JP2002040888A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002040888A
JP2002040888A JP2000230178A JP2000230178A JP2002040888A JP 2002040888 A JP2002040888 A JP 2002040888A JP 2000230178 A JP2000230178 A JP 2000230178A JP 2000230178 A JP2000230178 A JP 2000230178A JP 2002040888 A JP2002040888 A JP 2002040888A
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image
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image forming
unit
forming apparatus
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JP2000230178A
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Saburo Shimizu
三郎 清水
Satoru Sekine
哲 関根
Taro Miyamoto
太郎 宮本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コピージョブ中に副電源スイッチ
を誤った押下したとしても、機内に転写紙が詰まるのを
防止するとともに、リカバリーに時間を要せず、転写紙
の無駄をなくせる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 複数の搬送ローラにより転写紙及び原稿
を搬送する搬送手段と、この搬送手段内にて搬送される
転写紙上に画像を形成するために必要な各機構と、を含
んでなる画像形成装置である。電源投入により前記各機
構を駆動するために、オンオフ操作される電源操作手段
と、転写紙及び原稿を機外に排出するための排紙手段
と、ジョブ処理中に前記電源操作手段をオフした場合
に、仕掛かり中の転写紙及び原稿を機外に排出した後、
前記各機構を停止させるように制御する制御手段と、を
含むことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
画像形成方法に関し、特に、副電源スイッチの操作に基
づき転写紙を機外に排出する画像形成装置、プラテンカ
バー開放で画像形成を原稿外消去モードにて行う画像形
成装置及び画像形成方法、原稿サイズを操作手段により
入力できる画像形成装置、送信前に読みとった画像の品
質を確認する操作手段を設けた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(第1の従来技術)この種の画像形成装
置として、例えばプラテンガラス上に原稿を載置し原稿
に描かれた画像を転写紙に複写する複写機、パソコン等
で作成した画像を転写紙に印刷するプリンタ、通信回線
を介して受信される画像を印刷するファクシミリ等が知
られている。さらに、これら複写機、プリンタ、ファク
シミリ等の機能を備えたマルチファンクション型のいわ
ゆる「複合機」も知られている。
【0003】このような画像形成装置では、例えば操作
パネルを備えた装置本体内部には、感光体ドラムや、該
感光体ドラムに潜像を形成する半導体レーザ、また、転
写紙を、給紙カセットから感光体ドラム、転写紙排紙部
等へ搬送するため、多数の搬送ローラ等を主として構成
された転写紙搬送系、上記感光体ドラム及び搬送ローラ
を回転等させるための駆動源(いずれも不図示)などが
備えられている。
【0004】従来、上述のような構成の画像形成装置で
は、ユーザーが、コピージョブの最中に、前記操作パネ
ルに物理的に近い位置に形成された副電源スイッチを誤
って押下してしまうことがあった。この場合、副電源ス
イッチを押下すると、即座に装置本体の機能が停止して
しまう。したがって、ユーザー又はメンテナンス作業者
が、リカバリーするためには機内の通紙経路(転写紙搬
送系)上の転写紙、あるいはADFの経路上の原稿を取
り除く必要があった。
【0005】(第2の従来技術)この種の画像形成装置
において、プラテンカバーを開放した状態でコピーした
場合、例えば図13に示すように、原稿602の原稿外
の部分604がベタ黒で転写される。ところで、このよ
うな事態を回避するために例えば原稿外消去モードと称
されるモードにて、上述のべた黒部分の転写を回避する
ことが試みられている。
【0006】(第3の従来技術)この種の画像形成装置
において、不定型サイズのコピーを行う場合には、プラ
テンカバーを開いて、プラテンガラス上に原稿をセット
して、この原稿のサイズが仮に「A4+α」の大きさで
あるとすると、装置は定型サイズをセンサにより自動判
別しているため、この不定型サイズ原稿をセンサは、
「A4」のサイズであると認識してしまっていた。この
ため、このままコピーを実行すると、「+α」の部分が
複写できず、文字や図が途中で切れた状態で転写され、
ユーザーが望む複写が実現できないという問題があっ
た。
【0007】(第4の従来技術)この種の画像形成装置
例えば、複写機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能
を搭載した、いわゆる「複合機」と呼称される画像形成
装置のファクシミリ機能、もしくはファクシミリ装置に
おいて、送信者が受信者に対してファクシミリ送信を行
う場合に、例えば送信画像として、複雑な形状の図面、
写真画像等を送信することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の第1
の従来技術においては、搬送経路内に転写紙が詰まる
と、ユーザーは、装置本体の扉を開き、転写紙の詰まっ
た箇所を探し出し、この詰まった転写紙を手動により取
り除く作業を行う必要があり、リカバリーに時間がかか
るという問題があった。さらに加えて、ジョブ処理中の
転写紙が無駄になるという問題点があった。
【0009】上述の第2の従来技術においては、原稿外
消去モードは、一般に、例えばコピーモードにおけるコ
ピー基本画面を先ず応用機能の画面に切り換え、かつ、
この応用機能の画面に複数形成された各種の選択項目の
中から「原稿外消去」なる項目を選択してようやく原稿
外消去モードが設定されるというような状況にあった。
【0010】特に、近年の複合機あるいは複写装置の機
能の多様化とともに、タッチパネルで操作を行う画面の
階層構造が複雑化しており、そのためユーザーは、原稿
外消去モードに至るまでに複雑な手順及び操作を要して
いた。
【0011】このため、コピーを開始する前に、原稿外
消去モードを設定するという面倒な作業をしなければな
らないという問題点があった。
【0012】また、この原稿外消去モードの機能を知ら
ないユーザーにとっては、複写を行うと原稿の外側にあ
たる部分が上述のベタ黒のコピーになってしまうという
問題点があった。
【0013】上述の第3の従来技術においては、上記問
題を解決しようとして、以下のような手法を行うことが
考えられる。すなわち、「A4+α」のサイズの原稿を
先ずプラテンガラズ上に載せ、その上より「A4+α」
サイズの原稿より大きな原稿もしくは、部分的に紙を重
ねて全体の輪郭がほぼ「A3」サイズの大きさを形成す
る。この状態で、コピーを実行すると、上述のセンサー
は、原稿を「A3」サイズであると認識して、不定型の
原稿画像の複写を行うことができる。
【0014】しかしながら、このような不定型サイズの
原稿に対して他の大きさの紙を重ね合わせる等の作業を
行いながら複写作業を行うことは、特に、業務として不
定型サイズのコピーを何度も行う必要のあるユーザーに
とっては、このような面倒な作業を行うことは負担とな
り、業務の効率が低下する等の問題もあった。
【0015】このように、不定形サイズの画像形成の際
に、コピーしたくない部分をマスキングする作業等の手
間がかかり、画像形成のやり直しを何度の行う必要があ
り、ユーザーに不必要な労力を与えていた。
【0016】また、重ねることによって伸長した長さ部
分に相当する分だけ原稿上に余白が生じることになる。
【0017】上述の第4の従来技術にあっては、上述の
ような複雑な形状の図面や写真画像等の原稿を受信者が
受信すると、上記原稿の表示が良好に行われず、例えば
複雑な形状の図面は見にくくなったり、最悪の場合には
細かい線の重なる部分等は潰れて形状が判読できなくな
ったり、さらには、写真画像にいたると画像が著しく劣
化してしまうことがあった。
【0018】このような事態が発生した場合に、従来
は、受信者が他の連絡手段で送信者に伝えることによっ
て、送信者は、上記図面が潰れるあるいは写真画像が劣
化した等の結果の認識を行うこととなっていた。このた
め、送信者は、送信データの画像の品質に関しては、全
く事前に確認又は認識できず、良質な原稿等を再度送信
する必要があった。
【0019】このように従来は、複雑な形状の図面等が
潰れて相手に送信されるような事態が生じていた。
【0020】そこで、本発明の第1の目的は、コピージ
ョブ中に副電源スイッチを誤った押下したとしても、機
内に転写紙が詰まるのを防止するとともに、リカバリー
に時間を要せず、しかも、転写紙の無駄をなくすことの
できる画像形成装置を提供することにある。
【0021】また、本発明の第2の目的は、コピーを開
始する前に、原稿外消去モードを設定するための面倒な
作業を要せず、しかも、原稿外消去モードの機能を知ら
ないユーザーであっても、綺麗な原稿を形成することの
できる画像形成装置及び画像形成方法を提供することに
ある。
【0022】また、本発明の第3の目的は、不定形サイ
