JP2003044775A - 電子商取引方法、電子商取引装置及びプログラム - Google Patents

電子商取引方法、電子商取引装置及びプログラム

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JP2003044775A
JP2003044775A JP2002167372A JP2002167372A JP2003044775A JP 2003044775 A JP2003044775 A JP 2003044775A JP 2002167372 A JP2002167372 A JP 2002167372A JP 2002167372 A JP2002167372 A JP 2002167372A JP 2003044775 A JP2003044775 A JP 2003044775A
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terminal used
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JP2002167372A
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English (en)
Inventor
Akio Urabe
章男 卜部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代金後払い方式の電子商取引において、事故
を未然に防ぐとともにリスクを少なくする。 【解決手段】 購入者が希望する商品の代金に関する情
報を含む注文データS21と、当事者以外に漏洩されて
は困るクレジットカード番号等の個人情報とを含むメッ
セージが、購入者の使用するコンピュータ30から決済
代行業者の持つコンピュータ10に与えられる。コンピ
ュータ10では、注文データS21と個人情報から、商
品或の代金を購入者の代わりに販売業者に支払うか否か
を決定する処理を行う。支払う場合には、コンピュータ
10は、支払うことを示す決済許可情報を個人情報は伏
して販売業者が使用する業者側のコンピュータ20に送
信する。これにより、商品を発送する前に、決済が終了
するとともに、クレジットカード番号等が販売業者には
通知されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
を利用して商品や役務を代金後払いで提供する際に購入
者と販売業者と決済業者が利用する電子商取引方法、電
子商取引装置及びプログラムに係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ及びその周辺機器の
技術進歩に伴い、物流にも変化がでてきており、例え
ば、米国特許第6016484号公報(System,Method
and Articles of Manufacture for Network Electronic
Payment Instrument and Certification of Payment a
nd Credit Collection Utilizing a Payment)には、電
子マネーに関する技術が記載されている。
【0003】また、インターネットの普及により、従来
の物流には依存しない様々な形態の商取引が行われてい
る。その中に、計算機システム及びインターネットを利
用して電子決済を行う電子商取引システムがある。イン
ターネット上で電子決済する方式としては、先払い方式
と後払い方式に大別することができる。先払い方式の代
表例としてプリペイド方式があり、後払い方式の代表例
としてクレジットカード方式がある。
【0004】プリペイド方式では、予めある金額を、販
売業者であるプリペイドカード発行者に支払っておき、
その支払済みの金額の範囲内で商品の購買を認める。こ
のプリペイド方式を用いた電子決済を行う場合には購買
する時点で即時に決済することができるが、予め支払っ
た金額を使い残す可能性や、プリペイドカード発行者が
倒産したとき未使用の金額が回収できない恐れがある。
【0005】このような欠点がクレジットカードを用い
た後払い方式にはなくなる。クレジットカードを用いた
後払い方式では、購入者は、先に購買する商品群を決
め、その商品群の合計金額に対する決済をクレジットカ
ードに付された番号により行う。クレジットカードを用
いた後払い方式に関連する技術としては、例えば、特開
平11−353382号公報、特開平11−34526
4号公報、米国特許第5317636号公報(Method a
nd Apparatus for Securing Credit Card Transaction
s)、米国特許第5671279号公報(Electronic Com
merce Using a Secure Courier System)、米国特許第
5715399号公報(Secure Method andSystem for
Communicating a List of Credit Card Numbers Over a
Non-secureNetwork)、米国特許第5724424号公
報(Digital Active Advertising)、米国特許第572
7163号公報(Secure Method for Communicating Cr
editCard Data When Placing an Order on a Non-secur
e Network)、米国特許第6023682号公報(Method
and Apparatus for Credit Card Purchase Authorizat
ion Utilizing a Comparison of a Purchase Token wit
h Test Information)がある。
【0006】クレジットカードを利用した後払い方式
は、利便性が高いがゆえに、数々の問題点がある。この
方式ではクレジットカード番号をインターネットを利用
して送る必要があるが、インターネットでは誰かに盗聴
される可能性がないとはいえない。これを安全にするた
めにインターネット上で流れる情報を暗号化する方法は
幾つも提案されている。例えばSSL(Secure Socket Lay
