JP2002042026A - インターネット商取引システム - Google Patents

インターネット商取引システム

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JP2002042026A
JP2002042026A JP2000228638A JP2000228638A JP2002042026A JP 2002042026 A JP2002042026 A JP 2002042026A JP 2000228638 A JP2000228638 A JP 2000228638A JP 2000228638 A JP2000228638 A JP 2000228638A JP 2002042026 A JP2002042026 A JP 2002042026A
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Yukio Hasegawa
幸夫 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット上での商取引を公正なものと
することができ、取引の安全性と個人情報の漏洩防止と
財産の保全を消費者と販売者の相互で補完するができる
インターネット商取引システムを提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明のインターネット商取引システム
は、インターネット上に存在させたウェブサーバに、販
売者端末1によって商品販売サイト3を蓄積し、消費者
端末2から商品販売サイト3に接続して商品の発注を
し、販売者は商品販売サイト3からの消費者の発注に基
づいて該消費者からの支払い確認後に商品を発送するイ
ンターネット商取引システムにおいて、消費者端末2と
販売者端末1との間に、インターネット接続によって該
消費者と販売者の各々の端末に対して通信可能な金融機
関端末4又は5を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット上
で商取引を行う際に、公正な取り引きを行うようにして
取引の安全性と個人情報の漏洩防止と財産の保全が図れ
るインターネット商取引システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネット上の商品販売サイトに
て、販売者から消費者が商品を買う商取引システムは次
のようになっている。すなわち、商取引システムは、イ
ンターネットにはウェブサーバが存在し、このウェブサ
ーバに販売者のサイトが蓄積され、このサイトに消費者
が接続して、所望の商品を選択して、消費者から販売者
へ代金を銀行振込などして支払い、支払いが確認できた
ときに販売者から消費者へ商品を送るようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
商取引システムは、販売者と消費者の顔を突き合わせた
取引ではないうえに、販売者と消費者の信用という暗黙
の了解の下に取引を行っているだけであるため、次のよ
うな問題が頻繁に発生していた。
【0004】(1)消費者側のトラブルとしては、第三
者が、その消費者になりすまして販売者から商品を購入
(発注)して、発注してない商品(請求)が消費者に届
くといった、いわゆる「なりすまし購入」がある。 (2)また、消費者側のトラブルとしては、商品販売の
サイトで例えばクレジットカード番号を入力すると、そ
のクレジットカードの番号が悪用される場合がある。 (3)また、消費者側のトラブルとしては、商品を発注
し、金額を支払ったのに商品が送られてこないといった
場合がある。
【0005】(4)一方、販売者側のトラブルとして
は、発注はあるが支払いがなされないで(そのときは商
品を送らなければよいが)いたずらに発注がされるとい
った問題がある。 (5)また、販売者としては、適正条件を満たす消費者
に商品を販売したのかが分からないといった問題がある
と共に、上記したようにクレジットカード番号を入力さ
せるようにする手法を採用している場合は、消費者側で
クレジットカード番号の悪用を恐れてなかなか商品を買
ってくれないといった問題ある。
【0006】(6)また、販売者は、発注があったと
