JP2002044763A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002044763A
JP2002044763A JP2000230100A JP2000230100A JP2002044763A JP 2002044763 A JP2002044763 A JP 2002044763A JP 2000230100 A JP2000230100 A JP 2000230100A JP 2000230100 A JP2000230100 A JP 2000230100A JP 2002044763 A JP2002044763 A JP 2002044763A
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operating
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JP2000230100A
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Kazuhiro Kayashima
一弘 萱嶋
Takeshi Abe
健 阿部
Kazuhisa Watanabe
和久 渡邊
Hidekazu Tanigawa
英和 谷川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の操作機器であるリモコンは操作機器と信
号の直接的なやり取りができる範囲でのみ操作機器とし
て機能し、それ以外の場所では役に立たなかった。 【解決手段】操作機器に被操作機器との位置関係を取得
させ、機能格納部に複数の機能実行手段を格納してお
き、位置関係に応じて複数の機能を選択して機能実行手
段を取り出し実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の機器を遠
隔操作する操作機器及び操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在ほとんどの電化製品がリモコンによ
り遠隔操作できるようになっており、わざわざ操作対象
である被操作機器を直に操作しなくてもよい。たとえば
テレビジョンの遠隔操作機器であるリモコンであれば、
わざわざテレビジョンの置いてある場所に行って、手を
テレビジョンに伸ばして電源スイッチを入れたり、チャ
ンネルを操作したりしなくても、その場でリモコンのス
イッチを操作するだけで電源が入り、チャンネルを切り
替えることができる。
【0003】また、最近では電化製品が多くなり、それ
につれて操作機器であるリモコンの数も増えたので、操
作しようとしている被操作機器に応じてリモコンを選ん
で操作しなければならなくなり、被操作機器に応じて操
作機器であるリモコンを選ぶことや、身近に多くのリモ
コンを置いておくことが煩雑となってきた。そこで、ひ
とつのリモコンで複数の被操作機器を操作できるいわゆ
るマルチリモコンが登場している。
【0004】マルチリモコンはひとつのリモコンで、た
とえばテレビ、ビデオなどの被操作機器を操作できるも
ので、複数の被操作機器を操作可能とするために被操作
機器に応じてマルチリモコンの機能の切り替えをした
り、その被操作機器に対応したスイッチを選択してその
被操作機器の操作を可能とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリモコンで
は、被操作機器と信号のやり取りができる範囲でのみリ
モコンとして機能し、信号のやり取りができない別の場
所にリモコンがある場合にはリモコンはまったく役に立
たない。
【0006】また、いわゆるマルチリモコンの場合に
は、ある部屋でテレビのリモコンとして機能して、テレ
ビと信号のやり取りができない別の部屋に移動したとき
にオーディオのリモコンとして機能するので、リモコン
の機能は必ずしもひとつの被操作機器と信号のやり取り
ができる範囲に限られないが、移動するごとにその部屋
で操作されるべき被操作機器に対応してリモコンの切り
替えをしたり、対応するリモコンのスイッチを選ばなけ
ればならず、なお煩雑であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、被操作機器と操作機器との位置関
係によって機能が変わる操作装置を提供する。その操作
機器は、被操作機器を操作する操作機器であって、前記
操作機器の前記被操作機器に対する位置関係を取得する
位置取得部と、前記操作機器の機能を実行する機能実行
手段を複数格納する機能格納部と、前記位置取得部で取
得した位置関係によって機能を選択する機能選択部と、
前記機能選択部が選択した機能を実現する機能実行手段
を、前記機能格納部から取り出し、実行する機能実行部
とを備える。
【0008】また、以上に述べた被操作機器と操作機器
との関係は、操作−被操作の関係でなくても良く、複数
の機器の間で、ある機器と他の機器との関係において、
一方が他方との位置関係を取得して、その位置関係によ
って一方又は両方の機器の機能が変化するものを実現で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本件発明の操作機器の実
施形態を示す機能ブロック図である。この図にあるよう
に操作機器は、位置取得部11、機能格納部13、機能
選択部12、機能実行部14からなっている。本件発明
にいう「操作機器」とは、被操作機器をリモートコント
ロール可能な機器を意味している。また、「被操作機
器」とは操作機器によって遠隔操作される対象となる機
器を意味している。位置取得部11は、操作機器と被操
作機器との位置関係などを取得する部分で、取得した位
置関係を機能選択部12に与える。機能選択部12は取
得した位置関係に基づいて機能実行部14が実行すべき
機能を選択する。機能実行部14は機能選択部12で選
