JP2002040451A - 液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents

液晶表示パネルの製造方法

Info

Publication number
JP2002040451A
JP2002040451A JP2001144565A JP2001144565A JP2002040451A JP 2002040451 A JP2002040451 A JP 2002040451A JP 2001144565 A JP2001144565 A JP 2001144565A JP 2001144565 A JP2001144565 A JP 2001144565A JP 2002040451 A JP2002040451 A JP 2002040451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
cell gap
spacer
seal
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001144565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3653008B2 (ja
Inventor
Takeshi Sasaki
健 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001144565A priority Critical patent/JP3653008B2/ja
Publication of JP2002040451A publication Critical patent/JP2002040451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3653008B2 publication Critical patent/JP3653008B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部にスペーサが配置される液晶表示パネ
ルの液晶滴下法による製造方法において、シールと液晶
の粘度差に起因してパネルの変形が部分的に異なること
による不都合を回避して、表示部全域で適正セルギャッ
プを有し、良好な表示品質を持続させること。 【解決手段】 表示部スペーサ6として、液晶表示を適
正に行うために形成すべき適正セルギャップd0より大
きいセルギャップ方向の初期寸法を持つ樹脂等の弾性の
あるスペーサを使用する。大気開放後、表示部スペーサ
6の抗力によりセルギャップが適正セルギャップd0未
満に過度に変形することを抑止する(図1(b))。シ
ールスペーサ5には、大気圧の作用により両基板1、2
に挟圧されても変形をほぼ生じない材質のものとしてガ
ラス製等のスペーサを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示パネルの製
造方法に関し、とくに表示領域にスペーサが配置される
液晶表示パネルの液晶滴下法による製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示パネルは、対向する2
枚の透明基板が表示領域の周囲に形成される枠状のシー
ルにより接着され、シールで囲まれる両基板間の間隙に
液晶が封入されてなる構造を有する。また、セルギャッ
プを適正値に保持するために、シールに混入されるスペ
ーサ(シールスペーサという)や、表示領域に配置され
るスペーサ(表示部スペーサという)が用いられてい
る。
【0003】この液晶表示パネルを製造する方法に、液
晶を封入する方法の観点から、液晶注入法と液晶滴下法
とがある。いずれの方法においても、液晶表示方式に応
じて必要となる絶縁膜や透明電極膜、スイッチ素子、カ
ラーフィルタ層などが、透明基板に作り込まれるパター
ニング工程の後、液晶分子が配列できるように、配向膜
(ポリイミド膜など)を印刷し、配向するための溝をつ
くるラビング工程が施される。その後の組立において両
方法は異なってくる。以下に分説する液晶注入法では、
次のように液晶表示パネルを組み立てる。すなわち、い
ずれか一方の透明基板上の表示領域周囲にシールを開曲
線状に、ディスペンサによる描画印刷やスクリーン印刷
等により形成する。また、いずれか一方の透明基板上の
表示領域にスペーサを形成又は散布により配置する。そ
の後、両基板を重ね合わせ、両基板を外部から押圧して
両基板間の間隙を所望の値に調整した後、シールを硬化
させる。このとき所望のセルギャップを確保する必要が
ある。その後、シールの開口部を液晶注入口として、通
常、真空法により液晶を両基板間に注入する。その後、
注入口を封止樹脂により封ずる。ここで、真空法とは、
液晶注入口が開口する液晶表示パネルを真空装置内に設
置して真空に排気した後、液晶注入口を液晶が充たされ
た液晶槽に浸し、徐々に気圧を増加させて液晶表示パネ
ル内に液晶を注入する方法である。
【0004】一方、液晶滴下法では、次のように液晶表
示パネルを組み立てる。すなわち、いずれか一方の透明
基板上の表示領域周囲にシールを閉曲線状に、ディスペ
ンサによる描画印刷やスクリーン印刷等により形成す
る。また、透明基板上の少なくとも表示領域にスペーサ
を形成又は散布により配置する。その後、シールが付設
され表示部スペーサが配置された透明基板上に適量の液
