JP2002042939A - フレキシブル基板用コネクタ - Google Patents

フレキシブル基板用コネクタ

Info

Publication number
JP2002042939A
JP2002042939A JP2000229564A JP2000229564A JP2002042939A JP 2002042939 A JP2002042939 A JP 2002042939A JP 2000229564 A JP2000229564 A JP 2000229564A JP 2000229564 A JP2000229564 A JP 2000229564A JP 2002042939 A JP2002042939 A JP 2002042939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid member
connector
pair
housing
elastic piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000229564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3472532B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yamane
浩 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2000229564A priority Critical patent/JP3472532B2/ja
Publication of JP2002042939A publication Critical patent/JP2002042939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3472532B2 publication Critical patent/JP3472532B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】FPC等のフレキシブル基板を接続するコネク
タにおいて、FPC等に対する確実な導通を得る。低背
化を達成する。 【解決手段】蓋部材7の閉じ状態で、蓋部材7の第1の
端縁の加圧部48が、第2の接触子23の弾性片部35
上に配置されたFPC2と固定片部33との間に挟持さ
れる。加圧部48がFPC2を弾性片部35側へ加圧す
る。加圧部48が固定片部35の係合凹部62に当接す
る状態で、固定片部35のストッパ61は、加圧部48
が固定片部33の延びる方向へ逃げるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFPCと称される平
形柔軟ケーブルやPCBを接続するために用いるフレキ
シブル基板用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種のコネクタとして、上方に開放する開口部を有す
る合成樹脂製のハウジングと、このハウジングの開口部
に臨むように配列される固定片部及び弾性片部を上下に
対向させる複数のフォーク状接触子と、上記ハウジング
の開口部を回動により開閉する合成樹脂製の蓋部材とを
備えるものがある。上記蓋部材の一端縁に、接触子のフ
レキシブル基板に対する接触圧力を高くするために加圧
部を設けるものがある。加圧部は、蓋部材が閉じられた
状態で弾性片部上に配置されたフレキシブル基板と固定
片部との間に挟持され、フレキシブル基板を弾性片部に
加圧する。この場合、加圧部が弾性片部からフレキシブ
ル基板を介して受ける反発荷重を金属部材からなる接触
子の固定片部によって支えることができるので、低背化
のために蓋部材を薄肉化しても、蓋部材の撓みを防止し
易い。
【0003】ところが、近年、携帯電話やDVD等の用
途でコネクタの高さを例えば1mm以下とするようなさ
らなる低背化が要求されている。低背化のために蓋部材
の厚みをさらに薄くすると、蓋部材を閉じたときに、加
圧部がフォーク状接触子の間からその開放側へ逃げるよ
うにして撓む傾向にある。その結果、加圧部がフレキシ
ブル基板を弾性片部に押圧する力が弱くなり、導通不良
を起こすおそれがある。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、低背化を達成でき、しかも蓋部材の撓みを防止し
てフレキシブル基板に対する確実な導通を達成できるフ
レキシブル基板用コネクタを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するため、請求項1記載の発明は、開口部を有す
る合成樹脂製のハウジングと、上記開口部に臨むように
配列され、且つそれぞれ相対向する固定片部と弾性片部
