JP2002138477A - 打ち込み用アタッチメントと打ち込み装置 - Google Patents

打ち込み用アタッチメントと打ち込み装置

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JP2002138477A
JP2002138477A JP2000369243A JP2000369243A JP2002138477A JP 2002138477 A JP2002138477 A JP 2002138477A JP 2000369243 A JP2000369243 A JP 2000369243A JP 2000369243 A JP2000369243 A JP 2000369243A JP 2002138477 A JP2002138477 A JP 2002138477A
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Katsunobu Yuda
勝信 湯田
Hitohiro Nagayoshi
仁宏 永良
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YUSHIMA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弱い地盤の時はシリンダーの伸縮の弱い反力
でよく、省力化したものであり、暗い狭い空間でも簡単
に、経験の浅い誰にでも素早く、適格に、かつ水準器等
の補助機器を必要としなく、より長い杭や鋼管、H型鋼
管、矢板、鋼管矢板壁等を打ち込みアタッチメントと打
ち込み力装置値を提供すること。 【解決手段】 好ましくは、ジャッキ1の下端面に付設
されたシリンダー2の伸縮の反力に抗し圧入し、建機の
アーム等のシリンダーでもよく、鋼管3端縁に当接する
基盤部5と鋼管内外周をガイドする垂下部6とを設け、
この垂下部の外周壁に多段の凹溝等7を形成し、この凹
溝等に嵌合させる係合手段8で繰り返すか、アタッチメ
ントを多段に結合させ、さらに基盤部5と垂下部6とを
交換自在な別体として種々な被打ち込みの形状に適用さ
せてもよい、打撃、振動、圧入力又は引張り力等のいず
れかの手段又は同時にこれらの組合わせでもよい

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭い空間や高架下
や湿地等の軟弱地盤、等でも、また、いかなる口径の杭
や鋼管、H型鋼、鋼矢板、鋼管矢板、PC杭、等の打ち
込みをアタッチメントとストッパーとの交換で簡単にで
きる打ち込み用アタッチメントと打ち込み装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来狭い空間では建機の作動工程が制限
されて、狭い空間での杭又は鋼管等の圧入工法は手作業
が多くなり、効率が悪く作業環境も劣悪条件である。そ
こで、杭の圧入工法として特開平9−78580号公報
のように既設基礎のベース部の外側端面に、既設基礎の
下方に設ける基礎杭を圧入するための切欠部を設け、こ
の切欠部の上方にジャッキを備えた反力桁を設置し、前
記切欠部を介して基礎杭を圧入するものであるが、この
ものでは既設基礎のベース部の外側端面に既設基礎の下
方に杭を圧入するための切欠部が設けられるので、既設
基礎がそれだけ弱くなると共に余計な作業が狭い空間の
劣悪条件下で行われねばならない、さらにジャッキを備
えた反力桁を設置しするためのスペースも必要になりそ
れだけ圧入される杭にも制限されてしまう。また、この
発明の従来の技術の開示として、この公報の図11乃至
図14に示されたものは、スラブに取り付けられたジャ
ッキにより杭を圧入するものであるが、このものでは杭
の搬入に横穴を掘ったり、既設基礎の一部に集中荷重が
掛かり既設基礎にクラックが発生し、さらに水準器を用
いて検測しつつ暗く狭い場所での作業は困難である。そ
こで、本願の発明者は、先に特願2000−21519
1号のような杭又は鋼管等の圧入工法とその装置とし
て、ジャッキとシリンダーとの併用することで、弱い地
盤の時と固い地盤の時との使い分けや併用する工法とそ
の装置とを提案した。本願はさらにこのような工法の他