晶を滴下する。その後、真空室内で両基板を位置決め
し、貼り合わせる。次に大気圧下に放置し、大気圧と液
晶表示パネル内の負圧との差圧に起因してパネルが挟圧
されて両基板間の間隙が狭まるように変形する。この変
形によって所望のセルギャップが得られた時点で、シー
ルを硬化させる。
【0005】いずれの方法においても、シールには主に
熱硬化製樹脂や紫外線硬化性樹脂が用いられている。ま
た、シールスペーサ又は散布される表示部スペーサに
は、球形や円柱形の粒状スペーサが用いられている。形
成により配置される表示部スペーサとは、パターニング
によって形成される柱状スペーサ等を指す。いずれの方
法においても、最終的に、両基板が切断されて液晶表示
パネルの外形が形成された状態となり、パネルの前面及
び背面に偏光板が貼付されて液晶表示パネルが完成す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の液晶滴下
法による液晶表示パネルの製造方法においては、両基板
を貼り合わせたパネルを大気圧下に開放してからシール
を硬化されるまでの間に以下のような不都合が生じてい
た。
【0007】以下に、TFT駆動型カラーLCDパネル
を例にとって、従来の液晶滴下法による液晶表示パネル
の製造方法における問題点につき説明する。
【0008】図2(a)〜図2(c)に従来の製法によ
る液晶表示パネル20の模式断面図を示した。この液晶
表示パネル20はTFT駆動型カラーLCDパネルの例
である。図2に示すように、液晶表示パネル20は、主
に、TFT基板1と、これに対向するRGB着色層22
を内側に備えたカラーフィルタ基板2と、これらの基板
1、2間に挟持される液晶3と、両基板1、2を貼り合
わせるとともに液晶3を封止するシール4と、このシー
ル4内に混在するシールスペーサ5と、表示領域に配置
される表示部スペーサ16とから構成される。表示部ス
ペーサ16のセルギャップ方向の初期平均寸法は、液晶
表示を適正に行うために形成すべき適正セルギャップ値
d0と等しい値に設定されている。セルギャップ方向の
寸法には、スペーサが球形又は円柱形の粒状スペーサで
あればその直径が、柱状スペーサであればその高さが該
当する。
【0009】図2(a)は、シール4が形成され表示部
スペーサ16が配置されたTFT基板1上に液晶3を滴
下し両基板1、2を真空室内で貼り合わせ、大気中に取
り出した直後の状態を示している。この状態では、液晶
表示パネル20内は大気圧より低い圧力状態(負圧)で
あり、液晶3はまだ液表示パネル20内全域を充たして
おらず、真空部7が存在する。この後、液晶表示パネル
20は、大気圧とパネル内の負圧との圧力差に起因し
て、TFT基板1とカラーフィルタ基板2と間の距離が
狭められるように変形する。図2においては、水平面上
にTFT基板1が下にされて載置された状態なので、カ
ラーフィルタ基板2が変形又は変動する。この変形・変
動によって、液晶3は押しつぶされ、次第にパネル内で
面方向に広がり、真空部7が減少していく。
【0010】しかし、この液晶表示パネル20の変形
は、図2(b)に示すように、外周部より中央部で速く
進行する。これは、大気圧が基板に均等に負荷されるの
に対し、液晶3の粘度がシール4の粘度に比べて極めて
低いためである。すなわち、液晶3がカラーフィルタ基
板2に及ぼす抗力がシール4がカラーフィルタ基板2に
及ぼす抗力に比べて小さいためである。液晶3の粘度
は、0.02(Pa・s)程度であり、シール4に使用
される接着樹脂の粘度は数十〜数百(Pa・s)程度で
ある。
【0011】液晶表示パネル20の変形が外周部より中
央部で速く進行するので、カラーフィルタ基板2の内面
は中央部に配置された表示部スペーサ16に最も早く到
達する。この到達後さらに変形が進行し、カラーフィル
タ基板2が表示部スペーサ16に圧接すると、カラーフ
ィルタ基板2は表示部スペーサ16の抗力を受け、その
変形の進行が抑制される。図2(b)はちょうどこの時
の状態を示す。図2(b)に示す状態においては、中央
部に配置された表示部スペーサ16は圧縮変形してお
り、中央部のセルギャップが適正セルギャップd0より
小さい値となる。なぜなら、圧縮前の表示部スペーサ1
6のセルギャップ方向の初期寸法は適正セルギャップ値
d0と等しい値に設定されているからである。また、図
2(b)に示す状態においては、真空部7がまだ存在
し、パネル内外の圧力が平衡していない(内圧が大気圧
と等しくなっていない)ので、この後も変形が進行す
る。その変形は専ら外周部で進行する。中央部では、両
基板1,2は表示部スペーサ16の抗力を受け、その変
形・変動の進行が抑制されるからである。
【0012】その後、外周部の変形が進行し、図2
(c)に示すような状態となって液晶表示パネル20の
変形の進行が収まる。図2(c)に示す状態は、外周部
の変形が進み、ついにはパネル20内の真空部7が消滅
してパネル20内の容積と液晶3の容積が等しくなり、
パネル内外の圧力が平衡した状態である。
【0013】図2(c)に示す状態において、シールス
ペーサ5にはカラーフィルタ基板2の内面が当接してい
ない。すなわち、シールスペーサ5は両基板1、2に挟
持されておらず、シール部において両基板1、2の間隙
を保持して適正な値に規制する働き(スペーサとしての
働き)を十分に発揮していない。
【0014】また、外周部に配置された表示部スペーサ
