JP2002039125A - 管状体の接合方法 - Google Patents

管状体の接合方法

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JP2002039125A
JP2002039125A JP2000219691A JP2000219691A JP2002039125A JP 2002039125 A JP2002039125 A JP 2002039125A JP 2000219691 A JP2000219691 A JP 2000219691A JP 2000219691 A JP2000219691 A JP 2000219691A JP 2002039125 A JP2002039125 A JP 2002039125A
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JP
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tubular body
diameter
small
hole
stepped pin
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Pending
Application number
JP2000219691A
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English (en)
Inventor
Shiroshi Mukoyama
素 向山
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Toshiba Plant Construction Corp
Original Assignee
Toshiba Plant Construction Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口径の異なる複数の管状体を溶接することな
く互い接合する方法の提供。 【解決手段】 貫通孔10を設けた口径の大きい管状体
4に口径の小さい管状体5を挿入し、その貫通孔10に
段差状の段付ピン11の小径部12を挿入する。油圧ジ
ャッキからなる圧入手段14で段付ピン11を押圧する
ことにより、段付ピン11の小径部12が口径の小さい
管状体5に圧入され、その大径部13が貫通孔10を拡
大しながら口径の大きい管状体4に圧入される。それに
よって2つの管状体が互いに接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は口径の異なる複数の
管状体の接合方法に関し、特に溶接等によることなく簡
単且つ確実に接合して半永久的に固定する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】口径の異なる複数の管状体を軸方向に位
置合わせして互いに接合するには、口径の大きい管状体
に口径の小さい管状体を挿入し、その挿入部分を溶接に
より接合する方法が一般的である。例えば回転電気機械
や制御盤などの機器を設置するための架台は、一般にベ
ッドとそれを支持する複数の脚部により構成されるが、
機器を水平な所定高さに設置するにはベッド位置を正確
に調整する必要があり、そのため脚部として長さ調整の
可能なものを使用することが多い。
【0003】図2は従来の架台の正面図である。架台1
はベッド2とそれを支持する複数の脚部3により構成さ
れ、各脚部3はソケットと呼ばれる口径の大きい管状体
4と、脚と呼ばれる口径の小さい管状体5を有してい
る。口径の大きい管状体4はその下部をコンクリート床
などの基礎部6に埋設したアンカーボルト7に固定する
ことにより垂直に立設され、その上部にベッド2を固定
する口径の小さい管状体5の下部が挿入される。各脚部
3の長さは口径の小さい管状体5の挿入長で調整され、
ベッド2が所定の高さで水平になるように各挿入長を設
定し、その状態を他の構造物などで保持しながら溶接に
より接合・固定する。なお8は溶接部、9はベッド2上
に固定された機器である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の接合方法では、機器を設置する現場で熟練を要する溶
接作業を行わなければならないので、手間と時間がかか
り、作業効率が低いという問題がある。また溶接による
火花が周囲に飛散するので、設置現場の周囲に設置され
た機器や設備の保護養生が必要になる。そこで本発明は
このような問題を解決することを課題とし、そのための
新しい管状体の接合方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち上記課題を解決
する本発明の管状体の接合方法は、貫通孔を設けた口径
の大きい管状体に口径の小さい管状体を挿入し、前記貫
通孔を利用して口径の大きい管状体から口径の小さい管
状体に段付ピンを圧入することを特徴とするものである
(請求項1)。上記接合方法において、貫通孔より外径
の小さい小径部と貫通孔より外径の大きい大径部を有す
る段付ピンを使用し、段付ピンの小径部を口径の小さい
管状体に圧入するとともに、大径部を口径の大きい管状
体にその貫通孔を拡大するようにして圧入することがで
きる(請求項2)。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
より説明する。図1は本発明の接合方法を説明する図で
あって、図2と同じ部分には同一符号が付されている。
口径の大きい管状体4の上部、すなわち口径の小さい管
状体5を挿入する部分における一方の側壁に貫通孔10
が予め設けられる。本例では口径の大きい管状体4と口
径の小さい管状体5を図示のような段付ピン11で接合
するが、この段付ピン11は貫通孔10より小さい外径
の小径部12と貫通孔10より外径の大きい大径部13
を有する段差状のピンとされている。そして小径部12
が口径の小さい管状体5に圧入され、大径部13が口径
の大きい管状体4にその貫通孔10を拡大するようにし
て圧入される。なお、段付ピン11としてテーパー状の
圧入部分を有するものを使用することもできる。その場
合には圧入部分のテーパー面が上記した小径部12と大
径部13の両方の作用を果たす。
【0007】上記のように段付ピン11は口径の大きい
管状体4から口径の小さい管状体5に圧入することによ
って両者を接合する。そのため段付ピン11は口径の大
きい管状体4および口径の小さい管状体5のいずれより
も硬度の高い金属材料で作られる。例えば各管状体が鋼
管の場合は、段付ピン11をそれより硬度の大きいステ
ンレス材や焼き入れ鋼などの材料を加工して作る。なお
段差状とされた段付ピン11を使用する場合に、その圧
入をより容易に行うため、小径部12の先端部をテーパ
ー状、もしくはそれに類似した鋭利な形状とすることも
できる。
【0008】段付ピン11の圧入操作は簡単に持ち運べ
る圧入手段14で行うことができる。圧入手段14とし
ては例えば図1(a)に示す手動式の油圧ジャッキを使
用することができる。この手動式の油圧ジャッキは油圧
シリンダとピストンを収容する本体15と、ピストンか
ら延長する駆動軸16と、ピストンを駆動するレバー1
7を備え、レバー17を操作することによりピストンが
往復駆動され、それによって駆動軸16が伸縮する。こ
のような油圧ジャッキは一般に市販されており、容易に
持ち運びができるように軽量に作られている。なお、手
動式の変わりに小型モータなどを使用した動力駆動式の
油圧ジャッキを使用することもできる。
【0009】次に図1を参照して接合の手順を説明する
と、先ず口径の大きい管状体4の下部を図2のように基
礎部6に固定しておき、次に図1(a)のように口径の
大きい管状体4の上部に口径の小さい管状体5の下部を
挿入して、その高さ方向の位置決めを行い、その位置決
めした状態を図示しない他の仮支持体などにより保持す
る。次に口径の大きい管状体4の貫通孔10に段付ピン
11の小径部12を挿入し、その大径部13の頭部に圧
入手段14における駆動軸16の先端部を当接する。そ
して図示しない適宜なバイスや締結材などで圧入手段1
4の本体15を口径の大きい管状体4に仮固定する。
【0010】次いでレバー17を操作して駆動軸16を
前進させて段付ピン11を半径方向に外部から押圧する
と、図1(b)のように、その小径部12が口径の小さ
い管状体5に圧入して貫通すると共に、大径部13が口
径の大きい管状体4の貫通孔10を塑性変形により拡大
して該部分に圧入する。それによって口径の大きい管状
体4と口径の小さい管状体5は互に接合される。これで
接合操作が完了するので、圧入手段14の本体15を口
径の大きい管状体4から取り外す。
【0011】上記の実施形態は2つの管状体を接合する
ものであるが、本発明は3つ以上の管状体の接合にも適
用できる。その場合には複数の管状体を外側から口径の
大きい順に配置して接合するが、貫通孔10を最外側の
管状体に設け、段付ピン11の小径部12の軸方向長さ
を内側に配置される複数の管状体の合計厚みより僅かに
大きくする。そしてすべての管状体が段付ピン11で互
いに接合される。また上記の実施形態では1本の段付ピ
ン11で管状体を接合しているが、1つの接合部に複数
の段付ピン11を使用することもできる。さらに上記の
実施形態では断面が円形の管状体どうしを接合している
が、本発明は断面が方形であっても同様に適用すること
ができる。なお、段付ピンの小径部は必ずしも口径の小
なる管状体に貫通する必要はなく、その管状体に一定以
上の変形を与えて、充分なる抜け止め抵抗を保持するよ
うにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の管状体の接合方法
は、貫通孔を設けた口径の大きい管状体に口径の小さい
管状体を挿入し、前記貫通孔を利用して口径の大きい管
状体から口径の小さい管状体に段付ピンを圧入するの
で、従来のように施工現場で溶接作業をすることなく、
段付ピンの圧入操作のみで簡単に且つ半永久的に接合す
ることができる。また溶接に必要な電源や溶接用ガスお
よび火花対策も必要とせず、溶接作業員ではなく一般作
業員でも施工を行うことが可能であるので、作業性が高
く、施工コストを低くできる。
【0013】また本発明の段付ピンは、口径の大きい管
状体に設けられる貫通孔より外径の小さい小径部と該貫
通孔より外径の大きい大径部を有することを特徴とし、
上記接合を、緩みを生じることなく確実に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合方法を説明する図。
【図2】従来の架台の正面図。
【符号の説明】
1 架台 2 ベッド 3 脚部 4 口径の大きい管状体 5 口径の小さい管状体 6 基礎部 7 アンカーボルト 8 溶接部 9 機器 10 貫通孔 11 段付ピン 12 小径部 13 大径部 14 圧入手段 15 本体 16 駆動軸 17 レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔10を設けた口径の大きい管状体
    4に口径の小さい管状体5を挿入し、前記貫通孔10を
    利用して口径の大きい管状体4から口径の小さい管状体
    5に段付ピン11を圧入することを特徴とする口径の異
    なる複数の管状体の接合方法。
  2. 【請求項2】 貫通孔10より外径の小さい小径部12
    と貫通孔10より外径の大きい大径部13を有する段付
    ピン11を使用し、段付ピン11の小径部12を口径の
    小さい管状体5に圧入するとともに、大径部13を口径
    の大きい管状体4にその貫通孔10を拡大するようにし
    て圧入する請求項1に記載の管状体の接合方法。
JP2000219691A 2000-07-19 2000-07-19 管状体の接合方法 Pending JP2002039125A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023807A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Maschinenfabrik Rieter Ag 紡績機械用の集束装置
JP5308587B1 (ja) * 2013-01-28 2013-10-09 弘志 宮▲崎▼ 鋼管杭用継手に用いるかしめ治具
JP5383938B1 (ja) * 2013-01-28 2014-01-08 弘志 宮▲崎▼ 鋼管杭用継手、鋼管杭用継手の製造方法、および鋼管杭の連結方法
CN104783721A (zh) * 2014-01-16 2015-07-22 松下知识产权经营株式会社 便携式坐便器
JP2015134040A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 ポータブルトイレ

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