JP2002046313A - ポップ広告の印刷処理システム及びこれにより作製される広告体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、陳列商品やカタログ商品を販売する
際に使用されるポップ広告体を作製するポップ広告の印
刷処理システム及びこれにより作製される広告体に関
し、ポップ広告体のデータ編集から印刷処理の簡易化、
効率化を図ることを目的とする。 【解決手段】入力される印刷データ１９に基づいて、用
紙特定手段１４が用紙特定情報でレイアウトテーブル１
５より対応の用紙フォーマットを読み出し、個別データ
特定手段１３で特定した対応の広告内容情報を、編集手
段１６が当該用紙フォーマット上に適宜データサイズを
調整して展開編集することで各商品毎の編集データを作
成し、当該編集データに基づいて印刷ファイル作成手段
１７で印刷ファイルを作成して印刷手段１８で対象商品
毎に特定した用紙で印刷させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、陳列商品やカタロ
グ商品を販売する際に使用されるポップ広告体を作製す
るポップ広告の印刷処理システム及びこれにより作製さ
れる広告体に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、例えばスーパーマーケットなどで
広告の商品を陳列した部分にポップ（ＰＯＰ：Ｐｏｉｎ
ｔ Ｏｆ Ｐｕｒｃｈａｓｅ）広告と呼ばれる広告体が
掲示される。このポップ広告体は、商品の価格等がポッ
プ書体で表示された紙片であり、商品や広告箇所に応じ
た所定のサイズにそれぞれ商品毎に対応した広告情報の
レイアウトで印刷により作製される。このようなポップ
広告は、各商品毎に作製されるもので、種類が多種多様
であることから、印刷処理の簡易化が望まれている。

【０００３】従来、ポップ広告体を作製するにあたり、
印刷のためのデータ編集は、例えばチラシを見ながらサ
イズ、レイアウト、広告文等を総合的に考慮して行われ
るもので、専門的な熟練者が各商品の個々について行
う。すなわち、編集者は、該当の商品に対応する使用用
紙の色、サイズを定め、このサイズ内にキャッチコピ
ー、商品名、メーカー名、商品スペック、割引率、メー
カー小売価格、通常価格、売価、特売期間等の広告内容
をそれぞれレイアウトしてデータ編集する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなポップ広告体を作製するためのデータ編集は熟練
者を必要とすることから、種類が多くなると編集の負担
が増大し、データ編集から印刷までの時間を要して短期
的販売戦略に対処することができないという問題があ
る。一方、例えば複数の店舗をもつチェーン店において
は、各店舗毎における各商品毎のポップ広告を行う場合
には、各店舗毎のポップ広告体を作製しなければなら
ず、広告体作製、その後の事務処理が煩雑化するという
問題がある。

【０００５】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、ポップ広告体のデータ編集から印刷処理の簡易
化、効率化を図る印刷処理システム及びこれにより作製
される広告体を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１の発明では、販売対象の商品の価格、その
他の広告情報がポップ書体を含んで表示されるポップ広
告体を作製するための印刷処理システムにおいて、少な
くとも、印刷する用紙を特定する情報、対象商品に対す
る所定数の広告内容の情報が含まれる印刷データと、予
め、印刷対象の前記用紙におけるレイアウト情報が定め
られた所定数の用紙フォーマットが記憶されている格納
手段を備え、入力される前記印刷データ中の用紙を特定
する情報に基づいて当該格納手段より対応の用紙フォー
マットを読み出し、上記印刷データ中の広告内容情報を
上記用紙フォーマット上に展開させる編集を行って各商
品毎の編集データを作成する編集処理手段と、前記編集
処理手段での編集に応じて、前記対象商品毎に前記特定
した用紙で印刷する印刷処理手段と、を有する構成とす
る。

