JP2002043952A - 誤り訂正装置および該誤り訂正装置を用いたデジタルデータ受信再生システム - Google Patents

誤り訂正装置および該誤り訂正装置を用いたデジタルデータ受信再生システム

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JP2002043952A
JP2002043952A JP2000223330A JP2000223330A JP2002043952A JP 2002043952 A JP2002043952 A JP 2002043952A JP 2000223330 A JP2000223330 A JP 2000223330A JP 2000223330 A JP2000223330 A JP 2000223330A JP 2002043952 A JP2002043952 A JP 2002043952A
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Hiroyuki Abe
宏幸 阿部
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる方向の誤り訂正符号が付加された符号
語の行列からなる積符号訂正ブロックデータ内に含まれ
ている誤りの個数を、誤り訂正の実行に先立って推定
し、誤りの訂正が不能と判断される場合、無駄な訂正処
理を省略し、直ちに、再読み出し処理を実行させる。 【解決手段】 積符号訂正ブロックデータの行列毎の符
号語のシンドローム値から行列毎階数値を計算して記憶
させる符号語階数値計算手段12aと、行列毎の前記階
数値の総和を階数値合計として計算して記憶させる階数
値合計手段および行列毎のワード訂正能力と等しい前記
階数値の前記符号語の数を最大階数値語数として計算し
て記憶させる最大階数値語数計数手段とからなる階数値
計数手段12bとを有し、前記階数値合計または前記最
大階数値語数があらかじめ定められた誤り訂正不能条件
を満たす場合、誤り訂正処理を実行させず、直ちに再読
み出し処理を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】誤り訂正装置に関するもので
あり、特に、デジタルの受信再生システムにおいて、符
号語の行列からなる積符号訂正ブロック化された受信再
生データに対して、各行列毎の符号語の誤り訂正を順次
行う積符号訂正手段に関する。また、DVD,CD等の
光ディスクにおける再生データに対する誤り訂正にも応
用しうる。
【0002】
【従来の技術】たとえば、光ディスクに記録された変調
データは、ピックアップから読み出され、復調された
後、ECCブロックデータと呼ばれる積符号訂正ブロッ
クデータ毎に誤り訂正が実行され、最終的に誤りの無い
デジタルデータに復元されて外部に出力される。DVD
におけるECCブロックデータは冗長部分も含めて約3
7kBのデータ量を持つリード・ソロモン積符号RS
(Reed−SolomonProduct Cod
e)が採用され、CDに比べて低い冗長度で強力な訂正
能力を持っている。DVDの積符号訂正ブロックデータ
すなわちECCブロックデータは図6に示すごとき構造
を有し、内符号系列C1系列はRS(n1,k1,d1
=RS(182,172,11)、外符号系列C2系列
はRS(n2,k 2,d2)=RS(208,192,1
7)で表現されるリード・ソロモン積符号RSで構成さ
れている。ここに、リードソロモン積符号RS(ni
i,di)において、niは符号長、kiは情報記号長、
iは符号語間の最小距離を示している。該リード・ソ
ロモン積符号RSで構成される積符号訂正ブロックデー
タが有する誤り訂正能力は、積符号訂正ブロックデータ
の構成で決まり、ランダム誤り訂正能力とバースト誤り
訂正能力の2種類の誤り訂正能力がある。
【0003】まず、ランダム誤り訂正能力は、積符号訂
正ブロックデータ中に誤りがどのような分布で存在して
いても訂正可能な誤り個数を表し、積符号訂正ブロック
データがC1系列RS(n1,k1,d1)とC2系列R
S(n2,k2,d2)とから構成されている場合のラン
ダム誤り訂正能力tRは、tR=┗(d12−1)/2┛
で与えられる。ここに、┗x┛はガウス記号を表し、x
を超えない最大の整数を意味する。例えば、内符号系列
C1系列がRS(182,172,11)、外符号系列
C2系列がRS(208,192,17)で構成される
DVDの場合、この積符号訂正ブロックデータ間の最小
距離はd1×d2=11×17=187で与えられるの
で、ランダム誤り訂正能力tRは93シンボルとなる。
すなわち、積符号訂正ブロックデータ中に93シンボル
の誤りがどのように分布して存在していても訂正するこ
とができる。
【0004】なお、単体符号語の誤り訂正方法には、誤
りの位置も、誤りのパターンも判らない誤り(ワード誤
り)を訂正するワード訂正と、誤りの位置は判るが、誤
りのパターンが判らない誤り(消失誤り)を訂正する消
失訂正とがある。一般に、符号語間の最小距離がdの場
合において、e個の消失誤りとf個のワード誤りとが存
在する場合には2f+e+1≦dを満たす誤りであれ
ば、訂正可能である。たとえば、図6に示すDVDの積
符号訂正ブロックデータの場合、すなわち、最小距離d
=11なる内符号系列C1系列の場合、最大5シンボル
までのワード訂正或いは最大10シンボルまでの消失訂
正が可能であり、一方、最小距離d=17なる外符号系
列C2系列の場合、最大8シンボルのワード訂正或いは
最大16シンボルの消失訂正が可能であり、これらの値
はそれぞれの最大訂正能力(フル訂正能力)を示してい
る。
【0005】また、かかる積符号訂正処理においては、
積符号訂正ブロックデータにおける各行列の全ての符号
語に対して、積符号訂正ブロックデータ中に誤りが無く
なったと判断されるまで、あるいは、訂正不能と判断さ
れるまで、ワード訂正、あるいは、消失訂正の処理(内
符号→外符号→内符号.....、あるいは、外符号→
内符号→外符号.....の順に訂正処理)が繰り返し
実行され続ける。
【0006】一方、バースト誤り訂正能力は、たとえ
ば、光ディスク等において同期エラーあるいは光ディス
ク上の傷やゴミなどに起因して生じる規模の大きい連続
する誤り(すなわちバースト誤り)を訂正することがで
きる能力である。バースト誤りは、ビットエラーレート
に依存した一定確率で発生する比較的規模の小さいラン
ダム誤りに比し、規模の大きな誤りであり、バースト誤
り発生の原因の性質上、情報記録方向即ち積符号訂正ブ
ロックデータの内符号系列C1系列方向に沿って分布す
ることが多く、その誤りの長さも各行または列の符号長
を越えて発生する場合も珍しくない。従って、バースト
誤りに沿った方向の符号語に関しては、単体符号語の訂
