JP2002045030A - 穀粒搬送装置 - Google Patents

穀粒搬送装置

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JP2002045030A
JP2002045030A JP2000233123A JP2000233123A JP2002045030A JP 2002045030 A JP2002045030 A JP 2002045030A JP 2000233123 A JP2000233123 A JP 2000233123A JP 2000233123 A JP2000233123 A JP 2000233123A JP 2002045030 A JP2002045030 A JP 2002045030A
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grain
grains
tank
glen tank
discharge pipe
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JP2000233123A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kobayashi
繁夫 小林
Osamu Tomita
冨田  治
Masami Osaki
正美 大崎
Akira Sawamura
亮 澤村
Michio Ishikawa
道男 石川
Kenji Iwanaga
憲二 岩永
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】限られた容量のグレンタンク内に脱穀済みの穀
粒を効率よく、且つ多量に回収することができる装置を
提供せんとするものである。 【解決手段】 移動車体上に設けられた穀粒を貯留する
グレンタンクと、グレンタンク下部から繰出された穀粒
を穀粒排出口側へ向けて排出案内する可撓性の穀粒排出
パイプと、この穀粒排出パイプ内の穀粒を搬送する送風
機を有する穀粒搬送装置において、前記グレンタンクの
上部には、脱穀済みの穀粒を受けてグレンタンク内に張
り込む拡散羽根を設け、この拡散羽根を上下方向にスラ
イド調節自在に支持する。また、グレンタンク内に満杯
感知センサーを設け、グレンタンクが満杯になると拡散
羽根の回転を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大豆、小豆、
米、麦、蕎麦等の穀粒を一時的に貯留するグレンタンク
の穀粒搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来公知の実用新案登録第300099
6号公報には、走行装置の上にグレンタンクを設け、こ
のグレンタンク内の穀粒をファンの送風を利用して機外
に排出するものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来公知のこの形
態では、グレンタンクに脱穀済みの穀粒を回収する際に
グレンタンク上部に拡散手段としての拡散羽根が設けら
れていなかったため、タンク内に均一に張り込めないと
いう欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を鑑
み、以下のように構成した。即ち、請求項1の発明で
は、移動車体3上に設けられた穀粒を貯留するグレンタ
ンク5と、グレンタンク5下部から繰出された穀粒を穀
粒排出口48側へ向けて排出案内する可撓性の穀粒排出
パイプ33と、この穀粒排出パイプ33内の穀粒を搬送
する送風機22を有する穀粒搬送装置において、前記グ
レンタンク5の上部には、脱穀済みの穀粒を受けてグレ
ンタンク5内に張り込む拡散手段58を設けたことを特
徴とする穀粒搬送装置の構成とした。
【0005】また、請求項2では、拡散手段58は上下
方向にスライド調節自在に構成されていることを特徴と
する請求項1記載の穀粒搬送装置の構成とした。また、
請求項3では、移動車体3上に設けられた穀粒を貯留す
るグレンタンク5と、グレンタンク5下部から繰出され
た穀粒を穀粒排出口48側へ向けて排出案内す可撓性の
穀粒排出パイプ33と、この穀粒排出パイプ33内の穀
粒を搬送する送風機22を有する穀粒搬送装置におい
て、前記グレンタンク5の上部に拡散手段58を設ける
と共に、グレンタンク5内には充填穀粒の満杯を感知す
る満杯感知センサー62を設け、この満杯感知センサー
62が満杯状態を検知すると拡散手段58の回転駆動を
停止させたことを特徴とする穀粒搬送装置の構成とし
た。
【0006】また、請求項4では、移動車体3上に設け
られた穀粒を貯留するグレンタンク5と、グレンタンク
5下部から繰出された穀粒を穀粒排出口側48へ向けて
排出案内する可撓性の穀粒排出パイプ33と、この穀粒