16にカラーフィルタ基板2の内面が当接していない。
すなわち、外周部に配置された表示部スペーサ16は両
基板1、2に挟持されておらず、両基板1、2の間隙を
保持して適正な値に規制する働き(スペーサとしての働
き)を発揮しておらず、外周部においては適正セルギャ
ップに到達していない。
【0015】したがって、図2(c)に示すように、液
晶表示パネル20の中央部のセルギャップ値d1は、適
正セルギャップd0より小さく(d1<d0)、外周部
のセルギャップ値d3は、適正セルギャップd0より大
きく(d3>d0)なっており、これらの間に適正セル
ギャップが得られた部分が存在する(d2=d0)。
【0016】以上のように、セルギャップが不均一な状
態でパネル内外の圧力が平衡し、変形の進行が収まって
しまうのは、液晶3の量が、セルギャップが全域で適正
セルギャップ値d0になった状態でのパネル20内の容
積に等しい量に設定されているからである。すなわち、
中央部でセルギャップが適正セルギャップ値d0より小
さくなった分の液晶3の容量が外周部に押しやられ、外
周部のセルギャップが適正セルギャップより大きくなっ
たということである。図2(c)の状態は準安定状態で
ありしばらく持続する。相当の長期間、シール4を硬化
させずに待てば、中央部の表示部スペーサ16の抗力に
よってセルギャップ均一化の方向でパネル20が変形
し、均一なセルギャップが得られるかもしれない。しか
し、大気圧下にパネル20を開放した時以来、シール4
にも直接圧力が加わっているため、あまりに長期間、大
気圧下でシール4を未硬化のままにしておくと、シール
4が破壊されてしまうおそれがある。大気開放後からシ
ール硬化まで時間は数分から数十分が相当である。その
ため、図2(c)に示すような適正セルギャップ値に対
して中央部のセルギャップが小さく、外周部のセルギャ
ップが大きいという態様の不均一なセルギャップのまま
シール4を硬化させなければならならない。
【0017】ここで、図3を参照してシール4に作用す
る圧力について説明する。図3は、シール印刷及び液晶
滴下後のTFT基板の平面図である。図3に示すよう
に、シール4を包囲するように補助シール8を閉曲線状
に形成する場合がある。図3は、2つの液晶表示パネル
となる領域を1つの補助シール8内に含めた場合であ
る。補助シール8は、基板貼り合わせ後、シール4との
間に真空空間を形成し維持して、大気圧による基板への
押圧力を高め、維持するために使用されるものである。
上述したパネルの変形の進行に伴ってシール4内部の圧
力が高まるので、シール4には、内周面にその内圧が加
わる。
【0018】また、補助シール8が大気圧によって破裂
すると、大気圧がシール4の外周面に加わる。当然に、
補助シール8を使用しない製法では、パネルを大気圧下
に開放した時点から大気圧がシール4の外周面に加わ
る。
【0019】液晶注入法では、上述したように、両基板
を貼り合わせシールを硬化させる等してパネルを組み立
ててから、液晶をシールの開口部から注入する。したが
って、パネル組立時に、セルギャップが適正セルギャッ
プより小さくなっても、シールに開口部があるので、そ
の後にスペーサの弾力や、液晶注入工程において適正セ
ルギャップを回復させることができる。これに対して、
液晶滴下法では、液晶が封入され、密閉された状態でセ
ルギャップを形成するので、一度不均一なセルギャップ
が形成されてしまうと、適正セルギャップを回復するこ
とは難しい。
【0020】以上説明したように、従来の液晶滴下法に
よる液晶表示パネルの製造方法においては、適正セルギ
ャップ値に対して中央部のセルギャップが小さく、外周
部のセルギャップが大きいという態様の不均一なセルギ
ャップの液晶表示パネルが得られる。そのため、外周部
に配置された表示部スペーサが基板を支持していないの
で、外圧や重量の影響で容易に変形し、セルギャップの
均一性が得られない。さらに、温度変化により液晶が膨
張、収縮し、中央部と外周部とでセルギャップの変化量
が異なり、表示状態の変化を中央部と外周部とで異なら
せてしまっていた。
【0021】これらの結果として、液晶表示パネルの表
示品質を低下させるという問題があった。
【0022】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、表示領域にスペーサが配置
される液晶表示パネルの液晶滴下法による製造方法にお
いて、シールと液晶の粘度差に起因してパネルの変形が
部分的に異なることによる不都合を回避して、表示領域
全域で適正セルギャップを有し、良好な表示品質を持続
する液晶表示パネルを製造可能な液晶表示パネルの製造
方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、いわゆ
る液晶滴下法による液晶表示パネルの製造方法におい
て、スペーサとして、液晶表示を適正に行うために形成
すべき適正セルギャップより大きいセルギャップ方向の
初期寸法を持つものを使用することを特徴とする。
【0024】より詳細には、対向する2枚の透明基板が
シールにより接着され、シールで囲まれる両基板間の間
隙に液晶が封入されてなる液晶表示パネルの製造にあた
り、透明基板上に表示領域を包囲するようにシールを形
成し、透明基板上の表示領域にスペーサを配置し、透明
基板上のシールの内側となる領域に液晶を滴下した後、