er)、 SHTTP( Secure Hyper Text Transfer Protoco
l)、PEM(Privacy Enhancement for Internet Electroni
c Mail)、MOSS( MIME Object Security Services), IPS
P等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子商取引方法には、次のような課題があった。
【0008】例えば、米国特許5727163号公報に
は、クレジットカード番号を、インターネットを使用せ
ずに、公衆電話網を利用して別に送る方式が示されてい
る。即ち、ユーザが電子モールで買い物をする際に、注
文書に品物や配達先、支払方法等を記入するがクレジッ
トカードの番号は一部分しか記入させず、電子モールの
システムが注文書を受付けると、注文書に書かれたユー
ザの電話番号に電話をして、ユーザにクレジットカード
の番号を、例えば電話のボタンを押して入力してもら
う。電子モールのシステムは、入力された番号と注文デ
ータに書かれた番号を比べて、一致していれば受付ける
ようにしている。
【0009】また、特開平11−345264号公報で
は、クレジットカードによる代金決済の際に必要であっ
た信用照会通信装置を用いることなく代金決済を行うた
めに、信用照会通信装置の代わりに、発信者番号送り出
し機能を有する移動体通信端末装置を用いることが示さ
れている。ところが、これらの方法により、安全にクレ
ジットカード番号を送れるようになったとしても、購入
者にとっては問題が残る。これらで開示している方式で
は、購入者がクレジットカード番号を教える相手は販売
業者である。購入者は販売業者に対して名前、住所、電
話番号など詳しい個人情報とともにクレジットカード番
号を教えることになる。従って、クレジットカードの識
別番号が販売業者に悪用される可能性があるばかりでな
く、販売業者から漏洩したり、販売業者が倒産して情報
が転売された場合など、購入者にとっては悪用されると
被害が大きくなる可能性もある。
【0010】一方、米国特許第5671279号公報で
は、購入者は販売業者にクレジットカード番号を暗号化
して送り、販売業者は暗号化したクレジットカード番号
を決済代行機関に送って支払い可能かどうか調査する方
式を開示している。この方式をとっても購入者のクレジ
ットカード番号が販売者の手元に残ることには変化がな
く、現在のコンピュータの能力の向上スピードを考える
と長期間安全な暗号方式を仮定することは難しく、悪用
される危険性が減ることがあっても、なくなることがな
い。
【0011】最も確実な方法は、購入者が販売業者にク
レジットカード番号を教えずに済ます方法である。米国
特許第5724424号公報は、その一方式を開示して
いる。その方式では、購入者が注文書にクレジットカー
ド番号を添付して決済代行業者にインターネット上で送
る。決済代行業者は支払いを許可する際には許可証を購
入者に発行する。購入者はその許可証と注文データを販
売業者にインターネットを利用して送るというものであ
る。
【0012】しかしながら、この方式では購入者が悪意
を持っている場合に、リスクを販売業者または決済機関
に負わせることになる。例えば1回の支払い限度が5万
円の購入者がいたとする。この購入者が50万円の注文
データを改竄して5万円にして決済機関から許可書をも
らい、それに本来の50万円の注文データをつけて販売
業者に回してしまう。販売業者はその許可証を信じて品
物を発送すると入金は5万円しかなくなる。このような
事故が起こり得る。また、悪意あるユーザが許可証その
ものを偽造してしまうことも考えられる。なお、決済機
関が発行する許可証に関しては、単に改竄不可能なとし
か書かれておらず、具体的方法は明示されていない。し
かしどのような方法を取るにしろ、例えば暗号化したと
してもコンピュータの発達を考えると購入者が悪意を持
って行えば、改竄されてしまう危険性が絶対にないとは
いえない。この可能性を完全に無くすには、購入者に許
可証が渡ることがないようにすることが必要である。
【0013】また、特開平11−353382号公報
は、決済のため購入者は識別番号を販売業者に渡すこと
なく、決済代行業者に直接送ることにより、経済的かつ
安全な電子商取引システムを提供するものであるが、所
定の期間毎に各購入者についての複数の課金データを集
計してなる決済代行データを作成するとともにそれに関
連する決済データを販売業者が作成している。そして、
決済データを決済代行業者に送信するとともに、決済代
行データを、購入者に与えられた決算のための識別番号
を決済代行業者に送信することを促すための催促情報と
して、購入者に送信するようにしている。つまり一定期
間毎の決済をまとめ、購入者に識別番号を決済代行業者
に送らせている。そのため、この方式でも、購入者が悪
意を持っている場合に、リスクを販売業者または決済機
関に負わせることになる。つまり、上記所定期間のうち
には、商品が購入者に提供されているので、購入者の支
払能力がない場合には、代金の回収ができない。
【0014】また、電子決済システム及び電子商取引サ
ービスプロバイダ装置として特許公開公報に示された技
術もある。これは、インターネットによるオンラインシ
ョッピング等の電子商取引における電子決済認証システ
ムに関しており、クレジットカード番号等の秘匿情報の
漏洩を防ぎ、簡便かつ安全に電子商取引を行うために、
公衆網を使って利用者の端末をコールバックすることに
している。決済代行業者側にとっては、販売業者側から
与えられる決済データと、購入者側から与えられる識別
番号とが揃わないと決済できない。そのため、決済代行
業者の使用する端末では、コールバックで両者が揃うま
で、先に入力された情報を記憶領域に格納しておく必要
があり、記憶領域の一部が無駄に占拠されることにな
る。さらに、決済が成立するまでに、決裁データ送信と
識別番号の送信の二度の送信が少なくとも行われるの
で、ネットワーク等の資源を有効利用しているとは、い
えなかった。
【0015】また、米国特許第5317636号公報で
は、クレジットカードをスマートカードとし、使用する
ごとに何回目の取引きかの順序番号を暗号化して表示す