【０００７】請求項２及び３の発明では、「前記編集処
理手段は、前記格納手段より読み出した用紙フォーマッ
トにおける前記広告内容情報に対応したレイアウト領域
を認識し、当該レイアウト領域に応じて対応の広告内容
情報のサイズを調整するデータ調整手段を備える」構成
であり、「作製される前記ポップ広告体を複数の店舗に
対応させる場合に前記印刷データ中に店舗情報が含まれ
るもので、前記編集処理手段は、予め、上記店舗に応じ
た印刷数量を特定するためのテーブルを備え、上記印刷
データ中の店舗情報に応じて当該テーブルで特定される
印刷数量を、前記編集処理された各商品毎の編集データ
に含ませると共に、上記店舗毎に並べ換えるソート処理
手段を備える」構成である。請求項４の発明では、請求
項１〜３の少なくとも何れかに記載のポップ広告の印刷
処理システムで作製される広告体を構成する。

【０００８】このように、入力される印刷データ中の用
紙特定情報で格納手段より対応の用紙フォーマットを読
み出し、対応の広告内容情報を当該用紙フォーマット上
に展開編集して各商品毎の編集データを作成し、当該編
集データに基づいて対象商品毎に特定した用紙で印刷す
る。すなわち、用紙フォーマット上の対応の広告内容情
報を展開編集させいることから、ポップ広告体のデータ
編集から印刷処理の簡易化、効率化を図ることが可能と
なるものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図により説明する。図１に、本発明に係る印刷処理シ
ステムのブロック構成図を示す。図１（Ａ）は印刷処理
システムのブロック構成図、図１（Ｂ）は編集手段のブ
ロック構成図である。図１（Ａ）に示す印刷処理システ
ム１１は、図示しない統括的な制御を行う制御手段の他
に、データ取得手段１２、個別データ特定手段１３、用
紙特定手段１４、格納手段であるレイアウトテーブル１
５、編集手段１６、印刷ファイル作成手段１７及び印刷
手段１８を備える。ここで、上記個別データ特定手段１
３、用紙特定手段１４、レイアウトテーブル１５及び編
集手段１６で編集処理手段を構成し、印刷ファイル作成
手段１７及び印刷手段１８で印刷処理手段を構成する。

【００１０】上記データ取得手段１２は、印刷データ１
９を取得するもので、入力される当該印刷データ１９に
は、単一または複数の対象商品毎に、少なくとも印刷す
る用紙を特定する情報、対象商品に対する所定数の広告
内容の情報が含まれ（図２で詳述する）、広告内容情報
を個別データ特定手段１３に送出すると共に、用紙特定
情報を用紙特定手段１４に送出する。

【００１１】個別データ特定手段１３は当該商品に関す
る所定数の個別データを特定するもので、対象商品毎に
個別データを特定したものとして対象商品個別データフ
ァイルを編集手段１６に送出する。用紙特定手段１４は
用紙特定情報でレイアウトテーブル１５より対応の用紙
フォーマットを読み出し、対象商品毎の用紙フォーマッ
トを特定したレイアウトデータファイルを編集手段１６
に送出する。ここで、レイアウトテーブル１５は、予
め、後述のＰＯＰ区分による用紙情報が記憶されると共
に、これに対応した印刷対象の用紙におけるレイアウト
情報が定められた所定数の用紙フォーマットが記憶され
る。

【００１２】編集手段１６は、詳細は図１（Ｂ）で説明
するが、印刷データ中の広告内容情報を上記読み出した
用紙フォーマット上に展開させる編集を行って各商品毎
の編集データを作成する。上記印刷ファイル作成手段１
７は、編集手段１６で作製された編集データに基づい
て、対象商品毎の印刷ファイルを作成して印刷手段１８
に送出する。そして、印刷手段１８は、上記印刷ファイ
ル作成手段１７で作成した印刷ファイルに基づいて、対
象商品毎に特定した用紙で印刷する。