き、その発注のデータをダウンロードなどして記録する
ようにしているが、入金などの記録は別にあったため、
インターネットを介して受けた受注の売り上げ記録を作
成することが困難であった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するものであ
り、インターネット上での商取引を公正なものとするこ
とができ、取引の安全性と個人情報の漏洩防止と財産の
保全を図れると共に、複数の金融機関を採用していたと
してもインターネットで受けた受注書などにより売り上
げ記録が容易に作成することができるインターネット商
取引システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のインターネット商取引システムは、消費
者の端末と販売者の端末との間に、インターネット接続
によって該消費者と販売者の各々の端末に対して通信可
能な金融機関の端末を備えて、消費者と販売者との間に
直接取引と関係のない金融機関を介在させることによっ
て、インターネット上での商取引を公正なものとするこ
とができ、取引の安全性と個人情報の漏洩防止と財産の
保全を図ることができ、また販売者にとっては売り上げ
記録を容易に作成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のインターネット商取引シ
ステムは、インターネット上に存在させたウェブサーバ
に、販売者が商品を販売するためのサイトをインターネ
ット接続可能な端末を用いて蓄積し、消費者はインター
ネット接続可能な端末を用いてサイトに接続して商品の
発注をし、販売者はサイトからの消費者の発注に基づい
て商品を発送する商取引システムにおいて、消費者の端
末と販売者の端末との間に、インターネット接続によっ
て該消費者と販売者の各々の端末に対して通信可能な金
融機関の端末を備え、予め販売者及び消費者がそれぞれ
決済ないし商品発送に必要な情報を該金融機関の端末に
登録して商取引に際して使用する番号を取得すると共
に、消費者から商品の発注があって、該金融機関に商品
代金相当額が預託されたときには、販売者の端末にその
旨通知し、その後に商品発送が行われるものである。
【0010】すなわち、本発明のインターネット商取引
システムでは、インターネットを介して、販売者の使用
する端末、消費者の使用する端末、金融機関で処理を行
う端末が存在したものであり、相互に何らかの手法(例
えば電子メール)で連絡が可能とされている。
【0011】販売者及び消費者は、それぞれ決済ないし
商品発送に必要な情報、例えば自分を証明するための住
所、氏名、連絡先などを該金融機関の端末に登録して商
取引に際して使用する番号を取得する。
【0012】このようにすることで、販売者は、その番
号を取得することで本発明のインターネット商取引シス
テムを運用する適正な販売業者であることの証明がなさ
れることとなり、一方、消費者は、販売者等にはその番
号(に伴う個人情報は金融機関しか知らない。ただし、
後述する場合、住所と氏名など配送先情報は運送機関も
知っている)以外の個人情報が知られることがないう
え、クレジットカード番号や口座番号などを教えなくて
もよく、かつ手続が簡素になるというメリットがある。
【0013】販売者は、特定サイトに商品の陳列表示を
行い、消費者は、そのサイトの商品(の表示と説明)を
見て購入したい商品についてサイトを介して販売者に発
注する。この消費者からの発注は、同時に金融機関にも
転送される。
【0014】さて、消費者は、販売者に対して商品の発
注を行う前に、金融機関に予め預託金として所定の金額
(その商品の購入額についてでもよいし購入額より多く
てもよい)を金融機関に預けておく。
【0015】また、例えば金融機関として銀行を採用す
る場合は、商品発注後に、商品所定口座から別の口座に
所定の金額を移す、別の口座に消費者が別途所定の金額
を振り込む、あるいは、銀行から消費者に連絡して(別
の口座に金額がない又は足りない場合)別の口座に消費
者が別途所定の金額を振り込む、といった態様が考えら
れる。また、金融機関としてクレジットカード会社が採
用される場合は、消費者が金融機関に預けている金額に
ついて銀行に問い合わせる。
【0016】そして、金融機関は、その預託金を、例え
