JP2002085595A - ゴルフボール及びゴルフボール印刷用インク - Google Patents

ゴルフボール及びゴルフボール印刷用インク

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JP2002085595A
JP2002085595A JP2000285998A JP2000285998A JP2002085595A JP 2002085595 A JP2002085595 A JP 2002085595A JP 2000285998 A JP2000285998 A JP 2000285998A JP 2000285998 A JP2000285998 A JP 2000285998A JP 2002085595 A JP2002085595 A JP 2002085595A
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mark
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golf ball
parts
ink
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Kazuhiko Isogawa
一彦 五十川
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マークの耐久性に優れ、しかも金色に輝く視
認性に優れたマークが形成されたゴルフボール及びゴル
フボール印刷用インクを提供する。 【解決手段】 ボール本体表面に印刷されたマークは、
樹脂100質量部、表面に銅と亜鉛の合金部分を有する
銅粉末80〜150質量部、赤色顔料1〜25質量部を
含有している。前記銅粉末の平均粒径50μm以下であ
ることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金色に輝き、しか
も視認性がよいマークが印刷されたゴルフボール及び当
該マークを印刷するのに用いられるインクに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
ボールの表面には、通常、商品名等を表わすブランドネ
ームやプレーナンバー等のマークが印刷されている。こ
れらのマークは、ボールが白色であることから、一般に
黒色で印刷されていた。
【0003】しかし、近年、ファッション性に優れたゴ
ルフボールが好まれる傾向にあることから、ゴルフボー
ル表面に印刷されているブランドネーム等のマークを黒
色以外のカラフルなマークとすることが望まれている。
カラフルなマークとしては、顔料添加による有彩色のマ
ークや光沢あるメタリックなマークがあるが、最近で
は、金属光沢のあるマークが好まれるようになってき
た。
【0004】このような要望に応えるものとして、例え
ば、金属粉末を添加したインクを用いることにより、金
属光沢を有するマークを形成することが提案されている
(特開平11−114093号)。ここで用いられてい
る金属粉末は、偏平形状で、平均厚み50〜500Å、
平均径10〜60μmで、粉末表面にエンボスが施され
たものである。また、金属の種類としては、アルミニウ
ム、クロム、コバルト、スチール、銀、金、ニッケル合
金のいずれかが用いられている。
【0005】当該公報で開示されているインクは、顔料
と金属粉末を併用することにより、光沢あるメタリック
調の色を出すものである。従って、鮮明な金色を出した
い場合には、金の粉末を使用するしかなく、他の金属粉
末では着色顔料と併用することなく単独で用いたとして
も、鮮明な金色を得ることができない。金粉末の使用は
ゴルフボールのコストアップの原因となる。
【0006】また、特開平8−47551号公報には、
熱可塑性樹脂層、さらにその上に金属薄膜層及び表面保
護層を積層して金属光沢を有するマークを形成し、また
金属薄膜と表面保護層との間に透明着色層が設けられて
いて、透明着色層が設けられている部分では金属薄膜層
によって反射された光で透明着色層の呈する色が輝いて
見えるというマークが提案されている。
【0007】しかし、このような金属薄膜を用いたマー
クは、金属薄膜が熱可塑性樹脂層を介してボール表面に
貼り付けただけであるから、密着性が不十分であり、ク