正能力を遥かに越えた誤りが存在しており、バースト誤
りに沿った方向の誤り訂正を実行すると、誤訂正が発生
する可能性が通常よりも桁違いに高くなる。
【0007】かかる誤訂正を防止するためには、バース
ト誤り方向と異なる方向の系列から訂正処理を開始すれ
ば良く、従来では、バースト誤りの存在する方向の可能
性が高い行方向の内符号系列C1系列からではなく、異
なる方向の列方向に相当する外符号系列C2系列から誤
り訂正を実行するアルゴリズムが使われる場合が多い。
【0008】しかしながら、上記原因のバースト誤りが
存在しない場合であっても、何らかの原因でビットエラ
ーレートが高くなったり、その他の偶発的原因でバース
トエラーに似た規模の大きい誤りが発生する場合も充分
に有り得る。かかる場合の誤り分布方向は必ずしも情報
記録方向すなわち積符号訂正ブロックデータの内符号系
列C1系列方向とは一致せず、外符号系列C2系列の方
向に長く分布する場合もあり、一律に外符号系列C2系
列方向から誤り訂正処理を開始するように開始方向を固
定してしまうと、誤訂正が発生する恐れがある。したが
って、内符号系列C1系列方向、外符号系列C2系列方
向のいずれであっても、誤りが長く分布するごとき大規
模の誤りの発生に対応するためには、誤りの発生分布に
応じて、誤り訂正を開始する行又は列の方向を可変にす
る手段を設けることが効果的である。
【0009】すでに、本出願人により、誤り訂正処理を
実行するのに先立って、各符号語のシンドロームから各
符号語の階数値を内符号系列C1系列の行方向と外符号
系列C2系列の列方向とのそれぞれで計算する行列階数
演算を行うことにより、積符号訂正ブロックデータ中の
誤りの分布を推定させ、誤りの分布方向とは異なる方向
の行または列の系列の符号語から誤りの訂正を実施させ
る手法が提案されている。該提案においては、たとえ
ば、図7に示すごとく、積符号訂正ブロックデータ内に
ランダム誤りとバースト誤りとが混在している場合であ
っても正しい開始行または列の系列を判断できるような
手段を提供している。
【0010】すなわち、該提案においては、図7の左側
および上側に示すように、C1系列の行およびC2系列
の列の符号語毎に計算して得られたシンドロームの値か
ら算出される各行列の階数値(Rank1およびRan
k2)を記憶するレジスタを配置する手法を採用してい
る。一般に、該レジスタに記憶された各行列の階数値か
ら誤り個数を推定することが可能であり、図7に示す積
符号訂正ブロックデータの誤り分布が存在する場合の各
行列の階数値は図7のRank1およびRank2に示
す通りである。ここに、符号語の構成により行および列
方向の各符号語のワード訂正能力が異なり、Rank
1,2に示す各階数値の最大値は変わるが、図7では行
および列の両系列とも最大4シンボルのワード訂正まで
可能な場合を示している。
【0011】また、誤り個数が最大訂正能力を超える場
合のRank1,2に示す各階数値が4よりも小さくな
る場合もあるので、Rank1,2の各階数値が[最大
訂正能力−1](図7の場合は3)以上の値になってい
る個数をC1系列とC2系列とで比較する。該個数が多
い系列(図7の場合はC2系列)から訂正を実行するこ
ととすれば、最初のワード訂正を実行することにより、
ランダム誤りを訂正することができ、逆から実行した場
合よりもバースト誤り方向で発生する誤訂正を減らすこ
とが可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき手段を用
いることにより、積符号訂正ブロックデータにおいて
は、一方の行または列の系列で誤り訂正ができないバー
スト誤りであっても、他方の系列で訂正可能な配列にな
っていれば、該バースト誤りは全て訂正可能であり、そ
の訂正能力はランダム誤り訂正能力より遥かに大きくな
っている。すなわち、一般にC1系列RS(n1,k1
1)とC2系列RS(n2,k2,d2)とで構成される
積符号訂正ブロックデータにおいて、それぞれの行また
は列の系列における単体符号語のワード訂正能力t1
たはt2は t1=┗(d1−1)/2┛またはt2=┗(d2−1)/
2┛ で与えられるが、バースト誤り訂正能力tBは tB=max(n1・t2+2t1,n2・t1+2t2) で与えられる。ここに、max(a,b)はaとbの最
大値を表すことを意味する。たとえば、DVDにおいて
は、C1系列がRS(182,172,11)、C2系
列がRS(208,192,17)で積符号訂正ブロッ
クデータが構成されていることから、 n1・t2+2t1=182×8+2×5=1466 n2・t1+2t2=208×5+2×8=1056 であり、バースト誤り訂正能力tBは1466シンボル
と計算できる。一方、前述したように、ランダム誤り訂
正能力tRは93シンボルである。したがって、DVD
の積符号訂正ブロックデータの誤り訂正においては、積
符号訂正ブロックデータ中に存在する誤り個数が93シ
ンボル以下の場合には、誤りが如何なる分布をしていて
も、ワード訂正と消失訂正とを組み合わせることにより
正しく誤りを訂正することが可能であり、一方、C1系
列の方向に沿った連続した誤りであれば、1466シン
ボル以下のバースト誤りであれば、正しく誤りを訂正で
きることを意味している。
【0013】しかしながら、実際の積符号訂正ブロック
データにおいては、ランダム誤りとバースト誤りとが混
在しており、93シンボルを越える誤りの場合は、誤り
の分布によって、訂正可能な場合と訂正不能になる場合
とが存在している。また、前記のバースト誤り訂正能力
Bを超える誤りを訂正できる場合は極めて稀である。
従って、積符号訂正ブロックデータ中に存在する誤りの
個数を何らかの手段によって推定することができれば、
推定誤り個数がある一定値を越える場合には、時間を要
する訂正処理を実行せず、直ちにデータ読み出し側(光
ディスクの場合においてはピックアップ側)に再読み出
しを要求することにより、無駄な訂正処理を省略するこ
とが可能となる。
【0014】しかし、従来の技術においては、積符号訂
正ブロックデータ内の誤り個数を推定する手段を有して
いるものが存在していなかったため、誤り個数がいかに
大きい場合であっても、誤り訂正処理を実行することと
なっていた。したがって、誤り訂正が不能になった時点
で、初めて誤り個数が訂正能力を超えていると判断する
処理となっているので、高速処理に適していなかった。
また、たとえば、特開平9−331263号公報「誤り
訂正方法及び装置」で開示された発明は、積符号訂正ブ
ロックデータを構成する各符号語のシンドロームから算
出される各符号語の階数値に基づいて各単体符号語中に
存在する誤り個数を推定する手段を提供しているもので
あるが、積符号訂正ブロックデータ内の誤り個数の推定