【００１３】また、図１（Ｂ）において、図１（Ａ）に
示した編集手段１６は、レイアウト認識手段２１、デー
タサイズ調整手段２２、データ配置編集手段２３及び編
集ファイル作成手段２４を備える。レイアウト認識手段
２１及びデータサイズ調整手段２２により、データ調整
手段を構成する。上記レイアウト認識手段２１は、レイ
アウトデータファイル２５に基づいて、レイアウトテー
ブル１５より読み出した用紙フォーマットにおける上記
印刷データ１９中の広告内容情報に対応したレイアウト
領域を認識する。

【００１４】上記データサイズ調整手段２２は、対象商
品個別データファイル２６に基づいて、上記レイアウト
認識手段２１で該当商品に対応するものとして認識した
当該レイアウト領域に応じて対応の広告内容情報のサイ
ズを調整する。上記データ配置編集手段２３は、上述の
ように印刷データ中の広告内容情報を上記読み出した用
紙フォーマット上に展開させる編集を行う。そして、上
記編集ファイル作成手段２４は、各対象商品毎に編集し
たデータをまとめた編集データとしての編集ファイルを
作成して印刷ファイル作成手段１７に送出する。

【００１５】ここで、図２に、図１に示す印刷データの
一例の概念説明図を示す。図２（Ａ）は上記入力される
印刷データ１９の一例を示したもので、図２（Ｂ）は当
該印刷データ１９中のＰＯＰ区分で特定される用紙情報
の一例を示したものである。図２（Ａ）に示すように、
上記印刷データ１９は、一例として「ＰＯＰ区分」、
「品名」、「割引率」、「強調データ」、「特売開始
日」等の適宜変更可能に予め定められた特定項目に対し
て、「文字（全角、半角、許容文字数）」、「指定区分
（用紙指定、各項目の個別データ等）」、「備考（特記
事項等）」等を特定する指定データ項目で構成される。

【００１６】ここで、「ＰＯＰ区分」は、ポップ広告体
とする用紙を特定するためのもので（図２（Ｂ）で示
す）、他の特定項目は当該ポップ広告体用紙のレイアウ
トに応じた対象商品を個別データで特定するためのもの
である。例えば、「強調データ１」は看者の注意を引く
ための予めイメージデータ等で作成されているマーク等
であり、「強調データ２」は看者の注意を引くための例
えば「（太文字の）ズバリ」等の文字データであり、
「表示データ」は例えば「（○○）円の品を」等の普遍
的印刷情報であり、「ＰＯＰテーマ」は例えばキャッチ
コピー等の文字データであり、「重点テーマ」は例えば
季節感を表す「夏のガラス製品を」等の文字データであ
る。

【００１７】また、上記印刷データ１９中の各特定項目
には（「ＰＯＰ区分」を除く）、後述の用紙フォーマッ
トのレイアウトに対応させるためのアドレス、例えば
「Ａ１」〜、「Ｂ１」〜、「Ｃ１」〜、「Ｄ１」〜等が
定められる。

【００１８】そこで、図２（Ｂ）において、上記「ＰＯ
Ｐ区分」は、例えば「定番」、「重点」、「ＦＤＬ
Ｐ」、「売変」、「特売」等の用紙特定情報が予め定め
られ、上記印刷データ１９のＰＯＰ区分に指定される。
この用紙情報の内容は、上述のようにレイアウトテーブ
ル１５に記憶されており、例えば図示の「定番」は白上
用紙、ＡＬＬサイズ（例えばＡ４版）、ボリュームを表
すものである。

【００１９】図２（Ａ）に示す印刷データは一商品に対
応するポップ広告の印刷情報であり、上記印刷データ１
９はこのような一商品の印刷情報を対象の商品毎に総て
含ませたものである。

【００２０】続いて、図３に、本システムで作製される
広告体における印刷編集の一例の説明図を示す。図３
（Ａ）は特売Ｂ５版の用紙フォーマットのレイアウト、
図３（Ｂ）は定番Ａ４版の用紙フォーマットのレイアウ
トを示したもので、図３（Ｃ）は図３（Ａ）対応のもの
として印刷された形態となるポップ広告体（または個別
データが用紙フォーマットにレイアウトされた状態の概
念）を示したものである。

