JP2002039135A - 軽量気泡コンクリート用ねじ - Google Patents

軽量気泡コンクリート用ねじ

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JP2002039135A
JP2002039135A JP2000221770A JP2000221770A JP2002039135A JP 2002039135 A JP2002039135 A JP 2002039135A JP 2000221770 A JP2000221770 A JP 2000221770A JP 2000221770 A JP2000221770 A JP 2000221770A JP 2002039135 A JP2002039135 A JP 2002039135A
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JP
Japan
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screw
cellular concrete
lightweight cellular
thread
tip
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JP2000221770A
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English (en)
Inventor
Koichi Kakizawa
宏一 柿澤
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OKITSU RASEN CO Ltd
OKITSU RASEN KK
Original Assignee
OKITSU RASEN CO Ltd
OKITSU RASEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量気泡コンクリート層内へのねじ込みが容
易で、ねじ止め作業が楽にでき、しかも、引抜き方向へ
の引っ張り力に対する軽量気泡コンクリートの抵抗が大
きく、部材を確実に保持し得る軽量気泡コンクリート用
ねじを提供する。 【解決手段】 頭部1とねじ部2と円錐形状の先端部3
とよりなる軽量気泡コンクリート用ねじにおいて、上記
ねじ部2におけるねじ山5の引抜き側フランク角αを1
0°〜20°、進入側フランク角βを35°〜45°に
形成し、上記円錐形状の先端部3はねじ部2の谷径L2
と同一又は谷径より小径に形成し、且つ先端部3の一側
に切り刃7を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔らかな軽量気泡
コンクリートに使用するねじであって、保持力の高い軽
量気泡コンクリート用ねじに関する。
【0002】
【従来の技術】軽量気泡コンクリート(ALC)に化粧
板等の部材をねじ止めする場合、柔らかな軽量気泡コン
クリート層内へのねじ込みと保持を可能とするため、特
殊な軽量気泡コンクリート用ねじが使用されている。従
来のねじは、予め軽量気泡コンクリートに電動ドリル等
で下孔を開けておき、上記下孔にネイルプラグと称され
るプラスチック製の筒体を挿入し、しかる後、上記ネイ
ルプラグ内にねじを進入させ、ネイルプラグを膨らませ
て軽量気泡コンクリートに食い込ませるようにして取付
けるものである。
【0003】上記従来の軽量気泡コンクリート用ねじに
よると、予め下孔を開ける作業や下孔にネイルプラグを
挿入する作業が必要であり、ねじ止め作業が面倒であっ
た。また、引抜き方向への引っ張り力に対する軽量気泡
コンクリートの抵抗が小さいため、ねじが緩み易く、軽
量気泡コンクリートに部材を確実に保持することができ
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消しようとするものであって、柔らかな軽量気泡コ
ンクリート層内へのねじ込みが容易で、ねじ止め作業が
楽にでき、しかも引抜き方向への引っ張り力に対する軽
量気泡コンクリートの抵抗が大きく、部材を確実に保持
し得る軽量気泡コンクリート用ねじを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の軽量気泡コンクリート用ねじは、頭部とね
じ部と円錐形状の先端部とよりなる軽量気泡コンクリー
ト用ねじにおいて、上記ねじ部におけるねじ山の引抜き
側フランク角を10°〜20°、進入側フランク角を3
5°〜45°に形成し、上記円錐形状の先端部はねじ部
の谷径と同一又は谷径より小径に形成し、且つ先端部の
一側に切り刃を形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記本発明の軽量気泡コンクリート用ねじは、
化粧板等の部材に予め穿設した取付け孔にねじの先端部
を差し通し、電動ドリルを用いて先端部を軽量気泡コン
クリートに押圧すると、先端部の一側に設けた切り刃に
よりねじ部の谷径と同一又は谷径より小径に形成した先
端部の径の大きさの下孔が穿設される。ねじの進入に伴
い、先端部により形成された下孔の周壁にねじ部のねじ
山が食い込み、軽量気泡コンクリートへの部材の締結が
行われるのである。
【0007】上記締結状態にあっては、下孔が形成され
た部分の周壁にねじ部のねじ山が食い込むようにしたか
ら、ねじ込みにより横方向へ押し潰される部分の体積が
少なく、ほぼねじ山の形状に押し潰されて、その周囲の
軽量気泡コンクリート層は破壊されずに残る。そして、
破壊された軽量気泡コンクリートの粉粒物は、その体積
を大きく減じて、ねじ山の谷部に食い込んで緻密な硬質
層を形成する。しかも、ねじ山の引抜き側フランク角が
10°〜20°に形成されているため、部材に引っ張り
力が加えられても、残った軽量気泡コンクリート層によ
り大きな引抜き抵抗が生じ、ねじの緩みを生ずることが
ない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の実施形態を説明する。本実施形態の軽量気泡コンク
リート用ねじは、頭部1とねじ部2と円錐形状の先端部
3とよりなり、上記頭部1には電動工具の係合用凹部4
を設けている。また、ねじ部2におけるねじ山5は、引
抜き側フランク角αを10°〜20°、好ましくは15
°に形成し、進入側フランク角βを35°〜45°、好
ましくは40°のねじ山5を形成している。ねじ山5の
引抜き側フランク角αを10°〜20°、好ましくは1
5°に形成したのは、引抜き方向への引っ張り力に対す
る軽量気泡コンクリートの抵抗が大きくなるようにした
ものである。また、進入側フランク角βを35°〜45
°、好ましくは40°のねじ山5を形成したのは、ねじ
込みと同時に、軽量気泡コンクリートの一部を破壊して
粉粒物とするためであり、破壊された軽量気泡コンクリ
ート10の粉粒物を、その体積を大きく減じて、ねじ山
5の谷部に食い込ませ緻密な硬質層11を形成するため
である。
【0009】また、上記先端部3は円錐形状をなし、そ
の基端の径L1 は、ねじの谷径L2と同一またはこれよ
り小径であり、先端部3の基端から先端に亘って凹部6
を設け、その一側辺に切り刃7を形成している。上記切
り刃7は、軽量気泡コンクリートに先端部3を押し当て
て回転させることにより、ねじ山5の食い込みに先立っ
て、軽量気泡コンクリートに下孔を形成する機能を有す
る。
【0010】以上の構成を基にその作用を説明する。上
記軽量気泡コンクリート用ねじを、化粧板等の部材8に
予め穿設した取付け孔9に挿入し、頭部1の凹部4に電
動工具を係合して軽量気泡コンクリート10に押圧しな
がら回転させる。すると、図5に示すように、まず、先
端部3の切り刃7により軽量気泡コンクリート10は切
削される。切り刃7により切削された軽量気泡コンクリ
ート10の粉粒物はその体積を大きく減じて、ねじの進
入に伴い、その孔の周壁内に閉じ込められる。そして、
この切削により、まず、ねじの谷径L2 とほぼ同一径の
下孔が形成される。
【0011】次に、ねじの進入に伴い、先端部3により
形成された下孔の周壁にねじ部2のねじ山5が食い込
み、軽量気泡コンクリート10を破壊しながら、締結が
行われる。上記締結時には、予め下孔が形成された部分
の周壁にねじ部のねじ山が食い込むようにしたから、ね
じ込みにより横方向へ押し潰される部分の体積が少な
く、ほぼねじ山5の形状に押し潰されて、その周囲の軽
量気泡コンクリート10層は破壊されずに残る。そし
て、破壊された軽量気泡コンクリート10の粉粒物は、
その体積を大きく減じて、ねじ山5の谷部に食い込んで
緻密な硬質層11を形成する。このように形成された硬
質層11内にねじ山5が食い込み、硬質層11は更に硬
質となる。
【0012】したがって、軽量気泡コンクリート用ねじ
を使用すれば、本発明の下孔を電動ドリル等であける作
業や、ネイルプラグを挿入する作業が不要で、ねじ止め
作業が楽にできる。また、切り刃7を設けた先端部3に
より、ねじの谷径に相当する孔が切削され、この孔の周
壁にねじ山5を食い込ませるものであるから、ねじ込み
が容易である。
【0013】しかも、上記締結状態にあっては、ねじ山
5の引抜き側フランク角αを10°〜20°、好ましく
は15°に形成したから、引抜き方向への引っ張り力に
対する軽量気泡コンクリートの抵抗が大きくなる。これ
は、引き抜き方向に対してねじ部2の引抜き側フランク
がいわゆる「寝た状態」となっているからであり、これ
が破壊されていないねじ山5の周囲の軽量気泡コンクリ
ート10層と噛み合って抵抗となるからである。従っ
て、部材8に引っ張り力が加えられても、ねじが緩んで
部材8が軽量気泡コンクリートから離脱するようなこと
がない。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る軽量気泡コンクリート用ね
じによるときは、下孔を電動ドリル等であける作業や、
ネイルプラグを挿入する作業が不要で、ねじ止め作業が
楽にできる。また、切り刃を設けた先端部により、ねじ
の谷径に相当する孔が切削され、この孔の周壁にねじ山
を食い込ませるものであるから、ねじ込みが容易であ
る。
【0015】また、ねじ山の引抜き側フランク角を10
°〜20°に形成することにより、引き抜き方向への軽
量気泡コンクリートの抵抗が大きくなるように形成した
から、引き抜き方向に大きな引っ張り力が働いても、ね
じが緩むことがなく、部材を確実に保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の軽量気泡コンクリート用ね
じを示す側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上軽量気泡コンクリート用ねじの要部を示す
側面図である。
【図4】同上軽量気泡コンクリート用ねじのA−A線端
面図である。
【図5】同上軽量気泡コンクリート用ねじの締結状態を
示す縦断面図である。
【図6】同上軽量気泡コンクリート用ねじの締結状態を
示す縦断面図である。
【図7】同上軽量気泡コンクリート用ねじの締結状態を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 頭 部 2 ねじ部 3 先端部 5 ねじ山 α 引抜き側フランク角 β 進入側フランク角 L1 先端部の谷径 L2 ねじの谷径 7 切り刃 8 部 材 10 軽量気泡コンクリート 11 硬質層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部とねじ部と円錐形状の先端部とより
    なる発泡コンクリート用ねじにおいて、上記ねじ部にお
    けるねじ山の引抜き側フランク角を10°〜20°、進
    入側フランク角を35°〜45°に形成し、上記円錐形
    状の先端部はねじ部の谷径と同一又は谷径より小径に形
    成し、且つ先端部の一側に切り刃を形成したことを特徴
    とする軽量気泡コンクリート用ねじ。
JP2000221770A 2000-07-24 2000-07-24 軽量気泡コンクリート用ねじ Pending JP2002039135A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010084469A1 (en) * 2009-01-21 2010-07-29 Itw Australia Pty Ltd Self drilling screw
JP2018112208A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 株式会社カネカ 発泡体用ねじ及び発泡体用ねじを使用した構造体

Cited By (3)

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