JP2002044829A - 配線器具取付枠用保護カバー - Google Patents

配線器具取付枠用保護カバー

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JP2002044829A
JP2002044829A JP2000226055A JP2000226055A JP2002044829A JP 2002044829 A JP2002044829 A JP 2002044829A JP 2000226055 A JP2000226055 A JP 2000226055A JP 2000226055 A JP2000226055 A JP 2000226055A JP 2002044829 A JP2002044829 A JP 2002044829A
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wiring
protective cover
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JP2000226055A
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Shoji Nakayama
将司 中山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線器具取付枠に容易に取り付け可能で、配
線器具に接続したケーブルと断熱材等の接触によるケー
ブルの劣化を防止できると共に、配線器具取付枠内を複
数の領域に仕切ることができる配線器具取付枠用保護カ
バーを提供する。 【解決手段】 配線器具取付枠1に取着される保護カバ
ー7であって、配線器具取付枠1の後面側開口部に位置
して配線器具取付枠1内外を隔絶する隔壁部70と、配
線器具取付枠1に取着させるための取着部71とを備
え、前記隔壁部70の向かい合う端縁間の中間部に配線
器具取付枠1内の領域を仕切るためのセパレータ72を
隔壁部70に立設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線器具を取り付
ける配線器具取付プレートを取り付ける配線器具取付枠
に取着される配線器具取付枠用保護カバーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅の内壁に電気機器のスイ
ッチやコンセント等を配設するに際しては、スイッチボ
ックスが使用されている。スイッチボックスは住宅の内
壁内部に埋め込んで配設され、内壁内部に埋設配管され
る電線管が内壁内部でスイッチボックスに接続されると
共に、内壁の表側(室内側)からは、配線器具取付プレ
ートを介して、電気機器のスイッチやコンセント等をス
イッチボックスに取り付けるものである。しかしなが
ら、従来のスイッチボックスにあっては、電線管の接続
には接続部品を必要とすると共に、形状が箱状であるが
故に結線が内壁の表側からしかできず、更に、奥行きが
長いために薄い内壁には埋設できないという問題点があ
った。そこで、本願出願人はこれらの問題点を解決する
べく、図12及び図13に示す配線器具取付枠を開発し
た。図12は配線器具取付枠を前方から見た斜視図であ
り、図13は配線器具取付枠を住宅の内壁の裏側に位置
する造営材に取り付けた状態の一部切り欠いた正面図で
あり、以下にこの配線器具取付枠について説明する。
【0003】配線器具取付枠1は合成樹脂等で成形さ
れ、本体部となる略矩形状の枠体部2と、配線器具取付
枠1を造営材Aに取り付けるための造営材取付部3と、
配線器具取付プレートを取り付ける配線器具取付部4
と、電線管を保持する管保持部5と、ケーブルを仮保持
するケーブル保持部6とから構成されるものである。
【0004】造営材取付部3は、略矩形をした枠体部2
の一方の長辺の外側面に設けられており、住宅の内壁の
裏側に位置する木製柱や桟等の造営材Aに取り付けられ
るものである。
【0005】配線器具取付部4は、枠体部2の両短辺の
略中央の内側面に設けた奥行き方向に長い略中空円筒状
のもので、円筒の中空部は取付ねじ孔40となってい
る。この取付ねじ孔40はナット等を挿入して形成して
おり、住宅の内壁表側から配線器具取付プレート(図示
せず)をビス等の固着具(図示せず)で取り付けるもの
である。
【0006】管保持部5は、枠体部2の両短辺の外側面
の一長辺側端部に設けた、開口部が後面側を向く大略半
円筒状のものであり、情報ケーブル等を内部に挿通する
可撓電線管Cを嵌め込んで固定するものである。
【0007】ケーブル保持部6は、枠体部2の管保持部
5を設けていない側の長辺の両端部付近の後面側に、先
端が対向する長辺を向くよう突設した略L字状のもの