【００２１】図３（Ａ）、（Ｂ）において、各用紙フォ
ーマットは、予めレイアウト領域が定められており、こ
れらレイアウト領域（各特定アドレス）にレイアウトさ
れる個別データの種類（印刷データ１９中のアドレスで
特定）が対応して配置されることで編集される。ここ
で、各用紙フォーマットの所定位置には、店名３１の付
加が普遍的情報として予め設定されると共に、店名や広
告体を識別するための符号（例えばバーコード）が付加
される識別表示エリア３２が設定される。この識別符号
の付加は、例えば上記編集ファイル作成手段２４におい
て行われる。

【００２２】なお、図１（Ｂ）に示すレイアウト認識手
段２１は、対応の上記用紙フォーマットのレイアウト領
域の大きさを認識し、この認識データに基づいてデータ
サイズ調整手段２２がレイアウトされるべき個別データ
のサイズが当該レイアウト領域に収まるか否かを判断
し、収まらないときには収まるように当該個別データの
サイズ（例えばフォントの大きさ）を調整するものであ
る。

【００２３】そして、図３（Ｃ）に示すように、対応の
用紙フォーマットの各レイアウト領域に各個別データが
配置されて編集された状態で印刷された場合、図３
（Ｃ）に示すようなポップ広告体４１が作製されるもの
である。例えば、レイアウト領域Ｃ４には対応の「広告
の品」の文字データが配置され、レイアウト領域Ｄ１，
Ｄ２には対応の特売開始日及び特売終了日のデータが配
置され、レイアウト領域Ａ１〜Ａ３には対象商品のメー
カー名、品名、スペック１が配置され、レイアウト領域
Ｂ５，Ｃ３には平日価格の数値データ、「円の品を」の
表示データが配置され、レイアウト領域Ｂ７には売価の
ポップ書体の数値データが配置され、レイアウト領域Ａ
５には当該商品の分類（大分類）が配置される。また、
識別表示エリア３２には上記識別符号としてのバーコー
ドが配置されるものである。

【００２４】そこで、図４に、本発明に係る印刷処理シ
ステムの処理フローチャートを示す。図４において、ま
ず、上記のような入力される印刷データ１９をデータ取
得手段１２が取得し、そのうちの広告内容情報を個別デ
ータ特定手段１３に送出すると共に、用紙特定情報を用
紙特定手段１４に送出する（ステップ（Ｓ）１）。用紙
特定手段１４では、用紙特定情報に基づいてＰＯＰ区分
から印刷用紙を特定してレイアウトテーブルより対応の
用紙フォーマットを読み込むもので、対象商品毎の用紙
フォーマットを読み込んでレイアウトデータファイル２
７を作成して編集手段１６に送出する（Ｓ２）。

【００２５】一方、個別データ特定手段１３において、
上記広告内容情報に基づいて、各対象商品毎の個別デー
タを特定して全対象商品の対象商品個別データファイル
２６を作成して編集手段１６に送出する（Ｓ３）。編集
手段１６では、各対象商品毎に、レイアウトデータファ
イル２７に基づいて当該対象商品のレイアウトを認識
し、当該レイアウト上に対応の対象商品の個別データフ
ァイル２６における各個別データを配置する編集を行う
（Ｓ４）。

【００２６】総ての対象商品について、対応の用紙フォ
ーマットのレイアウト上に各個別データを配置編集した
ときに編集データファイルとして印刷ファイル作成手段
に送出する（Ｓ４，Ｓ５）。印刷ファイル作成手段１７
では、送られてきた編集データファイルに基づいて各対
象商品毎の印刷ファイルを作成して印刷手段１８に送出
する（Ｓ６）。そして、印刷手段１８において各対象商
品毎の印刷ファイルに基づいて、各ポップ広告体を印刷
するものである（Ｓ７）。

【００２７】このように、用紙フォーマット上の対応の
広告内容情報を展開編集させいることから、専門的な熟
練者でなくともポップ広告のデータ編集が短時間で行う
ことができ、ポップ広告体のデータ編集から印刷処理の
簡易化、効率化を図ることができるものである。

