JP2002046025A - 浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装置 - Google Patents

浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装置

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JP2002046025A
JP2002046025A JP2000234880A JP2000234880A JP2002046025A JP 2002046025 A JP2002046025 A JP 2002046025A JP 2000234880 A JP2000234880 A JP 2000234880A JP 2000234880 A JP2000234880 A JP 2000234880A JP 2002046025 A JP2002046025 A JP 2002046025A
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processing tank
machining
electric discharge
wall
seal plate
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JP2000234880A
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Masayuki Yano
真之 矢野
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、加工槽内に配置されたシール
板に形成されている下アーム貫通用の開口を下アームと
擦れ合わない密封手段で密封して、密封が確実で加工槽
の移動抵抗が小さい浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装
置を提供する。 【解決手段】 加工槽1内に配置されたシール板22
は、加工槽1の水平方向(X軸方向及びY軸方向)の移
動に対して側壁23に形成されている長孔24の密封を
維持する。シール板22と下アーム13又は加工機本体
9との間は、長手方向に伸長可能な可撓性筒体40によ
ってシールされる。加工液2中の加工屑等のスラッジが
仮に下アーム13に堆積しても、スラッジが可撓性筒体
40と擦れ合わないので、可撓性筒体40のシール劣化
や加工槽1の摺動抵抗の変化が少なく、加工槽1の移動
がスムースであり、工作物Wに対する加工精度が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加工槽に収容し
た加工液中にて工作物をワイヤ電極との間の放電によっ
て放電加工する浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放電加工機、特に加工液に浸漬さ
れた工作物に対してワイヤ電極との間の放電現象によっ
て所定の加工形状にワイヤ放電加工を行う浸漬式ワイヤ
放電加工機が知られている。浸漬式ワイヤ放電加工機
は、工作物を加工槽内に収容された加工液中に浸した状
態において、ワイヤ電極と工作物との間に極間電圧を印
加することによって発生する放電エネルギーにより、工
作物を放電加工する工作機である。工作物は、工作物取
付金具によって加工槽内の工作物支持台に固定され、ワ
イヤ電極に対して、加工槽と共に水平面上を移動可能で
ある。この形式の浸漬式ワイヤ放電加工機は、例えば、
特開平11−129120号公報に開示されたものがあ
る。
【0003】この浸漬式ワイヤ放電加工機は、加工槽の
側壁と遮蔽板との間から漏出した加工液がローラに付着
するのを防止するものであり、遮蔽板は、長孔が形成さ
れた加工槽の側壁外側に前記長孔の周囲に取り付けられ
たシール部材に当接する第1遮蔽板と、同じく加工槽の
側壁外側に設けられた押さえ板に支持されているローラ
に当接する第2遮蔽板とから構成され、第1遮蔽板と第
2遮蔽板とを間隔をあけて連結したものである。上ワイ
ヤヘッド、工作物及び下ワイヤヘッドを経たワイヤ電極
は下ワイヤヘッドを支持する下アーム内を通って回収さ
れるが、第1遮蔽板と第2遮蔽板とには下アームを通す
ための孔が形成されており、孔の回りに環状シール部材
が配設されている。シール部材から漏出した加工液は第
1遮蔽板の上端面を乗り越え、第1遮蔽板と第2遮蔽板
とで形成される通路を通って、下方に設けられたドレン
樋に流下することになるので、遮蔽板を背面側から支持
するローラに加工液に混入した加工屑等が付着すること
