JP2002045443A - ゴルフボール及びゴルフボール印刷用インク - Google Patents

ゴルフボール及びゴルフボール印刷用インク

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JP2002045443A
JP2002045443A JP2000233471A JP2000233471A JP2002045443A JP 2002045443 A JP2002045443 A JP 2002045443A JP 2000233471 A JP2000233471 A JP 2000233471A JP 2000233471 A JP2000233471 A JP 2000233471A JP 2002045443 A JP2002045443 A JP 2002045443A
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golf ball
ink
resin
copper
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Kazuhiko Isogawa
一彦 五十川
Takashi Sasaki
隆 佐々木
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マークの耐久性に優れ、しかも金色に輝くマ
ークが形成されたゴルフボールを提供する。 【解決手段】 ボール本体と、該ボール本体表面に印刷
されたマークを有するゴルフボールにおいて、前記マー
クは、表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉末と、樹
脂とを含有している。前記樹脂に対する前記銅粉末の含
有比率は、0.15〜5.0であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金色に輝くマーク
が印刷された、ファッション性に優れたゴルフボール及
び当該マークの印刷に用いるインクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
ボールの表面には、通常、商品名等を表わすブランドネ
ームやプレーナンバー等のマークが印刷されている。こ
れらのマークは、ボールが白色であることから、一般に
黒色で印刷されていた。
【0003】しかし、近年、ファッション性に優れたゴ
ルフボールが好まれる傾向にあることから、ゴルフボー
ル表面に印刷されているブランドネーム等のマークを黒
色以外のカラフルなマークが望まれている。カラフルな
マークとしては、顔料添加による有彩色のマークや光沢
あるメタリックなマークがあるが、最近では、金属光沢
のあるマークが好まれるようになってきた。
【0004】このような要望に応えるものとして、例え
ば、金属粉末を添加したインクを用いることにより、金
属光沢を有するマークを形成することが提案されている
(特開平11−114093号)。ここで用いられてい
る金属粉末は、偏平形状で、平均厚み50〜500Å、
平均径10〜60μmで、粉末表面にエンボスが施され
たものである。また、金属の種類としては、アルミニウ
ム、クロム、コバルト、スチール、銀、金、ニッケル合
金のいずれかが用いられている。
【0005】当該公報で開示されているインクは、顔料
と金属粉末を併用することにより、光沢あるメタリック
調の色を出すものである。従って、鮮明な金色を出した
い場合には、金の粉末を使用するしかなく、他の金属粉
末では着色顔料と併用することなく単独で用いたとして
も、鮮明な金色を得ることができない。金粉末の使用は
ゴルフボールのコストアップの原因となる。
【0006】また、特開平8−47551号公報には、
熱可塑性樹脂層、さらにその上に金属薄膜層及び表面保
護層を積層して金属光沢を有するマークを形成し、また
金属薄膜と表面保護層との間に透明着色層が設けられい
て、透明着色層が設けられている部分では金属薄膜層に
よって反射された光で透明着色層の呈する色が輝いて見
えるというマークが提案されている。
【0007】しかし、このような金属薄膜を用いたマー
クは、金属薄膜が熱可塑性樹脂層を介してボール表面に
貼り付けただけであるから、密着性が不十分であり、ク
ラブヘッドで繰返し打撃された場合に、マークが剥がれ
たり、欠けたりするなど、マークの耐久性に欠ける。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、マークの耐久
性に優れ、しかも金色に輝くマークが形成されたゴルフ
ボールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のゴルフボール
は、ボール本体と、該ボール本体表面に印刷されたマー
クを有するゴルフボールにおいて、前記マークは、表面
に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉末と、樹脂とを含有
していることを特徴とする。
【0010】前記樹脂に対する前記銅粉末の含有比率
は、0.15〜5.0であることが好ましい。
【0011】前記銅粉末の平均粒径は50μm以下であ
ることが好ましい。
【0012】本発明のゴルフボール印刷用インクは、樹
脂100部;表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉末
15〜500部;溶剤100〜250部;着色顔料25
部以下を含む。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のゴルフボールは、ボール
本体と、該ボール本体表面に印刷されたマークを有する
ゴルフボールにおいて、前記マークは、表面に銅と亜鉛
の合金部分を有する銅粉末、及び樹脂を含有している。
【0014】はじめに、本発明のゴルフボールのマーク
を印刷するのに用いられるインクについて説明する。
【0015】本発明で使用するインクは、表面に銅と亜
鉛の合金部分を有する銅粉末と、樹脂とを含有するもの
であればよいが、具体的には本発明のインクが好ましく
用いられる。本発明のインクは、銅表面に銅と亜鉛の合
金部分を有する金属粉末と、ビヒクルとしての樹脂の他
に、溶剤、及び必要に応じて添加されるマークの金色に
影響を及ぼさない程度の着色顔料を含んでいる。
【0016】銅表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉
末とは、いわゆる銅粉末の表面に黄銅層又は黄銅部分が
形成されたもので、金のような鮮明な金色を呈してい
る。この点、アルミニウム、スチール、コバルト、ニッ
ケル、銀では、白色から灰色又は銀色の粉末しか得られ
ず、目的とする金色を呈していない。また、表面に黄銅
部分を有しない純銅は赤色を呈していて、金色ではな
い。
【0017】銅表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉
末(以下、単に「銅粉末」という場合がある)は、平均
水面被覆面積が大きいほど鮮明な金色を呈するので、3
000cm2/g以上であることが好ましい。ここで、
平均水面被覆面積とは、粉末1gあたりの表面積をい
う。
【0018】また、前記銅粉末の平均粒径は、50μm
以下が好ましく、より好ましくは45μm以下であり、
さらに好ましくは40μm以下である。粒径が大きくな
るほど、インクのボール本体に対する密着性を低下させ
ることになり、マークの耐久性が弱くなるからである。
また、粒径が小さくなるほど、印刷されたマークにおけ
る銅粉末粒子間隔が密になり、隠蔽性が向上して、光輝
性が向上する。従って、インクの密着性、光輝性の観点
から、粒径は小さいほど好ましいが、粒径が小さくなる
ほど製造困難性に基づいて高価になるので、3μm以上
のものを使用することが好ましい。
【0019】上記金属粉末の製造方法(亜鉛めっき方
法)は特に特定しないが、鋳塊成形された銅塊を切削、
粉砕し、さらにボールミルスタンプ粉砕する際に、ボー
ルミルに亜鉛粉末を添加した状態で粉砕することによ
り、銅粉末表面に亜鉛粉を付着させるとともに合金化さ
せる乾式方法;所定の粒径を有する銅粉を亜鉛メッキ液
に浸漬等して亜鉛めっきを行うことにより、めっき界面
に黄銅を生成させる湿式方法などが挙げられる。
【0020】尚、金については微細粉末の生産は簡単で
あるが、いうまでもなく、金自体が高価な金属であるた
め、ゴルフボールのマーク用インクとしては実用的でな
い。
【0021】インクに含まれる樹脂としては、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体等のビニル
系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、ポリエチレン−イミン樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、セルロース系樹脂等を用いる。
【0022】インクにおける前記樹脂に対する前記銅粉
末の含有比率(銅粉末/樹脂)は、0.15以上が好ま
しく、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.
25以上であり、その上限は、5.0以下が好ましく、
より好ましくは4.0以下であり、更に好ましくは2.
50以下である。0.15未満では上記銅粉末の含有率
が少なすぎて、金属光沢性に欠け、ファッション性を満
足できない。一方、5.0超では印刷されたマーク強度
が弱くなり、また密着性も低下しすぎるからである。
【0023】ここで、樹脂量は、主剤と硬化剤のような
2液硬化型の場合、主剤と硬化剤の合計量が樹脂量とな
る。
【0024】本発明のインクに使用する溶剤は、上記樹
脂を均一に分散、溶解することができる有機溶剤であれ
ばよく、具体的には、トルエン等の芳香族炭化水素、メ
トキシブチルアセテート等のエステル系溶剤、メチルエ
チルエーテル等のエーテル系溶剤、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤などが用いられ
る。
【0025】インク中の溶剤の量は、樹脂及び金属粉末
を均一に分散させるために、これらの量に応じて適宜選
択される。金属粉末と樹脂の含有量合計100質量部に
対して、10〜150質量部が好ましく、より好ましく
は20〜120質量部、さらに好ましくは30〜100
質量部である。特に樹脂は、インクの粘度に大きく影響
を及ぼすので樹脂量に基づいて、溶剤の量を選択するこ
とが好ましい。樹脂量に対して溶剤が少なすぎると、イ
ンクの粘度が高くなりすぎて、インクのパッド転移性が
悪くなって、マークの欠けが生じ易くなり、樹脂量に対
して溶剤の含有量が多すぎると、マークが滲んだり、マ
ーク形成後の乾燥時間が長くなり、生産性の低下の原因
となるからである。
【0026】本発明のインクには、マークに鮮明な金色
を付与することができる銅粉末がもたらす金色を損なわ
ない範囲であれば、有着色顔料を含んでもよい。従っ
て、インクに着色顔料が含まれる場合には、着色顔料の
銅粉末に対する含有割合(顔料/銅粉末)は、0.25
以下、好ましくは0.2以下とすることが好ましい。着
色顔料が多くなりすぎると、顔料の色が優位になり、鮮
明な金色が現われにくくなるからである。
【0027】また、樹脂に対する銅粉末と顔料の合計量
の含有比率{(銅粉末+顔料)/樹脂量}は、0.15
以上が好ましく、より好ましくは0.2以上、さらに好
ましくは0.25以上である。また、その上限は、5.
0以下が好ましく、より好ましくは4.0以下であり、
更に好ましくは3.0以下である。0.15未満では、
光沢が得られず、5.0超では密着性が低下して、マー
ク耐久性が劣るからである。
【0028】使用できる着色顔料としては、無機系着色
顔料であっても、有機系着色顔料であってもよい。
【0029】無機系着色剤としては、べんがら(Fe2
3)、鉛丹(Pb34)、モリブレンレッド、カドミ
ウムレッド等の赤色顔料;チタンイエロー(20TiO
2−NiO−Sb23)、リサージ(PbO)、黄鉛
(PbCrO4)、黄色酸化鉄(FeO(OH))、カ
ドミウムイエロー等の黄色顔料;コバルトブルー(Co
O・Al23)、プルシアンブルー、群青等の青色顔
料;赤口黄鉛、モリブテンオレンジ、パーマネントオレ
ンジGTR等の橙色顔料;マンガン紫等の紫色顔料;ク
ロムグリーン、酸化クロム等の緑色顔料;亜鉛華、酸化
チタン、アンチモン白、硫化亜鉛、バライト粉、炭酸バ
リウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、
アルミナホワイト等の白色顔料を使用できる。
【0030】有機系着色剤としては、アゾ顔料又はアゾ
染料、フタロシアニン顔料、ペリレン系顔料、インダス
レン染料、ジオキサン染料などを用いることができる。
アゾ顔料又はアゾ染料としては、モノアゾ系、ビスアゾ
系、トリスアゾ系化合物、アゾイック染料等が挙げられ
る。
【0031】本発明のインクには、必須成分たる樹脂が
硬化剤の併存により硬化が促進されるタイプの樹脂の場
合には、硬化剤を含有してもよい。硬化剤としては、イ
ソシアネートが好ましく用いられる。
【0032】イソシアネートとしては、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テト
ラメチルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート、水添ジフェニルジイソシアネートなどを用
いることができる。
【0033】主剤と硬化剤の含有比率(硬化剤/主剤)
は、0.05以上とすることが好ましく、より好ましく
は0.07以上、さらに好ましくは0.1以上であり、
1以下であることが好ましい。0.05未満では、硬化
剤が少ないために、マークの耐久性が低下する。一方、
1.0を越えると、硬化が速くなりすぎて、ポットライ
フが短くなり、作業性が低下する。
【0034】本発明のインクには、上記成分(銅粉末、
樹脂、溶剤、着色顔料、硬化剤)の他に、必要に応じ
て、つや消し剤、可塑剤、フィラーなどの添加剤が含有
されていてもよい。これらの添加剤を含有する場合、イ
ンク全体に対する樹脂量、金属粉末及び顔料の総量、溶
剤の合計量の割合が0.8以上となるようにすることが
好ましい。より好ましくは0.9以上であり、さらに好
ましくは0.95以上である。
【0035】本発明のゴルフボールは、以上のような組
成を有するインクを用いて、ボール本体表面にマークを
印刷したものである。
【0036】ここでいうマークとは、ブランドネーム、
オウナーズネーム等の文字、図形の他、プレーナンバー
等の数字などが含まれる。
【0037】マークの印刷方法としては特に限定せず、
転写箔を用いる方式、パッドを用いて印刷する方式など
を採用できる。
【0038】本発明のゴルフボールは、上記マークが印
刷された後、一般に、マークを被覆するように、ボール
表面全体にクリアーペイントが塗装される。マークの保
護、及びゴルフボール表面全体の光沢性を高めるためで
ある。
【0039】クリアーペイントとしては、ウレタン系ペ
イントが好ましく用いられる。
【0040】本発明のゴルフボールは、マークが上記要
件を満足するものであればよく、ボール本体としては特
に限定がなく、あらゆるタイプのゴルフボール本体を使
用することができる。具体的には、ブタジエンゴムやイ
ソプレンゴム等の加硫成形体であるワンピースゴルフボ
ール本体;加硫ゴムやエラストマーの成形体たるコアに
エラストマーや樹脂等のカバーを被覆してなるマルチピ
ースゴルフボール本体;リキッドセンター又はソリッド
センターに糸ゴムを巻き付けてなる糸巻きコアにエラス
トマーや樹脂等のカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボ
ール本体が挙げられる。
【0041】
【実施例】〔測定、評価方法〕 マークの耐久性 耐衝撃性、耐擦傷性の2点から判断した。
【0042】a)耐衝撃性 ツルーテンパー社製のスイングロボットにウッド#1を
取付け、ヘッドスピード45m/sで繰返し打撃を20
0回行い、マークの剥離程度により、下記基準で評価し
た。
【0043】マークの剥離が認められない場合を
「◎」、1mm未満のマークの剥離が認められた場合を
「○」、1mm以上2mm未満のマーク剥離が認められ
た場合を「△」、2mm以上のマーク剥離が認められた
場合を「×」とした。
【0044】b)耐擦傷性 ツルーテンパー社製のスイングロボットにサンドウェッ
ジを取付け、バンカーショットを50回繰返して行い、
マークの剥離程度により、下記基準で評価した。
【0045】マークの摩耗による欠け、カスレが認めら
れない場合を「◎」、1mm未満のマークの欠け、カス
レが認められた場合を「○」、1mm以上2mm未満の
マークの欠け、カスレが認められた場合を「△」、2m
m以上のマーク欠け、カスレが認められた場合を「×」
とした。
【0046】光輝性 クリア塗膜を有する状態でマークを目視観察し、マーク
の金色に輝いている度合いに応じて、鮮明な金色に輝い
ている場合を「○」、金色であると認められるが光沢輝
きが少ない場合を「△」、光沢が認められるが金色でな
い場合を「×」の3段階で評価した。
【0047】〔ゴルフボールの製造〕 (1)インクの調製 ナビタス社製のPAD−EPHメジウムインク(エポキ
シ樹脂/添加剤/溶剤=43/1/56:質量比)に、
金属粉末、顔料、硬化剤を添加して、No.1〜9のイ
ンクを調製した。
【0048】表面に銅−亜鉛合金部分を有する銅粉末と
して、平均粒径が異なる3種類の銅粉末〜を用い
た。銅は平均粒径7μmの粉末であり、銅は平均粒
径40μmの粉末であり、銅は平均粒径60μmの粉
末である。
【0049】アルミニウム粉末としては、平均粒径11
ミクロンの偏平形状のものを使用した。顔料としては、
縮合アゾ系のピグメントレッドを用いた。
【0050】PAD−EPHメジウムインク中に含まれ
る添加剤とは、主としてつや消し剤である。また、溶剤
はメトキシメチルブチルアセテート、芳香族系炭化水素
の混合物である。
【0051】(2)マークの印刷 ゴム製コアをアイオノマーカバーで被覆してなるツーピ
ースゴルフボールの表面をサンドブラスト処理した後、
表1に示す組成のインクを用いてパッド印刷し、印刷
後、マーク及びボール本体全体を覆うようにクリアーペ
イントを塗布した。
【0052】クリアーペイントとしては、ウレタン系塗
料を用いた。
【0053】
【表1】
【0054】No.1〜7のゴルフボールは、表面に銅
−亜鉛合金部分を有する銅粉末を含有するインクを用い
てマークを形成したものであり、いずれも金色を示し
た。しかし、金属粉末としてアルミニウム粉末を含有す
るインクで形成されるマークは光沢は認められるものの
顔料に由来する赤色(No.8)又は灰色がかったもの
(No.9)であった。
【0055】No.1〜3の比較から、銅粉末の粒径が
大きくなると、マークの耐久性が低下することがわかる
(No.3参照)。
【0056】No.1、4〜7の比較から、インクにお
ける金属粉末の割合が少なくなると、具体的には金属粉
末量(M)/樹脂量(P+Q)の比率が0.15未満と
なると、金色光沢、輝きが不十分となる(No.5参
照)。一方、インクにおける金属粉末の割合が高くなり
すぎると、具体的には金属粉末量(M)/樹脂量(P+
Q)の比率が2.5超となると、実用性には問題ないが
インクの密着性が低下し、5を越えると更に密着性が低
下してマークの耐久性が低下する(No.6,7参
照)。
【0057】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、印刷されたマ
ークが金色に輝いていて、近年のファッション化の要求
に応えることができる。特定の金属粉末を添加した本発
明のインクは、金のような高価な粉末を使用することな
く、しかもボール本体に対する密着性に優れ、打撃によ
る変形が繰返し行われるゴルフボールに印刷されていて
も、耐久性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AB02 AD01 AD05 AD09 AE04 AE05 AE06 BA06 BC03 BC12 BC16 BC18 BC20 BD02 BE01 BE12 FA07 GA05 GA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール本体と、該ボール本体表面に印刷
    されたマークを有するゴルフボールにおいて、 前記マークは、表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉
    末と、樹脂とを含有していることを特徴とするゴルフボ
    ール。
  2. 【請求項2】 前記樹脂に対する前記銅粉末の含有比率
    は、0.15〜5.0である請求項1に記載のゴルフボ
    ール。
  3. 【請求項3】 前記銅粉末の平均粒径50μm以下であ
    る請求項1または2に記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】 樹脂100部;表面に銅と亜鉛の合金部
    分を有する銅粉末15〜500部;溶剤100〜250
    部;着色顔料25部以下を含むゴルフボール印刷用イン
    ク。
JP2000233471A 2000-08-01 2000-08-01 ゴルフボール及びゴルフボール印刷用インク Pending JP2002045443A (ja)

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