ば消費者と販売者とが同一店の金融機関を使用している
場合、金融機関は、消費者から商品の購入金額を預かっ
たときに、販売者にその旨伝える。
【0017】このとき、販売者は、商品の金額が金融機
関に確保されていることが確認されたこととなるので、
消費者に対して安心して商品を発送することができる。
さて、一方、消費者は、購入を望んだ商品が間違いなく
手元に届いたときに、金融機関にその旨報告する。そし
て、金融機関は、消費者から預託された金額を販売者の
口座に振り込み、取引が完了する。
【0018】もちろん商品が消費者に届かなかったと
き、あるいは、発注した商品が異なるときには、商品の
受け取りを拒否したり、再発送を要請したり、取引を破
棄するといった選択をすることが可能で、正式な商品が
正しく消費者の下に届かない場合には、消費者が金融機
関にその旨連絡すれば、金融機関は消費者から預託され
た金額を販売者に振り込まない。
【0019】一方、商品が消費者に届いているにも拘わ
らず、消費者からその旨金融機関に報告がない場合、販
売者は、金融機関に問い合わせて、金融機関から消費者
に商品の返却を要請したり、また金融機関から消費者に
受け取り確認を行うよう要請することができるようにし
てもよい。
【0020】このように、本発明のインターネット商取
引システムであれば、金融機関にとっては、消費者の販
売者からの商品の購入と、販売者の消費者からの支払い
とに直接な当事者ではない立場であることから、販売者
と消費者の双方のどちらかに有利・不利に関与すること
がなく、従って、インターネット商取引を公正に行うこ
とができ、消費者が販売者に対して金額を振り込んだの
に商品が届かないといたトラブルを回避することがで
き、また、取引の安全性と財産の保全を図ることができ
る。
【0021】さらには、販売者は、販売者の端末におい
て発注書と入金の記録が取れるから、売り上げ記録を容
易に作成することができ、経営管理が容易に行えること
となり、また、入金の確認も確実に行うことが可能とな
る。
【0022】また、本発明のインターネット商取引シス
テムは、上記に加えて、消費者の端末と販売者の端末と
の間に、郵便機関、コンビニエンスストアの端末を配
し、消費者が商品を受け取ったときには、郵便機関ある
いはコンビニエンスストアの端末が、消費者を照合し、
販売者の端末と金融機関の端末に受取報告を行うもので
ある。
【0023】販売者は消費者からの支払いが行われて、
消費者は販売者からの商品が届くということで、公正な
取引は成立する。上記したものでは、金融機関を消費者
と販売者の間に介在させることで公正な取引を実現する
ようにしており、商取引において支払いに重点を置いた
ものである。よって、商取引において商品の流通に重点
をおくために、消費者と販売者との間に、郵便機関、コ
ンビニエンスストアを介在させることによって、商品の
流通が確実に行われ、商取引はさらに健全なものとする
ことができる。
【0024】すなわち、消費者と販売者との間に、例え
ば郵便機関を介在させ、商品の発注時に消費者の最寄り
の郵便機関へ商品を送るように販売者に通知しておい
て、商品をその郵便機関で留め置きし、消費者自身で商
品を購入したということを証明して商品を確認して受け
取るようにし、郵便機関が販売者と金融機関に対して、
消費者が商品を受け取った旨連絡する。
【0025】郵便機関から金融機関に対し、消費者が商
品を確認して受け取った旨連絡することで、金融機関に
対して消費者が商品の受け取りについて虚偽の連絡をす
ることがなくなり、一方、販売者には商品が消費者に届
いたことを知ることができる。このようにすれば、商品
購入時に、消費者は、販売者に対して個人情報である住
所などを知られることがないうえ、販売者は、消費者の
虚偽の連絡によるトラブルを回避することができると共
に商品の受け取りが確認できる。
【0026】なお、消費者と販売者との間に、例えばコ
ンビニエンスストアを介在させた場合は、上記の郵便機
関と同じであるが、異なるのは、コンビニエンスストア
がおよそ24時間営業している点で、消費者が自由な時
間に商品を受け取りに行くことができるということと、
郵便機関より多数存在している点で、より消費者の自宅
に近い所で商品を受け取ることができるということで、
