JP2002041195A - マンマシンインターフェイスの設定方法およびその方法を用いた情報処理システム、システム構築用のプログラミング方法およびプログラミングシステム、ならびに情報処理用の記録媒体 - Google Patents

マンマシンインターフェイスの設定方法およびその方法を用いた情報処理システム、システム構築用のプログラミング方法およびプログラミングシステム、ならびに情報処理用の記録媒体

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JP2002041195A
JP2002041195A JP2000226026A JP2000226026A JP2002041195A JP 2002041195 A JP2002041195 A JP 2002041195A JP 2000226026 A JP2000226026 A JP 2000226026A JP 2000226026 A JP2000226026 A JP 2000226026A JP 2002041195 A JP2002041195 A JP 2002041195A
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Atsushi Shimizu
敦 清水
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Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力画面の構成を容易に変更可能とするこ
とによって、システムの設計や再設計時の労力やコスト
の削減をはかる。 【解決手段】 マンマシン入力部2より入力される情報
は、個別の入力情報セル9に格納されるとともに、変換
処理部8に与えられる。変換処理部8は、あらかじめ設
定された変換書式に基づき複数の出力情報を生成し、各
情報をそれぞれ個別の出力情報セル10に格納する。マ
ンマシン出力部3に与えられる入出力画面には、あらか
じめ所定の情報セルにリンクさせた情報表示領域が設定
される。マンマシン出力部3は、各入出力画面を処理の
進行状態に応じて切り換えつつ、表示中の画面の情報表
示領域にその領域にリンクする情報セルの入出力情報を
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報の入力に応じて
所定の処理を実行するコンピュータシステムにおいて、
ユーザーによる情報の入力を支援したり、処理結果をユ
ーザに提示するためのマンマシンインターフェイスを設
定する方法、この種のマンマシンインターフェイスを有
する情報処理システム、その情報処理システム用のプロ
グラムを作成する方法およびシステム、ならびに記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の各種業務用のソフトウェアには、
ユーザーが業務を進める上で行わなければならない処理
(データ入力やファイルの指定など)を支援して業務遂
行の効率化をはかるシステム(以下、「業務支援システ
ム」という。)が組み込まれている。この業務支援シス
テムには、ユーザーの情報入力を受け付けたり、情報入
力に応じて行われた処理結果を提示するための複数種の
入出力画面を、処理の進行状態に応じて切り換えつつ表
示することにより、ユーザーの操作や処理結果の理解を
支援する「マンマシンインターフェイス」が組み込まれ
ている。
【0003】図28は、従来の業務支援システム35の
概略構成を示すもので、マンマシン入力部36,マンマ
シン出力部37,処理部38,記憶部39などにより構
成される。なお、これらのブロックは、いずれもコンピ
ュータのCPUに所定のプログラムを与えることにより
設定される。
【0004】マンマシン入力部36は、キーボード,テ
ンキー,マウス,ファンクションスイッチ,音声入力用
のマイクなど、データ入力や指定操作のための手段によ
る入力処理を支援する。またマンマシン出力部37は、
データ出力用のハードウエア(モニタ,プリンタ,ラン
プ,音声出力用のスピーカーなど)に対する出力を制御
することにより、ユーザーに処理結果をわかりやすく提
示するように設定される。
【0005】処理部38は、マンマシン入力部36より
入力された情報を処理する機能と、マンマシン出力部3
7に対し、前記入力情報や処理結果などを出力する機能
とを具備する。記憶部39は、図示しないメモリに対す
る情報の読書きを制御するためのものである。処理部3
8は、この記憶部39を介して、前記入力情報や処理結
果をメモリに格納し、またこれらの情報を必要に応じて
読み出して、外部機器7(他のコンピュータシステム、
プリンタなど)に出力する。なお図示例のシステムは、
外部機器7とネットワーク回線を介して間接的に接続さ
れているが、これに限らず、ケーブルによって直接的に
接続されてもよい。
【0006】図29は、上記業務支援システム35によ
る入出力画面のデータ構成を模式的に示す。図中の入出
力画面は、あらかじめ設定された業務の処理手順に基づ
き作成されたもので、各入出力画面間には、所定の切替
操作により表示が切り換えられるようにリンクが設定さ
れる。また各入出力画面には、種々の入出力情報が表示
されるが、このうち所定の変換処理に関わる入力情報と
出力情報との間にリンクが設定される。(なおここでい
う入力情報は、ユーザーにより直接入力されたものに限
らず、他の変換処理により得られた出力情報、すなわち
二次処理用の情報であってもよい。)
【0007】図30は、前記入出力画面の設定の具体例
であって、3枚の入出力画面には、各画面を順に切り替
えるための切替スイッチSWが形成されている。(ただ
しこの切替スイッチSWは擬似的なものであり、画面上
に設置されたタッチスイッチや、画面の隅に形成された
矢印キーの操作、またはキーボード上のエンターキーの
操作などによっても画面の切替を行うことも可能であ
る。)
【0008】システム起動直後の第1の入出力画面に
は、所定数(図示例では5種類)の入力情報用の表示領
域30が設定される。この種の情報表示領域30は、具
体的には入力ボックスの形態をとるもので、ユーザーが
各入力ボックスに所定の情報を入力して切替スイッチS
Wを操作すると、第1の入出力画面から第2の入出力画
面へと切り替えられる。この第2の入出力画面には、前
記第1の入出力画面上での入力情報2,3による変換処
理結果(図中、「出力情報1」と示す。)、入力情報
4,5による変換処理結果(図中、「出力情報2」と示
す。)の情報表示領域30が設定され、さらに新たな入
