JP2001243314A - 制限付き製品販売システムおよび制限付き製品販売方法 - Google Patents

制限付き製品販売システムおよび制限付き製品販売方法

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JP2001243314A
JP2001243314A JP2000056153A JP2000056153A JP2001243314A JP 2001243314 A JP2001243314 A JP 2001243314A JP 2000056153 A JP2000056153 A JP 2000056153A JP 2000056153 A JP2000056153 A JP 2000056153A JP 2001243314 A JP2001243314 A JP 2001243314A
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shop
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degree
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Isao Takeda
功 竹田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発注者とサイバーショップと間で安全取引が
でき、かつ発注者のセキュリティを向上できる制限付き
製品販売システムを提供すること。 【解決手段】 サイバー警察署110から配布された手
配書を基に得られたサイバーショップ121の信頼度合
いの情報を発注者10がサイバー派出所122から受信
して確認後、発注者10はユーザ端末20からサイバー
ショップ121に製品を発注すると、サイバーショップ
121がサイバー派出所122により手配書に基づき得
られた発注者10の信頼度合いの情報を確認後、信頼度
合いに応じてサイバーショップの製品情報をユーザ端末
20に送信する。ユーザ端末20は製品情報から製品を
発注すると、サイバーショップ121で決済し、発注者
10の入金確認後、サイバーショップ121は取引の完
了をサイバー派出所122に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制限付き製品販
売システムおよび制限付き製品販売方法に関し、特に、
インターネットなどのネットワークを介した客とサイバ
ーショップとの商取引において客の信頼度合いに応じ
て、販売する製品の制限を行う制限付き製品販売システ
ムおよび制限付き製品販売方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットなどのネットワークを用
いて、製品の商取引を行う従来の製品販売方式におい
て、サイバーショップによる商品の未納や、ユーザの代
金の未納などのトラブルが発生している。図5は従来の
ネットワークを利用してユーザとサイバーショップとの
間で電子商取引を行う製品販売システム構成を示すブロ
ック図である。この図5を参照して従来の製品販売シス
テムについて説明すると、注文者10はユーザ端末20
を用いてネットワーク100を介してサイバーモール1
20のサイバーショップ121へアクセスを行い、サイ
バーショップ121は注文者10に対して製品を発送
し、注文者はサイバーショップ121に対して代金を入
金することにより、注文者10とサイバーショップ12
1との間で商取引を行う。
【0003】この場合、サイバーショップ121から注
文者に対する商品未納が発生した場合、注文者10はサ
イバーショップ121の経営者に対して状況を確認し、
場合によっては警察110へ通報する。一方、サイバー
ショップ121から製品を発送したのにもかかわらず、
注文者10から製品に対する代金が入金されないという
代金未納が発生した場合、サイバーショップ121の経
営者は注文者10に対して状況を確認し、場合によって
はこの経営者は警察110へ通報する。
【0004】また、このような電子商取引に関して、代
金回収の困難性を克服するために、商品購入時にユーザ
に対する与信調査を行うことにより商品代金の不支払い
による損害を少なくできるネットワークを用いた商品販
売システムおよび電子決済システムに関して、特開平1
0−207962号公報に開示されている。この公報の
場合は、サーバにインターネットを介して複数のユーザ
端末を接続し、サーバから各ユーザ端末に対して商品情
報を送信し、かつ各ユーザ端末からサーバに対して購入
希望商品情報を送信する電子決済システムにおいて、ユ
ーザ端末から購入希望商品情報を受けると、この購入希
望商品情報やユーザ個人情報を用いてユーザに対する与
信調査を行う調査手段を備えたものである。