【００２８】次に、図５に、本システムの他の実施形態
における印刷処理システムの構成説明図を示す。図５
（Ａ）は図１（Ａ）の編集手段における他の構成のブロ
ック構成図であり、図５（Ｂ）は図５（Ａ）に対応して
含まれる印刷データの一例の概念説明図であり、図５
（Ｃ）は図５（Ａ）に示される印刷数量テーブルの概念
説明図である。

【００２９】図５（Ａ）に示す編集手段１９は、店舗特
定手段５１、ソート処理手段５２及び印刷数量テーブル
５３を少なくとも備え、他の構成は図１（Ｂ）と同様で
ある。店舗特定手段５１は、送出されてくる上記対象商
品個別データ２６に基づいて各対象商品毎に適用される
店舗を特定する。印刷数量テーブル５３は、後述の店舗
情報に基づいて上記店舗に応じた印刷数量を特定する。
そして、ソート処理手段５２は、上記印刷データ１９
（図５（Ｂ）で説明する）より特定された対象商品個別
データに含まれる店舗情報に応じて上記印刷数量テーブ
ル５３で特定される印刷数量を、上記編集ファイル作成
手段２４で編集処理された各商品毎の編集データに含ま
せると共に、上記店舗毎に並べ換えるものである。

【００３０】また、図５（Ｂ）は、上記印刷データ１９
中に付加される店舗情報の一例を示したもので、例えば
小型店舗（例えば１５０坪以下の店舗）、大型店舗（例
えば２００坪を越える店舗）、指定店舗のうち該当すれ
ば指定する。上記小型店舗数及び大型店舗数は予め把握
されており、後述の印刷数量テーブル５３における印刷
数量特定のパラメータとなる。

【００３１】そして、図５（Ｃ）に示す印刷数量テーブ
ル５３は、上記各小型店舗数、大型店舗数、指定店舗数
の組合せ１〜３に応じた印刷数量が予め算出されてお
り、上記印刷データ１９の店舗指定にしたがった印刷数
量が特定されるものである。

【００３２】そこで、図６に、図５の印刷編集のフロー
チャートを示す。図６において、まず、個別データ特定
手段１３で作成された対象商品個別データファイルをデ
ータサイズ調整手段２２及び店舗特定手段５１が取得す
ると共に、上記用紙特定手段１４で作成されたレイアウ
トデータファイル２７をレイアウト認識手段２１が取得
する（Ｓ１１）。レイアウト認識手段２１では上記のよ
うにレイアウトデータファイルの基づいてレイアウトを
認識し（Ｓ１２）、データサイズ調整手段２２が対象商
品個別データファイル２６からレイアウト領域に対応し
た個別データのサイズ調整を行う（Ｓ１３）。

【００３３】データ配置編集手段２３では、上述のよう
に、各レイアウト上に各個別データを配置して編集し
（Ｓ１４）、編集ファイル作成手段２４において各商品
毎の個別データの配置編集した編集ファイルを作成して
ソート処理手段５２に送出する（Ｓ１５）。

【００３４】一方、店舗特定手段５１では、対象商品個
別データファイルから各商品毎に対象店舗を特定してソ
ート処理手段５２に送出する（Ｓ１６）。ソート処理手
段５２では、特定した対象店舗に応じて各商品毎の編集
ファイルを対象店舗毎にソーティングし、印刷数量テー
ブル５３を参照して印刷数量を特定する（Ｓ１７）。そ
して、これを印刷ファイル作成手段１７に送出すること
で、店舗毎の印刷ファイルが作成されるものである（Ｓ
１８）。

【００３５】このように、図３（Ｃ）に示されるような
ポップ広告体４１を、例えば識別符号（バーコード）に
店舗情報を適宜含ませて作製し、これらを配布する店舗
の順番にデータをソーティングすることで、複数の店舗
を有するチェーン店において各店舗のポップ広告を集中
的に管理、処理することができ、広告体作製、その後の
事務処理を効率化させることができるものである。

