JP2002046836A - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

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JP2002046836A
JP2002046836A JP2000231028A JP2000231028A JP2002046836A JP 2002046836 A JP2002046836 A JP 2002046836A JP 2000231028 A JP2000231028 A JP 2000231028A JP 2000231028 A JP2000231028 A JP 2000231028A JP 2002046836 A JP2002046836 A JP 2002046836A
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belt
conveyor
rubber layer
rubber
conveyor belt
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JP2000231028A
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Atsushi Azuma
篤 東
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ベルトとプーリー間の走行抵抗を
より低減でき、しかも、より安定的な走行を期待できる
コンベヤベルトを提供することを課題とする。 【解決手段】 コンベヤに具備されたプーリーと接触す
る面に、短繊維の混合された短繊維入りゴム層5が設け
られたコンベヤベルトであり、短繊維が、ゴム100重
量部に対し1〜30重量部混合されていることを解決手
段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のコンベヤに
用いられるコンベヤベルトに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
コンベヤに用いられるベルトは、芯体にゴム層が設けら
れた構造からなり、コンベヤに具備された駆動プーリー
などのプーリーに掛け渡されて使用される。
【0003】ところで、近年、コンベヤは、その運搬量
の増加や長距離化が進み、これに伴いコンベヤベルトを
回転させるための電力消費も過大となってきており、こ
の結果、消費電力の少ないコンベヤが望まれている。か
かる消費電力を低減することを目的として、特開平11
−139523号公報には、ベルトの内面ゴムの物性ロ
スファクター及び動的弾性率を所定値に設定するという
手段によって、ベルトとプーリーとの間の走行抵抗を小
さくすることができるベルトが開示されている。
【0004】しかしながら、当該公報所載の手段にあっ
ては、走行抵抗の低減化としては未だ十分なものではな
く、又、かかる手段によって得られるベルトは、反撥弾
性が大きく、走行時に蛇行する虞もあり、更なる改良が
求められる。
【0005】そこで、本発明は、上記の点に鑑みて、ベ
ルトとプーリー間の走行抵抗をより低減でき、しかも、
より安定的な走行を期待できるコンベヤベルトを提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者等は、鋭意研究した結果、ゴムに短繊維を
混合することにより、プーリーとの摩擦抵抗が低減され
ることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発
明は、コンベヤに具備されたプーリーと接触する面に、
短繊維の混合された短繊維入りゴム層5が設けられてい
るコンベヤベルトを提供する。好ましくは、前記短繊維
が、ゴム100重量部に対し1〜30重量部混合されて
いるコンベヤベルトを提供する。
【0007】上記ベルトは、短繊維入りゴム層5が接触
する部材との間の摩擦係数が小さくなるという性質か
ら、ベルトの走行抵抗の低減化を図ることができる。ま
た、従来のコンベヤベルトのように、ゴム層自体を反撥
弾性の大きいものにする必要がないので、安定した走行
を実現することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参酌しつつ説明する。図1に於いて、1は、ゴム
層2に芯体3が設けられたコンベヤベルトを示す。この
ゴム層2の下側表面には、ゴムに短繊維の混合された短
繊維入りゴム層5が設けられている。ゴム層2のゴム材
料としては、公知のゴムを用いることができ、例えば、
天然ゴム、BR、SBRなどが例示され、これら1種又
は2種以上の混合ゴムなどを用いることができる。特
に、短繊維入りゴム層5を構成するゴム材料としては、
ロスファクターが小さく且つ摩擦係数の小さいものを選
択するのが好ましい。尚、ゴム層2には、必要に応じ
て、カーボンブラックシリカなどの補強剤、炭酸カルシ
ウム、タルクなどの充填剤、加硫剤、加硫促進剤、可塑
剤、老化防止剤、加工助剤などの各種のゴム配合剤など
を適宜配合することができる。
【0009】また、本発明の短繊維入りゴム層5に配合
される短繊維としては、公知のものを用いることがで
き、例えば、ポリエステル短繊維、ナイロン短繊維、ア
ラミド短繊維、セルロース短繊維などの有機高分子繊
維、炭化珪素、チタン酸カリウムなどの無機繊維などが
例示され、これら1種又は2種以上混合したものを用い
ることができる。さらに、接着性の便からRFL等の接
着剤が予めディッピングされた繊維を用いてもよい。ま
た、短繊維の長さは特に限定されないが、通常、0.5