を有する複数のフォーク状接触子と、所定の回動軸線の
回りに回動して上記開口部を開閉する合成樹脂製の蓋部
材とを備えるフレキシブル基板用コネクタにおいて、上
記所定の回動軸線に近接する蓋部材の一端縁に設けら
れ、上記蓋部材が閉じられた状態で、弾性片部に接する
フレキシブル基板と固定片部との間に挟持され且つフレ
キシブル基板を弾性片部に加圧する加圧部をさらに備
え、固定片部は蓋部材が閉じられた状態で加圧部が固定
片部の延びる方向に逃げるのを防止するストッパを含む
ことを特徴とするものである。
【0006】本態様では、蓋部材を閉じるときに加圧部
を固定片部に位置決めして加圧部の逃げを防止し、蓋部
材の撓みを防止することができる。したがって、低背化
のために蓋部材の肉厚が薄くなって蓋部材の変形強度が
低くなった場合にも、加圧部によりフレキシブル基板を
弾性片部に確実に強く押圧して、フレキシブル基板に対
する確実な導通を達成できる。請求項2記載の発明は、
請求項1において、上記蓋部材の左右の側部に設けられ
上記所定の回動軸線に沿う一対の回動支軸と、ハウジン
グ又はハウジングに保持される部材に設けられ上記一対
の回動支軸をそれぞれ支持する一対の回動支持部とを備
えることを特徴とするものである。この場合、蓋部材の
左右の側部を支持するのと、ストッパによる加圧部の逃
げ防止とが相まって、蓋部材の撓みをより確実に防止し
て、確実な導通を達成できる。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、上記ハウジングの左右の側部に固定される一対の金
属製の補強板を備え、各回動支持部は対応する補強板に
それぞれ設けられることを特徴とするものである。この
場合、金属部材同士の係合で蓋部材の側部を支持するの
で、加圧部の逃げをより確実に防止して、高い接触圧力
を確保することができる。請求項4記載の発明は、請求
項1,2又は3において、上記蓋部材の成形時に一部が
埋め込まれた金属製のワイヤをさらに備え、ワイヤの一
対の対向端部に上記一対の回動支軸がそれぞれ設けられ
ることを特徴とするものである。この場合、ワイヤによ
り蓋部材の変形強度を向上させることができるので、加
圧部の逃げをより確実に防止して、高い接触圧力を得る
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を添付
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施形態
のフレキシブル基板用コネクタ及びFPCの分解斜視図
である。図2は蓋部材を開放した状態のフレキシブル基
板用コネクタの平面図である。図1及び図2を参照し
て、本発明の一実施形態のフレキシブル基板用コネクタ
1(以下では、単にコネクタ1ともいう)は前方からフ
レキシブル基板2(以下では、単にFPC2ともいう)
が挿抜される挿抜空間3を区画する合成樹脂製のハウジ
ング4を備えている。このハウジング4の前半分は、ハ
ウジング4の上板部5の開口部6を介して上方に向け開
放しており、回動することにより上記開口部6を開閉す
ることのできる合成樹脂成形品からなる蓋部材7が設け
られている。
【0009】51は蓋部材7に埋設された第1の補強部
材としての金属製のワイヤであり、ワイヤ51の両端部
には一対の第1の係合部としての係止突起Cが設けられ
ている。各係止突起Cは、ハウジング4に固定される第
2の補強部材としての金属板からなる対応する補強タブ
10の第2の係合部としてのロック溝50に係止され
て、蓋部材7の閉じ状態をロックする。ワイヤ51の係
止突起Cとロック溝50とでロック機構が構成される。
【0010】45は蓋部材7に埋設された第3の補強部
材としての金属製のワイヤである。ワイヤ45の両端部
には一対の回動支軸Aが設けられている。53,54は
それぞれ対応するワイヤ45,51の中間部47,52
の一部55,59を蓋部材7の外部に露出させるために
蓋部材7に設けられた開口である。ハウジング4の対向
する側板部8,9は、挿抜空間3の両側部を区画してい
る。側板部8,9の前端面には、一対の固定孔11が開
口している。(図1では示されていないが、図2及び図
2のIII −III 線に沿う断面図である図3を参照。)各
固定孔11は蓋部材7の両側方へ突出する一対の回動支
軸Aをそれぞれ支持するための補強タブ10を前側から
収容して固定するものである。
【0011】図3を参照して、補強タブ10は、主体部
12と、回動支軸Aを支持する回動支持部14と、基板
表面に半田付けされる鉤形状の固定部15とを有してい
る。主体部12は、固定孔11内に前側から挿入されて
係止突起を介して固定される。回動支持部14は、主体
部12の前端から上方へ延設される延設片13により区
画される凹溝からなり、対応する回動支軸Aを回動自在
に支持する。固定部15は、主体部12の前端から下方
に延設されている。