【0005】しかし、この公報の場合、ユーザに対する
与信調査を行うことができても、サイバーモールにおけ
サイバー派出所側でユーザ(発注者)およびサイバーシ
ョップの両方に対する信頼度合いや、モラルなどの確認
ができないため、電子商取引におけるセキュリティの面
でなお十分であるとは言えない。なお、近似技術に、特
開平10−326310号公報、特開平10−2079
56号公報などを挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、上記図5で示し
た従来の電子商取引を行う製品販売システムの場合に
は、トラブルを未然に防ぐことはできないという課題が
ある。その理由は悪質な客や悪質なサイバーショップ経
営者に対する情報が得られなかったためである。さら
に、客がプライバシィ情報を様々なサイバーショップへ
登録する必要があるという課題もある。その理由は、登
録されたプライバシィ情報の利用に関しては客の同意が
必要であり、他サイバーショップなどへの流用ができな
かったためである。
【0007】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、ユーザおよびサイバーショップの
両方の信頼度合いや、モラルの確認ができ、安全な取引
が可能となるとともに、個人のプライバシィを保護し、
セキュリティを向上させることができる商取引の信頼性
を向上させる制限付き製品販売システムおよび制限付き
製品販売方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の制限付き製品販売システムは、注文者か
ら製品の発注を受信すると、注文者の信頼度合いなどの
情報の問合せの出力とこの問合せに対する回答を基に上
記注文者に対して注文者の信頼度合いに応じて提供する
製品情報を制限をするとともに、上記注文者との取引行
為を行う場合に決済を行って上記注文者からの入金確認
後、取引完了報告の出力と悪質な注文者の場合に悪質な
注文者の報告の出力とを行うサイバーショップと、上記
サイバーショップから上記注文者の上記情報の問合せに
対して手配書を参照して上記サイバーショップに回答す
るとともに、上記注文者から上記サイバーショップの信
頼度合いなどの情報の問合せに対して手配書を参照して
上記注文者に回答を出力し、かつ上記注文者と上記サイ
バーショップとの間の取引記録、悪質な注文者やサイバ
ーショップの情報を出力するサイバー派出所とから構成
されるサイバーモールと、上記サイバー派出所に対して
上記悪質な注文者やサイバーショップの名前、信頼度合
いなどの情報を含む上記手配書を配布し、かつ上記サイ
バー派出所から出力される上記取引記録、上記悪質な注
文者やサイバーショップの情報を受け取るサイバー警察
署と、上記サイバーモールへアクセスして上記サイバー
ショップに製品の購入注文情報を送信し、かつ上記サイ
バーショップが提供する上記製品情報の画面表示が可能
であるとともに、上記サイバー派出所から出力される上
記サイバーショップの信頼度合いなどの情報を表示し、
悪質なサイバーショップを上記サイバー派出所に対して
報告するユーザ端末と、上記サイバーモールと上記ユー
ザ端末と上記サイバー警察署とを相互に接続する通信ネ
ットワークとを備えることを特徴とする。
【0009】そのため、注文者が自己のユーザ端末を利
用してサイバーショップに製品購入のために、ユーザ端
末からサイバー派出所に対してサイバーショップの信頼
度合いなどの情報の問合せを行うと、サイバー派出所は
サイバー警察署から配布されている手配書を参照して、
その信頼度合いなどをユーザ端末に送信し、ユーザ端末
はサイバーショップの信頼度合いなどを表示し、確認す
る。この確認により注文者がサイバーショップを利用す
る場合にサイバーショップをアクセスすると、アクセス
されたサイバーショップはサイバー派出所に対して注文
者の信頼度合いなどの情報の問合せを行い、サイバー派
出所はこの問合せに対してサイバー警察署から配布され
ている手配書を参照して注文者の信頼度合いなどを確認
し、その確認した信頼度合いをサイバーショップが確認
すると、その確認に応じて製品情報をユーザ端末に送信
し、ユーザ端末は製品情報を表示し、表示された製品情
報の中から意図する製品をサイバーショップに申し込
む。サイバーショップはその申し込みに対する決済を行
い、注文者が入金を行うと、サイバーショップは入金の
確認後、サイバーショップは取引の完了をサイバー派出
所に報告するとともに、サイバー派出所はサイバー警察
署に取引記録を送信するようにしたので、注文者および
サイバーショップの両方の信頼度合いや、モラルの確認
ができ、安全な取引が可能となるとともに、個人のプラ
イバシィを保護し、セキュリティを向上させることがで
きる。
【0010】また、この発明の制限付き製品販売方法