択された機能を実行する機能実行手段を機能格納部13
から取り出して実行する。したがって、実行される機能
は機能格納部13に格納されている複数の機能実行手段
から位置関係に依存して取り出されたものとなる。この
発明の第一の種類の具体例は、操作装置の機能が、被操
作装置との位置関係に応じて変化するというものであ
る。操作機器としてのリモコンを携帯してテレビの前に
座ると、その操作機器には被操作機器としてのテレビの
リモコンとしての機能が実現され、そのリモコンを携帯
してキッチンに入ると各種調理器具のリモコンとしての
機能が実現されるというようなものがある。この発明の
第二の種類の具体例は、操作装置の機能のみならず、被
操作装置の機能も位置関係に応じて変化するというもの
である。例えば、被操作装置であるテレビと操作装置で
あるリモコンの関係について、リモコンを携帯してテレ
ビのそばにいた人が、テレビのそばから離れてテレビを
見ることができない位置関係になったとする。その後テ
レビ放送がニュース速報を放映する場合には、テレビを
見ることができる範囲にリモコンがないという位置関係
をテレビ又はリモコンが取得し、ニュース速報を操作装
置であるリモコンで表示して放映するとともに、被操作
装置であるテレビ自体は節電のためにテレビの放映を中
止してスタンバイ状態とするというようなことが考えら
れる。この発明の第三の種類の具体例としては、操作装
置の機能は変化しないが、被操作装置の機能のみが変化
するというものである。例えば、操作装置であるリモコ
ンを携帯した人が照明のついていない暗い部屋に入って
こようとした場合には、被操作装置である照明器具が操
作装置であるリモコンとの位置関係を把握して電源OF
Fの状態から、電源ONの状態、すなわち照明をつける
状態に変化するというものである。この場合に、被操作
装置である照明器具が操作装置であるリモコンとの位置
関係を取得するには操作装置であるリモコンから恒常的
に電波などを発して照明器具ないしはこの照明器具をコ
ントロールする電子機器などによりこの電波が受信でき
るようになっていれば良い。
【0010】また、この発明の第四の種類の具体例とし
ては、機能選択の結果実現される機能の変化が操作機器
と被操作機器との関係を有する複数の機器の間にのみ限
定されない場合である。操作−被操作の関係の無い、P
DAとパソコンとの例を示す。例えば、PDAでプログ
ラムを実行しながらこれを携帯した人がディスプレイが
スタンバイ状態のパソコンに近い位置関係となった場合
には、PDA上でプログラムは実行されつづけるが、P
DAの小型ディスプレイに表示されていた画面がパソコ
ンのディスプレイに表示されるように切り替わり、大画
面となって見やすくなると同時に、PDAの小型ディス
プレイはスタンバイ状態となって、バッテリーの節電が
されることなどが考えられる。なお「PDA」とは、
「PersonalData Assistance」の略で、個人用の携帯情
報端末である。これは、手のひらに収まるくらいの大き
さで、液晶表示装置やEL表示装置などの平面小型ディ
スプレイを搭載し、電池や専用バッテリーで駆動し、パ
ソコンのもつ機能のうちいくつかを実装したものをい
う。この場合のPDAには、パソコンのディスプレイと
PDAとの位置関係を取得する位置取得部と、PDAが
保持している画面表示に関する情報をパソコンに送信す
る送信部と、前記位置取得部が取得した位置関係が一定
の位置関係である場合に、この送信部に画面表示に関す
る情報を送信する指示を行う送信制御部とを具備する。
この際の、一定の位置関係とは、例えば、PDAの位置
からパソコンのディスプレイを視認可能な位置関係であ
る。具体的にはパソコンのディスプレイから半径1メー
トル以内程度である。なお、ディスプレイとの位置関係
をパソコンとの位置関係に擬制して位置関係を取得して
も良い。たいていは、パソコンと、そのディスプレイと
はそう遠くはなれていないからである。従って、前述の
リモコンと照明器具の具体例も操作―被操作の関係にな
くてもよいので、一方がリモコンである必要は必ずしも
ない。リモコンに代えて、照明器具を本来的に操作でき
ない電子機器でも良い。単に、照明器具にその人に携帯
された電子機器の位置取得をさせることができれば良い
のである。なお、PDAの情報を送信する際に、前述の
PDAの送信制御部は画面の縦横比をパソコンのものに
最適化して送信する機能を有していても良い。例えば1
6:9の画面の縦横比を有するものを4:3の画面の縦
横比に変換することなどである。さらに、この発明の第
五の種類の具体例として、前記「位置関係」が操作機器
と被操作機器の間のもの、ないしは操作―被操作の関係
にない機器同士の間のものでなく、絶対的な位置、例え
ば地図上の位置であって、その地図上の位置に応じて電
子機器の機能が変化する場合が挙げられる。この具体例
としては、例えば、電子機器である自動車のカーナビゲ
ーションシステムについて、カーナビゲーションシステ
ムの道案内に従って空き駐車場にたどり着き、自動車が
駐車場の中に入ると今度は、道案内の機能が駐車場内の
空スペースへの案内表示を示す機能に変わり、人間の誘
導なしで駐車場の空きスペースへスムーズに導く機能が
ある。また、映画館の中に電子機器である携帯電話を持
って入ると、その携帯電話は、自動的に着信音が無音に
なって、バイブレータ機能のみで着信を知らせたり、自
動的に留守番機能に変わって、映画鑑賞中に電話がかか
ってきたときには応答メッセージを流して、留守録音を
するようなものある。この場合には電子機器は現在自分
がどの位置にいるかの位置関係を、GPS(グローバル
ポジションニング システム)衛星や駐車場に設置さ
れた機器から発信される信号、映画館に設置された機器
から発信される信号などによって把握する。なお、GP
Sとは、人工衛星を利用して自分が地球上のどこにいる
のかを正確に割り出すシステムで、高度20000kmの6つの