【0012】また、主体部12の前部には係止突起Cと
係合して蓋部材7の閉じ状態をロックする上記したロッ
ク溝50が形成されている。回動支持部14としての凹
溝に導入された回動支軸Aに、ハウジング4の当接部6
0を当接させることによって、回動支軸Aを凹溝内に保
持している。再び図1及び図2を参照して、側板部8,
9には前方へ延びる延設部17,18が形成されてい
る。各延設部17,18は、側板部8,9よりも肉薄で
あり、近接する固定孔11よりも外側方に位置して開口
部6の両側部まで延びている。19,20はハウジング
4の下板部16の前部の両側縁から立ち上がる案内壁で
あり、各案内壁19,20は、蓋部材7の閉じ状態で、
蓋部材7の側縁に形成された対応する凹溝21内に導入
され、蓋部材7を左右方向の移動を規制する。
【0013】また、ハウジング4の挿抜空間3には、各
複数のフォーク状の第1及び第2の接触子22,23が
互い違いの横並びの2列に配列されている。図1、図2
及び図2のIV−IV線に沿う断面図である図4を参照し
て、第1の接触子22は金属部材からなりハウジング4
の挿抜空間3に前側から挿入されて固定されている。図
4を参照して、第1の接触子22は、ハウジング4の下
板部16の上面に形成された収容溝24に前側から収容
される固定片部25と、挿抜空間3の後半部において固
定片部25の上方に配置される弾性片部26とを備えて
いる。
【0014】固定片部25と弾性片部26との連結部分
からは、係止突起を有する係止片27が後方へ延びてい
る。この係止片27は、ハウジング4の固定孔28内に
挿入されて固定される。また、固定片部25の前端には
逆T字形形状をなすリード部29が設けられている。リ
ード部29は、本コネクタ4が実装される基板表面に半
田付けされると共に、ハウジング4の下板部16の前縁
に係止して固定片部25の浮き上がりを防止する。3
0,31は固定片部25及び弾性片部26に互いに対向
するように形成された山形突起であり、挿入されたFP
C2をこれら山形突起30,31間に挟持してFPC2
に対する接触圧力を確保する。
【0015】図1、図2及び図2のV−V線に沿う断面
図である図5を参照して、第2の接触子23は金属部材
からなり、ハウジング4の挿脱空間3に後側から挿入さ
れて固定されている。図5を参照して、第2の接触子2
3は、係止突起付きの固定片部33と、固定片部33の
下方に位置する弾性片部35と、主体部36と、リード
部37とを備えている。固定片部33は、ハウジング4
の上部の固定孔32に後側から挿入されて固定される。
弾性片部35は、ハウジング4の下板部16の上面に形
成された収容溝34に後側から収容される。主体部36
は固定片部33と弾性片部35の後端部を連結する。リ
ード部37は、主体部36から後ろ斜め下方へ延びて基
板表面に半田付けされる。
【0016】固定片部33及び弾性片部35のそれぞれ
の前端38,39はハウジング4の前後方向の中間部ま
で延びている。固定片部33の前端38は図5に示す蓋
部材7の閉じ状態で蓋部材7に形成された透孔40内に
侵入する。また、上記前端38は、図6及び図9に示す
ような蓋部材7の閉じ状態で、蓋部材7の一端縁に設け
られた開放部分Bを介して外部上方へ臨むようになって
いる。このように蓋部材7が閉じられた状態で開放部分
Bを介して、導通検査プローブを第2の接触子23の固
定片部33の前端38に接触させることにより、容易に
導通検査が行える。
【0017】弾性片部35の前端39にはFPC2に対
する接触圧力を確保するための上向きの山形突起41が
形成されている。また、固定片部33の前端38の最前
部には、弾性片部35側へ突出する突起からなるストッ
パが61が形成され、このストッパ61に隣接して係合
凹部62が形成されている。係合凹部62は弾性片部の
山形突起41に対向して設けられている。図1、及び蓋
部材の平面図である図7を参照して、蓋部材7は略矩形
の板状をしており、相対向する第1及び第2の端縁4
2,43を有している。第1の端縁42の相対向する左
右の側部44,44からは上記した一対の回動支軸Aが
それぞれ突出している。
【0018】これら一対の回動支軸Aは蓋部材7の成形
時に埋設された金属製のワイヤ45の露出する対向端部
46,46により構成されている。上記ワイヤ45の中
間部47は、略チャンネル形形状をなし、第1の端縁4
2および回動軸線56から所定距離離されて平行に延び
る部分を含む。ワイヤ45全体としてクランク形形状を
なしている。蓋部材7の第1の端縁42には、図5に示
すように第2の接触子23の前端38を出入りさせるた
めの複数の透孔40が横並びに配置されている。図7に
おいて透孔40よりも第1の端縁42側にある部分が加
圧部48を構成している。
【0019】加圧部48は蓋部材7を閉じ位置に変位さ
せる際、図9に示すように、第2の接触子23の弾性片