で、この略L字状のケーブル保持部6と枠体部2とで形
成される開口61内に商用電源を配線するためのVVF
ケーブルDを挿通して仮保持させることで、住宅内壁の
表側からの結線作業が容易に行えるようになるものであ
る。
【0008】次に、上述の配線器具取付枠1を造営材へ
取り付けて、電線管CやケーブルDを配設する方法を図
13に基づいて説明する。
【0009】配線器具取付枠1の造営材取付部3を、住
宅の内壁の裏側に位置する造営材Aの側面に当接して皿
木ねじ(図示せず)を造営材取付部3の切欠30に内側
より挿通し、皿木ねじを造営材Aにねじ込むことで配線
器具取付枠1を造営材Aに固定する。配線器具取付枠1
を固定した後、可撓電線管Cを管保持部5に嵌め込んで
固定すると共に、VVFケーブルDをケーブル保持部6
の開口61内に挿通してケーブル保持部6に仮保持させ
ておく。このようにすることで、内壁の表側にVVFケ
ーブルDを引き出して電気機器のスイッチやコンセント
に接続する際、VVFケーブルDが配線器具取付枠1の
取付位置からずれないので、内壁の裏側のVVFケーブ
ルDを内壁の表側から手探りで手繰り寄せる必要がなく
なって作業性の向上が図れるものである。
【0010】以上のようにして、住宅の内壁の裏側に位
置する造営材Aに配線器具取付枠1を取り付けるのであ
るが、この際、住宅の内壁には貫通孔等を設けて、内壁
の表側から内壁の裏側の造営材Aに配線器具取付枠1を
取り付けるものである。
【0011】しかし、住宅の内壁がガラスウール等の断
熱材を内包していたりして貫通孔の近傍にガラスウール
等の断熱材が露出している場合、内壁の裏側の造営材A
に取り付けた配線器具取付枠1の後面側開口部よりガラ
スウール等の断熱材が侵入し、配線器具取付枠1内に配
線されているケーブル等の被覆がガラスウール等の断熱
材に接触してケーブルの被覆が劣化するという問題点が
あった。また、配線器具取付プレート一個取付用(一個
モジュール用)の配線器具取付枠1の内部に強電と弱電
のケーブルが混在して配置されることが多々あるが、強
電と弱電の両方のケーブルを同領域内に配置することは
配線上好ましくないため、強電用の領域と弱電用の領域
とを別領域とするため一個モジュール用の配線器具取付
枠1の内部を複数の領域に仕切る手段が必要であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、配線器具取付枠に容易に取り付け可能で、配線器
具に接続したケーブルと断熱材等の接触によるケーブル
の劣化を防止できると共に、配線器具取付枠内を複数の
領域に仕切ることができる配線器具取付枠用保護カバー
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の配線器具取付枠
用保護カバーは、配線器具取付枠1に取着される保護カ
バー7であって、配線器具取付枠1の後面側開口部に位
置して配線器具取付枠1内外を隔絶する隔壁部70と、
配線器具取付枠1に取着させるための取着部71とを備
え、前記隔壁部70の向かい合う端縁間の中間部に配線
器具取付枠1内の領域を仕切るためのセパレータ72を
隔壁部70に立設したことを特徴とするものである。こ
のようにすることで、配線器具取付枠用保護カバー7を
配線器具取付枠1に取り付けた時、配線器具取付枠1の
後面側開口部に隔壁部70を位置させて配線器具取付枠
1の内外を隔絶し、内壁の貫通孔近傍に露出したガラス
ウール等の断熱材がケーブルの被覆に接触して被覆が劣
化することを防止すると共に、セパレータ72によって
配線器具取付枠1内を強電用の領域と弱電用の領域とに
仕切ることが可能となるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る配線器具取付
枠用保護カバーの第1の実施の形態を図1乃至図5に基
づいて、第2の実施の形態を図7に基づいて、第3の実
施の形態を図8に基づいて、第4の実施の形態を図9に
基づいて、第5の実施の形態を図10に基づいてそれぞ
れ詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1は配線器具取付枠用保護カバー
7の前方から見た斜視図である。図2及び図3は配線器
具取付枠用保護カバー7を示す図で、図2は(a)が前
面図、(b)がX−X断面図、(c)がY−Y断面図で
あり、図3は(a)が後面図、(b)が側面図、(c)
が正面図である。図4は配線器具取付枠用保護カバー7
を配線器具取付枠1に取り付ける方法を示す説明図、図
5は配線器具取付枠用保護カバー7を取り付けた配線器
具取付枠1を造営材Aに固定した状態を示す前面図であ
る。
【0015】配線器具取付枠用保護カバー7は、合成樹
脂製の成形品であり、略矩形状をした平板の隔壁部70
