JP2002042313A - 磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性検査方法及び安定性検査装置 - Google Patents

磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性検査方法及び安定性検査装置

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JP2002042313A
JP2002042313A JP2000225847A JP2000225847A JP2002042313A JP 2002042313 A JP2002042313 A JP 2002042313A JP 2000225847 A JP2000225847 A JP 2000225847A JP 2000225847 A JP2000225847 A JP 2000225847A JP 2002042313 A JP2002042313 A JP 2002042313A
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magnetoresistive
sense current
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Yuka Monma
由香 門馬
Yoichi Inmaki
洋一 印牧
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MRヘッドのセンス電流に対する安定性を適
切に検査する。 【解決手段】 切り換えスイッチ29によりMRヘッド
1に供給するセンス電流の切り換え動作を行いながら、
磁気テープTからの信号磁界をMRヘッド1により検出
する。そして、検出された信号磁界に応じたMRヘッド
1からの出力波形を波形観察装置24により観察し、観
察された出力波形の波形変動量を定量化する。これによ
り、センス電流の切り換え動作をストレスパラメータと
した場合のMRヘッド1の安定性を定量的に検査するこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープを記録
媒体として用いる記録再生装置において再生用の磁気ヘ
ッドとして用いられる磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安定
性を検査する安定性検査方法及び安定性検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気抵抗効果素子(以下、M
R素子と称する。)の磁気抵抗効果を利用して、磁気記
録媒体に記録された信号を読み取る磁気抵抗効果型磁気
ヘッド(以下、MRヘッドと称する。)が普及してお
り、例えば、ハードディスク装置等における再生用の磁
気ヘッドとして使用されている。
【0003】MRヘッドは、薄膜形成されるMR素子の
幅によりトラック幅が決定されるので、狭トラック化が
容易であると共に、MR素子が磁気記録媒体と対向する
面から露出しているので再生感度が高い。このため、M
Rヘッドは、記録密度の高密度化を実現するために必須
のデバイスとして注目されている。
【0004】ところで、このようなMRヘッドを再生用
磁気ヘッドとして適切に使用するためには、MR素子の
不安定性に起因するバルクハウゼンノイズや波形変動等
を有効に抑制することが重要である。このため、MRヘ
ッドは、一般的に、MR素子の両端部に永久磁石等の硬
磁性材を配し、MR素子の磁化容易軸方向にバイアス磁
界を付与することによって、MR素子の磁区構造の安定
化を図る構造とされており、また、MR素子自体に対し
ても、厳密な磁気特性の管理が行われている。
【0005】また、製造されたMRヘッドに対しては、
その安定性の検査を行って、不安定なMRヘッドが多数
検出される場合には、製造プロセスに対して有効な対策
を施して、安定なMRヘッドが継続的に製造されるよう
に、厳密なプロセス管理を行うようにしている。
【0006】ここで、上述したハードディスク装置にお
ける再生用磁気ヘッドとして用いられるMRヘッドで
は、例えば、以下に示すような方法で安定性の検査が行
われている。すなわち、ハードディスク装置に用いられ
るMRヘッドの安定性を検査する場合には、例えば、所
定の周波数(例えば、適用されるハードディスク装置の
最低周波数、又は最高周波数、或いは最高周波数の1/
2の周波数)で記録再生動作を複数回繰り返して行い、
再生時にMRヘッドから出力された1トラック分の出力
電圧の平均値(TAA)を各記録再生動作毎に測定す
る。そして、複数回記録再生動作を繰り返したときに得
られるTAA(トラック平均振幅)の標準偏差を、TA
Aの平均値で割った出力変動(COV:Coefficient Of
Variation)を算出する。そして、このCOVを用いて
MRヘッドの不安定性を定量化し、MRヘッドの安定性
を定量的に検査するようにしている。
【0007】ハードディスク装置に用いられるMRヘッ
ドは、通常、記録用のインダクティブ型ヘッドと一体化