に関してまで言及していなく、積符号訂正ブロックデー
タに関しての誤り訂正処理の高速化対応に該推定誤り個
数を応用することは考慮されていない。その他の従来の
技術においても、積符号訂正ブロックデータ内の誤り個
数を事前に推定し、誤り訂正処理の高速化処理を実現さ
せる手段を開示しているものはない。
【0015】本発明はかかる課題に鑑みてなされたもの
であり、積符号訂正ブロックデータを構成する各符号語
のシンドロームに基づいて各符号語の階数値を演算する
技術を積符号訂正ブロックデータ内の誤り個数分布に対
して応用することにより、積符号訂正ブロックデータ内
の誤り個数を事前に推定する手段を設けて、誤り訂正が
不能な場合を事前に予想せんとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、行と
列との2つの方向の誤り訂正符号が付加された符号語の
行列からなる積符号訂正ブロックデータに関し、前記符
号語毎のシンドローム値から算出される前記符号語毎の
階数値を記憶させる符号語階数値計算手段を有する誤り
訂正装置において、前記階数値の総和を前記行列毎に階
数値合計として加算して記憶させる階数値合計手段と前
記符号語毎のワード訂正能力と等しい前記階数値となる
前記符号語の数を前記行列毎に最大階数値語数として計
数して記憶させる最大階数値語数計数手段とを有するこ
とにより、誤り訂正の実行を制御させることを特徴とし
たものである。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記階数値合計または前記最大階数値語数が、あら
かじめ定められた誤り訂正不能条件を満たす場合、誤り
訂正を実行させないことを特徴としたものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記積符号訂正ブロックデータが符号長n1の行と
符号長n2の列とからなるリードソロモン積符号系列で
構成されていて、各行および列毎の符号語の前記ワード
訂正能力をそれぞれt1およびt2、各行および列毎の前
記階数値合計をそれぞれSR1およびSR2、また、各
行および列毎の前記最大階数値語数をそれぞれW1およ
びW2とした場合に、前記誤り訂正不能条件が以下のい
ずれかであることを特徴としたものである。 a)SR1≧n2・t1/hとSR2≧n1・t2/hとを
同時に満たす場合 b)SR1≧n2・t1/hと(SR1/t1)/(SR
2/t2)≧iとW2≧j・t2とを同時に満たす場合 c)SR2≧n1・t2/hと(SR2/t2)/(SR
1/t1)≧iとW1≧j・t1とを同時に満たす場合 ただし、h,i,jは1≦h≦3,5≦i≦10,1≦
j≦3を満たす定数である。
【0019】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の誤り訂正装置が、入力された前記符号語か
らシンドローム多項式を算出するシンドローム計算手段
と、前記シンドローム多項式から前記符号語毎の前記階
数値を計算して記憶させる符号語階数値計算手段と、前
記階数値合計手段と、前記最大階数値語数計数手段と、
消失位置フラグ情報に基づいて消失位置多項式を生成す
る消失位置多項式計算手段と、前記シンドローム多項式
と前記消失位置多項式とから消失位置情報を除去した修
正シンドローム多項式を算出する修正シンドローム多項
式計算手段と、前記修正シンドローム多項式を基にユー
クリッドアルゴリズムを施し、誤り位置多項式と誤りパ
ターン多項式とを求めるユークリッドアルゴリズム演算
手段と、前記誤り位置多項式に対してチェンサーチを実
行して誤り位置を求めるチェンサーチ手段と、前記誤り
位置多項式と前記誤りパターン多項式とから誤りパター
ンを算出する誤りパターン計算手段と、入力された前記
符号語と前記誤りパターンとを演算して訂正語を生成す
る誤り訂正実行手段とを有することを特徴としたもので
ある。
【0020】請求項5の発明は、デジタルデータを受信
して再生させるデジタルデータ受信再生システムにおい
て、請求項1乃至3のいずれかに記載の誤り訂正装置を
有することを特徴としたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明にかかる誤り訂正装置の動
作の説明を簡明にするために、以下では、図2に示すご
とく、積符号訂正ブロックデータの構成として、内符号
系列C1系列がRS(n1,k1,d1)=RS(15,
7,9)および外符号系列C2系列がRS(n2,k2
2)=RS(15,8,8)のリード・ソロモン積符
号で構成されている場合を例にとって説明する。すなわ
ち、C1系列にはBi,0乃至B i,6の7シンボルの情報
に対して、Bi,7乃至Bi,14の8シンボルの内符号を
付加し、C2系列には、B0,j乃至B7,jの8シンボル
の情報に対して、B8,j乃至B14,jの7シンボルの内
符号を付加して積符号が構成されている(ここに、i,
jとも0乃至14のいずれかの値を示す)。
【0022】図3は、図2に示す積符号訂正ブロックデ
ータにおいて、たとえば、30シンボルの誤りが存在し
ている例を示すものである。ここで、「0」は誤りがな
いシンボルを示し、「1」は誤りを含むシンボルを示
し、「1」の個数は30個となっている。積符号訂正ブ
ロックデータの行または列の各系列を構成する単体符号
語毎に計算される階数値は、前記のワード誤り訂正能力
1,t2(行方向のC1系列の場合t1,列方向のC2
系列の場合t2)以下の値、すなわち、それぞれ4以
下、3以下の値を取り、行方向のC1系列の階数値は0
〜4の値(Rank1と記す)、列方向のC2系列の階
数値は0〜3の値(Rank2と記す)となる。すなわ
ち、各符号語内の誤り個数がワード誤り訂正能力t1
たはt2以下の場合には、該誤り個数と該符号語の階数
値とは一致するが、該誤り個数がワード誤り訂正能力t
1またはt2を越える場合には、該符号語の階数値はワー
ド誤り訂正能力t1またはt2となる場合が多い。たとえ
ば、図3に示すC1系列の第5行において誤り個数が9
個ある場合の階数値は、Rank1に示すごとく4にな
っており、一方、C2系列の第4列においては誤り個数
が4個ある場合であるが、第4列の階数値はRank2
に示すごとく3になっている。
【0023】また、図3において、行方向のC1系列に
おける階数値の合計は1+2+3+0+…+1+0=2
5(行方向の階数値合計SR1と記す)であり、ワード
誤り訂正能力t1すなわち4に等しい階数値を有する符
号語の数は2(行方向の最大階数値語数W1と記す)と
なり、該計算結果はレジスタにそれぞれ格納記憶されて
いる。一方、列方向のC2系列に関しても、同様の計算
がなされ、階数値の合計の29(列方向の階数値合計S