に打撃、振動、圧入力又は引張り力等や同時にこれらの
手段の組合わせの工法にも適用できると共に、簡単に取
り付け、取り外しができ、アタッチメントの一部の交換
で他の被打ち込み材にも適用できることを知検し、押し
込みと引き抜き(以下、本願では、押し込みと引き抜き
の両動作を「打ち込み」という)が楽に、確実に、簡単
に、効率良く、正確に、どのような打ち込み機にも適用
できる打ち込み用アタッチメントと打ち込み装置を提案
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、第1に、暗い
狭い空間でも簡単に、種々な口径等に合わせてたアタッ
チメントを用意することで、被打ち込み材のいかなる形
状にも適用でき、経験の浅い誰にでも素早く、適格に、
楽に、確実に、効率良く、正確に、かつ、どのような打
ち込み機にも適用できる省力化した打ち込み用アタッチ
メントを提供すること。第2に、第1の課題に加えて、
基盤部と垂下部とを螺合や楔等の係合やピン止め等とし
交換自在としたことにより、より素早く、適格に、楽
に、確実に、効率良く、どのような打ち込み機にも適用
できる省力化した打ち込み用アタッチメントを提供する
こと。第3乃至第6に、第1又は第2の課題に加えて、
杭や鋼管等に確実にした打ち込み用であり、H型鋼杭に
確実にした打ち込み用であり、矢板に確実にした打ち込
み用である。第7に、第6の課題に加えて、一列の複数
個として複数個の鋼管矢板壁用としたことにより、鋼管
矢板壁により確実にした打ち込み用アタッチメントを提
供すること。第8に、第1乃至第7のいずれかの課題に
加えて、アタッチメントを多段に連結可能としたことに
より、いかなる長さの被打ち込み材にも適用できる打ち
込み用アタッチメントを提供すること。第9に、第1乃
至第8のいずれかの課題に加えて、垂下部の筒等の外周
に多段の凹溝やスリットやブロックや孔溝やネジ等と
し、これらに嵌合するストッパーやピンや丸棒や多角形
の棒やネジ等としたことにより、係合手段がシンプルで
あり、誰にでも、素早く、確実に交換等ができる打ち込
み用アタッチメントを提供すること。第10に、上述の
いずれかのアタッチメントを採用することで、打ち込み
手段を、打撃、振動、圧入力又は引張り力等のいずれか
の手段又は同時にこれらの手段の組合わせとできる打ち
込み装置を提供すること。第11に、上述のいずれかの
アタッチメントを採用し、弱い地盤の時はシリンダーの
伸縮の弱い反力でよく、省力化した圧入装置を提供する
こと。第12に、第11の課題に加えて、建機のアーム
等に付設したシリンダーの伸縮の反力かジャッキを作動
させその反力かによる圧入となり、建機に集中荷重が掛
かり既設基礎にクラックが発生するという問題を解決さ
せたより省力化された圧入装置を提供すること。
【0004】
【発明が解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、第1に、打ち込み部となる基盤部と、こ
の基盤部の下面には被打ち込み材の形状に適用させた垂
下部とよりなり、この垂下部に被打ち込み材と係合する
少なくとも1つの係合手段を設けたことを特徴とする打
ち込み用アタッチメントである。第2に、上記基盤部と
垂下部とを別体とし、この基盤部と垂下部とを螺合や楔
等の係合やピン止め等とし交換自在としたことを特徴と
する請求項1に記載の打ち込み用アタッチメントであ
る。第3に、上記基盤部と垂下部とを、杭の上端や鋼管
端縁に当接する基盤部と鋼管内周又は外周をガイドする
垂下部とし、この垂下部の外周壁に多段の凹溝等と、こ
の凹溝等と嵌合させる係合手段とを形成したことを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載の打ち込み用アタッ
チメントである。第4に、上記基盤部と垂下部とを、杭
や鋼管等の内周又は外周を摺動する垂下部とし、この垂
下部の周壁の対向位置に多段の孔を穿設し、この孔に係
合手段を貫通させことを特徴とする請求項1又は請求項
2に記載の打ち込み用アタッチメントである。第5に、
上記基盤部と垂下部とを、基盤部と、この基盤部の下面
にH型鋼杭の連結片の外周に対峙させた垂下部とし、こ
の対峙垂下部に所望数の孔と対抗位置に嵌合させる係合