ラブヘッドで繰返し打撃された場合に、マークが剥がれ
たり、欠けたりするなど、マークの耐久性に欠ける。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、マークの耐久
性に優れ、しかも金色に輝く視認性に優れたマークが形
成されたゴルフボール及びゴルフボール印刷用インクを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特殊な銅
粉末を用いることにより、金粉末を添加したような輝く
金色のマークを得ることができること、さらに当該銅粉
末と赤色顔料を組み合せることにより視認性に優れたマ
ークを得ることができることを見い出し、本発明を完成
した。
【0010】すなわち、本発明のゴルフボールは、ボー
ル本体と、該ボール本体表面に印刷されたマークを有す
るゴルフボールにおいて、前記マークは、樹脂100質
量部、表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉末80〜
150質量部、赤色顔料1〜25質量部を含有している
ことを特徴とする。前記銅粉末の平均粒径50μm以下
であることが好ましい。
【0011】本発明のゴルフボール印刷用インクは、ボ
ール本体表面にマークを印刷するためのインクであっ
て、樹脂100質量部、表面に銅と亜鉛の合金部分を有
する銅粉末80〜150質量部、赤色顔料1〜25質量
部を含有している。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のゴルフボールは、ボール
本体と、該ボール本体表面に印刷されたマークを有する
ゴルフボールにおいて、前記マークは、樹脂100質量
部、表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉末80〜1
50質量部、赤色顔料1〜25質量部を含有している。
【0013】はじめに、本発明のゴルフボールのマーク
を印刷するのに用いられるインクについて説明する。
【0014】本発明で使用するインクは、表面に銅と亜
鉛の合金部分を有する銅粉末と、樹脂と、赤色顔料を含
有するものである。
【0015】インクに含まれる樹脂としては、インクの
ビヒクルとして用いられるもので、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−ビニルアルコール共重合体等のビニル系樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエチレン−イミン樹脂、ポリエステル系樹
脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。
【0016】銅表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉
末とは、いわゆる銅粉末の表面に黄銅層又は黄銅部分が
形成されたもので、金のような鮮明な金色を呈してい
る。この点、アルミニウム、スチール、コバルト、ニッ
ケル、銀では、白色から灰色又は銀色の粉末しか得られ
ず、目的とする金色を呈していない。また、表面に黄銅
部分を有しない純銅は赤色を呈していて、金色ではな
い。
【0017】銅表面に銅と亜鉛の合金部分を有する銅粉
末(以下、単に「銅粉末」という場合がある)は、平均
水面被覆面積が大きいほど鮮明な金色を呈するので、3
000cm2/g以上であることが好ましい。ここで、
平均水面被覆面積とは、粉末1gあたりの表面積をい
う。
【0018】また、前記銅粉末の平均粒径は、50μm
以下が好ましく、より好ましくは45μm以下であり、
さらに好ましくは40μm以下である。粒径が大きくな
るほど、インクのボール本体に対する密着性を低下させ
ることになり、マークの耐久性が弱くなるからである。
また、粒径が小さくなるほど、印刷されたマークにおけ
る銅粉末粒子間隔が密になり、隠蔽性が向上して、光輝
性、視認性が向上する。従って、インクの密着性、光輝
性、視認性の観点から、粒径は小さいほど好ましいが、
粒径が小さくなるほど製造困難性に基づいて高価になる
ので、3μm以上のものを使用することが好ましい。
【0019】上記金属粉末の製造方法(亜鉛めっき方
法)は特に特定しないが、鋳塊成形された銅塊を切削、
粉砕し、さらにボールミルスタンプ粉砕する際に、ボー