は、注文者がサイバーモールのサイバーショップに製品
購入の注文情報を送信する際に、注文者がユーザ端末か
らサイバー派出所にサイバーショップの信頼度合いの確
認要求を送信することにより、サイバー派出所はサイバ
ー警察署から配布されている手配書を参照してサイバー
ショップの信頼度合いを上記ユーザ端末に送信してこの
ユーザ端末に表示する第1ステップと、上記ユーザ端末
に表示された上記サイバーショップの信頼度合いに基づ
き注文者がサイバーショップにアクセスすると、サイバ
ーショップがサイバー派出所に対して上記注文者の信頼
度合いの確認要求をする第2ステップと、上記注文者の
信頼度合いの確認要求に対して上記サイバー警察署から
配布されている手配書を上記サイバー派出所で参照して
上記注文者の信頼度合いをサイバーショップに送信する
ことにより、上記サイバーショップが注文者の信頼度合
いに基づき展示する製品を決定して、ユーザ端末に送信
および表示させる第3ステップと、上記ユーザ端末に表
示されている製品から上記注文者が購入希望の製品を上
記サイバーショップに発注することにより上記サイバー
ショップが決済手続を行って注文者の入金確認を行う第
4ステップと、上記サイバーショップが上記入金確認
後、上記サイバー派出所へ取引完了の報告を行うととも
に、サイバー派出所から上記サイバー警察署へ取引記録
を送信する第5ステップとを備えることを特徴とする。
【0011】そのため、第1ステップで、注文者がサイ
バーショップの製品を購入する際に、注文者が使用する
サイバー端末からサイバー派出所に対して、サイバーシ
ョップの信頼度合いの確認要求を送信すると、サイバー
派出所はサイバー警察署から配布されている手配書を参
照してサイバーショップの信頼度合いをユーザ端末に送
信し、ユーザ端末に表示する。第2ステップでは、ユー
ザ端末に表示されたサイバーショップの信頼度合いを注
文者が確認してユーザ端末によりサイバーショップにア
クセスすると、サイバーショップはサイバー派出所に対
して注文者の信頼度合いの確認要求を行う。第3ステッ
プでは、サイバー派出所がサイバー警察署から配布され
ている手配所を参照して注文者の信頼度合いをサイバー
ショップに送信すると、サイバーショップは注文者の信
頼度合いに応じて展示する製品を決定して、ユーザ端末
に送信するととともに、ユーザ端末に表示させる。第4
ステップでは、ユーザ端末に表示されている製品から注
文者が購入したい製品をサイバーショップにユーザ端末
を用いて発注すると、サイバーショップが決済手続を行
い、注文者が入金しているか、否かの確認を行う。第5
ステップでは、サイバーショップがユーザによる入金を
確認すると、サイバーショップからサイバー派出所に取
引完了の報告を行うとともに、サイバー派出所からサイ
バー警察署に取引記録を送信するようにしたので、注文
者およびサイバーショップの両方の信頼度合いや、モラ
ルの確認ができ、安全な取引が可能となるとともに、個
人のプライバシィを保護し、セキュリティを向上させる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次ぎに、この発明による制限付き
製品販売システムおよび制限付き製品販売方法の実施の
形態について図面に基づき説明する。図1は、この発明
による制限付き製品販売システムの第1実施の形態の構
成を示すブロック図である。この図1において、図5と
同一部分には同一符号を付して説明する。
【0013】この第1実施の形態では、ユーザである注
文者10が使用するユーザ端末20と、サイバー警察署
110と、サイバーモール120と、これらを相互に接
続するインターネットなどの通信ネットワーク100
(以下、ネットワークという)から構成されている。この
第1実施の形態では、サイバー警察署110とサイバー
モール120は異なるサーバである場合を例示してい
る。サイバーモール120はサイバーショップ121と
サイバー派出所122から構成されている。ユーザ端末
20は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置で
ある。ユーザ端末20は、ネットワーク100を介しサ
イバーモール120へアクセスし、サイバーショップ1
21、サイバー派出所122へアクセスすることができ
る。
【0014】ユーザ端末20は、サイバーショップ12
1が提供する製品情報を図示しない画面上に表示させる
ことができる。製品情報としては、たとえば、コンパク
トディスク、本またはソフトウェアなどの製品に関する
情報であり、製品の名称、型番、商品番号、色または価
格などの情報も含む。ユーザ端末20は、さらに、サイ
バー派出所122からサイバーショップ121の信頼度
合い、モラルなどの情報をネットワーク100を介して
表示させることができる。