R2と記す)とワード誤り訂正能力t2すなわち3に等
しい階数値の符号語の数の6(列方向の最大階数値語数
W2と記す)とがレジスタにそれぞれ格納記憶される。
行または列方向の階数値合計SR1またはSR2が積符
号訂正ブロックデータ中に含まれている誤り個数を超え
ることはあり得ないことから、逆に、行または列の各系
列における階数値合計SR1またはSR2から積符号訂
正ブロックデータ中に存在する最低限の誤り個数を推定
することができる。すなわち、階数値合計SR1および
SR2を調べることにより、誤り訂正不能となる可能性
を見い出すことが可能となるということになる。
【0024】また、ランダム誤り訂正能力tRはバース
ト誤り訂正能力tBに比し、前述の通り、かなり小さい
ことから、誤り訂正不能となることを推定する尺度とし
ては、バースト誤り訂正能力tBを用いることが望まし
く、該バースト誤り訂正能力tBに積符号訂正ブロック
データの階数値合計SR1およびSR2が近い程、誤訂
正を引き起こす危険性も高く、誤り訂正が不能となる可
能性が大きいと判断することができる。すなわち、図3
の例においては、行方向のC1系列における階数値合計
SR1がバースト誤り訂正能力tB1(すなわちn2・t1
+2t2=15×4+2×3=66)に近い場合、ある
いは、行方向のC2系列における階数値合計SR2がバ
ースト誤り訂正能力tB2(n1・t2+2t1=15×3
+2×4=53)に近い場合は、訂正が不能となる可能
性が大きいことになる。
【0025】たとえば、行方向のC1系列および列方向
のC2系列において、すべての単体符号語がワード誤り
訂正能力t1およびt2と等しくなるような大規模の誤り
が発生した場合、すなわち、図3に示す例において、C
1系列の階数値がすべてワード誤り訂正能力t1=4と
なる場合(すなわち、行方向の階数値合計SR1=15
×4=60の場合)、および、C2系列の階数値がすべ
てワード誤り訂正能力t2=3となる場合(すなわち、
列方向の階数値合計SR2=15×3=45の場合)が
階数値合計の最大値であり、バースト誤り訂正能力(C
1系列の場合のtB1=66、C2系列の場合のtB2=5
3)に極めて近く、多数の誤りが発生している場合を示
しており、誤りの訂正が不能の可能性が大きいものと判
断することができる。
【0026】なお、C1系列およびC2系列の階数値合
計がともに最大値であるSR1=60,SR2=45の
場合であっても、特殊な誤りパターンであれば、ワード
訂正能力の能力値上限のフル訂正(すなわち、行方向の
C1系列においてはt1=4、列方向のC2系列におい
てはt2=3)と消失訂正を併用することにより、訂正
を行うことができる場合も存在する。たとえば、図4に
示すように、積符号訂正ブロックデータのC1系列とC
2系列の両系列において、ワード訂正能力の限界一杯の
誤り個数(すなわち、行方向のC1系列においては4
個、列方向のC2系列においては3個)のバースト誤り
が分布している場合が考えられる。すなわち、図4にお
いては、第7行乃至第9行の3行について全列に及ぶバ
ースト誤りが発生すると同時に、第7列乃至第10列の
4列についても全行に及ぶバースト誤りが発生している
場合を示しており、ワード訂正能力のフル訂正と消失訂
正とを併用すれば、すべてのバースト誤りを訂正するこ
とができる。
【0027】しかしながら、通常はフル訂正機能を利用
すると、誤訂正を引き起こし易く、一旦誤訂正が生じる
と、次々に誤訂正を生み出すため、運用上はフル訂正機
能を使用しないこととしている。したがって、バースト
誤り訂正能力通りには誤りの訂正ができない場合が多
い。また、実際には、図4に示すごとき誤りの分布は特
殊な分布であり、行方向と列方向の両系列に同時にバー
スト誤りが発生することは極めて稀であり、かかるバー
スト誤りはほとんど発生しないので、行方向のC1系列
および列方向のC2系列のそれぞれの階数値合計SR1
およびSR2が同時にそれぞれの最大値に近い値となる
場合においては、多数のランダム誤りが生じているもの
と判断しても差し支えなく、一般には、誤り訂正が不能
と判断しても良い。さらには、ランダム誤り訂正能力が
バースト誤り訂正能力に比し、かなり小さくなることか
ら、C1系列およびC2系列のそれぞれの階数値合計S
R1およびSR2とが同時にそれぞれのバースト誤り訂
正能力の1/2乃至1/3程度の値以上となる場合に
は、誤りの訂正が不能と判断して、再読み出し動作を行
わしめても問題はない。
【0028】また、図5に示すごとく、積符号訂正ブロ
ックデータに規模が大きいバースト誤りとランダム誤り
とが混在している場合においては、行方向のC1系列と
列方向のC2系列のそれぞれの階数値合計SR1とSR
2との値に大きな差異が生じることになる。したがっ
て、逆に、C1系列とC2系列のそれぞれの階数値合計
SR1とSR2との値が極端に異なる場合においては、
バースト誤りが発生しているものと判断することができ
る。たとえば、図5の場合、第6行乃至第10行にわた
る5行においてバースト誤りが発生し、かつ、第2,
3,4,5,13および14行にもランダム誤りが発生
している場合を示しており、行方向のC1系列の階数値
合計SR1が29、ワード誤り訂正能力(t1=4)に
等しい階数値の符号語の数すなわち最大階数値語数W1
が6であり、一方、列方向のC2系列の階数値合計SR
2が45、ワード誤り訂正能力(t2=3)に等しい階
数値の符号語の数すなわち最大階数値語数W2が15で
ある。
【0029】したがって、行方向のC1系列と列方向の
C2系列のそれぞれの階数値合計SR1とSR2との比
をC1系列とC2系列の階数値の最大値(すなわち、C
1系列においてはt1=4、C2系列においてはt2
3)によって規格化して示すと、次のごとくになる。 (SR2/t2)/(SR1/t1)=(45/3)/
(29/4)≒2.06 すなわち、規格化されたC2系列の階数値合計(SR2
/t2)は、規格化されたC1系列の階数値合計(SR
1/t1)の約2倍も大きい値を示すこととなり、行方
向のC1系列にバースト誤りが存在していると判断する
ことができる。
【0030】さらに、かかるバースト誤りが存在してい
ると判断された行方向のC1系列において、ワード誤り
訂正能力に等しい階数値の符号語の数すなわち最大階数
値語数W1=6が、ワード誤り訂正能力t1=4を越え
ている場合には、誤り訂正能力を超えた幅のバースト誤
りが存在している可能性が高いことを示している。しか
しながら、一般に、該最大階数値語数W1には、ランダ
ム誤りが発生している行にある符号語(たとえば、図5
における第3行の符号語)も含まれているので、該ラン
ダム誤りの混在の要因も考慮して、誤り訂正不能の判断
を行うことが必要である。すなわち、前記最大階数値語
数W1が示す値が、ワード誤り訂正能力t1に1以上の