された録再一体型の磁気ヘッドとして構成されており、
記録用のインダクティブ型ヘッドから発生する記録磁界
の影響を受け易い構造となっている。このため、MRヘ
ッドが不安定な場合には、記録時におけるインダクティ
ブ型ヘッドからの記録磁界が磁気的ストレスとなって、
MR素子の磁区構造の変化をもたらし、バルクハウゼン
ノイズや出力変動等を引き起こし易い。そこで、ハード
ディスク装置に用いられるMRヘッドにおいては、上述
した方法によって、記録用のインダクティブ型ヘッドか
ら発生する記録磁界による影響を検出することで、その
安定性を検査するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、磁気
テープに対してヘリカルスキャン方式で情報信号の記録
再生を行う記録再生装置において、上述したようなMR
ヘッドを再生用の磁気ヘッドとして用いる試みがなされ
ている。このような記録再生装置にMRヘッドを用いる
場合には、特に、このMRヘッドを記録用のインダクテ
ィブ型ヘッドと一体化する必要がなく、記録用のインダ
クティブ型ヘッドとは分離した、独立のヘッドチップと
して構成することが可能である。実際に、磁気テープに
対してヘリカルスキャン方式で情報信号の記録再生を行
う記録再生装置にMRヘッドを用いるにあたっては、こ
のMRヘッドを独立のヘッドチップとして構成すること
が検討されている。
【0009】このような記録再生装置に再生用の磁気ヘ
ッドとして用いられるMRヘッドに対しても、その安定
性を検査することが要求される。しかしながら、MRヘ
ッドを記録用のインダクティブ型ヘッドとは分離した、
独立のヘッドチップとして構成した場合、上述したハー
ドディスク装置に用いられるMRヘッドの安定性検査方
法をそのまま適用することは適当でない。
【0010】詳述すると、MRヘッドを独立のヘッドチ
ップとして構成した場合、上述したハードディスク装置
に用いられるMRヘッドとは異なり、記録用のインダク
ティブ型ヘッドからの記録磁界による影響はほとんどな
いものと考えられる。しかしながら、磁気テープに対し
てヘリカルスキャン方式で情報信号の記録再生を行う記
録再生装置にMRヘッドを用いる場合には、省電力化を
図るために、MRヘッドに供給するセンス電流のオン・
オフの切り換えが頻繁に行われることが想定され、この
センス電流の切り換えによりMR素子にもたらされる影
響が懸念される。したがって、このような記録再生装置
に用いられるMRヘッドの安定性を検査するには、セン
ス電流の切り換えによる影響を考慮して、MRヘッドの
センス電流に対する安定性を検査することが適当であ
る。
【0011】本発明は、以上のような実情に鑑みて創案
されたものであって、MRヘッドのセンス電流に対する
安定性を適切に検査することができる安定性検査方法、
及びこのMRヘッドのセンス電流に対する安定性の検査
に用いられる検査装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気抵抗効
果型磁気ヘッドの安定性検査方法は、磁気抵抗効果型磁
気ヘッドに供給するセンス電流の切り換え動作を行いな
がら、磁気テープからの信号磁界を上記磁気抵抗効果型
磁気ヘッドにより検出し、上記磁気テープから検出され
た信号磁界に応じた上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドから
の出力波形を観察し、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドか
らの出力波形の変動量に基づいて、上記磁気抵抗効果型
磁気ヘッドのセンス電流に対する安定性を検査すること
を特徴としている。
【0013】磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、例えば、供
給されるセンス電流のオン・オフの切り換え等が行われ
ると、これが電気的、熱的ストレスとなる場合がある。
そして、不安定な磁気抵抗効果型磁気ヘッドでは、この
ような電気的、熱的ストレスによって磁区構造の変化等
がもたらされ、これが出力波形の変動として現れること
になる。
【0014】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
安定性検査方法は、磁気抵抗効果型磁気ヘッドに供給す
るセンス電流の切り換え動作を行いながら、磁気テープ
からの信号磁界を上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドにより
検出し、検出された信号磁界に応じた磁気抵抗効果型磁
気ヘッドからの出力波形の変動量に基づいて、磁気抵抗
効果型磁気ヘッドのセンス電流に対する安定性を検査す
るようにしているので、センス電流のオン・オフの切り
換え等が行われることが想定される磁気抵抗効果型磁気
ヘッドに対して、そのセンス電流に対する安定性を適切
に検査することができる。
【0015】また、本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドの安定性検査装置は、磁気テープが巻回される回転
