造で、ベース
枠と同様に中空のアルミ材などを用いて軽量化を図る。
台板2には、その前後方向中間位置より後方寄りの車椅
子が載置されたときに、その駆動車輪の直下に当たる位
置に各々窓12が設けられ、この窓の部分に左右方向に
平行な2本のフリクションローラ13、13が軸支され
ている。フリクションローラの1本13の外側端には、
ウォーム14が固定されていて、軸25は左右のフィリ
クションローラを連結している。
【0013】昇降枠3の両側辺に沿ってカップリング1
5で連結されたホイール軸16とボールねじ17とが同
一軸線上にして前後方向に軸架されている。ホイール軸
16は、昇降枠の後方側の部分に配置されており、前記
ウォーム14に噛合するウォームホイール18が固定さ
れている。昇降枠3の左右後端にはブラケット19が立
設され、その上端に第2パンタグラフリンク8の上端が
ピン20で枢着されている。第1パンタグラフリンク4
の上端には、ナットブラケット21がピン22で下方に
懸吊された状態で装着され、このナットブラケットの下
端に固定したボールナット23が前記ボールねじ17に
螺合している。
【0014】上記構造において、車椅子を台板2上に乗
り入れ、その駆動車輪が2本のフリクションローラ1
3、13で支持される位置で車椅子を停止される。車椅
子の駆動車輪を回転させると、その回転がフリクション
ローラ13、ウォーム及びホイール14、18を介して
ボールねじ17に伝達され、ボールねじ17の回転がナ
ットブラケット21を前後進させて、パンタグラフ装置
24を動作させることにより昇降枠3が昇降して、その
上に乗っている車椅子を昇降させる。パンタグラフリン
ク4、8は、その上端をブラケット19及びナットブラ
ケット21を介して、昇降枠3より上方の位置で枢支さ
れているため、昇降枠3を設置床面近くまで下降して
も、パンタグラフ機構のX形の形状が保持されて、パン
タグラフ機構が作動不良になることがない。また、フリ
クションローラ13の回転伝達機構中にウォームとホイ
ールに減速機構が介在しているので、セルフロック機構
が働き、車椅子の駆動車輪を自由回転状態にしても、昇
降枠3が自重で降下するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面図を示す
【図2】図1の平面図を示す
【図3】図1のA矢視図を示す
【図4】図1のB矢視図を示す
【符号の説明】
2 台板 13 フリクションローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 満良 石川県金沢市弥勒町カ145−7 (72)発明者 高橋 哲郎 石川県金沢市城南2丁目8−5 (72)発明者 長田 昭夫 石川県松任市乾町86番地 株式会社内日本 システム内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子を搭載する台板(2)と、この台枠
    の昇降機構と、この台枠に軸支されて車椅子の駆動車輪
    を支持する平行な2個のフリクションローラ(13)と、こ
    のフリクションローラの回転を減速機を介して前記昇降
    機構に伝達する駆動連結機構とを備えた、車椅子の段差
    解消機。
  2. 【請求項2】 減速機がウォーム歯車を含む減速機であ
    る、請求項1記載の車椅子の段差解消機。
  3. 【請求項3】 昇降機構がパンタグラフ機構であり、当
    該パンタグラフ機構が台板(2)より高い位置で台枠に枢
    着されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の
    車椅子の段差解消機。
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JP2013039303A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Toshiba Corp 寝台装置及び機能画像/形態画像診断装置

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