排出パイプ33内の穀粒を搬送する送風機22を有する
穀粒搬送装置において、前記グレンタンク5の上部に拡
散手段58を設けると共に、グレンタンク5内には充填
穀粒の満杯を感知する満杯感知センサー62とそれより
下位に充填感知センサー61を設け、充填感知センサー
61が穀粒の所定以上の充填を感知すると拡散手段58
を駆動させ、満杯感知センサー62が満杯を感知すると
駆動を停止させたことを特徴とする穀粒搬送装置の構成
とした。
【0007】また、請求項5では、拡散手段58の軸芯
上に排塵ファン64を取り付けたことを特徴とする請求
項1、又は請求項3、又は請求項4記載の穀粒搬送装置
の構成とした。
【0008】
【発明の効果】以上のように、この発明は、移動車体3
上に設けられた穀粒を貯留するグレンタンク5と、グレ
ンタンク5下部から繰出された穀粒を穀粒排出口側48
へ向けて排出案内する可撓性の穀粒排出パイプ33と、
この穀粒排出パイプ33内の穀粒を搬送する送風機22
を有する穀粒搬送装置において、前記グレンタンク5の
上部には、脱穀済みの穀粒を受けてグレンタンク5内に
張り込む拡散手段58を設けたものであるから、グレン
タンク5内の収容スペース内に脱穀済みの穀粒を多量に
回収することができて作業能率を上げることができると
共に、穀粒は送風機22の風力を利用して機外に排出で
きるので穀粒の傷つきがなく商品価値を下げることがな
い。
【0009】また、拡散手段58は上下方向にスライド
調節自在に構成されているので、穀物の種類に応じて最
適な位置に調節でき、グレンタンク内の空きスペースに
多くの穀物を充填できる。また、移動車体3上に設けら
れた穀粒を貯留するグレンタンク5と、グレンタンク5
下部から繰出された穀粒を穀粒排出口48側へ向けて排
出案内す可撓性の穀粒排出パイプ33と、この穀粒排出
パイプ33内の穀粒を搬送する送風機22を有する穀粒
搬送装置において、前記グレンタンク5の上部に拡散手
段58を設けると共に、グレンタンク5内には充填穀粒
の満杯を感知する満杯感知センサー62を設け、この満
杯感知センサー62が満杯状態を検知すると拡散手段5
8の回転駆動を停止させたので、満杯となったグレンタ
ンク5内で拡散手段58が回り続けるようなことがな
く、過負荷状態による拡散手段58の破損を防止でき
る。
【0010】さらに、この拡散手段58の回転は充填感
知センサー61が穀粒の所定以上の充填を感知すると駆
動を始め、満杯感知センサー62が満杯を感知すると駆
動を停止するように構成されているので、動力消費が少
なく、過負荷による拡散手段58の破損を防止できる。
また、拡散手段58の軸芯上に排塵ファン64を取り付
けることにより、グレンタンク5内の塵埃を除去するこ
とが可能であり、グレンタンク5内の穀粒の汚染を防止
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて、この発明の
実施例を説明する。図1は、コンバイン1の側面図を示
すものであって、走行クローラ2を有する走行車体3の
上方に脱穀部4とグレンタンク5とを左右横方向に併設
して設けている。
【0012】刈取部7で刈り取られた大豆、小豆、蕎
麦、麦、稲等の穀物は、図示しない搬送装置によって脱
穀部4(機体左側)に案内され、ここで脱穀された後、
グレンタンク5(機体右側)に回収される。グレンタン
ク5は後方の縦軸を中心にして前側が横外側方に回動で
きるように構成されている。
【0013】グレンタンク5の底部は漏斗状に形成され
ており、この漏斗状の底板5aの下部にはグレンタンク
5内の穀粒を排出する繰出部9を設けている。繰出部9
は電動モータ10にて回転作用を受けるものであり、図
4に示すようにチェンスプロケット等の伝達手段12を
介して繰出部9を駆動する。繰出部9は前後方向に沿わ
せて設けた回転軸13とこの回転軸13に固着されてい
て半径方向に伸びる複数個の板体14とで構成され、回
転しながら穀粒を所定量ずつ受け入れて下方の供給部1
5に送り出すように構成している。20はグレンタンク
5の前部に固着された前板でこの前板20には送風機で
あるブロア22を収容するブロアケース24が複数個の
ボルト25…により固着されている(図9参照)。図1
から明らかなようにブロアケース24はグレンタンク5
の底板5aと前板20とで形成する空間部に収められて
いるので場所をとらず、コンパクトに設置できる特徴が
ある。
【0014】26はブロア22を回転させる入力軸でこ
の入力軸26の前端部には入力プーリ27が固着されて
いる。この入力プーリ27を駆動する動力の伝動系につ
いては後述する。ブロアケース24の後面には熱を放射
するための複数個のリブ24aが設けられ、このケース
24の後面下部には外気を取りれるための円形の吸気口
29と吸込んだ空気を圧縮して送り出す円形の排気口3
0が左右に併設されている(図5参照)。排気口30に