部35上に配置されたFPC2と固定片部33との間に
挟持された状態で、FPC2を弾性片部35に加圧する
ものである。加圧部48は図10に示す蓋部材7の閉じ
状態で弾性片部35の山形突起41に対向する加圧面6
3を有している。また、蓋部材7の閉じ状態で、加圧面
63の背面64が第2の接触子23の固定片部33の係
合凹部62に当接することにより、弾性片部35からF
PC2を介して加圧部48に与えられる弾性反発力を固
定片部33に受けさせるようにしている。
【0020】加圧部48は略矩形をなす断面を持ってお
り、その一辺である加圧面63は蓋部材7の閉じ状態で
弾性片部35の山形突起41に対向する部分であり、こ
の加圧面63に隣接する一辺である蓋部材7の端面65
は蓋部材7の開放状態で弾性片部35の山形突起41に
対向する部分である。閉鎖時対向部としての加圧面48
と開放時対向部としての端面65との間の角部にはR状
の面取り部66が形成されている。蓋部材7を閉じる際
に、山形突起41に対向する部位が端面65から加圧面
48に回動しながら移り変わるが、両面65,48間の
面取り部66が弾性片部35上のFPC2の表面をスム
ーズに滑ることよって、蓋部材7をスムーズに閉じるこ
とができる。
【0021】また、面取り部66の対角位置にも面取り
部67が設けられている。この面取り部67に隣接する
ストッパ61の角部にも面取り部68が設けられてい
る。再び図7を参照して、蓋部材7の第2の端縁43の
相対向する左右の側部49,49にはそれぞれ、対応す
る補強タブ10のロック溝50に係合する一対の係止突
起Cが突出形成されている。蓋部材7の閉じ状態で係止
突起Cがロック溝50に係合することにより、蓋部材7
の閉じ状態がロックされるようになっている。この蓋部
材7の閉じ状態で、図7に二点鎖線で示す一対の補強タ
ブ10が、ワイヤ45の各端部(回動支軸Aに相当)
と、ロック軸としてのワイヤ51の対応する端部(係止
突起Cに相当)とを連結して、ワイヤ45、ワイヤ51
及び一対の補強タブ10,10が四角環状の閉ループを
なすようにしてある。
【0022】上記一対の係止突起Cは蓋部材7の成形時
に埋設された金属製のワイヤ51の露出する対向端部5
2,52により構成されている。上記ワイヤ51は全体
がクランク形状をなし、その中間部52が第2の端縁4
3から所定距離離して平行に延びている。図7及び図7
のVIII−VIII線に沿う断面を示す図8を参照して、53
はワイヤ45の中間部を1ないし複数箇所露出させる開
口であり、54はワイヤ51の中間部を1ないし複数箇
所露出させる開口である。これらの開口53,54は下
記の役割を果たす。すなわち、金属製のワイヤ45,5
1を蓋部材7の成形時にインサートして蓋部材7の成形
品に埋設するためには、金属製のワイヤ45,51を成
形金型内に所定の姿勢で支持しておく必要であるが、金
型内において開口53,54に対応する部位に広幅の支
持ピン(インサートピン)を配置することが可能とな
る。したがって、ワイヤ45,51を金型内に安定して
支持することができる結果、成形品においてワイヤ4
5,51の対向端部からなる回動支軸A及び係止突起C
の位置精度を高くすることができる。
【0023】本実施の形態では、蓋部材7を閉じるとき
に固定片部33の係合凹部62に加圧部62を当接させ
ると共にストッパ61により加圧部48の逃げ(第2の
接触子23の開放方向への逃げ)を防止する。これによ
り、加圧部48を山形突起41に位置合わせした状態
で、蓋部材7の撓みを防止することができる。したがっ
て、低背化のために蓋部材の肉厚が薄くなって蓋部材7
の変形強度が低くなった場合にも、加圧部48によりF
PC2を弾性片部35の山形突起41に確実に強く押圧
して、FPC2と第2の接触子23との確実な導通を達
成できる。蓋部材7がハウジング4から外れることもな
い。
【0024】また、上記蓋部材7の左右の側部44にそ
れぞれ突出する金属製の一対の回動支軸Aをハウジング
4に固定される一対の金属製の補強タブ10の回動支持
部14に保持する。金属部材同士の係合で蓋部材7の左
右の側部44を支持するので、加圧部48の逃げをより
確実に防止して、高い接触圧力を確保することができ
る。さらに、蓋部材7の成形時に一部が埋め込まれた金
属製のワイヤ45が蓋部材7を幅方向(左右方向)に貫
通して蓋部材7の撓みを防止できるので、加圧部48の
逃げをより確実に防止して、高い接触圧力を得ることが
できる。
【0025】仮に、ワイヤ45が蓋部材7の一端縁42
を貫通して真直に延びるものであるすると、一端縁42
はワイヤ45を含むこととなって一端縁42全体として
厚みが厚くなる。このため、一端縁42に配される加圧
部48の厚みも厚くなり、その結果、第2の接触子23
の固定片部33と弾性片部35との間隔が広くなり、コ
ネクタ1の高さが高くなってしまう。これに対して、本