力情報6のための情報表示領域30も設定されている。
【0009】さらに第3の入出力画面には、新たな入力
情報6と出力情報1とを用いた変換処理結果(出力情報
3)や、入力情報6と出力情報2とを用いた変換処理結
果(出力情報4)の情報表示領域30が設定される。な
お各入力情報のうち、入力情報1については、第1の入
出力画面から第2、第3の入出力画面へと、情報の内容
がそのまま引き継がれている。このようなデータ構成
は、たとえば文字データや情報群コード(伝票の番号な
ど)などに適用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
のシステムでは、あらかじめ設定した業務処理の流れに
基づき作成された入出力画面を、表示順序に基づいてリ
ンクさせるとともに、各画面上の情報表示領域30のう
ちの対応する領域間にリンクを設定している。したがっ
て業務内容や目的の変更に伴って入出力画面の削除や追
加を行うなど、情報表示領域30の対応関係の変更を伴
う処理を行う場合は、その変更に応じて情報表示領域3
0間のリンクの設定をやり直さなければならない。ま
た、このリンク設定の変更に伴い、変換処理の書式(プ
ログラム)の書換えが必要となるケースが発生する。
【0011】図31は、前記図30の構成から第2の入
出力画面を削除した例を、図32は、前記図30の構成
における第1の入出力画面を2つに分割した例を、それ
ぞれ示す。いずれの例でも、情報表示領域30の設定位
置や対応関係の変更に伴って情報表示領域30間のリン
クを再設定するとともに、入出力情報に対応する変換書
式の内容を変更している。なお各画像間で引き継がれる
入力情報1についても、リンクの再設定が必要となる。
【0012】このように一旦設定した入出力画面を設計
変更する場合、リンクの再設定や変換書式の変更が必要
となり、多大な労力を伴う。特に入出力情報が複数の画
面にまたがってリンクしていると、リンクの見落としや
リンクの設定間違いによりバグが生じ、デバッグに多大
な手間を要する虞がある。このため最初に業務処理の流
れを組み立てる際に、十分な検討が必要となり、システ
ム設計者に重い負担がかかる。またシステム立ち上げ後
に、業務の内容や手順の変更や使い勝手の問題から入出
力画面の設計の変更が求められても、速やかに対応でき
ず、業務の効率化,合理化に十分に貢献できない、とい
う問題も生じる。
【0013】また処理部38の出力した処理結果が外部
で二次加工される場合、業務の内容や目的の変更などに
よるシステムの構成の変更に伴ってデータの出力形式が
変更されると、二次加工側の機器でデータを受け入れら
れなくなる虞がある。このためシステムの設計変更を容
易に行えないという問題が生じる。
【0014】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、入出力画面の構成を容易に変更可能とすること
によって、システムの設計や再設計時の労力やコストの
削減をはかり、実施される処理の流れに応じたシステム
を提供することを第1の目的とする。
【0015】さらにこの発明は、システムの外部に対す
るデータの入出力処理のための手段を、主要な処理のた
めの手段から独立させることにより、外部へのデータ出
力に影響を及ぼさずに、処理の内容や目的の変更に応じ
てシステムの構成を容易に変更できるようにすることを
第2の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、この発明では、所定数の入力情報およびその
入力情報から導かれた処理結果に対しそれぞれ個別の情
報セルを用意して、処理の流れに応じて所定の情報セル
に情報を書き込むとともに、前記処理の流れに応じてリ
ンクさせた複数の入出力画面にそれぞれ所定の情報セル
をリンクさせた情報表示領域を設定し、各入出力画面を
前記処理の進行状態に応じて順に切り替えながら、表示
中の画面の情報表示領域にその領域にリンクする情報セ
ル内の情報を表示させるようにした。
【0017】なお「情報セル」とは、個々の情報につき
1つずつ設定された情報の格納領域(レジスタ)のこと
であって、RAMのような作業用メモリやキャッシュメ
モリに設定されるのが望ましい。
【0018】上記構成によれば、入出力画面上の情報表
示領域は画面間で相互にリンクするのではなく、それぞ
れ所定の情報セルにリンクするようになるので、表示制
御側から見た入出力画面は、単に所定の入出力情報が貼
り付けられた「面」として機能するようになる。すなわ
ち入出力画面の構成を変更したり、新たな画面を追加す
る場合は、変更または新規作成する画面上に所定の情報
セルにリンクする情報表示領域を設定した上で、他の画
面とのリンク関係を再設定するだけで良くなる。また所
定の入出力画面を削除する場合は、その画面を削除し、
前後の画面のリンク関係を再設定すればよい。
【0019】このように上記構成によれば、入出力画面
の設計変更を容易に行うことが可能となるので、入出力
画面の作成前に処理の流れを念入りに組み立てる必要は
なくなる。また業務内容や目的の変更に応じて、速やか
に入出力画面の設計を変更することができる。
【0020】さらにこの発明にかかる情報処理システム
は、情報の入力に応じて所定の処理を実行する処理実行
手段、前記情報の入力および処理結果の提示のための複
数の入出力画面を処理の流れに応じてリンクさせて記憶
する画面記憶手段、各入力情報およびその入力情報から
導かれた処理結果に対しそれぞれ個別の情報セルを設定
し、処理の流れに応じて所定の情報セルに情報を書き込
む情報保持手段、および各入出力画面を処理の進行状態
に応じて順に切り替えながらモニタ上に表示させる表示
制御手段を具備する。各入出力画面には、それぞれ所定
の情報セルをリンクさせた情報表示領域が設定される。
前記表示制御手段は、表示中の入出力画面の情報表示領
域にその領域にリンクする情報セル内の情報を表示させ
る。
【0021】前記画面記憶手段は、所定のアプリケーシ
ョンにより作成された複数の入出力画面を蓄積するデー
タベースである。なおこの種のデータベースは、データ
の変更が可能なように、ハードディスクやフラッシュメ
モリなどの不揮発性メモリに設定するのが望ましい。処
理実行手段、情報保持手段、および表示制御手段は、い
ずれもコンピュータの制御主体であるCPUに処理実行
用のプログラム、情報書込み用のプログラム、表示制御
用のプログラムを与えることにより成立する。さらに情
報保持手段には、情報セルの設置場所として機能するメ
モリ(RAMやキャッシュメモリ)が含まれる。なお各
プログラムは、常時、連動するように設定される。