ドラムと、上記回転ドラムに巻回された磁気テープに磁
気抵抗効果型磁気ヘッドを接触させ、この磁気抵抗効果
型磁気ヘッドに供給するセンス電流の切り換え動作を行
いながら、上記磁気テープからの信号磁界を上記磁気抵
抗効果型磁気ヘッドにより検出する検出手段と、上記磁
気テープから検出された信号磁界に応じた上記磁気抵抗
効果型磁気ヘッドからの出力波形を観察するための波形
観察手段とを備えることを特徴としている。
【0016】この磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性検
査装置によれば、検出手段が、磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ドを回転ドラムに巻回された磁気テープに接触させるこ
とによって、磁気テープに記録された信号磁界が磁気抵
抗効果型磁気ヘッドにより検出されることになる。そし
て、磁気テープから検出された信号磁界に応じた磁気抵
抗効果型磁気ヘッドからの出力波形が、波形観察手段に
より観察されることになる。このとき、検出手段が磁気
抵抗効果型磁気ヘッドに供給するセンス電流の切り換え
を行っているので、磁気抵抗効果型磁気ヘッドが不安定
な場合には、センス電流の切り換え動作の影響を受け
て、波形観察手段により観察される磁気抵抗効果型磁気
ヘッドからの出力波形に変動が現れる。したがって、こ
の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性検査装置によれ
ば、波形観察手段により観察される磁気抵抗効果型磁気
ヘッドからの出力波形の変動量に基づいて、磁気抵抗効
果型磁気ヘッドのセンス電流に対する安定性を適切に検
査することが可能である。
【0017】また、本発明に係る他の磁気抵抗効果型磁
気ヘッドの安定性検査方法は、磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ドに供給するセンス電流の切り換え動作を行いながら、
この磁気抵抗効果型磁気ヘッドに対して磁界発生手段か
らの外部磁界を印加し、上記磁界発生手段からの外部磁
界に応じた上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドからの出力波
形を観察し、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドからの主力
波形の変化量に基づいて、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ドのセンス電流に対する安定性を検査することを特徴と
している。
【0018】この本発明に係る他の磁気抵抗効果型磁気
ヘッドの安定性検査方法においても、磁気抵抗効果型磁
気ヘッドに供給するセンス電流の切り換え動作を行いな
がら、磁気抵抗効果型磁気ヘッドに対して磁界発生手段
からの外部磁界を印加し、磁界発生手段からの外部磁界
に応じた磁気抵抗効果型磁気ヘッドからの出力波形の変
動量に基づいて、磁気抵抗効果型磁気ヘッドのセンス電
流に対する安定性を検査するようにしているので、セン
ス電流のオン・オフの切り換え等が行われることが想定
される磁気抵抗効果型磁気ヘッドに対して、そのセンス
電流に対する安定性を適切に検査することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】先ず、本発明を適用した方法によって安定
性の検査が行われる磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、
MRヘッドと称する。)1について説明する。
【0021】このMRヘッド1は、記録媒体としての磁
気テープに対してヘリカルスキャン方式で情報信号の記
録再生を行う記録再生装置の再生用ヘッドとして用いら
れるものであり、記録用のインダクティブ型ヘッドとは
分離された独立のヘッドチップとして構成されているも
のである。
【0022】MRヘッド1は、例えば、図1に示すよう
に、いわゆるシールド型MRヘッドとして構成されてお
り、磁気抵抗効果を発揮する薄膜2(以下、MR薄膜2
と称する。)が、上下一対の磁気シールド層3,4間に
ギャップ膜5,6を介して挟み込まれ、これらが一対の
基板7,8によって挟持された構造となっている。
【0023】MR薄膜2は、MRヘッド1における感磁
部となるものであり、その一端が、MRヘッド1の媒体
摺動面となる面から外部に露呈するように配設されてい
る。また、MR薄膜2の両端部には、一対のバイアス層
9,10が接続されている。そして、これら一対のバイ
アス層9,10に、一対の電極層11,12の一端部が
それぞれ接続されている。これら一対の電極層11,1
2の他端部は、図示しない外部接続端子に接続されてい
る。
【0024】MRヘッド1においては、これらMR薄膜
2と、一対のバイアス層9,10と、一対の電極層1
1,12と、外部接続端子とにより、磁気テープに記録
された情報信号を読み出すための素子回路が構成されて
いる。このMRヘッド1は、素子回路にセンス電流が供