はなく、耐久性を維持でき、ワイヤ電極に対する加工槽
の相対移動をスムースに行うことができ、加工精度を向
上できる。
【0004】ところで、浸漬式ワイヤ放電加工機は、加
工槽内に収容された加工液が、下アームが貫通する加工
槽の側壁に形成されている長孔から漏出するのを防止す
る必要があり、そのために、一端が第2遮蔽板の背面側
に且つ他端が加工機本体にそれぞれ水密状態に取り付け
られると共に内部に下アームが挿通する伸縮自在の蛇腹
と、加工槽の側壁に形成されている長孔の回りを第1遮
蔽板との間でシールする上記のシール部材が設けられて
いる。しかしながら、このような浸漬式ワイヤ放電加工
機では、シール部材に加工液の変動する圧力が絶えず加
わっており、シール部材は加工槽と共に遮蔽板に対して
X軸方向に相対的に移動するため、シール部材の摩耗、
スラッジによるシール部材の損傷、あるいはシール部材
の劣化などに起因して、スラッジを含んだ加工液がシー
ル部材から漏出し、遮蔽板の上端面を乗り越えて背面側
に漏れ出し、スラッジが遮蔽板を押さえているローラに
堆積し、その結果、ローラが回転不良を起こして加工槽
のX軸方向の移動時に摺動抵抗が増加し、工作物の加工
精度に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0005】加工槽の側壁と遮蔽板との間から加工液の
漏出を完全に防止するため、両者間に強力なシール部材
を設けることも考えられるが、そうすると、シール部材
に起因して、加工槽の側壁と遮蔽板との間に作用する大
きな摩擦力により、加工槽の速やかな移動と位置の正確
な制御が困難になるという不都合が生じる。
【0006】浸漬式ワイヤ放電加工機において、加工槽
内に収容された加工液が下アームの周囲から漏れるのを
防止するため、一般に、下アーム外筒に対してシール板
に取り付けられたリング状のパッキンによって、加工槽
と下アーム外筒との間のシールが行われている。パッキ
ン材としては、低摩擦の合成樹脂材、フェルト等のシー
ル材が用いられている。ところが、工作物の放電加工に
よって発生したスラッジが、加工液に浮遊して下アーム
外筒に付着することがある。放電加工の実行に伴って、
下アーム外筒が加工槽に対して相対的に出没する動きを
する際に、シール材は、下アーム外筒の付着スラッジで
擦られて、摩耗等の好ましくない状態が発生し、加工槽
から加工液が漏洩し易くなる。また、下アーム外筒の壁
面に固着したスラッジは、下アームの移動に対して抵抗
となり、その結果、下アームの動きが悪化し、加工精度
への悪影響が発生することがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この種の浸漬
式ワイヤ放電加工機においては、下アームが加工槽に対
して長手方向の相対的に移動することは許容せざるを得
ないが、下アーム外筒にスラッジが付着した場合であっ
ても、加工槽に設けられているシール板の開口と支持ア
ームとの間のシールを、支持アームを外周を覆い加工槽
の移動に追従して変形し、しかも付着スラッジと擦れ合
うことのないシール手段でシールする点で解決すべき課
題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
課題を解決することであり、加工槽の側壁である壁体と
加工槽内に配置されたシール板との間の隙間をシール部
材で密閉し、シール板に形成されている下アーム貫通用
の開口を下アームと擦れ合うことのない密封手段で密封
して、加工槽の移動時に付着スラッジとの擦れ合いに起
因してシールが損傷したり加工槽の移動抵抗が増加する
ことを回避することが可能な浸漬式ワイヤ放電加工機の
加工槽装置を提供することである。
【0009】この発明は、加工機本体に取り付けられた
上ワイヤヘッドと該上ワイヤヘッドを通じて供給される
ワイヤ電極を受け入れる下ワイヤヘッドとの間に位置す
る工作物が設置され且つX軸方向とY軸方向との水平方
向に移動可能なテーブル上に取り付けられた加工槽、前
記下ワイヤヘッドを支持すると共に前記下ワイヤヘッド
を通過した前記ワイヤ電極が内部を通って排出されるた
め前記加工機本体に取り付けられ且つ前記加工槽の壁体
に形成した長孔を貫通して前記加工層内に突出する支持
アーム、前記加工槽の水平方向の移動に対して前記壁体
の前記長孔を覆って密封すると共に前記支持アームを貫
通させる開口を有する前記加工槽内に配置されたシール
板、及び前記支持アームが挿通され且つ一端部が前記シ
ール板の前記開口の周縁部に他端部が前記支持アーム又
は前記加工機本体に固定された前記加工槽の移動に追従
して長手方向に伸長可能な可撓性筒体、から成る浸漬式