郵便機関に較べてメリットがある。
【0027】また、本発明のインターネット商取引シス
テムは、消費者の端末と販売者の端末との間に、指定の
運送機関の端末を配し、予め運送機関が金融機関の端末
に登録して商品の流通に必要な情報を取得すると共に消
費者の番号情報に基づく発送先情報を取得し、消費者に
商品を届けた際には、販売者の端末と金融機関の端末
に、消費者の商品受取の連絡等を行うものである。
【0028】この場合、運送機関が消費者の下に直接商
品を届けることとなるが、この運送機関もまた、本発明
のインターネット商取引システムにおける指定機関とし
て金融機関に対し登録しておくことで、公正でかつ個人
情報を漏洩することのないものとして、消費者も販売者
も安心して商品の流通を任せることができる。
【0029】運送機関は、販売者から消費者へ向けて商
品の発送を委託されるが、このときは販売者から消費者
の番号を知らされるのみとし、その後、運送機関の端末
において消費者の番号に基づく配送に要する住所や氏名
を探して、消費者の下に商品を届け、消費者の照合を行
って商品を引き渡す。
【0030】消費者は、届けられた商品について確認
し、間違いがなければ、運送機関に対して受け取りのサ
イン又は捺印などする。その後、運送機関の端末は、受
取連絡を販売者と金融機関に行う。そして、金融機関か
ら消費者から預託された金額を販売者の口座に振り込
み、取引が完了する。
【0031】このようにすることで、消費者は、販売者
に対しては個人情報を知られることなく商取引が行える
と共に、直接にその消費者の番号に基づく配送先に商品
が届けられるので、上記の郵便機関やコンビニエンスス
トアに取りに行く手間が省ける。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施例について、インターネ
ット商取引システムの概略構成を示すと共に取引の流れ
を示す図1を参照して説明する。本発明のインターネッ
ト商取引システムは、販売者端末1と、消費者端末2
と、販売者が商品を販売するために販売者端末1によっ
てインターネット上に存在させたウェブサーバに蓄積さ
れた商品販売サイト3と、販売者端末1と、消費者端末
2との間に介在する、本実施例では消費者側の金融機関
端末4と、販売者側の金融機関端末5と、郵便機関端末
(又はコンビニエンスストア端末)6とから構成され
る。
【0033】なお、図1において、実線で示された経路
は全てインターネット又は電話通信網を介して連絡が行
われる部分であり、破線で示された経路は全て物理的に
商品や金額が移動する部分又はインターネット又は電話
通信網以外の手段でもって連絡が行われる部分である。
【0034】図において、上記構成の本発明は、図に示
す( )内の数字の手順のようにインターネット商取引
が行われる。 (1)販売者(販売者端末1)は、本発明のインターネ
ット商取引システムを利用して、商品販売サイト3によ
ってインターネット商取引を行うにあたって、まず、販
売者が利用する金融機関(販売者側金融機関端末5)
に、「販売者登録」を申請する。
【0035】この「販売者登録」の申請事項は、例え
ば、販売者の、氏名(会社名)、住所、生年月日(設立
年月日)、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレ
ス、取扱商品、などである。そして、「販売者登録」の
申請と共に、規則を遵守する旨の約款についての確認を
行い、販売者側の金融機関にて適性を判断する。
【0036】(2)販売者側の金融機関において当該販
売者が適性であるとの判断が出たときには、「登録認証
番号」の通知を販売者に例えば電子メールによって通知
する。この「登録認証番号」が通知されることで、当該
販売者は、本発明のインターネット商取引システムを利
用して商取引が行えるようになったこととなる。
【0037】(3)そして、販売者は、販売者端末1を
利用して、商品販売サイト3に自分の取扱商品を陳列表
示及び説明と共に「登録認証番号」を表示したホームペ
ージを開設する。ここで、「登録認証番号」を表示する
ことによって、本発明のインターネット商取引システム
を利用していることが消費者に分かり、従って消費者が