給された状態で磁気テープ上を摺動したときに、磁気テ
ープからの信号磁界に応じて、MR薄膜2の抵抗値が変
化することになる。そして、このMR薄膜2の抵抗値変
化が、電圧変化として外部接続端子から検出されること
で、磁気テープに記録された情報信号が読み出されるこ
とになる。
【0025】なお、MR薄膜2は、異方性磁気抵抗効果
を発揮するAMR膜として構成されていてもよいし、巨
大磁気抵抗効果を発揮するGMR膜、トンネル磁気抵抗
効果を発揮するTMR膜として構成されていてもよい。
【0026】また、MRヘッド1は、上述したようなシ
ールド型MRヘッドに限らず、例えば、MR薄膜が媒体
摺動面から外部に露呈しないヨーク型MRヘッドとして
構成されていてもよい。
【0027】次に、以上のようなMRヘッド1の安定性
を検査する本発明を適用した安定性検査方法について、
具体的に説明する。
【0028】MRヘッド1は、上述したように、記録用
のインダクティブ型ヘッドとは分離された独立のヘッド
チップとして構成されているので、ハードディスク装置
に用いられるMRヘッドのように記録用のインダクティ
ブ型ヘッドと一体化されたMRヘッドとは異なり、記録
用のインダクティブ型ヘッドからの記録磁界による影響
はほとんどないものと考えられる。
【0029】しかしながら、このMRヘッド1は、磁気
テープに対してヘリカルスキャン方式で情報信号の記録
再生を行う記録再生装置の再生用ヘッドとして用いられ
るので、センス電流の切り換えによる影響が懸念され
る。すなわち、磁気テープに対してヘリカルスキャン方
式で情報信号の記録再生を行う記録再生装置では、省電
力化を図るために、MRヘッド1が磁気テープ上を摺動
するときにのみ、このMRヘッド1にセンス電流を供給
し、MRヘッド1が磁気テープ上を摺動しないときには
センス電流の供給を停止するといったように、MRヘッ
ド1に供給するセンス電流のオン・オフの切り換えが頻
繁に行われることが想定され、このセンス電流の切り換
えによりMRヘッド1のMR薄膜2にもたらされる影響
が懸念される。
【0030】そこで、本発明を適用したMRヘッド1の
安定性検査方法では、このようなセンス電流の切り換え
による影響を考慮して、MRヘッド1のセンス電流に対
する安定性を検査するようにしている。
【0031】先ず、磁気テープからの信号磁界をMRヘ
ッド1により検出し、この信号磁界に応じたMRヘッド
1からの出力波形を観察することでMRヘッド1の安定
性を検査する、いわゆる動的検査方法に本発明を適用し
た例について説明する。
【0032】本発明を適用した動的検査方法でMRヘッ
ド1の安定性を検査する場合には、図2に示すような安
定性検査装置20が用いられる。この安定性検査装置2
0は、例えばビデオテープレコーダに用いられるビデオ
ヘッドのように、磁気テープに対する情報信号の書き込
みや読み出しを行うヘッドとしてこれまで用いられてき
たインダクティブ型ヘッドの電磁変換特性を検査するた
めの装置として知られているドラムテスタを応用したも
のである。
【0033】安定性検査装置20は、図2に示すよう
に、磁気テープTが巻回される回転ドラム21と、この
回転ドラム21に巻回された磁気テープTに対して信号
磁界を印加することで情報信号を記録する記録系22
と、磁気テープTからの信号磁界を検出することで磁気
テープTに記録された情報信号を読み出す検出手段とし
ての再生系23と、再生系23により磁気テープTから
検出された信号磁界に応じた出力波形を観察するための
波形観察装置24とを備えている。
【0034】回転ドラム21は、図示しないスピンドル
モータに接続されており、このスピンドルモータの駆動
によって回転操作されることで、その周面に巻回された
磁気テープTを所定の速度で送り動作させる。
【0035】記録系22は、磁気テープTに記録する情
報信号を発生させる発振器25と、この発振器25から
の情報信号に応じた信号磁界を、回転ドラム21に巻回
された磁気テープTに印加することで、磁気テープTに
対して情報信号の書き込みを行う記録用磁気ヘッド26
と、情報信号に応じた信号磁界を記録用磁気ヘッド26
から適切に発生させるために、必要に応じて、発振器2
5からの情報信号に対応した記録電流を増幅して記録用
磁気ヘッド26に供給する記録増幅器27とを有してい
る。
【0036】ここで、記録用磁気ヘッド26としては、
磁気コアに励磁コイルが巻回された構造を有し、励磁コ
イルに情報信号に対応した記録電流が供給されること
で、電磁誘導により情報信号に応じた信号磁界を発生さ
せるインダクティブ型の磁気ヘッドが用いられる。そし
て、安定性検査装置20では、この記録用磁気ヘッド2
6が、図示しない可動テーブル上に設置されており、回
転ドラム21に巻回されて所定の速度で送り動作される
磁気テープTに対して、最適な当たりを維持しながら、
この磁気テープTに接触できるようになされている。
【0037】一方、再生系23は、検査対象となるMR
ヘッド1に対してセンス電流を供給する電流供給源28
と、この電流供給源28からMRヘッド1に供給される
センス電流の切り換えを行う切り換えスイッチ29と、