ズの画像形成の際に、文字や図が途中で切れた状態で転
写されることを防止しながらも、コピーしたくない部分
をマスキングする作業等の手間を要しない画像形成装置
を提供することにある。
【0023】また、本発明の第4の目的は、送信前に、
送信データの画像の品質に関して事前に確認して、複雑
な形状の図面等が潰れて相手に送信されるような事態を
防止することのできる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、複数の搬送ローラ
により転写紙及び原稿を搬送する搬送手段と、この搬送
手段内にて搬送される前記転写紙上に画像を形成するた
めに必要な各機構と、を含んでなる画像形成装置におい
て、電源投入により前記各機構を駆動するために、オン
オフ操作される電源操作手段と、前記転写紙及び原稿を
機外に排出するための排紙手段と、ジョブ処理中に前記
電源操作手段をオフした場合に、仕掛かり中の転写紙及
び原稿を機外に排出した後、前記各機構を停止させるよ
うに制御する制御手段と、を含むことを特徴としてい
る。
【0025】また、請求項2に記載の発明は、ファクシ
ミリ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処理装置
からのデータにより画像形成を行う第2のモード、原稿
読取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う第3
のモード、をモード切換により使用し、かつ、複数の搬
送ローラにより転写紙を搬送する搬送手段と、この搬送
手段内にて搬送される前記転写紙上に画像を形成するた
めに必要な各機構と、を含んでなる画像形成装置におい
て、電源投入により前記第1のモード又は前記第2のモ
ードで前記各機構を駆動するために、オンオフ操作され
る第1の電源操作手段と、電源投入により前記第3のモ
ードで前記各機能を駆動するために、オンオフ操作され
る第2の電源操作手段と、前記転写紙及び原稿を機外に
排出するための排紙手段と、ジョブ処理中に前記第2の
電源操作手段をオフした場合に、仕掛かり中の転写紙及
び原稿を機外に排出した後、前記各機構を停止させるよ
うに制御する制御手段と、を含むことを特徴としてい
る。
【0026】また、請求項3に記載の発明は、前記制御
手段は、前記排紙手段の動作を制御する排出処理制御手
段と、前記第1の電源操作手段からの操作入力と、前記
第2の電源操作手段の操作入力と、に基づき、前記排出
処理制御手段を制御する電源管理制御手段と、を含むこ
とを特徴としている。
【0027】また、請求項4に記載の発明は、前記制御
手段は、画像形成に必要な操作入力を行うための操作手
段が、一定期間操作されない場合に、自動的に前記第2
の電源操作手段をオフ状態となるように制御する手段を
含むことを特徴としている。
【0028】上記第2の目的を達成するため、請求項5
に記載の発明は、プラテンガラス表面に画像形成面を対
向させて原稿を載置し、操作手段の操作に基づき、前記
画像形成面に対してスキャンして原稿画像の情報を得、
転写紙上に前記原稿画像を形成する画像形成装置であっ
て、前記プラテンガラスを覆うプラテンカバーの開放・
非開放状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出
結果と、前記操作手段からの操作入力とに基づき、前記
原稿に対して原稿外消去モードにて画像形成を行うよう
に制御する制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0029】また、請求項6に記載の発明は、プラテン
ガラス表面に対して、画像形成面を対向させて原稿を載
置し、操作手段の操作に基づき、前記画像形成面に対し
てスキャンして原稿画像の情報を得、転写紙上に前記原
稿画像を形成する画像形成方法であって、前記プラテン
ガラスを覆うプラテンカバーの開放・非開放状態を検出
するステップと、操作手段による操作入力を行うステッ
プと、前記検出手段の検出結果と、前記操作手段からの
操作入力とに基づき、画像形成を原稿外消去モードに移
行させるステップと、前記原稿外消去モードにて画像形
成を実行するステップと、を含むことを特徴としてい
る。
【0030】また、請求項7に記載の発明は、プラテン
ガラス表面に対して、画像形成面を対向させて原稿を載
置し、操作手段の操作に基づき、前記画像形成面に対し
てスキャンして原稿画像の情報を得、転写紙上に前記原
稿画像を形成する画像形成方法であって、前記プラテン
ガラスを覆うプラテンカバーの開放・非開放状態を検出
するステップと、前記検出手段の検出結果に基づき、画
像形成を原稿外消去モードに移行させるステップと、前
記原稿外消去モードにて設定可能な前記画像形成に関連
する設定条件を設定するステップと、操作手段による操
作入力を行うステップと、前記原稿外消去モードにて前
記設定条件を満たすように画像形成を実行するステップ
と、を含むことを特徴としている。
【0031】上記第3の目的を達成するため、請求項8
に記載の発明は、不定型サイズの原稿の画像を読み取る
原稿読取手段と、前記原稿読取手段にて読み取られた前
記画像を転写紙に記録して、前記転写紙に前記画像を形
成する画像形成手段と、を含んでなる画像形成装置であ
って、前記原稿のサイズを設定入力するための原稿サイ
ズ入力画面を表示する表示手段と、前記原稿サイズ入力
画面にて入力されたサイズに基づき、前記画像形成手段
による画像形成を制御する制御手段と、を含むことを特
徴としている。
【0032】また、請求項9に記載の発明は、前記原稿
サイズ入力画面に、所望の原稿サイズを操作入力するた
めの操作手段をさらに有し、前記制御手段は、前記操作
手段の操作入力に基づき制御されることを特徴としてい
る。
【0033】また、請求項10に記載の発明は、前記原
稿サイズ入力画面に、前回に入力された入力データを予
め表示しておくように前記表示手段を表示制御する表示
制御手段をさらに有することを特徴としている。
【0034】また、請求項11に記載の発明は、前記表
示手段は、前記原稿サイズ入力画面に、前記原稿の縦サ
イズと横サイズを各々入力可能に表示されることを特徴
としている。
【0035】また、請求項12に記載の発明は、前記表
示手段は、前記原稿サイズ入力画面に、利用者に応じた
複数の各原稿サイズを設定入力可能に表示されることを
特徴としている。
【0036】上記第4の目的を達成するため、請求項1
3に記載の発明は、原稿の画像を読み取る原稿読取手段
と、前記原稿読取手段からの画像を送信する通信手段
と、を含んでなる画像形成装置であって、前記原稿読取
手段からの画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記
憶手段の画像を送信する前に画像形成出力する画像形成
手段と、操作入力に基づき、前記原稿読取手段にて前記
原稿の画像を読取って前記画像記憶手段に格納し、格納
された前記画像を、送信前に前記画像形成手段にて画像
形成出力するように制御する制御手段と、を含むことを
特徴としている。
【0037】また、請求項14に記載の発明は、原稿の
画像を読み取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段から
の画像を送信する通信手段と、を含んでなる画像形成装
置であって、前記原稿読取手段からの画像を記憶する画
像記憶手段と、前記画像記憶手段の画像を送信する前
に、前記原稿の画像を表示する表示手段と、操作入力に
基づき、前記原稿読取手段にて前記原稿の画像を読取っ
て前記画像記憶手段に格納し、格納された前記画像を、
送信前に前記表示手段にて画像表示出力するように制御
する制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0038】また、請求項15に記載の発明は、ファク
シミリ手順で画像形成を行うファクシミリ手段、情報処
理装置からのデータにより画像形成を行う手段、原稿読
取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う手段、
をモード切換により使用して画像形成を行う画像形成装
置であって、前記原稿読取手段からの画像を記憶する画
像記憶手段と、前記画像記憶手段の画像を送信する前
に、前記原稿の画像をモニターするモニター手段と、操
作入力に基づき、前記原稿読取手段にて前記原稿の画像
を読取って前記画像記憶手段に格納し、格納された前記
画像を、送信前に前記モニター手段にて画像表示出力す
るように制御する制御手段と、を含むことを特徴として
いる。
【0039】また、請求項16に記載の発明は、ファク
シミリ手順で画像形成を行うファクシミリ手段、情報処
理装置からのデータにより画像形成を行う手段、原稿読
取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う手段、
をモード切換により使用して画像形成を行う画像形成装
置であって、前記原稿読取手段からの画像を記憶する画
像記憶手段と、前記画像記憶手段の画像を送信する前に
画像形成出力する画像形成手段と、前記画像形成手段に
よる画像形成前に、前記原稿の画像をモニターするモニ
ター手段と、操作入力に基づき、前記原稿読取手段にて
前記原稿の画像を読取って前記画像記憶手段に格納し、
格納された前記画像を、送信前に前記画像形成手段にて
画像形成出力するとともに前記モニター手段に画像表示
出力するように制御する制御手段と、を含むことを特徴
としている。
【0040】また、請求項17に記載の発明は、前記モ
ニター手段は、外部より装置本体に対して接続されるも
のであることを特徴としている。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0042】[第1の実施の形態] (全体構成)先ず、本発明の特徴的な構成である副電源