【0015】ユーザ端末20は悪質なサイバーショップ
をサイバー派出所122に対して報告することができ
る。サイバー警察署110はネットワーク100を介
し、サイバー派出所122に対して手配書を配布する。
手配書には悪質な注文者10やサイバーショップ名前、
信頼度合い、モラルなどの情報も含む。サイバー警察署
110はネットワーク100を介し、サイバー派出所1
22からの取引記録、悪質な注文者10やサイバーショ
ップの情報を受け取る。
【0016】サイバーショップ121はサイバー派出所
122に対して、注文者10の信頼度合い、モラルなど
の情報を問い合わせ、その情報をもとに提供する製品情
報に制限をかけ、ユーザ端末20へ送信する。サイバー
ショップ121は取引行為が行われた場合に決済を行
う。決済には電子決済や銀行振込などがある。サイバー
ショップ121は客からの入金を確認後サイバー派出所
122に対して、取引完了を報告する。サイバーショッ
プ121は悪質な注文者10をサイバー派出所122に
対して報告することができる。
【0017】サイバー派出所122はサイバーショップ
121やインターネット100を介したユーザ端末20
へ、それぞれ注文者10、サイバーショップ121の信
頼度合い、モラルなどの情報を送る。サイバー派出所1
22はサイバーショップ121やインターネット100
を介したユーザ端末20へ注文者10の信頼度合い、モ
ラルなどの情報を送る。サイバー派出所122はサイバ
ー警察署110へ取引記録、悪質な注文者10やサイバ
ーショップ121の情報を送り、手配書を受け取る。
【0018】次ぎに、以上のように構成されたこの発明
による制限付き製品販売システムの動作について、図2
ないし図4を併用して説明する。この動作の説明を行う
ことにより、この発明による制限付き製品販売方法の第
1実施の形態の説明を兼ねることにする。以降の説明で
は、ネットワーク100はインターネットであるとす
る。また、信頼度合い、モラルなどの情報は信頼度合い
で表現する。
【0019】図2では注文者10の信頼度合いに応じた
展示を行うサイバーショップ121の取引動作を示す。
図2を参照すると、注文者10は、サイバーショップ1
21の製品を購入するに際して、あらかじめサイバーシ
ョップ121の信頼の度合いを確認する必要がある。そ
こで、注文者10は自分のユーザ端末20を介してサイ
バー派出所122へ、サイバーショップ121の信頼度
合いの確認要求をする(ステップA1)。これに応答し
て、サイバー派出所122はサイバー警察署110から
配布されている手配書を参照し、サイバーショップ12
1の信頼度合いの情報をユーザ端末20に、たとえば電
子メールで送信する(ステップA2)。
【0020】ユーザ端末20はサイバーショップ121
の信頼度合いを自己の表示画面に表示し、注文者10は
この表示画面を見てサイバーショップ121を利用する
か否かを判断する(ステップA3)。この判断の結果、
注文者10がサイバーショップ121を利用しない場合
の動作については図3に示すが、その説明は後程行う。
【0021】注文者10がサイバーショップ121を利
用する場合、インターネット100上に開設しているサ
イバーショップ121へアクセスを行う(ステップA
4)。サイバー派出所122に対して、サイバーショッ
プ121はアクセスしてきた注文者10の信頼度合いの
確認を要求する(ステップA5)。サイバー派出所12
2はこの注文者10の信頼度合いの確認要求を受ける
と、サイバー派出所122はサイバー警察署110から
配布されている手配書を参照し、注文者10の信頼度合
いをサイバーショップ121に送信する(ステップA
6)。
【0022】サイバーショップ121はサイバー派出所
122から送られてきた注文者10の信頼度合いを判断
し、展示する製品を決定する(ステップA7)。この場
合、ユーザの信頼度合いにより展示する製品を変えるこ
とができる。サイバーショップ121は決定した製品を
サイバーショップ121に展示する(ステップA8)と
ともに、ユーザ端末20の表示画面に表示する。ユーザ
端末20に表示されている製品の中から、注文者10は
購買希望の製品をサイバーショップ121に申し込む
(ステップA9)。
【0023】サイバーショップ121はこの申し込みを
受けることにより、電子決済、銀行振込などの決済の手
続きを行う(ステップA10)。この決済にしたがっ
て、注文者10はサイバーショップ121に入金を行う
(ステップA11)。サイバーショップ121は注文者
10からの入金を確認後、注文者10に製品を発送し、
サイバー派出所122へ取引完了の報告を行う(ステッ
プA12)。
【0024】サイバー派出所122はこの取引完了の報
告を受けると、サイバー警察署110へ取引記録を送信
する(ステップA13)。このように、サイバーショッ