ワイヤ放電加工機の加工槽装置に関する。
【0010】このワイヤ放電加工機の加工槽装置は、上
記のように構成されているので、放電加工によって工作
物から生じた加工屑等が加工液に混入しても、加工屑等
が下アーム外筒に堆積し難く、また、仮に堆積しても、
シール板に形成されている開口と下アームとの間からの
加工液の漏れが、長手方向に伸長可能な可撓性筒体によ
ってシールされるので、下アーム外筒に堆積した加工屑
が可撓性筒体と擦れ合うことがない。従って、加工槽が
下アームの長手方向に移動するときでも、可撓性筒体と
下アームとの間に摺接不良が起こらず、加工槽の摺動抵
抗が増加することもないので、ワイヤ電極に対する加工
槽の相対移動がスムースに行われ、工作物に対する加工
精度を向上させ、高加工精度を長期に渡って維持する。
シール板は、加工槽の水平方向の移動に対して前記壁体
の長孔を覆っている。即ち、シール板は、加工槽が加工
槽の壁体に対して離間する方向の動き(下アームの長手
方向の動き)に対しては、加工槽の壁体に追従して移動
し、壁体の長孔を覆って密封する状態を維持している。
【0011】前記シール板は、前記加工槽に対して、前
記壁体に直交する方向には拘束されるが前記壁体に沿う
方向には相対摺動自在に案内されている。シール板を案
内する手段は、例えば、加工槽の壁体、又は底壁に設け
られる。加工槽がシール板と平行な方向に移動する動き
に対しては、シール板は、壁体の長孔を覆って密封した
状態のまま、加工槽に対して案内され、加工槽の壁体に
沿う方向に相対摺動する。この場合、前記シール板を、
前記加工機本体に対して、前記壁体に直交する方向に摺
動自在に案内させることが可能である。シール板が加工
槽の壁体に対して直交する方向に相対移動する動きに対
しては、シール板は、例えば、案内レールのようなガイ
ド手段にて加工機本体に案内される。
【0012】また、前記加工槽の前記壁体に形成された
前記長孔は、前記支持アームに直交する方向への前記加
工槽の移動距離以上のサイズに形成されている。加工槽
が支持アームに直交する方向への全移動距離を移動して
も、支持アームは加工槽の壁体に形成された長孔内にあ
り、支持アームと加工槽の壁体とは干渉しない。また、
前記シール板は、前記加工槽の前記長孔の前記サイズの
2倍以上のサイズに形成されている。支持アームが壁体
の長孔の全域に渡って移動するように加工槽が移動して
も、シール板による壁体の長孔を密封する状態が維持さ
れる。
【0013】前記シール板と前記加工槽の前記壁体の壁
面との間の隙間は、前記シール板又は前記加工槽の前記
壁体に取り付けられたシール部材によって密封されてい
る。シール部材は、シール板又は加工槽の壁体のいずれ
に配設してもよいが、加工槽の壁体に形成されている長
孔を取り囲むように配置されて、加工槽内の加工液がシ
ール部材で囲む内部に漏れるのを防止する。
【0014】前記シール部材は、前記加工槽の壁面に取
り付けられ、前記シール板の壁面に対する摺動抵抗を小
さくするため前記シール板の壁面に接する面が低摩擦係
数の樹脂材が被覆されている。シール部材を加工槽の壁
面に取り付けることで、シール板に固定する場合と比較
して、壁体に形成されている長孔を囲むシール部材の材
料が少なくて済む。シール板の壁面に接するシール部材
の面が低摩擦係数の樹脂材が被覆されていると、シール
板の壁面に対するシール部材の摺動抵抗が小さくなり、
加工槽は、シール板に対して滑らかに摺動可能である。
【0015】加工槽の長孔は、内外いずれでも封鎖可能
である。従って、前記シール部材を前記加工槽の前記壁
体の内壁面に取り付け、前記シール板を前記加工槽の内
側に配置することで、加工槽の長孔は内側から封鎖され
る。また、前記シール部材を前記加工槽の前記壁体の外
壁面に取り付け、前記シール板を前記加工槽の外側に配
置することで、加工槽の長孔は外側から封鎖される。
【0016】前記可撓性筒体は、前記支持アーム又は前
記加工機本体に固定された前記端部から前記支持アーム
に沿って前記長孔と前記開口を貫通して外側へ折り返さ
れており、折り返された前記端部が前記シール板の下ワ
イヤヘッド側の壁面にリング部材を介して固定されてい
る。加工槽が移動して、支持アームの加工槽内への突出
量が変わるとき、その突出量は、可撓性筒体の外側への
折返し量が変化することで吸収される。
【0017】前記可撓性筒体は、ゴム製の円筒部材から
形成され、前記円筒部材の外周面には低摩擦係数のコー
ティング層が被覆されている。支持アームの加工槽内へ
の突出量が変わるように加工槽が移動するとき、可撓性
筒体の外周面は、加工槽の壁体に形成されている長孔及