と、配線器具取付枠1に取り付けるための取着部71
と、配線器具取付枠1内を強電用と弱電用の領域に分け
るセパレータ72とで構成される。
【0016】配線器具取付枠用保護カバー7の本体部と
なる隔壁部70は、略矩形状をしており、配線器具取付
枠用保護カバー7を配線器具取付枠1に取り付けた時、
配線器具取付枠1の後面側開口部に位置して、配線器具
取付枠1の内部と外部を隔絶するものである。そして、
隔壁部70の両短端縁のそれぞれ略中央部に取着部71
が設けられると共に、取着部71間にセパレータ72が
立設されている。
【0017】取着部71は、略半円筒の側面をその開口
部が外側を向くように、隔壁部70の両短辺の略中央に
隔壁部70に対して垂直に立設したもので、略半円筒の
先端部には、内部に挿通孔73が穿設された略半円状の
蓋が設けられており、配線器具取付枠用保護カバー7の
配線器具取付枠1への取り付け部となっている。
【0018】そして隔壁部70には、両取着部71,7
1間にセパレータ72が立設されており、セパレータ7
2の前面側端部が両取着部71,71の前面側端面と同
一面内に位置すると共に、セパレータ72の上下端部が
それぞれ取着部71,71に連設しており、配線器具取
付枠用保護カバー7を配線器具取付枠1に取り付けた時
に、配線器具取付枠1内を二つの領域に完全に分割する
ものである。
【0019】以上のような構成の配線器具取付枠用保護
カバー7を配線器具取付枠1に取り付ける方法につい
て、図4に基づいて説明する。
【0020】配線器具取付枠用保護カバー7をセパレー
タ72を内壁の表側に向け、配線器具取付枠用保護カバ
ー7の両取着部71,71を配線器具取付枠1の両配線
器具取付部4の前面にそれぞれ位置させる。そして、両
取着部71,71を両配線器具取付部4にそれぞれ嵌め
込んでいき、配線器具取付枠保護カバー7の挿通孔73
を配線器具取付枠の取付ねじ孔40に連通させた状態に
し、最終的にはこの挿通後73に前面側から固着具を挿
通し、取付ねじ孔40に締め付け固定するものである。
このようにすることで、配線器具取付枠用保護カバー7
の隔壁部70が、配線器具取付枠1の後面側開口部に位
置するので、配線器具取付枠1内に配線されるケーブル
が、内壁の貫通孔近傍に露出するガラスウール等の断熱
材と接触することを防止できるものである。
【0021】図5は、配線器具取付枠用保護カバー7を
取り付けた配線器具取付枠1を造営材Aに固定した状態
を示す図である。固定方法は、まず皿木ねじ(図示せ
ず)によって配線器具取付枠1を造営材Aに固定し、情
報ケーブルなどが内部を挿通する可撓電線管Cを配管
し、可撓電線管Cを保持する管保持部5に可撓電線管C
を嵌め込む。また、商用電源を配線するためのVVFケ
ーブルDを、ケーブル保持部6の開口61内に挿通さ
せ、VVFケーブルDをケーブル保持部6に仮保持させ
ておき、室内側にVVFケーブルDを引き出して電気機
器のスイッチやコンセントに接続する。次に、配線器具
を取り付けた配線器具取付プレート(図示せず)をねじ
等の固着具(図示せず)で配線器具取付枠1に固定する
が、そのねじは配線器具取付枠用保護カバー7の挿通孔
73を介して配線器具取付枠1の取付ねじ孔40に締め
付け固定するので、1度のねじ締め付け作業によって、
配線器具取付ブレートと配線器具取付枠用保護カバー7
を固定することができる。
【0022】以上のようにすることで、配線器具取付枠
用保護カバー7を配線器具取付枠1に取り付けた時、配
線器具取付枠1の後面側開口部に隔壁部70を位置させ
て配線器具取付枠1の内外を隔絶し、内壁の貫通孔近傍
に露出したガラスウール等の断熱材がケーブルの被覆に
接触して被覆が劣化することを防止すると共に、セパレ
ータ72によって、配線器具取付枠1内の可撓電線管C
が保持されている管保持部5側の領域とVVFケーブル
Dが配置されているケーブル保持部6側の領域とを別領
域とすることができ、強電用と弱電用のケーブルが混在
しないようにできるものである。また、取着部が撓むよ
うに構成されているので、配線器具取付枠の表裏どちら
からでも配線器具取付枠に取り付けることができて作業
性の向上が図れるものである。 [第2の実施形態]次に図6に基づいて第2の実施形態
について説明する。本実施形態は、第1の実施形態に加
えて、隔壁部70前面のセパレータ72の左右両側に、
セパレータ72に沿って切断用の溝であるスリット74
を設けたものである。
【0023】以上のように構成することによって、隔壁
部70の不要な部位を開口切除する必要が生じた際に、
スリット74に沿ってカッターナイフ等の刃物で切断す
ることで、簡単に隔壁部70の不要な部位を開口切除で
きるようになるものである。 [第3の実施形態]次に図7に基づいて第3の実施形態