はダクト32が接続され、他端は前記供給部15に接続
されている。
【0015】供給部15の反対側にあっては、透明の樹
脂材で可撓性の蛇腹形状の穀粒排出パイプ33がワンタ
ッチ連結部材35を介して着脱自在に接続されている。
即ち、この穀粒排出パイプ33を供給部15の出口側に
接続するときには穀粒排出パイプ33の差込口33aを
押し込んで嵌合させ、この状態で供給部15の横側部に
固着したフック37に、穀粒排出パイプ33側に設けた
U字状の金具38を引っ掛け、レバー40を支点越えさ
せて固定する。繰出部9の中を点検するなど穀粒排出パ
イプ33を外すときには、この逆の操作を行なう。
【0016】そして、穀粒排出パイプ33は機体後隅部
に設けられた縦筒42内に挿通され、さらにこの縦筒4
2の上部にあって横向きに支持された横筒44内に挿通
されている。43は横筒44を支持するための枠体であ
る。縦筒42はモータ41により縦軸廻りに回動自在で
ある。横筒44は一端が縦筒42に他端が前記枠体43
に枢着された油圧シリンダ45により昇降自在に支持さ
れている。この油圧シリンダ45に作動油を供給すると
横筒44は上動し、作動油を排出すると下降するように
している。横筒44の先端には穀粒排出口48が設けら
れ、ブロア22の送風力により穀粒排出パイプ33を通
ってエアー搬送された穀粒をこの穀粒排出口48から機
外に排出するようにしている。
【0017】次に図2乃至図4に基づいてグレンタンク
5内の構造について説明する。図2に示すようにグレン
タンク5の脱穀部4側に面した側の側壁上部に矩形状の
開口部50を設け、この開口部50に、1番螺旋(図示
省略)と連通する揚穀筒51の排出口を臨ませる。従っ
て、グレンタンク5が閉じた通常の状態では排出口とグ
レンタンク5の開口部50とが一致して脱穀部で脱穀さ
れた穀粒が揚穀筒51を介してグレンタンク5内に送り
込まれるようにしている。
【0018】グレンタンク5の上部には開閉蓋55が設
けられ、この開閉蓋55は支点56を中心に前側が上方
に開くようになっている。開閉蓋55の内側には電動式
モータ57が取り付けられ、この電動式モータ57によ
り拡散羽根58を有する回転軸59を回転駆動させるよ
うにしている。開口部50に対する拡散羽根58の位置
は拡散羽根58がやや後方となり、グレンタンク5内に
向けて放てきされる穀物が満遍なく堆積するようにして
いる。即ち、開口部50から入ってくる穀物をこの拡散
羽根58で後方(図2では右側)へ飛ばしてグレンタン
ク5内の後部に送り込むように作用するものである。こ
の拡散羽根58は穀粒を後方に飛ばすだけでなくグレン
タンク5内に溜まる穀粒を満遍なくグレンタンク5内に
行き渡るようにかき混ぜるものである。
【0019】また、この拡散羽根58は軸の長手方向に
沿って上下に移動調節できるものであり、穀粒の大きさ
やグレンタンク5内での流れ易さといった性状によって
取り付け高さを変更し、調節後はボルト60により軸5
9に固定する。なお、拡散羽根58は未充填個所の後方
まで穀物が飛ばせるように、しかも傷が付かないように
羽根には後退角が付けられている(図3参照)。
【0020】なお、この実施例のように拡散羽根58を
駆動するモータ57を開閉蓋55側に設けることによっ
て駆動部の耐久性を大幅に向上させることができる。グ
レンタンク5内の上下方向の中央部よりやや上位にある
タンク側壁には拡散羽根58の駆動を開始する始動セン
サ61が固着され、その上方で開口部50と略同じ高さ
に相当する部位には満杯センサ62が設けられている。
【0021】穀粒が始動センサ61の高さまで達すると
モータ57が回転を始め、拡散羽根58を回転させ、満
杯センサ62の位置まで達すると回転を停止させるよう
にしている。従って、満杯に近い状態では拡散羽根58
が回転することがないので装置の過負荷を阻止でき、拡
散羽根58の破損を防ぐことができる。なお、軸59の
上部に排塵ファン64を取付け、拡散羽根58が回転す
るときにこの排塵ファン64も同時に回転するようにす
ればグレンタンク5内の塵埃を機外に簡単に排出でき
る。図2は脱穀機側から見た図で符号46は開閉蓋55
を固定するためのロック装置である。図3はグレンタン
ク5を上方から見た図でこの図では排塵ファン64の図
示を省略している。図3に示す符号47は連結チューブ
で、グレンタンク5の後板21とブロアケース24側と
を連結し、フレーム剛性を高める構成としている。図4
はグレンタンク5を後側から見た図である。同図におい
て符号49はグレンタンク5を閉じたときに脱穀機側に
固定するための固定具である。
【0022】次にブロア22駆動系について説明する。
図7に示すように走行車体3の上に横向きに載置された
エンジン65のクランクシャフト66にはプーリ67が
取り付けられ、このプーリ67と、走行車体3の右隅に
設置されていてギヤボックス68の入力軸70に固着さ
れたプーリ72との間にはベルト74が巻き回され、こ
のベルト74の上部にはテンションプーリ75が係合・
離脱自在に設けられている。76はこのテンションプー
リ75の回動支点である。テンションプーリ75は操縦
席近傍に設けた穀粒排出レバー78とワイヤー63を介
して連動連結されており、この排出レバー78をクラッ
チ入り側に操作するとクランクシャフト66側の回転動
力がギヤボックス68の入力軸70に伝達されるように
している。入力軸70の内側にはベベルギヤ79が固着
され、このベベルギヤ79には別のベベルギヤ80が噛
合う。81はベベルギヤ80と一体に回転する出力軸で
この出力軸81の軸端には連結カプラー82を介して1
本の長い駆動軸84が連結されている。85は駆動軸8
4の後端を支える支持プレート、86はこの駆動軸84
の後端部に取付けられたプーリである。
【0023】このプーリ86と前記ブロア22の入力軸
26端部に固着されたプーリ27との間にはベルト88
が巻き回され、エンジン側の動力をブロア22側に伝達
すべく構成している。90はこのベルト88を常時張設
するためのテンンションプーリである。このプーリ90
を取り付けているアーム91の中間部は支点ピン92を
中心として揺動可能に枢着され、アーム91と一体の棒
状ステー93はスプリング94、ロッド95を介して張
り方向側に付勢されている。ロッド95の端部にはねじ
が設けられ、前板20に固着のプレート97に対してロ
ッド95をねじ込むことによってテンションプーリ90
をベルト88に強く押し当てベルト88を張設すること
ができるようにしている。なお、ベルト88を交換する
などテンションを緩めるときにはステー93を反時計方
向に回動させ、フック99に引っ掛ける。この状態では
ベルト88に緩みが生じ、両プーリ87、86からベル
ト88を簡単に取り外すことができる。グレンタンク5
の前板20の下部には前方へ向けて突出する円柱100
を固着し、走行車体3側に固着した正面視コ字型の受枠
101の凹部にこの円柱100を嵌入させる。
【0024】受枠101の下部にはロックレバー102
がピン103を介して枢着され、このロックレバー10
2を起立させて受枠101の上部に設けたフック105
をロックレバー102のピン107に引っ掛けてこのロ
ックレバーを起立状態に固定するようにしている。グレ
ンタンク5を外側方に回動させるときにはベルト88を
取り外した後、ロックレバー102のロックを解除し、
グレンタンク5を後部の回動軸廻りに回動させる。この
ような構成であるから、ベルト88を外すことによりグ
レンタンク5を外側方に簡単に回動させることができ
る。
【0025】次に上例の作用について説明する。コンバ
イン1の運転席に座って機体を前進させ、穀稈を刈刃に
よって刈り取り、これを搬送装置を介して脱穀部4に導
く。脱穀部4で脱穀された穀粒は図示しない一番螺旋か
ら揚穀筒51の排出口を介してグレンタンク5内に貯留
される。
【0026】穀粒が半分以上充填されて始動センサ61
がONすると拡散羽根58を駆動する電動モータ57に
通電され、拡散羽根58が回転を始める。このため、グ
レンタンク5の開口部50から入ってくる穀粒はこの拡
散羽根58の回転作用を受けてグレンタンク5内後方へ
放てきされグレンタンク5内に均等に充填されることに
なる。穀粒がグレンタンク5内に更に貯留されると満杯
センサ62がONとなって、拡散羽根58の回転が停止
される。
【0027】一方、満杯になったグレンタンク5内の穀
粒を機外に排出するときには、コンバイン1を圃場の端
まで移動させ、待機しているトラックの近くまで接近さ
せる。そして、穀物排出口48を荷台の所定の位置上方
に位置させるべく縦筒42を回転させると共に、横筒4
4を荷台の所定の個所に臨ませ、この状態で排出レバー
78をクラッチ入り側に倒し、テンションプーリ75を
ベルト74に圧接してエンジン65側の動力をブロア2
2側に伝える。
【0028】ブロア22の回転にやや遅れて繰出部9を
駆動する電動モータ10の電源が入り操作され、繰出部
9が回転駆動されて所定量ずつ穀粒が供給部15に送ら
れる。そして、ブロア22の風力を受けて穀粒はダクト
33を通って穀粒排出口48から機外に排出されるので
ある。
【0029】次に図14,15に示す比較例について構
成を簡単に説明する。ここで説明するものは、送風機で
ある風量型ファン121をグレンタンク5の後方に配置
して穀粒を排出するようにしたものである。横置きされ
たエンジン122のクランクシャフト124にプーリ1
25を固着し、このプーリ125と脱穀カウンタ127
側のプーリ128との間にベルト129を巻き掛け、脱
穀カウンタ127側のプーリ130とグレンタンク5の
横側方内側に設けたカウンタプーリ131との間にはベ
ルト133を巻き掛け、このベルト133にテンション
クラッチ135を当接・離脱自在に設けている。カウン
タプーリ131側とファン121側のプーリ134との
間にはベルト135を巻き掛けている。
【0030】従って、エンジン122側の回転動力は、
クランクシャフト124、プーリ125、ベルト12
9、プーリ130、ベルト133、カウンタプーリ13
1、プーリ134、ベルト135を順次介してファン1
21を駆動すべく構成している。この比較例のようにフ
ァン121を機体の後部に設けると脱穀部4とグレンタ
ンク5とで形成する空間部に伝動機構をコンパクトに収
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】グレンタンクの側面図である。
【図3】グレンタンクの平面図である。
【図4】グレンタンクの背面図である。
【図5】グレンタンクの正面図である。
【図6】グレンタンクの斜視図である。
【図7】要部の平面図である。
【図8】要部の側面図である。
【図9】要部の側面図である。
【図10】要部の拡大平面図である。
【図11】比較例の側面図である。
【図12】比較例の側面図である。
【図13】比較例の平面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 走行クローラ 3 走行車体 4 脱穀部 5 グレンタンク 9 繰出部 10 電動モータ 22 ブロア 33 穀粒排出パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤村 亮 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 石川 道男 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 岩永 憲二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC08 KA02 KE03 KE05 LA13 LR02 LR07 LR14 MA05 MA07 MC02 MC07 MC13 MG02 MG05 MG07 MG09 MJ11 ML06 QA13 QE01 QE31 RA11 RA22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動車体上に設けられた穀粒を貯留する
    グレンタンクと、グレンタンク下部から繰出された穀粒
    を穀粒排出口側へ向けて排出案内する可撓性の穀粒排出
    パイプと、この穀粒排出パイプ内の穀粒を搬送する送風
    機を有する穀粒搬送装置において、前記グレンタンクの
    上部には、脱穀済みの穀粒を受けてグレンタンク内に張
    り込む拡散手段を設けたことを特徴とする穀粒搬送装
    置。
  2. 【請求項2】上記拡散手段は上下方向にスライド調節自
    在に構成されていることを特徴とする請求項1記載の穀
    粒搬送装置。
  3. 【請求項3】 移動車体上に設けられた穀粒を貯留する
    グレンタンクと、グレンタンク下部から繰出された穀粒
    を穀粒排出口側へ向けて排出案内する可撓性の穀粒排出
    パイプと、この穀粒排出パイプ内の穀粒を搬送する送風
    機を有する穀粒搬送装置において、前記グレンタンクの
    上部に拡散手段を設けると共に、グレンタンク内には充
    填穀粒の満杯を感知する満杯感知センサーを設け、この
    満杯感知センサーが満杯状態を検知すると拡散手段の回
    転駆動を停止させたことを特徴とする穀粒搬送装置。
  4. 【請求項4】移動車体上に設けられた穀粒を貯留するグ
    レンタンクと、グレンタンク下部から繰出された穀粒を
    穀粒排出口側へ向けて排出案内する可撓性の穀粒排出パ
    イプと、この穀粒排出パイプ内の穀粒を搬送する送風機
    を有する穀粒搬送装置において、前記グレンタンクの上
    部に拡散手段を設けると共に、グレンタンク内には充填
    穀粒の満杯を感知する満杯感知センサーとそれより下位
    に充填感知センサーを設け、充填感知センサーが穀粒の
    所定以上の充填を感知すると拡散手段を駆動させ、満杯
    感知センサーが満杯を感知すると駆動を停止させたこと
    を特徴とする穀粒搬送装置。
  5. 【請求項5】拡散手段の軸芯上に排塵ファンを取り付け
    たことを特徴とする請求項1、又は請求項3、又は請求
    項4記載の穀粒搬送装置。
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JP2021058166A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 三菱マヒンドラ農機株式会社 コンバイン

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