びシール板に形成されている開口に摺接する可能性があ
る。円筒部材の外周面に低摩擦係数のコーティング層を
被覆することにより、長孔及び開口との摺接抵抗が軽減
される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明による浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装置の実施
例を説明する。図1はこの発明による浸漬式ワイヤ放電
加工機の加工槽装置の一実施例の全体構造を示す側面断
面図、図2は図1に示す浸漬式ワイヤ放電加工機の加工
槽が下アームの長手方向に移動した状態を示す側面断面
図、図3は図1の浸漬式ワイヤ放電加工機における遮蔽
板付近の構造を示す要部拡大断面図、図4は加工槽の壁
体を示す斜視図である。
【0019】浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽1内に
は、イオン交換樹脂を経ることで水の比電気抵抗をコン
トロールされた加工液2が収容されている。加工槽1
は、ボルト及びナットのような固着具によってワイヤ放
電加工機のテーブル27に取り付けられている。加工槽
1の一壁部は、工作物Wを後述する工作物支持台4に対
して脱着する時の作業スペースを確保するため、開閉自
在となっている。
【0020】加工槽1の底には、ベース3が敷設されて
おり、加工槽1内に収容された加工液2中に工作物Wを
浸漬した状態で支持するため、ベース3上に工作物支持
台4がボルト5によって固定されている。工作物支持台
4は、図1では1台のみ図示したが、同じ加工槽1の中
に複数台設置することができる。工作物支持台4は、リ
ード線6を介して加工槽1の外部から一方の電極に接続
されている。工作物取付具7をボルト8によって工作物
支持台4に締結することにより、工作物Wが工作物支持
台4に固定される。
【0021】工作物Wに対して所定の加工形状にワイヤ
放電加工を行うために工作物Wとの間で放電をするワイ
ヤ電極10は、ワイヤ放電加工機の加工機本体9に設け
られている自動ワイヤ供給装置(図示せず)から供給さ
れる。ワイヤ電極10は、加工機本体9に取り付けられ
た上アーム11に支持された上ワイヤヘッド12と、加
工機本体9から加工槽1の側壁23を貫通して横方向に
延びた下アーム13に支持された下ワイヤヘッド14に
よって案内される。側壁23及び下アーム13は、それ
ぞれ、この発明における壁体又は支持アームを構成して
いる。上ワイヤヘッド12には、従来と同様に、ワイヤ
送出口、ダイスガイド、噴流ノズル、給電子15、及び
給電子押え等が組み込まれており、ワイヤ電極10を工
作物Wの放電加工部位に送り出す。給電子16が組み込
まれた下ワイヤヘッド14は、上ワイヤヘッド12と同
様の構造を有しており、上ワイヤヘッド12に対向した
位置に設けられていて上ワイヤヘッド12から繰り出さ
れたワイヤ電極10を受け入れる。工作物Wは、上ワイ
ヤヘッド12と下ワイヤヘッド14との間に設置され
る。上ワイヤヘッド12の給電子15と下ワイヤヘッド
14の給電子16とをリード線17が結んでおり、リー
ド線17には、リード線6に接続された極とは反対の極
が与えられている。
【0022】工作物Wに対して放電加工を行なったワイ
ヤ電極10は、下ワイヤヘッド14に受け入れられた
後、廃ワイヤ排出手段(図示せず)によって加工槽1か
ら下アーム13が内側に有する中空内部13aを通って
外部へ排出される。加工槽1内の加工液2が不足する場
合には、加工液供給管18から補給される。加工液供給
管18には供給コック19が設けられており、手動にて
供給量を調節することができる。また、加工槽1内の加
工液2を排出するために、加工液排出管20が加工槽1
の底部に接続されている。加工液排出管20には排出コ
ック21が設けられており、排出コック21は手動にて
開閉可能である。
【0023】図1に示すように、加工機本体9と一体の
基台54に対して、Y方向移動テーブル57が、Y軸移
動用モータとY方向ねじ軸とから成るねじ伝動機構(図
示せず)によってY軸方向に移動可能である。Y方向移
動テーブル57に対して、X方向移動テーブル59が、
X軸移動用モータとX方向ねじ軸とから成るねじ伝動機
構(図示せず)によってX軸方向(Y軸方向と直交する
方向)に移動可能である。加工槽1は、X方向移動テー
ブル59に取り付けられていて、X方向移動テーブル5
9と共に移動する。上アーム11及び支持アームを構成
する下アーム13は加工機本体9に対して位置不動であ
るので、このような移動テーブル機構によって、加工槽
1は、下アーム13の長手方向(Y軸方向)と、当該長