ルミルに亜鉛粉末を添加した状態で粉砕することによ
り、銅粉末表面に亜鉛粉を付着させるとともに合金化さ
せる乾式方法;所定の粒径を有する銅粉を亜鉛メッキ液
に浸漬等して亜鉛めっきを行うことにより、めっき界面
に黄銅を生成させる湿式方法などが挙げられる。
【0020】尚、金については微細粉末の生産は簡単で
あるが、いうまでもなく、金自体が高価な金属であるた
め、ゴルフボールのマーク用インクとしては実用的でな
い。
【0021】本発明のインクにおける上記銅粉末の含有
量は、樹脂100質量部あたり、80質量部以上、好ま
しくは90質量部以上、より好ましくは100質量部以
上で、150質量部以下、好ましくは140質量部以
下、より好ましくは130質量部以下である。
【0022】80質量部より少ないと、上記銅粉末の含
有率が少なすぎて、金属光沢性に欠け、ファッション性
を満足できない。また、着色顔料である赤色顔料の含有
割合が比較的小さい本発明のインクでは、銅粉末の含有
量が少なすぎると、視認性も低下するからである。一
方、150質量部より大きいと、印刷されたマーク強度
が弱くなり、また密着性も低下しすぎるからである。
【0023】ここで、樹脂量は、主剤と硬化剤のような
2液硬化型の場合、主剤と硬化剤の合計量が樹脂量とな
る。
【0024】赤色顔料は、マークを赤金色に輝かせて黄
金色より更にカラフルなマークとする。また、一般にゴ
ルフボールは、表面が白色であるため、黄金色のマーク
を施した場合、金色が目立ちにくく、シャープさにも欠
けるが、赤色顔料の添加により、金色の発色効果と相俟
って、赤金色となり、白地に映えるマークが得られる。
さらに、銅粉末はその金属光沢故に光を反射しやすく、
光線のあたり具合によってマークが見づらくなる。マー
クに赤みが付与されることにより、マークの見易さが光
線のあたり具合に対する影響を少なくできるので、結果
として視認性が向上する。
【0025】本発明のインクに用いられる赤色顔料とし
ては、従来より赤色顔料として用いられている公知の顔
料を用いることができ、具体的には、べんがら(Fe2
3)、鉛丹(Pb34)、モリブレンレッド、カドミ
ウムレッド等の無機系赤色顔料;アゾ顔料又はアゾ染
料、フタロシアニン顔料、ペリレン系顔料、インダスレ
ン染料、ジオキサン染料などの有機系赤色顔料又は染料
を用いることができる。アゾ顔料又はアゾ染料として
は、モノアゾ系、ビスアゾ系、トリスアゾ系化合物、ア
ゾイック染料等が挙げられる。
【0026】このような赤色顔料は、樹脂100質量部
あたり、1質量部以上が好ましく、より好ましくは3質
量部以上、さらに好ましくは5質量部以上であり、その
25質量部以下、好ましくは23質量部以下、より好ま
しくは20質量部以下である。1質量部未満では赤色顔
料添加による視認性の向上効果が得られないからであ
る。25質量部超では、赤色の色目が強くなりすぎて、
銅粉末による光輝性が低下するからである。
【0027】また、銅粉末と赤色顔料の含有比率は、
4:1〜40:1が好ましい。このように、赤色顔料と
銅粉末とを、特定割合で含有させることにより、金属光
沢による光輝性と赤色による視認性の向上のバランスが
特に優れたマークが得られる。
【0028】本発明のインクに使用する溶剤は、上記樹
脂を均一に分散、溶解することができる有機溶剤であれ
ばよく、具体的には、トルエン等の芳香族炭化水素、メ
トキシブチルアセテート等のエステル系溶剤、メチルエ
チルエーテル等のエーテル系溶剤、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤などが用いられ
る。
【0029】インク中の溶剤の量は、樹脂及び金属粉末
を均一に分散させるために、これらの量に応じて適宜選
択される。樹脂100質量部に対して、100〜250
質量部が好ましく、より好ましくは125〜225質量
部、さらに好ましくは150〜200質量部である。
【0030】樹脂量に対して溶剤が少なすぎると、イン
クの粘度が高くなりすぎて、インクのパッド転移性が悪
くなって、マークの欠けが生じ易くなり、樹脂量に対し
て溶剤の含有量が多すぎると、マークが滲んだり、マー
ク形成後の乾燥時間が長くなり、生産性の低下の原因と
なるからである。
【0031】本発明のインクには、必須成分たる樹脂が
硬化剤の併存により硬化が促進されるタイプの樹脂の場