スイッチ押下による原稿の機外排出の説明に先立って、
画像形成装置の全体の概略構成について、図1及び図2
を参照して説明する。図1は、本例の画像形成装置の概
略を示す断面図である。図2は、画像形成装置の概観斜
視図である。
【0043】本例の画像形成装置1は、図1に示すよう
に、ファクシミリ機能、複写機能、及びプリンタ機能を
有する複合機であり、図1に示すように、原稿読取手段
10、画像書込手段40、画像形成手段50、転写紙搬
送手段60、転写紙排紙手段64、転写紙反転手段70
を含んで構成される。また、装置本体6に外付けされる
形で、外部給紙手段81Bが、ソーティグ、ステープリ
ング、パンチング等の後処理を行うフィッシャー部38
が、各々設けられている。なお、本例の「転写紙」と
は、本発明の「記録材」に該当する。
【0044】また、画像形成装置1は、図2に示すよう
に、装置本体6と、この装置本体6の前面に設けられた
扉5と、装置本体6の側面に形成された第1の電源操作
手段である主電源スイッチ130と、装置本体6の上面
に設けられた操作手段110及び表示手段120と、上
面端部に設けられた第2の電源操作手段である副電源ス
イッチ132と、装置本体6に対して着脱自在に形成さ
れた複数たとえば4段の給紙カセット82(82−1、
82−2、82−3、82−4)と、を含んで構成され
ている。
【0045】ここで、主電源スイッチ130は、画像形
成装置1全体の電源のオンオフを操作するものであり、
一方、副電源スイッチ132は、コピー機能のみのオン
オフを操作するものである。コピージョブの最中に副電
源スイッチ132を押下した場合、ジョブ仕掛かり中の
転写紙又は原稿を機外に排出した後に、機械の機能を停
止させる。また、主電源スイッチ130をオフした場合
は、全機能を即断する。
【0046】図1に説明を戻すと、原稿読取手段10
は、原稿の束X1の中から例えば1枚の原稿Xに記載の
画像(文字列、絵画等)を光源の照射光に基づき、光情
報として読み取り、これを電気情報に変換する機能を有
する。一般に、原稿Xは、その原稿面がプラテンガラス
11表面と対面した状態で、該プラテンガラス11上に
載置される。光源12Bは、この載置された原稿面に対
し光を投射する。原稿面に達した光は、その画像情報を
含む光(情報)となって当該原稿面を反射しミラー13
に到達する。なお、光源12B及びミラー13は、原稿
面全体を走査するようプラテンガラス11面に沿って矢
印AB方向に移動可能な構成となっている。
【0047】また、本例では、自動原稿給送手段として
の自動両面原稿搬送部(RADF)20を備えている。
自動両面原稿搬送部20は、図1に示すように、原稿載
置台24に複数積層された原稿Xの束X1について、そ
の一枚を分離して給送ローラ21a及び21bにより送
り出し、これをローラ21cを介してプラテンガラス1
1A上に供給するようになっている。プラテンガラス1
1A下には、光源12Aとミラー13が設置されてい
る。これにより、上記同様、複数の原稿Xの束に関し、
その原稿面を連続して読み取ることができる。
【0048】この他、自動両面原稿搬送部20の構成に
おいては、原稿Xの表裏両面を読み取ることも可能であ
る。この場合には、一方の面を光源12Aにより読み取
り、該読み取りが完了すると、反転ローラ22により原
稿Xを一旦図中右方向に送り出し、その後反転ローラ2
2を反転させ当該原稿Xを図中左方向に搬送しつつそれ
をローラ21cによって巻き取り、原稿Xの他方の面を
プラテンガラス11A面に対面させる。なお、自動両面
原稿搬送部20から供給され、光源12Aにより読み取
られた原稿Xは、排紙台23上に順次積層される。
【0049】光源12A(12B)により読み取られた
原稿面に係る光情報は、以下、ミラー14、15で反射
を繰り返し、結像光学系16を介してCCD撮像装置1
7に達する。CCD撮像装置17には、光電変換機能を
有する複数の画素が配列された光電面を有し、これら複
数の画素によって前記原稿面の画像情報を含む光情報が
受け取られ、これが電気情報に変換されることになる。
【0050】画像書込手段40は、上述の電気情報に基
づき制御したレーザビームを、感光体ドラム51上に照
射し、静電潜像を形成する機能を有する。原稿面に係る
光情報が変換されその画像情報を含む電気情報は、図示
しない半導体レーザから発振するレーザビームに係る制
御を実施するために用いられる。前記電気情報に基づい
て制御され発振されたレーザビームは、駆動モータ41
にその中心部が接続され回転可能とされたポリゴンミラ
ー42に照射され、ここを反射した該レーザビームは感
光体ドラム51上に照射される。ここに、ポリゴンミラ
ー42がレーザビームを反射しつつ回転することによ
り、感光体ドラム51上では、該レーザビームの照射
が、その軸方向に関して走査されながら行われることに
なる。このレーザビームの照射により、感光体ドラム5
1上には、前記電気情報に基づいた静電潜像が形成され
る。
【0051】画像形成手段50は、上記感光体ドラム5
1上に形成される静電潜像を基にして転写紙Y上に画像
を形成する機能を有する。感光体ドラム51には、上述
したようにレーザビームの照射による静電潜像が形成さ
れるが、その前提作業として当該感光体ドラム51表面
全体を帯電部52によって一様に帯電させておく。現像
部53は、前記静電潜像に対して帯電したトナー粒子を
付着させてこれを可視化する。転写部54では、別途給
送されてくる転写紙Y面に対して、前記トナー粒子を転
写・付着させ、該転写紙Y面上にトナー像を形成する。
【0052】感光体ドラム51上に対しては、分離部5
5が該感光体ドラム51に吸着した転写紙Yを分離し、
クリーニング部56が転写後、感光体ドラム51上に残
ったトナーを清掃して清浄面を現出し、再び帯電部52
による一様帯電が行われ、レーザビーム照射による静電
潜像の形成が行われ得るようにする。一方、転写紙Yに
ついては圧着部58へと送られる。圧着部58は、熱ロ
ーラ59a及び59bによって転写紙Yに熱及び圧力を
加え、前記転写されたトナー像の圧着を図って、画像が
形成される。転写紙Yはこの後、排紙手段である転写紙
排紙手段64に設けられた複数のローラを介して、装置
外部のフィッシャー部36へと排紙される。この時点に
おいて、原稿面に係る画像の、転写紙Y面に対する「複
写」が完了することになる。
【0053】なお、上記排紙は、転写紙Yを表裏反転さ
せて実施できる。この場合には、上記した感光体ドラム
51から転写紙Yへのトナー像の転写を、上述の一方の
面に加えて、他方の面に対しても実施する。すなわち、
片面複写を終えた転写紙Yは転写紙反転手段70へと搬
送される。ガイド部71は、この転写紙反転手段70と
上記転写紙排紙手段64とに関する転写紙Yの搬送経路
切換を行う。ガイド部71が転写紙Yを図中右上方に搬
送するように切り換わると、該転写紙Yは、反転ローラ
72を介して反転部73へと搬出される。次に、転写紙
Yが反転部73へ所定量送出された状態において、反転
ローラ76を反転させ、該転写紙Yを反転搬送経路74
へと搬送する。以下、転写紙Yは当該経路74を通過し
て、再び感光体ドラム51の上流側に到達する。このと
き、感光体ドラム51面と対向する転写紙Y面は、転写
紙反転手段70を通過する前に転写された面とは、別の
面となっている。なお、一般的には、このように反転さ
れた転写紙Yに実際に画像形成を行う際、感光体ドラム
51上には画像書込手段40によって新たな画像情報の
書き込みを行う。
【0054】搬送手段である転写紙搬送手段60は、画
像形成手段50の感光体ドラム51に対して転写紙Yを
搬送する機能を有する。転写紙Yは、複数例えば4段に
形成された給紙カセット(収納手段)82(図では、8
2−1、82−2、82−3.82−4の4つの給紙カ
セット)内の各々に設けられたトレイ84上に積層・載
置される。これら給紙カセット82は、上記画像形成手
段50に転写紙Yを送出する際には装置本体内に納ま
り、転写紙Yを補充する際には装置本体から引き出すこ
とができる。また、給紙カセット82−1、82−2、
82−3、82−4の各々については、例えば第1の給
紙カセット82−1には「A4」、第2の給紙カセット
82−2には「A3」等、サイズの異なる転写紙Pを対
応させて収納しておくことが可能である。
【0055】このような状態において、例えば複写実行
時に転写紙Yに関するサイズの指定や紙種の指定があれ
ば、それに従って、対応する給紙カセット82内のトレ
イ84が図中上方に押し上げられることにより、転写紙
Y面が送出ローラ62の周面に接触し、該ローラ62が
回転することにより、当該転写紙Yが給紙カセット82
から送出される。以降、この転写紙Yは、図1に示す複
数の搬送ローラ等の構成によって画像形成手段50に向
け搬送されることになる。
【0056】なお、転写紙Yは、給紙カセット82から
感光体ドラム51へと間断なく搬送されるのではなく、
これら給紙カセット82と感光体ドラム51との間にお
いて、所定のインターバル(PPMインターバル)の
間、転写紙Yを一旦待機させるような搬送制御条件を課
すのが一般的である。これは連続複写を実施するような
場合において、先行した転写紙Yと後行の転写紙Yとの
調整を図る必要があるからである。
【0057】また、本例においては、給紙カセット82
の他、転写紙Yを給紙する手段として、図1に示すよう
に、手差トレイ81Aと、大量の転写紙Yを予めストッ
クしておくことが可能な外部給紙手段81B(いわゆる
LCT)とが設けられている。前者によれば、特別な転
写紙やOHP等への画像形成を特別に行うような場合に
対応することが可能となり、後者では大量の転写紙Yに
対する連続した画像形成ができる。
【0058】ここで、転写紙搬送手段60、複写後反転
手段70、画像形成手段50及び転写紙排紙手段64
は、全体として「転写紙搬送系」を構成しており、図1