真空室内で両基板をシールを介して貼り合わせパネルを
構成し、その後、大気開放し、大気圧によってパネルを
変形させ、パネル内の容積と液晶の容積とが等しくなっ
た後、シールを硬化させる液晶表示パネルの製造方法に
おいて、スペーサとして、液晶表示を適正に行うために
形成すべき適正セルギャップより大きいセルギャップ方
向の初期寸法を持つものを使用することを特徴とする液
晶表示パネルの製造方法である。
【0025】ここで、初期寸法とは、特に圧縮荷重等を
受けていない自由状態での寸法をいい、スペーサの寸法
にバラツキがある場合には、使用されるスペーサの平均
の寸法をいう。
【0026】したがって第1の発明の液晶表示パネルの
製造方法によれば、表示部スペーサとして、液晶表示を
適正に行うために形成すべき適正セルギャップより大き
いセルギャップ方向の初期寸法を持つものを使用するの
で、適正セルギャップと等しいセルギャップ方向の初期
寸法を持つ表示部スペーサを使用する場合に比較して、
液晶表示パネルに負荷される大気圧によってセルギャプ
が適正セルギャプ未満に過度に潰れることを抑えること
ができる。そのため、パネル内の容積と液晶の容積とが
等しくなりパネルの変形が準安定状態になった時点で、
適正セルギャップ値に対して中央部のセルギャップが小
さく、外周部のセルギャップが大きいという態様の不均
一なセルギャップの液晶表示パネルが生じないようにす
ることができ、中央部を外周部のセルギャップの不均一
が緩和され均一なセルギャップを有する液晶表示パネル
が得られるという利点がある。
【0027】無論、従来から行われているように、液晶
の量を、セルギャップが表示領域全域で適正セルギャッ
プになった状態でのパネル内の容積に等しい量に設定す
るので、表示領域全域で適正セルギャップを有し、良好
な表示品質の液晶表示パネルが得られるという利点があ
る。
【0028】また、表示部スペーサとして、液晶表示を
適正に行うために形成すべき適正セルギャップより大き
いセルギャップ方向の初期寸法を持つものを使用するの
で、表示領域全域の表示部スペーサが両基板に挟圧され
てセルギャップを適正な値に規制するスペーサとしての
働きを十分に発揮する。その結果、セルギャップの均一
度が向上し、維持されるという利点がある。
【0029】なお、本発明は、パネル内の容積と液晶の
容積とが等しくなった後、シールを硬化させることを要
件とする結果として、パネルに負荷される大気圧によっ
ては適正セルギャップまで圧縮変形できないようなスペ
ーサ(例えば、適正セルギャップに比較して大きすぎる
スペーサや、わずかに大きい程度であるがほとんど変形
しない硬質なスペーサ)を表示部スペーサとして使用し
ない。そのようなスペーサを使用すると、パネル内に空
洞を残し、パネル内の容積と液晶の容積とが等しくなら
ないからである。すなわち、本発明では、表示部スペー
サがパネルに負荷される大気圧によって適正セルギャッ
プまで圧縮変形可能な程度に、表示部スペーサの条件を
設定する。
【0030】また第2の発明は、第1の発明の液晶表示
パネルの製造方法において、スペーサとして、初期寸法
から前記適正セルギャップまで弾性変形するスペーサを
使用することを特徴とする。
【0031】したがって第2の発明の液晶表示パネルの
製造方法によれば、表示部スペーサとして、初期寸法か
ら適正セルギャップまで弾性変形するスペーサを使用す
るので、大気圧により初期寸法から適正セルギャップま
での変形が得られ易いという利点がある。
【0032】また、本発明により製造された液晶表示パ
ネルにおいては、表示部スペーサは常温で圧縮変形を受
けた状態で両基板に挟持されているので、適正セルギャ
ップが長期間表示領域全域で保持されるという利点があ
る。なぜなら、表示部スペーサの圧縮応力(抗力)がパ
ネル全体に作用しているので、パネル全体が外力に対し
て変形しにくい構造となるからである。また、表示部ス
ペーサが挟持されていないと、液晶表示パネル完成後、
表示部スペーサがパネル内で移動するおそれがあり、移
動した結果、偏在し、表示領域全域で均一にセルギャッ
プを保持する機能が失われてセルギャップが不均一にな
るという現象が起こりうるからである。
【0033】初期寸法から適正セルギャップまで弾性変
形するものとして、樹脂製のスペーサを用いると良い。
【0034】また第3の発明は、第1の発明又は第2の
発明の液晶表示パネルの製造方法において、シールとし
て、大気圧の作用により両基板に挟圧されても変形をほ
ぼ生じない材質のスペーサが混入されたシールを使用す
ることを特徴とする。したがって第3の発明の液晶表示
パネルの製造方法によれば、大気圧の作用により両基板
に挟圧されても変形をほぼ生じない材質のスペーサをシ
ールスペーサとして使用するので、シール部において両
基板間の間隙を精度良く保持できるという利点がある。
【0035】このシールスペーサのセルギャップ方向の
寸法としては、シールスペーサが両基板に挟圧された状
態において、表示領域のセルギャップが適正セルギャッ
プになる程度に設定する。適正セルギャップ値に対する
初期平均寸法の相対値は102.9%より大きく10
7.0%より小さい範囲内であることが好ましい。とく
に上記相対値は105%プラスマイナス2%であること
が望ましい。
【0036】また、シールスペーサに、大気圧の作用に
より両基板に挟圧されても変形をほぼ生じない材質を与
えるために、シールスペーサにはガラスやシリカ等の高
硬度の材料を用いると良い。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、薄膜トランジスタ(TF
T)駆動型カラー液晶表示(LCD)パネルを例にとっ
て、本発明の一実施の形態による液晶表示パネルの製造
方法につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一
実施の形態であって本発明を限定するものではない。
【0038】図1に本発明の製法による液晶表示パネル
10の模式断面図を示した。この液晶表示パネル10は
TFT駆動型カラーLCDパネルである。図1に示すよ
うに、液晶表示パネル10は、主に、TFT基板1と、
これに対向するカラーフィルタ基板2と、これらの基板
1、2間に挟持される液晶3と、両基板1、2を貼り合
わせるとともに液晶3を封止するシール4と、このシー
ル4内に混在するシールスペーサ5と、表示領域に配置
される表示部スペーサ6とから構成される。
【0039】表示部スペーサ6のセルギャップ方向の初
期平均寸法は、液晶表示を適正に行うために形成すべき
適正セルギャップ値d0より大きい値に設定されてい
る。セルギャップ方向の寸法には、スペーサが球形又は
円柱形の粒状スペーサであればその直径が、柱状スペー
サであればその高さが該当する。
【0040】また、表示部スペーサ6がパネル10に負
荷される大気圧によって適正セルギャップまで圧縮変形
可能な程度に、表示部スペーサ6の条件を設定するこの
スペーサの条件は、スペーサの性質(スペーサの寸法
(高さ、断面積等)、力学的性質(弾性、塑性)な
ど、)や、透明基板上で単位面積当たりに存在するスペ
ーサの数(透明基板上に存在するスペーサの密度)、シ
ールの粘度、液晶の粘度等に依存するので、予め計算若
しくは実験により、又はその双方により求める。
【0041】また、本実施の形態においては、初期寸法
から適正セルギャップ値d0まで弾性変形するものとし
て、表示部スペーサ6に樹脂製のスペーサを用いる。
【0042】また、本実施の形態においては、大気圧の
作用により両基板1、2に挟圧されても変形をほぼ生じ
ない材質のものとして、シールスペーサ5にガラス製の
スペーサを用いる。
【0043】図1(a)は、シール4が形成され表示部
スペーサ6が配置されたTFT基板1上に液晶3を滴下
し両基板1、2を真空室内で貼り合わせ、大気中に取り
出した直後の状態を示している。この状態では、液晶表
示パネル10内は大気圧より低い圧力状態(負圧)であ
り、液晶3はまだ液表示パネル10内全域を充たしてお
らず、真空部7が存在する。この後、液晶表示パネル1
0は、大気圧とパネル内の負圧との圧力差に起因して、
TFT基板1とカラーフィルタ基板2と間の距離が狭め
られるように変形する。図1においては、水平面上にT
FT基板1が下にされて載置された状態なので、カラー
フィルタ基板2が変形又は変動する。この変形・変動に
よって、液晶3は押しつぶされ、次第にパネル内で面方
向に広がり、真空部7が減少していく。
【0044】しかし、この液晶表示パネル10の変形
は、図1(b)に示すように、外周部より中央部で速く
進行する。これは、大気圧が基板に均等に負荷されるの
に対し、液晶3の粘度がシール4の粘度に比べて極めて
低いためである。すなわち、液晶3がカラーフィルタ基
板2に及ぼす抗力が、シール4がカラーフィルタ基板2
に及ぼす抗力に比べて小さいためである。液晶3の粘度
は、0.02(Pa・s)程度であり、シール4に使用
される接着樹脂の粘度は数十〜数百(Pa・s)程度で
ある。
【0045】液晶表示パネル10の変形が外周部より中
央部で速く進行するので、カラーフィルタ基板2の内面
は中央部に配置された表示部スペーサ6に最も早く到達
する。この到達後さらに変形が進行し、カラーフィルタ
基板2が表示部スペーサ6に圧接すると、カラーフィル
タ基板2は表示部スペーサ6の抗力を受け、その変形の
進行が抑制される。図1(b)はちょうどこの時の状態
を示す。図1(b)に示す状態においては、中央部に配
置された表示部スペーサ6は圧縮変形しており、中央部
のセルギャップが適正セルギャップd0とほぼ等しい値
となる。なぜなら、表示部スペーサ6のセルギャップ方
向の初期平均寸法は、適正セルギャップ値d0より大き
い値に設定し、表示部スペーサ6がパネル10に負荷さ
れる大気圧によって適正セルギャップまで圧縮変形可能
な程度に、表示部スペーサ6の条件を設定しているから
である。また、中央部のセルギャップが適正セルギャッ
プd0より小さい値に到達する場合があっても、適正セ
ルギャップと等しいセルギャップ方向の初期寸法を持つ
スペーサを使用する場合の最小到達セルギャップ程小さ
くなることはなく、適正セルギャップd0により近い値
に最小到達セルギャップを止めることができる。
【0046】また、図1(b)に示す状態においては、
真空部7がまだ存在し、パネル内外の圧力が平衡してい
ないので、この後も変形が進行する。その変形は専ら外
周部で進行する。中央部では、両基板1、2は表示部ス
ペーサ6の抗力を受け、その変形・変動の進行が抑制さ
れるからである。
【0047】その後、外周部の変形が進行し、図1
(c)に示すような状態となって液晶表示パネル10の
外周部の変形の進行がシールスペーサ5によって抑止さ
れる。図1(c)に示す状態は、外周部の変形が進み、