合には、硬化剤を含有してもよい。硬化剤としては、イ
ソシアネートが好ましく用いられる。
【0032】イソシアネートとしては、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テト
ラメチルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートな
どを用いることができる。
【0033】硬化剤の量は、樹脂100質量部に対し
て、1〜50質量部、好ましくは5〜45質量部、さら
に好ましくは10〜40質量部である。
【0034】1質量部より少ないとボール本体とマーク
の密着性が低下するからである。また硬化剤が少ないた
めに、マークの耐久性が低下する。50質量部より多い
と、硬化が速くなりすぎて、ポットライフが短くなり、
作業性が低下する。
【0035】本発明のインクには、上記成分(樹脂、銅
粉末、赤色顔料、溶剤、硬化剤)の他に、必要に応じ
て、つや消し剤、可塑剤、フィラーなどの添加剤が含有
されていてもよい。これらの添加剤を含有する場合、イ
ンク全体に対する樹脂量、金属粉末及び顔料の総量、溶
剤の合計量の割合が80質量%以上となるようにするこ
とが好ましい。より好ましくは90質量%以上であり、
さらに好ましくは95質量%以上である。
【0036】本発明のゴルフボールは、以上のような組
成を有するインクを用いて、ボール本体表面にマークを
印刷したものである。
【0037】ここでいうマークとは、ブランドネーム、
オウナーズネーム等の文字、図形の他、プレーヤーナン
バー等の数字などが含まれる。
【0038】マークの印刷方法としては特に限定せず、
転写箔を用いる方式、パッドを用いて印刷する方式など
を採用できる。
【0039】本発明のゴルフボールは、上記マークが印
刷された後、一般に、マークを被覆するように、ボール
表面全体にクリアーペイントが塗装される。マークの保
護、及びゴルフボール表面全体の光沢性を高めるためで
ある。
【0040】クリアーペイントとしては、ウレタン系ペ
イントが好ましく用いられる。
【0041】本発明のゴルフボールは、マークが上記要
件を満足するものであればよく、ボール本体としては特
に限定がなく、あらゆるタイプのゴルフボール本体を使
用することができる。具体的には、ブタジエンゴムやイ
ソプレンゴム等の加硫成形体であるワンピースゴルフボ
ール本体;加硫ゴムやエラストマーの成形体たるコアに
エラストマーや樹脂等のカバーを被覆してなるマルチピ
ースゴルフボール本体;リキッドセンター又はソリッド
センターに糸ゴムを巻き付けてなる糸巻きコアにエラス
トマーや樹脂等のカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボ
ール本体が挙げられる。
【0042】
【実施例】〔測定、評価方法〕 マークの耐久性 耐衝撃性、耐擦傷性の2点から判断した。
【0043】a)耐衝撃性 ツルーテンパー社製のスイングロボットにウッド#1を
取付け、ヘッドスピード45m/sで繰返し打撃を20
0回行い、マークの剥離程度により、下記基準で評価し
た。
【0044】マークの剥離が認められない場合を
「◎」、1mm未満のマークの剥離が認められた場合を
「○」、1mm以上2mm未満のマーク剥離が認められ
た場合を「△」、2mm以上のマーク剥離が認められた
場合を「×」とした。
【0045】b)耐擦傷性 ツルーテンパー社製のスイングロボットにサンドウェッ
ジを取付け、バンカーショットを50回繰返して行い、
マークの剥離程度により、下記基準で評価した。
【0046】マークの摩耗による欠け、カスレが認めら
れない場合を「◎」、1mm未満のマークの欠け、カス
レが認められた場合を「○」、1mm以上2mm未満の
マークの欠け、カスレが認められた場合を「△」、2m
m以上のマーク欠け、カスレが認められた場合を「×」
とした。
【0047】光輝性 クリア塗膜を有する状態でマークを目視観察し、マーク
の金色に輝いている度合いに応じて、鮮明な金色に輝い
ている場合を「○」、金色であると認められるが光沢輝
きが少ない場合を「△」、光沢が認められるが金色でな
い場合を「×」の3段階で評価した。
【0048】視認性 3m離れた地点からボールを眺めて、マークを判別でき
るか否かにより評価した。
【0049】マークが認識しやすい場合を「○」、マー
クがやや認識しにくい場合を「△」、マークが認識しに
くい場合を「×」の3段階で評価した。
【0050】〔ゴルフボールの製造〕 (1)インクの調製 ナビタス社製のPAD−EPHメジウムインク(エポキ
シ樹脂/添加剤/溶剤=43/1/56:質量比)に、
金属粉末、赤色顔料、硬化剤を添加して、No.1〜1
2のインクを調製した。赤色顔料または銅粉末を含まな
いか、あるいはその含有量が本発明の範囲外であるN
o.8〜12のインクが比較例であり、その他は、本発
明実施例のインクである。
【0051】表面に銅−亜鉛合金部分を有する銅粉末と
して、平均粒径が異なる3種類の銅粉末〜を用い
た。銅は平均粒径7μmの粉末であり、銅は平均粒
径40μmの粉末であり、銅は平均粒径60μmの粉
末である。
【0052】アルミニウム粉末としては、平均粒径11
ミクロンの偏平形状のものを使用した。顔料としては、
縮合アゾ系のピグメントレッドを用いた。
【0053】PAD−EPHメジウムインク中に含まれ
る添加剤とは、主としてつや消し剤である。また、溶剤
はメトキシメチルブチルアセテート、芳香族系炭化水素
の混合物である。
【0054】赤色顔料として、ナフドルAS系モノアゾ
ピグメントレッドを用いた。
【0055】(2)マークの印刷 ゴム製コアをアイオノマーカバーで被覆してなるツーピ
ースゴルフボールの表面をサンドブラスト処理した後、
表1に示す組成のインクを用いてパッド印刷し、印刷
後、マーク及びボール本体全体を覆うようにクリアーペ
イントを塗布した。
【0056】クリアーペイントとしては、ウレタン系塗
料を用いた。
【0057】
【表1】
【0058】No.8から、赤色顔料を含まないインク
で印刷されたマークは、視認性に劣り、No.9から、
赤色顔料の含有量が多すぎると光輝性が低下することが
わかる。
【0059】また、赤色顔料の含有量が本発明の範囲内
であっても、銅粉末の含有量が少なすぎると、光輝性に
劣り、視認性にも劣る傾向があることがわかる(No.
10)。一方、銅粉末の含有量が多すぎると、マークの
耐久性(耐衝撃性及び耐擦傷性)に劣ることがわかる
(No.11)。
【0060】また、No.12から、金属としてアルミ
ニウムを用いた場合には、光輝性が得られず、赤色顔料
との組み合わせにおいても、視認性が充分でなかった。
【0061】一方、本発明実施例のインク(No.1〜
No.7)は、いずれも光輝性、視認性に優れ、耐久性
においても問題がなかった。50μm以下の銅粉末を用
いることにより、優れた耐久性を確保することができる
(No.1,2,4〜7)。
【0062】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、マークがカラ
フルで光輝性に優れた赤金色で、しかもシャープで見や
すい。さらにこのマークは、ゴルフクラブの打撃にも耐
える耐久性を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AB02 AD05 AD06 AD08 AD10 AE04 AE05 AE06 BA06 BA13 BA37 BC04 BC13 BC18 BC20 BC40 BC41 BC42 BC47 BC48 BC60 BD04 BE01 BE02 BE12 BE25 CA04 CA07 EA15 EA21 EA33 FA02 FA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール本体と、該ボール本体表面に印刷
    されたマークを有するゴルフボールにおいて、 前記マークは、樹脂100質量部、表面に銅と亜鉛の合
    金部分を有する銅粉末80〜150質量部、赤色顔料1
    〜25質量部を含有していることを特徴とするゴルフボ
    ール。
  2. 【請求項2】 前記銅粉末の平均粒径50μm以下であ
    る請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 ボール本体表面にマークを印刷するため
    のインクであって、 樹脂100質量部、表面に銅と亜鉛の合金部分を有する
    銅粉末80〜150質量部、赤色顔料1〜25質量部を
    含有していることを特徴とするインク。
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