について説明する。第1の実施形態では、一個モジュー
ル用の配線器具取付枠1の後面側開口部を遮蔽する一個
モジュール幅の配線器具取付枠用保護カバー7の隔壁部
70の向かい合う短端縁の中間部に、配線器具取付枠1
内の領域を強電用と弱電用の二領域に分けるセパレータ
72を設けるものであった。これに対して本実施形態で
は、二個モジュール用の配線器具取付枠1の後面側開口
部を遮蔽する二個モジュール幅の配線器具取付枠用保護
カバー7の隔壁部70の向かい合う長端縁の中間部にセ
パレータ72を設けるものである。
【0024】以上のように構成することによって、二個
モジュール用の配線器具取付枠1内の領域を配線器具取
付枠用保護カバー7のセパレータ72によって二領域に
分割でき、二個モジュール用の配線器具取付枠1内の一
方の一個モジュール分を強電用の領域に、他方の一個モ
ジュール分を弱電用の領域に割り当てて、強電用と弱電
用のケーブルが混在しないようにできるものである。 [第4の実施形態]次に図8に基づいて第4の実施形態
について説明する。第3の実施形態では、二個モジュー
ル用の配線器具取付枠1の後面側開口部を遮蔽する二個
モジュール幅の配線器具取付枠用保護カバー7の隔壁部
70の向かい合う長端縁の中間部のみに、配線器具取付
枠1内の領域を二領域に分けるセパレータ72を設ける
ものであった。これに対して本実施形態では、第3の実
施形態に加えて、隔壁部70の一方の短端縁にセパレー
タ72を設けるものである。
【0025】以上のように構成することによって、二個
モジュール用と一個モジュール用の配線器具取付枠1が
並んで配設されている場合に、本実施形態の配線器具取
付枠保護カバー7を、短端縁に設けたセパレータ72が
一個モジュール用の配線器具取付枠1側にくるよう二個
モジュール用の配線器具取付枠1に取り付けるだけで、
二個モジュール用の配線器具取付枠1内が二領域に分割
されると共に、一個モジュール用と二個モジュール用の
両配線器具取付枠1を完全に別領域とすることができ、
それぞれの領域を強電用,弱電用,強電用又は弱電用,
強電用,弱電用の領域とすることができるようになるも
のである。 [第5の実施形態]次に図9に基づいて第5の実施形態
について説明する。本実施形態では、三個モジュール用
の配線器具取付枠1の後面側開口部を遮蔽する三個モジ
ュール幅の配線器具取付枠用保護カバー7の隔壁部70
の向かい合う長端縁に、一個モジュール分の領域と二個
モジュール分の領域の二領域に分割するようセパレータ
72を設けるものである。
【0026】以上のように構成することによって、三個
モジュール用の配線器具取付枠1内の領域を一個モジュ
ール分の領域と二個モジュール分の領域の二領域に分割
でき、それぞれ強電用と弱電用の領域としてケーブルが
混在することのないようにできるものである。 [第6の実施形態]次に図10に基づいて第6の実施形
態について説明する。本実施形態では、三個モジュール
用の配線器具取付枠1の後面側開口部を遮蔽する三個モ
ジュール幅の配線器具取付枠用保護カバー7の隔壁部7
0の向かい合う長端縁に、一個モジュール分ずつ合計三
領域に分割するようセパレータ72を二個設けるもので
ある。
【0027】以上のように構成することによって、三個
モジュール用の配線器具取付枠1の領域を一個モジュー
ル分ずつ三領域に分割でき、それぞれの領域を強電用,
弱電用,強電用又は弱電用,強電用,弱電用の領域とす
ることができるようになるものである。 [第7の実施形態]次に図11に基づいて第7の実施形
態について説明する。第1乃至第6の実施形態では、配
線器具取付枠1内において横方向に複数の領域が形成さ
れるように、配線器具取付枠用保護カバー7の隔壁部7
0にセパレータ72を縦方向に設けるものであった。こ
れに対して本実施形態では、配線器具取付枠1内におい
て縦方向に複数の領域が形成されるように、配線器具取
付枠用保護カバー7の隔壁部70にセパレータ72を横
方向に設けるものである。図11には、一個モジュール
用の配線器具取付枠1の後面側開口部を遮蔽する一個モ
ジュール幅の配線器具取付枠用保護カバー7の隔壁部7
0に、配線器具取付枠1内を上下方向に略二等分する横
方向のセパレータ72を設けた実施形態を示す。
【0028】以上のように構成することによって、配線
器具取付枠1内において横方向に複数の領域を形成でき
るだけでなく縦方向にも複数の領域を形成できるように
なり、配線器具取付枠1内の領域を複数の領域に分割す
る分割の仕方が増えるものである。
【0029】以上、本発明について詳述したが、その構
成は、一般的な配線器具取付部材への取着部材としても
適用可能である。例えば、底壁と側壁とから大略箱状を
なす配線用ボックス等配線器具取付部材にセパレータを
設ける際、従来は、ボックス側に別部材のセパレータを