に示すように、多数の搬送ローラ等や、これら搬送ロー
ラ等を回転させるための図示しない駆動源等を備えたも
のとなっている。
【0059】(副電源スイッチ及び排紙手段の制御系)
次に、本例の画像形成装置の副電源スイッチと転写紙搬
送系との関係を示す制御系の構成について図3を参照し
て説明する。図3は、本例の画像形成装置の制御系の構
成を示す機能ブロック図である。
【0060】本例の画像形成装置は、図1に示すよう
に、例えば所定のファクシミリ通信手順に従って通信を
行い、受信時に受信画像情報を復号化して伸長する復号
化手段、送信時に原稿画像情報を圧縮して符号化する符
号化手段等を含むファクシミリ通信手段3と、外部の情
報処理装置であるPC4と、原稿サイズ検知手段を具備
するとともに所定の光学系からなり原稿画像を読み取る
ための原稿読取手段10と、原稿読取手段10にて読み
取った画像情報、通信手段3にて受信した画像情報を記
憶する画像記憶手段32と、受信した又は読み取った画
像情報に所定の処理(変倍処理、画像の重ね合わせ処理
等)を施し画像記憶手段32に格納する画像処理手段3
4と、記録媒体としての転写紙上に画像形成を行う画像
形成手段50と、各種モードの設定や通信先の電話番号
入力等を行う多数のキー群等を備えた操作手段110
と、主電源スイッチ130及び副電源スイッチ132
と、例えばLCDタッチパネルを用いた表示手段120
と、タイマー機能を有するタイマー回路134と、紙を
画像形成手段50の動作に連動させて搬送する転写紙搬
送手段60と、上述の画像書込手段40、転写紙排紙手
段64、複写後反転手段70、構成各部を所定の制御プ
ログラムに従って制御する制御手段140と、を含んで
構成されている。
【0061】なお、複合機である画像形成装置1におけ
るコピー機能のみ抽出した構成でも画像形成装置を構成
できる。
【0062】ファクシミリ通信手段3は、NTTなどの
公衆網との間で発呼を行ったり、不特定多数の相手方か
らの着呼、復旧、切断処理等の接続制御を行うための網
制御装置(ネットワークコントロールユニット)、受信
時に公衆網によって伝送されてきた変調信号を復調して
デジタルの受信画像に変換し、送信時に公衆網の周波数
帯に整合するように原稿画像情報を変調して変調信号に
変換する通信モデムを有している。
【0063】画像処理手段34においては、原稿読取手
段10によって読み取られたデジタル画像信号、又はフ
ァクシミリ通信手段3によって受信されたデジタル画像
信号に対して、必要に応じて拡大縮小回路、濃度補正回
路で前処理を行った後、圧縮伸長回路で画像圧縮し、画
像記憶手段32に記憶する。そして、この記憶した画像
を読み出して、圧縮伸長回路で伸張し、画像形成手段5
0に出力する。
【0064】画像記憶手段32は、コピー領域と、ファ
クシミリ領域と、各国フォントビットマップデータ等の
画像データを内蔵する不揮発性メモリとからなってい
る。
【0065】制御手段140は、複合機の構成各部の状
態を管理し制御を行うと共に、ジョブ処理中に副電源ス
イッチ132をオフした場合に、仕掛かり中の転写紙及
び原稿を機外に排出した後、各機構を停止させるように
制御する機能を有する。
【0066】この他、制御手段140は、画像処理手段
34の制御を行うための画像制御部、画像形成手段50
の駆動制御を行うためのプリンタ制御部、操作手段11
0の制御を行うための操作制御部、表示手段120の制
御を行うための表示制御部、通信手段3の制御を行うた
めの通信制御部(データ処理手段、データ通信制御手
段)等を有している。
【0067】さらに加えて、制御手段140は、転写紙
排紙手段64・転写紙搬送手段60・複写後反転手段7
0・自動両面原稿搬送手段20等の搬送系の動作を制御
する排出処理制御手段である転写紙排出処理制御手段1
44と、主電源スイッチ130からの操作入力と、副電
源スイッチ132の操作入力と、に基づき、転写紙排出
処理制御手段144を制御する電源管理制御手段142
と、操作手段110がタイマー回路134にてカウント
された一定期間操作されない場合に、自動的に副電源ス
イッチ132、表示手段120の表示やランプ122を
オフ状態となるように制御するオートシャットオフ制御
手段146と、ファクシミリ通信手段3やPC4からの
ジョブが生成された場合にオートシャットオフ状態を解
除する割込制御手段149と、各種制御系148と、を
含んで構成される。
【0068】(動作について)次に、上述のような構成
の画像形成装置1の作用効果について図1〜図3を参照
して説明を行う。
【0069】先ず、図2に示す画像形成装置1におい
て、主電源スイッチ130を投入すると、ファクシミリ
及びプリンタとしての機能が使用できる状態となる。さ
らに、副電源スイッチ132を投入することで、コピー
としての機能も使用できるようになる。
【0070】ここで、ユーザーは、操作手段110及び
表示手段120を操作して、例えばコピーモードに設定
して、原稿をセットし、操作手段110内のスタート釦
等を押下することによって、コピーがスタートする。
【0071】例えば代表的には、図1の断面図に示すよ
うに、上記プラテンガラス11B上に直接に原稿を載置
して、複写を実行する場合や、上記自動両面原稿搬送手
段20から複数の原稿をプラテンガラス11B上に供給
し連続した複写を実行する場合等が考えられる。
【0072】このとき、図1の断面図に示すように、例
えば給紙カセット82―1の紙束Y1から給送された転
写紙Yは、転写紙搬送手段60の搬送ローラー62を介
して搬送され、画像形成手段50にて画像形成され、転
写紙排紙手段64の複数のローラーにて装置外部に排紙
されることとなる。あるいは、両面コピーの場合には、
一方の面が画像形成手段50にて画像形成されると、複
写後反転手段70にて案内され、反転ローラ72を介し
て反転部73へと搬出される。次に、転写紙Yが反転部
73へ所定量送出された状態において、反転搬送経路7
4へと搬送する。以下、転写紙Yは当該経路74を通過
して、再び感光体ドラム51の上流側に到達することと
なる。
【0073】一方、原稿載置台24に複数積層された原
稿Xの束X1について、その一枚を分離して給送ローラ
21a及び21bにより送り出し、これをローラ21c
を介してプラテンガラス11A上に供給するようにして
いる。
【0074】このような状況において、ユーザーがコピ
ージョブ中に誤って副電源スイッチをオフすると、図3
に示すように、ジョブ実行中にあっては各種制御系14
8(もしくは図示しないジョブ情報格納部)が動作状態
となっていることから、ジョブ実行中であることを示す
制御信号が各種制御系148より電源管理制御手段14
2に供給され、この制御信号に基づき電源管理制御手段
142は、通常の電源停止モードではなく、電源停止待
機モードで動作するように指示する。
【0075】この電源停止待機モードでは、予め転写紙
排出処理制御手段144を先ず継続動作させるというよ
うな制御プログラムが規定されている。これによって、
電源管理制御手段142から転写紙排出処理制御手段1
44が上述の指示を受け取る(制御信号が入力される)
と、転写紙排出処理制御手段144は、転写紙排紙手段
64、転写紙搬送手段64、複写後反転手段7等の機内
のすべての搬送経路上から該搬送経路上に待機している
転写紙を機外に排出するような制御動作を行うこととな
る。さらには、自動両面原稿搬送手段20内の原稿の搬
送経路についても、該搬送経路上に原稿が詰まっている
場合には、該原稿を機外に排出するような制御動作を同
時に行う。
【0076】なお、より詳細には、転写紙排出処理制御
手段144は、各種搬送系を構成する各搬送ローラーを
駆動する駆動モータの動作を制御する駆動制御機構等を
制御すればよい。
【0077】そして、一定期間、各種搬送系が動作する
こととなる。この期間は、機内のあらゆる搬送経路に転
写紙及び原稿が存在していたとしても、該転写紙が機外
へ良好に排出されるような時間的間隔を予め設定すれば
よい。この後、当該期間が終了する通知を電源管理制御
手段142が受け取ると、電源管理制御手段142は、
電源停止待機モードから通常の電源停止モードに切り替
わり、所定の時間経過後、各種制御系148の停止を実
行することとなる。
【0078】なお、本例とは直接関係はないが、オート
シャットオフ機能を有している場合には、オートシャッ
トオフ制御手段146や、ファクシミリ通信等の入力が
あった場合にオートシャットオフを解除する割込制御手
段149を設けることによって、これらと連動して電源
管理制御手段142は制御を行うこととなる。
【0079】すなわち、上述の副電源スイッチ132停
止後、オートシャットオフのモードに切り替わることと
なる。また、ファクシミリ受信等があった場合には、当
該ファクシミリ機能の部分のみ動作するようになる。
【0080】以上のように本実施の形態によれば、副電
源スイッチ132がコピージョブ中に誤って押下された
場合でも、各種搬送経路に詰まっている転写紙を装置本
体外に排出するような動作を行った後に、電源停止を行
うので、従来のように直ちに電源が停止して装置本体6
内の各種搬送系に転写紙が詰まるようなことはなく、リ
カバリーが容易にかつ短時間にできる。
【0081】[第2の実施の形態]次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について、図4に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図4は、本例の画像形成装置の構成の一
例を示す機能ブロック図である。
【0082】(構成)本例の画像形成装置では、コピー
モードにおいて、プラテンカバーを開放した状態で操作
手段のスタート釦を押下すると、自動的に原稿該消去モ
ードにてコピーの実行を行うというものである。
【0083】具体的には、画像形成装置200は、図4
に示すように、例えば所定のファクシミリ通信手順に従
って通信を行い、受信時に受信画像情報を復号化して伸
長する復号化手段、送信時に原稿画像情報を圧縮して符
号化する符号化手段等を含む通信手段203と、原稿サ
イズ検知手段を具備するとともに所定の光学系からなり
原稿画像を読み取るための原稿読取手段204と、原稿
読取手段204にて読み取った画像情報、通信手段20
3にて受信した画像情報を記憶する画像記憶手段205
と、受信した又は読み取った画像情報に所定の処理(変
倍処理、画像の重ね合わせ処理等)を施し画像記憶手段
205に格納する画像処理手段206と、記録媒体とし
ての転写紙上に画像形成を行う画像形成手段208と、
各種モードの設定や通信先の電話番号入力等を行う多数
のキー群、スタート釦等を備えた操作手段216と、例
えばLCDタッチパネルを用いて例えばコピモードのメ
ニュー画面に表示するための表示手段217と、表示手
段217に表示される画面の画面データを記憶しておく
画面データ記憶手段219と、この画面データ記憶手段
219に基づいて表示手段217の表示制御を行う表示
制御手段218と、画像形成手段208の動作に連動さ
せて給紙カセット内の転写紙を搬送する転写紙搬送手段
210と、上述の画像書込手段207、転写紙排紙手段
212、複写後反転手段214、プラテンカバー25
(図5参照)の開放・非開放を検出する検出手段として
の検出スイッチ220と、上述の構成各部を所定の制御
プログラムに従って制御する制御手段230と、を含ん
で構成されている。
【0084】制御手段230は、複合機の構成各部の状
態を管理し制御を行うと共に、検出スイッチ220手段
の検出結果と、操作手段216からの操作入力とに基づ
き、原稿に対して原稿外消去モードにて画像形成を行う
ように制御する機能を有する。
【0085】また、制御手段230は、検出スイッチ2
20の制御を行うためのスイッチング制御手段232
と、操作手段216の制御を行うための操作制御手段2
34と、スイッチング制御手段232からの制御信号と
操作制御手段234からの制御信号に基づき、通常のモ
ード又は原稿外消去モードもしくはその他の種々のモー
ドのモード選択を行うためのモード選択手段235と、
このモード選択手段235にて選択されたモードが原稿
外消去モードである場合に、当該モードでの各種制御系
の制御を行う原稿外消去モード処理制御手段236と、
モード選択手段235にて選択されたモードが通常のモ
ードもしくはその他の種々のモードである場合に、当該
モードでの各種制御系の制御を行う通常又は他のモード
処理制御手段238と、上記原稿外消去モード処理制御
手段236の主たる制御対象であって、画像書込手段2
07の制御を行う画像書込制御手段237と、を含んで
構成される。
【0086】この他、制御手段230は、画像処理手段
206の制御を行うための画像制御部、画像形成手段2
08の駆動制御を行うためのプリンタ制御部、通信手段
203の制御を行うための通信制御部(データ処理手
段、データ通信制御手段)等を有している。
【0087】上述のような構成の画像形成装置200に
おいて、図3に示すように、検出スイッチ220が開放
状態であって、かつ、操作手段216がオン状態である
時に、制御手段230内のモード選択手段235は原稿
外消去モードを選択し、その旨の信号を原稿外消去モー
ド処理制御手段236が受け取る。すると、原稿外消去
モード処理制御手段236は、原稿外消去モードの処理
をすべく画像書込制御手段237を制御して原稿外消去
モードでコピーが行われることとなる。
【0088】このように、本例の画像形成装置200
は、上述のような制御構造をなしており、図5に示すよ
うに、プラテンカバー25を開放した状態で、原稿をプ
ラテンガラズ11B上に載置して操作手段216のコピ
ースタート釦を押下すると、自動的に原稿外消去モード
でコピーが実行される。
【0089】(処理手順1)次に、この画像形成装置2
00の処理動作の一例を図6のタイミングチャートを用
いて説明する。
【0090】先ず、プラテンカバー25が開放している
か否かの判断処理が行われる(ステップ、以下「S」1
01)。この判断処理において、プラテンカバー25が
開放されている場合には、S102へ、プラテンカバー
25が開放されていない場合には、S105へ進む。な
お、この判断処理は、上述の検出スイッチ220の検出
結果に基づいて行うことができる。
【0091】次に、プラテンカバー25が開放されてい
る場合には、コピーボタン(スタート釦、操作手段)を
押したか否かの判断処理が行われる(S102)。この
判断でコピーボタンが押されていない場合には、上述の
判断処理が繰り返される。一方、この判断処理でコピー
ボタンが押されたものと判断された場合には、原稿外消
去モードに移行する(S103)。その後、原稿外消去
モードでコピー処理が実行され(S104)、一連の処
理動作は終了する。
【0092】一方、S101において、プラテンカバー
25が開放されていない場合には、閉じた状態でのコピ
ーボタンが押されたかの判断がなされ(S105)、コ
ピーボタンが押された場合には、通常モードでのコピー
処理の実行が行われる(S106)こととなる。
【0093】(処理手順2)次に、上述の構成の画像形
成装置1の処理動作の他の例を、図7のフローチャート
を参照しつつ説明する。
【0094】先ず、プラテンカバー25が開放している
か否かの判断処理が行われる(ステップ、以下「S」2
01)。この判断処理において、プラテンカバー25が
開放されている場合には、S202へ、プラテンカバー
25が開放されていない場合には、S105(図6及び
上述の説明を参照)へ進む。なお、この判断処理は、上
述の検出スイッチ220の検出結果に基づいて行うこと
ができる。
【0095】次に、プラテンカバー25が開放されてい
る場合には、原稿外消去モードに直ちに移行する(S2
02)。そして、原稿外消去モードになった状態で、他
の条件設定があるか否かの制御判断が行われる(S20
3)。この制御判断において、他に条件設定がない場合
には、S207に進む。一方、他に条件設定がある場合
には、原稿外消去モードで他の条件(例えば、ローテー
ション等)の設定処理がなされる(S204)。
【0096】次いで、コピーボタンを押したか否かの判
断処理が行われ(S205)、コピーボタンが押されて
いないと判断された場合には、S203へ戻る。一方、
コピーボタンが押されていると判断された場合には、原
稿外消去モードで条件付きのコピー処理の実行がなされ
る(S206)。
【0097】一方、S203にて他の条件設定がない場
合には、S207でコピーボタンを押したかが判断され
(S207)、コピーボタンが押されていないと判断さ
れた場合には、S203に戻り、コピーボタンが押され
ていると判断された場合には、原稿外消去モードのみで
コピー処理の実行がなされることとなる。
【0098】このような処理手順2を行うことによっ
て、本例の画像形成装置は、原稿外消去モードであって
も、例えばローテーション等の設定を行いつつ、コピー
の実行を行うことができる。
【0099】なお、この他、原稿外消去モードであって
も、表示手段217上に示されている各種ウインドウを
指で押下・指示する等して、複写濃度や倍率、転写紙の
出力設定等の変更を行うことができる構成にしてもよ
い。
【0100】以上のように本実施の形態によれば、プラ
テンカバー開放で、操作手段を操作することで自動的に
コピーが実行されるので、従来のように、パネルの複雑
な階層中の原稿外消去モードをユーザーが探す必要がな
いので、設定する手間が省ける。しかも、そもそもユー
ザーが原稿外消去モードの存在を知らなかったとして
も、通常時のようなきたないコピーでなく、原稿外消去
モードによるきれいなコピーを取ることができる。
【0101】[第3の実施の形態]次に、本発明にかか
る第3の実施の形態について、図8に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図8は、本例の画像形成装置の構成を示
す機能ブロック図である。
【0102】本例の画像形成装置では、コピー時に、原
稿サイズを操作手段例えばテンキーによりタテ〇〇mm
×ヨコ△△mmと入力することができるものである。こ
れにより、非定型のサイズのコピーでもコピーしたい所
望の範囲を調整できる。以下、具体的構成を説明する。
【0103】本例の画像形成装置300は、図8に示す
ように、例えば所定のファクシミリ通信手順に従って通
信を行う通信手段303と、受信時に受信画像情報を復
号化して伸長し、送信時に原稿画像情報を圧縮して符号
化する符号化復号化手段304と、原稿サイズを検知す
る原稿サイズ検知手段306と、所定の光学系からなり
原稿画像を読み取るための原稿読取手段305と、原稿
読取手段305にて読み取った画像情報、通信手段30
3にて受信した画像情報を記憶する画像記憶手段307
と、受信した又は読み取った画像情報に所定の処理(変
倍処理、画像の重ね合わせ処理等)を施し画像記憶手段
307に格納する画像処理手段308と、記録媒体とし
ての転写紙上に画像形成を行う画像形成手段310と、
各種モードの設定や通信先の電話番号入力等を行う多数
のキー群(テンキー)、スタート釦等を備えた操作を行
う操作手段316と、例えばLCDタッチパネルを用い
て例えばコピーモードにおいて原稿のサイズを設定入力
するための原稿サイズ入力画面400を表示するための
表示手段317と、表示手段317に表示される画面の
画面データを記憶しておく画面データ記憶手段319
と、この画面データ記憶手段319に基づいて表示手段
317の表示制御を行う表示制御手段318と、画像形
成手段310の動作に連動させて給紙カセット内の転写
紙を搬送する転写紙搬送手段312と、上述の構成各部
を所定の制御プログラムに従って制御する制御手段32
0と、を含んで構成されている。