MRヘッド1により磁気テープTから検出された信号磁
界に応じた微小な出力電圧を増幅する再生増幅器30と
を有している。なお、安定性検査装置20では、検査対
象となるMRヘッド1を図示しない可動テーブル上に設
置し、回転ドラム21に巻回されて所定の速度で送り動
作される磁気テープTに対して、このMRヘッド1を最
適な当たりを維持しながら接触させるようになされてい
る。
【0038】また、波形観察装置24は、検査対象とな
るMRヘッド1により磁気テープTから検出された信号
磁界に応じてMRヘッド1から出力され、再生増幅器3
0により増幅された出力電圧を示す波形(出力波形)を
観察するためのものであり、例えば、オシロスコープや
スペクトルアナライザ等が用いられる。
【0039】以上のように構成される安定性検査装置2
0においては、回転ドラム21に巻回されて送り動作さ
れる磁気テープTに対して、記録系22により情報信号
を記録し、この磁気テープTに記録された情報信号を、
検査対象となるMRヘッド1を含む再生系23により読
み出し、このときのMRヘッド1からの出力波形を波形
観察装置24により観察することで、MRヘッド1の安
定性を検査することができるようになされている。
【0040】詳述すると、この安定性検査装置20を用
いてMRヘッド1の安定性を検査する場合には、回転ド
ラム21を回転操作して、この回転ドラム21に巻回さ
れた磁気テープTを所定の速度で送り動作させると共
に、記録系22の発振器25から情報信号を発生させ、
この情報信号に対応した記録電流を必要に応じて記録増
幅器27により増幅して記録用磁気ヘッド26に供給す
る。そして、この記録用磁気ヘッド26を送り動作され
る磁気テープTに接触させ、この記録用磁気ヘッド26
から発生する信号磁界を磁気テープTに印加すること
で、磁気テープTに情報信号が記録されることになる。
【0041】磁気テープTに記録された情報信号は、検
査対象となるMRヘッド1を磁気テープTに接触させる
ことにより、再生系23により読み出されることにな
る。すなわち、検査対象となるMRヘッド1に対して電
流供給源28からセンス電流を供給した状態で、このM
Rヘッド1を磁気テープTに接触させると、磁気テープ
Tに記録された情報信号に応じて磁気テープTから発生
する信号磁界が、MRヘッド1により検出され、MRヘ
ッド1から信号磁界に応じた出力電圧、すなわち、磁気
テープTに記録された情報信号に対応した出力電圧が得
られることになる。
【0042】MRヘッド1からの出力電圧は、再生増幅
器30により増幅されて、波形観察装置24に供給され
る。そして、この波形観察装置24により、MRヘッド
1からの出力波形が観察され、MRヘッド1からの出力
波形の変動に基づいて、MRヘッド1の安定性が検査さ
れることになる。
【0043】ここで、安定性検査装置20においては、
検査対象となるMRヘッド1を磁気テープTに接触させ
て、この磁気テープTに記録された情報信号を再生系2
3により読み出す際に、切り換えスイッチ29により、
電流供給源28からMRヘッド1に供給されるセンス電
流の切り換えを行うようにしている。そして、この切り
換えスイッチ29によるセンス電流の切り換え動作をス
トレスパラメータとして、MRヘッド1にストレスが与
えられたときにMRヘッド1からの出力波形に生じる変
動量に基づいて、MRヘッド1のセンス電流に対する安
定性を定量的に検査できるようにしている。
【0044】具体的には、切り換えスイッチ29は、例
えば、回転ドラム21が1回転する毎に、電流供給源2
8からMRヘッド1に供給されるセンス電流のオン・オ
フの切り換えを行う。このとき、図3に示すように、セ
ンス電流がオンの場合にのみMRヘッド1からの出力波
形が観察されることになる。このセンス電流がオンの場
合に観察されるMRヘッド1からの出力波形の波形変動
を、後述する方法によって定量化すれば、センス電流の
切り換え動作をストレスパラメータとした場合のMRヘ
ッド1のセンス電流に対する安定性を定量的に検査する
ことができる。
【0045】センス電流がオンの場合に検出されるMR
ヘッド1からの出力波形の波形変動を定量化する方法と
しては、COV(Coefficient Of Variation)を用いる
方法や、MRヘッド1から出力された出力電圧の平均値
を用いる方法、出力電圧の標準偏差を用いる方法、更に
は、出力波形の上下パルスの非対称性(アシンメトリ)
を用いる方法等が考えられる。なお、COVは、センス
電流がオンの状態で回転ドラム21が1回転する間(以
下、測定単位という。)にMRヘッド1から出力された
出力電圧の平均値(TAA)を、複数の測定単位毎に測
定し、このときに得られるTAAの標準偏差をTAAの
平均値で割ることで得られる出力変動である。また、ア
シンメトリは、図4に示すように、MRヘッド1からの
出力波形の上パルスの最高出力をa(mV)とし、下パ
ルスの最高出力をb(mV)としたときに、{(a−
b)/(a+b)}×100(%)で表される出力変動
である。
【0046】以上のような安定性検査装置20を用い、
MRヘッド1に供給されるセンス電流のオン・オフの切