【００３６】

【発明の効果】以上のように、請求項１，２及び４の発
明によれば、入力される印刷データ中の用紙特定情報で
格納手段より対応の用紙フォーマットを読み出し、対応
の広告内容情報を当該用紙フォーマット上に適宜データ
サイズを調整し、展開編集して各商品毎の編集データを
作成し、当該編集データに基づいて対象商品毎に特定し
た用紙で印刷することにより、ポップ広告体のデータ編
集から印刷処理の簡易化、効率化を図ることができるも
のである。

【００３７】請求項３の発明によれば、作製されるポッ
プ広告体を複数の店舗に対応させる場合に、印刷データ
中の店舗情報に応じてテーブルで特定される印刷数量を
編集データに含ませると共に、当該編集データを店舗毎
に並べ換えさせることにより、各店舗のポップ広告を集
中的に管理、処理することができ、広告体作製、その後
の事務処理を効率化させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る印刷処理システムのブロック構成
図である。

【図２】図１に示す印刷データの一例の概念説明図であ
る。

【図３】本システムで作製される広告体における印刷編
集の一例の説明図である。

【図４】本発明に係る印刷処理システムの処理フローチ
ャートである。

【図５】本システムの他の実施形態における印刷処理シ
ステムの構成説明図である。

【図６】図５の印刷編集のフローチャートである。

【符号の説明】

１１ 印刷処理システム １２ データ取得手段 １３ 個別データ特定手段 １４ 用紙特定手段 １５ レイアウトテーブル １６ 編集手段 １７ 印刷ファイル作成手段 １８ 印刷手段 １９ 印刷データ ２１ レイアウト認識手段 ２２ データサイズ調整手段 ２３ データ配置編集手段 ２４ 編集ファイル作成手段 ４１ ポップ広告体 ５１ 店舗特定手段 ５２ ソート処理手段 ５３ 印刷数量テーブル

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】販売対象の商品の価格、その他の広告情報
   がポップ書体を含んで表示されるポップ広告体を作製す
   るための印刷処理システムにおいて、 少なくとも、印刷する用紙を特定する情報、対象商品に
   対する所定数の広告内容の情報が含まれる印刷データ
   と、 予め、印刷対象の前記用紙におけるレイアウト情報が定
   められた所定数の用紙フォーマットが記憶されている格
   納手段を備え、入力される前記印刷データ中の用紙を特
   定する情報に基づいて当該格納手段より対応の用紙フォ
   ーマットを読み出し、上記印刷データ中の広告内容情報
   を上記用紙フォーマット上に展開させる編集を行って各
   商品毎の編集データを作成する編集処理手段と、 前記編集処理手段での編集に応じて、前記対象商品毎に
   前記特定した用紙で印刷する印刷処理手段と、 を有することを特徴とする印刷処理システム。
2. 【請求項２】請求項１記載の印刷処理システムであっ
   て、前記編集処理手段は、前記格納手段より読み出した
   用紙フォーマットにおける前記広告内容情報に対応した
   レイアウト領域を認識し、当該レイアウト領域に応じて
   対応の広告内容情報のサイズを調整するデータ調整手段
   を備えることを特徴とする印刷処理システム。
3. 【請求項３】請求項１または２記載の印刷処理システム
   であって、作製される前記ポップ広告体を複数の店舗に
   対応させる場合に前記印刷データ中に店舗情報が含まれ
   るもので、前記編集処理手段は、予め、上記店舗に応じ
   た印刷数量を特定するためのテーブルを備え、上記印刷
   データ中の店舗情報に応じて当該テーブルで特定される
   印刷数量を、前記編集処理された各商品毎の編集データ
   に含ませると共に、上記店舗毎に並べ換えるソート処理
   手段を備えることを特徴とする印刷処理システム。
4. 【請求項４】請求項１〜３の少なくとも何れかに記載の
   ポップ広告の印刷処理システムで作製されることを特徴
   とする広告体。