手方向と直交する方向(X軸方向)とで定められる水平
面内においてワイヤ電極10に対する位置制御が可能で
ある。
【0024】次に、加工槽1の側壁23と下アーム13
との関連構造について説明する。図4に示すように、加
工槽1の側壁23には、X軸方向に平行に延びる長孔2
4が形成されている。長孔24の上下の孔縁25,26
は平行に配置されているが、左右の孔縁27,28は半
円弧状に形成されている。加工槽1の側壁23の内壁面
34には、長孔24を覆うように単一枚のシール板22
が配設されている。長孔24は、下アーム13に直交す
る方向への加工槽1の移動距離以上のサイズL1に形成
されているので、加工槽1が下アーム13に直交する方
向(X軸方向)への全移動距離を移動しても、下アーム
13は加工槽1の側壁23に形成された長孔24内にあ
り、下アーム13と側壁23とは干渉しない。また、シ
ール板22は、加工槽1の長孔24のサイズL1の2倍
以上のサイズL2に形成されているので、下アーム13
が側壁23に形成されている長孔24の全域に渡って移
動するように加工槽1が移動しても、シール板22によ
る長孔24を密封する状態が維持される。
【0025】シール板22の中心部には下アーム13を
挿通するための開口としての円形孔30が形成されてい
る。加工槽1の側壁23の内壁面34には、シール部材
31を保持するため、加工槽1の長孔24よりひと回り
大きい長孔33を備えたブロック32が取り付けられて
いる。シール部材31は、シール板22の側壁23と対
向する外側面35に接触して加工槽1の側壁23とシー
ル板22との間をシールし、加工液2が加工槽1から漏
出するのを防止している。加工槽1の内壁面34に固定
されたシール部材31は、シール板22の外壁面35に
対する摺動抵抗を小さくするためシール板22の外壁面
35に接する面に、低摩擦係数の樹脂材(図示せず)が
被覆されている。
【0026】また、加工槽1の側壁23の内壁面34に
は、長孔24の上下にそれぞれ複数の押さえ板38が固
定されており、押さえ板38に回転支持されたローラ3
9がシール板22の背面側に当接している。押さえ板3
8及びローラ39は、加工槽1がY軸方向、特にシール
板22に対して離間する方向に移動するときに、その方
向の動きを拘束し、シール板22を加工槽1の動きに追
従させるので、シール部材31のシール機能は失われる
ことがない。ローラ39の当接により、シール板22
は、加工槽1に対して、側壁23に沿う方向に相対摺動
自在に案内されている。長孔24の下側に配設される押
さえ板38及びローラ39は、側壁23の内壁面34で
はなく、底壁面37に直接配設してもよい。また、押さ
え板38及びローラ39に代えて、シール板22の側壁
23に沿った案内のために、底壁面37に案内溝(図示
せず)を設けることもできる。
【0027】下アーム13はシール板22に形成されて
いる円形孔30を進退可能に貫通しているので、シール
板22と下アーム13との間には、加工液が漏れ出るこ
とがないように、内部に下アーム13が挿通され且つ加
工槽1の移動に追従して長手方向に伸長可能な可撓性筒
体40が配設されている。即ち、可撓性筒体40は、一
端部41がシール板22の円形孔30の周縁部45に、
他端部42が下アーム13又は加工機本体9に固定具4
6にて密封状態に固定された筒体である。
【0028】可撓性筒体40は、下アーム13又は加工
機本体9に固定された他端部42から、下アーム13に
沿って長孔24と円形孔30を貫通して延びており、加
工槽1の内部において外側へ折り返されて、折り返され
た一端部がシール板22の下ワイヤヘッド14側に面す
る内側面36にリング部材47を介して固定されてい
る。リング部材47は、例えば、リングブロック48
と、リングブロック48に当接するOリング49とから
構成される。
【0029】可撓性筒体40は、ゴム製の円筒部材から
形成されており、円筒部材の外周面43には低摩擦係数
のコーティング層が被覆されている。加工槽1が、Y軸
方向、即ち、下アーム13が加工槽1内へ突出する突出
量が変わる方向に移動するとき、可撓性筒体40の変形
は、加工槽1内において折り返す折返し量が増減するこ
とで吸収される。可撓性筒体40の外周面43は、加工
槽1の側壁23に形成されている長孔24及びシール板
22に形成されている円形孔30に摺接する可能性があ
る。可撓性筒体40の円筒部材の外周面43に低摩擦係
数のコーティング層(図示せず)を被覆することによ
り、可撓性筒体40の長孔24及び円形孔30との摺接
抵抗が軽減される。また、可撓性筒体40の内部に浸入
する加工液の体積は、可及的に少なくすることができる