る。その値をクレジットカードのパスワードとして使用
する。認証を行うコンピュータでは、そのクレジットカ
ードに特有の方法でパスワードを解読し順序番号を求
め、それがコンピュータ側に記録されているものと合致
するかで認証を行う。即ち、クレジットカードをスマー
トカードにすることが要件となるとともに、取引きの順
序番号を暗号化する必要がある。
【0016】米国特許第5671279号公報では、ク
レジットカードを使う支払いを、盗聴されるかもしれな
い公衆回線上を利用して安全に行うためのプロトコルを
特許化している。ユーザは販売者に暗号化したクレジッ
トカード番号を送り、販売者は支払い機関に暗号化され
たクレジットカード番号をそのまま送ることで認証を受
けることを特徴としている。この特許では暗号化してい
るとはいえ、クレジットカード番号を販売者に教えるこ
とには違いがない。よって、購入者がリスクを負うこと
になる。
【0017】米国特許第5715399号公報では、電
子モール側が受注したユーザのクレジットカード番号を
すでに複数知っている場合、ユーザにどのクレジットカ
ードを今回利用するか選択してもらう。この際にクレジ
ットカード番号を表示するのでなく、クレジットカード
番号の一部を表示することにより、他人に盗み見られて
いてもユーザのクレジットカード番号が知られないよう
にしている。この場合も、電子モール側に、クレジット
カードの番号が知られているので、購入者が被害に遭う
可能性を否定できない。
【0018】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、購入者のクレジットカードの識別番号が販売業
者に知られることがなく、また、販売業者や決済代行業
者にリスクを負わせない、電子商取引方法を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係る電子商取引方法は、販売
業者から購入者へ提供される商品或いは役務の代金情報
を含む注文データと、該購入者に事前に与えていた購入
者識別情報を含む個人情報とを該購入者が使用する端末
から決済依頼メッセージとして受信する受信処理と、前
記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前記
注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に含
まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは役
務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払うか
否かを決定する支払可否決定処理と、前記支払可否決定
処理によって前記商品或いは役務の代金を前記購入者の
代わりに支払うことを決定したときには、該支払うこと
を示す決済許可情報を前記購入者識別情報は伏して前記
販売業者が使用する端末へ送信する決済情報送信処理
と、を行うことを特徴とする。
【0020】このような構成を採用したことにより、購
入者が希望する商品或いは役務の代金情報と購入者識別
情報とを通信媒体を介して購入者が使用する端末から受
信したときに、商品或いは役務の代金を該購入者の代わ
りに前記販売業者に支払うか否かが決定される。商品或
いは役務の代金を購入者の代わりに支払うことが決定さ
れたときには、決済許可情報が、購入者識別情報は伏し
て販売業者の用いる販売業者が使用する端末に送信され
る。よって、購入者識別情報は、その販売業者に知られ
ずに、決済される。また、決済に必要な情報が同一の通
信で同時に揃うことになる。
【0021】前記目的を達成するために、本発明の第2
の観点に係る電子商取引方法は、前記決済情報送信処理
で前記決済許可情報を前記販売業者が使用する端末に送
信する際には、該決済許可情報と前記注文データとを含
むデータ群を該販売業者が使用する端末へ送信すること
を特徴とする。このような方法を講じたことにより、販
売業者には、決済が行われた取引きの内容が、明確にな
る。
【0022】前記目的を達成するために、本発明の第3
の観点に係る電子商取引方法は、前記購入者が使用する
端末から与えられる注文データは、前記販売業者が使用
する端末で生成されていることを特徴とする。このよう
な方法を講じたことにより、販売業者が自ら生成した注
文データと受信した注文データとを比較できるようにな
り、決済が行われた取引きが、改竄等されていないかの
確認をできるようになる。
【0023】なお、本発明の第4の観点に係る電子商取
引方法は、前記受信処理で前記購入者が使用する端末か
ら受信する注文データは、前記販売業者が使用する端末
で生成されて前記購入者が使用する端末へ送信され、該
購入者が使用する端末により、前記個人情報が前記注文
データに付加されて与えられてもよい。また、前記販売
業者が使用する端末により、前記注文データが記憶され
るようにしてもよい。
【0024】上記目的を達成するために、本発明の第5
の観点に係る電子商取引装置は、商品或いは役務の販売
業者が使用する端末と該商品或いは役務の提供を受ける
購入者が使用する端末とにデータを送受信する通信部
と、前記購入者が希望し前記販売業者から該購入者へ提
供される商品或いは役務の代金情報が含まれる注文デー
タと、該購入者に事前に与えていた購入者識別情報が含
まれる個人情報と含むデータ群を前記購入者が使用する
端末から前記通信部を介して受信したときに、該代金情
報と個人情報とに基づき、該購入者の代わりに該販売業
者に該商品或いは役務の代金を支払うか否かを決定する
支払可否決定部と、前記支払可否決定部によって前記商
品或いは役務の代金を前記購入者の代わりに支払うこと
を決定したときには、該支払うことを示す決済許可情報
を作成し、前記購入者識別情報は伏して該決済許可情報
を前記販売業者が使用する端末へ前記通信部を介して送
信する決済情報作成部と、を備えることを特徴とする。
【0025】このような電子商取引装置では、本発明の
第1の観点に係る電子商取引方法を実現でき、購入者識
別情報を販売業者に知られることなく、決済が可能にな
る。
【0026】なお、前記決済情報作成部は、前記決済許
可情報を前記販売業者が使用する端末へ送信する際に
は、該決済許可情報と前記注文データとを含むデータ群
