JP2002039173A - 直動ブロック装置 - Google Patents

直動ブロック装置

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JP2002039173A
JP2002039173A JP2000220277A JP2000220277A JP2002039173A JP 2002039173 A JP2002039173 A JP 2002039173A JP 2000220277 A JP2000220277 A JP 2000220277A JP 2000220277 A JP2000220277 A JP 2000220277A JP 2002039173 A JP2002039173 A JP 2002039173A
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linear motion
motion block
rail
rack gear
retainer
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JP2000220277A
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English (en)
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Toshio Wada
利夫 和田
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Enomoto Co Ltd
Original Assignee
Enomoto Co Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/041Ball or roller bearings having rollers crossed within a row
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/306Means to synchronise movements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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    • F16C33/46Cages for rollers or needles
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】直動ブロックの不要な、左右不均等な滑りを生
じない直動ブロック装置を提供する。 【解決手段】レールの左右の内側面に長手方向へ全長に
わたって第1のラック歯車を取り付け、直動ブロックの
左右の側面に長手方向へ全長にわたって第2のラック歯
車を取り付け、レールと直動ブロックとの間にリテーナ
ーを介在させ、当該リテーナーにピニオン歯車を回転自
在に取り付け、当該ピニオン歯車が第1のラック歯車及
び第2のラック歯車に噛合し回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は直動ブロック装置に
関する。直動ブロック装置は、直線状に伸びるレール
と、そのレールに案内されて直線運動する直動ブロック
とからなる。
【0002】
【従来の技術】従来の直動ブロック装置は、直動ブロッ
クとレールとの間に、ボールベアリング、ローラーベア
リング、クロス・ローラー・ベアリング、摺動部材ある
いはこれらの組合せのみを介在させていた。ボールベア
リングを介在させる態様の1つとしては、直動ブロック
とレールとの間にリテーナーを介在させ、リテーナーに
ボールベアリングを回転自在に取り付け、各ボールベア
リングがレール及び直動ブロックに当接し回転する方法
が公知である。他の態様としては、直動ブロックの内部
にリターン路を穿ち、多数のボールベアリングを環状に
配置し無限循環させる方法も公知である。さらに他の態
様としては、ボールベアリングを直動ブロックの表面に
回転自在に取り付ける方法も考えられる。同様に、ロー
ラーベアリングやクロス・ローラー・ベアリングや摺動
部材も介在させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
直動ブロック装置においては、不必要な滑りを防ぐこと
がまったく考慮されておらず、直動ブロックの左右の滑
り量が不均等になることがある。すると、直動ブロック
がレールの長手方向に対し平行ではなく、傾いた姿勢と
なり、直動ブロックがレールに「かみ付き」、ついに
は、移動不能となり、問題である。特に、直動ブロック
の不必要な滑りは、直動ブロックの移動方向が反転する
時点に生じやすい。
【0004】そこで、本発明の目的は、直動ブロックの
不要な、不均等な滑りを生じさせない直動ブロック装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載の直動ブロック装置、すなわち、U字形断面のレー
ルの中に沿って略直方体形状の直動ブロックが、直線運
動する直動ブロック装置において、レールの左右の内側
面に長手方向へ全長にわたって第1のラック歯車を取り
付け、直動ブロックの左右の側面に長手方向へ全長にわ
たって第2のラック歯車を取り付け、レールと直動ブロ
ックとの間にリテーナーを介在させ、当該リテーナーに
ピニオン歯車を回転自在に取り付け、当該ピニオン歯車
が第1のラック歯車及び第2のラック歯車に噛合し回転
することを特徴とする直動ブロック装置によって、達成
される。
【0006】また、上記目的は、請求項2に記載の直動
ブロック装置、すなわち、U字形断面のレールの中に沿
って略直方体形状の直動ブロックが直線運動する直動ブ
ロック装置において、レールの水平部上面に長手方向へ
全長にわたって第1のラック歯車を取り付け、直動ブロ
ックの下面に長手方向へ全長にわたって第2のラック歯
車を取り付け、レールと直動ブロックとの間にリテーナ
ーを介在させ、当該リテーナーにピニオン歯車を回転自
在に取り付け、当該ピニオン歯車が第1のラック及び第
2のラック歯車に噛合し回転することを特徴とする直動
ブロック装置によっても、達成される。
【0007】また、上記目的は、請求項3に記載の直動
ブロック装置、すなわち、長方形断面のレールに跨り、
水平部とその両端に繋がる2つの垂下部とからなる逆U
字形断面の直動ブロックが当該レールに沿って直線運動
する直動ブロック装置において、レールの左右の外側面
に長手方向へ全長にわたって第1のラック歯車を取りつ
け、直動ブロックの左右の垂下部の内側面に長手方向へ
全長にわたって第2のラック歯車を取りつけ、レールと
直動ブロックとの間にリテーナーを介在させ、当該リテ
ーナーにピニオン歯車を回転自在に取り付け、当該ピニ
オン歯車が第1のラック歯車及び第2のラック歯車に噛
合し回転することを特徴とする直動ブロック装置によっ
ても、達成される。
【0008】また、上記目的は、請求項4に記載の直動
ブロック装置、すなわち、長方形断面のレールに跨り、
水平部とその両端に繋がる2つの垂下部とからなる逆U
字形断面の直動ブロックが当該レールに沿って直線運動
する直動ブロック装置において、レールの上面に長手方
向へ全長にわたって第1のラック歯車を取り付け、直動
ブロックの水平部下面に長手方向へ全長にわたって第2
のラック歯車を取り付け、レールと直動ブロックとの間
にリテーナーを介在させ、当該リテーナーにピニオン歯
車を回転自在に取り付け、当該ピニオン歯車が第1のラ
ック歯車及び第2のラック歯車に噛合し回転することを
特徴とする直動ブロック装置によっても、達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して説明する。
【0010】第1実施形態 図1は本発明に係る第1の実施形態の直動ブロック装置
の正面断面図である。
【0011】U字形断面のレール2は、水平部20と、
その両端から直立する直立部21、22とからなる。直
立部21の内側面210の上部には長方形溝211が形
成され、下部には平面212と平面213とからなる直
角溝が形成されている。長方形溝211及び直角溝は、
それぞれ、レール2の長手方向へ全長にわたって直線状
に伸びている。同様に、直立部22の内側面220の上
部には直方形溝221が形成され、下部には平面222
と平面223とからなる直角溝が形成されている。長方
形溝221及び直角溝は、それぞれ、レール2の長手方
向へ全長にわたって直線状に伸びている。なお、直立部
21は上面200、内側面210、外側面270によっ
て囲まれており、水平部20は内底面230と外底面2
60によって囲まれており、そして、直立部22は上面
240、内側面220、外側面250によって囲まれて
いる。
【0012】レール2の直立部21、22のそれぞれの
内側面210、220に形成した長方形溝211、22
1にはラッチ歯車33、34が取り付けてある。ラッチ
歯車33、34は、それぞれ、レール2の内側面21
0、220に向かって歯が露出しており、歯は直立方向
へ向いており、多数の歯が所定のピッチで平行に長手方
向に配置されている。
【0013】略直方体形状の直動ブロック1の側面11
0の上部には長方形溝111が形成され、下部には平面
112と平面113とからなる直角溝が形成されてい
る。長方形溝111及び直角溝は、直動ブロック1の長
手方向へ全長にわたって直線状に伸びている。同様に、
直動ブロック1の側面120の上部には長方形溝121
が形成され、下部には平面122と平面123とからな
る直角溝が形成されている。長方形溝121及び直角溝
は直動ブロック1の長手方向へ全長にわたって直線状に
伸びている。なお、直動ブロック1は上面100と側面
110と下面130と側面120と、不図示の前面と、
不図示の背面とによって囲まれている。
【0014】直動ブロック1の側面110、120にそ
れぞれ形成した長方形溝111、121には、ラッチ歯
車31、32が取り付けてある。ラッチ歯車とは、直線
状あるいはV字状の歯が所定の間隔(ピッチ)で互いに
平面上に並べられた歯車である。ラッチ歯車31、32
の歯は外表面に向かって露出しており、各々の歯は直立
方向へ向いており、多数の歯が所定のピッチで平行に長
手方向に配置されている。
【0015】図2は第1実施形態におけるクロスローラ
ーベアリングとピニオン歯車とリテーナーとを示す図で
あり、(a)はその側面図であり、(b)はその正面図
である。ホルダー53は平板であり、多数の窓が形成さ
れている。各々の窓には、1個ずつローラーベアリング
61、62が、その回転軸のまわりに自由に回転できる
ように、保持されている。ローラーベアリング61の回
転軸は、ホルダー53の面に垂直で、かつ、短辺に平行
な平面内にあるが、ホルダー53の面となす角度は+4
5°である。一方、ローラーベアリング62の回転軸
は、同様にホルダー53の面に垂直で、かつ、短辺に平
行な面内にあるが、しかし、ホルダー53の面となす角
度は−45°である。すなわち、ローラーベアリング6
1の回転軸とローラーベアリング62の回転軸とは、ね
じれの位置関係にある。同様に、隣合うローラーベアリ
ングの回転軸は、互いにねじれの位置関係にある。この
ようにして、クロース・ローラー・ベアリングが構成さ
れている。
【0016】ピニオン歯車41は歯部410と、その両
側へ突出する回転軸部411とからなる。回転軸部41
1は平板状のホルダー51に回転自在に取り付けられ、
ホルダー51に設けた窓からピニオン歯車41の歯部4
10が両面側へ突出している。
【0017】そして、ピニオン歯車41の走行方向とク
ロス・ローラー・ベアリングの走行方向とが平行となる
ように、リテーナー70によって結合されている。
【0018】まったく同様に、ローラーベアリング63
等はホルダー54に対し−45°の角度をなし、隣合う
ローラーベアリングが互いにねじれの位置関係にあり、
クロス・ローラー・ベアリングが構成されている。
【0019】同様に、ピニオン歯車42は歯部420
と、その両側へ突出する回転軸部421とからなる。回
転軸部421は平板状のホルダー52に回転自在に取り
付けられ、ホルダー52に設けた窓からピニオン歯車4
2の歯部420が両面側へ突出している。
【0020】そして、同様に、ピニオン歯車42の走行
方向とクロス・ローラー・ベアリングの走行方向を平行
に保つようにリテーナーによって結合されている。
【0021】レール2の凹部内に直動ブロック1を配置
すると、レール2の長方形溝211と直動ブロック1の
長方形溝111とが対向し、レール2の直角溝と直動ブ
ロック1の直角溝とが対向し、平面212、213、1
13、112によって正方形断面の柱状空間が形成され
る。
【0022】同様に、レール2の長方形溝221と直動
ブロック1の長方形溝121とが対向し、レール2の直
角溝と直動ブロック1の直角溝とが対向し、平面22
2、223、123、122によって正方形断面の柱状
空間が形成される。
【0023】そして、レール2と直動ブロック1との間
にローラーベアリング61、63等からなるクロス・ロ
ーラー・ベアリング及びピニオン歯車41、42を介在
させる。
【0024】クロス・ローラー・ベアリングの各々のロ
ーラー・ベアリングは、レール2の平面と、それに平行
な直動ブロック1の平面とに、ともに接触し回転走行す
る。平面212と平面113、平面213と平面11
2、平面222と平面123、平面223と平面122
である。
【0025】また、ピニオン歯車41の歯部410はラ
ッチ歯車33及びラッチ歯車31に噛合し回転走行す
る。同様に、ピニオン歯車
【0026】本第1実施形態においては、クロス・ロー
ラー・ベアリングによって、直動ブロック1がレール2
に案内されて、円滑に直線運動することができるととも
に、ピニオン歯車とラッチ歯車によって、直動ブロック
1はレール2に対して滑ることなく、常に、平行を保ち
ながら直線運動することができる。
【0027】第2実施形態 図3は本発明に係る第2実施形態の直動ブロック装置の
正面断面図である。
【0028】U字形断面のレール2は、水平部20と、
その両端から直立する直立部21、22とからなる。直
立部21の内側面210の上下方向中央には平面212
と平面213とからなる直角溝が形成され、直立部22
の内側面220の上下方向中央には平面222と平面2
23とからなる直角溝が形成され、水平部20の内底面
230の左右方向中央には長方形溝231が形成されて
いる。長方形溝231及び直角溝は、それぞれ、レール
2の長手方向へ全長にわたって直線状に伸びている。
【0029】レール2に形成した長方形溝231には、
ラッチ歯車36が取り付けてある。ラッチ歯車36は、
平歯車であり、レール2の内面に向かって歯が露出して
おり、歯はレール2の長手方向に対し直角方向へ向いて
おり、多数の歯が所定のピッチで長手方向に配置されて
いる。
【0030】略直方体形状の直動ブロック1の側面11
0の上下方向中央には平面112と平面113とからな
る直角溝が形成され、側面120の上下方向中央には平
面122と平面123とからなる直角溝が形成され、下
面130の左右方向中央には長方形溝131が形成され
ている。長方形溝131及び直角溝は、それぞれ、直動
ブロック1の長手方向へ全長にわたって直線状に伸びて
いる。
【0031】直動ブロック1の下面130に形成した長
方形溝231にも、ラッチ歯車35が取り付けてある。
ラッチ歯車の歯は直線状であってもV字状であっても、
あるいはW字状であってもよい。
【0032】レール2の凹部内に直動ブロック1を配置
すると、レール2の長方形溝231と直動ブロック1の
長方形溝131とが対向し、レール2の直角溝と直動ブ
ロックの直角溝とが対向し、平面212、213、11
3、112によって正方形断面の柱状空間が形成され、
平面222、223、123、122によって、別の正
方形断面の柱状空間が形成される。
【0033】そして、レール2と直動ブロック1との間
に、ローラーベアリング65、67等からなるクロス・
ローラー・ベアリング及びピニオン歯車43を介在させ
る。
【0034】クロス・ローラー・ベアリングの各々のロ
ーラー・ベアリングは、レール2の平面と、それに平行
な直動ブロック1の平面とに、ともに接触し回転走行す
る。平面212と平面113、平面213と平面11
2、平面222と平面123、平面223と平面122
の組合せである。
【0035】また、ピニオン歯車43の歯部430はラ
ッチ歯車35及びラッチ歯車36に噛合し回転走行す
る。
【0036】直動ブロック1の中央には、長手方向へ伸
びるスプライン・ナット8が取り付けてあり、内表面に
は螺旋ねじ溝が形成されている。スプライン・ナット8
は炭素繊維分散樹脂や含油合金(焼結合金)でできてい
る。不図示のスプライン軸とスプライン・ナット8が螺
合しており、スプライン軸が正逆回転することによっ
て、直動ブロック1は正逆方向へ直線運動するように駆
動される。
【0037】本第2実施形態においては、クロス・ロー
ラー・ベアリングによって直動ブロック1がレール2に
案内されて、円滑に直線運動することができるととも
に、ピニオン歯車とラッチ歯車によって直動ブロック1
はレール2に対し不要な滑りを生じることなく直線運動
を行うことができる。また、第1実施形態に比べて、ピ
ニオン歯車及びラッチ歯車の個数を半分にすることがで
きる。
【0038】第3実施形態 図4は本発明に係る第3実施形態の直動ブロック装置の
正面断面図である。
【0039】略直方体形状のレール2の側面201の上
部には長方形溝211が形成され、下部には平面212
と平面213とからなる直角溝が形成されている。同様
に、レール2の他の側面203の上部には長方形溝23
1が形成され、下部には平面232と平面233とから
なる直角溝が形成されている。なお、レール2は、上面
200、側面201、下面202、側面203、不図示
の前面、及び不図示の背面によって囲まれている。
【0040】逆U字形断面の直動ブロック9は水平部9
1と、その両端から垂下する垂下部92、93と、から
なる。垂下部92の内側面910の上部には長方形溝9
11が形成され、下部には平面912と平面913とか
らなる直角溝が形成されている。同様に、垂下部93の
内側面970の上部には長方形溝971が形成され、下
部には平面972と平面973とからなる直角溝が形成
されている。
【0041】レール2に形成した長方形溝211及び2
31には、それぞれ、ラッチ歯車37、38が取り付け
てある。また、直動ブロック9の内側面910及び97
0に形成された長方形溝911、971には、それぞ
れ、ラッチ歯車39、40が取り付けてある。
【0042】レール2を跨いで直動ブロック9を取り付
けると、レール2の長方形溝211と直動ブロック9の
長方形溝911は対向し、レール2の長方形溝231と
直動ブロック9の長方形溝971は対向し、レール2の
直角溝と直動ブロックの直角溝は対向し、平面212、
213、913、912によって正方形断面の柱状空間
が形成され、平面232、233、973、972によ
って別の正方形断面の柱状空間が形成される。
【0043】そして、レール2と直動ブロック9との間
に、ローラーベアリング68、69等からなるクロス・
ローラー・ベアリング及びピニオン歯車44、45を介
在させる。
【0044】クロス・ローラー・ベアリングの各々のロ
ーラー・ベアリングは、レール2の平面と、それに平行
な直動ブロック9の平面とに、ともに接触し回転走行す
る。平面212と平面913、平面213と平面91
2、平面232と平面973、平面233と平面972
の組合せである。
【0045】また、ピニオン歯車44の歯部440はラ
ッチ歯車37及びラッチ歯車39に噛合し回転走行す
る。同様に、ピニオン歯車45の歯部450はラッチ歯
車38及びラッチ歯車40に噛合し回転走行する。
【0046】本第3実施形態においては、クロス・ロー
ラー・ベアリングによって、直動ブロック9がレール2
に案内されて、円滑に直線運動することができるととも
に、ピニオン歯車とラッチ歯車によって直動ブロック9
はレール2に対し不要な滑りを生じることなく直線運動
を行うことができる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る直動ブロック装置において
は、レール及び直動ブロックにラッチ歯車を長手方向へ
沿って取り付け、その間にピニオン歯車を介在させ、噛
合し回転走行させるので、レールと直動ブロックとの間
に滑りが生じることがなく、直動ブロックはレールに対
し常に平行を保っており、傾くことがない。その結果、
直動ブロックがレールにくい付いて走行できなくなるこ
とがない。特に、直線運動の方向が反転する時における
直動ブロックの移動の乱れを完全に解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の直動ブロック装
置の正面断面図である
【図2】第1実施形態におけるクロスローラーベアリン
グとピニオン歯車とリテーナーとを示す図であり、
(a)はその側面図であり、(b)はその正面図であ
る。
【図3】本発明に係る第2実施形態の直動ブロック装置
の正面断面図である。
【図4】本発明に係る第3実施形態の直動ブロック装置
の正面断面図である。
【符号の説明】
1 直動ブロック 100 上面 110 側面 111 長方形溝 112 平面 113 平面 120 側面 121 長方形溝 122 平面 123 平面 130 下面 131 長方形溝 2 レール 20 水平部 201 側面 202 下面 203 側面 230 内底面 260 外底面 231 長方形溝 21 直立部 200 上面 210 内側面 211 長方形溝 212 平面 213 平面 270 外側面 22 直立部 240 上面 220 内側面 221 長方形溝 222 平面 223 平面 250 外側面 232 平面 233 平面 8 スプライン・ナット 9 直動ブロック 91 水平部 910 内側面 911 長方形溝 912 平面 913 平面 92 垂下部 93 垂下部 970 内側面 971 長方形溝 972 平面 973 平面 31 ラッチ歯車 32 ラッチ歯車 33 ラッチ歯車 34 ラッチ歯車 35 ラッチ歯車 36 ラッチ歯車 37 ラッチ歯車 38 ラッチ歯車 39 ラッチ歯車 40 ラッチ歯車 41 ピニオン歯車 410 歯部 411 回転軸部 42 ピニオン歯車 420 歯部 421 回転軸部 43 ピニオン歯車 430 歯部 440 歯部 44 ピニオン歯車 45 ピニオン歯車 450 歯部 51 ホルダー 52 ホルダー 53 ホルダー 54 ホルダー 61 ローラーベアリング 62 ローラーベアリング 63 ローラーベアリング 65 ローラーベアリング 67 ローラーベアリング 68 ローラーベアリング 69 ローラーベアリング 70 リテーナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字形断面のレールの中に沿って略直方
    体形状の直動ブロックが、直線運動する直動ブロック装
    置において、 レールの左右の内側面に長手方向へ全長にわたって第1
    のラック歯車を取り付け、直動ブロックの左右の側面に
    長手方向へ全長にわたって第2のラック歯車を取り付
    け、レールと直動ブロックとの間にリテーナーを介在さ
    せ、当該リテーナーにピニオン歯車を回転自在に取り付
    け、当該ピニオン歯車が第1のラック歯車及び第2のラ
    ック歯車に噛合し回転することを特徴とする直動ブロッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】 U字形断面のレールの中に沿って略直方
    体形状の直動ブロックが直線運動する直動ブロック装置
    において、 レールの水平部上面に長手方向へ全長にわたって第1の
    ラック歯車を取り付け、直動ブロックの下面に長手方向
    へ全長にわたって第2のラック歯車を取り付け、レール
    と直動ブロックとの間にリテーナーを介在させ、当該リ
    テーナーにピニオン歯車を回転自在に取り付け、当該ピ
    ニオン歯車が第1のラック及び第2のラック歯車に噛合
    し回転することを特徴とする直動ブロック装置。
  3. 【請求項3】 長方形断面のレールに跨り、水平部とそ
    の両端に繋がる2つの垂下部とからなる逆U字形断面の
    直動ブロックが当該レールに沿って直線運動する直動ブ
    ロック装置において、 レールの左右の外側面に長手方向へ全長にわたって第1
    のラック歯車を取りつけ、直動ブロックの左右の垂下部
    の内側面に長手方向へ全長にわたって第2のラック歯車
    を取りつけ、レールと直動ブロックとの間にリテーナー
    を介在させ、当該リテーナーにピニオン歯車を回転自在
    に取り付け、当該ピニオン歯車が第1のラック歯車及び
    第2のラック歯車に噛合し回転することを特徴とする直
    動ブロック装置。
  4. 【請求項4】 長方形断面のレールに跨り、水平部とそ
    の両端に繋がる2つの垂下部とからなる逆U字形断面の
    直動ブロックが当該レールに沿って直線運動する直動ブ
    ロック装置において、 レールの上面に長手方向へ全長にわたって第1のラック
    歯車を取り付け、直動ブロックの水平部下面に長手方向
    へ全長にわたって第2のラック歯車を取り付け、レール
    と直動ブロックとの間にリテーナーを介在させ、当該リ
    テーナーにピニオン歯車を回転自在に取り付け、当該ピ
    ニオン歯車が第1のラック歯車及び第2のラック歯車に
    噛合し回転することを特徴とする直動ブロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102009014890B4 (de) 2009-03-25 2023-03-23 Ewellix AB Linearführung mit zwangsgeführtem Käfig

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