実施形態では、ワイヤ45の中間部47が、加圧部48
が配された蓋部材7の一端縁42から所定距離逃げてい
るので、図9に示すように加圧部48の厚みを薄くする
ことができる。この点からもコネクタ1の低背化に寄与
できる。
【0026】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、上記の実施の形態では、複数の
第2の接触子23の固定片部33の全てが、蓋部材7の
加圧部48を潜り込ませる前端38を有するものとした
が、これに限らず、少なくとも一部の固定片部33が蓋
部材7の加圧部48を潜り込ませる前端38を有するも
のとしても良い。また、上記実施の形態では、第1及び
第2の接触子22,23を交互に配列するコネクタとし
たが、これに限らず、第2の接触子23のみを配置する
コネクタとしても良い。さらに、回動支持部14をハウ
ジング4に設けても良い。
【0027】また、本発明はFPCに代えてPCBを接
続する場合にも適用することができ、その他、本発明を
FPC2を横方向からでなく上方から挿入するような縦
型のコネクタにも適用すること等、本発明の範囲で種々
の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のFPC用コネクタとFP
Cの分解斜視図である。
【図2】蓋部材を開放した状態のコネクタの一部欠載平
面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。補強
タブについては断面を表すハッチングを省略してある。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。第1の接
触子については断面を表すハッチングを省略してある。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図である。第2の接
触子については断面を表すハッチングを省略してある。
【図6】蓋部材が閉じる寸前の状態を示すコネクタの斜
視図である。
【図7】蓋部材の一部欠載平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】FPCを接続した状態の、図5に対応するコネ
クタの断面図である。
【図10】図9の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 FPC(フレキシブル基板) 3 挿抜空間 4 ハウジング 5 上板部 6 開口部 7 蓋部材 10 補強タブ(補強板) 14 回動支持部 23 第2の接触子 33 固定片部 35 弾性片部 38 前端 42 第1の端縁(一端縁) 44 側部 45 ワイヤ 48 加圧部 56 回動軸線 A 回動支軸 61 ストッパ 62 係合凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する合成樹脂製のハウジング
    と、 上記開口部に臨むように配列され、且つそれぞれ相対向
    する固定片部と弾性片部を有する複数のフォーク状接触
    子と、 所定の回動軸線の回りに回動して上記開口部を開閉する
    合成樹脂製の蓋部材とを備えるフレキシブル基板用コネ
    クタにおいて、 上記所定の回動軸線に近接する蓋部材の一端縁に設けら
    れ、上記蓋部材が閉じられた状態で、弾性片部に接する
    フレキシブル基板と固定片部との間に挟持され且つフレ
    キシブル基板を弾性片部に加圧する加圧部をさらに備
    え、 固定片部は蓋部材が閉じられた状態で加圧部が固定片部
    の延びる方向に逃げるのを防止するストッパを含むこと
    を特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記蓋部材の左右の側
    部に設けられ上記所定の回動軸線に沿う一対の回動支軸
    と、ハウジング又はハウジングに保持される部材に設け
    られ上記一対の回動支軸をそれぞれ支持する一対の回動
    支持部とを備えることを特徴とするフレキシブル基板用
    コネクタ。
  3. 【請求項3】請求項2において、上記ハウジングの左右
    の側部に固定される一対の金属製の補強板を備え、各回
    動支持部は対応する補強板にそれぞれ設けられることを
    特徴とするフレキシブル基板用コネクタ。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3において、上記蓋部材
    の成形時に一部が埋め込まれた金属製のワイヤをさらに
    備え、ワイヤの一対の対向端部に上記一対の回動支軸が
    それぞれ設けられることを特徴とするフレキシブル基板
    用コネクタ。