ので、加工槽1が下アーム13の長手方向に移動する際
に、可撓性筒体40の内部の加工液の給排に起因して生
じる抵抗も非常に小さい。
【0030】加工液2は、可撓性筒体40の内部にまで
浸入するが、下アーム13と可撓性筒体40の内周面4
4との間のスペースは小さく、放電加工に伴って生じた
加工屑が加工液に浮遊してこのスペースに浸入したとし
ても、下アーム13の外筒に堆積することが少ない。ま
た、万一、加工屑が下アーム13の外筒に堆積したとし
ても、加工槽1がY軸方向に移動して、下アーム13が
加工槽1内に進退しても、可撓性筒体40は、内周面4
4が外側に出る折り返し部分が増減するのみであり、下
アーム13と摺接することがない。従って、可撓性筒体
40は、下アーム13の外筒に堆積した加工屑によって
傷付けられて、シール性能が低下することも、また、堆
積した加工屑との摺接によって加工槽1の移動に対して
抵抗増となることもない。その結果、ワイヤ電極10に
対する加工槽1の相対移動がスムーズに行われ、工作物
Wに対する加工精度を向上し、高加工精度を長期に渡っ
て維持することができる。
【0031】次に、この発明による浸漬式ワイヤ放電加
工機の加工槽装置の他の実施例について説明する。図5
はこの発明の浸漬式ワイヤ放電加工機の他の実施例を示
す断面図である。この実施例は、先の実施例における押
さえ板38及びローラ39によるシール板の加工槽の壁
体への摺動案内に代えて、シール板を加工機本体に摺動
案内させた以外、加工機及び加工槽の構造に変更はない
ので、同じ構成要素及び部位には同じ符号を用いること
により、再度の詳細な説明を省略する。
【0032】この実施例においては、シール板22は、
加工機本体9と一体構造に構成されているロッド(加工
機ヘッドでもよい)50に対して、Y軸方向(加工槽1
の側壁23に直交する方向)に摺動自在に吊下げ案内さ
れている。摺動自在に吊下げる構造の一例として、シー
ル板22にY軸方向に膨出された延長部52を形成し、
延長部52には、ロッド50がY軸方向に摺動可能とな
るように貫通する摺動孔51が形成されている。シール
板22は、Y軸方向の動きについては側壁23に追従
し、側壁23から離間する方向の動きを拘束された状態
となるように、加工槽1との間で適宜の制限手段が設け
られている。加工槽1が側壁23に沿ったX軸方向に動
くときには、シール板22は、ロッド50によって拘束
されているので、加工槽1に対して相対摺動可能であ
る。シール板22を加工機ヘッドに摺動自在に吊下げる
構造としては、レールと溝の嵌合構造であってもよい。
【0033】図6〜図8に基づいて、この発明による浸
漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装置の更に他の実施例に
ついて説明する。図6はこの発明の浸漬式ワイヤ放電加
工機の更に他の実施例を一部断面で示す上面図であり、
図7は図6に示す浸漬式ワイヤ放電加工機のA−A断面
図、図8は図6に示す浸漬式ワイヤ放電加工機の斜視図
である。図1〜図4及び図5に示した各実施例の構成要
素及び部位と同等の部位には、同じ符号を付して、再度
の説明を省略する。
【0034】図6〜図8に示す浸漬式ワイヤ放電加工機
は、加工槽1の外側にシール部材61とシール板72を
配置して加工水の漏れを防止した実施例である。加工槽
1の側壁23の外壁面64には、シールフレーム62が
取付けボルト67により水密状態に取り付けられてお
り、加工槽1とシールフレーム62とには、それぞれ左
右方向に長い長孔24,63が形成されている。シール
フレーム62の長孔63については、その全体が、加工
槽1の長孔24内に配置されている。シールフレーム6
2には、長孔63の周りを取り囲むように溝65が形成
されており、パッキンのようなシール部材61が溝65
内に保持されている。
【0035】下アーム13は、基台(ベッドベース)5
4に対して、X軸方向にもY軸方向にも動かないので、
シール板72と下アーム13はY軸方向についてシール
する必要がある。シールフレーム62の外側において、
シール板72がY方向移動テーブル57に取り付けられ
ている。シール板72には、その中央位置において、下
アーム13及び可撓性筒体40が嵌入することができる
円形孔73が形成されており、可撓性筒体40の一方の
端部41は、リング部材47によってシール板72の円
形孔73の周りの周縁部74に取り付けられており、他
方の端部42は下アーム13の付け根部又は加工機本体
9に固定具46で密封状態に取り付けられている。シー
ル板72は、その左右方向の端部において、押さえアー
ム77及び取付けボルト78を介してY方向移動テーブ