円軌道に4つずつ配された米国防総省が管理するGPS衛星
からの電波を利用し、緯度、経度、高度などを数メート
ルの精度で割り出すことができるシステムを言う。以下
の説明においては簡単のために操作機器と被操作機器と
の関係で発明の説明をするが、この発明は、お互いに操
作−被操作の関係にない機器同士の間でも、また、位置
関係を取得することができる電子機器単独でも成り立つ
ものである。また、今後の説明において、操作−被操作
の関係にない機器についても適用できるとの言及はその
都度行わない。
【0011】なお、位置取得部、機能格納部、機能選択
部、機能実行部は必ずしも実在の回路などである必要は
なく、電子的に蓄えられたプログラムなどを含む概念で
あり、さらにこれらの各部は他の部と必ずしも峻別され
るものではなく、複数の機能をひとまとまりとしたもの
でもよい。たとえば、位置取得部と機能選択部などの一
部が一つにまとまったものでもよいし、位置取得部、機
能格納部、機能選択部、機能実行部がすべて一つにまと
まったものでもよい。
【0012】位置取得部が取得する「位置関係」とは、
被操作機器と操作機器との相対的な位置関係及び、操作
機器の絶対的な位置の双方を含む概念である。たとえば
操作機器が被操作機器の操作が可能な位置にあるか、ど
れくらいの距離にあるのかなどの情報であり、また場合
によっては被操作機器が複数ある中で、どの被操作機器
の方向を向いているか、屋内なのか、屋外なのか、屋内
であるとすれば屋内のどこなのか、どの建物中なのか、
映画館の中なのか、地下鉄のホームなのか、あるいは、
地図上で示される経度、緯度などの地理的情報を含む概
念である。この位置関係の情報は、操作機器を操作して
いる人などがどの被操作機器を操作しようとしているの
かを示すので、これを把握し実現すべき機能を選択する
ために用いられる。また、被操作機器とは無関係に、操
作している人などに対して実現すべき機能の選択のため
に利用される。
【0013】被操作機器に対する位置関係の取得の方法
としてはいろいろな方法が考えられるが、たとえば図3
に示すように、操作機器31から被操作機器32に対し
て被操作機器識別要求信号を送り、これを受けた被操作
機器32が操作機器31に対して識別信号を返す、とい
う方法がある。操作機器31の操作に応じて被操作機器
32から識別信号が返ってくることで、その被操作機器
32の種類や、その被操作機器が操作機器31から操作
可能な位置関係にあることが明らかになる。
【0014】具体的には、位置取得部は取得した位置関
係に基づいて、その被操作機器32の種類や、実行すべ
き機能を機能選択部に選択させるために必要な信号を生
成する。また、操作機器36が被操作機器識別要求信号
37を送信したにもかかわらず被操作機器32から識別
信号が返ってこない場合には、識別信号が帰ってこない
ことに対応した位置関係が取得される。
【0015】以上の位置取得処理の一例の流れを示すの
が図4である。ステップS41で操作機器は入力がある
まで待機する。ステップS42で被操作機器識別要求信
号を送信する。ステップS43で識別信号の有無、すな
わち被操作機器から識別信号が返されたかを判定する。
ステップS43において識別信号がありと判定されると
ステップS44に進み、識別信号ありに対応した信号と
しての位置関係を生成する。ステップS43において識
別信号なしと判定された場合にはステップS45に進
み、識別信号が返されないことに対応する位置関係を生
成する。
【0016】なお、ここでは説明の簡単のために被操作
機器がひとつの場合を想定して説明したが、被操作機器
が複数の場合にも同じ処理を適用できることは言うまで
もない。例えば、被操作機器として、ビデオ、テレビ、
電子レンジがあって、操作機器がこれらのうちから被操
作機器としてテレビを選択するような場合にも適用でき
る。この場合には、被操作機器から返された識別信号が
ビデオのものであるか、テレビのものであるか、電子レ
ンジのものであるか判定するためのステップが必要とな
る。またステップS41を設けることで操作機器に対す
る入力があるまで待機する処理を例として示したが、ス
テップS41をなくして、操作機器に対する入力が無い
場合でもS42〜S44を繰り返す処理をしても良い。
【0017】そうすれば、操作機器を操作する人などが
何ら操作を行わなくても、操作機器を携帯して移動する
だけで、操作機器が自発的に操作する人などに対して特
定の機能を実現することが可能となる。例えばテレビが
被操作機器であり、操作機器にはそのテレビのリモコン
機能が設けられている場合に、操作機器を持った人がテ
レビの置かれている部屋からテレビの操作範囲外である
別の部屋に移動すると、その人が特別スイッチを入れた
り、チャンネルを合わせたりしなくても操作機器が自動
的にテレビ放送の音声を出力して、重要なニュース番組
の内容を聞き漏らさなくて済むと言うような機能を実現
できる。さらに位置関係の取得のための方法は被操作機
器と双方向通信を行い識別信号の有無などを判断する上
記の方法以外にも、操作機器が被操作機器を画像認識手
法で識別したり、被操作機器から指向性の高い光を恒常
的に発信させるなどして操作機器が被操作機器を認識で
きるようにすることが考えられる。指向性の高い光など
を利用すると近接して配置されている被操作機器同士を
識別するのに便利である。本発明は位置取得手段を特に
限定するものではない。
【0018】以上の説明においては位置関係として、操
作機器が被操作機器から識別信号を受けることにより、
又は受けないことにより位置関係を取得することを述べ
た。しかし、ここでいう位置関係とは必ずしもこれらに
かぎられるものではない。たとえば屋内に配置されたゲ
ートウエイないしはノードと呼ばれる機器などとの間で
被操作機器識別要求信号及び識別信号をやり取りしても
よい。ゲートウエイとは、ネットワーク上で、媒体やプ
ロトコルが異なるデータを相互に変換して通信を可能に
する機器であり、ノードとはネットワーク上から通信に
よってサービスを提供できる機器などを指し、本件発明
の場合にはこれらはネットワークを介して被操作機器に
接続されても良い。
【0019】この場合には被操作機器からの識別信号の
有無から判断される位置関係だけでなく、被操作機器か
らの識別信号のない位置関係がさらに細分化して判断で
きる。即ち、操作機器が被操作機器からしか識別信号を
受け取れないような場所でも、どこに位置しているかの
絶対的な位置である位置関係が取得できる。ゲートウエ
イ又は、ノードが配置されている場所に対応して異なる
識別信号を返すようにすることができるからである。こ
のゲートウエイやノードにより位置取得する場合の処理
の流れは基本的に被操作機器に対するものと同じであ
る。
【0020】ゲートウエイやノードと操作機器の間又
は、ゲートウエイやノードと被操作機器との間の通信に
ついては、無線通信の規格として、「ホームアールエ
フ」を利用することも考えられる。これは、パソコンや
家電製品、携帯電話などを結ぶ家庭内無線通信の規格で
あり、業界団体HRFWGにより策定された。無線免許なし
で使うことができる2.4GHzの周波数帯を利用するもの
で、1.2MB/秒以上の高速なデータ伝送速度を実現し、機
器間の通信にはSWAPと呼ばれるプロトコルが用いられ、
鍵長40ビットの暗号化通信により、安全性を確保するこ
とができる。通信可能な距離は50〜100mであるといわれ
ている。
【0021】さらに、ブルートゥースを利用することも
考えられる。これは携帯情報機器向けの無線通信技術で
あり、ノートパソコンやPDA、携帯電話などをケーブ
ルを使わずに接続し、音声やデータをやりとりすること
ができる。利用周波数帯は2.45GHz帯の電波を利用し、
1又は2Mbpsの速度で通信を行うことができる。
【0022】また、本件発明の位置取得には、赤外線を
利用するIrDAを利用することもできる。ブルートゥ
ースの場合と違って、障害物があると信号のやりとりが
できないが、ノードなどを適宜配置すれば、ノードとの
間でブルートゥースを利用できるので、詳細な位置関係
を取得するのに適している。位置関係の取得のための利
用技術は本件発明の利用目的に応じた通信手段を採用す
ればよい。
【0023】さらにこれらの通信手段により位置関係を
大きく直接操作エリアと間接操作エリアに分けて、直接
操作エリアにおいては操作機器が被操作機器を直接的に
操作し、間接操作エリアにおいては操作機器がこれらノ
ード、ゲートウエイを介して間接的に被操作機器を操作
するようにできる。なお、受信した信号と位置関係とは
操作機器の位置取得部のROMなどに格納されているテ
ーブルに基づいて判定される。たとえば位置取得部が取
得した信号がテレビのみが送り返す識別信号である場合
には位置取得部はその信号と対応している位置関係を生
成し取得する。もちろん、被操作機器から受信した識別
信号をそのまま位置関係として取得することも考えられ
る。
【0024】機能格納部には、その操作機器の機能を実
現するための複数の機能実行手段がプログラムなどとし
てメモリなどに格納されている。これら複数の機能実行
手段により実現される機能は、被操作機器の制御機能で
あり又は、被操作機器を操作できない位置関係にあると
きに、間接的に被操作機器を操作したり、又は、被操作
機器とは独立に操作機器自身が操作をする人などに対し
て提供できるサービスを実現する機能である。
【0025】たとえば操作機器に配置されているボタン
などに対し、そのボタンがONのときに操作機器にどの
ような動作を行わせるかを決定するプログラムが機能実
行手段として機能格納部に複数格納されている。各機能
実行手段は、機能選択部の選択に基づいて機能実行部に
より選択され、機能格納部であるメモリなどから読み出
されることなどで機能実行部において実行される。
【0026】機能選択部は、前記位置取得部で取得した
位置関係に基づいて機能格納部に格納されている機能実
行手段のうち、いずれの機能実行手段を実行すべきかを
選択する。選択は、位置関係と格納されている機能とを
対応させた図5に示すようなテーブルをロムなどに記憶
した情報を利用して行われる。この例では位置関係に対
して機能を1:1に対応させた例を示したが、必ずしも
1:1の対応に限られるものではなく複数の位置関係が
ひとつの機能実行手段に対応してもよい。たとえば位置
関係a及び位置関係bにあるときには同じ機能Aを選択
するようなことである。また位置関係と格納されている
機能実行手段とを対応させる方法は必ずしもテーブルの
形で記憶された情報でなくてもよく、たとえば一定の演
算によって位置関係を示す信号から機能実行手段を選択
するための信号を生成する方法や、その他の方法でもよ
い。
【0027】機能実行部は、上記機能選択部が選択した
機能実行手段を機能格納部から取り出し実行する。機能
実行手段により位置関係に応じた機能を操作機器におい
て実現する。たとえば、位置関係aにおいてはあるスイ
ッチを押したときに実現される機能がAであったのに、
その位置関係がbと変わることで同じスイッチを押した
ときにAとは異なるBという機能が実行される。この場
合に各スイッチに対して実行される機能を実現するのが
機能実行手段となる。スイッチに対する機能の割り当て
方としては、たとえば図6に示すように、操作機器のス
イッチが1、2、3とあったとして、位置関係aにあると
きにはそれぞれA1、A2、A3として機能し、位置関
係bのときには、スイッチ1,2の機能は位置関係aの
ときと同じままであり、スイッチ3のみが異なる機能で
あるB3を実行するように変化するという割り当て方で
も、図7に示すように、位置関係bのときにスイッチ
1,2,3にそれぞれ機能B1、B2、B3を割り当て
てもよい。
【0028】機能実行部は機能格納部から読み出された
機能実行手段であるプログラムをメモリに常駐させてC
PUやロジック回路によりソフト的に機能を実行しても
よいし、機能格納部から読み出された機能実行手段であ
るプログラムに基づいてROMなどを書き換えたり、回
路スイッチを切替えてハード的に機能を実現してもよ
い。
【0029】図2は、この操作機器の処理の流れを示す
フローチャートである。位置関係取得部の取得した位置
関係と選択される機能実行手段、機能の関係として、位
置関係1のときに対応する機能実行手段1、及びこれを
実行した結果実現される機能1、位置関係2のときに対
応する機能実行手段2、及びこれを実行した結果実現さ
れる機能2、位置関係3のときに対応する機能実行手段
3、及びこれを実行した結果実現される機能3とする。
まず、ステップS21で操作機器に対する入力があるま
で待機する。ステップS22では操作機器と被操作機器
との位置関係を取得する。ステップS23においては、
取得された位置関係が、位置関係1であるか判定する。
位置関係1であると判定されたらステップS24で、位
置関係1に対応付けられている機能1を選択し、続いて
ステップS25において機能格納部から機能実行手段1
を取り出しこれを実行し、機能1を実現し、処理を終了
する。ステップS23において、位置関係が位置関係1
でないと判定されたらステップS26に処理が進み、取
得された位置関係が位置関係2であるか判定される。こ
のステップで取得した位置関係が位置関係2であると判
定されたらステップS27に進み、位置関係2に対応付
けられている機能2を選択し、つづいてステップS28
において機能実行手段2を取出し、実行し、機能2が実
現されて処理は終了する。
【0030】ステップS26において取得された位置関
係が位置関係2でないと判定されたらステップS29に
進み、位置関係3に対応付けられた機能3を選択し、ス
テップS20においてこれを取出し、実行し、機能3を
実現して処理を終了する。以上のような処理で位置関係
に応じて同じ操作機器が異なる機能を実現できる。
【0031】このフローは一例であり、位置関係に対応
付けられて実現すべき機能が3つの場合について説明し
たが、本件発明では必ずしもこれに限られず機能が2つ
でも、また機能が4つ以上でもかまわない。また操作機
器の操作があるまで待機する場合について説明したが、
操作機器に対して人がする操作とは無関係に一定時間ご
とにこの処理を繰り返して操作機器自身が自動的に位置
関係を取得する方法でもよい。
【0032】本件発明の特徴のひとつは操作機器が被操
作機器との相対的な位置関係に応じて機能を変化させる
点にある。そこで、この位置関係が、被操作機器を操作
機器により直接的に操作できる直接操作エリア、直接的
には操作できないがその被操作機器が置かれている屋内
である屋内エリア、及び屋外である屋外エリアに分ける
場合について説明する。
【0033】この場合には、操作機器の位置取得部は操
作機器の置かれている場所が、直接操作エリアか、屋内
エリアか、屋外エリアか、の位置関係を取得する。
【0034】図8に示すように、被操作機器識別要求信
号81を被操作機器83が受信した場合には、被操作機
器83はこれに応じて識別信号82を発信し、これを操
作機器84の位置取得部87が受信することで操作機器
84が直接操作エリア85であるとの位置取得が可能と
なる。直接操作エリア85とは、操作機器から発信され
る信号を被操作機器が直接的に受信できる位置関係であ
る。なお、識別信号を受信して直接操作エリアとの位置
取得をする処理ではなく、操作機器は通常のデフォルト
状態で直接操作エリアとしての機能、例えばリモコンの
機能を実現するように設計しても良い。この場合には、
リモコンとしての操作に対して被操作機器側から何らか
の応答信号を操作機器に対して送るようにしておき、こ
の応答信号がない場合に位置取得部は被操作機器を直接
的には操作できない屋内エリアないしは、屋外エリアと
判断するようにすればよい。
【0035】識別信号81には、被操作機器83が何で
あるかを操作機器84が識別できる信号が含まれてい
る。したがって、その被操作機器に応じた操作が可能と
なる。なお、位置取得部87の受信した識別信号82a
をそのまま位置関係を示す信号89として機能選択部に
渡してもよい。操作機器識別要求信号81bが被操作機
器83に受信されないか、又は受信されたとしても被操
作機器83から発信される識別信号82bが操作機器8
4bに受信されないときには位置関係は直接操作エリア
外86である。
【0036】図9に示すように、操作機器93の位置取
得部91の発信した被操作機器識別要求信号92に対し
て、被操作機器98から何ら識別信号が返ってこない場
合には、位置関係は直接操作エリア94でなく、屋内エ
リアか屋外エリアである。屋内エリアであるとの位置取
得をするために、たとえば屋内に前述のノードないしは
ゲートウエイ96を設け、これらが被操作機器識別要求
信号92を受信した場合には、操作機器93の位置取得
部91に対してノード、ゲートウエイ96の位置情報を
含む識別信号97を返す。この識別信号97を操作機器
93が受信した場合には、位置関係は屋内エリア95と
なる。「屋内エリア」とは操作機器が被操作機器98を
直接操作できないが屋内である領域を言う。
【0037】このノード、ゲートウエイ96がネットワ
ークなどの通信手段99で被操作機器98と通信できる
場合にはこの操作機器93は間接的に操作機器98を操
作できる。もちろん、ノード、ゲートウエイの配置が屋
内において1個所のみであれば識別信号97に含まれて
いる信号の発信源の種別を示す信号がこれに代用でき
る。ノードやゲートウエイが複数ある場合にはノード、
ゲートウエイ96aが屋内の他の位置にあるノード、ゲ
ートウエイ96b、96cと区別できる情報を含む識別信
号が発信される。
【0038】図10に示すように、位置取得部101の
発信した被操作機器識別要求信号102に対して、いず
れの被操作機器103からも、またいずれのノード、ゲ
ートウエイ104からも識別信号が返されてこない場
合、すなわち、操作機器100の位置取得部101が識
別信号を一切受信しない場合には位置関係は直接操作エ
リアでなく、屋内エリアでもない屋外エリアである。識
別信号を位置取得部が受信しないことによる位置取得
は、たとえば位置取得部の被操作機器識別要求信号の発
信から所定の時間以内に識別信号を受信できないことに
より判定する方法や、被操作機器識別要求信号の発信が
所定の回数に達したにもかかわらず識別信号の受信をし
ないことにより判定する方法、識別信号を受信できたが
信号の強度が一定のレベルに達していないことにより判
定する方法、これらの組み合わせにより判定する方法な
どがある。
【0039】以上の説明においては位置取得部が直接操
作エリアでなく、かつ屋内エリアでもない場合には屋外
エリアであると判定する処理について説明してきたが、
そうでなく、屋外エリアでのみ受信可能な信号を受信す
ることで屋外エリアとの位置取得を行う処理としても良
い。例えば、屋外エリアでのみ特徴的な信号であるGP
S信号や、PHSの信号を受信することで屋外エリアで
あるとの位置取得を行っても良い。
【0040】直接操作エリア、屋内エリア、屋外エリア
の位置関係を位置取得部が取得する処理の流れを示すの
が図11である。ステップS111において操作機器に
対する入力があるまで待機する。操作機器に対する操作
があった場合にはステップS112に進み被操作機器識
別信号の発信回数を示すカウンターICを1にセットす
る。次にステップS113に進み被操作機器識別要求信
号を発信する。次にステップS114に進み被操作機器
から識別信号を受信したか判定し、被操作機器から識別
信号を受信した場合には、ステップS115に進み被操
作機器の直接操作エリアであるとの位置関係を取得し処
理を終了する。被操作機器からの識別信号を受信しない
場合には、ステップS116に進み、ノード、ゲートウ
エイから識別信号を受信したか判定する。
【0041】ノード、ゲートウエイから識別信号を受信
したと判定された場合にはステップS117に進み屋内
エリアであるとの位置関係を取得し、処理を終了する。
ノード、ゲートウエイから識別信号を受信していないと
判定された場合にはステップS118に進み被操作機器
識別信号の発信回数が規定の回数(この例では3回)に
達しているか判定する。被操作機器識別信号の発信回数
が規定の回数に達していると判定された場合にはステッ
プS119に進み、屋外エリアであるとの位置関係を取
得し処理を終了する。
【0042】被操作機器識別信号の発信回数が規定の回
数に達していないときにはステップS110に進み被操
作機器識別要求信号発信回数を示すカウンターICのイ
ンクリメントを行い、ステップS113に戻り次の回の
被操作機器識別要求信号を発信する。以下同じ処理を発
信回数が所定の回数に達するまで繰り返す。以上の処理
により位置関係は直接操作エリア、屋内エリア、屋外エ
リアのいずれかひとつに決定され、その位置関係に対応
する信号が位置取得部によって生成される。なお、操作
機器からの識別信号の有無、ノード、ゲートウエイから
の識別信号の有無の判定は順序を問わない。いずれが先
でも後でもかまわない。
【0043】機能格納部には、操作機器と被操作機器と
の位置関係に応じた機能を実現するための機能実行手段
が格納されている。直接操作エリアにおいては被操作機
器を直接的に操作するに適した機能を実現できる機能実
行手段が格納されており、屋内エリアにおいては被操作
機器を間接的に操作するのに適した機能や、被操作機器
とは無関係に操作機器自身がこれを操作する人などに提
供する機能を実現する機能実行手段が格納されている。
【0044】さらに位置関係が屋外エリアにおいては、
操作機器が屋外において操作する人などに提供する機能
を実現する機能実行手段が格納されている(もっとも、
屋外エリアにおいては提供する機能がない場合でも含
む。)。そして、この機能格納部では位置関係と機能実
行手段とが対にして格納されている。これは位置取得部
で取得した位置関係に基づいて、機能選択部が複数格納
されている機能のなかから適した機能の選択をするため
である。
【0045】機能選択部は位置取得部が取得した位置関
係に基づいて機能格納部に格納されている複数の機能実
行手段からひとつの機能実行手段を選択する。前述のよ
うに機能格納部には各機能実行手段が位置関係と対にな
って、たとえばROMにテーブルとして格納されている
ので、機能選択部は位置取得部から取得した位置関係に
対応した機能を選択することが可能となる。
【0046】機能実行部は前記機能選択部が選択した機
能実行手段を前記機能格納部から取り出し実行する。こ
れにより位置関係に応じて異なる機能を操作機器が実現
できる。被操作機器がたとえば電子レンジの場合には電
子レンジの操作に適した機能を実現する機能実行手段が
実行され、被操作機器がステレオである場合には、ステ
レオの操作に適した機能を実現する機能実行手段が実行
される。被操作機器がコードレスホンである場合にはコ
ードレスホンに適した機能、たとえばコードレスホンの
子機としての機能を実現し、被操作機器がエアコンの場
合にはエアコンの操作に適した機能を実現する機能実行
手段が実行される。
【0047】被操作機器がテレビジョンであり、操作機
器で実現される機能が被操作機器であるテレビジョンの
リモコン機能であり、屋内エリアでは操作機器自体が番
組の受信を行い、番組の表示をできる場合について説明
する。被操作機器であるテレビジョンと操作機器との位
置関係について、操作機器の位置取得部が取得した位置
関係が、前述した直接操作エリアであるときには、操作
機器は被操作機器であるテレビジョンのリモコンとして
機能する。従って直接エリアにおいては被操作機器を用