手段とを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載の打ち込み用アタッチメントである。第6に、上
記基盤部と垂下部とを、矢板の上端に当接する基盤部
と、この基盤部の下面に矢板の連結片面と当接するよう
に対峙させた垂下部とし、この各垂下部に所望数の孔を
対抗位置に穿設し、この孔に嵌合させ矢板の連結片の上
端に当接するように係合手段とを設けたことを特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載の打ち込み用アタッチメ
ントである。第7に、上記基盤部と垂下部とを、一列の
複数個として複数個の鋼管矢板壁用としたことを特徴と
する請求項6に記載の打ち込み用アタッチメントであ
る。第8に、上記基盤部と垂下部とを、多段に連結可能
としたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれ
か1項に記載の打ち込み用アタッチメントである。第9
に、上記係合手段は、垂下部の外周に多段の凹溝やスリ
ットやブロックや孔溝やネジ等とし、これらに嵌合する
ストッパーやピンや丸棒や多角形の棒やネジ等としたこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に
記載の打ち込み用アタッチメントである。第10に、上
記いずれかのアタッチメントを用いた打ち込み手段を、
打撃、振動、圧入力又は引張り力等のいずれかの手段又
は同時にこれらの手段の組合わせとしたことを特徴とす
る打ち込み装置である。第11に、上記いずれかのアタ
ッチメントを用いた打ち込み手段を、圧入力又は引張り
力とし、この力をジャッキとジャッキの下端面に付設さ
れたシリンダーの伸縮の力としたことを特徴とする打ち
込み装置である。第12に、上記シリンダーの伸縮の力
を、建機のシリンダーに代えたことを特徴とする請求項
11に記載の打ち込み装置である。
【0005】
【発明の実施の態様】以下、本発明の杭又は鋼管等の打
ち込み用アタッチメントと打ち込み装置について、実施
例に基づいて説明する。図1乃至図14は、本発明の種
々な実施例の図面であり、基本的には、図1(A)、
(B)に示すように、ジャッキ1の下端面にピン13等
で付設されたシリンダー2の伸縮の反力に抗して、杭又
は鋼管3等を地面に圧入した圧入工法とその装置であ
る。このシリンダー2を、好ましくはシリンダー2のケ
ース4に鋼管端縁に当接する基盤部5と鋼管内周又は外
周や杭の外周をガイドする垂下部6とを設けたアタッチ
メントとすると、杭又は鋼管3等を地面に圧入する際に
差し込む方向の案内として作用し、杭又は鋼管3等を所
望の方向に確実に圧入でき、弱い地盤の時はシリンダー
の伸縮の弱い反力でよく、省力化した施工ができ、ジャ
ッキ1がシリンダーの伸縮の急激な反力のダンパーとし
ても作用する。また、シリンダー2のケース4は有底の
垂下部6に装着するか、ケース4と垂下部6とを溶接や
圧入等で固定してもよい。さらに、杭の圧入工法は、図
示していないが、鋼管3の下端に凹部を形成して杭の頭
部を支えて圧入したり、或いは鋼管3の下端と杭の頭部
とをチャック等で連結したり、又は鋼管3をもアタッチ
メントとすればよいし、杭も種々のPC杭、RC杭、松
杭、三角杭、或いは変形場所打杭等でもよいが、特に多
用されているH型鋼、矢板(鋼矢板)、PC杭、鋼管
杭、鋼管矢板等用であって、打ち込み手段も、打撃、振
動、圧入力又は引張り力等や同時にこれらの手段の組合
わせとできる打ち込み装置用にも適用できる広い概念の
アタッチメントと打ち込み装置である。
【0006】また、長い杭又は鋼管3等を深く差し込む
施工の場合は、他の実施例として、図2(A)乃至
(C)に示すように、上記アタッチメントの垂下部6の
外周壁に多段の凹溝7、7…を形成し、この凹溝7に差
し込むストッパー8を利用して繰り返しシリンダーの伸
縮の反力に抗し圧入させることでシリンダーの小さいス
トロークでも所望の長さの杭又は鋼管3等を深く差し込
むことができるのである。さらに図2(C)に示すよう
に、鋼管3とアタッチメントの間にかませ物12を挿入
してもよい、垂下部6の多段の凹溝7は、図4、図6、
図7に示すように、垂下部6の外周壁に対峙して左右に
平行に設けたり、或いは図示していないが、一方向のみ
にスリット状に設けたりしてもよい。また、図8に示す
ように、ストッパー8は平面U字状のピンや或いは上記
凹溝7の形状に嵌合する棒でもよい。さらに、図9に示
すように、(A)のものは多数のブロック7aを垂下部
6の外周壁に等間隔で多段に付設したり、(B)のもの
は垂下部6の外周壁の全周に多段の凹溝7bを形成した
り、(C)のものは垂下部6の外周壁に対又は多方向の
突状部7dを形成し、この対又は多方向の突状部7dの
少なくとも一つの突状部7dに多段の孔溝7cを穿設し
たり、或いは図示していないが、鋼管をアタッチメント
とした場合には、この鋼管と垂下部とのいずれか一方を
メネジとし、他方をオネジとして螺合させて垂下部を上
下動させてもよい。さらには、図10(A)と(B)、
図11に示すように、鋼管端縁又は杭の端縁に当接する
基盤部5と鋼管内周又は外周や杭の外周をガイドする円
筒状(この形に限定されるものではなく、三角形や四角
形等の多角形でも、板状でもよい)の垂下部6(以下、
本発明では、単に垂下部という)を一体又は別体に設け
たアタッチメントとし、基盤部5と垂下部6とを交換自
在な別体として種々な被打ち込みの形状に適用させても
よい。そして、この垂下部6の略中央部に多段に対峙し
た状態にブロック7e、7e…や孔7f、7f…を設
け、このブロック7e間にストッパー8を係合させた
り、孔7fにストッパー8を差し込み係合させてもよ
い。なお、垂下部6を別体にした図示例は図12(B)
に一部を示すように垂下部の上端に突起16を設け、基
盤部5の側部よりピン等の差し込みやネジ、溶接等で係
止するとよい、また図示していないが垂下部の上端の突
起を基盤部5の上板14の上方に延設して、ピン等を差
し込み上板14上で係止させてもよい。さらにまた、上
述のかませ物12に代えて、図12(A)と(B)、図
13に示すように、基盤部5より対の垂下部6(二枚の
板6、6とした)を一体又は別体に設け、垂下部6の略
中央部に多段に対峙した状態にブロック7g、7g…又
は孔7h、7h…を設け(ブロック7e、7gを補強材
として利用して、これらのブロック7e、7gの略中央
に孔7f、7hとしてもよいし、図示していないが孔7
f、7hのみを垂下部6の略中央部に多段に対峙した状
態で穿設してもよい)、このブロック7g間にストッパ
ーやピンや棒8を係合させたり、又は孔7hにストッパ
ー8を差し込み係合させると共に、基盤部5の上板14
に他の対の垂下部6の下端部を挿入できる孔18を穿設
し、この上板14をスペーサ15を介在させて一体的又
は組み立て分解自在にネジ等で被着させた、この上板部
と基盤部5との側部の通孔17よりストッパーやピンや
棒8を垂下部6の孔等に挿入させて、アタッチメントを
所望数重ねられる。以下、本発明において、上述の種々
な溝やブロックや孔溝やネジ等を「溝等」といい、スト
ッパーやピンや棒やネジ等を、この溝等に嵌合させる
「係合手段」という。特に図12のアタッチメントを使
用するとH型鋼杭の連結片(ウェーブともいう、以下連
結片という)又はH型鋼の上端縁の打ち込み(ブロック
7g間にストッパーやピンや棒8を係合させた場合)に
適し、さらに矢板の上端を当接させて打つ込むのに最適
である。また、特に図9、図10のアタッチメントを使
用すると基盤部と垂下部とを、一列の複数個として複数
個の鋼管矢板壁用として打ち込みに適している。さらに
は、図示していないが、上述の種々なアタッチメントに
設ける溝のストッパーやピンや棒等と接する下辺面やブ
ロックの上面をアタッチメントの中心へ向けた傾斜面と
することで、ストッパーやピンや棒等がその自重により
楽に装入させることができる。
【0007】さらに、砂層等の弱い地盤の時はシリンダ
ーの伸縮の反力に抗し圧入し、砂礫層、粘土層等の固い
地盤の時はスラブ又は建機のアーム等に付設したジャッ
キを作動させ反力に抗し圧入させるとよい。この場合、
地盤の状態やシリンダーの圧力やジャッキの性能、或い
は圧入させる杭又は鋼管等の口径等の諸々の条件で砂層
等の地盤が弱く砂礫層、粘土層等が固い地盤とはいちが
いに言えない、そこで圧入力の所望の数値によりジャッ
キを代えればよい。また、図14(C)に示すように、
上記いずれかのアタッチメントを用いた打ち込み手段
を、圧入力又は引張り力とし、この力をジャッキ1とジ
ャッキの下端面に付設されたシリンダー2の伸縮の力と
したり、さらにシリンダー2の伸縮の力を、建機のシリ
ンダー19に代えたりしてもよい。
【0008】なお、ジャッキやシリンダーの駆動は手動
又は油圧、水圧、空気圧、種々なガス圧、でよいし、ジ
ャッキを図示していないが、ゴム等の緩衝材を当ててス
ラブ又は建機のアーム等に付設してもよい。そして、上
記シリンダーの伸縮の力を、建機のシリンダーに代えて
用いてもよい。以下、本発明においては、上述のように
種々な駆動手段のジャッキやシリンダーを単に「ジャッ
キ」、「シリンダー」という。また、図示していない
が、圧入に代えて打撃、振動、圧入力又は引張り力等の
いずれかの手段又は同時にこれらの手段の組合わせでも
よいことは、上述のとおりである。
【0009】さらには、上述の打撃等による打ち込み装
置は、好ましくは図1に示すように、ジャッキ1と、こ
のジャッキ1の下端面に付設したシリンダー2をピン1
3等で取り付けた杭又は鋼管等の圧入装置である。ま
た、好ましくは、上記シリンダー2に鋼管端縁に当接す
る基盤部5と鋼管内周をガイドする垂下部6とを設けた
アタッチメントを取り付け、このアタッチメントの垂下
部6外周壁に上述のような多段の凹溝等7とストッパー
8等の凹溝等に係合する係合手段とを形成した杭又は鋼
管等の圧入装置である。さらに、図3に示すように、他
の実施例の圧入装置として、スラブ9又は図14(C)
に示すように、建機のアーム10等に取り付け金具11
を介して付設したジャッキ1と、このジャッキ1の下端
面に付設したシリンダー2と、このシリンダー2に鋼管
端縁に当接する基盤部5と鋼管内周をガイドする垂下部
6とを設けたアタッチメントを取り付け、このアタッチ
メントの垂下部6の外周壁に多段の凹溝7とストッパー
8等の凹溝等に係合する係合手段とよる杭又は鋼管等の
打ち込み装置である。
【0010】次ぎに、動作について説明すると、図14
等に示すように、打ち込み装置となるアタッチメントの
垂下部6の荷重中心部位をクレーンやホークリフト等で
持ち上げ、この圧入装置となるアタッチメントを例えば
鋼管杭に水平状態で挿入し、このアタッチメントが挿入
された鋼管杭の頂点部位をクレーン等で持ち上げ、ガイ
ドケーシング(なくともよくい)の場所で鋼管杭を杭芯
に建て込み、ついで、シリンダー2が付設されたジャッ
キ1をゴム等の緩衝材を当ててスラブ又は建機のアーム
10等に付設して本体機を据付て、シリンダー2とアタ
ッチメントとの連結部、アーム10等の連結部を確実に
行い確認し、中間杭を吊り込み継ぎ手溶接をしてもよ
い、この溶接完了してから初期圧入を低速で慣らし運転
し、ついで、弱い地盤の時はシリンダーの伸縮の反力に
抗し圧入し、固い地盤の時はスラブ又は建機のアーム等
に付設したジャッキを作動させ反力に抗し圧入させる、
即ち圧入力の所望の数値によりジャッキを作動させ反力
に抗し圧入させるのである。そして、長い杭又は鋼管3
等を深く差し込む施工の場合は、アタッチメントを引上
げて、鋼管3等の端縁部位と当接するように垂下部6の
凹溝等7にストッパー8等を差し込み、再度圧入を行
う、上述のように、弱い地盤の時はシリンダーの伸縮の
反力に抗し圧入し、固い地盤の時はスラブ又は建機のア
ーム等に付設したジャッキを作動させ反力に抗し圧入さ
せ、圧入力の数値によりジャッキに切り替えるのであ
る。なお、H型鋼、鋼矢板、鋼管矢板、PC杭、等の説
明は基本的には同じ動作なので、説明を省略する、ま
た、圧入もジャッキのみ、シリンダーのみ、或いはジャ
ッキとシリンダーとの組み合わせ、建機のアーム等のシ
リンダー等でよい、さらに打撃、振動等の打ち込みの説
明は既知の打撃機、振動機を用い原理は同じなので省略
する。
【0011】
【発明の効果】第1に、暗い狭い空間でも簡単に、種々
な口径等に合わせてたアタッチメントを用意すること
で、安価であって、被打ち込み材のいかなる形状にも適
用でき、経験の浅い誰にでも素早く、適格に、楽に、確
実に、効率良く、正確に、かつ、どのような打ち込み機
にも適用できる省力化した打ち込み用アタッチメントで
ある。第2に、第1の効果に加えて、基盤部と垂下部と
を螺合や楔等の係合やピン止め等とし交換自在としたこ
とにより、種々な寸法の杭等に適用できるのでより安価
に製作でき、より素早く、適格に、楽に、確実に、効率
良く、どのような打ち込み機にも適用できる省力化した
打ち込み用アタッチメントである。第3乃至第6に、第
1又は第2の効果に加えて、種々な形状の被打ち込み材
に適した専用のアタッチメントとし、より確実な杭や鋼
管等に確実にした打ち込み用であり、H型鋼杭に確実に
した打ち込み用であり、矢板に確実にした打ち込み用で
ある。第7に、第6の効果に加えて、一列の複数個とし
て複数個の鋼管矢板壁用としたことにより、鋼管矢板壁
により確実にした打ち込み用アタッチメントである。第
8に、第1乃至第7のいずれかの効果に加えて、アタッ
チメントを多段に連結可能としたことにより、いかなる
長さの被打ち込み材にも適用できる打ち込み用アタッチ
メントである。第9に、第1乃至第8のいずれかの効果
に加えて、垂下部の筒等の外周に多段の凹溝やスリット
やブロックや孔溝やネジ等とし、これらに嵌合するスト
ッパーやピンや丸棒や多角形の棒やネジ等としたことに
より、係合手段がシンプルであり、誰にでも、素早く、
確実に交換等ができる打ち込み用アタッチメントとな
る。第10に、上述のいずれかのアタッチメントを採用
することで、打ち込み手段を、打撃、振動、圧入力又は
引張り力等のいずれかの手段又は同時にこれらの手段の
組合わせとできる打ち込み装置である。第11に、上述
のいずれかのアタッチメントを採用し、弱い地盤の時は
シリンダーの伸縮の弱い反力でよく、省力化した圧入装
置である。第12に、第11の効果に加えて、建機のア
ーム等に付設したシリンダーの伸縮の反力かジャッキを
作動させその反力かによる圧入となり、建機に集中荷重
が掛かり既設基礎にクラックが発生するという問題を解
決させたより省力化された圧入装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)と(B)とは本発明のシリンダーの1
ストロークにより圧入される状態をしめした杭又は鋼管
等の圧入装置の断面正面図である。
【図2】 (A)と(B)とは本発明の再度圧入したシ
リンダーにより圧入される状態をしめした杭又は鋼管等
の圧入装置の断面正面図である。
【図3】 本発明のアタッチメントとジャッキに付設し
たシリンダーとを取り付けた状態の要部の断面正面図で
ある。
【図4】 (A)は本発明のアタッチメントとシリンダ
ーとを取り付けた状態で、(B)はさらに鋼管に挿入し
た状態の要部の断面正面図である。
【図5】 本発明の図4(B)の断面側面図である。
【図6】 本発明の図4(B)の平面図である。
【図7】 本発明の図5の平面図である。
【図8】 本発明の図2のロ方向からみた要部断面側面
図である。
【図9】(A)乃至(C)は本発明のアタッチメントの
他の実施例の要部の断面正面図である。
【図10】 (A)と(B)とは本発明のアタッチメン
トの他の実施例の要部の断面正面図と断面側面図であ
る。
【図11】 本発明の図10(A)の平面図である。
【図12】 (A)と(B)とは本発明のアタッチメン
トの他の実施例の要部の断面正面図と断面側面図であ
る。
【図13】 本発明の図12(A)の平面図である。
【図14】 (A)乃至(C)は本発明の作業工程図で
ある。
【符号の説明】
1 ジャツキ 2 シリ
ンダー 3 鋼管 4 ケー
ス 5 基盤部 6 垂下
部 7、7a乃至7h 凹溝等 8 係合
手段 10 アーム 11 金具 12 かませ物 13 ピン 14 上板 15 スペ
ーサ 16 突起 17 通孔 18 孔 19 建機
のシリンダー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打ち込み部となる基盤部と、この基盤部の
    下面には被打ち込み材の形状に適用させた垂下部とより
    なり、この垂下部に被打ち込み材と係合する少なくとも
    1つの係合手段を設けたことを特徴とする打ち込み用ア
    タッチメント。
  2. 【請求項2】上記基盤部と垂下部とを別体とし、この基
    盤部と垂下部とを螺合や楔等の係合やピン止め等とし交
    換自在としたことを特徴とする請求項1に記載の打ち込
    み用アタッチメント。
  3. 【請求項3】上記基盤部と垂下部とを、杭の上端や鋼管
    端縁に当接する基盤部と鋼管内周又は外周をガイドする
    垂下部とし、この垂下部の外周壁に多段の凹溝等と、こ
    の凹溝等と嵌合させる係合手段とを形成したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の打ち込み用アタッ
    チメント。
  4. 【請求項4】上記基盤部と垂下部とを、杭や鋼管等の内
    周又は外周を摺動する垂下部とし、この垂下部の周壁の
    対向位置に多段の孔を穿設し、この孔に係合手段を貫通
    させことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の打
    ち込み用アタッチメント。
  5. 【請求項5】上記基盤部と垂下部とを、基盤部と、この
    基盤部の下面にH型鋼杭の連結片の外周に対峙させた垂
    下部とし、この対峙垂下部に所望数の孔と対抗位置に嵌
    合させる係合手段とを設けたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の打ち込み用アタッチメント。
  6. 【請求項6】上記基盤部と垂下部とを、矢板の上端に当
    接する基盤部と、この基盤部の下面に矢板の連結片面と
    当接するように対峙させた垂下部とし、この各垂下部に
    所望数の孔を対抗位置に穿設し、この孔に嵌合させ矢板
    の連結片の上端に当接するように係合手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の打ち込み
    用アタッチメント。
  7. 【請求項7】上記基盤部と垂下部とを、一列の複数個と
    して複数個の鋼管矢板壁用としたことを特徴とする請求
    項6に記載の打ち込み用アタッチメント。
  8. 【請求項8】上記基盤部と垂下部とを、多段に連結可能
    としたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれ
    か1項に記載の打ち込み用アタッチメント。
  9. 【請求項9】上記係合手段は、垂下部の外周に多段の凹
    溝やスリットやブロックや孔溝やネジ等とし、これらに
    嵌合するストッパーやピンや丸棒や多角形の棒やネジ等
    としたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれ
    か1項に記載の打ち込み用アタッチメント。
  10. 【請求項10】上記いずれかのアタッチメントを用いた
    打ち込み手段を、打撃、振動、圧入力又は引張り力等の
    いずれかの手段又は同時にこれらの手段の組合わせとし
    たことを特徴とする打ち込み装置。
  11. 【請求項11】上記いずれかのアタッチメントを用いた
    打ち込み手段を、圧入力又は引張り力とし、この力をジ
    ャッキとジャッキの下端面に付設されたシリンダーの伸
    縮の力としたことを特徴とする打ち込み装置。
  12. 【請求項12】上記シリンダーの伸縮の力を、建機のシ
    リンダーに代えたことを特徴とする請求項11に記載の
    打ち込み装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167734A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Ohmoto Gumi Co Ltd 耐震補強工事における補強鋼板の地中貫入方法及び補強鋼板貫入装置
CN101469542B (zh) * 2007-12-26 2011-11-16 上海金炫建设工程有限公司 农田压桩工艺方法
CN112211193A (zh) * 2020-10-30 2021-01-12 朱翠云 一种防洪桩打桩硬物探测装置

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