プ121の信頼度合いの程度が普通またはそれ以上の程
度の高い場合に、注文者10とサイバーショップ121
との間の一連の電子商取引の手順を実行することにな
る。
【0025】次ぎに、サイバーショップ121の信頼度
合いが比較的低い場合の動作について図3のフローチャ
ートを参照して説明する。この図3では、サイバーショ
ップ121の信頼度合いが低い場合の動作手順をを示
す。この図3において、図2と同じく、注文者10は、
サイバーショップ121の製品の購入に際して、サーバ
ーショップ121の信頼度合いを知る必要ある。
【0026】そこで、ユーザである注文者10は、自分
のユーザ端末20を介してサイバー派出所122へ、サ
イバーショップ121の信頼度合いの確認要求をする
(ステップB1)。サイバー派出所122はこのサイバ
ーショップ121の信頼度合いの確認要求を受信する
と、サイバー派出所122はこれに応答して、サイバー
派出所122はサイバー警察署110から配布されてい
る手配書を参照し、サイバーショップ121の信頼度合
いをユーザ端末20に送信する(ステップB2)。
【0027】ユーザ端末20はサイバーショップ121
の信頼度合いを自己の表示画面に表示し、注文者10は
その表示画面を見てサイバーショップ121を利用する
か否かを判断する(ステップB3)。この判断の結果、
サイバーショップ121の信頼度合いが低い場合はユー
ザ端末20はサイバーショップ121へのアクセスを行
わないようにすることができる(ステップB4)。
【0028】次ぎに、サイバー警察署110による手配
書作成手順とその配布手順について説明する。図4は、
サイバー警察署110による手配書作成・送付の流れを
示すフローチャートである。注文者10やサイバーショ
ップ121が悪質な行為を行ったり、マナー違反を行っ
た場合、ユーザ端末20やサイバーショップ121はサ
イバー派出所122に対して、マナー違反の報告を行う
(ステップC1)。
【0029】サイバー派出所122は、ユーザ端末20
またはサイバーショップ121からマナー違反の報告を
受けることにより、サイバー派出所122はサイバー警
察署110に対して、ユーザ端末20またはサイバーシ
ョップ121のマナー違反の報告を行う(ステップC
2)。サイバー警察署110はこのマナー違反の報告を
受けることにより、この報告の内容が悪質な行為である
か、否かを調べるために、悪質な行為とこれまでの正常
な取引行為を比べ、指名手配を行うべきかどうかを判断
する(ステップC3)。
【0030】この判断の結果、マナー違反の報告内容か
ら注文者10またはサイバーショップ121に対して、
サイバー警察署110は指名手配と決定された場合は手
配書を作成する(ステップC4)。作成された手配書は
サイバー警察署110の関連するサイバー派出所122
へ手配書を送付する(ステップC5)。なお、サイバー
警察署110は個人情報を集中管理することもできる。
【0031】このように、この発明の第1実施の形態で
は、サイバーショップ121が信頼できる客であるか、
否かを判断して、信頼度合いに応じて取引の内容を変え
て、取引できる製品を限定可能にするとともに、逆に注
文者10がサイバーショップ121を信頼できるか、否
かの判断を行ってサイバーショップの信頼度合いを表示
したり、さらには、サイバー警察署110で個人情報を
集中管理可能であるから、信頼度合いの低い注文者10
(すなわち、客)はサイバーショップ121にとってリ
スクの高い製品の取引をすることができない。また、注
文者10は信頼度合いの低いサイバーショップ121を
回避することができる。さらに、複数のサイバーショッ
プは個人のデータを保有する必要がなくなる。
【0032】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。第2の実施形態では決済方法を限定するよ
うにしたものである。第1の実施の形態では、図2のス
テップA8で製品を限定させて展示したが、この第2実
施の形態では、図2のステップA10の決済を限定す
る。たとえば、クレジットカード決済では注文者10の
入金に時間がかかっていたが、デビットカード決済に限
定すると、決済から入金までの時間が短くなり、取引の
リスクが少なくなる。これに伴い、サイバーショップに
とって、信頼度合いの低い注文者10に対しては、リス
クの高い決済方法を選択させないで済ませる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、悪質
な客、悪質なサイバーショップの確認を可能にして、こ
れらの悪質な客、悪質なサイバーショップに対しては取
引を制限するようにしたので、客とサイバーショップの
安全な取引が可能となる。また、複数のサイバーショッ
プに注文者の個人データを持たせる必要がなくなり、個
人データの流出の可能性が少なくなるようにしたので、
客のセキュリティが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による制限付き製品販売システムの第
1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明による制限付き製品販売システムの第
1の実施の形態に適用される注文者が悪質な場合の動作
の流れを示すフローチャートである。
【図3】この発明による制限付き製品販売システムの第
1の実施の形態におけるサイバーショップが悪質な場合
の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】この発明による制限付き製品販売システムの第
1の実施の形態におけるサイバー警察署で作成されれる
手配書作成・配布の動作の流れを示すフローチャートで
ある。
【図5】従来の製品販売システムの構成をを示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10……注文者、20……ユーザ端末、100……ネッ
トワーク、110……サイバー警察署、120……サイ
バーモール30、121……サイバーショップ、122
……サイバー派出所。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注文者から製品の発注を受信すると、注
    文者の信頼度合いなどの情報の問合せの出力とこの問合
    せに対する回答を基に上記注文者に対して注文者の信頼
    度合いに応じて提供する製品情報を制限をするととも
    に、上記注文者との取引行為を行う場合に決済を行って
    上記注文者からの入金確認後、取引完了報告の出力と悪
    質な注文者の場合に悪質な注文者の報告の出力とを行う
    サイバーショップと、上記サイバーショップから上記注
    文者の上記情報の問合せに対して手配書を参照して上記
    サイバーショップに回答するとともに、上記注文者から
    上記サイバーショップの信頼度合いなどの情報の問合せ
    に対して手配書を参照して上記注文者に回答を出力し、
    かつ上記注文者と上記サイバーショップとの間の取引記
    録、悪質な注文者やサイバーショップの情報を出力する
    サイバー派出所とから構成されるサイバーモールと、 上記サイバー派出所に対して上記悪質な注文者やサイバ
    ーショップの名前、信頼度合いなどの情報を含む上記手
    配書を配布し、かつ上記サイバー派出所から出力される
    上記取引記録、上記悪質な注文者やサイバーショップの
    情報を受け取るサイバー警察署と、 上記サイバーモールへアクセスして上記サイバーショッ
    プに製品の購入注文情報を送信し、かつ上記サイバーシ
    ョップが提供する上記製品情報の画面表示が可能である
    とともに、上記サイバー派出所から出力される上記サイ
    バーショップの信頼度合いなどの情報を表示し、悪質な
    サイバーショップを上記サイバー派出所に対して報告す
    るユーザ端末と、 上記サイバーモールと上記ユーザ端末と上記サイバー警
    察署とを相互に接続する通信ネットワークと、 を備えることを特徴とする制限付き製品販売システム。
  2. 【請求項2】 上記サイバーショップは、上記注文者の
    信頼度合いに応じて決済の方法を制限することを特徴と
    する請求項1記載の制限付き製品販売システム。
  3. 【請求項3】 上記サイバー警察署とサイバーモールは
    異なるサーバであることを特徴とする請求項1記載の制
    限付き製品販売システム。
  4. 【請求項4】 上記通信ネットワークは、インターネッ
    トであることを特徴とする請求項1記載の制限付き製品
    販売システム。
  5. 【請求項5】 上記各信頼度合いは、モラルであること
    を特徴とする請求項1記載の制限付き製品販売システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記サイバーショップの信頼度合いの情
    報は、上記サイバー派出所から電子メールにより上記ユ
    ーザ端末に送信されることを特徴とする請求項1記載の
    制限付き製品販売システム。
  7. 【請求項7】 上記サイバー警察署は、上記サイバー派
    出所から上記注文者あるいは上記サイバーショップのマ
    ナー違反の報告を受けると、この報告の内容からこれま
    での正常な取引行為とを比較して指名手配を行うか判断
    することを特徴とする請求項1記載の制限付き製品販売
    システム。
  8. 【請求項8】 上記サイバーショップは、上記注文者の
    信頼度の低い場合にリスクの高い決済方法を選択させな
    いことを特徴とする請求項1記載の制限付き製品販売シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 上記サイバーショップは、上記注文者の
    信頼度の低い場合にデビットカードで決済することを特
    徴とする請求項1記載の制限付き製品販売システム。
  10. 【請求項10】 注文者がサイバーモールのサイバーシ
    ョップに製品購入の注文情報を送信する際に、注文者が
    ユーザ端末からサイバー派出所にサイバーショップの信
    頼度合いの確認要求を送信することにより、サイバー派
    出所はサイバー警察署から配布されている手配書を参照
    してサイバーショップの信頼度合いを上記ユーザ端末に
    送信してこのユーザ端末に表示する第1ステップと、 上記ユーザ端末に表示された上記サイバーショップの信
    頼度合いに基づき注文者がサイバーショップにアクセス
    すると、サイバーショップがサイバー派出所に対して上
    記注文者の信頼度合いの確認要求をする第2ステップ
    と、 上記注文者の信頼度合いの確認要求に対して上記サイバ
    ー警察署から配布されている手配書を上記サイバー派出
    所で参照して上記注文者の信頼度合いをサイバーショッ
    プに送信することにより、上記サイバーショップが注文
    者の信頼度合いに基づき展示する製品を決定して、ユー
    ザ端末に送信および表示させる第3ステップと、 上記ユーザ端末に表示されている製品から上記注文者が
    購入希望の製品を上記サイバーショップに発注すること
    により上記サイバーショップが決済手続を行って注文者
    の入金確認を行う第4ステップと、 上記サイバーショップが上記入金確認後、上記サイバー
    派出所へ取引完了の報告を行うとともに、サイバー派出
    所から上記サイバー警察署へ取引記録を送信する第5ス
    テップと、 を備えることを特徴とする制限付き製品販売方法。
  11. 【請求項11】 上記サイバーショップは、上記注文者
    の信頼度合いに応じて決済の方法を制限することを特徴
    とする請求項10記載の制限付き製品販売方法。
  12. 【請求項12】 上記サイバー警察署とサイバーモール
    は異なるサーバであることを特徴とする請求項10記載
    の制限付き製品販売方法。
  13. 【請求項13】 上記各信頼度合いは、モラルであるこ
    とを特徴とする請求項10記載の制限付き製品販売方
    法。
  14. 【請求項14】 上記サイバーショップの信頼度合いの
    情報は、上記サイバー派出所から電子メールにより上記
    ユーザ端末に送信されることを特徴とする請求項10記
    載の制限付き製品販売方法。
  15. 【請求項15】 上記サイバーショップが悪質な場合に
    は、上記ユーザ端末からサイバー派出所に電子メールに
    より報告されることを特徴とする請求項10記載の制限
    付き製品販売方法。
  16. 【請求項16】 上記注文者が悪質な場合には、上記サ
    イバー派出所から上記サイバーショップに電子メールに
    より報告されることを特徴とする請求項10記載の制限
    付き製品販売方法。
  17. 【請求項17】 上記サイバー警察署は、上記サイバー
    派出所から上記注文者あるいは上記サイバーショップの
    マナー違反の報告を受けると、この報告の内容からこれ
    までの正常な取引行為とを比較して指名手配を行うか判
    断することを特徴とする請求項10記載の制限付き製品
    販売方法。
  18. 【請求項18】 上記サイバーショップは、上記注文者
    の信頼度合いの低い場合にリスクの高い決済方法を選択
    させないことを特徴とする請求項10記載の制限付き製
    品販売システム。
  19. 【請求項19】 上記サイバーショップは、上記注文者
    の信頼度合いの低い場合にデビットカードで決済するこ
    とを特徴とする請求項10記載の制限付き製品販売方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017517070A (ja) * 2014-12-16 2017-06-22 フェイスブック,インク. 当日支払取引の促進
JP2020098502A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 株式会社メルカリ 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム

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