JP2000229564A 2000-07-28 2000-07-28 フレキシブル基板用コネクタ Expired - Fee Related JP3472532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000229564A JP3472532B2 (ja) 2000-07-28 2000-07-28 フレキシブル基板用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000229564A JP3472532B2 (ja) 2000-07-28 2000-07-28 フレキシブル基板用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002042939A true JP2002042939A (ja) 2002-02-08
JP3472532B2 JP3472532B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=18722660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000229564A Expired - Fee Related JP3472532B2 (ja) 2000-07-28 2000-07-28 フレキシブル基板用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3472532B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002231348A (ja) * 2001-02-07 2002-08-16 D D K Ltd コネクタ
US7261588B2 (en) 2003-09-26 2007-08-28 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Connector having a lever for opening and closing upper and lower arms of forked contact members
JP2007258054A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Hirose Electric Co Ltd 平型回路基板用電気コネクタ
CN100345344C (zh) * 2002-12-11 2007-10-24 日本压着端子制造株式会社 连接器及使用该连接器的便携电话机
JP2008060087A (ja) * 2007-11-16 2008-03-13 D D K Ltd コネクタ
US7393239B2 (en) 2002-08-01 2008-07-01 Ddk Ltd. Electrical connector for flexible printed circuit boards
CN100403601C (zh) * 2002-12-13 2008-07-16 日本压着端子制造株式会社 连接器及使用该连接器的便携式电话机
US7435122B2 (en) 2004-10-18 2008-10-14 Ddk Ltd. Connector
JP2009076210A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Hosiden Corp 接続装置
JP2014007175A (ja) * 2013-10-18 2014-01-16 D D K Ltd コネクタ

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4607348B2 (ja) * 2001-02-07 2011-01-05 第一電子工業株式会社 コネクタ
JP2002231348A (ja) * 2001-02-07 2002-08-16 D D K Ltd コネクタ
US7648386B2 (en) 2002-08-01 2010-01-19 Ddk, Ltd. Miniaturized connector for flexible printed circuit board
US7393239B2 (en) 2002-08-01 2008-07-01 Ddk Ltd. Electrical connector for flexible printed circuit boards
US7491088B2 (en) 2002-08-01 2009-02-17 Ddk Ltd. Connector
US7494366B2 (en) 2002-08-01 2009-02-24 Ddk Ltd. Connector
CN100345344C (zh) * 2002-12-11 2007-10-24 日本压着端子制造株式会社 连接器及使用该连接器的便携电话机