一定の係数を乗じた値以上となっている場合に、誤り訂
正が不能となる可能性が高いと判断することが望まし
い。
【0031】以上に述べたごとき誤り訂正不能となる可
能性が高いと判断される場合が生じた際には、無駄な誤
り訂正を実行させずに、直ちに、データ読み出し側(光
ディスクの場合においてはピックアップ側)に再読み出
しを実行させることとすれば、時間がかかる無駄な誤り
訂正処理を防止でき、読み出し処理の高速化を図ること
ができる。かかる誤り訂正不能条件をさらに一般化して
説明すると、以下の通りである。積符号訂正ブロックデ
ータが、行方向のC1系列がRS(n1,k1,d1)、
列方向のC2系列がRS(n2,k2,d2)から構成さ
れていて、それぞれの行、列毎における単体符号語のワ
ード誤り訂正能力をt1,t2、それぞれの行、列毎にお
ける階数値合計をSR1,SR2、および、それぞれの
行、列毎におけるワード誤り訂正能力(すなわちt1
2)と等しい階数値となる符号語の数すなわち最大階
数値語数をW1,W2とした場合、誤り訂正を実行させな
い誤り訂正不能条件は次の2つの場合となる。
【0032】すなわち、まず、第1の誤り訂正不能の場
合は、大規模なランダム誤りが発生し、行方向のC1系
列および列方向のC2系列のそれぞれの階数値合計SR
1およびSR2の値が同時にそれぞれのバースト誤り訂
正能力のあらかじめ定められた一定比率(1/h;hは
1以上の定数)以上に大きくなり、それぞれのバースト
誤り訂正能力に近づいた場合である。なお、一般的に、
DVDの積符号訂正ブロックデータにおいても明らかな
ごとく、行方向、列方向の符号長n1,n2は符号語間最
小距離d1,d2に比し、1桁以上大きい数値となるの
で、行方向、列方向それぞれのバースト誤り訂正能力の
一定比率(1/h)を判定させる計算式としては、次式
で近似させても問題はない。 (n2・t1+2t2)/h≒n2・t1/h, (n1・t2+2t1)/h≒n1・t2/h したがって、大規模なランダム誤りが発生し、誤り訂正
の実行が不能と判断される場合の誤り訂正不能条件を数
式で表現すると、次に掲げる式 SR1≧n2・t1/h、かつ、SR2≧n1・t2/h (1) を同時に満たす場合となる。
【0033】次に、第2の誤り訂正不能の場合は、行方
向のC1系列または列方向のC2系列のいずれか一方の
方向にバースト誤りが発生している場合であり、C1系
列とC2系列の各階数値の規格化された階数値合計の
比、すなわち、(SR1/t1)と(SR2/t2)との
比が、あらかじめ定められた値(i倍;iは1以上の定
数)以上に大きくなっている場合である。さらに、かか
る場合において、バースト誤りの発生方向の行方向また
は列方向の階数値合計SR1またはSR2が、該方向の
バースト誤り訂正能力の近似値(すなわちn2・t1また
はn1・t2)に対してあらかじめ定められた一定比率
(1/h)以上に大きくなり、バースト誤り訂正が不能
となる可能性が極めて高い場合であり、さらには、ラン
ダム誤りの混在も考慮して、該系列におけるワード誤り
訂正能力(t1またはt2)と等しい階数値となる符号語
の数すなわち最大階数値語数W1またはW2が、該系列
におけるワード誤り訂正能力(t1またはt2)に対して
あらかじめ定められた一定値(j倍;jは1以上の定
数)を乗じた値以上となる場合は、誤り訂正不能の可能
性が高いとして誤り訂正の実行をさせない。すなわち、
バースト誤り発生時における誤り訂正不能条件を数式で
表現すると、次の2つの場合のいずれかが成立する場合
である。すなわち、まず、列方向にバースト誤りが発生
している場合の誤り訂正不能条件としては、 SR1≧n2・t1/h、かつ、(SR1/t1)/(SR2/t2)≧i、かつ、 W2≧j・t2 (2) を同時に満たす場合である。また、行方向にバースト誤
りが発生している場合の誤り訂正不能条件としては、 SR2≧n1・t2/h、かつ、(SR2/t2)/(SR1/t1)≧i、かつ、 W1≧j・t1 (3) を同時に満たす場合である。
【0034】ここで、式(1)、(2)および(3)に
示すあらかじめ定められた比率および倍率h,i,jは
1以上の任意の数値を用いることができる。しかし、バ
ースト誤り訂正能力の近似値との関係を規定する定数h
については、h=1の場合に誤り訂正が可能となる場合
は、図4に示すごとき特殊な誤り分布の場合に限られて
おり、多くの場合、誤り訂正は不能である。したがっ
て、前述のごとく、一般的には、バースト誤り訂正能力
の1/2乃至1/3以上となれば、誤り訂正が不能と判
断することができる。すなわち、hの範囲は 1≦h≦3 とすることが望ましい。
【0035】また、ランダム誤りとバースト誤りとの混
在のマージンを考慮するパラメータであるjの値につい
ても、ワード誤り訂正能力の3倍程度までの値を考慮す
れば充分であり、最大階数値語数W1またはW2が、ワ
ード誤り訂正能力t1またはt2の3倍にも及んだ場合は
当然誤り訂正が不能と判断してもよい。すなわち、jの
範囲も 1≦j≦3 とすることが望ましい。
【0036】また、バースト誤りの存在を判断する基準
を示すパラメータであるiの値については、上記の図5
に示す例においては「2.06」と2程度になっている
が、実際に使用される積符号訂正ブロックデータの場
合、行方向、列方向とも単体符号語の符号長は図5の場
合の符号長よりも1桁程度大きい値のものであり、行方
向または列方向の規格化された階数値合計(SR1/t
1)または(SR2/t2)の比率は、バースト誤りが存
在する場合には、2よりもさらに大きな値を示すもので
あり、iを5以上と設定しても、バースト誤りの存在を
正しく判定できる。しかし、iの値をあまり大きな値と
すると、ランダム誤りの割合が多くなっている場合にお
いて、バースト誤りの存在を検出することができなくな
る。したがって、iの範囲は 5≦i≦10 とすることが望ましい。
【0037】なお、前述したh,i,jの最適値は積符
号訂正ブロックデータの構成や誤りの発生状態によって
異なるので、前記設定範囲内において適宜設定すれば、
無駄な誤り訂正処理を行うことなく、効率の良い誤り訂
正が実現できる。
【0038】次に、以上に説明した誤り訂正動作を実現
するための具体的な誤り訂正装置の構成の一実施例を示
す。図1は本発明にかかる誤り訂正装置における単体符
号語訂正を行なう部位を主に示す機能ブロックの一例を
示すものであり、積符号訂正ブロックデータを構成する
各符号語のシンドロームから各行列(行方向のC1系列
および列方向のC2系列)の符号語の階数値(Ran
k)を計算し、行および列毎の該階数値合計(SR)と
最大階数値語数(W)とを求める機能ブロックを付加し
た誤り訂正装置10の構成を示している。
【0039】ここに、11はシンドローム計算回路(c
