JP2018112208A - 発泡体用ねじ及び発泡体用ねじを使用した構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】発泡体に直接的にねじ込むことができ、かつ、充分な引き抜き強度を得ることができる発泡体用ねじ及びこの発泡体用ねじを使用した構造体を提供する。【解決手段】発泡体用ねじは、外周面に螺旋状にねじ山が設けられたねじ胴部と、ねじ胴部の先端に設けられたテーパ状のねじ先端部と、ねじ胴部の後端に設けられたねじ頭部とを備えている。ねじ胴部の各ねじ山は、追い側フランクのフランク角が進み側フランクのフランク角より小さく形成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、発泡体用ねじ及びこの発泡体用ねじを発泡体に関する固定用に使用した構造体に関する。
発泡体は、非発泡体に比して剛性が著しく低いため、この発泡体に部材を固定する際又は発泡体自体を固定する際に、ねじを発泡体に直接的にねじ込んで固定を行うことはほとんど行われていない。一方、近年、軽量性や加工容易性から、木材や(非発泡)樹脂材に代えて樹脂発泡体を用いることが多くなり、この種の発泡体に関してねじ固定を行うことが強く望まれてきている。
一般的な木材用ねじを発泡体にねじ込むことによって固定を行うことは、このような木材用ねじでは、発泡体に対して充分な引っ張り強度(引き抜き強度)が得られないので実現が難しかった。一方、樹脂用ねじとして、特許文献1には、ねじ山の上部に、締め付け方向に対して抵抗が小であり反対方向に対して抵抗が大である切り欠きを設けたタッピングねじが開示されている。
特許文献1に記載の樹脂用ねじによれば、締め付け方向に対して抵抗が小であり反対方向に対して抵抗が大である切り欠きを設けているため、ねじ込む際には小さな締め付け力を加えるのみで良く、しかもゆるみにくいので確実なねじ止めを行うことができる。しかしながら、この樹脂用ねじは、剛性の高い非発泡樹脂材への固定用であり、剛性の低い発泡体に適用することは難しく、また、充分な引き抜き強度を得ることができないので確実な固定を行うことができなかった。
従って本発明の目的は、発泡体に直接的にねじ込むことができ、かつ、充分な引き抜き強度を得ることができる発泡体用ねじ及びこの発泡体用ねじを使用した構造体を提供することにある。
本発明によれば、発泡体用ねじは、外周面に螺旋状にねじ山が設けられたねじ胴部と、ねじ胴部の先端に設けられたテーパ状のねじ先端部と、ねじ胴部の後端に設けられたねじ頭部とを備えている。ねじ胴部の各ねじ山は、追い側フランクのフランク角が進み側フランクのフランク角より小さく形成されている。
進み側フランクのフランク角が追い側フランクのフランク角より大きいため、ねじ込みの進行方向への抵抗が小さくなり発泡体へのねじ込みが容易となる。一方、追い側フランクのフランク角が進み側フランクのフランク角より小さいため、ねじ込みの進行方向と逆方向への抵抗が大きくなり、発泡体からの引き抜き強度が充分に高くなる。
追い側フランクのフランク角が、10°近傍であることが好ましい。
進み側フランクのフランク角が、20°近傍であることも好ましい。
ねじ胴部の全長に渡ってねじ山が形成されていることも好ましい。
ねじ先端部が、45°近傍のとがり先形状を有していることも好ましい。ねじ先端部がこのようなとがり先形状を有していることにより、発泡体に対してセルフタッピング可能であり、また、下穴を切っておく必要が無いため、ねじ込み及び固定作業が容易となる。
ねじ山のピッチが、1.3〜2.0mmであることも好ましい。
ねじ胴部の外径が4.0mmの場合、ねじ山の高さが、0.6〜0.75mmであることも好ましい。
さらに、本発明によれば、発泡体用ねじを使用した構造体は、発泡体と、発泡体に関する固定用に使用される上述の発泡体用ねじとを備えている。この構造体は、例えば、何らかの部材を発泡体用ねじによって発泡体に固定した構成や、発泡体用ねじを発泡体にねじ込むことによりこの発泡体自体を固定した構成を含んでいる。
発泡体が、ポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリエチレン・ポリプロピレン発泡体、ポリウレタン発泡体、フェノール樹脂発泡体、及びゴム発泡体からなる群から選ばれる少なくとも1種の発泡体であることが好ましい。
この場合、発泡体が、密度66.6〜200kg/m3のポリスチレン発泡体であることも好ましい。
発泡体の表面に表面材が固着されており、発泡体用ねじが、この表面材の固着された発泡体に関する固定用に使用される発泡体用ねじであることが好ましい。この構造体は、例えば、何らかの部材を発泡体用ねじによって表面材が固着された発泡体に固定した構成や、発泡体用ねじを表面材が固着された発泡体にねじ込むことによりこの発泡体自体を固定した構成を含んでいる。
この場合、表面材が、メラミン材、金属材、木材、及び樹脂材からなる群から選ばれる少なくとも1種の材料で形成されていることがより好ましい。
本発明の発泡体用ねじによれば、進み側フランクのフランク角が追い側フランクのフランク角より大きいため、ねじ込みの進行方向への抵抗が小さくなり発泡体へのねじ込みが容易となる。一方、追い側フランクのフランク角が進み側フランクのフランク角より小さいため、ねじ込みの進行方向と逆方向への抵抗が大きくなり、発泡体からの引き抜き強度が充分に高くなる。
以下、実施形態を用いて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態における発泡体用ねじを使用した構造体の構成を概略的に示しており、図2は本実施形態における発泡体用ねじの構成を概略的に示しており、図3は本実施形態における発泡体用ねじの各部構成を示している。
図1に示すように、発泡体10に何らかの部材11を固定するために、発泡体用ねじ12が使用される。即ち、部材11を貫通して発泡体用ねじ12がセルフタッピングで発泡体10内にねじ込まれ、これによって部材11が発泡体10に固定される。なお、同図においては、単一の発泡体用ねじ12が記載されているが、多くの場合、複数の発泡体用ねじ12が使用される。
図2に示すように、本実施形態の発泡体用ねじ12は、ねじ胴部121と、ねじ胴部121の先端に設けられたテーパ状のねじ先端部122と、ねじ胴部121の後端に設けられた皿形状のねじ頭部123とを備えている。ねじ胴部121の外周面には螺旋状のねじ山124がこのねじ胴部121の全長に渡って設けられている。この発泡体用ねじ12は、鉄鋼材、表面処理を施した鉄鋼材、ステンレス材、その他種々の金属材又は樹脂材によって形成されている。ねじ頭部123の形状は、皿形状に限らず、鍋形状、その他種々の形状であっても良い。ねじ頭部123の締付駆動部は、本実施形態では十字穴123aであるが、マイナス穴、六角穴、その他種々の形状の穴であっても良い。
本実施形態においては、単なる一例であるが発泡体用ねじ12の全長aはa=10〜40mm、望ましくはa=40mmである。ねじ胴部121の内径bは単なる一例であるがb=2.5〜2.8mm、望ましくはb=2.5mmである。ねじ胴部121の外径cは単なる一例であるがc=4.0〜6.0mm、望ましくは4.0mmである。ねじ山124の高さは単なる一例であるが0.6〜0.75mm、望ましくは0.7mmである。ねじ山124のピッチdは単なる一例であるがd=1.3〜2.0mm、望ましくはd=1.5mmである。
テーパ状のねじ先端部122のとがり角度eは単なる一例であるがe=40〜50°、望ましくはe=45°である。ねじ先端部122がこのようなとがり先形状を有していることにより、発泡体10に対してセルフタッピング可能であり、また、下穴を切っておく必要が無いため、ねじ込み及び固定作業が容易となる。
ねじ頭部123の外径fは単なる一例であるがf=8.0mmであり、その締付駆動部である十字穴123aの径gは単なる一例であるがg=4.5mmであり、その深さhは単なる一例であるがh=2.3mmである。
図3(A)に示すように、各ねじ山124の角度iは単なる一例であるがi=10〜30°、望ましくはi=30°である。図3(B)に示すように、各ねじ山124は、追い側フランク124aのフランク角i1が進み側フランク124bのフランク角i2より小さく形成されている。具体的には、追い側フランク124aのフランク角i1は単なる一例であるがi1=0〜10°、望ましくはi1=10°であり、進み側フランク124bのフランク角i2は単なる一例であるがi2=10〜20°、望ましくはi2=20°である。
発泡体10は、本実施形態では、密度50〜250kg/m3のポリスチレン発泡体であり、望ましくは密度66.6〜200kg/m3のポリスチレン発泡体ある。ここで、密度66.6kg/m3のポリスチレン発泡体は発泡倍率15倍のビーズ法によるポリスチレン発泡体、密度100kg/m3のポリスチレン発泡体は発泡倍率10倍のビーズ法によるポリスチレン発泡体、密度200kg/m3のポリスチレン発泡体は発泡倍率5倍のビーズ法によるポリスチレン発泡体である。なお、本発明の発泡体10はこのようなポリスチレン発泡体に限定されることなく、種々の発泡体であり得る。例えば、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリエチレン・ポリプロピレン発泡体、ポリウレタン発泡体、フェノール樹脂発泡体、又はゴム発泡体であっても良い。
部材11は、発泡体10にねじ固定する何らかの物体であり、木材、樹脂材、金属材又はこれらを組み合わせた材料で構成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、進み側フランク124bのフランク角i2が追い側フランク124aのフランク角i1より大きいため、ねじ込みの進行方向への抵抗が小さくなり発泡体10へのねじ込みが容易となる。また、追い側フランク124aのフランク角i1が進み側フランク124bのフランク角i2より小さいため、ねじ込みの進行方向と逆方向への抵抗が大きくなり、発泡体10からの引き抜き強度が充分に高くなる。
図4は本発明の他の実施形態における発泡体用ねじを使用した構造体の構成を概略的に示している。
同図に示すように、本実施形態では、表面に表面材13が固着された発泡体10に何らかの部材11を固定するために、発泡体用ねじ12が使用される。即ち、部材11及び表面材13を貫通して発泡体用ねじ12がセルフタッピングで発泡体10内にねじ込まれ、これによって部材11が発泡体10に固定される。同図においては、単一の発泡体用ねじ12が記載されているが、多くの場合、複数の発泡体用ねじ12が使用される。
表面材13としては、メラミン材、金属材、木材又は樹脂材による薄いシートが用いられ、このシートが接着、融着又はその他の方法で発泡体10の表面に固着されている。
本実施形態における発泡体用ねじ12の構成及び作用効果は、図1〜図3の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図5は本発明のさらに他の実施形態における発泡体用ねじを使用した構造体の構成を概略的に示している。
同図に示すように、本実施形態では、何らかの部材14、例えば壁面部材又は扉部材等に発泡体10を固定するために、発泡体用ねじ12が使用される。即ち、部材14を貫通して発泡体用ねじ12がセルフタッピングで発泡体10内にねじ込まれ、これによって発泡体10が部材14に固定される。同図においては、単一の発泡体用ねじ12が記載されているが、多くの場合、複数の発泡体用ねじ12が使用される。
本実施形態における発泡体用ねじ12の構成及び作用効果は、図1〜図3の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
上述した実施形態で用いる発泡体用ねじ12の発泡体10に対する引き抜き強度試験を行った。
(引き抜き強度試験1)
この試験1において使用したねじは、市販のタッピング木ねじA、本発明の発泡体用ねじ(ねじ山ピッチ1.3mm)B、本発明の発泡体用ねじ(ねじ山ピッチ2.0mm)Cの3種類であった。
この試験1において使用したねじは、市販のタッピング木ねじA、本発明の発泡体用ねじ(ねじ山ピッチ1.3mm)B、本発明の発泡体用ねじ(ねじ山ピッチ2.0mm)Cの3種類であった。
市販のタッピング木ねじAは、全長aがa=40mm、ねじ胴部の内径bがb=2.8mm、ねじ胴部の外径cがc=4.0mmである。ねじ山のピッチdがd=2.1mm、ねじ山の高さが0.55mm、ねじ山の角度iがi=60°、追い側フランクのフランク角i1がi1=30°、進み側フランクのフランク角i2がi2=30°である。
本発明の発泡体用ネジBは、全長aがa=40mm、ねじ胴部の内径bがb=2.5mm、ねじ胴部の外径cがc=4.0mmである。ねじ山のピッチdがd=1.3mm、ねじ山の高さが0.7mm、ねじ山の角度iがi=30°、追い側フランクのフランク角i1がi1=10°、進み側フランクのフランク角i2がi2=20°である。
本発明の発泡体用ネジCは、全長aがa=40mm、ねじ胴部の内径bがb=2.5mm、ねじ胴部の外径cがc=4.0mmである。ねじ山のピッチdがd=2.0mm、ねじ山の高さが0.7mm、ねじ山の角度iがi=30°、追い側フランクのフランク角i1がi1=10°、進み側フランクのフランク角i2がi2=20°である。
これら3種のねじを発泡倍率5倍(密度200kg/m3)のビーズ法によるポリスチレン発泡体(株式会社カネカのカネパール(登録商標)YD−5)、発泡倍率10倍(密度100kg/m3)のビーズ法によるポリスチレン発泡体(株式会社カネカのカネパールYD−10)、及び発泡倍率15倍(密度66.6kg/m3)のビーズ法によるポリスチレン発泡体(株式会社カネカのカネパールYD−15)内にねじ込み、引き抜き強度を自社製の引き抜き強度測定機を用いてそれぞれ測定した。
測定に用いたポリスチレン発泡体の外形寸法は50mm×50mm×50mm、ねじはその表面から垂直にねじ込んだ。この場合のねじの差し込み長さは30mm、引き抜き速度は2mm/秒、測定回数は各ねじについて5回であった。
図6は引き抜き強度試験1における5回の測定結果の平均値を、ポリスチレン発泡体の発泡倍率毎に表した特性を示している。
同図から分かるように、発泡倍率が5〜10倍の発泡体に関しては、市販のタッピング木ねじAを使用した場合に比して、本発明の発泡体用ネジB及びCを使用した場合は共に高い引き抜き強度が得られている。
(引き抜き強度試験2)
この試験2において使用したねじは、市販のタッピング木ねじD、本発明の発泡体用ねじ(ねじ山ピッチ2.0mm)Eの2種類であった。
この試験2において使用したねじは、市販のタッピング木ねじD、本発明の発泡体用ねじ(ねじ山ピッチ2.0mm)Eの2種類であった。
市販のタッピング木ねじDは、全長aがa=40mm、ねじ胴部の内径bがb=2.8mm、ねじ胴部の外径cがc=4.0mmである。ねじ山のピッチdがd=2.1mm、ねじ山の高さが0.55mm、ねじ山の角度iがi=60°、追い側フランクのフランク角i1がi1=30°、進み側フランクのフランク角i2がi2=30°である。
本発明の発泡体用ネジEは、全長aがa=40mm、ねじ胴部の内径bがb=2.5mm、ねじ胴部の外径cがc=4.0mmである。ねじ山のピッチdがd=2.0mm、ねじ山の高さが0.7mm、ねじ山の角度iがi=30°、追い側フランクのフランク角i1がi1=10°、進み側フランクのフランク角i2がi2=20°である。
これら2種のねじを発泡倍率5倍(密度200kg/m3)のビーズ法によるポリスチレン発泡体(株式会社カネカのカネパール(登録商標)YD−5)、発泡倍率10倍(密度100kg/m3)のビーズ法によるポリスチレン発泡体(株式会社カネカのカネパールYD−10)、及び発泡倍率15倍(密度66.6kg/m3)のビーズ法によるポリスチレン発泡体(株式会社カネカのカネパールYD−15)内にねじ込み、引き抜き強度を自社製の引き抜き強度測定機を用いてそれぞれ測定した。
測定に用いたポリスチレン発泡体の外形寸法は50mm×50mm×50mm、ねじはその表面から垂直にねじ込んだ。この場合のねじの差し込み長さは30mm、引き抜き速度は2mm/秒、測定回数は各ねじについて5回であった。
表1は引き抜き強度に関する5回の測定結果の平均値を、ポリスチレン発泡体の発泡倍率毎に表した特性を示している。
表1から分かるように、発泡倍率が5〜15倍の発泡体に関しては、市販の木ねじDを使用した場合に比して、本発明の発泡体用ネジEを使用した場合は同等かそれ以上に高い引き抜き強度が得られている。
以上述べた実施形態及び実施例は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
10 発泡体
11、14 部材
12 発泡体用ねじ
13 表面材
121 ねじ胴部
122 ねじ先端部
123 ねじ頭部
123a 十字穴
124 ねじ山
124a 追い側フランク
124b 進み側フランク
11、14 部材
12 発泡体用ねじ
13 表面材
121 ねじ胴部
122 ねじ先端部
123 ねじ頭部
123a 十字穴
124 ねじ山
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124b 進み側フランク
Claims (12)
- 外周面に螺旋状にねじ山が設けられたねじ胴部と、該ねじ胴部の先端に設けられたテーパ状のねじ先端部と、前記ねじ胴部の後端に設けられたねじ頭部とを備えており、前記ねじ胴部の各ねじ山は、追い側フランクのフランク角が進み側フランクのフランク角より小さく形成されていることを特徴とする発泡体用ねじ。
- 前記追い側フランクのフランク角が、10°近傍であることを特徴とする請求項1に記載の発泡体用ねじ。
- 前記進み側フランクのフランク角が、20°近傍であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡体用ねじ。
- 前記ねじ胴部の全長に渡って前記ねじ山が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の発泡体用ねじ。
- 前記ねじ先端部が、45°近傍のとがり先形状を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の発泡体用ねじ。
- 前記ねじ山のピッチが、1.3〜2.0mmであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の発泡体用ねじ。
- 前記ねじ胴部の外径が4.0mmの場合、前記ねじ山の高さが、0.6〜0.75mmであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の発泡体用ねじ。
- 発泡体と、該発泡体に関する固定用に使用される、請求項1から7のいずれか1項に記載の発泡体用ねじとを備えたことを特徴とする発泡体用ねじを使用した構造体。
- 前記発泡体が、ポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリエチレン・ポリプロピレン発泡体、ポリウレタン発泡体、フェノール樹脂発泡体、及びゴム発泡体からなる群から選ばれる少なくとも1種の発泡体であることを特徴とする請求項8に記載の構造体。
- 前記発泡体が、密度66.6〜200kg/m3のポリスチレン発泡体であることを特徴とする請求項8に記載の構造体。
- 前記発泡体の表面に表面材が固着されており、前記発泡体用ねじが、前記表面材の固着された前記発泡体に関する固定用に使用される発泡体用ねじであることを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の構造体。
- 前記表面材が、メラミン材、金属材、木材、及び樹脂材からなる群から選ばれる少なくとも1種の材料で形成されていることを特徴とする請求項11に記載の構造体。
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