KR101150035B1 (ko) * 2002-12-13 2012-05-30 니혼앗짜쿠단시세이소 가부시키가이샤 커넥터 및 이를 이용한 휴대 전화기
CN100403601C (zh) * 2002-12-13 2008-07-16 日本压着端子制造株式会社 连接器及使用该连接器的便携式电话机
US7261588B2 (en) 2003-09-26 2007-08-28 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Connector having a lever for opening and closing upper and lower arms of forked contact members
US7435122B2 (en) 2004-10-18 2008-10-14 Ddk Ltd. Connector
KR100973948B1 (ko) * 2006-03-24 2010-08-05 히로세덴끼 가부시끼가이샤 평형 회로 기판용 전기 커넥터
JP4576349B2 (ja) * 2006-03-24 2010-11-04 ヒロセ電機株式会社 平型回路基板用電気コネクタ
JP2007258054A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Hirose Electric Co Ltd 平型回路基板用電気コネクタ
JP2009076210A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Hosiden Corp 接続装置
JP4563441B2 (ja) * 2007-11-16 2010-10-13 第一電子工業株式会社 コネクタ
JP2008060087A (ja) * 2007-11-16 2008-03-13 D D K Ltd コネクタ
JP2014007175A (ja) * 2013-10-18 2014-01-16 D D K Ltd コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3472532B2 (ja) 2003-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100645288B1 (ko) 가요성 기판용 커넥터
KR100572885B1 (ko) 가요성 기판용 커넥터
KR100847304B1 (ko) 전기 커넥터
US5906498A (en) Electrical connector having joint structure to connect electrical connecting element to circuit board
JP4338738B2 (ja) 平型導体用電気コネクタ
US8292648B2 (en) Flexible cable connecting structure and flexible cable connector
US7261589B2 (en) Connector for flexible printed circuit
KR100709547B1 (ko) 플렉시블 기판용 커넥터
US8662906B2 (en) Plug-and-socket connector with a blocking element
KR101310819B1 (ko) 커넥터
JP3472559B2 (ja) 電気コネクタ
US7905747B2 (en) FPC joining connector
JP2003151660A (ja) Fpc用コネクタ
KR20080009757A (ko) 커넥터
US7628639B2 (en) Lever type connector
US20090163061A1 (en) Lever type connector
JP2002042939A (ja) フレキシブル基板用コネクタ
US7044774B2 (en) Connector for a flexible board
JP4109978B2 (ja) Fpc用コネクタおよびこれを用いた携帯電話機
JP2008053246A (ja) コネクタ
TWI229476B (en) Electrical connector
JP2002124331A (ja) コネクタ
JP4205259B2 (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JP2000100507A (ja) Fpc用コネクタ
JP2004063401A (ja) フレキシブル基板用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030902

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees