JP2002040574A - 画像原稿搬送装置 - Google Patents

画像原稿搬送装置

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JP2002040574A
JP2002040574A JP2000226693A JP2000226693A JP2002040574A JP 2002040574 A JP2002040574 A JP 2002040574A JP 2000226693 A JP2000226693 A JP 2000226693A JP 2000226693 A JP2000226693 A JP 2000226693A JP 2002040574 A JP2002040574 A JP 2002040574A
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JP2000226693A
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English (en)
Inventor
Junichi Tsuji
淳一 辻
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表裏が誤って装填されたスライドマウントを
確実に特定する。 【解決手段】 フイルムキャリアに、供給カートリッジ
6、マウント供給搬送部27、移動原稿台28、マウン
ト回収搬送部29、回収カートリッジ7を設ける。マウ
ント供給搬送部27にマウントセンサ36と表裏検出セ
ンサ37とを設ける。マウントセンサ36の信号に基づ
き、スライドマウント10とソートカード11とを識別
する。表裏検出センサ37の信号に基づき、スライドマ
ウント10の表裏が正規か逆かを識別する。マウント回
収搬送部29と回収カートリッジ7との間に分岐ガイド
65を設ける。表裏検出センサ37の信号に基づき、表
裏が逆のスライドマウント10を分岐ガイド65により
別個に排出する。表裏が逆のスライドマウント10が混
在していても、反転した状態でプリントを行うことがな
く、効率のよいプリントが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像原稿搬送装置
に関し、特に、スライドマウント等の原稿画像を読み取
ったり、焼付露光したりするための画像原稿搬送装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムの画像情報をCCD等の読
取センサで光電的に読み取り、この画像データに拡大縮
小や各種補正等の画像処理をした後に、印画紙等にプリ
ントすることが行われている。この場合、画像を高解像
で読み取るために、コマ画像のプレスキャンを行い、コ
マ画像の濃度等に応じた読取条件(例えばコマ画像に照
射する光量やCCDの電荷蓄積時間等)を決定し、決定
した条件でファインスキャンを行っている。
【0003】上記スキャニングを行う画像読取装置が、
特開平9−130557号、特開平8−82873号、
特開平9−197729号、実開昭58−88236
号、特開平11−112714号公報等で提案されてい
る。例えば、特開平11−112714号公報記載の画
像読取装置では、画像が記録されたコマ単位の写真フイ
ルムと、この写真フイルムの周囲を挟みこんで保持する
枠体とにより構成されたスライドマウントを収納用カー
トリッジ内に積層し、このカートリッジから自動的に1
枚づつ画像読取位置に送り出して画像のプレスキャンを
行い、プレスキャン終了後にスライドマウントを戻し、
再びスライドマウントを画像読取位置に送り出して前記
画像のファインスキャンを行っている。これによれば、
スライドマウントを定速搬送して、自動的にスライドマ
ウントの画像を読み取ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像読取装置の場合、スライドマウントの画像を
スキャンする場合、そのスライドマウントの画像の表面
が上側になるように収納用カートリッジに収容させる必
要がある。画像の表面が下側となって搬送された場合、
スキャンされる画像は左右反転された画像となる。この
ため、全原稿画像がスキャンされた後に該当するスライ
ドマウントを探し出す必要があり、手間がかかり面倒で