alSynd)であり、受信語Y(x)からシンドロー
ムを計算し、シンドローム多項式S(x)を得るもので
ある。12は行列階数値記憶回路(regRank)で
あり、符号語階数値計算回路12aと階数値計数回路1
2bとからなる。符号語階数値計算回路12aは前記シ
ンドローム多項式S(x)の係数を成分とする行列から
各行列内の誤り個数を推定する階数値(行方向の階数値
Rank1,列方向の階数値Rank2)を計算し、階
数値記憶レジスタに記憶するものであり、階数値計数回
路12bは行方向のC1系列の前記階数値(Rank
1)の合計値すなわち階数値合計(SR1)とワード誤
り訂正能力(t1)と等しい階数値となっている符号語
の数すなわち最大階数値語数(W1)を計算するととも
に、列方向のC2系列の前記階数値(Rank2)の合
計値すなわち階数値合計(SR2)とワード誤り訂正能
力(t2)と等しい階数値となっている符号語の数すな
わち最大階数値語数(W2)を計算して、各計算結果
を、それぞれ、各行列対応の階数値合計記憶レジスタと
最大階数値語数記憶レジスタとに記憶するものである。
【0040】なお、上記の各記憶手段であるレジスタは
実際の誤り訂正実行の前に必要とするものであり、誤り
訂正実行時において必要となる消失位置フラグflag
を記憶する手段と共通に用いてもかまわない。13は消
失位置多項式計算回路(calLam)であり、消失位
置を示すフラグflagを基に消失位置多項式λ(x)
を求めるものである。14は修正シンドローム多項式計
算回路(MulSL)であり、シンドローム多項式S
(x)と消失位置多項式λ(x)との乗算を実行し、修
正シンドローム多項式MS(x)を求めるものである。
【0041】また、15はユークリッドアルゴリズム演
算回路(exeEuclid)であり、修正シンドロー
ム多項式MS(x)を基にユークリッドアルゴリズムを
実行し、誤り位置多項式σ(x)と誤りパターン多項式
ψ(x)を求めるものである。16はチェンサーチ回路
(ChainSearch)であり、誤り位置多項式σ
(x)に対してチェンサーチ処理を実行し、誤り位置を
求めるものである。17は誤りパターン計算回路(ca
lEP)であり、誤り位置多項式σ(x)と誤りパター
ン多項式ψ(x)とから誤りパターン(ErrW/Er
rE)を計算するものである。18は誤り訂正実行回路
であり、受信語Y(x)と誤りパターン(ErrW/E
rrE)とを加算し、訂正語C(x)を求めるものであ
る。
【0042】以下に、図1に示す誤り訂正装置の動作に
ついて詳細に説明する。まず、入力データとして積符号
訂正ブロック化が施された受信語Y(x)、たとえば、
DVDからの再生データが図示されていないデータメモ
リに順次格納されると同時にシンドローム計算回路11
に入力されてくる。ここで、誤り訂正処理の実行に先立
って、誤り訂正の可能性を判断するために、シンドロー
ム計算回路11は、受信語Y(x)からシンドロームを
計算して得られたシンドローム多項式S(x)を行列階
数値記憶回路12に供給する。行列階数値記憶回路12
は符号語階数値計算回路12aを起動してシンドローム
多項式S(x)に逐次ガロア体四則演算処理を施すこと
により、各行列(C1系列、C2系列)の符号語毎の階
数値(Rank1,2)を計算して、該階数値(Ran
k1,2)を記憶させた後、階数値計数回路12bを起
動して、該階数値(Rank1,2)の行方向(C1系
列)および列方向(C2系列)についての階数値合計
(SR1,2)を計算させ、さらに、各階数値(Ran
k1,2)がワード誤り訂正能力(t1,t2)と等しい
符号語の数すなわち最大階数値語数(W1,W2)を計
数させて記憶させる。
【0043】行列階数値記憶回路12に記憶された行列
対応の階数値合計(SR1,2)および最大階数値語数
(W1,W2)に基づいて、前述したごとき誤り訂正不
能の可能性が極めて高い誤り訂正不能条件を満たすか否
かの判定処理を行い、該誤り訂正不能条件を満たす場合
は、訂正不能な大規模なランダム誤りが発生しているか
あるいは訂正不能な程度のバースト誤りが発生している
かのいずれかであると判断して、以降の誤り訂正動作を
打ち切り、再度該受信語Y(x)の読み取り動作を行わ
せる。一方、誤り訂正不能条件を満たしていない場合
は、誤り訂正が可能と判断して以降の誤り訂正動作を実
行させる。誤り訂正動作においては、通常、同一積符号
訂正ブロックデータに対して、行方向のC1系列と列方
向のC2系列との誤り訂正を繰り返すことにより、ワー
ド訂正と消失訂正とを施し、誤りを完全に訂正させる。
【0044】まず、行列階数値記憶回路12に記憶され
た行方向と列方向の階数値合計SR1とSR2とを比較
し、該階数値合計の多い方向の系列から符号語を順次前
記データメモリから読み出し、シンドローム計算回路1
1でシンドローム多項式S(x)を計算して修正シンド
ローム多項式計算回路14に入力する。修正シンドロー
ム多項式計算回路14は、第1回目の方向の系列に対す
るシンドローム多項式の場合は何もせず修正シンドロー
ム多項式MS(x)としてそのまま出力するが、第2回
目の第1回目と異なる方向の系列に対するシンドローム
多項式の入力の場合には、後述する消失位置多項式計算
回路13からの消失位置多項式λ(x)に基づいて、シ
ンドローム多項式S(x)から消失位置情報を除去した
修正シンドローム多項式MS(x)を算出し、ユークリ
ッドアルゴリズム演算回路15に出力する。ユークリッ
ドアルゴリズム演算回路15はユークリッド互除法など
のアルゴリズムを用いて修正シンドローム多項式MS
(x)から誤り位置多項式λ(x)と誤りパターン多項
式ψ(x)とを求めて、チェンサーチ回路16及び誤り
パターン計算回路17に供給する。
【0045】チェンサーチ回路は誤り位置多項式λ
(x)に対してチェンサーチ処理を実行し、誤り位置E
W_Posを求めて、誤りパターン計算回路17に出力
する。一方、誤りパターン計算回路17は誤り位置多項
式λ(x)、誤りパターン多項式ψ(x)、誤り位置E
W_Pos、および、後述する消失位置多項式回路13
からの消失位置EE_Posに基づいて誤りパターンE
rrW(誤り位置EW_Posに対応する誤りパター
ン)およびErrE(消失位置EE_Posに対応する
誤りパターン)とを計算して求め、誤り訂正実行回路1
8に供給する。
【0046】誤り訂正実行回路18は受信語Y(x)を
格納している前記データメモリから受信語Y(x)を読
み出し、誤りパターンErrW/ErrEとの演算処理
を行うことにより、訂正語C(x)を求める。訂正語C
(x)は前記データメモリに上書き格納される。C1系
列およびC2系列の両方向に関して、シンドローム値の
再計算を実施し、すべてのシンドローム値がゼロになっ
た時点で、該積符号訂正ブロックの訂正が完了したと判
断される。前記データメモリに記憶されているデータは
C1系列(内符号)方向に読み出されて外部に出力され
る。
【0047】なお、第1回目の方向の系列に対する誤り
訂正実行処理において、誤り位置に矛盾が生じていた
り、誤り位置多項式λ(x)の次数と誤り数とに矛盾が
生じている場合など訂正不能の状態が発生している場
合、誤り訂正実行回路18では誤り訂正がなされず、第
2回目の異なる方向の系列における符号語内の消失位置
を示すフラグflagとして誤り訂正実行回路18から
出力される。該フラグflagは消失位置多項式計算回
路13に供給され、記憶される。消失位置多項式計算回
路13ではフラグflagの情報から得られる第2回目
の異なる方向の系列の符号語内の消失位置情報に基づい
て消失位置多項式λ(x)を生成し、修正シンドローム
計算回路14に供給する。さらに、消失位置情報EE_
Posを誤りパターン計算回路17に供給する。
【0048】また、万が一、第2回目の異なる方向の系
列に対する誤り訂正において、誤り位置に矛盾が生じて
いたり、誤り位置多項式λ(x)の次数と誤り数とに矛
盾が生じている場合には、訂正不能と判断され、誤り訂
正実行回路18では誤り訂正が実行されずに、受信語Y
(x)の再読み出し動作に移行する。
【0049】上述のごとき誤り訂正装置をデジタルデー
タ受信再生システムに適用した場合の一実施例を図8に
示す。図8は、デジタル受信再生システム20の構成を
示す機能ブロック図であり、受信データの誤り制御を司
る部位を中心に記述したものである。ここに、デジタル
データ受信再生システムは、積符号訂正ブロック化され
たデジタルデータ信号を受信し、再生させるものであ
り、たとえば、伝送回路を経由して受信されるデジタル
信号を抽出再生させる機能を実現したり、あるいは、光
ディスクなどの記録媒体に記憶されているデータを読み
出し再生させる機能を実現させるものである。
【0050】図8において、21は他の装置と接続回線
26を介して接続データの受信を制御するための受信制
御部を示し、22は受信したデータを一時的に記憶させ
るデータメモリを示す。また、23は受信したデータを
処理するデータ処理部25との間でデータメモリ22に
記憶させた受信データの転送を制御するための入出力制
御部である。10は受信したデータの誤りをチェック
し、誤りがあれば誤りの訂正を実行する誤り訂正部であ
り、図1で記載した誤り訂正装置と同じ動作を行うもの
である。24は上述の各回路部位の動作を制御するため
の共通制御部である。
【0051】次に、図8のデジタルデータ受信再生シス
テムの動作について説明する。接続回線26を介して受
信される積符号化訂正ブロック形式の受信データは共通
制御部24の制御にしたがって、受信制御部21におい
て、再生増幅処理され、復号化されるとともに、並列信
号に変換されて、データメモリ22に逐次蓄積されてい
く。さらに、共通制御部24の制御を受けて、誤り訂正
部10は受信された積符号化訂正ブロック形式の受信デ
ータを行方向であるC1系列(内符号)方向に逐次受け
取り、各符号語のシンドローム値を計算し、階数値Ra
nk1を算出していく。さらに、列方向であるC2系列
(外符号)方向に符号語をデータメモリ22から読み出
し、C2系列(外符号)に関する各符号語のシンドロー
ム値も計算し、各符号語の階数値Rank2を算出す
る。
【0052】該階数値を基に、行および列毎の前記階数
値合計SR1およびSR2、および、前記最大階数値語
数W1およびW2とを算出して、前述の誤り訂正不能条
件との照合を行い、誤り訂正不能と判断されれば、その
旨を共通制御部24に通知する。共通制御部24は、該
通知に基づき、受信制御部21に対し、相手側にデータ
の再送または再度読み出しの要求を出すように指示する
とともに、データメモリ22を次の受信データを蓄積で
きるように開放させる。
【0053】一方、誤り訂正が可能と判断された場合、
誤り訂正部10は行列毎の前記階数値合計SR1,SR
2の大きい値を示している方向の系列から順次符号語を
データメモリ22から読み出し、誤り訂正処理を実行さ
せる。該方向の系列のワード誤り訂正結果は逐次データ
メモリ22に上書き保存されていくが、ワード誤り訂正
が不能の場合は消失位置フラグを記憶させ、当該符号語
の訂正は行わない。
【0054】該方向の系列のすべての符号語の誤りの訂
正が終了した場合、誤り訂正部10は異なるもう一方の
方向の系列からの符号語を順次データメモリ22から読
み出し、ワード誤り訂正処理および前記消失位置フラグ
を用いた消失訂正処理を実行させる。誤り訂正結果は逐
次データメモリ22に上書き保存されていくが、もしも
誤り訂正が不能の場合は、該符号語の誤り訂正を行わな
い。すべての誤り訂正が終了すると、誤り訂正部10は
共通制御部24に対し、すべての誤りを訂正して終了し
たか、誤り不能で終了したかを通知する。
【0055】誤り訂正がすべての符号語に対し、無事完
了した場合は、共通制御部24は受信制御部21に対
し、相手側に受信完了の旨の通知を出すように指示し、
次のデータの受信の準備をさせると同時に、入出力制御
部23に対し、データメモリ22に蓄積されている受信
データを順次読み出すことを指示する。入出力制御部2
3は、データメモリ22から行方向であるC1系列の方
向に順次符号語を読み出し、データ処理部25に転送す
る。
【0056】
【発明の効果】(請求項1)および(請求項4)に記載
の発明に対する効果 積符号訂正ブロックデータにおける行方向のC1系列、
列方向のC2系列のそれぞれの階数値、階数値合計およ
び最大階数値語数を計算し、格納する行列階数値記憶手
段を備えることにより、無駄な誤り訂正処理を行うこと
なく、効率の良い誤り訂正装置を実現することができ
る。
【0057】(請求項2)に記載の発明に対する効果 C1系列、C2系列それぞれの階数値を計算した結果を
基に、誤り訂正不能になる場合を誤り訂正処理実行前に
判断し、訂正処理を実行することなしに受信語の再読み
込みを要求することができるので、無駄な誤り訂正処理
を省略でき、高速な誤り訂正装置を実現できる。
【0058】(請求項3)に記載の発明に対する効果 C1系列、C2系列それぞれの階数値を計算した結果を
基に、あらかじめ定められた訂正不能判定条件を積符号
訂正ブロックデータの構成に関連する一般的な数式で規
定しているので、如何なる構成の積符号訂正ブロックデ
ータの場合においても訂正不能な誤りを事前に検知し
て、無駄な誤り訂正処理の実行を防ぐことが可能とな
る。
【0059】(請求項5)に記載の発明に対する効果 C1系列、C2系列それぞれの階数値の計算結果に基づ
いて誤り訂正処理の実行を制御する誤り訂正装置を有す
るデジタルデータ受信再生システムを構成することによ