いてテレビジョンのチャンネルを変えたり、音量の調節
をしたりできる。次に操作機器の位置取得部により取得
された位置関係が屋内エリアになったときには、操作機
器で実現される機能は番組を受信する番組受信機の機能
と、受信した番組を出力する番組出力機能である。
【0048】この操作機器の便利なところは、テレビジ
ョンの前で番組を見ている時にはそのテレビジョンを遠
隔コントロールするためのリモコンとして機能し、それ
以外の場所では例えば小型の液晶テレビとして機能する
というものである。従って、たとえば番組の重要な場面
でそのテレビジョンが置いてある部屋から出なければな
らないような場合に、この操作機器は操作機器に設けら
れている番組受信部が被操作機器であるテレビジョンで
視聴していた番組を受信し、その操作機器に設けられて
いる番組出力部である液晶画面で番組を映し出す。そう
すれば、重要な場面で部屋の外に出て行くことがあって
もこの操作機器さえ携帯してゆけば操作機器の位置取得
部が屋内エリアである位置関係を取得するので、操作機
器において実現される機能はテレビジョンのリモコンか
ら番組受信およびその出力をする例えば小型の液晶テレ
ビに変わるの。したがって、テレビジョンを見ることが
できない屋内においても、その場面を見逃すことがな
い。なお番組出力部は液晶画面に限られるものでなく、
LED、EL、小型ブラウン管、PDPなどであっても
かまわない。
【0049】この発明の操作機器の機能ブロックは図1
2のようになる。この図にあるように操作機器1200
は、位置取得部1201、機能格納部1203、機能選
択部1202、機能実行部1204からなっている。ま
た機能実行部1202にはリモコン部1209、番組受
信部1205と番組出力部1206が含まれている。位
置取得部1201は、操作機器1200と被操作機器
(図示せず)との位置関係が被操作機器であるテレビジ
ョンを直接的に操作できる直接エリアか、テレビジョン
を直接的には操作できないが屋内である屋内エリアか、
テレビジョンを直接的に操作できない屋外エリアかにつ
いての位置関係を取得する。
【0050】位置取得部1201は、取得した位置関係
を機能選択部1202に与える。機能選択部1202は
取得した位置関係に基づいて機能実行部1204が実行
すべき機能実行手段を選択する。機能実行部1204は
機能選択部1202で選択された機能実行手段を機能格
納部1203から取り出して実行する。位置取得部によ
って、直接操作エリアであるとの位置関係が取得された
場合には、機能選択部は、操作機器がテレビジョンの操
作信号をテレビジョンに対して送信する機能を実現する
ために必要な機能実行手段1207(リモコン機能実行
手段)を選択する。選択されたリモコン機能実行手段1
207は機能実行部1204のリモコン部1209にお
いて実行されてテレビジョンに対して操作信号を送信す
ることが可能となる。すなわち、テレビジョンのリモコ
ンとしての機能が実現されるのである。
【0051】位置取得部よって、位置関係が屋内エリア
であるとされた場合には、機能選択部は操作機器が番組
受信、番組出力のための機能実行手段を選択する。選択
された機能実行手段1208が機能実行部1204にお
いて実行されて番組受信部1205により番組を受信可
能とし、また番組出力部において受信された番組の番組
出力を可能とする。すなわち操作機器であるリモコン自
体が携帯可能なテレビジョンとしての機能を実現するの
である。番組受信部1205は番組搬送波を直接的に受
信してもよいし、被操作機器であるテレビジョンが受信
した番組搬送波を屋内に配されたネットワークを介して
ノードやゲートウエイから間接的に受信してもよい。
【0052】前記位置関係が屋外エリアの場合には、前
記機能選択部は、携帯電話としての機能実行手段を選択
し、機能実行部は機能選択部で選択された前記機能実行
手段を機能格納部からとり出し、実行して携帯電話機能
を実現する操作機器の発明ついて説明する。
【0053】最近は携帯電話が普及したため屋内にいる
ときにも携帯電話を携帯している人が増えた。また屋内
のあちこちに固定電話が設置されているわけでないので
携帯電話を屋内で携帯すると常にその人と連絡が取れる
ので便利である。そこで携帯電話が屋内でも携帯されて
いることにかんがみ、屋内では携帯電話に被操作機器を
操作する機能をなどを実現するとともに、屋外に携帯し
て出かけるときには本来の携帯電話としての機能を実現
するようにすれば便利である。
【0054】この発明をブロック図で示したのが図13
である。図13に示すように、位置取得部1301は、
位置関係が直接操作エリア、屋内エリア、屋外エリアの
いずれかの位置関係を取得し、この取得された位置関係
に応じて機能実行手段を選択する機能選択部1302
は、取得された位置関係が屋外エリアである場合に、携
帯電話機能を選択し、機能実行部1305は、この選択
された携帯電話機能を実現する機能実行手段1304を
実行して、屋外エリアにおいて操作機器を携帯電話とし
て機能させる。
【0055】そうすれば屋外で得られた情報を屋内の被
操作機器に伝達することも可能となり操作機器を介して
間接的に屋内の被操作機器が通信する手段を得ることに
もなる。また、携帯電話は1台毎に通信の際認証される
仕組みが採用されているので、携帯電話を屋内エリア
や、直接操作エリアでリモコンなどとして利用し、利用
情報を屋外エリアでの利用の際に携帯電話のサービスセ
ンターに送信すれば携帯電話のもつ認証情報を有料サー
ビスの課金に利用できて便利である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
操作機器と被操作機器との位置関係に応じて最適な機能
が操作機器に実現できるので、操作機器を操作する人が
場所を移動するたびに操作機器の切り替えをする必要が
なく、また、ひとつの操作機器に複数の機能を実現し場