取り付けるための構造が別途必要であり、その取付構造
上も、取付けに手間がかかっていた。すなわち、ボック
ス内面に細長溝を設け、平板状のセパレータを細長溝に
係合させるのであるが、ボックスに細長溝を設ける加工
に手間がかかり、また、セパレータの取付け作業におい
て、暗がりの中で細長溝にセパレータを係合させるのが
困難であったりした。これに対して、本発明の構成を、
セパレータを設けるための取着部材として利用すること
により、ボックスに手を加えることなく、装着性も改善
されて容易にセパレータを設けることができるようにな
るものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の配線器具取付枠用保護カバー
は、配線器具取付枠に取着される保護カバーであって、
配線器具取付枠の後面側開口部に位置して配線器具取付
枠内外を隔絶する隔壁部と、配線器具取付枠に取着させ
るための取着部とを備え、前記隔壁部の向かい合う端縁
間の中間部に配線器具取付枠内の領域を仕切るためのセ
パレータを隔壁部に立設したことを特徴とするものであ
る。このようにすることで、配線器具取付枠用保護カバ
ーを配線器具取付枠に取り付けた時、配線器具取付枠の
後面側開口部に隔壁部を位置させて配線器具取付枠の内
外を隔絶し、内壁の貫通孔近傍に露出したガラスウール
がケーブルの被覆に接触して被覆が劣化することを防止
できると共に、セパレータによって配線器具取付枠内を
強電用と弱電用の複数領域に仕切ることができ、更に、
配線器具取付枠に取着させるための取着部を備えている
ので、容易に配線器具取付枠に取り付けることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の前方から見た斜視図
である。
【図2】同上の実施形態を示し、(a)は前面図であ
り、(b)はX−X断面図であり、(c)はY−Y断面
図である。
【図3】同上の実施形態を示し、(a)は後面図であ
り、(b)は側面図であり、(c)は上面図である。
【図4】同上の実施形態の配線器具取付枠用保護カバー
を配線器具取付枠に取り付ける方法を示す説明図であ
る。
【図5】同上の実施形態の配線器具取付枠用保護カバー
を取り付けた配線器具取付枠を造営材に固定した状態を
示す一部切り欠いた前面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示し、(a)は前面
図であり、(b)はZ−Z断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の前面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態の前面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態の前面図である。
【図10】本発明の第6の実施形態の前面図である。
【図11】本発明の第7の実施形態を示し、(a)は前
面図であり、(b)は側面図であり、(c)は下面図で
ある。
【図12】配線器具取付枠の前方から見た斜視図であ
る。
【図13】配線器具取付枠を造営材に固定した状態を示
す一部切り欠いた前面図である。
【符号の説明】
1 配線器具取付枠 7 配線器具取付枠用保護カバー 70 隔壁部 71 取着部 72 セパレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線器具取付枠に取着される保護カバー
    であって、配線器具取付枠の後面側開口部に位置して配
    線器具取付枠内外を隔絶する隔壁部と、配線器具取付枠
    に取着させるための取着部とを備え、前記隔壁部の向か
    い合う端縁間の中間部に配線器具取付枠内の領域を仕切
    るためのセパレータを隔壁部に立設して成ることを特徴
    とする配線器具取付枠用保護カバー。
JP2000226055A 2000-07-26 2000-07-26 配線器具取付枠用保護カバー Pending JP2002044829A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012790A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 株式会社電幸社 配線ボックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012790A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 株式会社電幸社 配線ボックス

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