ル57に取り付けられているので、Y方向移動テーブル
57がY軸方向に移動するときにはY方向移動テーブル
57と共に移動する。
【0036】また、加工槽1の外壁面64には、シール
板72の上縁部に対応して、複数箇所においてブラケッ
ト79が取り付けられており(図8)、ブラケット79
に回転支持されたローラ80がシール板72の背面側で
ある外側面76を押さえており、加工槽1がモータ85
及びねじ機構86によってX軸方向に移動するときに
も、ローラ80が外側面76上を転がりながら支持して
いる(図6)。従って、シール板72は、加工槽1がX
軸方向に移動しようとも、Y方向移動テーブル57と共
にY軸方向へ移動し、シール部材61に対して内側面7
5が当接して、加工槽1内の加工液が外部の漏れ出るこ
とがないように密封している。なお、加工機本体9に
は、Y方向移動テーブル57がねじ機構84を介してモ
ータ83によって駆動されてY軸方向に移動するための
案内用にレール82が形成されており、Y方向移動テー
ブル57には、加工槽1がX方向移動テーブル59(図
1)と共にX軸方向に移動するための案内用にレール8
7が形成されている。
【0037】
【発明の効果】この発明による浸漬式ワイヤ放電加工機
の加工槽装置は、上記のように構成されているので、次
のような効果を有する。この浸漬式ワイヤ放電加工機の
加工槽装置は、加工槽の側壁と加工槽内に配置されたシ
ール板との間の隙間をシール部材で密閉し、シール板に
形成されている開口と下アーム外筒との間からの加工液
の漏れを伸縮自在な可撓性筒体によって密封しているの
で、放電加工によって工作物から生じた加工屑等が加工
液に混入しても、加工屑等が下アーム外筒に堆積し難
く、また、仮に堆積しても、加工槽が放電加工の際に移
動するときに堆積した加工屑が可撓性筒体と摺れ合こと
がない。従って、加工槽が下アームの長手方向に移動す
るときでも、スラッジによる可撓性筒体のシール劣化が
なく、加工液の漏れも生じず、加工槽の摺動抵抗の変化
も少ないので、ワイヤ電極に対する加工槽の相対移動が
スムースに行われ、工作物に対する加工精度を向上さ
せ、高加工精度を長期に渡って維持することができる。
また、この発明による浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽
装置は、シール板を加工槽内に配置した極めてコンパク
トに構成され、製造コストを低減できると共に、可撓性
筒体内への加工液の吸引・排出が非常に少ないので、加
工液の給排に起因した加工槽の移動に対する抵抗を大幅
に軽減し、加工槽の移動を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による浸漬式ワイヤ放電加工機の加工
槽装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装
置において加工槽が移動した状態を示す断面図である。
【図3】図1に示す浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装
置の要部拡大断面図である。
【図4】図1に示す浸漬式ワイヤ放電加工機加工槽装置
の壁体からの下アームの突出状態を示す斜視図である。
【図5】この発明による浸漬式ワイヤ放電加工機の加工
槽装置の別の実施例を示す断面図である。
【図6】この発明の浸漬式ワイヤ放電加工機の更に他の
実施例を一部断面で示す上面図である。
【図7】図6に示す浸漬式ワイヤ放電加工機のA−A断
面図である。
【図8】図6に示す浸漬式ワイヤ放電加工機の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 加工槽 2 加工液 9 加工機本体 10 ワイヤ電極 12 上ワイヤヘッド 13 下アーム(支持アーム) 14 下ワイヤヘッド 22,72 シール板 23 加工槽の側壁(壁体) 24 加工槽の長孔 30,73 円形孔(開口) 31,61 シール部材 33,63 長孔 34 内壁面 38 押さえ板 39,80 ローラ(摺接部材) 40 可撓性筒体 41 可撓性筒体の一端 42 可撓性筒体の他端 45 開口の周縁部 47 リング部材 57 Y方向移動テーブル(テーブル) 59 X方向移動テーブル(テーブル) 64 外壁面 77 押さえアーム 79 ブラケット W 工作物

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機本体に取り付けられた上ワイヤヘ
    ッドと該上ワイヤヘッドを通じて供給されるワイヤ電極
    を受け入れる下ワイヤヘッドとの間に位置する工作物が