〜10mm程度の長さのものを用いればよい。
【0010】さらに、短繊維の添加量についても特に限
定されないが、余りに少ないと効果的でなく、一方、余
りに多いとゴムの性質を低下させるので、ゴム100重
量部に対し概ね1〜30重量部、より好ましくは5〜2
0重量部混合される。
【0011】尚、芯体3としては、幅方向に複数本並設
された線状芯体(スチールコードやアラミドなどの高剛
性合成繊維など)が例示されているが、これに代えて又
はこれと併用して帆布を芯体として用いてもよい。ま
た、短繊維入りゴム層5は、下側表面にのみ設けられて
いるが、例えば、ベルト1のゴム層2全体に短繊維を混
合(ゴム層2全体を短繊維入りゴム層5で構成)しても
よい。
【0012】上記コンベヤベルト1は、ゴムに短繊維が
混練された未加硫の短繊維入りゴムシートに(必要に応
じて未加硫のゴムシートを重ね)、この上に芯体3を配
設し、未加硫のゴムシートを重ね合わせた後、加熱加圧
して加硫することにより、製造することができる。
【0013】本発明に係るコンベヤベルト1は、短繊維
入りゴム層5がコンベヤに具備された駆動プーリーやキ
ャリアローラなどのプーリーに接触するように、ベルト
1の下側表面を該プーリーに面するように掛け渡されて
使用される。かかるコンベヤベルト1は、短繊維入りゴ
ム層5が接触する部材との間の摩擦係数が小さくなると
いう性質から、接触するプーリーに対する摩擦係数が小
さくなり、従って、ベルトの走行抵抗の低減化を図るこ
とができる。また、従来のコンベヤベルトのように、ゴ
ム層自体を反撥弾性の大きいものにする必要がないの
で、安定した走行を実現することができる。
【0014】本発明に係るコンベヤベルト1は、長距離
搬送用コンベヤ、平型又は舟型コンベヤ、パイプコンベ
ヤ、空気浮上式コンベヤなどの各種のベルトコンベヤに
使用することができる。
【0015】ここで、本発明に係るベルト1について、
摩擦係数の小さいことを示す実施例を挙げて更に説明す
る。表1に示す配合割合(重量部表示)の各種原料を、
常法に従い混練し、成形加硫して、厚み約20mm、幅
30cmの実施例1及び2、比較例のベルトを得た。芯
体としては、EP帆布を用い、ナイロン短繊維は、1〜
3mmのものを用いた。また、短繊維入りゴムの摩擦係
数の優位性を確認するものであるため、実施例1及び2
のベルトは、ゴム層の全体を、短繊維が配合された短繊
維入りゴムによって形成した。
【0016】
【表1】
【0017】表1に表記した各原材料は下記のものを用
いた。 天然ゴム…RSS#3(タイ産)。BR…ポリブタジエ
ンゴムBR01(JSR(株)製)。ナイロン短繊維…
1mm長(東レ(株)製)。HAFカーボンブラック…
シースト3(東海カーボン(株)製)。アロマ系オイル
…JSR AROMA(JSR(株)製)。ステアリン
酸…ステアリン酸(新日本理化(株)製)。酸化亜鉛…
亜鉛華3種(堺化学工業(株)製)。老化防止剤6C…
アンチゲン6C(住友化学(株)製)。ミクロクリスタ
リンワックス…サンタイト(精工化学(株)製)。硫黄
…粉末硫黄(細井化学工業(株)製)。加硫促進剤…ノ
クセラーCZ(大内新興化学工業(株)製)。
【0018】得られた各ベルトを、図2に示すように、
一対の駆動プーリーA,Aに掛け渡し(ベルト周長約5
m)、ベルトEの上下を荷重ローラBと支持ローラCで
挟持し、該荷重ローラBに5kgの荷重を加えつつ、1
00m/分の速度でベルトを回転させた。そして、支持
ローラCに具備されたロードセルD(共和電業(株)
製、LM−100KA)を用いて、各ベルトについて走
行抵抗を測定し、比較例の走行抵抗を100として、こ
れとの比率を計算した。その結果を表1に示す。実施例
1及び2のベルトは、比較例の従来のベルトに比して走
行抵抗が小さいことがわかる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るコンベヤベ
ルトは、プーリーと接触する面に、短繊維入りゴム層が
設けられているので、コンベヤの走行時、ベルトとプー
リー間の走行抵抗を低減させることができる。従って、
本発明のベルトをコンベヤに用いることによって、更な
る省電力化を図ることができる。また、本発明に係るコ
ンベヤベルトを用いたコンベヤは、ベルトの蛇行の虞も
極めて低く、安定した走行が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルトの一実施形態を示す幅方向
縦断面図。
【図2】走行抵抗測定装置を示す概略側面図。
【符号の説明】
1…ベルト、2…ゴム層、3…芯体、5…短繊維入りゴ
ム層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤに具備されたプーリーと接触す
    る面に、短繊維の混合された短繊維入りゴム層(5)が
    設けられていることを特徴とするコンベヤベルト。
  2. 【請求項2】 前記短繊維が、ゴム100重量部に対し
    1〜30重量部混合されている請求項1記載のコンベヤ
    ベルト。
JP2000231028A 2000-07-31 2000-07-31 コンベヤベルト Pending JP2002046836A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090417A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 横浜ゴム株式会社 摩耗試験装置および方法

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