安心して商品を購入することができるという効果があ
る。
【0038】(4)一方、消費者は、商品販売サイト3
を閲覧する前に、そのように本発明のインターネット商
取引システムを利用して商取引を行う場合、予め消費者
側の金融機関(消費者側金融機関端末4)において、
「消費者登録」の申請を行う。
【0039】「消費者登録」の申請事項は、例えば、消
費者の、氏名(会社名)、住所、生年月日(設立年月
日)、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、
などである。そして、「消費者登録」の申請と共に、規
則を遵守する旨の約款についての確認を行い、消費者側
の金融機関にて適性を判断する。
【0040】(5)消費者側の金融機関において当該消
費者が適性であるとの判断が出たときには、「消費者番
号」の通知を消費者に例えば電子メールによって通知す
る。この「消費者番号」が通知されることで、当該消費
者は、本発明のインターネット商取引システムを利用し
て商取引が行えるようになったこととなる。
【0041】金融機関に本発明のインターネット商取引
システムを利用するために、販売者が「登録認証番号」
を、消費者が「消費者番号」を得ることによって、販売
者は、金融機関に認証され、適正な取引を約束する業者
であることが消費者に対して宣伝でき、一方、消費者
は、「登録認証番号」を表示した販売者から安心して商
品を購入することができると共に、「消費者番号」のみ
で一切の手続が行えるため、つまり、氏名、住所、口座
番号、クレジットカード番号など個人情報を一切教える
ことがないので(これらは金融機関のみが知ってい
る)、より安心してしかも簡便に商品を購入することが
できることとなる。
【0042】(6)このように、本発明のインターネッ
ト商取引システムを利用する消費者と販売者と購入者と
が互いに金融機関に登録された状態で、消費者は、商品
販売サイト3において、商品についての案内ページや、
購入手続ページや、商品を決定するページ、本発明のイ
ンターネット商取引システムによる取引合意のページを
閲覧する。
【0043】例えば商品販売サイト3のトップページに
は、販売者の「登録認証番号」、インターネット商取引
システムの説明、約款が説明表示され、消費者と販売者
が安心して商取引可能である旨が表示されるようにすれ
ばよい。
【0044】そして、商品の案内ページでは、例えばそ
の商品販売サイトを運用する販売者が取り扱っている商
品の外観や性能及び説明、金額その他が商品毎に陳列表
示される。購入手続ページでは、例えばこの商品販売サ
イト3による商品の決定から消費者が商品を受け取るま
での手順と必要事項の説明が表示される。
【0045】商品決定ページでは、例えば商品名、色、
サイズ、金額、等を入力すると共に、消費者の「消費者
番号」を入力し、さらに、緊急時の連絡として電子メー
ルアドレスを入力し、後述する最寄りの郵便機関又はコ
ンビニエンスストア(郵便機関又はコンビニエンススト
ア端末6)の所在地と名称を入力するようになってい
る。
【0046】取引合意ページでは、例えば、消費者が入
力した事項に間違いがないか否かを確認すると共に、本
発明のインターネット商取引システムによる商取引に合
意することを確認するようにし、表示された確認ボタン
をクリック操作することで、販売者に対して消費者が商
品について発注をかけたこととなる。
【0047】(7)発注書は、商品販売サイト3を介し
て、(8)販売者に転送され、一方、(9)控えが消費
者に残ると共に、(10)消費者側の金融機関へも転送
される。
【0048】(11)ここで、消費者は、上記(4)
(5)で消費者登録をした消費者側の金融機関におい
て、(10)の発注書が転送されると、消費者の所定口
座から、発注書の金額分だけ預託する。なお、この金融
機関の処理は、消費者の都合で、予め別口座として所定
の金額を預託し、そこから決済するようにしてもよい
し、その都度商品の金額を預託するようにしてもよい。
【0049】また、例えば金融機関として銀行を採用す
る場合は、商品発注後に、商品所定口座から別の口座に
所定の金額を移す、別の口座に消費者が別途所定の金額
を振り込む、あるいは、銀行から消費者に連絡して(別
の口座に金額がない又は足りない場合)別の口座に消費
者が別途所定の金額を振り込む、といった態様が考えら
れる。また、金融機関としてクレジットカード会社が採
用される場合は、消費者が金融機関に預けている金額に
ついて銀行に問い合わせる。
【0050】(12)消費者側の金融機関から、商品の
金額に見合った預託金が確保できたときは、販売者及び
販売者側の金融機関に対して預託金が確保できたことを
例えば電子メールによって連絡する。このとき、販売者
は、消費者から発注された商品の金額について代金が確
保されたこととなる。
【0051】(13)従って、販売者は、消費者から発
注された商品の金額が確保されているので、安心して商
品を発送することができる。ここで、商品発送は、上記
したように消費者の最寄りの郵便機関又はコンビニエン
スストアで留め置きしてもらうようにしているので、消
費者の個人情報である自宅住所が販売者に知れることが
ない。
【0052】(14)一方、消費者は、予め商品販売サ
イト3でおよそ何日程度で所定の郵便機関又はコンビニ
エンスストアに届くということを表示したおいた場合、
所定日数経過した後、消費者自らが指定した郵便機関又
はコンビニエンスストアへ商品を受け取りに行く。ま
た、販売者は、電子メールによって、いつ消費者の指定
した郵便機関又はコンビニエンスストアに送ったかを連
絡するようにしてもよい。そのときは、その販売者から
の電子メールを受け取ってから所定日数した後に、消費
者が自分の指定した郵便機関又はコンビニエンスストア
に商品を引き取りに行く。
【0053】このとき、消費者は、(9)で控えとして
消費者に転送されている発注書を所持して、商品の包装
や送り状に記載の所定の、例えば電子メールアドレスや
「消費者番号」を照合して商品を受け取り、内容を確認
して、郵便機関又はコンビニエンスストア6で受取証に
サイン又は捺印などする。
【0054】(15)郵便機関又はコンビニエンススト
アからは、消費者が商品を確かに受け取ったことを受取
報告として消費者側の金融機関に報告すると共に、(1
6)販売者へ、例えば電子メールによって連絡する。
【0055】(17)そして、消費者側の金融機関で
は、(15)の受取報告の連絡を受けて初めて販売者側
の金融機関へ預託した金額を振り込む。
【0056】(18)そして、販売者側の金融機関で消
費者側の金融機関からの入金があったときに、販売者側
の金融機関から販売者に入金の報告を例えば電子メール
などで報告する。
【0057】このように、上記実施例では、販売者にと
って、消費者からの商品に対する代金は、消費者側の金
融機関が預託金を確保したときに集金できたこととなる
から安心して商品を送ることができ、よって商品を送っ
たが支払いがないなどといったトラブルが発生すること
がなく、一方、消費者は、商品を確認するまで販売者に
代金を支払うことがないので、支払いを済ませたが商品
が届かないといったトラブルが発生することがない。
【0058】さらには、販売者は、販売者の端末におい
て発注書と入金の記録が取れるから、売り上げ記録を容
易に作成することができ、経営管理が容易に行えること
となり、また、入金の確認も確実に行うことが可能とな
る。
【0059】なお、上記した態様は、本発明の請求項1
に請求項2を付加した状態での態様であるが、請求項1
のみに基づく態様としては、郵便機関又はコンビニエン
スストア6が省略され、販売者からの商品発送は消費者
の住所へ直接送ればよい。そのときにおいて、消費者の
住所などが販売者に知れないようにするためには、例え
ば運送会社などが、消費者の「消費者番号」から消費者
側の金融機関(本発明のインターネット商取引システム
を運用している金融機関であればどの金融機関でもよ
い)に問い合わせて、住所を調べて配送すればよい。
【0060】そして、運送会社は、商品を消費者の手元
に届けて受取を確認したときに、運送会社から販売者と
消費者側の金融機関とに受取の連絡を入れるようにす
る。このようにすることでも、販売者に購入者のプライ
バシー情報を一切公表することがないので、消費者にと
っては安心して商取引を行うことが可能となる。
【0061】ここで、本発明の請求項3に基づく態様に
ついて説明する。上記では運送会社が金融機関に「消費
者番号」に基づく住所を問い合わせて配送するようにし
ているが、請求項3では、図示しないが、運送機関は、
本発明のインターネット商取引システムを採用する正規
の業者である旨を登録しているので、「消費者番号」に
基づく消費者の所定の情報(例えば住所と氏名など)を
知っていても問題がないとした。そして、図1において
は、販売者端末1と消費者端末2との間に介在している
郵便機関(又はコンビニエンスストア)端末6に代え
て、運送機関が介在することとなる。
【0062】すなわち、本発明の請求項3は、消費者の
端末と販売者の端末との間に、指定の運送機関の端末を
配し、予め運送機関が金融機関の端末に登録して商品の
流通に必要な情報を取得すると共に消費者の番号情報に
基づく発送先情報を取得し、消費者に商品を届けた際に
は、販売者の端末と金融機関の端末に、消費者の商品受
取の連絡等を行うものである。
【0063】このように、運送機関もまた、本発明のイ
ンターネット商取引システムにおける指定機関として金
融機関に対し登録しておくことで、公正でかつ個人情報
を漏洩することのないものとして、消費者も販売者も安
心して商品の流通を任せることができる。
【0064】さて、運送機関は、販売者から消費者へ向
けて商品の発送を委託されるが、このときは販売者から
消費者の番号を知らされるのみであり、その後、運送機
関の端末において「消費者番号」に基づく配送に要する
住所や氏名を探して、消費者の下に商品を届け、消費者
の照合を行って商品を引き渡す。
【0065】消費者は、届けられた商品について確認
し、間違いがなければ、運送機関に対して受け取りのサ
イン又は捺印などする。その後、運送機関の端末は、受
取連絡を販売者と金融機関に行う。そして、金融機関か
ら消費者から預託された金額を販売者の口座に振り込
み、取引が完了する。
【0066】このようにすることでも、消費者は、販売
者に対しては個人情報を知られることなく商取引が行
え、直接にその消費者の番号に基づく配送先に商品が届
けられるので、インターネット商取引がより一層便利と
なる。
【0067】また、消費者は「消費者番号」を、自宅で
一つ、勤め先で一つ、といったように複数登録すること
で、「消費者番号」を使い分けることで、自分の都合の
よい場所に商品を届けてくれるようになり、一層便利と
なる。
【0068】また、上記実施例では、特に何も限定する
ことなく金融機関としていたが、金融機関は、例えば銀
行や郵便局であってもよいし、クレジット会社であって
もよく、また、上記実施例では、消費者側の金融機関と
販売者側の金融機関とは異なる態様としていたが当然に
同一系列の銀行、又は同一の銀行であってもよい。
【0069】さらに、上記実施例では、郵便機関又はコ
ンビニエンスストア6としていたが、郵便局であると、
所定時刻で業務を終了してしまうので、消費者の都合の
よい時間に商品を受け取ることができないが、コンビニ
エンスストアであれば、およそ24時間営業の店が多い
ので、消費者の都合のよい時間に商品を受け取ることが
可能となる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の本発明のインタ
ーネット商取引システムは、消費者の端末と販売者の端
末との間に、インターネット接続によって該消費者と販
売者の各々の端末に対して通信可能な金融機関の端末を
備えて、消費者と販売者との間に直接取引と関係のない
金融機関を介在させることによって、金融機関にとって
は、消費者の販売者からの商品の購入と、販売者の消費
者からの支払いとに直接な当事者ではない立場であるこ
とから、販売者と消費者の双方のどちらかに有利・不利
に関与することがなく、従って、インターネット商取引
を公正に行うことができ、消費者が販売者に対して金額
を振り込んだのに商品が届かないといたトラブルを回避
することができ、また、取引の安全性と財産の保全を図
ることができる。また、販売者は、販売者の端末におい
て発注書と入金の記録が取れるから、売り上げ記録を容
易に作成することができ、経営管理が容易に行えること
となり、また、入金の確認も確実に行うことが可能とな
る。
【0071】また、本発明のインターネット商取引シス
テムは、上記に加えて、消費者の端末と販売者の端末と
の間に、郵便機関、あるいはコンビニエンスストアの端
末を配し、消費者が商品を受け取ったときには、郵便機
関あるいはコンビニエンスストアの端末が、消費者を照
合し、販売者の端末と金融機関の端末に受取報告を行う
ので、商品購入時に、消費者は、販売者に対して個人情
報である住所などを知られることがないうえ、販売者
は、消費者の虚偽の連絡によるトラブルを回避すること
ができると共に商品の受け取りが確認できる。
【0072】また、消費者と販売者との間に、例えばコ
ンビニエンスストアを介在させた場合は、コンビニエン
スストアがおよそ24時間営業している点で、消費者が
自由な時間に商品を受け取りに行くことができるという
ことと、郵便機関より多数存在している点で、より消費
者の自宅に近い所で商品を受け取ることができる。
【0073】また、本発明のインターネット商取引シス
テムは、消費者の端末と販売者の端末との間に、指定の
運送機関の端末を配し、予め運送機関が金融機関の端末
に登録して商品の流通に必要な情報を取得すると共に消
費者の番号情報に基づく発送先情報を取得し、消費者に
商品を届けた際には、販売者の端末と金融機関の端末
に、消費者の商品受取の連絡等を行うので、消費者も販
売者も安心して商品の流通を任せることができ、販売者
に対して消費者の個人情報を知られることなく商取引が
行えると共に、直接にその消費者の番号に基づく配送先
に商品が届けられるので、より一層便利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターネット商取引システムの概略
構成を示すと共に商取引の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 販売者端末 2 消費者端末 3 商品販売サイト 4 消費者側金融機関端末 5 販売者側金融機関端末 6 郵便機関又はコンビニエンスストア端末

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット上に存在させたウェブサ
    ーバに、販売者が商品を販売するためのサイトをインタ
    ーネット接続可能な端末を用いて蓄積し、消費者はイン
    ターネット接続可能な端末を用いて前記サイトに接続し
    て商品の発注をし、販売者は前記サイトからの消費者の
    発注に基づいて商品を発送するインターネット商取引シ
    ステムにおいて、前記消費者の端末と販売者の端末との
    間に、インターネット接続によって該消費者と販売者の
    各々の端末に対して通信可能な金融機関の端末を備え、
    予め販売者及び消費者がそれぞれ決済ないし商品発送に
    必要な情報を該金融機関の端末に登録して商取引に際し
    て使用する番号を取得すると共に、消費者から商品の発
    注があって、該金融機関に商品代金相当額が預託された
    ときには、販売者の端末にその旨通知し、その後に商品
    発送が行われることを特徴とするインターネット商取引
    システム。
  2. 【請求項2】 消費者の端末と販売者の端末との間に、
    郵便機関あるいはコンビニエンスストアの端末を配し、
    消費者が商品を受け取ったときには、郵便機関あるいは
    コンビニエンスストアの端末が、消費者を照合し、販売
    者の端末と金融機関の端末に受取報告を行うことを特徴
    とする請求項1記載のインターネット商取引システム。
  3. 【請求項3】 消費者の端末と販売者の端末との間に、
    指定の運送機関の端末を配し、予め運送機関が金融機関
    の端末に登録して商品の流通に必要な情報を取得すると
    共に消費者の番号情報に基づく発送先情報を取得し、消
    費者に商品を届けた際には、販売者の端末と金融機関の
    端末に、消費者の商品受取の連絡等を行うことを特徴と
    する請求項1記載のインターネット商取引システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015128956A1 (ja) * 2014-02-26 2015-09-03 秀也 岡崎 商品代金管理装置、商品代金管理方法及び商品代金管理プログラム

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