り、信頼性が高く、かつ、高速処理が可能なシステムと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる誤り訂正装置における単体符
号語訂正を行なう部位を主に示す機能ブロックの一例を
示す図である。
【図2】 本発明にかかる誤り訂正装置の動作を説明す
るための積符号訂正ブロックデータの構成の一例を示す
図である。
【図3】 本発明にかかる誤り訂正装置の動作を説明す
るための積符号訂正ブロックデータの誤りシンボルの分
布状態の一例を示す図である。
【図4】 積符号訂正ブロックデータにおけるバースト
誤りの特殊な発生分布の一例を示す図である。
【図5】 積符号訂正ブロックデータにバースト誤りと
ランダム誤りとが混在して発生している一例を示す図で
ある。
【図6】 DVDの積符号訂正ブロックデータの構造を
示す図である。
【図7】 積符号訂正ブロックデータの行列の符号語毎
の階数値の一例を説明するための図である。
【図8】 本発明にかかる誤り訂正装置を適用したデジ
タル受信再生システムの一実施例を示す機能ブロック図
である。
【符号の説明】
10…誤り訂正装置、11…シンドローム計算回路、1
2…行列階数値記憶回路、12a…符号語階数値計算回
路、12b…階数値計数回路、13…消失位置多項式計
算回路、14…修正シンドローム多項式計算回路、15
…ユークリッドアルゴリズム演算回路、16…チェンサ
ーチ回路、17…誤りパターン計算回路、18…誤り訂
正実行回路、20…デジタルデータ受信再生システム、
21…受信制御部、22…データメモリ、23…入出力
制御部、24…共通制御部、25…データ処理部、26
…接続回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572C H03M 13/15 H03M 13/15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行と列との2つの方向の誤り訂正符号が
    付加された符号語の行列からなる積符号訂正ブロックデ
    ータに関し、前記符号語毎のシンドローム値から算出さ
    れる前記符号語毎の階数値を記憶させる符号語階数値計
    算手段を有する誤り訂正装置において、前記階数値の総
    和を前記行列毎に階数値合計として加算して記憶させる
    階数値合計手段と前記符号語毎のワード訂正能力と等し
    い前記階数値となる前記符号語の数を前記行列毎に最大
    階数値語数として計数して記憶させる最大階数値語数計
    数手段とを有することにより、誤り訂正の実行を制御さ
    せることを特徴とする誤り訂正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の誤り訂正装置におい
    て、前記階数値合計または前記最大階数値語数が、あら
    かじめ定められた誤り訂正不能条件を満たす場合、誤り
    訂正を実行させないことを特徴とする誤り訂正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の誤り訂正装置におい
    て、前記積符号訂正ブロックデータが符号長n1の行と
    符号長n2の列とからなるリードソロモン積符号系列で
    構成されていて、各行および列毎の符号語の前記ワード
    訂正能力をそれぞれt1およびt2、各行および列毎の前
    記階数値合計をそれぞれSR1およびSR2、また、各
    行および列毎の前記最大階数値語数をそれぞれW1およ
    びW2とした場合に、前記誤り訂正不能条件が以下のい
    ずれかであることを特徴とする誤り訂正装置。 a)SR1≧n2・t1/hとSR2≧n1・t2/hとを
    同時に満たす場合 b)SR1≧n2・t1/hと(SR1/t1)/(SR
    2/t2)≧iとW2≧j・t2とを同時に満たす場合 c)SR2≧n1・t2/hと(SR2/t2)/(SR
    1/t1)≧iとW1≧j・t1とを同時に満たす場合 ただし、h,i,jは1≦h≦3,5≦i≦10,1≦
    j≦3を満たす定数である。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の誤り
    訂正装置が、入力された前記符号語からシンドローム多
    項式を算出するシンドローム計算手段と、前記シンドロ
    ーム多項式から前記符号語毎の前記階数値を計算して記
    憶させる符号語階数値計算手段と、前記階数値合計手段
    と、前記最大階数値語数計数手段と、消失位置フラグ情
    報に基づいて消失位置多項式を生成する消失位置多項式
    計算手段と、前記シンドローム多項式と前記消失位置多
    項式とから消失位置情報を除去した修正シンドローム多
    項式を算出する修正シンドローム多項式計算手段と、前
    記修正シンドローム多項式を基にユークリッドアルゴリ
    ズムを施し、誤り位置多項式と誤りパターン多項式とを
    求めるユークリッドアルゴリズム演算手段と、前記誤り
    位置多項式に対してチェンサーチを実行して誤り位置を
    求めるチェンサーチ手段と、前記誤り位置多項式と前記
    誤りパターン多項式とから誤りパターンを算出する誤り
    パターン計算手段と、入力された前記符号語と前記誤り
    パターンとを演算して訂正語を生成する誤り訂正実行手
    段とを有することを特徴とする誤り訂正装置。
  5. 【請求項5】 デジタルデータを受信して再生させるデ
    ジタルデータ受信再生システムにおいて、請求項1乃至
    3のいずれかに記載の誤り訂正装置を有することを特徴
    とするデジタルデータ受信再生システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205297A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Fujitsu Ltd 誤り訂正装置及び誤り訂正方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012205297A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Fujitsu Ltd 誤り訂正装置及び誤り訂正方法
US8839070B2 (en) 2011-03-28 2014-09-16 Fujitsu Limited Error correction apparatus and error correction method

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