り換えを行いながらMRヘッド1からの出力波形の波形
変動を観察し、このMRヘッド1からの出力波形の波形
変動を定量化したところ、MRヘッド1が安定な場合に
は、図5に示すような結果が得られたのに対し、MRヘ
ッド1が不安定な場合には、図6に示すような結果が得
られた。なお、ここでは、MRヘッド1から出力された
出力電圧の平均値を用いてMRヘッド1からの出力波形
の波形変動を定量化するようにした。具体的には、上述
した複数の測定単位毎にMRヘッド1から出力される出
力電圧の平均値を求め、それを複数回繰り返し行って出
力波形の波形変動を定量化した。
【0047】図5に示した結果から、MRヘッド1が安
定な場合には、センス電流のオン・オフの切り換えを2
00回繰り返したときでも、MRヘッド1からの出力波
形にほとんど変動が生じないことが分かる。これに対し
て、MRヘッド1が不安定な場合には、図6に示した結
果から、センス電流のオン・オフの切り換えを複数回繰
り返し行うことにより、MRヘッド1からの出力波形に
不規則な変動が生じていることが分かる。このように不
安定なMRヘッド1からの出力波形に変動が生じるの
は、センス電流のオン・オフの切り換えが電気的、熱的
ストレスとなってMR薄膜2の磁区構造が変化し、バル
クハウゼンノイズ等が発生するためと考えられる。
【0048】以上のように、MRヘッド1に供給される
センス電流のオン・オフの切り換えを行いながらMRヘ
ッド1からの出力波形の波形変動を観察し、このMRヘ
ッド1からの出力波形の波形変動を定量化することによ
り、センス電流の切り換え動作をストレスパラメータと
した場合のMRヘッド1のセンス電流に対する安定性を
定量的に検査することが可能となる。
【0049】なお、以上は、切り換えスイッチ29によ
りMRヘッド1に供給されるセンス電流のオン・オフの
切り換えを行って、センス電流の切り換え動作をストレ
スパラメータとした場合のMRヘッド1のセンス電流に
対する安定性を検査するようにした例について説明した
が、MRヘッド1に供給されるセンス電流の方向を切り
換えスイッチ29により正方向及び負方向に切り換えな
がらMRヘッド1からの出力波形の波形変動を観察し、
このMRヘッド1からの出力波形の波形変動を定量化す
るようにすれば、センス電流の切り換え動作をストレス
パラメータとした場合のMRヘッド1のセンス電流に対
する安定性を、更に厳しい条件の下で、定量的に検査す
ることが可能となる。
【0050】具体的には、例えば、回転ドラム21が1
回転する毎に、電流供給源28からMRヘッド1に供給
されるセンス電流の方向を、切り換えスイッチ29によ
り正方向及び負方向に切り換える。このとき、図7に示
すように、センス電流の方向が正方向の場合(a1,a
2,a3・・・)と負方向の場合(b1,b2,b3・
・・)とで、同様の出力波形が観察されることになる。
そして、センス電流の方向が正方向の場合に観察される
MRヘッド1からの出力波形(a1+a2+a3・・
・)の波形変動と、センス電流の方向が負方向の場合に
観察されるMRヘッド1からの出力波形(b1+b2+
b3・・・)の波形変動とを、上述した方法によってそ
れぞれ個別に定量化することで、センス電流の切り換え
動作をストレスパラメータとした場合のMRヘッド1の
センス電流に対する安定性を定量的に検査することがで
きる。
【0051】この場合、センス電流の方向が正方向の場
合に観察されるMRヘッド1からの出力波形の変動量
と、センス電流の方向が負方向の場合に観察されるMR
ヘッド1からの出力波形の変動量との双方に基づいて、
MRヘッド1のセンス電流に対する安定性が検査される
ことになるので、MRヘッド1のセンス電流に対する安
定性をより厳しく検査することが可能となる。
【0052】ところで、以上は、いわゆる動的検査方法
でMRヘッド1の安定性を検査する例について説明した
が、本発明は、磁界発生手段からの外部磁界をMRヘッ
ド1に印加し、この磁界発生手段からの外部磁界に応じ
たMRヘッド1からの出力波形を観察することでMRヘ
ッド1の安定性を検査する、いわゆる静的検査方法に適
用することも可能である。
【0053】本発明を適用した静的検査方法でMRヘッ
ド1の安定性を検査する場合には、図8に示すような安
定性検査装置31が用いられる。この安定性検査装置3
1は、静的検査方法により磁気ヘッドの安定性を検査す
る際に一般的に用いられるQST(Quasi-Static-Tes
t)テスタを応用したものである。
【0054】安定性検査装置31は、図8に示すよう
に、検査対象となるMRヘッド1の近傍に配設された磁
界発生手段としてのコイル32と、検査対象となるMR
ヘッド1に対してセンス電流を供給する電流供給源33
と、この電流供給源33からMRヘッド1に供給される
センス電流の切り換えを行う切り換えスイッチ34と、
MRヘッド1からの出力波形を観察するためのオシロス
コープ等よりなる波形観察装置35とを備えている。
【0055】以上のように構成される安定性検査装置3
1を用いてMRヘッド1の安定性を検査する場合には、
検査対象となるMRヘッド1に対して電流供給源33か