所の移動に伴う不便を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作機器の機能を示すブロック図
【図2】本発明の処理の流れを示すフロー図
【図3】本発明の操作機器の位置取得の一例を示す概念
【図4】本発明の位置取得の一例の流れを示すフロー図
【図5】本発明の位置関係と選択される機能との対応概
念を示すテーブル
【図6】本発明の位置関係とスイッチの機能の変化概念
を示す図
【図7】本発明の位置関係とスイッチの機能の変化概念
を示す図
【図8】本発明の位置関係が直接操作エリアにあるとき
の位置取得を示す概念図
【図9】本発明の位置関係が屋内エリアにあるときの位
置取得を示す概念図
【図10】本発明の位置関係が屋外エリアにあるときの
位置関係を示す概念図
【図11】直接操作エリア、屋内エリア、屋外エリアの
位置取得の流れを示すフロー図
【図12】操作機器が番組受信、出力をする発明の機能
を示すブロック図
【図13】操作機器が携帯電話となる発明の機能を示す
ブロック図
【符号の説明】
11 位置取得部 12 機能選択部 13 機能格納部 14 機能実行部 15 操作機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷川 英和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 CA02 CA09 CB10 DA08 5C056 AA01 BA01 BA10 CA13 DA08 DA11 EA05 5K048 AA14 BA03 DB01 DB04 DC01 EB02 EB14 EB15 HA04 HA06 5K101 KK11 LL11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置関係を取得する位置取得部と、機能を
    実現する機能実行手段を複数格納する機能格納部と、前
    記位置取得部で取得した位置関係によって機能を選択す
    る機能選択部と、前記機能選択部が選択した機能を実現
    する機能実行手段を前記機能格納部から取り出し、実行
    する機能実行部とを具備する電子機器。
  2. 【請求項2】被操作機器を操作する操作機器であって、
    前記操作機器の前記被操作機器に対する位置関係を取得
    する位置取得部と、前記操作機器の機能を実現する機能
    実行手段を複数格納する機能格納部と、前記位置取得部
    で取得した位置関係によって機能を選択する機能選択部
    と、前記機能選択部が選択した機能を実現する機能実行
    手段を前記機能格納部から取り出し、実行する機能実行
    部とを具備する操作機器。
  3. 【請求項3】前記位置関係が被操作機器を直接に操作で
    きる直接操作エリアか、被操作機器を直接に操作できな
    いが屋内である屋内エリアか、被操作機器を直接に操作
    できない屋外エリアのいずれかであり、前記機能格納部
    が前記位置関係と機能を対にして格納することを特徴と
    する請求項2記載の操作機器。
  4. 【請求項4】前記位置関係が被操作機器を直接に操作で
    きる直接操作エリアか、被操作機器を直接操作できない
    間接操作エリアかであり、前記機能格納部が前記位置関
    係と機能を対にして格納することを特徴とする請求項2
    記載の操作機器
  5. 【請求項5】前記被操作機器がテレビジョンであり、前
    記操作機器がテレビジョンを操作するためのリモコンで
    あり、前記リモコンは番組を受信する番組受信部と、前
    記番組受信部で受信した番組を出力する番組出力部と、
    前記位置関係が直接操作エリアの場合には、前記機能選
    択部がテレビの操作信号をテレビに送信するための機能
    実行手段を選択し、選択された機能実行手段は機能実行
    部において実行されて操作信号をテレビに送信し、前記
    位置関係が屋内エリアの場合には、前記番組受信部が番
    組を受信し、前記番組出力部が当該番組を出力すること
    を特徴とする請求項3記載の操作機器。
  6. 【請求項6】前記位置関係が屋外エリアの場合には、前
    記機能選択部は、携帯電話としての機能を実現するため
    に必要な機能実行手段を選択し、機能実行部は機能選択
    部で選択された前記機能実行手段を機能格納部から取り
    出し、実行して携帯電話機能を実現する請求項3記載の
    操作機器。
  7. 【請求項7】複数の機能実行手段が格納された機能格納
    部を有し、被操作機器を操作する操作機器の機能を実現
    する方法であって、前記操作機器の前記被操作機器に対
    する位置関係を取得するステップと、前記機能を前記ス
    テップで取得した位置関係によって選択するステップ
    と、前記ステップにおいて選択した機能を実行する機能
    実行手段を前記機能格納部から取り出して実行するステ
    ップとからなる操作機器の機能を実現する方法。
  8. 【請求項8】情報の表示画面を有する電子機器であっ
    て、当該電子機器と他の電子機器との位置関係を取得す
    る位置取得部と、情報を表示画面に表示する表示部と、
    情報を前記他の電子機器に送信する送信部と、前記位置
    取得部が取得した位置関係が一定の位置関係である場合
    に、前記送信部に情報を送信する指示を行う送信制御部
    とを具備する電子機器。
  9. 【請求項9】情報の表示画面を有する電子機器であっ
    て、請求項8記載の電子機器が有する送信部からの情報
    を受信する受信部と、前記受信部が受信した情報を前記
    表示画面に表示する表示部を有する電子機器。
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