ある。
【0005】本発明は、表裏が反対にセットされたスラ
イドマウントを、確実に特定することができるようにし
た画像原稿搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像原稿搬送装置は、複数枚の画像原稿を
収納した供給カートリッジから前記画像原稿を供給搬送
部により画像利用位置へ送り出し、画像利用位置から前
記画像原稿を回収搬送部により回収カートリッジへ回収
するものであり、前記画像原稿の表裏を検出する表裏検
出手段と、前記供給搬送部から回収搬送部の間に設けら
れ、前記表裏検出手段による原稿画像の表裏検出信号に
基づき、表裏が逆の原稿画像を、表裏が正しい原稿画像
から分離させる分岐手段とを備えている。
【0007】また、前記表裏検出手段による表裏が逆の
原稿画像の、複数枚の画像原稿中における位置を特定す
るデータを求める位置特定手段と、この位置特定手段で
求めた表裏逆の原稿画像位置特定データを出力する出力
手段とを備えることが好ましい。また、前記画像利用位
置には移動原稿台が配置されており、この移動原稿台
は、前記供給搬送部と回収搬送部との間で移動して、供
給搬送部に接近したときに原稿画像を供給搬送部から受
け取り、回収搬送部に接近したときに原稿画像を回収搬
送部へ受け渡しし、前記分岐手段は、移動原稿台が回収
搬送部に接近したときの移動原稿台と供給搬送部との間
の隙間、又は、移動原稿台が供給搬送部に接近したとき
の移動原稿台と回収搬送部との間の隙間から脱落するよ
うに構成することが好ましい。また、前記分岐手段は、
分岐位置と待避位置との間で変位する分岐ガイドを備え
ることが好ましい。また、前記表裏検出手段により、表
裏が逆の原稿画像の場合には、この原稿画像を画像利用
位置で利用することなく通過させることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したフイル
ムキャリアの外観を示す斜視図である。フイルムキャリ
ア2には、供給カートリッジ装填口3と、回収カートリ
ッジ装填口4とが形成されている。これら装填口にはマ
ウントカートリッジ5が着脱自在に装填され、以下、供
給カートリッジ装填口にセットされるものを供給カート
リッジ6とし、回収カートリッジ装填口4にセットされ
るものを回収カートリッジ7として説明する。また、各
装填口3,4の間には読取開口8が形成されており、こ
の読取開口8を介して、例えばラインCCDスキャナに
よりスライドマウント10の画像が読み取られる。
【0009】図2に示すように、マウントカートリッジ
5は、カートリッジ本体12と蓋13とから構成されて
いる。カートリッジ本体12は、透明な合成樹脂により
溝型に形成されており、この溝内に積み重ねられたスラ
イドマウント10及びソートカード11が収納される。
蓋13は、ヒンジ部14を介してカートリッジ本体12
の上部に取り付けられており、開放位置と閉じ位置との
間で変位する。開放位置では、カートリッジ本体12の
側部開口及び上部開口が開放され、スライドマウント1
0の装填が簡単に行える。また、閉じ位置では、カート
リッジ本体12と蓋13とによりマウントカートリッジ
5は角筒状となる。
【0010】カートリッジ本体12の底部には、マウン
ト係止片15と操作部材挿入開口16とが形成されてい
る。マウント係止片15はカートリッジ本体12内に積
み重ねられたスライドマウント10が脱落することのな
いように保持する。操作部材挿入開口16は、マウント
係止片15で囲まれた開口から構成されている。この操
作部材挿入開口16を介して後述する送出台26や引き
込みローラ30などの操作部材が挿入され、スライドマ
ウント10の送り出しや引き込みが行われる。また、カ
ートリッジ本体12の底部と蓋13との間には隙間が形
成されており、この隙間がスライドマウント10の出入
り口18となる。
【0011】このように構成されるマウントカートリッ
ジ5には、スライドマウント10及びソートカード11
が積み重ねられた状態で収納される。図3に示すよう
に、スライドマウント10は、1コマのリバーサルフイ
ルム10aを枠体10bで挟持して構成されている。ス
ライドマウント10の裏面には表裏識別マーク19が形
成されている。この表裏識別マーク19は、スライドマ
ウント10の写真フイルムの感光乳剤面側を識別するた
めのものであり、枠体10bの裏面に形成されている。
なお、枠体10bは50mm角の正方形で形成されてい
るため、装填向きが異なる場合でも確実に表裏識別マー
ク19を検出できるように、4箇所に形成される。
【0012】図4に示すように、ソートカード11は、
各注文毎のスライドマウント10をひとまとまりにして
区切るためのものであり、各注文単位のスライドマウン
ト10の間に挿入される。このソートカード11には識
別孔20が形成されており、フォトセンサによりスライ
ドマウント10との識別が可能にされている。この識別
孔20はソートカード11の各辺の近傍に、また各辺の
中央部位置に形成されており、表裏や装填向きが逆であ
っても、確実に識別孔20が検出されるようになってい
る。
【0013】図5は、フイルムキャリア2とラインCC
Dスキャナ25の光学系の概略構成を示す正面図、図6
はフイルムキャリア2の内部の概略を示す平面図であ
る。このフイルムキャリア2の内部には、送出台26、
マウント供給搬送部27、移動原稿台28、マウント回
収搬送部29、引き込みローラ30が設けられている。
【0014】送出台26は、供給マウント装填口3に設
けられており、操作部材挿入開口16から供給マウント
カートリッジ6に入り込み、最下層のスライドマウント
10をマウント供給搬送部27に送り出す。このため、
送出台26はスライドマウント10の端部に係止する係
止爪26aを備えており、カム(図示せず)により1往
復するように構成されている。カムは図6に示すよう
に、クラッチ31を介して供給モータ32により回転
し、1回転すると供給モータ32の駆動伝達が断たれる
ように構成されている。なお、符号33は供給モータ3
2用のドライバである。
【0015】マウント供給搬出部27は、送出台26か
ら送り出されたスライドマウント10を両側から3組の
搬送ローラ対35により挟持して、移動原稿台28に送
り込む。搬送ローラ対35は前記供給モータ32により
回転駆動される。また、マウント供給搬出部27には、
ソートカード11の検出を兼ねたマウントセンサ36
と、表裏検出センサ37とが配置される。マウントセン
サ36は、スライドマウント10及びソートカード11
の先端を検出し、図6に示すように、この検出信号をコ
ントローラ50に出力する。また、ソートカード11の
識別孔20を検出することで、スライドマウント10と
ソートカード11とを識別する。
【0016】表裏検出センサ37は、スライドマウント
10の裏面に形成された表紙識別マーク19を検出し、
この検出信号をコントローラ50に出力する。この出力
信号に基づき、コントローラ50ではスライドマウント
10の表裏を判別する。
【0017】移動原稿台28は、原稿台本体40と、2
組の搬送ローラ対41と、スライド挟持部42と、原稿
台移動機構43とから構成されている。原稿台本体40
は、後述する原稿台移動機構43により、マウント供給
搬送部27からスライドマウント10を受け取る受取位
置と、マウント回収搬送部29へとスライドマウント1
0を排出する排出位置との間で移動する。搬送ローラ対
41は、マウント供給搬送部27から送り込まれたスラ
イドマウント10を移動原稿台28の画像読取位置に送
り込むと共に、画像読取後のスライドマウント10をマ
ウント回収搬送部29に送り出す。スライド挟持部42
は、画像読取位置にセットされたスライドマウント10
を挟持固定する位置決め突起44,45から構成されて
いる。
【0018】原稿台移動機構43は、スキャンモータ4
6、送りねじ棒47、雌ねじ部48から構成されてお
り、スキャンモータ46による送りねじ棒47の正逆回
転を移動原稿台28の往復運動に変換している。そし
て、原稿台本体40を図中左右方向に往復移動させて、
第1回目の矢印A1方向への送りでプレスキャンを行
い、その戻し中(図中A2方向)に一時停止してファイ
ンスキャンのためのオートフォーカスを行い、第2回目
の矢印A1方向への送りでファインスキャンを行う。プ
レスキャン及びファインスキャンは、移動原稿台28の
送りに同期させてラインCCDスキャナ25を作動させ
ることで行われる。なお、符号49はスキャンモータ4
6用のドライバである。
【0019】ラインCCDスキャナ25は、原稿台本体
40に位置決め固定されたスライドマウント10の画像
を移動原稿台28の送りに同期させて主走査方向に読み
取り、画像データを得る。このため、図5に示すよう
に、移動原稿台28の下方には、光源51、IRカット
フイルタ52、光量調整絞り板53、バランスフイルタ
54、光拡散ボックス55、拡散板56が順に配置され
ている。また、移動原稿台28の上方には、結像レンズ
ユニット57及びラインCCDセンサ58が配置されて
いる。ラインCCDセンサ58により読み取られた画像
データは画像処理装置59に送られ、周知の画像処理が
施された後に記録用データに変換される。この記録用デ
ータはデジタルプリンタ60に送られ、画像がプリント
される。
【0020】画像が読み取られたスライドマウント10
は、マウント回収搬送部29に送られる。マウント回収
搬送部29も、3組の搬送ローラ対62を備えており、
移動原稿台28からの原稿を回収用カートリッジ7に送
り込む。
【0021】回収用カートリッジ装填口には引き込みロ
ーラ30と分岐ガイド65とが設けられいる。図6に示
すように、引き込みローラ30は回収モータ66により
一定時間回転され、マウント回収搬送部29からのスラ
イドマウント10を、回収用カートリッジ7内に引き込
む。引き込まれたスライドマウント10は、回収された
スライドマウント10の最下層に入れられる。なお、符
号67は回収モータ用66のドライバである。
【0022】図7に示すように、分岐ガイド65は、引
き込みローラ30と同軸で取り付けられており、スライ
ドマウント10の搬送路に突出した分岐位置(図中二点
鎖線表示)と、搬送路から退避した退避位置(図中実線
表示)との間で変位する。この分岐ガイド65は、ソレ
ノイド68に連結されており、ドライバ69を介してコ
ントローラ50により制御される。そして、表裏検出セ
ンサ37により表裏が逆に搬送されたスライドマウント
10の場合には、分岐ガイド65を分岐位置にセットさ
せる。なお、本実施形態では、ソレノイド68により分
岐ガイド65の待避位置と分岐位置との切り替えを行わ
せているが、この切り替えは、モータ、カム機構、リン
ク機構などを用いて行ってもよい。
【0023】図5に示すように、引き込みローラ30の
下方には排出ガイド板70が設けられている。排出ガイ
ド板70は傾斜して配置されており、分岐ガイド65で
分岐された表裏が逆のスライドマウント10をフイルム
キャリア2の排出口9(図1参照)から排出する。な
お、傾斜した排出ガイド板70を用いる他に、ガイド板
70と併用して排出ローラ対や送出しスライダ等により
強制的に排出させてもよい。
【0024】ソートカード11の場合には、マウント供
給搬送部27に設けたフォトセンサ36の検出信号に基
づきソートカード11であることが判定される。この場
合には、表裏検出センサ37の信号に基づく表裏判定は
行われない。そして、移動原稿台28では画像読み取り
を行うことなく、ソートカード11をそのまま通過さ
せ、回収カートリッジ7にソートカード11を送り出
す。また、ソートカード11検出時のソート信号は、各
注文を仕切る信号として、画像処理装置59に送られ
る。
【0025】図6に示すように、コントローラ50は、
各種センサからの信号や操作パネルから入力された操作
信号に基づき各部を制御する。コントローラ50はカウ
ンタ71を備えており、このカウンタ71によりスライ
ドマウント10の通過個数をカウントし、表裏が逆のス
ライドマウント10の位置を特定する。そして、ソート
カード11の検出信号を併用することで表裏が逆のスラ
イドマウント10の特定を容易にしている。この特定信
号は、図5に示すように、画像処理装置59に送られ、
画像処理装置59のディスプレイに、表裏が逆のスライ
ドマウント10の特定番号が表示される。例えばソート
カード11が2枚通過した後の、3枚目のスライドマウ
ント10の場合には、「2−3」とディスプレイに表示
することで、表裏が逆に装填されたスライドマウント1
0が2枚目のソートカード11で仕切られた注文件内3
枚目のスライドマウント10であることが特定される。
なお、特定はその注文件内の順番には触れずに、単にソ
ートカード11の通過枚数のみで表示してもよい。ま
た、単にスライドマウント10の通過枚数で特定しても
よい。
【0026】次に本実施形態の作用を説明する。まず、
操作パネルの読取開始キーの操作により、読取開始信号
が入力されると、コントローラ50は、先ずドライバ3