    設置され且つX軸方向とY軸方向との水平方向に移動可
    能なテーブル上に取り付けられた加工槽、前記下ワイヤ
    ヘッドを支持すると共に前記下ワイヤヘッドを通過した
    前記ワイヤ電極が内部を通って排出されるため前記加工
    機本体に取り付けられ且つ前記加工槽の壁体に形成した
    長孔を貫通して前記加工層内に突出する支持アーム、前
    記加工槽の水平方向の移動に対して前記壁体の前記長孔
    を覆って密封すると共に前記支持アームを貫通させる開
    口を有する前記加工槽内に配置されたシール板、及び前
    記支持アームが挿通され且つ一端部が前記シール板の前
    記開口の周縁部に他端部が前記支持アーム又は前記加工
    機本体に固定された前記加工槽の移動に追従して長手方
    向に伸長可能な可撓性筒体、から成る浸漬式ワイヤ放電
    加工機の加工槽装置。
  2. 【請求項2】 前記シール板は、前記加工槽に対して、
    前記壁体に直交する方向には拘束されるが前記壁体に沿
    う方向には相対摺動自在に案内されていることから成る
    請求項1に記載の浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シール板は、前記加工機本体に対し
    て前記壁体に直交する方向に摺動自在に案内されている
    ことから成る請求項2に記載の浸漬式ワイヤ放電加工機
    の加工槽装置。
  4. 【請求項4】 前記加工槽の前記壁体に形成された前記
    長孔は、前記支持アームに直交する方向への前記加工槽
    の移動距離以上のサイズに形成されていることから成る
    請求項1に記載の浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装
    置。
  5. 【請求項5】 前記シール板は、前記加工槽の前記長孔
    の前記サイズの2倍以上のサイズに形成されていること
    から成る請求項3に記載の浸漬式ワイヤ放電加工機の加
    工槽装置。
  6. 【請求項6】 前記シール板と前記加工槽の前記壁体の
    壁面との間の隙間は、前記シール板又は前記加工槽の前
    記壁体に取り付けられたシール部材によって密封されて
    いることから成る請求項1に記載の浸漬式ワイヤ放電加
    工機の加工槽装置。
  7. 【請求項7】 前記シール部材は、前記加工槽の前記壁
    体の壁面に取り付けられ、前記シール板の壁面に対する
    摺動抵抗を小さくするため前記シール板の壁面に接する
    面が低摩擦係数の樹脂材が被覆されていることから成る
    請求項6に記載の浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装
    置。
  8. 【請求項8】 前記シール部材は前記加工槽の前記壁体
    の内壁面に取り付けられ、前記シール板は前記加工槽の
    内側に配置されていることから成る請求項6又は7に記
    載の浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装置。
  9. 【請求項9】 前記シール部材は前記加工槽の前記壁体
    の外壁面に取り付けられ、前記シール板は前記加工槽の
    外側に配置されていることから成る請求項6又は7に記
    載の浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装置。
  10. 【請求項10】 前記可撓性筒体は、前記支持アーム又
    は前記加工機本体に固定された前記端部から前記支持ア
    ームに沿って前記長孔と前記開口を貫通して外側へ折り
    返されており、折り返された前記端部が前記シール板の
    下ワイヤヘッド側の壁面にリング部材を介して固定され
    ていることから成る請求項1に記載の浸漬式ワイヤ放電
    加工機の加工槽装置。
  11. 【請求項11】 前記可撓性筒体は、ゴム製の円筒部材
    から形成され、前記円筒部材の外周面には低摩擦係数の
    コーティング層が被覆されていることから成る請求項1
    に記載の浸漬式ワイヤ放電加工機の加工槽装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100570740B1 (ko) 2004-07-13 2006-04-12 (주)서울정기 와이어컷 방전 가공기의 가공액 탱크 실링 장치
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