ついにはシールスペーサ5にカラーフィルタ基板2の内
面が当接した状態である。このとき、ガラス材質のシー
ルスペーサ5はほとんど変形しないので、両基板1、2
間の間隙が精度良く一定に保持される。
【0048】また、図1(c)に示す状態においては、
外周部に配置された表示部スペーサ6は両基板1、2に
挟圧されて、圧縮変形しほぼ適正セルギャップ値d0に
なっている。すなわち、外周部においてはほぼ適正セル
ギャップ値d0に到達している。
【0049】また、外周部に存在する液晶3がつぶされ
たことにより内圧が高まるので、図1(b)の時に中央
部のセルギャップが適正セルギャップd0より小さい値
に到達した場合にも中央部でセルギャップ値が適正セル
ギャップ値d0に回復する。
【0050】図1(c)の時、適正セルギャップよりわ
すかに大きいセルギャップとなっている部分が存在して
も、液晶3の量を、セルギャップが表示領域全域で適正
セルギャップ値d0になった状態でのパネル10内の容
積に等しい量に設定しているので、パネル10内には微
細な真空部(図示せず)が未だ存在し、パネル10内の
圧力は未だ大気圧と等しくなっていない。すなわち、パ
ネル10内は負圧であるので、パネル10内の容積と液
晶3の容積とが等しくなるまでゆっくりと表示領域全域
において適正セルギャップ値d0に向かってパネル10
が変形する。
【0051】その結果、液晶3がパネル10内の全域に
均一な厚みで行き渡り、真空部が消滅しパネル内外の圧
力が平衡して、表示領域全域で適正セルギャップ値d0
を有する液晶表示パネル10が得られる。このような液
晶表示パネル10によれば、良好な表示品質を確保する
ことができる。
【0052】次に、シール4を硬化させる。シール4に
紫外線硬化性接着剤を使用する場合には、紫外線を照射
することによりシール4を硬化させることができる。シ
ール4に熱硬化性接着剤を使用する場合には、120℃
程度の温度を1時間以上加える等してシール4を硬化さ
せることができる。
【0053】以後、パネル外形を切断し、前・背面に偏
光板を取り付ける等して液晶表示パネルを完成させる。
【0054】本実施の形態によれば、適正セルギャップ
と等しいセルギャップ方向の初期寸法を持つスペーサを
使用する従来法のように、パネル内外の圧力が平衡した
時に、シールスペーサ5にはカラーフィルタ基板2の内
面が当接していないということはなく、シールスペーサ
5は両基板1、2に挟持され、シール部において両基板
1、2の間隙を保持して適正な値に規制する働き(スペ
ーサとしての働き)を十分に発揮する。
【0055】また、外周部に配置された表示部スペーサ
6にカラーフィルタ基板2の内面が圧接しており、両基
板1、2の間隙を保持して適正な値に規制する働き(ス
ペーサとしての働き)を発揮している。
【0056】〔実験例〕次に、表示部スペーサ6をパネ
ル10に負荷される大気圧によって適正セルギャップま
で圧縮変形させ、表示領域全域で適正セルギャップを得
るために設定すべき表示部スペーサ6の条件を求めるた
めの本出願発明者による実験例につき説明する。
【0057】〔実験の内容〕初期平均寸法φ6.0μm
の球形の表示部スペーサ6を散布し、適正セルギャップ
値d0を液晶3の滴下量によって制御した。適正セルギ
ャップ値d0に対する初期平均寸法の相対値(6.0/
d0)を算出した。結果、得られた液晶表示パネルの状
態を検査した。
【0058】〔実験の条件〕以下に実験の条件を開示す
る。
【0059】(条件1)上記実施の形態に従う。
【0060】(条件2)図3に示すような、補助シール
8を使用した。
【0061】(条件3)表示部スペーサ6の形状として
は、球形、材質としては、ジビニルベンゼンの重合体樹
脂、直径としては、φ6.0μm、散布密度としては、
200〜250個/mm2とした。
【0062】(条件4)シール4及び補助シール8とし
て紫外線硬化性接着剤を使用し、その粘度としては、約
300(Pa・s)とした。
【0063】(条件5)シールスペーサ5の材質として
は、ガラス、形状としては、球形、寸法としては、φ
6.5μmとした。
【0064】(条件6)液晶3の粘度としては、0.0
18〜0.02(Pa・S)とした。
【0065】〔実験の結果及び検証〕以下に実験の結果
及び実験結果についての検証を開示する。
【0066】(i)(d0,6.0/d0)=(5.9
9,100.2%)シール4がパネル10の内側から外
側に向けて圧迫され、シール4の一部が破裂し液晶3が
シール4と補助シール8の間の領域に漏れ出した。これ
は表示部スペーサ6の初期寸法がd0に対し小さいため
であった。表示部スペーサ6の初期寸法を相対的にもっ
と大きくする必要がある。
【0067】(ii)(d0,6.0/d0)=(5.8
3,102.9%)シール4の外周面にひびが発見され
た。これは、シール4がパネル10の内側から外側に向
けて圧迫されたためであった。表示部スペーサ6の初期
寸法を相対的にもっと大きくする必要がある。
【0068】(iii)(d0,6.0/d0)=(5.7
2,104.9%)特に不具合は発見できなかった。
【0069】(iv)(d0,6.0/d0)=(5.6
1,107.0%)セルギャップにバラツキが見られ
た。これは表示部スペーサ6の初期寸法がd0に対しや
や大きいためであった。表示部スペーサ6の初期寸法を
もっと小さくする必要がある。
【0070】(v)(d0,6.0/d0)=(5.5