3を介して供給モータ32を駆動して送出台26を往復
移動させる。これにより、供給カートリッジ6内の最下
層のスライドマウント10をマウント供給搬送部27へ
と送り出す。マウント供給搬送部27のマウントセンサ
36によりスライドマウント10かソートカード11か
が識別される。また、表裏検出センサ37の出力信号に
基づきスライドマウント10の表裏装填向きの正逆が判
定される。
【0027】ソートカード11の場合には、マウント供
給搬送部27から移動原稿台28を介してマウント回収
搬送部29へソートカード11が送られて、引き込みロ
ーラ30の回転により回収カートリッジ7内に収納され
る。このとき、移動原稿台28は、マウント供給搬送部
27に接近した受取位置でマウント供給搬送部27から
ソートカード11を受け取り、移動原稿台28でソート
カード11を保持した状態で移動原稿台28が左側に移
動して、マウント回収搬送部29に接近した排出位置で
マウント回収搬送部29へソートカード11を排出す
る。
【0028】また、スライドマウント10で、その表裏
が正規の場合には、マウント供給部27から移動原稿台
28へスライドマウント10が受け渡される。このスラ
イドマウント10にはスライドマウント挟持部42によ
り移動原稿台28に位置決め固定される。移動原稿台2
8は、画像読取位置で往復移動する。そして、第1回目
の左側移動でプレスキャンが、その戻りの一時停止中に
ファインスキャンのための結像レンズユニット57のオ
ートフォーカスが、第2回目の左側移動でファインスキ
ャンが行われる。画像が読み取られたスライドマウント
10は、移動原稿台28がマウント回収搬送部29に接
近した排出位置のときに、移動原稿台28からマウント
回収搬送部29へ送られる。そして、引き込みローラ3
0によって、スライドマウント10は回収カートリッジ
7に収納される。
【0029】また、表裏が逆のスライドマウント10の
場合には、ソートカード11と同様に移動原稿台28を
そのまま通過してマウント回収搬送部29に搬送され
る。このとき、図7に示すように、ソレノイド68の励
磁により分岐ガイド65が退避位置から分岐位置にセッ
トされる。これにより、図5に示すように、スライドマ
ウント10は分岐ガイド65により、マウント回収搬送
部29から排出ガイド板70へと分岐され、図1に示す
ように、排出口9からフイルムキャリア2の外部へと排
出される。
【0030】また、コントローラ50はカウンタ71の
スライドマウント10の通過個数の計数値やソートカー
ド11の通過個数の計数値に基づき、スライドマウント
10の特定信号をディスプレイに表示する。オペレータ
は、全てのスライドマウント10の読み取りを終了した
後に、排出口9から排出された表裏が逆のスライドマウ
ント10を表裏が逆となることがないように給送カート
リッジ6に装填し、再度画像の読み込みを行う。このよ
うに、表裏が逆で装填されたフイルムマウント10を後
で一括して画像読み取りを行うので、効率の良い読み取
りが行える。しかも、特定番号が表示されるため、どの
注文件のスライドマウント10であるかが判り、後の照
合が容易に且つ確実に行える。
【0031】なお、上記実施形態では、マウント回収搬
送部29の出口側に分岐ガイド65を配置したが、この
分岐ガイド65の配置位置は特に限定されることなく、
供給カートリッジ6から回収カートリッジ7の間で、表
裏が逆であることが判った時点で分岐できれば、その配
置位置はどこであってもよい。また、分岐手段として分
岐ガイド65を設けたが、この他に、排出手段や引き込
み手段等のスライドマウントを搬送路から排出可能な手
段を用いて、表裏が逆のスライドマウントを分岐させて
もよい。
【0032】図8は、移動原稿台28がマウント供給搬
送部27に接近した受取位置のときに、移動原稿台28
とマウント回収搬送部29との間にできる隙間80を分
岐手段として用いた実施形態を示している。なお、上記
実施形態と同一構成部材には同一符号を付して重複した
説明を省略している。隙間80のスライドマウント送り
方向における長さL1は、スライドマウント10の長さ
50mmよりも長くしてある。従って、表裏が逆のスラ
イドマウント10であると判定された場合に、図8
(A)に示す状態で、このスライドマウント10を移動
原稿台28から送ることで、隙間80を介して落下させ
る。落下して搬送路から分岐されたスライドマウント1
0は、排出手段により、例えばフイルムキャリアの前部
に開口した排出口から外部へと排出される。排出手段8
1はスライド方式の送り出し機構や排出ローラ、排出ベ
ルトから構成される。
【0033】また、ソートカードや表裏が正規状態のス
ライドマウントの場合には、図8(B),(C)に示す
ように、移動原稿台28、マウント回収搬送部29を介
して、回収カートリッジに送られる。なお、符号85,
86,87,88は連結ギヤを示しており、これらは受
取位置又は受渡位置に移動原稿台28がセットされたと
きに互いにかみ合って、各搬送部27,29から移動原
稿台28の搬送ローラ対41に駆動を伝達する。このよ
うな移動原稿台28における搬送ローラ対41の駆動伝
達方式は上記実施形態でも同様に行われている。
【0034】なお、分岐手段として隙間80に代えて、
図8(C)に示すように、移動原稿台28が受渡位置の
ときに、マウント供給搬送部27と移動原稿台28との
間の隙間を用いて分岐手段を構成してもよい。
【0035】上記各実施形態では、スライドマウント1
0の裏側に表裏識別マーク19を設けたが、この表裏識
別マークを表側に設けてもよい。また、枠体の表と裏と
で異なるパターンや色を採用することで、表裏を識別し
てもよい。また、このような表裏識別マーク19を設け
ることなく、写真フイルムの感光乳剤面側をセンサで検
出することで、表裏を判定してもよい。例えば、写真フ
イルムの表裏で反射率が異なることから、その反射率の
違いをセンサで検出したり、加熱したときの撓み方向を
検出したりして、表裏を判定してもよい。
【0036】上記実施形態では、表裏が逆のスライドマ
ウントをその都度排出させたが、これに代えて、別の回
収カートリッジを設け、これに順番に回収するようにし
てもよい。
【0037】上記実施形態では、移動原稿台28を用い
てスライドマウント10を送りながら画像を読み取る画
像読取装置について説明したが、この他に、スライドマ
ウントを間欠送りして画像をイメージエリアセンサで読
み取る画像読み取り装置用のフイルムキャリアに本発明
を実施してもよい。また、画像読取の他に、焼付露光装
置にスライドマウントを搬送するフイルムキャリアに本
発明を実施してもよい。
【0038】上記実施形態では、表裏検出センサ37に
基づく表裏判別信号に基づき分岐手段を作動させ、表裏
が正規なスライドマウント10の搬送路から表裏が逆の
スライドマウント10を排出させたが、この他に、オペ
レータによる入力信号に基づき分岐手段を作動させても
よい。この場合には、画像読取装置におけるディスプレ
イにプレスキャン画像を表示させ、このプレスキャン画
像を観察して行う。例えば、画像中の文字が裏文字とな
っているときに、オペレータは表裏が逆と判別して分岐
させるための信号を入力する。
【0039】上記実施形態では、スライドマウント10
を搬送するフイルムキャリア2について説明したが、こ
の他に、他の透過原稿を搬送する装置に本発明を実施し
てもよい。
【0040】また、上記実施形態では、スライドマウン
ト10の表裏が逆の場合、スキャンを行わずにフイルム
キャリア2から排出させたが、スライドマウントの表裏
が逆の場合でもスキャンを行い、読み取られた画像を画
像処理装置等で反転させるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像原
稿の表裏を検出し、表裏が逆の原稿画像を、分岐手段に
より表裏が正しい画像原稿から分離させたから、表裏が
逆で装填された画像原稿を途中で取り出す必要がなく、
画像読み取りや画像の焼付露光等を効率よく行うことが
できる。また、表裏が逆となる画像原稿が読み取られ
て、これに基づくプリントが行われないため、無駄なプ
リントなどの発生が抑えられる。
【0042】また、表裏が逆の原稿画像の、複数枚の画
像原稿中における位置を特定するデータを求め、この原
稿画像位置の特定データをディスプレイ等に出力したか
ら、分岐させた原稿画像の元の位置がすぐにわかり、再
度読み取りを行った後にその画像原稿を元の位置に確実
に戻すことができる。従って、画像の読み取りなどの途
中で表裏が逆の原稿画像を分離させても、これの戻し場
所が不明になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したフイルムキャリアの外観を示
す斜視図である。
【図2】マウントカートリッジの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】スライドマウントの裏側の表裏識別マークを示
す平面図である。
【図4】ソートカードを示す平面図である。
【図5】フイルムキャリアの内部構造の概略を示す正面
図である。
【図6】フイルムキャリアの内部構造の概略を示す平面
図である。
【図7】引き込みローラ及び分岐ガイドを示す斜視図で
ある。
【図8】別の実施形態における分岐手段を説明する平面
図である。
【符号の説明】
2 フイルムキャリア 3 マウントカートリッジ 6 供給カートリッジ 7 回収カートリッジ 9 排出口 10 スライドマウント 11 ソートカード 19 表紙識別マーク 37 表裏検出センサ 65 分岐ガイド 68 ソレノイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の画像原稿を収納した供給カート
    リッジから前記画像原稿を供給搬送部により画像利用位
    置へ送り出し、画像利用位置から前記画像原稿を回収搬
    送部により回収カートリッジへ回収する画像原稿搬送装
    置において、 前記画像原稿の表裏を検出する表裏検出手段と、 前記供給搬送部から回収搬送部の間に設けられ、前記表
    裏検出手段による原稿画像の表裏検出信号に基づき、表
    裏が逆の原稿画像を、表裏が正しい原稿画像から分離さ
    せる分岐手段とを備えたことを特徴とする画像原稿搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記表裏検出手段による表裏が逆の原稿
    画像の、複数枚の画像原稿中における位置を特定するデ
    ータを求める位置特定手段と、この位置特定手段で求め
    た表裏逆の原稿画像位置特定データを出力する出力手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像原稿搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記画像利用位置には移動原稿台が配置
    されており、この移動原稿台は、前記供給搬送部と回収
    搬送部との間で移動して、供給搬送部に接近したときに
    原稿画像を供給搬送部から受け取り、回収搬送部に接近
    したときに原稿画像を回収搬送部へ受け渡しし、前記分
    岐手段は、移動原稿台が回収搬送部に接近したときの移
    動原稿台と供給搬送部との間の隙間、又は、移動原稿台
    が供給搬送部に接近したときの移動原稿台と回収搬送部
    との間の隙間から脱落するように構成したことを特徴と
    する請求項1又は2記載の画像原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記分岐手段は、分岐位置と待避位置と
    の間で変位する分岐ガイドを備えたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の画像原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記表裏検出手段により、表裏が逆の原
    稿画像の場合には、この原稿画像を画像利用位置で利用
    することなく通過させることを特徴とする請求項1ない
    し4いずれか1つ記載の画像原稿搬送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7099053B2 (en) 2001-04-17 2006-08-29 Noritsu Koki Co., Ltd. Mount carrier unit and film scanner

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7099053B2 (en) 2001-04-17 2006-08-29 Noritsu Koki Co., Ltd. Mount carrier unit and film scanner

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