らセンス電流を供給した状態で、MRヘッド1の近傍に
配設されたコイル32に疑似信号を供給して、コイル3
2から所定の大きさの磁界を発生させる。そして、この
コイル32から発生した外部磁界をMRヘッド1に印加
して、図9に示すようなρ−H曲線(ρ;MRヘッドの
抵抗、H;磁界強度)を得る。このρ−H曲線から、M
Rヘッド1の出力を検出し、このMRヘッド1からの出
力波形を波形観察装置35により観察する。そして、観
察されるMRヘッド1からの出力波形の変動に基づい
て、MRヘッド1の安定性を検査する。
【0056】ここで、安定性検査装置31においては、
コイル32からの外部磁界をMRヘッド1に印加する際
に、切り換えスイッチ34により、電流供給源33から
MRヘッド1に供給されるセンス電流の切り換えを行う
ようにしている。そして、この切り換えスイッチ34に
よるセンス電流の切り換え動作をストレスパラメータと
して、MRヘッド1にストレスが与えられたときにMR
ヘッド1からの出力波形に生じる変動量に基づいて、M
Rヘッド1のセンス電流に対する安定性を定量的に検査
できるようにしている。
【0057】具体的には、切り換えスイッチ34は、例
えば、電流供給源33からMRヘッド1に供給されるセ
ンス電流のオン・オフの切り換えを複数回繰り返して行
う。このとき、波形観察装置35により観察されるMR
ヘッド1からの出力波形の波形変動を定量化するように
すれば、センス電流の切り換え動作をストレスパラメー
タとした場合のMRヘッド1のセンス電流に対する安定
性を定量的に検査することができる。
【0058】なお、切り換えスイッチ34は、電流供給
源33からMRヘッド1に供給されるセンス電流の方向
を正方向及び負方向に切り換えるようにしてもよい。セ
ンス電流の方向を正方向及び負方向に複数回繰り返して
切り換えながら、MRヘッド1からの出力波形の波形変
動を観察し、このMRヘッド1からの出力波形の波形変
動を定量化するようにすれば、センス電流の切り換え動
作をストレスパラメータとした場合のMRヘッド1のセ
ンス電流に対する安定性を、更に厳しい条件の下で、定
量的に検査することが可能となる。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の安定性検査方法によれば、磁気抵抗効果型磁気ヘッド
に供給するセンス電流の切り換え動作をストレスパラメ
ータとした場合の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性が
検査されることになるので、センス電流のオン・オフの
切り換え等が行われることが想定される磁気抵抗効果型
磁気ヘッドに対して、そのセンス電流に対する安定性を
適切に検査することが可能となる。
【0060】また、本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドの安定性検査装置は、磁気抵抗効果型磁気ヘッドに
供給するセンス電流の切り換え動作をストレスパラメー
タとして磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性を検査する
ことができるので、この装置を用いて磁気抵抗効果型磁
気ヘッドの安定性を検査するようにすれば、センス電流
のオン・オフの切り換え等が行われることが想定される
磁気抵抗効果型磁気ヘッドに対して、そのセンス電流に
対する安定性を適切に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MRヘッドを媒体摺動面側から見た様子を示す
平面図である。
【図2】本発明を適用した安定性検査装置の概略構成を
模式的に示す図である。
【図3】MRヘッドに供給するセンス電流のオン・オフ
の切り換え動作とMRヘッドからの出力波形との関係を
示す図である。
【図4】アシンメトリを説明するための図である。
【図5】MRヘッドからの出力波形の変動量を定量化し
て得られる結果を示す図であり、MRヘッドが安定な場
合に得られる結果を示す図である。
【図6】MRヘッドからの出力波形の変動量を定量化し
て得られる結果を示す図であり、MRヘッドが不安定な
場合に得られる結果を示す図である。
【図7】MRヘッドに供給するセンス電流の方向の切り
換え動作とMRヘッドからの出力波形との関係を示す図
である。
【図8】本発明を適用した他の安定性検査装置の概略構
成を模式的に示す図である。
【図9】ρ−H曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 MRヘッド、 2 MR薄膜、 20 安定性検査
装置、 21 回転ドラム、 23 再生系、 24
波形観察装置、 28 電流供給源、 29切り換えス
イッチ、 31 安定性検査装置、 32 コイル、
33 電流供給源、 34 切り換えスイッチ、 35
波形観察装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果型磁気ヘッドに供給するセ
    ンス電流の切り換え動作を行いながら、磁気テープから
    の信号磁界を上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドにより検出
    し、上記磁気テープから検出された信号磁界に応じた上
    記磁気抵抗効果型磁気ヘッドからの出力波形を観察し、
    上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドからの出力波形の変動量
    に基づいて、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドのセンス電
    流に対する安定性を検査することを特徴とする磁気抵抗
    効果型磁気ヘッドの安定性検査方法。
  2. 【請求項2】 上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドに供給す
    るセンス電流のオン・オフを切り換えながら、上記磁気
    抵抗効果型磁気ヘッドのセンス電流に対する安定性を検
    査することを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型
    磁気ヘッドの安定性検査方法。
  3. 【請求項3】 上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドに供給す
    るセンス電流の方向を正方向及び負方向に切り換えなが
    ら、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドのセンス電流に対す
    る安定性を検査することを特徴とする請求項1記載の磁
    気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性検査方法。
  4. 【請求項4】 磁気テープが巻回される回転ドラムと、 上記回転ドラムに巻回された磁気テープに磁気抵抗効果
    型磁気ヘッドを接触させ、この磁気抵抗効果型磁気ヘッ
    ドに供給するセンス電流の切り換え動作を行いながら、
    上記磁気テープからの信号磁界を上記磁気抵抗効果型磁
    気ヘッドにより検出する検出手段と、 上記磁気テープから検出された信号磁界に応じた上記磁
    気抵抗効果型磁気ヘッドからの出力波形を観察するため
    の波形観察手段とを備えることを特徴とする磁気抵抗効
    果型磁気ヘッドの安定性検査装置。
  5. 【請求項5】 上記検出手段は、上記磁気抵抗効果型磁
    気ヘッドに供給するセンス電流のオン・オフを切り換え
    ながら、上記磁気テープからの信号磁界を上記磁気抵抗
    効果型磁気ヘッドにより検出することを特徴とする請求
    項4記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性検査装
    置。
  6. 【請求項6】 上記検出手段は、上記磁気抵抗効果型磁
    気ヘッドに供給するセンス電流の方向を正方向及び負方
    向に切り換えながら、上記磁気テープからの信号磁界を
    上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドにより検出することを特
    徴とする請求項4記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの安
    定性検査装置。
  7. 【請求項7】 磁気抵抗効果型磁気ヘッドに供給するセ
    ンス電流の切り換え動作を行いながら、この磁気抵抗効
    果型磁気ヘッドに対して磁界発生手段からの外部磁界を
    印加し、上記磁界発生手段からの外部磁界に応じた上記
    磁気抵抗効果型磁気ヘッドからの出力波形を観察し、上
    記磁気抵抗効果型磁気ヘッドからの出力波形の変動量に
    基づいて、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドのセンス電流
    に対する安定性を検査することを特徴とする磁気抵抗効
    果型磁気ヘッドの安定性検査方法。
  8. 【請求項8】 上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドに供給す
    るセンス電流のオン・オフを切り換えながら、上記磁気
    抵抗効果型磁気ヘッドのセンス電流に対する安定性を検
    査することを特徴とする請求項7記載の磁気抵抗効果型
    磁気ヘッドの安定性検査方法。
  9. 【請求項9】 上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドに供給す
    るセンス電流の方向を正方向及び負方向に切り換えなが
    ら、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドのセンス電流に対す
    る安定性を検査することを特徴とする請求項7記載の磁
    気抵抗効果型磁気ヘッドの安定性検査方法。
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