【0022】さらにこの発明では、前記第2の目的を達
成するために、上記の構成に加えて、前記処理実行手段
から独立して設けられて、システムの外部とのデータの
やりとりを行う出力制御手段を備えた情報処理システム
を提供する。
【0023】前記出力制御手段を処理実行手段から独立
させるということは、具体的には、出力制御用のプログ
ラムを処理実行用のプログラムとは別個に設定し、かつ
この出力制御用のプログラムが処理実行用のプログラム
から独立して動作するように設定する、ということであ
る。このような構成による出力制御手段は、適宜、処理
実行手段が処理対象とする情報を格納するメモリ領域に
アクセスしつつ、システム外部と情報のやりとりを行
う。したがってシステム設計の変更に伴い、処理実行手
段の取り扱うデータ形式が変更されても、外部機器7へ
の出力に影響が及ばず、処理の内容や目的の変更に応じ
てシステムの設計変更を容易に行うことが可能となる。
【0024】またこの発明は、前記情報処理システムの
ためのプログラムを作成する方法およびプログラミング
システムを提供する。前記プログラミング方法は、情報
の入力に応じて所定の処理を実行するためのプログラム
を構築するステップと、前記情報の入力および処理結果
の提示のためのマンマシンインターフェイスを設定する
ステップとを含む。前記処理実行のためのプログラムを
構築するステップは、所定数の入力情報について、それ
ぞれその入力情報から所定の処理結果を導くための変換
用プログラムの設定入力を受け付けて、そのプログラム
を前記入力情報および処理結果に対応づけた変換書式を
設定するステップと、前記変換書式の設定に連動して、
前記変換用プログラムの実行時にそのプログラムに対応
する入力情報および処理結果をそれぞれ個別の情報セル
に格納するためのプログラムを生成するステップとを含
む。
【0025】前記マンマシンインターフェイスを設定す
るステップは、所定数の入出力画面に対し所定の情報セ
ルを貼り付ける操作を受け付けて、前記画面上の貼付け
位置に前記情報セルをリンクさせた情報表示領域を設定
するステップと、各入出力画面間におけるリンクの設定
操作を受け付けて各入出力画面に表示の順序を設定する
ステップとを含む。
【0026】また前記プログラミングシステムは、前記
プログラムを構築するステップを実行するための処理プ
ログラム構築手段と、マンマシンインターフェイスを設
定するステップを実行するためのインターフェイス設定
手段とを具備する。処理プログラム構築手段は、所定数
の入力情報について、それぞれその入力情報から所定の
処理結果を導くための変換用プログラムの設定入力を受
け付けて、そのプログラムを前記入力情報および処理結
果に対応づけた変換書式を設定する変換書式設定手段
と、前記変換書式設定手段に連動して、前記変換用プロ
グラムの実行時にそのプログラムに対応する入力情報お
よび処理結果をそれぞれ個別の情報セルに格納するため
のプログラムを生成するプログラム生成手段とを具備す
る。
【0027】一方、前記インターフェイス設定手段は、
所定数の入出力画面を初期設定する初期画面設定手段
と、前記初期設定された入出力画面に対し所定の情報セ
ルを貼り付ける操作を受け付けて、前記画面上の貼付け
位置に前記情報セルをリンクさせた情報表示領域を設定
する情報表示領域設定手段と、各入出力画面間における
リンクの設定操作を受け付けて各入出力画面間に表示の
順序を設定する表示順序設定手段とを具備する。
【0028】上記プログラミング方法およびプログラミ
ングシステムによれば、処理実行用のプログラムを構築
するステップにおいて、入力情報から所定の処理結果を
導くための変換用プログラムの設定入力が行われると、
この変換用プログラムを前記入力情報および処理結果に
対応づけた変換書式を設定するとともに、この変換用プ
ログラムの実行時に入力情報および処理結果をそれぞれ
個別の情報セルに格納するためのプログラムを自動的に
生成する。またマンマシンインターフェイスを設定する
ステップにおいては、初期設定された複数の入出力画面
に情報セルを貼り付ける操作によって各入出力画面に所
定の情報セルにリンクする情報表示領域を設定するとと
もに、各入出力画面間におけるリンクの設定操作によっ
て、各入出力画面を処理の進行状態に応じて切り替える
ための表示の順序を設定する。
【0029】さらに上記のプログラミング方法によって
作成された情報実行用のプログラムおよびマンマシンイ
ンターフェイス用のプログラムは、記録媒体に記録され
た状態でコンピュータシステムに提供することが可能で
ある。処理実行用のプログラムには、具体的な処理を実
行するためのプログラムに加え、処理の流れに応じて、
各入力情報およびその入力情報から導かれた処理結果を
それぞれ個別の情報セルに書き込むステップを実行する
ためのプログラムが含まれる。またマンマシンインター
フェイス用のプログラムには、所定の情報セルをリンク
させた情報表示領域が設定された複数の入出力画面を処
理の流れに応じてリンクさせて記憶する画面データベー
ス、および各入出力画面を前記処理の進行状態に応じて
順に切り換えながら表示するとともに、表示中の入出力
画面の情報表示領域にその領域にリンクする情報セル内
の情報を表示するステップを実行するためのプログラム
が含まれる。これらのプログラムをコンピュータに組み
込むことにより、前記情報処理システムの処理実行手
段、画面記憶手段、情報保持手段、表示制御手段を設定
することができる。
【0030】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかる業務支
援システム1の機能ブロック図である。この業務支援シ
ステム1は、マンマシン入力部2,マンマシン出力部
3,業務支援処理部4,記憶部5,入出力処理部6など
を構成として具備する。業務支援処理部4は、マンマシ
ン入力部2からの入力情報を用いた処理を実行する機能
と、前記入力情報およびその処理結果を示す入出力画面
を作成してマンマシン出力部3に出力する機能とを具備
する。また記憶部5は、前記入力情報や処理結果を、必
要に応じて保存するためのデータベースとして機能す
る。
【0031】入出力処理部6は、ネットワーク回線など
を介して外部機器7に接続され、前記記憶部5から所定
の情報を受け取って外部機器7に出力したり、外部機器
7から前記業務支援処理部4における処理のために必要
な情報を受け取って記憶部5に出力するなど、外部機器
7に対する情報の受け渡し処理を実行する。
【0032】なお図1の業務支援システム1内に表され
る各ブロックは、いずれも所定のプログラムをCPUが
実行することにより実現する。また従来と同様、外部機
器7との接続はネットワーク回線に限らず、ケーブルに
よって直接接続されもよい。
【0033】図2は、前記業務支援処理部4の詳細な機
能を、その他の処理部の関係とともに示す。この実施例
の業務支援処理部4には、変換処理部8、入力情報セル
9、出力情報セル10などが設定される。入力情報セル
9は、少なくともマンマシン入力部2より入力された情
報の数n分だけ設定され、情報入力の都度、その情報を
前記変換処理部8に受け渡す。変換処理部8は、入力情
報セル9から渡された入力情報をあらかじめ設定された
所定の変換書式にあてはめることにより、出力情報に変
換する。出力情報セル10は、少なくとも変換処理部8
により得られた出力情報の数m分だけ設定され、変換処
理部8からの各出力情報を個別に保持する。
【0034】なお入力情報セル9、出力情報セル10の
各情報は、必要に応じて記憶部5に与えられ、後記する
データベースメモリ15内に保存される。また入出力処
理部6は、必要に応じてデータベースメモリ15から入
出力情報セル9,10の内容を読み出し、外部機器7側
へと出力する。また外部機器7から入力情報が提供され
る場合もあるが、この情報は入出力処理部6を介して記
憶部5に与えられ、記憶部5から前記データベースメモ
リ15および入出力情報セル9,10に出力される。
【0035】図3は、前記変換処理部8に設定される変
換処理の書式の構成を示す。各出力情報は、通常は、所
定の入力情報または他の出力情報を用いた演算処理によ
り得られるが、場合によっては、入力情報をそのままの
形で出力するような設定も行われる。なおこの変換書式
は、具体的には、所定の入出力情報を演算処理のパラメ
ータとして、そのパラメータを組み込んだプログラムに
より表される。このプログラムは、システム設計者によ
り入出力画面の作成の前に設定されるが、装置内に後記
する処理プログラミング部25を組み込めば、ユーザー
側でも、適宜、変更,追加,削除といった処理を行うこ
とができる。
【0036】図4は、この実施例における入出力画面の
作成方法の原理を示す。この実施例でも、処理の手順に
応じて複数枚の入出力画面を設定し、表示される入出力
画面が所定の切替操作により切り替えられるように、各
入出力画面間にリンクを設定する点は、従来と同様であ
る。しかしながらこの実施例では、各入出力画面に表示
する入出力情報を前記業務支援処理部4の所定の入出力
情報セル9,10にリンクさせる点で、従来にない利便
性を実現している。
【0037】すなわち業務支援システムにとって、入出
力画面は、単に所定の入出力情報が貼り付けられた
「面」として機能し、入出力画面の変更のために変換処
理部8の設定をなんら変更する必要がない。したがって
図5に示すように、入出力画面の変更は、マンマシン出
力部3において所定の「面」から他の「面」に取り替え
る処理を行えばよいだけのものとなり、マンマシンイン
ターフェイスの設計変更はきわめて容易になる。
【0038】図6および図7は、この実施例における入
出力画面の設定の具体例を示す。各入出力画面上には、
入出力情報の表示領域30が設定されるが、これら情報
表示領域30は、所定の情報セルにリンクしている。な
お、この実施例における情報表示領域30は、固定した
大きさの領域として設定されるものに限らず、表示され
る情報のデータ長などに応じて大きさが可変するものも
含む。なおこのような情報表示領域30およびリンクの
設定は、前記図4に示したように、前記マンマシン入力
部2を用いて入出力画面の所定位置に所定の情報セルを
貼り付ける操作により、簡単に行うことができる。
【0039】一方、各入出力画面は、従来と同様に表示
の順に順序づけて保存されており、切替スイッチSWの
操作によってつぎの入出力画面に移行するように設定さ
れる。なお切替スイッチSWは、従来と同様に擬似的な
ものであって、他の操作により代替することも可能であ
る。
【0040】上記図6,7のような構成によれば、入出
力画面の構成を変更したり、画面の追加や削除を行う場
合、処理対象の入出力画面と入出力情報セル9,10と
の関係を設定すれば、他の画面に対しては、表示順序の
変更処理を行うだけで良くなり、入出力画面の設計変更
をきわめて容易に行うことができるようになる。
【0041】図8は、前記業務支援システム1を構成す
る装置1Aのハード構成を示す。この装置1Aには、制
御主体となるCPU11のほか、業務支援処理プログラ
ム用メモリ12,入出力処理プログラム用メモリ13,
これらプログラムの実行領域として機能するプログラム
実行部メモリ(RAM)14,データベースメモリ1
5,画面データメモリ16などが組み込まれる。
【0042】業務支援処理プログラム用メモリ12に
は、CPU11に前記業務支援処理部4,マンマシン入
力部2,マンマシン出力部3,記憶部5の各機能を設定
するためのプログラムが格納され、入出力処理プログラ
ム用メモリ13には、前記入出力処理部6の機能に関わ
るプログラムが格納される。またデータベースメモリ1
5は、前記記憶部5の情報格納エリアとして機能し、画
面データメモリ16には、マンマシン出力部3に与えら
れる画面データが格納される。なお前記各プログラム用
メモリ12,13,画面データメモリ16,データベー
スメモリ15は、書換えが可能なように、ハードディス
ク,フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ媒体内に設
定される。勿論、1つの記憶媒体を分割して各メモリに
設定することが可能である。なおこれらのメモリは、あ
らかじめインストール用の記録媒体(CD−ROM)を
図示しないドライブ装置にセットしてインストール作業
を行うことにより設定されるが、これに限らず、ネット
ワーク回線を介して取り込むことも可能である。また前
記入力情報セル9,出力情報セル10は、読書き処理の
都合上、プログラムの実行時に、RAM14内またはC
PU11の管理するキャッシュメモリ(図示せず)内に
設定される。
【0043】さらに図中のマンマシン入力手段17,マ
ンマシン出力手段18は、前記図1のマンマシン入出力
部2,3の処理対象となるハードウエアを意味する(デ
ィスプレイ、キーボード、マウスなど)。これらの手段
は、いずれもインターフェイス部19,20を介してC
PUバス21に接続される。さらにCPUバス21に
は、前記した外部機器7とのデータのやりとりのための
通信用インターフェイス部22などが接続される。
【0044】図9はマンマシン入力部2の処理手順を、
図10はマンマシン出力部3の処理手順を、それぞれ示
す。また図11〜13は業務支援処理部4の処理手順を
各種ケース毎に示し、図14,15は前記記憶部5の処
理手順を、図16〜18は入出力処理部6の処理手順
を、それぞれ示す。以下、これらの図を参照しつつ、こ
の実施例の業務支援システム1における処理を説明す
る。なお各図の処理は「ST」として、以下順に通し番
号を付す。また図中の「他の処理」と記載された手順
は、他の処理部による処理などを示すものであるが、以
下の説明では特に言及しない。
【0045】マンマシン入力部2では、前記したマンマ
シン入力手段18により情報が入力されるまで、図9の
ST1,2のループを繰り返して待機する。所定の情報
が入力されると、ST1が「YES」となってST3に
進み、入力された情報に対応する入力情報セル9に、前
記入力情報を書き込んで処理を終了する。
【0046】この入力情報セル9への情報の入力によっ
て、図11の業務支援処理部4による情報処理がスター
トする。まず前記情報の入力に応じてST7が「YE
S」となると、つぎのST8では、その入力情報を、あ
らかじめ定められた変換書式により変換する。そして続
くST9で、前記変換処理により得た出力情報を対応す
る出力情報セル10に書き込んだ後、図11の処理を終
了する。
【0047】マンマシン出力部3では、この出力情報セ
ル10への情報の書込みが行われるまで、図10のST
4,5のループを繰り返して待機している。前記図11
の手順が実行されて出力情報セル10への情報の書込み
がなされると、ST4からST6に進んで、マンマシン
出力手段18(通常はディスプレイ)に、前記書き込ま
れた出力情報を出力する。これによりその時点での入出
力画面上において、前記書込みの行われた出力情報セル
10に対応する情報表示領域30に、前記出力情報が表
示される。
【0048】また業務支援処理部4は、前記入力情報の
受付処理を行う都度、図12の処理をスタートさせ、入
出力情報を前記データベースメモリ15に書き込む必要
があるか否か判断する。そして書き込む必要があると判
断すると、ST11からST13に進んで、該当する入
出力情報を記憶部5に出力する。
【0049】記憶部5では、この入出力情報を受け取る
ことにより、図14のST20が「YES」となってS
T22に進み、入力された情報を前記データベースメモ
リ15の所定の領域に格納する。
【0050】さらに業務支援処理部4は、種々の演算処
理を行う都度、図13の処理をスタートさせ、データベ
ースメモリ15から入出力情報を読み出す必要があるか
否かを判断する。そして情報の読出しが必要であると判
断すると、ST14からST16へと進み、記憶部5に
対し、必要とする入出力情報の受け渡しを要求する。
【0051】記憶部5では、この要求により、図15の
ST23が「YES」となってST25に進み、前記要
求された入出力情報をデータベースメモリ15から読み
出して業務支援処理部4に渡す。
【0052】業務支援処理部4では、前記入出力情報を
要求した後は、図13のST17,18のループで待機
している。そして要求した入出力情報を受け取ると、S
T17からST19へと進み、取得した情報を、所定の
入力情報セル9または出力情報セル10に書き込む。
【0053】一方、入出力処理部6は、適宜、記憶部5
との連絡によって、図16〜18の処理を実施する。図
16の処理は、記憶部5から外部機器7への入出力情報
の送信を要求された場合などに行われる。まず要求を受
け付けることによりST26が「YES」となってST
28に進み、前記記憶部5に対し必要とする入出力情報
を要求する。記憶部5は、この要求に対し、前記図15
と同様の手順で該当する情報を返送する。入出力処理部
6は、この入出力情報の返送により、ST29からST
31に進んで取得した入出力情報を外部機器7に送信す
る。
【0054】図17の処理は、記憶部5から入出力情報
の取得を要求された場合などに行われる。まず前記要求
によりST32が「YES」となってST34に進み、
外部機器7に対し、必要とする入出力情報の送信を要求
する。外部機器7がこの要求に応じて入出力情報を返送
してくると、ST35が「YES」となってST37に
進み、受信した入出力情報を記憶部5に出力する。
【0055】なお記憶部5から入出力処理部6に対して
行われる要求は、前記業務支援処理部4からの要求に基
づくものであるから、結果的に、入出力処理部6は、業
務支援処理部4と外部機器7との間での情報の受け渡し
を中継する役割を果たすことになる。
【0056】図18の処理は、外部機器7側から入出力
情報が送信されてきた場合に実行される。この場合は、
入出力情報の受信によりST38からST40に進ん
で、受信した入出力情報を記憶部5に出力する。
【0057】つぎに図19〜21を用いて、前記業務支
援システム1における入出力画面の作成および更新に関
する処理を説明する。なおこれらの図に示す処理の実行
主体は人であるので、図9〜18の手順と切り分けるた
めに、処理の手順を「st」と示す。図19は、システ
ム設計者が各種入出力画面を最初に作成する前に実行す
る処理の手順を示す。まず最初のst1では、支援対象
の業務について、その業務を実行するための処理手順を
示す業務フローを作成する。なお具体的な業務フローに
は、初期の環境設定、情報の入力順序、各入力情報に伴
う処理の内容およびその処理結果の出力形式などの情報
が含まれる。
【0058】一連の業務フローができあがると、つぎの
st2では、作成した業務フローに矛盾や間違いがない
かどうかをチェックする。そして矛盾や間違いを発見し
た場合は、st3で見つけた内容に応じて業務フローを
修正する。
【0059】図20は、システム設計者が入出力画面を
作成する上での処理手順を示す。まず最初のst4で、
前記図3に示したような各入力情報に対する変換書式を
設定した後、前記図19の手順により作成された業務フ
ローの各ステップ毎の入出力画面を順に作成する。
【0060】st5では、所定のステップに対応する入
出力画面について、レイアウトや書式などが定められ
る。つぎのst6では、作成した入出力画面の所定位置
に所定の入出力情報セル9,10を貼り付ける操作によ
り、入出力画面上に前記入出力情報セル9,10にリン
クする情報表示領域30を設定する。さらにst7で
は、前記入出力画面と、既に作成された画面との間に、
表示順序に基づくリンクを設定する。(ただし第1番目
の入出力画面は、「初期画面」であることを示す情報に
リンクさせる。) 以下、上記ST5〜7の処理を繰り返し、業務フローに
対応するすべての入出力画面の作成が完了すると、st
8が「YES」となって処理を終了する。
【0061】図21は、前記図20の手順で作成された
入出力画面のうちの所定の画面を削除する場合の手順
を、図22は、新たな入出力画面を追加する場合の手順
を、それぞれ示す。なおこれらの手順は、通常、システ
ム設計者側で行われるが、装置内に画面編集支援用のプ
ログラムを組み込めば、ユーザー側で実行することも可
能となる。
【0062】入出力画面を削除する場合は、不要な入出
力情報画面の指定を受け付けてその画面を削除し(st
9)、その削除された画面の前後の入出力画面が連続す
るように、各入出力画面間のリンクを再設定する(st
10)。
【0063】入出力画面を追加する場合には、まず図2
0のst11で必要な入出力画面を作成した後、つぎの
st12で、前記貼付け操作により、新たな入出力画面
上の情報表示領域30に所定の入出力情報セル10をリ
ンクさせる。さらにst13で、新しい入出力画面が所
望の順序で表示されるように、各入出力画面間のリンク
を再設定する。
【0064】このように入出力画面と入出力情報セル
9,10とをリンクさせる方式によれば、入出力画面の
更新処理がきわめて簡単になるので、業務の内容や目的
の変化に応じて業務フローが変更されても、その変更に
速やかに対応することができる。また従来のシステムで
は、入出力画面を更新するのに多大な手間がかかるた
め、図19のst1の業務フローを作成する前に業務の
流れを十分に練り上げておく必要があったが、この実施
例の場合は、一応の業務の流れに沿って入出力画面を作
成した後に、システムを運用しながら入出力画面に必要
な修正を行っていくことが可能であるので、初期のシス
テム設定時の処理も効率化することができる。
【0065】さらに図1,8の構成によれば、入出力処
理部6により、出力情報セル9,10に格納される基本
のデータ形式の入出力情報を読み出すことができるの
で、業務支援処理部4が出力するデータの構成に影響を
受けずに、外部機器7に対し、その機器に対応する形式
でデータのやりとりを行うことができ、業務支援処理部
4の処理結果に対する二次処理がきわめて容易になる。
また業務支援処理用のプログラムは、めまぐるしく改善
され、変化する業務の内容や目的に応じて変更される頻
度が高いが、業務支援処理用のプログラムと入出力処理
用のプログラムとが個別に構成されているので、処理結
果のデータ構成が変化しても外部機器7へのデータ出力
に影響が及ばず、従来と同様の方法で二次加工を行うこ
とができる。
【0066】図23は、前記業務支援システム1にプロ
グラミング機能を持たせた場合の構成であって、前記図
1と同様の構成に加え、処理プログラミング部25が設
定されている。この処理プログラミング部25は、前記
業務支援処理部4および記憶部5を構成するプログラム
を形成するためのものである。なおこの実施例のマンマ
シン入力部2,マンマシン出力部3は、前記業務支援処
理時のほか、処理プログラミング部25を用いたプログ
ラミング作業時にも使用される。
【0067】図24は、前記図23の業務支援システム
1を構成する装置1Bのハード構成を示すもので、前記
図8に示した各構成に加え、前記処理プログラミング部
25のためのメモリ26が組み込まれている。なおこの
処理プログラミング用メモリ26も、他の処理プログラ
ム用のメモリ12,13と同様、ハードディスクなどに
設定される。
【0068】図25は、前記業務支援処理部4と処理プ
ログラミング部25との関係を示す。前記したように、
業務支援処理部4には、マンマシン入力部2より受け取
った入力情報を用いて所定の業務支援処理を行う機能A
と、マンマシン出力部3に入出力画面を提示する機能B
とが設定される。処理プログラミング部25には、業務
支援処理のための変換処理部8を構築するためのプログ
ラムaと、入出力画面を構築するためのプログラムbと
が組み込まれており、これらプログラムa,bにより業
務支援処理部4の各機能A,Bを個別に設計または設計
変更する。
【0069】なお処理プログラミング部25は、装置内
に限らず、外部機器7に持たせることも可能である。こ
の場合、外部機器7で作成されたプログラムは、適宜、
ネットワーク回線などを介してシステム内に転送され、
プログラムの書換えが行われることになる。
【0070】図26,27は、前記処理プログラミング
部25の処理手順を示す。なおこれらの図については、
各手順をST51以下の符号により示す。また図中の
「他の処理」の部分については、前記図9〜18と同様
に特に言及しない。
【0071】図26は、前記変換処理部8を構築するた
めの処理手順を示す。同処理手順においては、マンマシ
ン入力部2を介してプログラムの起動指示が行われるま
でST51〜52のループで待機する。プログラムの起
動指示が行われると、ST53に進んで前記変換処理部
8の構築用プログラムを読み込んでから、主要な処理へ
と移行する。
【0072】ST54では、未使用の入出力情報セル
9,10に関する情報をマンマシン出力部3に与える。
これによりマンマシン出力手段18に、未使用の入出力
情報セル9.10の一覧などが提示されると、これら未
使用の入出力情報セル9,10への定義や新たな変換書
式の入力に待機する。
【0073】前記変換処理部8の構築用プログラムは、
マンマシン入力部2を用いて変換書式を構成するプログ
ラムの作成を支援するように設定されている。ST55
でこの変換書式の設定が行われたことを確認すると、S
T57に進んで、設定された書式に矛盾や文法の間違い
などがないかチェックする。矛盾や間違いがある場合
は、ST58〜60においてマンマシン入力部2,マン
マシン出力部3を用いた修正作業を実行し、しかる後に
ST61に進んで、設定された変換書式を業務支援処理
用プログラム内に追加する。さらにST62では、新た
に記憶した変換書式と従前の変換書式とを結合して変換
処理部8を再構築する。以下、プログラムの終了指示が
あるまで、ST54〜62の手順が繰り返し実行され
る。
【0074】図27は、入出力画面の構築処理のための
手順を示す。この処理手順においては、プログラムの起
動指示に応じてST64からST66に進み、前記入出
力画面用のプログラムを読み込む。
【0075】この入出力画面用のプログラムには、入出
力画面の初期値データ(標準的なレイアウトや書式が設
定されたもの。)が含まれている。つぎのST67で
は、この初期値データをマンマシン出力部3に与えるこ
とにより、新規の入出力情報画面を表示する。
【0076】さらにST68では、前記登録された入出
力情報セル9,10をマンマシン出力部3に与えること
により、前記新規の入出力情報画面とともに入出力情報
セル9,10の内容を一覧表示する。ユーザーは、この
表示を用いて、入出力情報画面の所定位置に所定の入出
力情報セル9,10を貼り付ける操作を行うことによ
り、入出力情報画面上に入出力情報セル9,10にリン
クさせた情報表示領域30を設定する。この設定処理が
確定することにより、ST69が「YES」となる。
【0077】ここで特に設定された情報表示領域30が
入力情報にリンクしており、さらにこの情報表示領域3
0への情報入力により他の入出力画面に移行させる場合
は、ユーザーは、マンマシン入力部2を用いた「次画
面」設定を行う。この設定処理がなされた場合は、ST
71からST72に進んで、設定された次画面とのリン
クに関わるデータ構造を、前記画面データメモリ16に
保存する。
【0078】以下、入出力情報画面への情報セルの貼り
付け処理が終了するまでST68〜72の処理を繰り返
す。特にメニュー画面のように、複数の選択肢のそれぞ
れに次画面が設定される場合は、情報セルを貼り付ける
毎に、ST71,72の処理により次画面設定が行われ
ることになる。マンマシン入力部2より情報セルの貼り
付けが終了したことが入力されると、ST73からST
74に進み、画面上に設定された情報表示領域30およ
びその領域と情報セルとのリンク関係に関わる情報を、
画面データメモリ16に保存する。以下、同様にして所
定数の入出力情報画面が設定され、プログラムの終了指
示があると、ST75が「YES」となって処理を終了
する。
【0079】
【発明の効果】上記したようにこの発明では、入力情報
およびその入力情報から導かれた処理結果に対しそれぞ
れ個別の情報セルを用意するとともに、処理の流れに応
じてリンクさせた複数の入出力画面にそれぞれ所定の情
報セルをリンクさせた情報表示領域を設定し、表示中の
入出力画面の情報表示領域にその領域にリンクする情報
セル内の情報を表示させるようにしたから、入出力画面
の設計変更がきわめて容易になり、システム設計者の負
担を大幅に削減することができる。また処理の内容や目
的が変更された場合にも柔軟に対応でき、ユーザーの要
望に応じたシステムを簡単かつ速やかに提供することが
可能となる。
【0080】さらに外部へのデータの入出力部を主要な
処理のための手段から独立させることにより、処理に関
わる構成の変更が外部へのデータ出力に影響するのを防
止できるので、データの二次加工も簡単にでき、処理結
果を種々の目的に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる業務支援システムの構成例を
示す機能ブロック図である。
【図2】図1の業務支援処理部の構成および他の処理部
との関係を示す機能ブロック図である。
【図3】変換書式のデータ構成を模式的に示す図であ
る。
【図4】入出力画面のデータ構成を示す説明図である。
【図5】入出力画面の機能を示す説明図である。
【図6】入出力画面の具体例を示す説明図である。
【図7】入出力画面の具体例を示す説明図である。
【図8】図1の業務支援システムを構成する装置のハー
ド構成を示すブロック図である。
【図9】マンマシン入力部の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図10】マンマシン出力部の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図11】業務支援処理部の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】業務支援処理部の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】業務支援処理部の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】記憶部の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図15】記憶部の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図16】入出力部の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図17】入出力部の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図18】入出力部の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図19】入出力画面の作成処理に先立ち行われる処理
の手順を示すフローチャートである。
【図20】入出力画面を作成する際の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図21】入出力画面を削除する際の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図22】新たな入出力画面を追加する際の処理手順を
示すフローチャートである。
【図23】プログラミング機能を有する業務支援システ
ムの構成を示す機能ブロック図である。
【図24】図23の業務支援システムを構成する装置の
ハード構成を示すブロック図である。
【図25】業務支援処理部と処理プログラミング部との
関係を説明する図である。
【図26】変換処理部の構築を行う場合の処理手順を示
すフローチャートである。
【図27】入出力画面を構築する場合の処理手順を示す
フローチャートである。
【図28】従来の業務支援システムの構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図29】従来の入出力画面のデータ構成を示す説明図
である。
【図30】従来の入出力画面の具体的なデータ構成を示
す説明図である。
【図31】入出力画面の設計変更例を示す説明図であ
る。
【図32】入出力画面の設計変更例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 業務支援システム 2 マンマシン入力部 3 マンマシン出力部 4 業務支援処理部 5 記憶部 6 入出力処理部 8 変換処理部 9 入力情報セル 10 出力情報セル 11 CPU 12 業務支援処理用プログラムメモリ 13 入出力処理用プログラムメモリ 16 画面データメモリ 30 情報表示領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の入力に応じて所定の処理を実行す
    るコンピュータシステムにおいて、前記情報の入力およ
    び処理結果の提示のためのマンマシンインターフェイス
    を設定する方法であって、 各入力情報およびその入力情報から導かれた処理結果に
    対しそれぞれ個別の情報セルを用意して、処理の流れに
    応じて所定の情報セルに情報を書き込むとともに、前記
    処理の流れに応じてリンクさせた複数の入出力画面にそ
    れぞれ所定の情報セルをリンクさせた情報表示領域を設
    定し、各入出力画面を前記処理の進行状態に応じて順に
    切り替えながら、表示中の画面の情報表示領域にその領
    域にリンクする情報セル内の情報を表示させることを特
    徴とするマンマシンインターフェイスの設定方法。
  2. 【請求項2】 情報の入力に応じて所定の処理を実行す
    る処理実行手段と、 前記情報の入力および処理結果の提示のための複数の入
    出力画面を処理の流れに応じてリンクさせて記憶する画
    面記憶手段と、 各入力情報およびその入力情報から導かれた処理結果に
    対しそれぞれ個別の情報セルを設定し、処理の流れに応
    じて所定の情報セルに情報を書き込む情報保持手段と、 各入出力画面を前記処理の進行状態に応じて順に切り替
    えながらモニタ上に表示させる表示制御手段とを具備
    し、 前記各入出力画面には、それぞれ所定の情報セルをリン
    クさせた情報表示領域が設定されており、前記表示制御
    手段は、表示中の入出力画面の情報表示領域にその領域
    にリンクする情報セル内の情報を表示させて成る情報処
    理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された情報処理システム
    において、 前記処理実行手段から独立して設けられて、システムの
    外部とデータのやりとりを行う出力制御手段を具備して
    成る情報処理システム。
  4. 【請求項4】 コンピュータシステムに情報の入力に応
    じて所定の処理を実行させるためのプログラムを作成す
    る方法であって、 前記処理実行のためのプログラムを構築するステップ
    と、前記情報の入力および処理結果の提示のためのマン
    マシンインターフェイスを設定するステップとを含み、 前記処理実行のためのプログラムを構築するステップ
    は、所定数の入力情報について、それぞれその入力情報
    から所定の処理結果を導くための変換用プログラムの設
    定入力を受け付けて、そのプログラムを前記入力情報お
    よび処理結果に対応づけた変換書式を設定するステップ
    と、前記変換書式の設定に連動して、前記変換用プログ
    ラムの実行時にそのプログラムに対応する入力情報およ
    び処理結果をそれぞれ個別の情報セルに格納するための
    プログラムを生成するステップとを含み、 前記マンマシンインターフェイスを設定するステップ
    は、所定数の入出力画面に対し所定の情報セルを貼り付
    ける操作を受け付けて、前記画面上の貼付け位置に前記
    情報セルをリンクさせた情報表示領域を設定するステッ
    プと、各入出力画面間におけるリンクの設定操作を受け
    付けて各入出力画面に表示の順序を設定するステップと
    を含んで成るプログラミング方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータシステムに情報の入力に応
    じて所定の処理を実行させるためのプログラムを作成す
    るシステムであって、 前記処理実行のためのプログラムを構築する処理プログ
    ラム構築手段と、前記情報の入力および処理結果の提示
    のためのマンマシンインターフェイスを設定するインタ
    ーフェイス設定手段とを具備し、 前記処理プログラム構築手段は、 所定数の入力情報について、それぞれその入力情報から
    所定の処理結果を導くための変換用プログラムの設定入
    力を受け付けて、そのプログラムを前記入力情報および
    処理結果に対応づけた変換書式を設定する変換書式設定
    手段と、 前記変換書式設定手段に連動して、前記変換用プログラ
    ムの実行時にそのプログラムに対応する入力情報および
    処理結果をそれぞれ個別の情報セルに格納するためのプ
    ログラムを生成するプログラム生成手段とを備え、 前記インターフェイス設定手段は、 所定数の入出力画面を初期設定する初期画面設定手段
    と、 前記初期設定された入出力画面に対し所定の情報セルを
    貼り付ける操作を受け付けて、前記画面上の貼付け位置
    に前記情報セルをリンクさせた情報表示領域を設定する
    情報表示領域設定手段と、 各入出力画面間におけるリンクの設定操作を受け付けて
    各入出力画面間に表示の順序を設定する表示順序設定手
    段とを具備して成るプログラミングシステム。
  6. 【請求項6】 情報の入力に応じて所定の処理を実行す
    るためのプログラムと、前記情報の入力および処理結果
    の提示のためのマンマシンインターフェイス用のプログ
    ラムとが記録された記録媒体であって、 前記処理実行用のプログラムには、処理の流れに応じ
    て、各入力情報およびその入力情報から導かれた処理結
    果をそれぞれ個別の情報セルに書き込むステップを実行
    するためのプログラムが含まれており、 前記マンマシンインターフェイス用のプログラムには、
    所定の情報セルをリンクさせた情報表示領域が設定され
    た複数の入出力画面を処理の流れに応じてリンクさせて
    記憶する画面データベースと、各入出力画面を前記処理
    の進行状態に応じて順に切り替えながら表示するととも
    に、表示中の入出力画面の情報表示領域にその領域にリ
    ンクする情報セル内の情報を表示するステップを実行す
    るためのプログラムとが含まれて成る情報処理用の記録
    媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008012835A2 (en) 2006-07-25 2008-01-31 Pricol Limited Hub mountable speed sensing device
JP2009110116A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Panasonic Electric Works Co Ltd 画像検査システム

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