【0104】操作手段316は、図9に示すように、操
作の受付けを行うタッチパネル316Sとパターンや文
字の表示を行うLCDからなる表示手段316tとが重
ねて配置されてなり、LCDに表示されている位置でタ
ッチパネル316Sを押して操作するようにされている
表示操作部316aと、ワンタッチ送信や同報通信等を
実行するためのワンタッチダイヤル用のワンタッチキー
316bと、「0」〜「9」のテンキーや「*」キー、
「#」キー等からなる電話番号入力用のキー釦316c
と、チェック釦316dと、ヘルプ釦316eと、アプ
リケーション釦316fと、リセット釦316hと、ス
トップ/クリア釦316iと、割込コピー釦316j
と、スタート釦316mと、コピー機能、ファクシミリ
機能、及びプリンタ機能の切替えを行うためのモードチ
ェンジキー316n―1、316n―2、316n―3
とを有している。これによって、操作手段316は、表
示手段317に後述する原稿サイズ入力画面400が表
示された場合に、所望の原稿サイズを、例えばテンキー
等にて数値入力できることとなる。
【0105】図8に説明を戻すと、制御手段320は、
複合機の構成各部の状態を管理し制御を行うと共に、原
稿サイズ入力画面400にて入力されたサイズに基づ
き、画像形成手段310による画像形成を制御する機能
を有する。
【0106】この他、制御手段320は、画像処理手段
308の制御を行うための画像制御部、画像形成手段3
10の駆動制御を行うためのプリンタ制御部、操作手段
316の操作制御を行う操作制御部、通信手段303の
制御を行うための通信制御部(データ処理手段、データ
通信制御手段)等を有している。
【0107】さらに加えて、表示制御手段318は、原
稿サイズ入力画面400に、前回に入力された入力デー
タを予め表示しておくように表示手段317を表示制御
する機能を有する。上記入力データは、例えば一旦画面
データ記憶手段319に格納されることとなる。
【0108】(表示画面について)次に、本例の画像形
成装置300における原稿サイズの数値入力を設定する
ための表示画面について図10を参照して説明する。図
10は、表示手段317に表示される原稿サイズ入力画
面400の設定画面を示すものである。
【0109】モードチェンジキー316n―1によっ
て、コピー機能を選択してメニュー画面を表示させ、例
えばメニュー画面に設けられた「原稿サイズ設定」等の
選択キー(図示せず)を押下してこの原稿サイズ入力画
面400に遷移する。
【0110】図10に示す原稿サイズ入力画面400で
は、例えば複数の利用者1〜Nが各々各自原稿サイズを
設定できるように形成されており、利用者1の原稿サイ
ズのタテのサイズを設定入力できるように形成されたサ
イズ設定入力欄402―1と、このサイズ設定入力欄4
02―1の数値を1桁単位で変更するためのタテサイズ
変更キー403a―1、403b―1と、タテサイズが
確定した場合の設定を登録完了するためのOKキー40
5―1と、タテサイズの設定データをクリアとするため
のキャンセルキー404―1と、利用者1の原稿サイズ
のヨコのサイズを設定入力できるように形成されたサイ
ズ設定入力欄406―1と、このサイズ設定入力欄40
6―1の数値を1桁単位で変更するためのヨコサイズ変
更キー407a―1、407b―1と、ヨコサイズが確
定した場合の設定を登録完了するためのOKキー409
―1と、ヨコサイズの設定データをクリアとするための
キャンセルキー408―1と、利用者2の原稿サイズの
タテのサイズを設定入力できるように形成されたサイズ
設定入力欄402―2と、このサイズ設定入力欄402
―2の数値を1桁単位で変更するためのタテサイズ変更
キー403a―2、403b―2と、タテサイズが確定
した場合の設定を登録完了するためのOKキー405―
2と、タテサイズの設定データをクリアとするためのキ
ャンセルキー404―2と、利用者2の原稿サイズのヨ
コのサイズを設定入力できるように形成されたサイズ設
定入力欄406―2と、このサイズ設定入力欄406―
2の数値を1桁単位で変更するためのヨコサイズ変更キ
ー407a―2、407b―2と、ヨコサイズが確定し
た場合の設定を登録完了するためのOKキー409―2
と、ヨコサイズの設定データをクリアとするためのキャ
ンセルキー408―2と、・・・、利用者1〜Nを選択
するためのスクロールする選択キー410a、410b
と、利用者1〜Nの全体の設定をクリアとするためのキ
ャンセルキー42と、利用者1〜Nの全体の設定を登録
完了とするためのOKキー44と、が表示されている。
【0111】なお、OKキー44を押下すると、コピー
の基本画面に戻ることとなる。さらに、この画面では、
タッチパネル内のキー操作により数値設定を行う構成と
したが、上述の操作手段316のキ316c(テンキ
ー)により入力することも可能である。
【0112】このように、本例の原稿サイズ入力画面4
00では、縦サイズと横サイズとを各々入力することが
できるような画面を形成し、これを表示手段317にて
表示するようにしている。しかも、利用者1〜Nに対し
ては、各々に対して前回に入力された入力データを、上
述のサイズ設定入力欄402―1、402―2、406
―1、406―2に表示するように形成されているの
で、例えば同一利用者1が、複数回に亘って画像形成装
置1を業務利用する場合などに2回目以降には数値の設
定入力が不要なことから、利用者の操作負担を低減して
利便性を向上させることができる。
【0113】さらに、いわゆる定型サイズを有する転写
紙よりもその面積が大となる転写紙に対して画像を形成
することが可能である。ここに、「定形サイズ」とは、
例えばA4,A3,B4,B5等、日本における標準規
格に則ったサイズ、また8.5×11inch,11×17inch等、
一般に外国等において定形とされるサイズ、の双方を意
味する。なお、後者においては、特に「定形特殊サイ
ズ」と呼称される場合がある。
【0114】そして、このような定形サイズを有する転
写紙よりも「その面積が大となる転写紙」とは、一般
に、「ワイド紙」と呼ばれるものがそれに該当する。
【0115】さらに加えて、このような原稿サイズの設
定を行いつつ、例えば原稿画像を転写紙P上に画像形成
する際に如何なる倍率を適用するか、又は紙種(普通
紙、厚紙、色紙、OHP等)を如何なるものとするか、
あるいはまた、転写紙Pの「両面に」画像形成するか又
は「片面に」画像形成するか等の条件を設定できるよう
に構成してもよい。そして、この場合においては、複写
実行前に、これら様々な条件を任意かつ所望なるものに
設定して「条件の束」を確定し、この確定された条件の
束を適用して画像形成することになる。また、このよう
な条件の束の複数を、各々一単位とし、これを「JO
B」として一時記憶するような機能を備えてもよい。
【0116】以上のように本実施の形態によれば、不定
形サイズのコピーの際に、コピーのやり直しを減らせる
のでユーザーに余計な労力を与えずに済む。また、コピ
ー範囲を指定できるので、コピーしたくない部分をマス
キングする作業等の手間が減り、簡単な操作にてきれい
なコピー画像を得ることができる。
【0117】[第4の実施の形態]次に、本発明にかか
る第4の実施の形態について、図11に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図11は、本例の画像形成装置500の
構成を示す機能ブロック図である。
【0118】本例の画像形成装置では、ファクシミリモ
ードにおいて、相手に原稿を送信する前に、読み取った
画像の品質を確認するためのプリントアウトキーを設け
る。もしくは、同等の機能を実施可能な操作手段を設け
るというものである。
【0119】具体的には、本例の画像形成装置500
は、図11に示すように、例えば所定のファクシミリ通
信手順に従って通信を行い、受信時に受信画像情報を復
号化して伸長し、送信時に原稿画像情報を圧縮して符号
化する符号化復号化手段を含んでなる通信手段503
と、外部の情報処理装置であるPC504と、原稿サイ
ズを検知する原稿サイズ検知手段506と、所定の光学
系からなり原稿画像を読み取るための原稿読取手段50
5と、原稿読取手段505にて読み取った画像情報、通
信手段503にて受信した画像情報を記憶する画像記憶
手段507と、受信した又は読み取った画像情報に所定
の処理(変倍処理、画像の重ね合わせ処理等)を施し画
像記憶手段507に格納する画像処理手段508と、記
録媒体としての転写紙上に画像形成を行う画像形成手段
510と、各種モードの設定や通信先の電話番号入力等
を行う多数のキー群(テンキー)、スタート釦、送信前
に画像を確認するためのプリントアウトキー等を備えた
操作を行う操作手段516と、例えばLCDタッチパネ
ルを用いた画面を表示するための表示手段517と、表
示手段517に表示される画面の画面データを記憶して
おく画面データ記憶手段519と、この画面データ記憶
手段519に基づいて表示手段517の表示制御を行う
表示制御手段518と、画像形成手段510の動作に連
動させて給紙カセット内の転写紙を搬送する転写紙搬送
手段512と、画像記憶手段507の画像を送信する前
に、原稿の画像をモニターするモニター手段であるモニ
ター520と、上述の構成各部を所定の制御プログラム
に従って制御する制御手段530と、を含んで構成され
ている。
【0120】操作手段516は、操作の受付けを行うタ
ッチパネルとパターンや文字の表示を行うLCDからな
る表示手段517とが重ねて配置されてなり、LCDに
表示されている位置でタッチパネルを押して操作するよ
うにされている表示操作部、ワンタッチ送信や同報通信
等を実行するためのワンタッチダイヤル用のワンタッチ
キー、「0」〜「9」のテンキーや「*」キー、「#」
キー等からなる電話番号入力用のキー釦、ストップ/ク
リア釦、スタート釦、本例特徴のプリントアウトキー、
コピー機能、ファクシミリ機能、及びプリンタ機能の切
替えを行うためのモードチェンジキーとを有している。
なお、スタート釦にプリントアウトキーの機能を兼用す
る構成であってもよい。さらに、本例特徴のプリントア
ウトキーは表示手段517に表示されるFAX基本画面
の一部に形成する構成であってもよい。
【0121】制御手段530は、複合機の構成各部の状
態を管理し制御を行うと共に、操作手段516又は表示
手段517からの操作入力に基づき、原稿読取手段50
5にて原稿の画像を読取って画像記憶手段507に格納
し、格納された画像を、送信前に画像形成手段510に
て画像形成出力したり、及び/又は表示手段517にて
画像表示出力したり、及び/又は送信前にモニター52
0にて画像表示出力したりするように制御する機能を有
する。この場合、モニター520は、外部より装置本体
に対して接続されるものであっても構わない。
【0122】この他、制御手段530は、画像処理手段
508の制御を行うための画像制御部、画像形成手段5
10の駆動制御を行うためのプリンタ制御部、操作手段
516の操作制御を行う操作制御部、通信手段503の
制御を行うための通信制御部(データ処理手段、データ
通信制御手段)等を有している。
【0123】次に、上述のような構成の画像形成装置5
00の処理手順の一例を、図12のフローチャートを参
照しつつ説明する。
【0124】先ず、FAXモードであるか否かの制御判
断を行う(S301)。この制御判断において、FAX
モードでないと判断された場合には、上述のS301を
繰り返すこととなる。一方、この制御判断において、F
AXモードであると判断された場合には、S302に進
む。
【0125】次に、送信原稿をセットしてスタート釦等
を押下したか否かの制御判断を行う(S302)。この
制御判断において、原稿セットでスタート釦が押下され
てないと判断された場合には、上述のS302を繰り返
すこととなる。一方、この制御判断において、原稿セッ
トでスタート釦が押下されたと判断された場合には、送
信原稿の原稿読取処理が実行される(S303)。次い
で、モニター520もしくは表示手段517への表示処
理が実行される(S304)。これによって、送信原稿
画像がモニター520もしくは表示手段517に表示さ
れる。
【0126】これらの各処理が実行されると、プリント
出力か否かの制御判断が行われる(S305)。この制
御判断において、プリント出力がなされないと判断され
た場合には、上述のモニター520もしくは表示手段5
17への表示のみでこの処理は終了する。一方、上記制
御判断において、プリント出力がなされると判断された
場合には、画像形成処理がなされ(S306)、送信原
稿画像のプリント出力がなされることとなる。
【0127】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、操作手段のプリントアウトキーもしくは表示手段の
FAX基本画面上のキー等を操作して、ファクシミリモ
ードにおいて送信前に一度読み込んだ画像をプリントア
ウトして確認する、表示手段上で画面表示して確認す
る、モニターにより画面表示して確認する等を行うこと
ができるので、写真画像等を送信する際、読み取り条件
の設定が容易にできる。また、原稿の読み取り機能に不
具合が生じたとしても、送信側で原稿の読み取り具合を
チェックできるので、複雑な形状の図面等が潰れて相手
に送信されるような事態を回避できる。
【0128】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態の一部で
は、複写装置、を例にした説明をしたが、例えばパソコ
ンのワープロ上等で作成した画像を転写紙に印刷するプ
リンタ、また、通信回線等を介して送信されてくる画像
を印刷するファクシミリ等についても本発明を適用する
ことは容易に可能である。
【0129】また、上記実施形態で述べたような複写装
置、そして、いま述べたプリンタ及びファクシミリ等の
機能を一の装置内にすべて備えて構成した、いわゆる
「複合機」についても、本発明は全く同様に適用するこ
とが可能である。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように本発明の一態様によ
れば、第2の電源操作手段がジョブ中に誤って押下され
た場合でも、各種搬送経路に詰まっている転写紙を装置
本体外に排出するような動作を行った後に、電源停止を
行うので、従来のように直ちに電源が停止して装置本体
内の各種搬送系に転写紙が詰まるようなことはなく、リ
カバリーが容易にかつ短時間にできる。
【0131】また、本発明の他の態様によれば、プラテ
ンカバー開放で、操作手段を操作することで自動的に画
像形成が実行されるので、従来のように、複雑な階層中
の原稿外消去モードをユーザーが探す必要がないので、
設定する手間が省ける。しかも、そもそもユーザーが原
稿外消去モードの存在を知らなかったとしても、通常時
のような汚い画像形成でなく、原稿外消去モードによる
綺麗な画像形成が行われる。
【0132】また、本発明のさらに他の態様によれば、
不定形サイズの画像形成の際に、画像形成のやり直しを
減らせるのでユーザーに余計な労力を与えずに済む。ま
た、原稿サイズ、すなわち画像形成の範囲を指定できる
ので、画像形成したくない部分をマスキングする作業等
の手間が減り、簡単な操作にて綺麗な画像を得ることが
できる。
【0133】また、本発明の他の態様によれば、操作手
段もしくは表示手段にて操作を行い、送信前に一度読み
込んだ画像を画像形成出力して確認する、表示手段上で
画面表示して確認する、モニター手段により画面表示し
て確認する等を行うことができるので、写真画像等を送
信する際、読み取り条件の設定が容易にできる。また、
原稿の読み取り機能に不具合が生じたとしても、送信側
で原稿の読み取り具合をチェックできるので、複雑な形
状の図面等が潰れて相手に送信されるような事態を回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成の一例を示す断面
図である。
【図2】本発明の画像形成装置の構成の一例を示す斜視
図である。
【図3】図1の画像形成装置の制御系の構成を示す機能
ブロック図である。
【図4】本発明の画像形成装置の構成の一例を示す機能
ブロック図である。
【図5】 図4の画像形成装置の一部を示す斜視図であ
る。
【図6】図4の画像形成装置の処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】図4の画像処理装置の処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の画像形成装置の構成の一例を示す機能
ブロック図である。
【図9】本発明の画像形成装置の操作手段の構成の一例
を示す説明図である。
【図10】図8の画像形成装置の表示画面の一例を示す
説明図である。
【図11】本発明の画像形成装置の構成の一例を示す機
能ブロック図である。
【図12】図11の画像形成装置の処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図13】従来の画像形成装置による原稿画像の態様を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 3 ファクシミリ通信手段 4 PC 60 転写紙搬送手段 110 操作手段 130 主電源スイッチ 132 副電源スイッチ 140 制御手段 142 電源管理制御手段 144 転写紙排出処理制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 H04N 1/00 106B H04N 1/00 106 108K 108 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA24 DA38 DE07 ED13 ED19 EE06 EF16 EJ17 FA04 FA30 FD08 GB04 ZA07 2H076 AA06 AB05 AB12 AB62 AB71 BA17 BA24 BA33 BA76 BB04 3F048 AA01 AB01 BB05 BD01 CB03 CC01 EA03 EB22 EB23 EB40 5C062 AA02 AA05 AB17 AB20 AB22 AB25 AB29 AB38 AB42 AB51 AC05 AC07 AC08 AC10 AC21 AC24 AC58 AC67 AE15 AF10 BA00

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の搬送ローラにより転写紙及び原稿
    を搬送する搬送手段と、この搬送手段内にて搬送される
    前記転写紙上に画像を形成するために必要な各機構と、
    を含んでなる画像形成装置において、 電源投入により前記各機構を駆動するために、オンオフ
    操作される電源操作手段と、 前記転写紙及び原稿を機外に排出するための排紙手段
    と、 ジョブ処理中に前記電源操作手段をオフした場合に、仕
    掛かり中の転写紙及び原稿を機外に排出した後、前記各
    機構を停止させるように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ手順で画像形成を行う第1
    のモード、情報処理装置からのデータにより画像形成を
    行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情報に基づ
    いて画像形成を行う第3のモード、をモード切換により
    使用し、かつ、複数の搬送ローラにより転写紙を搬送す
    る搬送手段と、この搬送手段内にて搬送される前記転写
    紙上に画像を形成するために必要な各機構と、を含んで
    なる画像形成装置において、 電源投入により前記第1のモード又は前記第2のモード
    で前記各機構を駆動するために、オンオフ操作される第
    1の電源操作手段と、 電源投入により前記第3のモードで前記各機能を駆動す
    るために、オンオフ操作される第2の電源操作手段と、 前記転写紙及び原稿を機外に排出するための排紙手段
    と、 ジョブ処理中に前記第2の電源操作手段をオフした場合
    に、仕掛かり中の転写紙及び原稿を機外に排出した後、
    前記各機構を停止させるように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記排紙手段の動作を
    制御する排出処理制御手段と、 前記第1の電源操作手段からの操作入力と、前記第2の
    電源操作手段の操作入力と、に基づき、前記排出処理制
    御手段を制御する電源管理制御手段と、 を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、画像形成に必要な操作入
    力を行うための操作手段が、一定期間操作されない場合
    に、自動的に前記第2の電源操作手段をオフ状態となる
    ように制御する手段を含むことを特徴とする請求項2又
    は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 プラテンガラス表面に画像形成面を対向
    させて原稿を載置し、操作手段の操作に基づき、前記画
    像形成面に対してスキャンして原稿画像の情報を得、転
    写紙上に前記原稿画像を形成する画像形成装置であっ
    て、 前記プラテンガラスを覆うプラテンカバーの開放・非開
    放状態を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果と、前記操作手段からの操作入
    力とに基づき、前記原稿に対して原稿外消去モードにて
    画像形成を行うように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 プラテンガラス表面に対して、画像形成
    面を対向させて原稿を載置し、操作手段の操作に基づ
    き、前記画像形成面に対してスキャンして原稿画像の情
    報を得、転写紙上に前記原稿画像を形成する画像形成方
    法であって、 前記プラテンガラスを覆うプラテンカバーの開放・非開
    放状態を検出するステップと、 操作手段による操作入力を行うステップと、 前記検出手段の検出結果と、前記操作手段からの操作入
    力とに基づき、画像形成を原稿外消去モードに移行させ
    るステップと、 前記原稿外消去モードにて画像形成を実行するステップ
    と、 を含むことを特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】 プラテンガラス表面に対して、画像形成
    面を対向させて原稿を載置し、操作手段の操作に基づ
    き、前記画像形成面に対してスキャンして原稿画像の情
    報を得、転写紙上に前記原稿画像を形成する画像形成方
    法であって、 前記プラテンガラスを覆うプラテンカバーの開放・非開
    放状態を検出するステップと、 前記検出手段の検出結果に基づき、画像形成を原稿外消
    去モードに移行させるステップと、 前記原稿外消去モードにて設定可能な前記画像形成に関
    連する設定条件を設定するステップと、 操作手段による操作入力を行うステップと、 前記原稿外消去モードにて前記設定条件を満たすように
    画像形成を実行するステップと、 を含むことを特徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】 不定型サイズの原稿の画像を読み取る原
    稿読取手段と、前記原稿読取手段にて読み取られた前記
    画像を転写紙に記録して、前記転写紙に前記画像を形成
    する画像形成手段と、を含んでなる画像形成装置であっ
    て、 前記原稿のサイズを設定入力するための原稿サイズ入力
    画面を表示する表示手段と、 前記原稿サイズ入力画面にて入力されたサイズに基づ
    き、前記画像形成手段による画像形成を制御する制御手
    段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記原稿サイズ入力画面に、所望の原稿
    サイズを操作入力するための操作手段をさらに有し、 前記制御手段は、前記操作手段の操作入力に基づき制御
    されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記原稿サイズ入力画面に、前回に入
    力された入力データを予め表示しておくように前記表示
    手段を表示制御する表示制御手段をさらに有することを
    特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、前記原稿サイズ入力
    画面に、前記原稿の縦サイズと横サイズを各々入力可能
    に表示されることを特徴とする請求項8乃至請求項10
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記表示手段は、前記原稿サイズ入力
    画面に、利用者に応じた複数の各原稿サイズを設定入力
    可能に表示されることを特徴とする請求項8乃至請求項
    11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 原稿の画像を読み取る原稿読取手段
    と、前記原稿読取手段からの画像を送信する通信手段
    と、を含んでなる画像形成装置であって、 前記原稿読取手段からの画像を記憶する画像記憶手段
    と、 前記画像記憶手段の画像を送信する前に画像形成出力す
    る画像形成手段と、 操作入力に基づき、前記原稿読取手段にて前記原稿の画
    像を読取って前記画像記憶手段に格納し、格納された前
    記画像を、送信前に前記画像形成手段にて画像形成出力
    するように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 原稿の画像を読み取る原稿読取手段
    と、前記原稿読取手段からの画像を送信する通信手段
    と、を含んでなる画像形成装置であって、 前記原稿読取手段からの画像を記憶する画像記憶手段
    と、 前記画像記憶手段の画像を送信する前に、前記原稿の画
    像を表示する表示手段と、 操作入力に基づき、前記原稿読取手段にて前記原稿の画
    像を読取って前記画像記憶手段に格納し、格納された前
    記画像を、送信前に前記表示手段にて画像表示出力する
    ように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 ファクシミリ手順で画像形成を行うフ
    ァクシミリ手段、情報処理装置からのデータにより画像
    形成を行う手段、原稿読取手段からの画像情報に基づい
    て画像形成を行う手段、をモード切換により使用して画
    像形成を行う画像形成装置であって、 前記原稿読取手段からの画像を記憶する画像記憶手段
    と、 前記画像記憶手段の画像を送信する前に、前記原稿の画
    像をモニターするモニター手段と、 操作入力に基づき、前記原稿読取手段にて前記原稿の画
    像を読取って前記画像記憶手段に格納し、格納された前
    記画像を、送信前に前記モニター手段にて画像表示出力
    するように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 ファクシミリ手順で画像形成を行うフ
    ァクシミリ手段、情報処理装置からのデータにより画像
    形成を行う手段、原稿読取手段からの画像情報に基づい
    て画像形成を行う手段、をモード切換により使用して画
    像形成を行う画像形成装置であって、 前記原稿読取手段からの画像を記憶する画像記憶手段
    と、 前記画像記憶手段の画像を送信する前に画像形成出力す
    る画像形成手段と、 前記画像形成手段による画像形成前に、前記原稿の画像
    をモニターするモニター手段と、 操作入力に基づき、前記原稿読取手段にて前記原稿の画
    像を読取って前記画像記憶手段に格納し、格納された前
    記画像を、送信前に前記画像形成手段にて画像形成出力
    するとともに前記モニター手段に画像表示出力するよう
    に制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記モニター手段は、外部より装置本
    体に対して接続されるものであることを特徴とする請求
    項15又は請求項16に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090184452A1 (en) * 2006-05-04 2009-07-23 Mi Soon Yoo Print Type Binder for Paper Money, System Including the Binder, and Motion Method Thereof

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US20090184452A1 (en) * 2006-05-04 2009-07-23 Mi Soon Yoo Print Type Binder for Paper Money, System Including the Binder, and Motion Method Thereof

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