を該販売業者が使用する端末へ送信してもよい。
【0027】また、前記購入者が使用する端末から受信
する注文データは、前記販売業者が使用する端末で生成
されたものであってもよい。また、前記購入者が使用す
る端末から受信する注文データは、前記販売業者が使用
する端末で生成されて前記購入者が使用する端末に送信
され、該購入者が使用する端末により、前記個人情報が
該注文データに付加されて送信されてもよい。
【0028】前記目的を達成するために、本発明の第6
の観点に係る電子商取引装置は、販売業者から購入者へ
提供される商品或いは役務の代金情報を含む注文データ
を作成して出力し、該購入者が使用する端末に、該注文
データと該購入者に事前に与えていた購入者識別情報を
含む個人情報とを含む決済依頼メッセージを作成させ、
該決済依頼メッセージを、該商品或いは役務の代金を該
購入者の代わりに該販売業者に支払う決済代行業者の使
用する端末へ送信させる手段と、前記購入者が使用する
端末から前記決済代行業者が使用する端末へ前記決済依
頼メッセージを送信させた結果、該決済代行業者が使用
する端末により、前記商品或いは役務の代金を該決済代
行者が支払うことを決定したときには、該決済代行業者
が使用する端末が前記購入者識別情報は伏して送信した
該支払うことを示す決済許可情報を受信する手段と、を
備えることを特徴とする。
【0029】なお、前記決済許可情報を受信する際に
は、前記決済許可情報と前記注文データとを含むデータ
群を受信してもよい。
【0030】前記目的を達成するために、本発明の第7
の観点に係る電子商取引装置は、販売業者から購入者へ
提供される商品或いは役務の代金情報を含む注文データ
と該購入者に事前に与えていた購入者識別情報を含む個
人情報とを含む決済依頼メッセージを作成する手段と、
前記決済依頼メッセージを前記決済代行業者が使用する
端末へ送信し、該決済代行業者が使用する端末に、該決
済代行業者が該商品或いは役務の代金を該購入者に代わ
って支払うか否かを決定させ、該商品或いは役務の代金
を該決済代行者が支払うことを決定したときに、該支払
うことを示す決済許可情報を該購入者識別情報を伏して
前記販売業者が使用する端末へ送信させる手段と、を備
えることを特徴とする。
【0031】なお、前記決済代行業者が使用する端末に
前記決済許可情報を送信させるときには、該決済許可情
報と前記注文データとを含むデータ群を送信させてもよ
い。また、前記注文データを前記販売業者が使用する端
末から受信する手段を持ってもよい。
【0032】前記目的を達成するために、本発明の第8
の観点に係るプログラムは、コンピュータに、販売業者
から購入者へ提供される商品或いは役務の代金情報が含
まれる注文データと、該購入者に事前に与えていた購入
者識別情報が含まれる個人情報とを含むデータ群を決済
依頼メッセージとして受信する受信処理と、前記注文デ
ータに含まれる前記代金情報と前記個人情報に含まれる
前記購入者識別情報とに基づき、前記商品或いは役務の
代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払うか否か
を決定する支払可否決定処理と、前記支払可否決定処理
によって前記商品或いは役務の代金を前記購入者の代わ
りに支払うことを決定したときには、該支払うことを示
す決済許可情報を前記購入者識別情報は伏して前記販売
業者が使用する端末に送信する決済情報送信処理と、を
実行させることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態の電子
商取引方法を行う決済代行業者と販売業者及び購入者の
関係を示すブロック図である。決済代行業者の持つ電子
商取引装置であるコンピュータ10は、商品や役務を提
供する販売業者が使用する業者側端末のコンピュータ2
0に、インターネットNを介して接続され、相互通信が
可能になっている。コンピュータ10は、商品や役務の
購入者が使用する購入者端末のコンピュータ30に、イ
ンターネットNを介して接続され、相互通信が可能にな
っている。コンピュータ20とコンピュータ30との間
もインターネットNを介して接続され、相互通信が可能
になっている。
【0034】図2は、図1中のコンピュータ10を示す
ブロック図である。コンピュータ10は、プログラムに
よって制御されるものであり、コンピュータ20,30
にデータを送受信する通信部11と、支払可否決定部1
2と、決済情報作成部13と、判定部14と、付加部1
5とを備えている。
【0035】支払可否決定部12は、購入者が希望し販
売業者から代金後払いで提供される商品或いは役務の代
金情報が含まれる注文データと、信用販売用に購入者に
事前に与えていた購入者識別情報であるクレジットカー
ドの識別番号等が含まれる個人情報とを受信したとき
に、販売業者に商品或いは役務の代金を支払うか否かを
決定する機能を有している。判定部14は、受信した注
文データ及び個人情報の正当性を判定する機能を有して
いる。付加部15は、販売業者に送信するデータ群に、
該データ群を縮約化したメッセージダイジェストを生成
して付加する機能を有する。各部11〜15は、バスB
で接続されている。
【0036】図3は、コンピュータ10〜30の処理を
示すフローチャートであり、この図3を参照しつつ、ク
レジットカードを利用した電子商取引方法を説明する。
販売業者は、コンピュータ20により、インターネット
Nにホームページを開設し、販売する商品や役務のリス
トを公開している。購入者は、そのホームページにアク
セスし、例えば希望の商品があれば、ホームページの指
示に従い、コンピュータ30を使用して、希望する購入
品目、数量、住所、氏名、電話番号等の取引きに必要な
情報とともに、代金を後払いするためのクレジットカー
ドの種類を入力して販売業者のコンピュータ20に送信
する。これらが、購入依頼のメッセージとなる。
【0037】図4は、注文データ例を示す説明図であ
る。コンピュータ20では、コンピュータ30から送信
されてインターネットNを介して受信した購入品目、数
量の情報を確認し、在庫等を検査し、販売代金の総計を
計算した後、購入品目41、数量42、住所43、氏名
44、電話番号45等の取引きに必要な情報に、その販
売代金46とクレジットカードの発行会社から発行され
た販売者自身を特定する情報47とを付加して注文デー
タS21を作成し、これを注文メッセージとしてコンピ
ュータ30に送信する。
【0038】ここで、注文データS21は、インターネ
ットN上を情報が流れるから、当事者以外に情報が漏洩
する危険を減らすために情報を暗号化して流すことが望
ましい。また、コンピュータ20は、注文データS21
を作成する際に、注文データS21に一方向性の例えば
ハッシュ関数を適用し、注文データS21を縮約化した
メッセージダイジェスト48を作成し、このメッセージ
ダイジェスト48を注文データS21に付加してコンピ
ュータ30に送ってもよい。これらメッセージダイジェ
スト48と注文データS21とをコンピュータ20は記
憶しておく。このような処理を実施することにより、後
に、注文データS21に対してメッセージダイジェスト
48を生成したときと同じ計算をすることで内容が改竄
されているかどうかを販売業者は知ることができ、悪意
を持った購入者や盗聴者が、データを改竄して悪用する
ことが防げる。
【0039】図5は、コンピュータ10に送信するデー
タ群を示す説明図である。購入者のコンピュータ30で
は、コンピュータ20から受信した注文データS21を
購入者に表示し、購入者が自分の要求に合致しているか
否かを確認する。確認の結果自分の要求に合致していれ
ば、購入者は、個人情報としてのクレジットカード番号
49a、パスワード49b等の決済に必要なクレジット
カード情報49をコンピュータ30を用いて入力し、注
文データS21にクレジットカード情報49を付加した
データ群S31を生成する。このデータ群S31を決済
代行業者のコンピュータ10に送信する。なお、コンピ
ュータ20から注文データS21にメッセージダイジェ
スト48が付加されたデータ群を受信しているときに
は、注文データS21とメッセージダイジェスト48と
にクレジットカード情報49を付加したデータ群S31
を生成し、このデータ群S31を決済依頼メッセージと
してコンピュータ10に送信する。
【0040】クレジットカード番号49aやパスワード
49b等の個人情報で構成されるクレジットカード情報
49は、当事者である購入者と決済代行業者以外には、
知られたくない情報である。そこで、クレジットカード
情報49が含まれるデータ群S31をインターネットN
上に流すときには、個人情報が漏洩する危険を減らすた
めに情報を暗号化して流すことが望ましい。さらに、デ
ータ群S31がコンピュータ10に受信されるまでの間
に改竄される場合を想定し、コンピュータ20と同様に
して、メッセージダイジェスト50を作成してデータ群
S31に付加することも有効である。
【0041】メッセージダイジェスト50を付加する場
合には、コンピュータ30が、注文データS21とクレ
ジットカード情報49とを合わせたデータ群S31、或
いは注文データS21とメッセージダイジェスト48と
クレジットカード情報49とを合わせたデータ群S31
に一方向のハッシュ関数等を適用し、データ群S31を
縮約化したメッセージダイジェスト50を生成する。コ
ンピュータ30は、このメッセージダイジェスト50
を、注文データS21とクレジットカード情報49とを
合わせたデータ群S31、或いは注文データS21とメ
ッセージダイジェスト48とクレジットカード情報とを
合わせたデータ群S31に付加し、電子メール等でコン
ピュータ10に送信する。
【0042】データ群S31は、インターネットNを介
して決済依頼メッセージとしてコンピュータ10の通信
部11に受信される。コンピュータ10では、データ群
S31にメッセージダイジェスト50が付加されて与え
られたときには、判定部14には通信部11からデータ
群S31及びメッセージダイジェスト50が与えられ、
支払可否決定部12にはそのデータ群S31が与えられ
る。コンピュータ10に、メッセージダイジェスト50
が付加されずデータ群S31のみが与えられる場合に
は、データ群S31が支払可否決定部12のみに与えら
れる。
【0043】判別部14は、事前に第3者に秘密裏に、
コンピュータ30がメッセージダイジェスト50を作成
したときの計算方式を取得しておき、これを用いて入力
されたデータ群S31を計算する。改竄されていないデ
ータ群S31にコンピュータ30と同じ計算方式を適用
すれば、受信したメッセージダイジェスト50と同値の
データが得られるはずである。そこで、判定部14は、
データ群S31を計算した値とメッセージダイジェスト
50の値とを比較し、異なっていれば、データ群31が
改竄されている可能性があるものとして、決済が無効で
あることを支払可否決定部12に知らせる。データ群S
31を計算した値とメッセージダイジェスト50の値と
が一致のときには、判定部14が、決済が有効であるこ
とを支払可否決定部12に知らせる。以上が判定部14
が行う図3の判定処理Sy1である。
【0044】なお、データ群S31に、メッセージダイ
ジェスト48が含まれる場合には、事前に第3者に秘密
裏に、コンピュータ20がメッセージダイジェスト48
を作成したときの計算方式を取得しておき、メッセージ
ダイジェスト50の場合と同様に計算して、注文データ
群S31が改竄されてないかどうかを判定してもよい。
支払可否決定部12は、判定部14から決済無効が指示
される以外は、支払可否決定処理Sy2を行い、コンピ
ュータ30から受信した注文データS21とクレジット
カード情報49を復号化し、これらに基づき、購入者に
代って商品或いは役務の代金を支払うか否かを決定す
る。支払可否決定処理Sy2の結果は、決済情報作成部
13に与えられる。何らかの理由で支払いを拒否する場
合には、コンピュータ30にその旨を示す不許可情報を
送る。決済情報作成部13及び付加部15は、以下のよ
うな決済情報送信処理Sy3を実施する。
【0045】図6は、決済許可証を示す説明図である。
まず、決済情報作成部13は、支払可否決定部12が購
入者に代って支払いを行うことを決定したときには、そ
のことを示すために図6のような決済許可証を作成す
る。決済許可証には、注文データS21の内容と、決済
許可情報55である許可番号や有効期限等が示される。
なお、メッセージダイジェスト48がコンピュータ30
から送られてきたデータ中に含まれているときには、コ
ンピュータ20で確認できるように、メッセージダイジ
ェスト48も、決済許可証に示しておく。
【0046】付加部15は、注文データS21の内容
と、決済許可情報55である許可番号や有効期限等と、
もしあるならばメッセージダイジェスト48とからなる
データ群S11に一方向のハッシュ関数等を適用し、デ
ータ群S11を縮約化したメッセージダイジェスト56
を同時に作成する。そして、このメッセージダイジェス
ト56をデータ群S11に付加して、通信部11及びイ
ンターネットNを介して販売業者のコンピュータ20に
送信する。このとき、クレジットカード情報49は、コ
ンピュータ20へは送信せず、購入者のリスクを軽減す
る。
【0047】コンピュータ20では、事前に第3者に秘
密裏に、コンピュータ10がメッセージダイジェスト5
6を作成したときの計算方式を取得しておき、これを用
いて入力されたデータ群S11を計算する。改竄されて
いないデータ群S11にコンピュータ10と同じ計算方
式を用いて縮約化することにより、受信したメッセージ
ダイジェスト56と同値のデータが得られるはずであ
る。そこで、コンピュータ20は、データ群S11を計
算した値とメッセージダイジェスト56の値とを比較
し、異なっていれば、データ群S11が改竄されている
可能性があるものとする。このときには、再度電子メー
ル等を購入者に送り、同じ手続を繰り返してもらう。ま
た、データ群S11を計算した値とメッセージダイジェ
スト56の値とが一致のときには、決済が有効であると
仮判定する。
【0048】さらに、データ群S11にメッセージダイ
ジェスト48が含まれる場合には、データ群S11中の
注文データS21に、メッセージダイジェスト48を作
成したときの計算方式を用いて計算し、この計算結果と
メッセージダイジェスト48の値とを比較する。両者が
一致していれば、受注票を作成する。不一致であれば、
注文データS21が改竄されているおそれがあるので、
決済そのものを無効にして受注票の作成は行わず、再度
電子メール等を購入者に送って同じ手続を繰り返しても
らう。
【0049】図7は、受注票を示す説明図である。受注
票には、注文データS21の内容、メッセージダイジェ
スト48、受注情報57としての受注番号及び発送日等
を含むデータ群S22が記載される。データ群S22
が、購入者のコンピュータ30に送信される。ここで、
コンピュータ20は、注文データS21や受注情報57
が改竄されていないことがコンピュータ30で確認でき
るように、データ群S22に一方向のハッシュ関数を適
用し、データ群S22を縮約化したメッセージダイジェ
スト58を作成してもよい。作成したメッセージダイジ
ェスト58がデータ群S22に付加されて受注票として
コンピュータ30に送信される。受注票の送信と同時
に、販売業者が、商品配送の手続に入り、発送日に商品
が発送され、購入者に届けられる。
【0050】購入者のコンピュータ30は、コンピュー
タ20からインターネットNを介して受信した受注票
に、メッセージダイジェスト58が含まれているときに
は、メッセージダイジェスト58を作成したときの計算
方式を事前に取得しておき、その計算方式を利用してデ
ータ群S22の改竄がないことを確認する。改竄がない
ことを確認した後に、コンピュータ30は、発送日等の
情報を購入者に示し受注されたことを知らせる。
【0051】以上のような本実施形態の電子商取引方法
では、以下のような効果を奏する。 (1) 購入者が希望する商品の代金に関する代金情報
46が含まれる注文データS21と、クレジットカード
番号等の個人情報が含まれるクレジットカード情報49
とが、支払許可願いメッセージとしてコンピュータ10
に与えられたときに、コンピュータ10が、支払可否決
定処理Sy2により、決済の可否を決定し、購入者の代
りに支払うことを決定したときには決済情報送信処理S
y3で、決済許可情報をクレジットカード情報49は伏
してコンピュータ20を送信するので、商品を顧客に渡
す前に、取引き毎に決済できる。よって、販売業者がリ
スクを負うことがない。また、クレジットカード情報4
9がコンピュータ20に伏せられるので、販売業者によ
るクレジットカードの悪用を防ぐとともに、販売業者が
倒産した場合でも、クレジットカード情報49が漏洩す
ることがなく、購入者を保護できる。さらに、決済代行
業者の決済許可情報は決済代行業者から販売業者に直接
送られるので、購入者によって偽造されている危険がな
い。即ち、購入者、販売者、決済代行業者の各々が処理
をするのに必要な情報のみを各々に渡しているために偽
造の危険がなくなり、決済業務の信用性が上がる。
【0052】(2) 決済情報送信処理Sy3で決済許
可情報をコンピュータ20に送信する際に、その決済許
可情報と注文データS21とを含むデータ群S11をコ
ンピュータ20へ送信することにより、コンピュータ2
0或いは販売業者が、どの注文データS21に対して決
済がなされたかが判定できるようになる。 (3) コンピュータ30からコンピュータ10へ与え
られる注文データS21をコンピュータ20で生成する
ことにより、注文データS21が改竄されても、コンピ
ュータ20でそれが最終的に判定できるようになり、リ
スクが少ない。 (4) コンピュータ10,20,30間の通信を暗号
化して行うことより、各コンピュータ10,20,30
の間の通信内容がインターネットN上で漏洩する危険性
を低減できる。
【0053】(5) コンピュータ20により、コンピ
ュータ30へ送信された注文データS21が記憶される
ことで、改竄されたことが容易に判定できる。 (6) コンピュータ20により、注文データS21に
対応するメッセージダイジェスト48が作成され、メッ
セージダイジェスト48が該注文データS21に付加さ
れ、コンピュータ30及びコンピュータ10を経由して
コンピュータ20に戻ることにより、改竄があってもそ
れがコンピュータ20で確認でき、誤った決済が行われ
ても、販売業者が商品を発送しなくてすむ。
【0054】(7) コンピュータ10で、支払可否決
定処理Sy2を行う前に、コンピュータ20でメッセー
ジダイジェスト48を作成する際に用いた計算方式を秘
密裏に取得しておき、この計算方式を利用して注文デー
タS21とメッセージダイジェスト48とを比較して注
文データS21の正当性を判定することにより、コンピ
ュータ10でも注文データS21が改竄されていること
が判定できる。
【0055】(8) コンピュータ30により、メッセ
ージダイジェスト50を生成し、メッセージダイジェス
ト50を注文データS21とクレジットカード情報49
とに付加してコンピュータ10に送信することにより、
注文データS21及びクレジットカード情報49が改竄
されたことが、コンピュータ10で判定できる。 (9) コンピュータ30からクレジットカード情報4
9と注文データS21とを送信する際に、そのクレジッ
トカード情報49をコンピュータ10と共有する暗号化
方式で暗号化することより、クレジットカード情報49
の漏洩に関する安全性がより高くなる。
【0056】(10) コンピュータ10で、決済許可
情報55と注文データS21とを含むデータ群S11か
ら第3のメッセージダイジェスト56を生成し、メッセ
ージダイジェスト56と決済許可情報55と注文データ
S21とをコンピュータ20に送信することにより、コ
ンピュータ20で、メッセージダイジェスト56と決済
許可情報55と注文データS21とが改竄されていない
ことが、判定できる。 (11) 購入者或いはコンピュータ30にコールバッ
クを行わなくても、決済に必要な注文データS21やク
レジットカード情報49がコンピュータ10に同時に与
えられる。
【0057】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、次
のようなものがある。 (a) コンピュータ20はインターネットN上にホー
ムページを開設し、購入者がコンピュータ30を用いて
ホームページにアクセスする例を説明したが、ホームペ
ージにアクセスせずに、電子メールで取引きを申し込む
ようにしてもよい。
【0058】(b) 各種データの改竄をチェックする
ために、一方向ハッシュ関数を用いて計算した高度に暗
号化されたメッセージダイジェスト48,50,56,
58を利用したが、他に適切な暗号化方式があれば、そ
の暗号化方式を用いてもよい。 (c) 本発明は、クレジットカードを利用した後払い
方式にのみに適用できるばかりでなく、キャッシュカー
ドやデビッドカードで決済する電子商取引にも適用可能
である。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、注文データと、購入識別情報が含まれる個人情報
とが与えられたときに、決済の可否を決定し、購入者の
代りに代金を支払うことを決定したときには、個人情報
は伏して販売業者が使用する端末に決済許可情報を送信
するので、商品や役務を顧客に渡す前に取引き毎に決済
できる。よって、販売業者がリスクを負うことがない。
その上、個人情報が販売業者が使用する端末に送信され
ないので、個人情報を販売業者に渡すことで想定される
危険から購入者を守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電子商取引方法を行うコン
ピュータの接続状態を示すブロック図である。
【図2】図1中のコンピュータ10を示すブロック図で
ある。
【図3】コンピュータ10〜30の処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】注文データ例を示す説明図である。
【図5】コンピュータ10に送信するデータ群を示す説
明図である。
【図6】決済許可証を示す説明図である。
【図7】受注票を示す説明図である。
【符号の説明】
10 決済代行業者のコンピュータ 11 通信部 12 支払可否決定部 13 決済情報作成部 14 判定部 15 付加部 20 業者側端末としてのコンピュータ 30 購入者端末としてコンピュータ 48,50,56,58 メッセージダイジェスト 49 個人情報としてのクレジットカード情報 Sy1 判定処理 Sy2 支払可否決定処理 Sy3 決済情報送信処理 S21 注文データ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】販売業者から購入者へ提供される商品或い
    は役務の代金情報を含む注文データと、該購入者に事前
    に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを該購入
    者が使用する端末から決済依頼メッセージとして受信す
    る受信処理と、 前記商品或いは役務が前記購入者に提供される前に、前
    記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報に
    含まれる前記購入者識別情報とに基づき、該商品或いは
    役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支払う
    か否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末へ送信する決
    済情報送信処理と、 を行うことを特徴とする電子商取引方法。
  2. 【請求項2】前記決済情報送信処理で前記決済許可情報
    を前記販売業者が使用する端末に送信する際には、該決
    済許可情報と前記注文データとを含むデータ群を該販売
    業者が使用する端末へ送信することを特徴とする請求項
    1に記載の電子商取引方法。
  3. 【請求項3】前記受信処理で前記購入者が使用する端末
    から受信する注文データは、前記販売業者が使用する端
    末で生成されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の電子商取引方法。
  4. 【請求項4】前記受信処理で前記購入者が使用する端末
    から受信する注文データは、前記販売業者が使用する端
    末で生成されて前記購入者が使用する端末へ送信され、
    該購入者が使用する端末により、前記個人情報が前記注
    文データに付加されて与えられることを特徴とする請求
    項1または2に記載の電子商取引方法。
  5. 【請求項5】前記販売業者が使用する端末には、前記注
    文データが記憶されていることを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の電子商取引方法。
  6. 【請求項6】商品或いは役務の販売業者が使用する端末
    と該商品或いは役務の提供を受ける購入者が使用する端
    末とにデータを送受信する通信部と、 前記購入者が希望し前記販売業者から該購入者へ提供さ
    れる商品或いは役務の代金情報が含まれる注文データ
    と、該購入者に事前に与えていた購入者識別情報が含ま
    れる個人情報と含むデータ群を前記購入者が使用する端
    末から前記通信部を介して受信したときに、該代金情報
    と個人情報とに基づき、該購入者の代わりに該販売業者
    に該商品或いは役務の代金を支払うか否かを決定する支
    払可否決定部と、 前記支払可否決定部によって前記商品或いは役務の代金
    を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を作成し、前記購
    入者識別情報は伏して該決済許可情報を前記販売業者が
    使用する端末へ前記通信部を介して送信する決済情報作
    成部と、 を備えることを特徴とする電子商取引装置。
  7. 【請求項7】前記決済情報作成部は、前記決済許可情報
    を前記販売業者が使用する端末へ送信する際には、該決
    済許可情報と前記注文データとを含むデータ群を該販売
    業者が使用する端末へ送信することを特徴とする請求項
    6に記載の電子商取引装置。
  8. 【請求項8】前記購入者が使用する端末から受信する注
    文データは、前記販売業者が使用する端末で生成された
    ものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の電
    子商取引装置。
  9. 【請求項9】前記購入者が使用する端末から受信する注
    文データは、前記販売業者が使用する端末で生成されて
    前記購入者が使用する端末に送信され、該購入者が使用
    する端末により、前記個人情報が該注文データに付加さ
    れて送信されることを特徴とする請求項6乃至8のいず
    れか1項に記載の電子商取引装置。
  10. 【請求項10】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データを作成して出力
    し、該購入者が使用する端末に、該注文データと該購入
    者に事前に与えていた購入者識別情報を含む個人情報と
    を含む決済依頼メッセージを作成させ、該決済依頼メッ
    セージを、該商品或いは役務の代金を該購入者の代わり
    に該販売業者に支払う決済代行業者の使用する端末へ送
    信させる手段と、 前記購入者が使用する端末から前記決済代行業者が使用
    する端末へ前記決済依頼メッセージを送信させた結果、
    該決済代行業者が使用する端末により、前記商品或いは
    役務の代金を該決済代行者が支払うことを決定したとき
    には、該決済代行業者が使用する端末が前記購入者識別
    情報は伏して送信した該支払うことを示す決済許可情報
    を受信する手段と、 を備えることを特徴とする電子商取引装置。
  11. 【請求項11】前記決済許可情報を受信する際には、前
    記決済許可情報と前記注文データとを含むデータ群を受
    信することを特徴とする請求項10に記載の電子商取引
    装置。
  12. 【請求項12】販売業者から購入者へ提供される商品或
    いは役務の代金情報を含む注文データと該購入者に事前
    に与えていた購入者識別情報を含む個人情報とを含む決
    済依頼メッセージを作成する手段と、 前記決済依頼メッセージを決済代行業者が使用する端末
    へ送信し、該決済代行業者が使用する端末に、該決済代
    行業者が該商品或いは役務の代金を該購入者に代わって
    支払うか否かを決定させ、該商品或いは役務の代金を該
    決済代行者が支払うことを決定したときに、該支払うこ
    とを示す決済許可情報を該購入者識別情報を伏して前記
    販売業者が使用する端末へ送信させる手段と、 を備えることを特徴とする電子商取引装置。
  13. 【請求項13】前記決済代行業者が使用する端末に前記
    決済許可情報を送信させるときには、該決済許可情報と
    前記注文データとを含むデータ群を送信させることを特
    徴とする請求項12に記載の電子商取引装置。
  14. 【請求項14】前記注文データを前記販売業者が使用す
    る端末から受信する手段を持つことを特徴とする請求項
    11又は12に記載の電子商取引装置。
  15. 【請求項15】コンピュータに、 販売業者から購入者へ提供される商品或いは役務の代金
    情報が含まれる注文データと、該購入者に事前に与えて
    いた購入者識別情報が含まれる個人情報とを含むデータ
    群を決済依頼メッセージとして受信する受信処理と、 前記注文データに含まれる前記代金情報と前記個人情報
    に含まれる前記購入者識別情報とに基づき、前記商品或
    いは役務の代金を該購入者の代わりに前記販売業者に支
    払うか否かを決定する支払可否決定処理と、 前記支払可否決定処理によって前記商品或いは役務の代
    金を前記購入者の代わりに支払うことを決定したときに
    は、該支払うことを示す決済許可情報を前記購入者識別
    情報は伏して前記販売業者が使用する端末に送信する決
    済情報送信処理と、を実行させるプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008527495A (ja) * 2005-01-04 2008-07-24 アメリプライズ ファイナンシャル, インコーポレイテッド オンライン電子取引を容易にするシステム
JP2016038828A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 株式会社日立システムズ 決済情報処理装置、決済方法、プログラム、および決済システム

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