0,109.1%)セルギャップにバラツキが見られ
た。これは表示部スペーサ6の初期寸法がd0に対しや
や大きいためであった。表示部スペーサ6の初期寸法を
もっと小さくする必要がある。
【0071】以上の結果から、適正セルギャップ値に対
する初期平均寸法の相対値の最適値は、102.9%よ
り大きく107.0%より小さい範囲内にあり、好まし
くは105%プラスマイナス2%程度であると推定でき
た。より好ましくは105%程度である。この傾向はシ
ールの粘度が違ってもさほど変わらない。
【0072】以上のような実験により、表示部スペーサ
6をパネル10に負荷される大気圧によって適正セルギ
ャップまで圧縮変形させ、表示領域全域で適正セルギャ
ップを得るために設定すべき表示部スペーサ6の条件を
求めることができる。
【0073】
【発明の効果】上述のように本発明は、表示部スペーサ
として、液晶表示を適正に行うために形成すべき適正セ
ルギャップより大きいセルギャップ方向の初期寸法を持
つものを使用するので、セルギャップの不均一さを解消
することができ、表示領域全域で適正セルギャップを有
し良好な表示品質の液晶表示パネルが得られるという効
果がある。
【0074】また、本発明により製造された液晶表示パ
ネルにおいては、表示部スペーサは常温で圧縮変形を受
けた状態で両基板に挟持されているので、表示部スペー
サの圧縮応力(抗力)によってパネル全体が変形しにく
い構造となり、適正セルギャップが長期間表示領域全域
で保持されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製造方法を説明する概略工程断面
図である。
【図2】従来の製造方法を説明する概略工程断面図であ
る。
【図3】多面取り用のシール印刷及び液晶滴下後のTF
T基板を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 TFT基板 2 カラーフィルタ基板 3 液晶 4 シール 5 シールスペーサ 6、16 表示部スペーサ 7 真空部 8 補助シール 10、20 液晶表示パネル 22 着色層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルの製造方法において、対
    向する2枚の透明基板の少なくとも一方の基板上に表示
    領域を包囲するようにシール部材を形成する工程と、前
    記基板上の表示領域に、液晶表示を適正に行うために形
    成すべき適正セルギャップより大きいセルギャップ方向
    の初期寸法を有する第1スペーサを配置する工程と、前
    記基板上の前記シール部材の内側となる領域に液晶を滴
    下する工程と、前記液晶を滴下する工程の後に、真空室
    内で前記2枚の透明基板を前記シール部材を介在させて
    貼り合わせてパネルを構成する工程と、前記パネルを構
    成する工程の後、前記パネルを大気中に開放し、大気圧
    によって前記パネルを変形させることにより前記第1ス
    ペーサを変形させるとともに前記パネル内の容積と前記
    液晶の容積とが等しくなった後、前記シール部材を硬化
    させる工程とを有することを特徴とする液晶表示パネル
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1スペーサとして、初期寸法から
    前記適正セルギャップまで弾性変形するスペーサを使用
    することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シール部材として、大気圧の作用に
    より前記両基板に挟圧されても変形をほぼ生じない材質
    の第2スペーサが混入されたシール部材を使用すること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1スペーサは前記適正セルギャッ
    プに到るまで変形されることを特徴とする請求項1に記
    載の液晶表示パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記適正セルギャップ値に対する初期平
    均寸法の相対値が102.9%より大きく107.0%
    より小さい範囲内であることを特徴とする請求項1に記
    載の液晶表示パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記相対値は105%プラスマイナス2
    %であることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示パ
    ネルの製造方法。
JP2001144565A 2000-05-15 2001-05-15 液晶表示パネルの製造方法 Expired - Fee Related JP3653008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144565A JP3653008B2 (ja) 2000-05-15 2001-05-15 液晶表示パネルの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000142491 2000-05-15
JP2000-142491 2000-05-15
JP2001144565A JP3653008B2 (ja) 2000-05-15 2001-05-15 液晶表示パネルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002040451A true JP2002040451A (ja) 2002-02-06
JP3653008B2 JP3653008B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=26591923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001144565A Expired - Fee Related JP3653008B2 (ja) 2000-05-15 2001-05-15 液晶表示パネルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3653008B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100868006B1 (ko) * 2002-08-21 2008-11-11 삼성전자주식회사 최적화된 스페이서를 갖는 액정표시장치 및 이의액정표시장치의 제조방법
KR101243795B1 (ko) * 2006-06-28 2013-03-18 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시 장치의 리페어 방법 및 액정 표시 장치의 제조방법
JP2014032397A (ja) * 2012-07-13 2014-02-20 Panasonic Corp 撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100868006B1 (ko) * 2002-08-21 2008-11-11 삼성전자주식회사 최적화된 스페이서를 갖는 액정표시장치 및 이의액정표시장치의 제조방법
KR101243795B1 (ko) * 2006-06-28 2013-03-18 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시 장치의 리페어 방법 및 액정 표시 장치의 제조방법
JP2014032397A (ja) * 2012-07-13 2014-02-20 Panasonic Corp 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3653008B2 (ja) 2005-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3358606B2 (ja) 液晶表示パネルの製造方法
JPH11326922A (ja) 液晶表示パネルの製造方法
JP2001242469A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JP2001255542A (ja) 基板貼り合わせ方法及び基板貼り合わせ装置、並びに、液晶表示素子の製造方法及び製造装置
JPH05107531A (ja) 強誘電性液晶パネルと表示装置
JPH11264991A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP2001147437A (ja) 液晶表示パネル及びその製造方法
JP4854728B2 (ja) 液晶表示パネルの製造方法及び装置
US7145628B2 (en) Method for fabricating a liquid crystal panel comprising spacers having an initial size larger than an appropriate cell gap
JP2002040451A (ja) 液晶表示パネルの製造方法
JPH1164862A (ja) 液晶表示素子
JP2002040443A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH09258176A (ja) 曲面パネルおよびその製造方法
JPH10274773A (ja) 液晶セルおよびその製造方法
JPH05119325A (ja) 液晶パネル
JPS59231516A (ja) 液晶表示セル
JPH06160865A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JPH01114822A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP2903136B2 (ja) 液晶電気光学装置の製造方法
JP2000029051A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH07128626A (ja) 液晶表示装置の作製方法
JPH1031223A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP2000347198A (ja) 基板圧着装置、圧着制御方法及び液晶装置の製造方法
JPH1054994A (ja) 液晶パネルの製造方法
JPH10161138A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees